エンポリの指揮官がクラブで功績を残したサッリ監督を称賛 「チームの環境を良くしてくれた」

2021.08.21 17:45 Sat
Getty Images
エンポリアウレリオ・アンドレアッツォーリ監督が、セリエA開幕節で対戦するラツィオマウリツィオ・サッリ監督を称賛している。『フットボール・イタリア』が伝えた。

昨季のセリエBを制覇し、3シーズンぶりにセリエAの舞台に戻ってきたエンポリ。その初戦は、かつて同クラブを率いて2014-15シーズンに7年ぶりのセリエA昇格に導いたサッリ監督率いるラツィオだ。
今夏で3度目のアンドレアッツォーリ監督は、そんなサッリ監督がクラブの環境を改善させたとリスペクトの意を示す。だが、さらなる向上の熱意を強調した上で、格上相手にも良い試合ができるはずだと自信を見せた。

「サッリはこのクラブの環境を大幅に改善してくれた。ただ、我々にはそんな自分たちをさらに超えたいという願望がある。そしてそうできる見込みもある」

「良い試合になるかどうかは、我々が最後まで戦ってみないとわからない。だが条件は揃っているよ。我々には良いサッカーをしようという意志があると信じている」
一方、エンポリはセリエA開幕に先駆けて、15日にコッパ・イタリア1回戦を消化しているが、今季初の公式戦となるラツィオに対してコンディション面で有利に働くことはないとコメント。初戦は常に特別なものであるとし、同じ条件であることを主張した。

「彼らは我々と全く同じ条件で戦っている。そこに違いはなく、我々にはいかなるアドバンテージもない」

「初戦がいつも特別なものであることは確かだ。だからこそ楽しみにしているよ。我々はこれまでの努力が実を結んだかどうかを確認したい」

「どのような状況であっても、最初の試合は常に重要であり、自分たちの力を最大限に発揮したいと思っている」




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後半AT弾でローマ撃破のエンポリが奇跡の逆転残留! 18位転落フロジノーネが1年でセリエB降格に…【セリエA】

セリエA最終節、エンポリvsローマが26日にスタディオ・カルロ・カステラーニで行われ、ホームのエンポリが2-1で勝利した。 最終節の勝利で6位フィニッシュを狙うローマは、逆転残留へ勝ち点獲得が必須となる18位のエンポリとの最終節に臨んだ。試合前に行われたアタランタの勝利によってチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の夢が潰えたものの、勝利で今季を終えたいデ・ロッシ監督はジェノア戦から先発5人を変更。サスペンションのルカク、パレデスに加え、ペッレグリーニがベンチスタートとなったが、負傷明けのディバラやエイブラハム、アワールが起用された。 事前にCL出場権逸の情報が入ったか、やや緩い入りとなったローマに対して、残留懸かるエンポリがアグレッシブな戦いを見せる。そして、13分にはディフェンスラインからのロングフィードでDFアンヘリーニョのコントロールミスを狙っていたギャシがボール奪取。そのままボックス右に持ち込んで丁寧な折り返しを入れると、これを中央のカンチェッリエーリがワンタッチで流し込んだ。 早い時間帯にビハインドを背負ったローマは、直後にもクリスタンテの自陣での不用意なロストから大ピンチを招くが、古巣対戦デストロのボックス中央でのシュートはDFエンディカのシュートブロックで事なきを得た。 逆に、19分には相手陣内中央左で得たFKの場面でディバラの正確なボールをボックス内でクリスタンテ、エイブラハムと連続シュート。最後はクリスタンテの2本目のシュートでゴールネットを揺らすが、ここはVARのレビューの結果、最初の抜け出しでのオフサイドを取られた。 前半半ばから終盤にかけては行ったり来たりの展開が続くと、より効果的にフィニッシュまで持ち込むホームチームがデストロ、カンチェッリエーリとボックス内で決定機に絡むが、いずれもGKスヴィラールの好守に阻まれた。 一方、徐々にアタッキングサードでのフィーリングが合い始めたローマは、前半アディショナルタイムに鮮やかな仕掛けから同点に追いつく。左サイドでザレフスキとのパス交換から深い位置に抜け出したアンヘリーニョが正確なクロスを供給。これを中央にフリーで走り込んだアワールが頭で合わせた。 エンポリペースも1-1のイーブンで折り返した試合。同時刻開催の他会場の戦況によって勝ち点3が必要なエンポリはハーフタイムに2枚替えを敢行。決定力を欠いたデストロとカードトラブルのリスクがあるギャシを下げ、ニアン、ウォルキエビッツを投入した。 引き続きオープンな展開が続く中、互いにゴール前でのシーンが目立つが、エンポリはGKスヴィラールの好守に手を焼き、ローマはクロス精度やゴール前に入る動きの問題で決め手を欠く。 後半半ばを過ぎて両ベンチが積極的に交代カードを切っていくと、ローマはペッレグリーニ、エル・シャーラウィの主力2人にアズムンを前線に投入。ディバラ依存の攻撃にクオリティを加えた。 その後、試合は1-1のまま最終盤に突入すると、ホームチームが土壇場で劇的ゴールを奪う。93分、右サイドのスペースに抜け出したカンチェッリエーリのグラウンダーの折り返しをゴール前のニアンがワンタッチで合わすと、このシュートがゴール右に決まった。 そして、試合はこのままタイムアップを迎えると、同時刻開催の16位のフロジノーネと17位のウディネーゼの直接対決がウディネーゼの1-0の勝利に終わった結果、残り1枠を巡る残留争いは15位ウディネーゼ(勝ち点37)、16位カリアリ(勝ち点36)、17位エンポリ(勝ち点36)、18位フロジノーネ(勝ち点35)という形になり、エンポリの奇跡の逆転残留と共にフロジノーネの1年でのセリエB降格が決定した。 また、エンポリに敗れたローマは6位フィニッシュで来季ヨーロッパリーグ行きが決まった。 2024.05.27 05:58 Mon

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