初陣で白星のナポリ新監督、勝利の喜びと共に不調の問題点はメンタルと指摘「何かが欠けていた」

2023.11.26 19:38 Sun
好スタートを切ったマッツァーリ監督
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好スタートを切ったマッツァーリ監督
ナポリワルテル・マッツァーリ監督が勝利を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

代表ウィーク前に行われた下位のエンポリ戦で敗れ、ルディ・ガルシア監督を解任したナポリ。約10年ぶりにマッツァーリ監督を招へいすると、25日にはセリエA第13節アタランタ戦に臨み、FWクヴィチャ・クワラツヘリアとMFエリフ・エルマスのゴールで2-1の勝利を収めた。
2度目のナポリでの初陣を白星で飾ったマッツァーリ監督は、1点リードで終えた前半を「ほぼ完璧だった」と評価。その一方、後半については「最後にあんなに苦しむことになるとは思わなかった」とコメントし、良かった点と悪かった点を具体的に明かしている。

「チームはとても良いスタートを切ったし、前半は全体を通してずっとコンパクトだった。後半に入ってからは何かを失い、リズムを落としすぎた。この点については、今週中に修正する必要がある」

また、マッツァーリ監督はすでに選手たちと良い関係を築いているようで、就任後の手応えについても語っている。
「アタランタは強いチームであり、このピッチで勝つことは誰にとっても難しいことだ。選手たちは大きな意欲や積極性を示してくれた。彼らは熱心に私の話を聞き、監督として伝えようとした技術的なことを全て学んでくれた」

「ここ数日でチームに良いフィーリングが生まれている。まだ結論を出すのは早いが、私は最初から良い感触を得えていた」

昨シーズンのセリエA王者でありながら、調子が上がりきっていなかったチームについてはメンタル面の問題を指摘。改善を誓った。

「我々は努力し続ける必要がある。ナポリはイタリアのチャンピオンで、誰もが我々を待っている」

「これまでは緊張感という点においておそらく何かが欠けていたが、それはあくまでも生理的なものだ。選手たちにもここ数日で話していることだが、今、我々はできる限り細心の注意を払う必要がある」

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不穏ナポリ…主将ディ・ロレンツォが今夏退団希望を通知か

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立て直し図るナポリがコンテ氏と3年契約で合意へ、交渉はすでに最終段階か

新指揮官を探すナポリは、アントニオ・コンテ氏(54)の招へいに近づいているようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。 33年ぶりのスクデット獲得を成し遂げた昨シーズンから一転、今シーズンは苦しいシーズンとなってしまったナポリ。ルチアーノ・スパレッティ監督(現イタリア代表)の退任はチームに混乱を招き、後任に迎えたリュディ・ガルシア監督はチームを掌握できず昨年11月に解任の憂き目に。クラブはかつてナポリを率いた経歴を持つワルテル・マッツァーリ監督に立て直しも託すも、結果を残せず今年2月に解任となった。 目まぐるしく指揮官が交代するナポリは現在フランチェスコ・カルツォーナ監督が指揮を執るが、セリエAで33試合を消化して8位に低迷。アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は今夏に再び新たな指揮官を招へいすることを望んでおり、その筆頭候補がコンテ氏だった。 そんな中、イタリア『RAI』によると、ナポリとコンテ氏は3年契約でおおむね合意に至った模様。年俸は650 万ユーロ(約11億円)前後となる予定であり、残るはデ・ラウレンティス会長の最終承認のみになっているようだ。 コンテ氏はこれまでユベントスやチェルシー、インテルの指揮官を歴任。苛烈な言動は玉に瑕だが、多くのクラブでトロフィーを獲得してきた名将だ。2023年3月にトッテナムを退任してからはフリーの状態が続いていたが、来シーズンは再びイタリアで指揮を執る可能性が高まっている。 2024.04.27 11:55 Sat

現職は続投に興味ナシ…ナポリの来季新監督は誰に? まことしやかに囁かれ出したピオリ説

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コンテ氏の招へい望むナポリ会長、野心示すためクルゼフスキ獲得を計画?

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CLバルサ戦2日前にナポリに衝撃、マッツァーリ監督を電撃解任…後任は2度コーチとして所属したスロバキア代表のカルツォーナ監督

21日にチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグでバルセロナと対戦するナポリ。その2日前に衝撃が走った。 19日、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は自身のX(旧ツイッター)を更新。苦戦が続いていたワルテル・マッツァーリ監督(62)の解任を発表した。 なお、後任はスロバキア代表を率いるフランチェスコ・カルツォーナ監督(55)が就任することも決定した。 マッツァーリ監督は、2023年11月にルディ・ガルシア監督の後任として就任。17試合を指揮した中で、6勝3分け8敗と期待された結果を残せず。チームは17日のジェノア戦で1-1のドローに終わり、9位に沈んでいた。 一方カルツォーナ新監督は、マウリツィオ・サッリ監督の右腕として知られ、これまでペルージャ、アレッサンドリア、ソレント、エンポリでアシスタントコーチを務めると、2015年7月にはサッリ監督就任とともにナポリに加入。その後、カリアリでエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督の右腕になるも、2021年7月にルチアーノ・スパレッティ監督のアシスタントコーチとしてナポリに復帰。退任とともにチームをさっていた。 現在は、自身初となる監督業をスタート。スロバキア代表を率い、ユーロ2024を戦うなど、14試合で7勝4分け3敗という結果を残している。 なお、イタリアの複数メディアによれば、カルツォーナ監督は今シーズン終了までの指揮となり、スロバキア代表監督と兼任するとのこと。来シーズンは新たな監督を迎えることになるようだ。 2024.02.20 10:01 Tue

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ジローナのウクライナ代表FWアルテム・ドフビク(26)はイタリア行きの可能性もあるようだ。スペイン『アス』が伝えた。 今シーズンはラ・リーガで3位フィニッシュの躍進を遂げ、クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)出場も決めたジローナ。主砲として24ゴールの活躍を見せたドフビクは、ラ・リーガの得点王にも輝いた。 そんな189cmのストライカーにはアトレティコが関心。ジローナは2500万ユーロ(約42億3000万円)のオファーを受け取り、これをすぐさま拒否したと報じられていた。 ドフビクと2028年6月までの契約を結ぶジローナは、移籍金3500万ユーロ(約59億2000万円)を望んでいるとのこと。しかし、狙っているのは国内のクラブにとどまらず、セリエAのナポリとミランも獲得に動いているという。 ユーロ2024に向けウクライナ代表で活動中のドフビクは、代理人とイタリアのクラブとの接触の噂に対して「そうだね、彼はそのことについて話している」とコメント。クラブは明らかになっていないが、何らかの動きがあることを認めた。 また、「僕に関するニュースがあるけど、全て冷静に受け止めている」とも語ったドフビク。まずはユーロに集中し、グループステージ突破に全力を注ぐつもりだ。 「このユーロではチームとしてのポテンシャルを最大限に発揮したい。僕個人としては特別な目標は設定しない」 「少なくとも3つの難しい試合が待っているから、しっかり準備してベストを尽くさなければならない」 7日にポーランド代表との国際親善試合を行ったウクライナは、ドフビクのゴールがありながらも1-3で敗戦。11日のモルドバ代表との親善試合を経て、17日のルーマニア代表とのユーロ初戦に臨む。 2024.06.09 16:17 Sun

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