ここまで出場0分、新9番お披露目は未だお預け…レアルで苦しむエンドリッキにリヨンが関心か

2025.10.31 00:00 Fri
©サッカーキング
レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWエンドリッキが、今冬の移籍市場でリヨンへレンタル移籍する可能性が浮上している。移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏が29日に報じた。

現在19歳のエンドリッキは、昨年夏にパルメイラスからレアル・マドリードへ完全移籍加入を果たした。カルロ・アンチェロッティ前監督(現:ブラジル代表)が率いていた昨季は、公式戦通算で37試合出場7ゴールを記録。うち29試合が途中出場だったとはいえ、“ジョーカー”として一定の出場機会を得ていた。

だが、シャビ・アロンソ監督を迎え入れた今季は状況が一変。ハムストリングのケガでFIFAクラブワールドカップ2025を欠場しただけでなく、ラ・リーガの開幕にも出遅れる形となったが、復帰後は公式戦7試合連続でベンチに入りながら、1分たりとも出番を得られていない。
今季、レアル・マドリードのトップチームに在籍するフィールドプレーヤーで、公式戦のピッチに立てていないのは、負傷の影響で今月上旬まで戦線を離れていた元フランス代表DFフェルラン・メンディとエンドリッキのみ。開幕前、フランス代表FWキリアン・エンバペの背番号変更に伴い、新たな9番を託されたが、公式戦の舞台では未だにその番号をお披露目できていない。

このような状況を受けて、今冬の移籍市場ではプレータイムの確保を目的に、レンタル移籍に出る可能性が高いと報じられてきた。今回の報道によると、リヨンが本腰を入れてエンドリッキの獲得に動いているようだ。既にオファーを提示しており、両クラブの交渉は進展中と伝えられた。
スペインメディア『マルカ』によると、エンドリッキは今冬からプレーするクラブを選ぶ上で、できる限り高いレベル、具体的にはチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)の戦いに身を置ける環境を希望していたという。現在、リヨンはリーグ・アンで5位と上位争いに身を置いており、ELでもリーグフェーズで3戦全勝を成し遂げている。エンドリッキにとって、リヨンは魅力的な選択肢と言えそうだ。

同時に、エンドリッキ個人としては、来夏に北中米3カ国での共催を控えたFIFAワールドカップ26への出場を大きな目標として設定しているとのこと。エンドリッキはアンチェロッティ監督就任後のブラジル代表に招集されたことはない。6月と9月はケガのために選外となり、日本代表とも対戦した10月は、レアル・マドリードでの状況を受けての落選だった。レアル・マドリードで競争できるレベルに達するためだけでなく、アンチェロッティ監督にアピールするためにも、残る期間でのプレータイム確保は必須条件だ。

果たして、エンドリッキは今冬にリヨンへのレンタル移籍を決断することとなるだろうか。今後の動向に注目が集まっている。


【ハイライト動画】今季最初のエル・クラシコはレアル・マドリーに軍配!


出典:https://www.soccer-king.jp/news/world/esp/20251030/2081999.html


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