途中投入の久保建英が圧巻クロスで決勝点アシスト! マジョルカに競り勝ったソシエダが2戦ぶり白星【ラ・リーガ】
2023.10.21 23:06 Sat
ラ・リーガ第10節、レアル・ソシエダvsマジョルカが21日にアノエタで行われ、ホームのソシエダが1-0で勝利した。なお、ソシエダのMF久保建英は60分からプレーした。インターナショナルブレーク前に行われたアトレティコ戦に1-2で惜敗し、公式戦連勝が「4⃣」でストップした6位のソシエダ。今節は15位のマジョルカ相手にバウンスバックを図った。
週明けにより重要なチャンピオンズリーグ(CL)のベンフィカ戦を控えるなか、イマノル監督は久保やル・ノルマン、アマリ・トラオレといった一部主力をベンチに置き、ザハリャンやパチェコらを代役として起用。オヤルサバル、カルロス・フェルナンデスを最前線で並べた[4-4-2]で臨んだ。
立ち上がりは[5-3-2]の堅守速攻のスタイルを貫くマジョルカが良い入りを見せる。開始2分にボックス右へ抜け出したラリンが際どいファーストシュートを放つと、11分にはラトのスルーパスに抜け出したラリンに再び決定機。だが、ボックス内に持ち込んで放ったシュートはGKレミロの足を使った見事なセーブに阻まれる。
一方、時間の経過と共にボールを落ち着かせて相手陣内でのプレーを増やしていくソシエダ。ブライス・メンデスやオヤルサバルがアクセントを付けつつ、カルロス・フェルナンデスがフィニッシュの局面に顔を出す。だが、なかなか決定機まで持ち込むことができない。
迎えた後半、存在感を欠いた初先発のザハリャンを下げてバレネチェアをハーフタイム明けに投入したラ・レアル。だが、立ち上がりの52分にはダニ・ロドリゲスの強烈なミドルシュート、そのこぼれに反応したラリンのシュートであわや先制点献上というピンチを招くが、ここは守護神の連続セーブで事なきを得た。
後半も流れが悪いホームチームは60分、エルストンドとカルロス・フェルナンデスを下げてアマリ・トラオレと共に切り札の久保を投入。すると、その日本人エースが早速決定的な仕事を果たす。
64分、右サイドのスペースでボールを受けた久保はカットインを仕掛けてボックス右角から絶妙な左足のクロスを供給。これをボックス中央にタイミング良く走り込んだブライス・メンデスが頭を左に振ってコースを変える冷静なヘディングで流し込んだ。
久保の絶妙アシストで苦しみながらも先制に成功したラ・レアルは、一連の交代で主力がピッチに並んだこともあり、攻撃にリズムが生まれる。67分には久保からのラストパスを起点に波状攻撃を仕掛け、ゴール前のオヤルサバルがヘディングシュートでゴールネットを揺らす。だが、これは惜しくもオフサイドでゴールは認められず。
以降はアタッカーの投入と4バックへの変更で攻勢を強めるマジョルカが押し返し始め、後半終盤は一進一退の攻防となる。何とか2点目を奪って試合を決めたいホームチームは88分、ボックス手前右で得たFKの場面でキッカーの久保が右上隅を狙ったシュートを放つが、これは惜しくも枠を捉え切れない。
この直後にはアマトの鋭いボックス内での仕掛けからマジョルカにビッグチャンス。だが、アマトのシュートはGKレミロ、ムリキのヘディングシュートはクロスバー、再びのアマトのシュートはDFムニョスのゴールカバーに阻まれ、土壇場での同点ゴールとはならず。
辛くも同点のピンチを免れたソシエダは5分のアディショナルタイムを含め冷静に時計を進め、このままウノセロで試合をクローズ。この結果、2戦ぶりの白星を収めたラ・レアルが良い形で週明けのベンフィカ戦に臨むことになった。
週明けにより重要なチャンピオンズリーグ(CL)のベンフィカ戦を控えるなか、イマノル監督は久保やル・ノルマン、アマリ・トラオレといった一部主力をベンチに置き、ザハリャンやパチェコらを代役として起用。オヤルサバル、カルロス・フェルナンデスを最前線で並べた[4-4-2]で臨んだ。
一方、時間の経過と共にボールを落ち着かせて相手陣内でのプレーを増やしていくソシエダ。ブライス・メンデスやオヤルサバルがアクセントを付けつつ、カルロス・フェルナンデスがフィニッシュの局面に顔を出す。だが、なかなか決定機まで持ち込むことができない。
前半半ばから終盤にかけて試合は完全に膠着。マジョルカではラリンが馬力のある仕掛けで見せ場を作る一方、ソシエダも手数をかけた揺さぶりでより深い位置でのプレーを増やしたが、互いに決め手を欠いたままゴールレスで前半を終えた。
迎えた後半、存在感を欠いた初先発のザハリャンを下げてバレネチェアをハーフタイム明けに投入したラ・レアル。だが、立ち上がりの52分にはダニ・ロドリゲスの強烈なミドルシュート、そのこぼれに反応したラリンのシュートであわや先制点献上というピンチを招くが、ここは守護神の連続セーブで事なきを得た。
後半も流れが悪いホームチームは60分、エルストンドとカルロス・フェルナンデスを下げてアマリ・トラオレと共に切り札の久保を投入。すると、その日本人エースが早速決定的な仕事を果たす。
64分、右サイドのスペースでボールを受けた久保はカットインを仕掛けてボックス右角から絶妙な左足のクロスを供給。これをボックス中央にタイミング良く走り込んだブライス・メンデスが頭を左に振ってコースを変える冷静なヘディングで流し込んだ。
久保の絶妙アシストで苦しみながらも先制に成功したラ・レアルは、一連の交代で主力がピッチに並んだこともあり、攻撃にリズムが生まれる。67分には久保からのラストパスを起点に波状攻撃を仕掛け、ゴール前のオヤルサバルがヘディングシュートでゴールネットを揺らす。だが、これは惜しくもオフサイドでゴールは認められず。
以降はアタッカーの投入と4バックへの変更で攻勢を強めるマジョルカが押し返し始め、後半終盤は一進一退の攻防となる。何とか2点目を奪って試合を決めたいホームチームは88分、ボックス手前右で得たFKの場面でキッカーの久保が右上隅を狙ったシュートを放つが、これは惜しくも枠を捉え切れない。
この直後にはアマトの鋭いボックス内での仕掛けからマジョルカにビッグチャンス。だが、アマトのシュートはGKレミロ、ムリキのヘディングシュートはクロスバー、再びのアマトのシュートはDFムニョスのゴールカバーに阻まれ、土壇場での同点ゴールとはならず。
辛くも同点のピンチを免れたソシエダは5分のアディショナルタイムを含め冷静に時計を進め、このままウノセロで試合をクローズ。この結果、2戦ぶりの白星を収めたラ・レアルが良い形で週明けのベンフィカ戦に臨むことになった。
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【ラ・リーガ第31節プレビュー】3強はいずれも下位と対戦、奇跡のレモンターダ期すマドリーはアラベス戦で連敗ストップなるか
先週末に行われた第30節は首位のバルセロナがドロー、2位のレアル・マドリーが敗戦、3位のアトレティコ・マドリーが勝利と三者三様の結果で優勝争いに動きがあった。さらにオトラ・リーガでも上位陣の取りこぼしによってヨーロッパ出場権争いはより拮抗してきている。 UEFAコンペティションの準々決勝の狭間での開催となる第31節は上位3チームがいずれも下位との対戦となる。また、FW浅野拓磨の負傷離脱で日本人対決はならずも、8位のレアル・ソシエダと10位のマジョルカによるトップハーフ対決にも注目が集まる。 首位のバルセロナは前節、レアル・ベティスとの絶好調同士の対戦を1-1のドローで終えた。古巣対戦となったMFガビの恩返しゴールで先制に成功したが、セットプレーからすぐに追いつかれる。後半は押し気味に進めたものの、相手の堅守を前に勝ち越しゴールを奪えず。リーグ連勝が「9」でストップしたが、2位チームの敗戦によって4ポイント差での首位キープに成功した。 さらに、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグではドルトムントとのホームゲームに4-0で先勝。古巣対戦のFWレヴァンドフスキのドブレーテに、FWハフィーニャが1ゴール2アシストの活躍を見せるなど強力トリデンテ揃い踏みの活躍によって敵地での2ndレグを前に準決勝への切符をほぼ手中に収めた。そのリターンレグへ余裕を持って臨めるなか、リーグ2戦ぶりの白星を目指す今節は降格圏の18位に低迷するレガネスと対戦。前回対戦ではホームでまさかの敗戦を喫した相手ではあるが、現状のフォームを鑑みればいくつかのポジションでターンオーバーを敢行しても勝ち点3を取りこぼす可能性は低い。 2位のマドリーは前節、バレンシアとのホームゲームで1-2の敗戦。ホームでは圧倒的に相性がいいお得意様との対戦だったが、FWヴィニシウス・ジュニオールのPK失敗なども響き後半アディショナルタイムに喫した失点によって痛恨の取りこぼしとなった。さらに、敵地で行われたCLではMFライスに圧巻の直接FK2発を叩き込まれるなど0-3の完敗。大会連覇に向けて崖っぷちの状況だ。 サンティアゴ・ベルナベウで奇跡のレモンターダが必要となるなか、今節は降格圏手前の17位アラベスとのアウェイゲームで公式戦連敗ストップを狙う。リーグ戦でもこれ以上勝ち点の取りこぼしが許されない状況だが、アーセナル戦をベストな状態で迎えるためにターンオーバーの採用が濃厚だ。2ndレグをサスペンションで欠場するMFカマヴィンガやFWブラヒム・ディアス、FWエンドリッキ、MFギュレルら若き力の躍動によって弾みを付ける勝利を掴みたい。 3位のアトレティコは前節、セビージャとのアウェイゲームで2-1の逆転勝利。公式戦4試合ぶりの白星を挙げた。開始早々に先制点を奪われるもFWアルバレスのPKで同点に追いつくと、後半アディショナルタイムにはMFバリオスが見事な個人技から左足ミドルシュートを突き刺し、劇的な勝利を収めた。これで首位との勝ち点差を「7」に縮めて逆転優勝へ望みを繋げた。マンデーナイト開催となる今節は最下位のバジャドリーとのホームゲームとなり、きっちり連勝を飾りたい。 MF久保建英を擁するソシエダは前節、下位に沈むラス・パルマスを相手に3-1の快勝。途中出場の久保も鋭い仕掛けからのチャンスメイクに幻のゴラッソと見せ場も作り、久々のリーグ連勝に花を添えた。先発復帰が見込まれる今節は右足ハムストリングの負傷で戦線離脱の浅野との日本人対決はならずも、チームとしては逆転でのヨーロッパコンペティション出場権獲得へ是が非でも勝ち点3がほしいところ。日本人エースの躍動に期待したい。 ヨーロッパリーグ(EL)とカンファレンスリーグ(ECL)参戦組の4位アスレティック・ビルバオ、6位のベティスはそれぞれ9位のラージョ・バジェカーノ、5位のビジャレアルというタフな相手との上位対決に臨む。 敵地でELレンジャーズ戦を戦ったアスレティックは前半序盤に数的優位、後半半ばにPK獲得と先勝のチャンスが十二分にありながらも0-0のドローに終わり、ホーム開催の2ndレグへアドバンテージを得られず。一方、ベティスはヤギエロニアとのホーム開催の初戦を2-0で勝利しており、こちらはリーグ上位対決により注力できる状況だ。 《ラ・リーガ第31節》 ▽4/11(金) 《28:00》 バレンシア vs セビージャ ▽4/12(土) 《21:00》 レアル・ソシエダ vs マジョルカ 《23:15》 ヘタフェ vs ラス・パルマス 《25:30》 セルタ vs エスパニョール 《28:00》 レガネス vs バルセロナ ▽4/13(日) 《21:00》 オサスナ vs ジローナ 《23:15》 アラベス vs レアル・マドリー 《25:30》 ベティス vs ビジャレアル 《28:00》 アスレティック・ビルバオ vs ラージョ ▽4/14(月) 《29:00》 アトレティコ・マドリー vs バジャドリー 2025.04.11 19:00 Fri2
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「久保キレキレ」「神試合」久保建英がレアル相手に圧巻のアシスト、壮絶な撃ち合いで敗退も「やっぱり日本の誇り」
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が古巣相手にアシストを記録した。 1日、コパ・デル・レイ準決勝2ndレグでソシエダはアウェイでレアル・マドリーと対戦した。 1stレグを1-0で落としていたソシエダ。逆転勝利が必要となった中、久保は先発出場を果たす。 試合は16分にアンデル・バレネチェアのゴールでソシエダが先制し2戦合計で追いつくも、30分にエンドリッキにゴールを許して勝ち越しを許す。 しかし、72分にボックス内右を仕掛けたパブロ・マリンの折り返しがダビド・アラバに当たってオウンゴールとなりソシエダが追いつくことに成功。すると80分に久保が魅せた。 混戦を抜け出した久保は右サイドからドリブルでボックス内に侵入。これにはルカ・モドリッチ、ラウール・アセンシオが対応するが、急ブレーキをかけて2人をいなすと、落ち着いてマイナスのパス。これをミケル・オヤルサバルがダイレクトシュート。ブロックに入ったアラバに当たってコースが変わり、ソシエダが勝ち越しに成功する。 ファンは「久保キレキレだったな」、「タケがこんなところで闘ってるとは」、「3点に絡んでるのすごい」、「やっぱり日本の誇り」、「ドリブルキレすぎ」、「神試合だな」、「やっぱり久保は凄い」と称賛のコメントが送られている。 なお、試合は82分にジュード・ベリンガム、86分にオーレリアン・チュアメニがゴールを決めてマドリーが再逆転するも、93分にオヤルサバルのゴールが決まりソシエダが再び同点に。それでも延長戦でアントニオ・リュディガーが試合を決めるゴールを決め、マドリーが決勝に駒を進めた。 <span class="paragraph-title">【動画】久保建英がモドリッチとアセンシオを翻弄しアシスト記録</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="TX231--71Xo";var video_start = 66;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.02 13:00 Wed4
「これ以上は望めない」30分程度の出番でインパクト大の久保建英に現地紙も高評価、幻のゴールも「センセーショナル」
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