首位攻防戦は町田の色が勝り大分を撃破!敵地で雷雨中断遭遇の清水、藤枝はともに快勝【明治安田J2第10節】

2023.04.16 18:05 Sun
©︎J.LEAGUE
16日、明治安田生命J2リーグ第10節の11試合が各地で行われた。町田GIONスタジアムでは、2位・FC町田ゼルビアvs首位・大分トリニータの一戦が行われ、町田が3-1で勝利を収めた。
黒田剛監督率いる町田は23分、デザインされたCKからフリーとなった荒木駿太が蹴り込んで試合を動かすと、33分には大分のビルドアップミスをボックス内で荒木がパスカットし、そのまま左ポケットからニアを射抜く。39分には大分のロングボールを跳ね返して速攻に転じ、荒木のラストパスからエリキが右足のフィニッシュを突き刺した。

大きなビハインドを負った大分はハーフタイム明けに2枚替えとともに3バックから4バックへ変更し反撃を試み、75分には宇津元伸弥が1点を返す。だが、堅守を誇る町田は後ろを5枚にして対応。守勢の中でもカウンターから追加点のチャンスを迎えるなど会場を沸かせ、快勝で首位を奪還した。

3位の東京ヴェルディは21位・ジェフユナイテッド千葉とのアウェイ戦に臨むも、0-1で敗戦。29分に先制点を許すと、ポゼッション率で上回りながらもなかなかフィニッシュシーンを作り出せず。一方の千葉は、チームトップスコアラーの小森飛絢をケガで欠きながらも、初先発となったブワニカ啓太が値千金の決勝点。開幕戦以来となる9試合ぶり今季2勝目を挙げている。
4連勝で4位へ浮上したザスパクサツ群馬は、19位・いわきFCとの敵地に敗れて連勝がストップ。いわきは昨季J3得点王の有田稜が2ゴールを挙げて先行すると、1点を返されながらも2-1で逃げ切り、5試合ぶり3勝目を手にしている。

5位・ブラウブリッツ秋田は14位・大宮アルディージャをホームに迎え、諸岡裕人の加入後初ゴールなどで2-1と逆転勝ち。秋田は2試合ぶりの勝利、大宮は今季初の連敗となった。

開幕から未勝利が続く最下位・徳島ヴォルティスは6位のV・ファーレン長崎と対戦し、0-4の大敗で初勝利はお預けに。7連敗で20位に沈むモンテディオ山形も、13位・ツエーゲン金沢に0-1で競り負け、指揮官交代後もトンネルから抜け出せずにいる。

静岡勢3チームは2チームがアウェイで雷雨中断に遭うこととなった。

17位・清水エスパルスは、15位・レノファ山口FCと顔を合わせ、1試合に2度の中断という珍事に遭遇した。ただ、神谷優太のセットプレーから井林章が2得点を挙げるなど、中断明け直後にもゴールを重ね、動じることなく6-0の大勝。8位・藤枝MYFCも16位・水戸ホーリーホックとの敵地戦で中断を強いられたものの、J2得点ランキングトップに立つ渡邉りょうの2試合連続ゴールなどで4-1と勝利し、今季2度目の連勝を飾っている。

一方、12位・ロアッソ熊本をヤマハスタジアム(磐田)に迎えた9位・ジュビロ磐田は、12分に松岡瑠夢の強烈左足を被弾。以降は攻勢を強める中で53分にPKを獲得すると、金子翔太の左へのキックはGKに阻まれるも、こぼれ球を自らプッシュして同点とした。ただ、終盤の大津祐樹のシュートは右ポストを叩くなど、逆転までに至らず、ホームで2試合連続のドローに終わった。

そのほか、7位・ヴァンフォーレ甲府はピーター・ウタカの一発で18位・栃木SCを下して3試合ぶりの白星を獲得。勝ち点12で並ぶ10位ファジアーノ岡山と11位・ベガルタ仙台の一戦は1-1の引き分けに終わっている。

◆明治安田生命J2リーグ第10節

ヴァンフォーレ甲府 1-0 栃木SC
ベガルタ仙台 1-1 ファジアーノ岡山
ブラウブリッツ秋田 2-1 大宮アルディージャ
モンテディオ山形 0-1 ツエーゲン金沢
いわきFC 2-1 ザスパクサツ群馬
ジェフユナイテッド千葉 1-0 東京ヴェルディ
FC町田ゼルビア 3-1 大分トリニータ
レノファ山口FC 0-6 清水エスパルス
徳島ヴォルティス 0-4 V・ファーレン長崎
水戸ホーリーホック 1-4 藤枝MYFC
ジュビロ磐田 1-1 ロアッソ熊本

1 2
関連ニュース

【Jリーグ出場停止情報】DOGSOで一発退場、今季2度目の退場となった京都DFアピアタウィア久に2試合出場停止&罰金20万円

Jリーグは16日、明治安田Jリーグの出場停止選手を発表した。 15日に明治安田生命J1リーグ第14節が開催され、新たに2名が出場停止となった。 先週発表されたFC東京のGK波多野豪は2試合目の出場停止に。また、湘南ベルマーレのFW福田翔生、京都サンガF.C.のDFアピアタウィア久が出場停止となる。 福田は15日の柏レイソル戦で後半開始から出場。すると89分、相手のパスをカットすると、ルーズボールを回収しに滑った所で熊澤和希が寄せに来ると、スパイクの裏がそのまま入ってしまい一発退場となった。 Jリーグは「相手競技者の右脛付近に対し、足裏で過剰な力でキッキングした行為は、「著しい反則行為」に該当する」と判断し1試合の出場停止となった。 またアピアタウィアは15日に行われた浦和戦に先発出場。3-0とリードを許していた中、アデショナルタイム5分に酒井宏樹のロングフィードに裏に出されたパスに対し、興梠慎三が反応。GKとの一対一の前にボールをキープに行くと、後ろから来たアピアタウィアが完全にぶつかって倒してしまい一発退場となった。 アピアタウィアのプレーには「ペナルティーエリア手前付近で、ドリブルをしていた相手競技者に対し、ボールにプレーできず反則で止め、決定的な得点機会を阻止した行為は、「著しい反則行為」に該当する」と判断。DOGSOにて一発退場となった。なお、アピアタウィアは第4節でもDOGSOで退場となっており、2度目の一発退場となっており2試合の出場停止と罰金20万円が課されることとなった。 【明治安田J1リーグ】 GK波多野豪(FC東京) 第15節 vs横浜F・マリノス(5/19) 今回の停止:2試合停止(2/2) FW福田翔生(湘南ベルマーレ) 第15節 vsアルビレックス新潟(5/19) 今回の停止:1試合停止 第16節 vs名古屋グランパス(5/26) 今回の停止:2試合停止(2/2) DFアピアタウィア久(京都サンガF.C.) 第15節 vsサンフレッチェ広島(5/19) 今回の停止:2試合停止(1/2) 第16節 vs名古屋グランパス(5/26) 今回の停止:2試合停止(2/2) 【明治安田J2リーグ】 FW佐藤大樹(ブラウブリッツ秋田) 第16節 vsモンテディオ山形(5/18) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF末吉塁(ファジアーノ岡山) 第16節 vsヴァンフォーレ甲府(5/19) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田J3リーグ】 DF佐古真礼(いわてグルージャ盛岡) 第14節 vsY.S.C.C.横浜(5/18) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF西山拓実(SC相模原) 第14節 vsガイナーレ鳥取(5/19) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF舘野俊祐(FC大阪) 第14節 vsカターレ富山(5/18) 今回の停止:1試合停止 DF生駒稀生(奈良クラブ) 第14節 vsFC岐阜(5/18) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF弓場堅真(FC今治) 第14節 vs福島ユナイテッドFC(5/18) 今回の停止:1試合停止 【YBCルヴァンカップ】 DF濃野公人(鹿島アントラーズ) 3回戦vsFC町田ゼルビア(5/22) 今回の停止:1試合停止 FW野田隆之介(FC琉球) 3回戦vsセレッソ大阪(5/22) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 <span class="paragraph-title">【動画】3点ビハインドの後半AT…裏に抜けた興梠慎三を倒したアピアタウィア久がDOGSO退場</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="IO5BHTx5kFI";var video_start = 504;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.16 18:50 Thu

ドイツ、ポーランド、イングランドから審判を招へい! ブンデスのシュテーゲマン氏、プレミアのイングランド氏ら

日本サッカー協会(JFA)は16日、「審判交流プログラム」 にてドイツ、ポーランド、イングランドの審判員が来日することを発表した。 ドイツからは主審のザッシャ・シュテーゲマン氏を招へい。2019年に国際審判員に登録されると、同年の女子ワールドカップでVARを担当。2021年にはドイツ・スーパーカップのドルトムントvsバイエルン、2022年にはDFBポカール決勝のフライブルクvsRBライプツィヒなどを担当した。シュテーゲマン氏は5月15日(水)〜6月11日(火)に来日する。 ポーランドからは、ダミアン・シルヴェストジャク氏、マレク・アリス氏、バルトシュ・ハイニヒ氏が来日。3名とも2022年に国際審判員登録されており、シルヴェストジャク氏はプロフェッショナルレフェリーとなった。また、アリス氏とハイニヒ氏は2024年にプロフェッショナル・アシスタントレフェリーとなった。 なお、3名は5月22日(水)から6月17日(月)にかけて招へいされる。 イングランドからは主審のダレン・イングランド氏が来日。2012年から2015年はプレミアリーグで副審を担当し、2020年にはプレミアリーグで主審を担当。2022年には国際審判員登録されている。 なお、6月12日(水)から7月2日(火)に招へいされる。 割り当て予定試合は、明治安田J1リーグの第15節〜第21節、明治安田J2リーグ第19節、YBCルヴァンカップ3回戦、天皇杯2回戦となる。 なお、9月11日(水)〜9月30日(月)にかけてメキシコから1名、9月18日(水)〜10月8日(火)にかけてカタールから1名が招へい予定となっている。 2024.05.16 15:20 Thu

「めっちゃ爽やか」「キレイな色味」水戸が3rdユニフォームを発表! コンセプトは「新芽三役」、鮮やかなグラデーションに

水戸ホーリーホックは15日、今シーズンの3rdユニフォームを発表した。 水戸の「2024 3rd UNIFORM」はホーム3試合で着用。クラブの新しい未来を創っていくための挑戦となる「GXプロジェクト」と連動したデザインとなっている。 コンセプトは「新芽三役」。水戸のエンブレムから波紋のように広がるデザインには、「新芽」(緑色)から始まり、クリーンな青色へと浄化される物語を表現。「三役」にはクラブが地域と手を取り合うことで、多様な役割を担っていく意志を折り重なる三角形で表現している。 それらが無数に集まり、支え合うことで一つのデザインを形成する「新芽三役」の姿は、地域全体で取り組んでいくプロジェクトであることを示している。 FPのデザインは、「水戸ホーリーホックから芽生えた新しい可能性が、水面に広がる波紋のように地域、サッカー界、スポーツ界を通じて広がっていき、どこまでも青く透き通る青空のような美しい世界を作っていきたいという想い」を表現。エンブレムを中心に緑から青へとグラデーションしていく。 GKのデザインは、「水戸ホーリーホックの新規事業GXプロジェクトを通じ、再生可能エネルギーである太陽光が地域を明るく照らし、地域の方々を心身ともに豊かにしたいという想い」を表現。同様に、エンブレム周りのオレンジから赤へとグラデーションしていく。 ファンは「キレイな色味」、「爽やかグラデーション」、「めっちゃ爽やか」、「真剣に悩もう」、「買いました!」とコメントを寄せている。 なお、着用する試合は8月31日(土)の明治安田J2リーグ第29節の愛媛FC戦、9月22日(日)の第32節 ファジアーノ岡山戦、10月6日(日)の第34節 清水エスパルス戦の3試合となる。 また、レプリカを受注販売。5月15日(水)20時から31日(金)23時59分まで受付。サイズはS〜3XLまで用意され、ユニフォームのみは1万3000円(税込)、選手の背番号&ネーム入り、オリジナルネーム&ナンバー入りは1万8500円(税込)となっている。 <span class="paragraph-title">【写真】水戸の3rdユニフォームが発表!鮮やかなグラデーションが話題</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">~<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E5%8E%9F%E9%A2%A8%E6%99%AF%E3%82%92%E3%81%93%E3%81%AE%E8%A1%97%E3%81%AB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#新しい原風景をこの街に</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%B0%B4%E6%88%B8%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%83%E3%82%AF?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#水戸ホーリーホック</a> <a href="https://t.co/kJwxJSc40I">pic.twitter.com/kJwxJSc40I</a></p>&mdash; 水戸ホーリーホック (@hollyhock_staff) <a href="https://twitter.com/hollyhock_staff/status/1790683551173574857?ref_src=twsrc%5Etfw">May 15, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.16 08:55 Thu

岡山の大卒ルーキーFW太田龍之介が手術を実施…全治3カ月の見込み

ファジアーノ岡山は15日、FW太田龍之介の手術実施を報告した。 太田は医療機関にて診察を受けた結果、右足関節外側不安定症及び右足関節前方インピンジメントと診断されたとのこと。2日に手術が実施され、全治は3カ月の見込みとなっている。 太田は今シーズン、明治大学から岡山に加入。3月に行われた明治安田J2リーグ第6節のザスパ群馬戦でプロデビューを果たすと、ここまでリーグ戦4試合に出場していた。 2024.05.15 18:35 Wed

Jリーグがシーズン移行に伴う「DAZNからの減額提案」報道を否定 「事実は一切ございません」

Jリーグは15日、「一部報道について」と題した声明を発表した。 声明の内容は一部の報道にあった2026年からのシーズン移行に伴う移行期の大会方式に関連して、「DAZNから減額の提案があった」というものに対してだ。Jリーグはそう切り出した上で否定した。 「移行期の大会方式に関しては、様々な可能性を議論しており、各ステークホルダーの皆様ともコミュニケーションを取っておりますが、DAZN社から報道のような提案があったという事実は一切ございません」 JリーグとDAZNは2023年3月に契約の一部を見直し。2023年から2033年までの11年間で約2395億円におよぶ新放映権契約を締結した。 なお、「シーズン移行期の大会方式に関しては、決定次第公表いたします」としている。 2024.05.15 15:55 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly