チャビ監督解任&フリック監督招へいのバルセロナ、ラポルタ会長が背景語る「新たな刺激」

2024.06.05 14:49 Wed
監督交代について語ったラポルタ会長
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監督交代について語ったラポルタ会長
バルセロナジョアン・ラポルタ会長が監督人事に言及した。スペイン『マルカ』が伝えた。

今シーズンはチャビ・エルナンデス監督の去就が二転三転したバルセロナ。1月にチャビ監督が退任の意向を表明すると、その後、ラポルタ会長らの説得を受けて続投が決まったが、チャビ監督の発言などに不信感を持ったラポルタ会長が結局解任を選んだ。
そのラポルタ会長は、チャビ監督を解任してから初めて公の場でコメント。『バルサ・ワン』でクラブ全体の今シーズンを振り返ったなか、チャビ監督を解任した経緯を説明した。

「チャビは良い仕事をした。昨シーズンはリーガとスーペルコパを制した」

「今シーズンはうまくいかなかった。シーズンの終わりが来て、ようやくチャビが続投することになった。私は彼に自信があるかどうかを尋ねた。すると彼は『はい、このチームを盲目的に信じている』と私に言った」
「その後、彼の言動を覆すような発言がいくつかあり、それが私に考えを改めさせた。これはチームがより競争力を高めるための新たな刺激だ」

「バルサがチャビを解任したことは非常にエレガントだったと思うし、良い終わり方をしたと感じている」

「この決断の全責任は私にある。最も重要な決断だった。それでも、スポーツ・ディレクター(デコ)の影響があるのは明らかだ」

「チャビとは良好な関係を築いており、このまま続くことを願っている」

また、チャビ監督の後任にハンジ・フリック監督を選んだラポルタ会長だが、「チャビのためにも、チームのためにも、我々は市場で監督を探しているというニュースを流したくなかった」「クレの邪魔をしたくなかった。だから、この件は表沙汰にはしなかった」と説明。フリック監督がバルセロナに真摯に向き合う姿勢を見せたことが招へいの要因だったとも明かしている。

「我々はフリックを雇う機会を得た。彼は自信に溢れていて、どんなチームにも勝てると確信している」

「彼がチームについてよく理解していることがわかり、我々は大きな自信を得た。彼はバルサを追い続けている」

「1月にチャビが退団を発表して以来、フリックはチームについて研究し始めた。我々がチャビの解任を決めた時、デコがフリックと面談し、我々は彼が適任だと考えた」

さらに、ラポルタ会長はフリック監督に望んでいることについてもコメント。その姿勢や過去の実績から、成功に導いてくれる人物と信じているようだ。

「我々がバルサをどのように考えているか、そしてどのようなバルサの監督になってほしいと思っているかを彼は知っている。彼は選手たちに良い準備をさせ、全てを勝ち取ってきた人物だ。彼は成熟、経験、仕事、プロフェッショナリズムを伝えてくれる」

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2人のジョアン「残したい」、キミッヒ&スビメンディ「考えていない」…バルサ会長が今夏の補強プラン明かす

バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が今夏のスカッド整理について語った。スペイン『マルカ』が伝えた。 慢性的な財政難に悩むなか、今夏もさまざまな補強の噂が流れているバルセロナ。特に守備的MFやウイングの獲得が取り沙汰されている。 『バルサ・ワン』でバルセロナの今シーズンを振り返ったラポルタ会長は、満足な補強のために必要な財政状況の改善について言及。物事は順調に進んでおり、このままいけば大がかりな選手の売却もないと主張した。 「今、我々が求めている経済的な健全性を取り戻しつつある。フェアプレーの比率を1対1にしたい。これまでは1人の選手と契約するために4人の選手を売らなければならなかった」 「我々は問題なく選手と契約できるよう、1対1の比率に戻すため努力している」 「大規模なセールを行う必要はない。今日、我々は収入を増やし、支出を削減した。さらに、スポーツウェアの契約においても最高の取引の1つを締結しつつある。全てはSpotifyカンプ・ノウを完成させるという考えに基づいたものだ。我々は経済的安定に近づいている」 また、ハンジ・フリック新監督は下部組織出身の選手たちの優秀さを理解しているともコメント。今シーズン台頭したスペイン代表FWラミン・ヤマルやスペイン代表DFパウ・クバルシ、U-19スペイン代表DFエクトル・フォルトらに続く選手が現れることを期待している。 「彼(フリック監督)はラ・マシアに絶対的なコミットメントがあることを理解している。ラミン、ペドリ、ガビ、フォルト、クバルシのような選手たちと出会えることを知っている。私は彼がそれを楽しみにしているのを目にした。彼らは現在と未来のある若者たちだ」 一方、守備的MFの補強にも言及。噂されるバイエルンのドイツ代表MFジョシュア・キミッヒ(29)やレアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディ(25)の獲得には動かないとし、コンバート起用されたデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンや、バルセロナ・アトレティックのスペイン人MFマルク・カサドの名前を挙げている。 「(補強には)すでに取り組んでいる。守備的MFとしてのクリステンセンについては話していないが、彼は素晴らしい仕事をした。しかし、他の選手も間違いなく起用することになるだろう。マルク・カサドのような選手だ」 「このような(キミッヒやスビメンディ)補強は考えていない。バルサ・アトレティックにはファーストチームで躍動する選手がたくさんいる」 さらに、ラポルタ会長は前線の補強にも言及。ウイングの獲得に動いていることは間違いないようだ。 「ハンジはそこ(前線補強)に取り組んでいる。我々はクライフィスタ(クライフ信者)だ。フリックがシステム面で革命を起こすと信じているし、フィジカル面をしっかり整え、ポジショナルプレーを多用した攻撃的なサッカーを展開することになるだろう。ワイドな選手の獲得について話しているのは理解している」 アトレティコ・マドリーとマンチェスター・シティからそれぞれレンタルした、ポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(24)、ポルトガル代表DFジョアン・カンセロ(29)の今後についてもコメント。フリック監督も両選手を評価しているようで、1年のレンタル延長を望んでいる。 「2人のジョアンを残したい。もう1シーズン彼らをキープするというアイディアだ。フリックは彼らを素晴らしいクオリティを持った選手だと考えており、バイエルン時代にはフェリックスとの契約に興味を持っていた」 「ジョアン・フェリックスの今シーズンには満足しているし、もっと目立つべきだったと思う。私は彼にも皆にも満足している」 他にも、チャビ監督が売却を考えていたとされるポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキについては、「やる気のあるストライカーがいるし、彼のことを知り尽くした監督が彼のポテンシャルを最大限に引き出してくれるだろう」とコメント。冬に加入して満足に出番を得られなかったU-23ブラジル代表FWヴィトール・ロッキや、ブライトン&ホーブ・アルビオンでプレーしたスペイン代表FWアンス・ファティらレンタル組にも触れた。 「ロッキはシーズン途中にやってきたが、それは予期していなかったことだ。彼は多くのことを学んだ」 「何人かの選手がレンタル移籍している。彼らをどうするかはこれからだ。アンス・ファティはとてもやる気がある。この仕事はスポーツ・マネージメントとフリックに任せよう」 2024.06.05 16:50 Wed
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「信じられないほど素晴らしいクラブ」バルサと契約したフリック監督、早くもタイトル獲得へ意気込む「それが最も重要」

バルセロナの指揮官に就任したハンジ・フリック監督が、新たな仕事への意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えた。 今シーズンはラ・リーガで2位に終わったバルセロナ。タイトルを獲得することなく終わったシーズンだったが、チームを指揮していたチャビ・エルナンデス監督が二転三転した結果、解任される形となった。 後任監督が様々噂されていた中、29日にバルセロナがフリック監督の招へいを発表。2年契約を結び、新たなスタートを切ることとなる。 就任が決まったフリック監督は、まずはクラブへ感謝を述べ、バルセロナでの仕事を楽しみにしていると語った。 「関係者全員に感謝したい。バルセロナの監督として契約し、このクラブで働くことは大変光栄であり、夢だった」 「早くスタートしたい。信じられないほど素晴らしいクラブだ。私が来てから、誰もがこのクラブを愛しており、その成功のために全力を尽くしていることを見てきた」 また、バルセロナのスタイルは自身のサッカースタイルに似ているともコメント。カンテラを上手く活かして行く必要があるとし、ジョアン・ラポルタ会長、スポーツ・ディレクター(SD)のデコ氏との協力が必要だと語った。 「彼らの哲学は、ボールポゼッションと攻撃的なサッカーをするという私の哲学と非常によく一致している。これは私が気に入っている点だ。それに取り組んでいきたい」 「バルセロナには世界最高のユースチームの1つがある。ファーストチームには、経験豊富な選手と才能ある若手が上手くミックスされている。彼らが成長できるように我々は努力しなければならない」 「それはデコ、ラポルタ会長と我々の仕事だ。私にとって、チームワークは非常に重要だ。その面で協力し、この任務に集中しなければならない。そして、私は彼らと共にそれができることを幸せに感じている」 期待されるのは覇権奪還。これまでバイエルンでもタイトルの獲得経験があるフリック監督は、当然そこが重要であるとした。 「私はバイエルンでいくつかのタイトルを獲得しており、バルセロナでもその道を歩み続けたいと思っている。我々は一緒に多くのことを達成できるだろう。それが最も重要だ」 今夏も財政的には厳しい状況に置かれているバルセロナ。フリック監督がどのようなチームを作り上げるのか、メンバー構成も含めて注目が集まる。 2024.05.30 11:15 Thu
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バルサ、2023-24シーズンはオリンピックスタジアムが本拠地に! カンプ・ノウ改修に伴う借りぐらし

バルセロナは21日、2023-24シーズンのホームゲームをムンジュイックにあるエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで戦うことを認めた。 バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は21日、バルセロナ市議会とのイベントの場で同スタジアムでの開催が正式に承認されたことを明かした。 「バルサは、最近承認されたエスパイ・バルサの工事期間中の2023-24シーズンに、エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスでプレーする特権を得ることになる。この夏には1階と2階の工事が始まり、3階と屋根の工事が完了すれば、ここでプレーすることになる」 「バルセロナ市の国際的な基準点であるバルセロナオリンピックの象徴的なスタジアムについて話しているが、来る2023-24シーズンは、この素晴らしい街と共にバルサのサポートの震源地にしたいと考えている」 バルセロナは昨年12月に行われたソシオを対象としたオンラインでの総会において、カンプ・ノウ改修を含めた大規模な再開発プロジェクト、“エスパイ・バルサ”が支持された。 “エスパイ・バルサ”の目玉となる9万9354人収容のカンプ・ノウの改修では、2025-26シーズンに全席屋根付きで最新鋭のテクノロジーを完備した10万5000人のスタジアムに生まれ変わる予定。 今年6月からの第一段階の改修工事では1階と2階、技術的な側面、スタジアム周辺、外構の都市化に重点を置いて行われる。 また、2023年夏には3階部分の取り壊しという大規模な工事を行うため、2023-24シーズンはムンジュイック地区にある同スタジアムを代替の本拠地として使用することが決定的と見られていた。 1927年に建設され、1992年のバルセロナ・オリンピックにあわせて1989年に改修されたエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスは、1997年から2009年の間にRCDエスパニョールが本拠地として使用。収容人数は5万6000人程度だ。 また、ラポルタ会長によると、クラブは借りぐらしに向けて、ドレッシングルームやプレススタンド、スタジアム内駐車場など老朽化した施設の改修に着手することも併せて伝えている。 2022.06.21 19:18 Tue
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ラファ・マルケスがチャビの後任で昇格する可能性やいかに…ラポルタ会長を不安にさせた母国メキシコでの事案とは

バルセロナのBチームを率いるラファ・マルケス監督(45)が、トップチーム昇格への準備を整えているという。スペイン『Relevo』が伝えている。 バルセロナの一時代を彩った名バイプレーヤー、ラファ・マルケス。メキシコ代表のレジェンドは、フランク・ライカールト監督時代を中心に7年間選手として在籍し、90年代初頭以来となるクラブ2度目の黄金期到来に貢献した。 時は流れて2024年、45歳となった名脇役はバルセロナ・アトレティックを指揮して2シーズン目。今季はスペイン3部(グループ1)で優勝争いを続け、残り8試合で首位デポルティボと勝ち点「1」差の2位。チームは2部復帰の希望が膨らむ。 初の監督業で大きな成果を見据えるマルケス氏だが、契約は今季限り。その一方、トップチームでも盟友チャビ・エルナンデス監督(44)が今季限りの退任を公言し、新たな指揮官を探すクラブ…バルセロナにとってマルケス氏のトップチーム登用案は、あくまでワイルドカードだという。 ジョアン・ラポルタ会長は基本的にマルケス氏の指導力を信頼し、ロナルド・クーマン前監督の解任時にも、昇格を頭の片隅に置いていた(結果はチャビ監督を招へい)とのこと。 しかし、マルケス氏は母国メキシコで、とあるスポーツ賭博会社のイメージキャラクターをロナウジーニョ氏と務めており、これ自体はメキシコ国内で違法性はないものの、同社の未成年雇用が明らかに。この事実はバルセロナを不安にさせ、昇格人事にも影響を与えたとされる。すでにバルセロナファンからのイメージもダウンした。(※1) (※1)スペインでは2021年の法改正により、ギャンブル全般に対する規制を強化。サッカークラブがギャンブル関連の広告を掲載することも、メキシコでは認められるが、スペインでは不可 マルケス氏の今夏以降は3つの可能性が。バルセロナ・アトレティックとの契約を1年延長、トップチーム昇格でチャビ監督の後任に就任、バルセロナを退団で他クラブへ… 少なくともマルケス氏本人はトップ昇格の可能性があると踏んでおり、家族もバルセロナ市内で快適に暮らしているとのこと。バルセロナの監督人事はどう進むだろうか。 2024.04.06 21:25 Sat
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ピケが古巣バルセロナに苦言…「ファンは正直さと透明性を求めている」

元スペイン代表DFのジェラール・ピケ氏が、古巣バルセロナの上層部に対して苦言を呈した。スペイン『ESPN』が伝えている。 ここ十数年の放漫経営によって深刻な財政難にあえぐバルセロナ。直近数シーズンはラ・リーガが導入するサラリーキャップの制限をクリアできず、新加入選手の登録や契約更新の問題が恒常化しつつある。 昨シーズンはラ・リーガとスーペル・コパ・デ・エスパーニャのシーズン2冠を達成し、今シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)でラウンド16進出を果たしたが、国内の2つのカップ戦敗退に加え、連覇を狙うラ・リーガでは首位レアル・マドリーと8ポイント差の3位と無冠の可能性が濃厚だ。 2022年末で現役を引退したピケ氏は、イバイ・ジャノス氏のTwitchチャンネルで苦境に陥る古巣について言及。「ファンは正直さと透明性を求めている」と、財政難を抱える状況においても無謀な目標や大物獲得を匂わせ、ファンを欺くクラブ上層部の不誠実な対応に苦言を呈した。 「現実が厳しいならば、そう言うべきだ。やってはいけないことは、競争するための資金がないのに、煙や鏡を売って(ごまかし)、チャンピオンズリーグで優勝すると言うことだ」 「現時点でのクラブの状況は分からないが、私が収集した情報の限りではそれほど良い状況ではないようだ。ソシオが大切にしているのは、面と向かって真実を語られることだ」 さらに、同氏はラミン・ヤマル、パウ・クバルシ、フェルミン・ロペスといったラ・マシア育ちの台頭著しい状況において、ジョアン・ラポルタ会長がクラブが経済的に立ち直りながら生え抜き選手に注力すると話せば、サポーターも理解してくれるとの見解を示す。 「『我々には一銭もないから、今後2、3年はラ・マシアに頼る』と言えば、人々はそれを受け入れるはずだ」 「そのメッセージは、クラブがアカデミーに自信を持っているということ、そして多くの才能を持った優れたプレーヤーがいるということであるべきだ。彼らを育て上げて、リーガで戦えるように努めてほしい」 「逆にやってはいけないのは、『ハーランドと契約する』と言うことだ。それは素晴らしいことだが、どうやって実現するんだ? 私はハーランドを例として挙げているだけで、噂とは関係ない。それは別にムバッペでも誰でもいいよ」 2024.03.05 23:21 Tue

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チェルシーがバルサの若手FWを狙う? 契約解除金は10.2億円

チェルシーがバルセロナの若手ストライカーの獲得に関心を持っているという。 新シーズンはエンツォ・マレスカ監督が指揮を執ることが決まっているチェルシー。一方で、財務上の問題もあり、選手の売却などにも動く必要があるとも言われている。 そんな中、今夏の補強候補の1人として浮上したのが、バルセロナに所属するU-19スペイン代表FWマルク・ギウ(18)とのことだ。 カンテラ育ちで187cmの大型ストライカー。バルサ・アトレティックに在籍しているが、2023-24シーズンはラ・リーガで3試合1ゴール、チャンピオンズリーグ(CL)でも2試合1ゴールとプレーしていた。 移籍市場に精通するスペイン人ジャーナリストのギジェム・バラゲ氏によれば、チェルシーの他にバイエルンも獲得に動いているとのこと。ただ、契約解除金が600万ユーロ(約10億2000万円)と安価のため、獲得に支障はなさそうだ。 一方で、バルセロナも若き才能の残留を望んでいる状況。ギウ本人と新契約について協議中ではあるが、ビッグクラブからの関心も強まっているという。 2024.06.21 22:10 Fri
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ミランがバルセロナの元スペイン代表DFイニゴ・マルティネス(33)に関心か。 レアル・ソシエダからアスレティック・ビルバオへ移籍した経歴を持つバスク人センターバック、イニゴ・マルティネス。昨夏32歳でバルセロナへフリー移籍も、ケガに悩まされ、ラ・リーガ出場20試合にとどまった。 自身の加入を望んだチャビ・エルナンデス監督はクラブを追われ、後ろ盾がない状況。スペイン『ムンド・デポルティボ』によると、レンタルバックしたエリック・ガルシアのほうが、イニゴ・マルティネスより序列が高いという。 一方で、イタリアからはミランがイニゴ・マルティネスに関心との情報が。イングランド代表DFフィカヨ・トモリ(26)を5000万ユーロ(約85.3億円)以上で売却した場合に限るようだが、リストアップしている1人とのことだ。 バルセロナはハンジ・フリック新体制でイニゴ・マルティネスを構想外とする可能性も。今後数日で代理人も交えて選手側と意見交換し、イニゴ本人の意志を問う形とされている。 2024.06.25 21:40 Tue
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