マンチェスター・ユナイテッドが招へいに関心を示す
マウリシオ・ポチェッティーノ氏について、かつて
トッテナムでプレーした元イングランド代表FW
ダレン・ベント氏は過大評価だと考えている。イギリス『ミラー』が伝えた。
ポチェッティーノ氏は、2014年にトッテナムの指揮官に就任。就任当初は不安定だったチームを着実に成長させ、2018-19シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出を果たすなど、確かな功績を残した。しかし、昨シーズンにチームが不振に陥ると、2019年11月に解任され、現在はフリーの状態となっている。
そんなポチェッティーノ氏に対しては、現在プレミアリーグ暫定15位と低迷しているユナイテッドが興味を抱いているようだ。しかし、イギリス『talkSPORT』に出演したベント氏は、「彼はワールドクラスの監督ではない」と断言した。
「エリート監督とされる(ユルゲン・)クロップ、(ジョゼップ・)グアルディオラ、(カルロ・)アンチェロッティが成し遂げたことを見ていると、ポチェッティーノを同じ括りにすることはできないだろう」
「チームをCL決勝やリーグカップ決勝に導いたからといって、監督としての格が上がるとは思わない。もちろんポチェッティーノは良い監督だが、ワールドクラスのレベルに達しているとは思えないんだ」
ポチェッティーノ氏に否定的な見解を持っているベント氏は、一方で現在レスター・シティを率いるブレンダン・ロジャース監督や、アーセナルの
ミケル・アルテタ監督を称賛している。
「私の考えでは、ロジャースはポチェッティーノよりも上だ。彼はコーチとしてもマネージャーとしても、非常に素晴らしい」
「アルテタも同様に、ポチェッティーノより優れた監督だと思う。トッテナムを見てみると、ポチェッティーノがデレ・アリやハリー・ケインのような選手を育てた後も、ダニエル・レヴィ会長はトロフィー獲得のために誰かを必要としているし、ポチェッティーノでは(トロフィー獲得は)できないと考えているようだった」
「アルテタはアーセナルで指揮をとってまだ1年も経っていないが、彼が成し遂げたことを見て欲しい。彼はFAカップとコミュニティ・シールドを制し、強豪チームを打ち負かしてきた。彼はトロフィー獲得を成し遂げる方法を分かっているんだ」
