インドネシアでの悲劇…警察当局が死者数を訂正、170人超から125人に
2022.10.03 09:47 Mon
インドネシアでのサッカーの試合直後に多数の死者が出た事件。東ジャワ州の警察は、死者の数を訂正した。事件が起こったのはインドネシアの東ジャワ州のマラン市にあるカンジュルハン・スタジアム。1日にアレマ・クロノスFCとベルセバヤ・スラバヤのライバルチーム同士の試合が行われ、2-3でアウェイのベルセバヤが勝利した。
ベルセバヤ・スラバヤに所属する日本人FW山本奨が決勝ゴールを決めて勝利した中、試合終了直後にアレマのサポーター数千名超がピッチに乱入する事件が発生した。
すると、警察の機動隊が騒動を鎮めようと催涙ガスを発射。しかし、これが逆効果に。何百人もの人々が催涙ガスから逃れようと出口ゲートに殺到。混沌とする中で窒息死する人や、踏みつけられて命を落とした人もいたという。
300人以上の人々がケガの治療のために近くの病院に搬送され、搬送途中や治療中にも命を落としていったとされ、当初は129名が死亡。その後、死者が174名、負傷者が309名と発表されていた。
サッカーの歴史の中で多くの死者が出る事故は何度か起きており、もっとも大きな事件は1964年のペルーで発生。主審の判定が問題となり暴動が発生。300人以上が命を落とす事件が起きていた。
なお、問題視されている警察の催涙ガスの使用だが、これは国際サッカー連盟(FIFA)では禁止されているもの。警察はファンが攻撃をしてきたためとしているが、多くの死者を生んでしまった要因の1つになったことは間違いない。
インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は「このような悲劇が起きたことを遺憾に思います」とし、「そして、これがこの国での最後のサッカーの悲劇であることを願っています」と述べていた。
ベルセバヤ・スラバヤに所属する日本人FW山本奨が決勝ゴールを決めて勝利した中、試合終了直後にアレマのサポーター数千名超がピッチに乱入する事件が発生した。
300人以上の人々がケガの治療のために近くの病院に搬送され、搬送途中や治療中にも命を落としていったとされ、当初は129名が死亡。その後、死者が174名、負傷者が309名と発表されていた。
しかし、警察は改めてその数を確認。その結果、死者数は最初の発表よりも少ない125名と訂正した。なお、死者には観客と警察が含まれている。
サッカーの歴史の中で多くの死者が出る事故は何度か起きており、もっとも大きな事件は1964年のペルーで発生。主審の判定が問題となり暴動が発生。300人以上が命を落とす事件が起きていた。
なお、問題視されている警察の催涙ガスの使用だが、これは国際サッカー連盟(FIFA)では禁止されているもの。警察はファンが攻撃をしてきたためとしているが、多くの死者を生んでしまった要因の1つになったことは間違いない。
インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は「このような悲劇が起きたことを遺憾に思います」とし、「そして、これがこの国での最後のサッカーの悲劇であることを願っています」と述べていた。
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