「この感覚を味わうならお金を払っても良い」悲願のユーロ初出場、指揮を執る元フランス代表DFのサニョル監督が継続を誇る「何事も時間が必要だ」

2024.03.27 11:11 Wed
ジョージアをユーロに導いたサニョル監督
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ジョージアをユーロに導いたサニョル監督
ジョージア代表のウィリー・サニョル監督が、初のユーロ出場を喜んだ。フランス『レキップ』が伝えた。

26日、ユーロ2024予選プレーオフ決勝が行われ、ジョージア代表はギリシャ代表と対戦。堅い試合となった中で120分間を通じてゴールは生まれず。PK戦の末にジョージアが勝利を収めた。
ジョージアにとっては初の国際大会の出場。悲願のユーロ出場を決めたサニョル監督は、現役時代はサンテチェンヌ、モナコ、バイエルンでプレー。フランス代表でも右サイドバックを支えるなど活躍。引退後はU-21フランス代表やボルドーで監督を務め、バイエルンでも暫定監督を経験。2021年2月にジョージア代表監督に就任していた。

就任後、カタール・ワールドカップ予選では結果を残せなかったものの、UEFAネーションズリーグ2022-23では無敗で終え、今回のユーロ予選もスペイン代表、スコットランド代表、ノルウェー代表などと同居した中でグループステージを勝ち上がり、ついに悲願を達成した。

サニョル監督は「過去には私が辞めるべきだったと考えている人もいた」とコメント。それでも、時間が掛かるものだと考え、ここまでやり続けてきたことを誇りに思っているとした。
「私が時々説明しようとしているのは、何かを達成したいならば、時間が必要だということだ。サッカーでは1カ月や半年で全てを変えることなどできない。時間が必要なんだ。常に、何事にも時間は必要だ」

「今日のような感覚を味わうためならば、お金を払っても良い。試合前に聞かれたとしてもだ。最高の気分だ」

「この3年間ずっと良い気分だったし、素晴らしい人たちに囲まれていた」

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ジョージア代表のウィリー・サニョル監督が、ユーロ2024からの敗退を振り返った。フランス『レキップ』が伝えた。 6月30日、ユーロ2024ラウンド16でジョージアは優勝候補のスペイン代表と対戦した。 初のユーロ出場ながら、グループステージではポルトガル代表に勝利するなどしてベスト16に残ったジョージア。試合は18分にオウンゴールで先制する。 スペイン相手に先手を奪ったことで、守備を固めてボールを渡す展開に。それでも39分にロドリにミドルシュートを決められると、後半には3失点。4-1で敗退となった。 サニョル監督は、チームのパフォーマンスを称えながらも、スペインの1点目に不満。アルバロ・モラタがオフサイドポジションにいたとし、VARが機能していないことを冗談を交えて指摘した。 「我々はよく組織されていた前半戦を覚えている。ボールはスペインに任せることにし、みんなでよく守った」 「試合のターニングポイントはスペインの最初のゴールだ。そこで我々の選手(オタル・キテイシュヴィリ)が負傷したが、ボールが出ずに主審は何も言わなかった」 「モラタはロドリのシュートでは明らかにオフサイドポジションにいた。映像では、GKがボールを止めるのに動く事を余儀なくされていることがわかるだろう。バスが停電したんだと思うが、私にはわからない」 また、前半終盤に追いつかれたことで、苦しくなったと言及。回復にも時間がなかったことで、後半は苦しかったとした。 「1-0でハーフタイムに入っていれば、もう少しエネルギーが残っていたはずなので残念だ。しかし、試合を通してスペインはずっと強かった」 「回復期間が中2日だったこともあり、後半はフィジカルが難しくなった」 「残念なことだが、ユーロでは勝利もあげたし、ジョージアに良いイメージを持ってもらいたい。選手たちは、十分に値するだろう」 <span class="paragraph-title">【動画】オフサイドでは?指揮官が不満を語ったプレー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="D4nGV-8efEE";var video_start = 25;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.01 13:30 Mon
ジョージア代表の守護神ギオルギ・ママルダシュヴィリが、スペイン代表との大一番を前に波紋を呼んだ自身の発言について説明した。 ポルトガル代表、トルコ代表、チェコ代表と強豪揃いのグループFでポルトガルを撃破し、本大会初出場ながらグループ3位通過で決勝トーナメント進出の快挙を果たしたジョージア。 30日に行われるラウンド16では今グループステージ唯一全勝突破のスペイン相手にさらなる躍進を目指す。 FWクヴィチャ・クワラツヘリア、FWジョルジュ・ミカウタゼの両エースと共に、その原動力となっている守護神は、2021年からバレンシアでプレーしていることもあり、この一戦を前にスペイン『マルカ』の取材を受けた。 その際、「クワラツヘリアはスペインのどのプレーヤーよりも優れている」とコメントした結果、スペイン国内で波紋を呼ぶ結果となった。 ウィリー・サニョル監督と共にスペイン戦に向けた公式会見に出席したママルダシュヴィリには当然のことながら、そのコメントに関する質問が飛ぶも、バレンシア守護神は「スペインのプレーヤーをリスペクトしていないわけではない」としながらもジョージア人としてクワラツヘリアこそ世界最高のプレーヤーの1人であると自らの考えを示した。 「僕はただのジョージア人で、彼のファンだ。彼は世界最高のプレーヤーの一人であり、バロンドールを受賞できるプレーヤーだと思う」 「スペインのプレーヤーをリスペクトしていないわけではないよ。もちろん彼らをリスペクトしている。彼らは本当に素晴らしいプレーヤーだけど、ジョージアの一般人として、僕はクヴィチャが世界最高のプレーヤーの一人だと思っているよ」 また、スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督も、「ママルは世界最高のゴールキーパーの一人だ。彼の発言は見ていないが、彼がそう思うなら構わない。彼はチームメイトを守らなければならない」、「クヴァラはトップクラスのプレーヤーだし、私もそう思う。ただ、個人的には我々のプレーヤーが最高だと思うよ」と、相手守護神の見解や心情を受け入れている。 2024.06.30 15:30 Sun
スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、今大会のダークホースを警戒している。 大会前の下馬評は芳しくなかったが、イタリア代表、クロアチア代表、アルバニア代表と同居した激戦区のグループBを3戦全勝で首位通過し、ユーロ2024の優勝候補の一角に浮上したラ・ロハ。 30日に開催されるラウンド16では優勝候補ポルトガル代表に2-0の勝利を収めるなど、本大会初出場で見事にグループFを3位通過したダークホースのジョージア代表とベスト8を懸けて対戦する。 そのジョージアは昨年9月に行われたユーロ予選で7-1の圧勝を収めた相手だが、デ・ラ・フエンテ監督は、その当時から大きく進化を遂げたウィリー・サニョルのチームへの警戒を怠らない。 「フットボールで驚くべき出来事が起こるのを、我々はこれまでもたくさん見てきたが、それがなくなることはない。ジョージアはポルトガルに勝った。我々は彼らを対戦相手として尊重し、懸命に働き、試合の重要性を理解して臨まなければならない。それができれば、我々にそのようなことが起こらないはずだ」 さらに、「彼らはカウンターアタックが速く、セットプレーも非常に優れている。我々は警戒し、注意を払って、スピードの部分で相手のカウンターアタックにさらされないようにする必要がある」と、FWクヴィチャ・クワラツヘリア、FWジョルジュ・ミカウタゼの両エースが牽引する高速カウンターへの対応が勝敗のカギを握ると考えている。 また、前述の予選での前回対戦について改めて質問を受けた指揮官は、スコットランド代表相手の0-2の敗戦、当時のスペインサッカー連盟(RFEF)会長のルイス・ルビアレス氏を巡るスキャンダルの真っ最中で戦ったアウェイゲームが、現在のチームにとってターニングポイントになったと振り返る。 「我々にとって非常に重要な試合だった。大きなプレッシャーを抱えて現地に到着し、ファミリーとしてその試合から戻ってきた。以前よりもずっと強くなってね」 その上で「最も重要な試合は常に次の試合であり、今、別のユーロが始まる。我々は非常に難しい試合に備えており、最高の武器を持って勝利を収めるつもりだ」と、ジョージア相手に再び今後に弾みを付けるような試合を見せたいと意気込んだ。 2024.06.30 15:00 Sun
ユーロ本大会初出場でグループステージ突破という快挙を成し遂げたジョージア代表は、決勝トーナメントでも変わらぬ攻撃的な姿勢を貫く。 ウィリー・サニョル監督の下、守護神ギオルギ・ママルダシュヴィリ、FWクヴィチャ・クワラツヘリア、FWジョルジュ・ミカウタゼの両エースを軸に史上初となるユーロ2024本大会行きを決めたジョージア。 本大会でもその快進撃は続き、ポルトガル代表、トルコ代表、チェコ代表と強豪揃いのグループFでは最終節ですでに首位通過を決めていたポルトガルを撃破した結果、勝ち点4の3位で突破を決めた。 ただ、ラウンド16では今グループステージ唯一の全勝突破を決めた強豪スペイン代表と対戦する。 通常のノックアウトラウンドで格下と目されるチームは後ろに重心を置きながら、PK戦まで持ち込むことも想定した守備的プランを選択することが多いが、前日会見に出席したサニョル監督はポルトガル相手の勇敢な戦い方を継続したい。攻撃的な姿勢を貫く考えだ。『ESPN』が指揮官の会見コメントを伝えている。 「スペイン、ポルトガル、ビッグチーム相手に、ジョージアは守備のことばかり考えていては、いつかは崩れてしまう。だから、守備だけをするつもりはない。ポルトガル戦のように、スペイン代表やヨーロッパの人々に、守備だけでなくボールの使い方も上手いことを示すつもりだ。ポルトガル戦ではボールを保持する素晴らしい瞬間があった。明日も同じようなパフォーマンスが見られることを期待している」 現役時代にバイエルンやフランス代表で活躍した右サイドバックは、「何週間も毎日プレーヤーに『自由にプレーして、リスクを取って、計算せずにあれをやれ、あれをやれ、あれをやれ』と言いながら、ノックアウトステージだけ違う話をするわけにはいかない」と、自身の現役時代の経験を含め一貫性の重要性を説く。 さらに、「私は守備戦略と規律を非常に重視しているが、プレーヤーはボールを持てば、やりたいことは何でもできるとわかっている。フットボールは数学でもチェスゲームでもない。感情も使ってプレーしなければならない」と、選手たちに攻撃時は主体性を持ってプレーしてほしいとしている。 一方で、ジョージアは昨年9月に行われたユーロ予選で対戦した際に1-7の大敗を喫しており、今回も難しい戦いが予想されるところだ。 サニョル監督は「あの試合のことは覚えていない」とジョークを飛ばしつつも、その苦い敗戦も今の躍進に繋がっていると前向きな姿勢で大一番に臨む考えだ。 「もちろん、私たちにとっては難しい瞬間でしたが、人生で前進するためには、時にはそのような非常に困難な瞬間、自分は良くない、悪いことばかりしていると思う瞬間が必要です。 「困難がなければ、大きな成果は得られない。それは我々の旅の一部だった。今日ここにいるのは、この1-7の敗戦が我々に多くのことを教え、多くのことを学んだと確信している」 「明日はまた新たな試合だ。我々には失うものがまったくないので、自信を持ってこの試合に臨む。私にとって、我々はすでにユーロ2024を優勝したようなもので、再びピッチに立ち、素晴らしいスタジアムでジョージアの国歌を聞くのがとても楽しみだ」 2024.06.30 14:15 Sun
ユーロ2024で躍進を見せているジョージア代表。元首相から多額の寄付が代表チームに贈られることとなった。 元フランス代表DFのウィリー・サニョル監督が率いるジョージアは、初出場を果たしたユーロで躍動している。 グループステージ最終節ではポルトガル代表に2-0で勝利。これにより、初出場にしてベスト16入りを達成した。 この快挙を受け、与党である「ジョージアの夢=民主ジョージア」を創設し、2012年に首相に就任したビジナ・イヴァニシヴィリ氏がチームを称賛。ポルトガル戦の勝利を「歴史的かつ夢のような勝利」と称えた。 イギリス『BBC』によれば、この勝利に感動したイヴァニシヴィリ氏は、3000万グルジア・ラリ(約17億1800万円)をジョージア代表に寄付。ラウンド16のスペイン代表戦で勝利した場合は、さらに3000万グルジア・ラリを寄付すると語っているという。 イヴァニシヴィリ氏は、コンピュータの販売やプッシュ式の電話機などの販売や輸入業を行い、ビジネスマンとして成功。その後、金属に関わる事業と銀行業で大成功を収め、オリガルヒ(ロシアやウクライナなどで政治的影響力を有する新興財閥)の1人になった。かつてチェルシーを保有していたロマン・アブラモビッチ氏もオリガルヒの1人だった。 首相としては1年間しか活動していないものの、総資産は『フォーブス』によれば38億7000万ポンド(約7850億円)とのこと。与党である「ジョージアの夢=民主ジョージア」の名誉党首として今なお多大なる影響力を持っているとされている。 <span class="paragraph-title">【動画】ジョージアの快挙! ポルトガル撃破で初出場でベスト16入り</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="c6gDUlxslYs";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.28 22:50 Fri

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ジョージアサッカー連盟(GFF)は22日、ユーロ2024に臨む代表メンバー26名を発表した。 プレーオフを制し、8度目の挑戦でユーロ初出場を成し遂げたジョージア。 ウィリー・サニョル監督は主軸のFWクヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ)やGKギオルギ・ママルダシュヴィリ(バレンシア)を選出している。 本大会ではポルトガル代表、トルコ代表、チェコ代表が同居するグループFに属している。発表されたメンバーは以下の通り。 ◆ジョージア代表メンバー26名 GK ギオルギ・ママルダシュヴィリ(バレンシア/スペイン) ルカ・グゲシャシュヴィリ(カラバフ/アゼルバイジャン) ギオルギ・ロリア(ディナモ・トビリシ) DF ギオルギ・グヴェレシアニ(ペルセポリス/イラン) ソロモン・クヴィルクヴェリア(アル・アフドゥードゥ/サウジアラビア) ラシャ・ドヴァリ(APOEL/キプロス) ジェマル・タビーゼ(パネトリコス/ギリシャ) オタル・カカバーゼ(クラコヴィア/ポーランド) グラム・カシア(スロヴァン・ブラチスラバ/スロバキア) ギオルギ・ゴチョレイシュヴィリ(シャフタール/ウクライナ) ルカ・ロホシヴィリ(クレモネーゼ/イタリア) MF ギオルギ・ツィタイシュヴィリ(ディナモ・バトゥミ) サバ・ロブジャニーゼ(アトランタ・ユナイテッド/アメリカ) アンゾール・メクヴァビシュヴィリ(ウニベルシタテア・クライオヴァ/ルーマニア) ジャバ・カンカヴァ(スロヴァン・ブラチスラバ/スロバキア) レヴァン・シェンゲリア(パネトリコス/ギリシャ) サンドロ・アルトゥナシュヴィリ(ヴォルフスベルガー/オーストリア) オタル・キテイシュヴィリ(シュトゥルム・グラーツ/オーストリア) ニカ・クヴェクヴェスキリ(レフ・ポズナン/ポーランド) ズリコ・ダヴィタシュヴィリ(ボルドー/フランス) ギオルギ・コチョラシュヴィリ(レバンテ/スペイン) ギオルギ・チャクヴェタゼ(ワトフォード/イングランド) FW クヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ/イタリア) ブドゥ・ジヴジヴァーゼ(カールスルーエ/ドイツ) ジョルジュ・ミカウタゼ(メス/フランス) ギオルギ・クヴィリタイア(APOEL/キプロス) 2024.05.23 07:30 Thu
ジョージアで首都トビリシに新たなスタジアムを建設する計画が進められている。ジョージア『Kviri Spalitra』が伝える。 サッカー男子A代表がユーロ(欧州選手権)初出場を決めた東欧ジョージア。今夏開催のユーロ2024は、同国にとって建国以来初となるサッカーの国際舞台だ。 この国家的ムーブメントに乗る形で、以前から進められてきた首都トビリシに新たなサッカー・ラグビースタジアムを建設する計画が加速。2月に就任したイラクリ・コバヒゼ首相(45)が主導し、約7万人を収容できる巨大な“箱”がトビリシに建造される見通しだ。 トビリシの市長を勤めるは、サッカーファンならご存知、イタリア・ミランで2度にわたる欧州制覇の経験を持つ元ジョージア代表DFカハ・カラーゼ氏。カラーゼ市長は市議会演説にて、同い年のコバヒゼ首相に感謝を表明する。 「ジョージアのフットボーラー、ラガーマン、そして2つのスポーツをこよなく愛するファンにとって相応しい巨大プロジェクト。私自身もこの計画の早急な完遂に向け、できる限り関わっていきたい。コバヒゼ首相に感謝している」 現在、サッカーとラグビーのジョージア代表は首都トビリシにあるボリス・パイチャーゼ・スタジアム(5万4549人収容)をメイン使用。箱としては大きいが、サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝戦を開催する基準は満たしていない。 「トビリシにある既存のスタジアムが、CL決勝戦の基準を満たしていないことは、多くの人々が知るところとなった」 「新たなスタジアムは最高水準で、トップレベルの試合を誘致することが可能になる。首都が多くの来場者を他国から迎え、スポーツに限らないトビリシのアピールも可能だ」 カラーゼ市長によると、7万人収容(仮)の新スタジアムはトビリシ国際空港からほど近い場所に建設される予定で、ジョージア政府は2027-28シーズンのCL決勝戦誘致に向けた申請も予定しているとのことだ。 2024.05.07 17:35 Tue
ユーロ初出場を控えるジョージア代表。欧州最前線でプレーする数少ない1人が、シーズン終盤にきてブレイクの兆しを見せている。 黒海に面した“東欧より東欧”ジョージアは20世紀後半の独立後、欧州サッカーの最前線からかけ離れた存在。しかし、FWクヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ)にGKギオルギ・ママルダシュヴィリ(バレンシア)…突如として台頭した22〜24歳の“クヴァラ世代”に引っ張られたジョージア代表は、建国以来初の国際舞台、ユーロ2024への出場を勝ち取った。 攻撃の核はもちろん昨季セリエA最優秀選手のクヴァラで、守りの要はママルダシュヴィリ。そこへここ最近、リーグ・アン(フランス1部)のメスに所属する同代表エースFWジョージズ・ミカウタゼ(23)がレベルアップを遂げているのだ。 ミカウタゼはフランス生まれの23歳。メスでプロデビューを飾ったなか、今季からアヤックスへ完全移籍も出番はほぼなく、1月に半年レンタルで古巣へ。昨季のメスはリーグ・ドゥ(フランス2部)だったため、ミカウタゼにとってキャリア初のリーグ・アンとなった。 昨季リーグ・ドゥで37試合23得点のストライカーは、慣れ親しんだメスで今季、リーグ・アン15試合9得点3アシスト。直近2試合はブレストとRCランス相手に2得点ずつで計4得点だ。 昨季の活躍から、すでにジョージア代表でセンターフォワードの定位置を掴んでいたミカウタゼだが、欧州5大リーグやそれに準ずるベルギーやスイス、オーストリアといったリーグでプレーする選手がさほど多くないジョージア代表にとって、ここ最近のミカウタゼは嬉しい限り。 ジョージアの地元紙『Kviri Spalitra』もミカウタゼについて「2試合連続で2ゴール。ジョージア代表のエースが調子を上げている」と題し、ユーロ2024に向けて調子も評価も高まるストライカーを称えている。 2024.04.17 19:00 Wed
ジョージア代表の二大巨頭が国民へ感謝を語った。ジョージア『Kviri Spalitra』が伝えている。 ジョージア代表は26日、ユーロ2024予選プレーオフ決勝でギリシャ代表と対戦し、PK戦の末に勝利。建国後初となる国際舞台行きを決め、試合会場となった首都トビリシのディナモ・アリーナは狂乱と化し、国全体がお祭り騒ぎとなっている。 そんなジョージア代表、ひと昔前はカハ・カラーゼ氏(現トビリシ市長)という時代を彩った名バイプレーヤーがいたが、1990年のA代表結成から国際舞台に縁がなく、ミランで活躍した氏以外に国外でしっかり名の通る選手もいなかった。 しかし、ここ1〜2年で大きな変化が。 クヴィチャ・クワラツヘリアというジョージア南部の地方都市パトゥミにいた無名の若者が、ユベントスとナポリのスカウト陣に発見され、この若者は2022-23シーズンにナポリへ移籍。チームをセリエA王者に導き、自身はMVPという最上級の名誉を授かることとなった。 当然、この活躍を機にジョージア代表のエースとなった“クヴァラ”。まだ23歳と若いジョージア国家の新たな象徴は、今回のギリシャ戦後、TVカメラを通じ、国民への感謝を語る。 「最高に幸せだよ。これほど感情が溢れ出したことなんか過去に一度もない。ジョージア国民に感謝したい…120分間のファンファーレ、多くのスタジアムでプレーしてきたけど、今日の光景を見たことはないよ。“あなたの存在”が、今日勝つための最も重要な要素だった」 また、クヴァラの1つ年上で、所属するラ・リーガのバレンシアからさらなる強豪への移籍も噂されるギオルギ・ママルダシュヴィリは、ジョージア代表の正GK。攻めの核がクヴァラなら、守りの要はこのママルダシュヴィリだ。 「皆さんにとてもとても感謝したい…今日だけじゃない。予選を戦った約1年半、常に僕らに寄り添い、可能な限り励ましてくれたことだと思う。僕らが今日ここで歓喜するのは、国民の皆さんの功績だよ。ユーロに出られること、皆さんを幸せにできたこと…ひとえに嬉しく思う」 クヴァラ&ママルダシュヴィリ、2人の台頭とともに急速に力をつけ、ついに国際舞台を掴んだジョージア代表。開幕まで2カ月強...ユーロ本大会が楽しみだ。 ジョージア代表は2024年6月18日、ユーロ2024グループF第1節でトルコ代表と対戦する。 2024.03.27 20:25 Wed
ジョージアが建国後初めて、男子サッカーA代表を国際舞台に送り込む。 領土問題を抱えるロシアと北部の国境を接し、南を向けばアゼルバイジャンとアルメニアという対立し合う2カ国がそこにある国家、ジョージア。かつてグルジアとして名が通った以外は、あまり日本と馴染みがない。 サッカーファンには、元ジョージア代表DFカハ・カラーゼ氏(現在は首都トビリシの市長)というミランの名バイプレーヤーがいたことで知られるが、20世紀後半の建国以来、同国A代表がW杯もユーロも予選を勝ち抜いたことはなかった。 そんな彼らだが26日、ユーロ2024予選プレーオフ決勝で、ギリシャ代表を0-0からPK戦の末に撃破し、本大会出場切符をゲット。 ソビエト連邦から独立前夜の1990年に結成された「サッカー男子ジョージア代表」は、フランス代表のレジェンド、ウィリー・サニョル監督に率いられ、とうとう国際舞台への挑戦権を得たのだ。 同国大手メディア『Georgia Today』によると、運命のギリシャ戦が行われた首都トビリシ市内は、試合に合わせ、公共バスと地下鉄を深夜26時まで特例運行。 観戦に大挙するであろうファンを考慮したカハ・カラーゼ市政の決定であり、会場の「ディナモ・アリーナ」は最大収容人数5万4549人ながら、何故か観客動員5万5000人と発表されている。 市内の「共和国広場」にはパブリックビューイングが設置され、キックオフの現地時間26日19時から試合を中継。広場に詰めかけた大勢のファンは、スタジアムの5万5000人とともに、120分間+PK戦の死闘の末に、歓喜に酔いしれた。 『Kviris Palitra』は、「共和国広場」での祝賀会に訪れたカラーゼ市長の談話を発表。 「単なる勝利じゃない…本当に歴史が刻まれたんだ。私たちはこの瞬間のために何十年も苦労してきた…私は最後までユーロの舞台に立つことを許されなかった…しかし今日の私は人生のどの瞬間よりも幸せだ。少年たちを誇りに思う。私たちはもうすぐ、再び強いジョージアを拝むことができる」 試合後の「共和国広場」はパブリックビューイングが終わってもファンがとどまり、途切れることなく国歌が歌われ続けたとも。ジョージア代表は2024年6月18日、ユーロ2024グループF第1節で、これまた国境を接するトルコ代表と対戦する。 <span class="paragraph-title">【画像】歓喜のジョージア...スタンドから観客が消えほぼ全員ピッチへ雪崩れ込む</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Making the Euros for the first time calls for a party in Georgia <a href="https://t.co/0Byqm606Ih">pic.twitter.com/0Byqm606Ih</a></p>&mdash; B/R Football (@brfootball) <a href="https://twitter.com/brfootball/status/1772722243136557305?ref_src=twsrc%5Etfw">March 26, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.27 18:00 Wed

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トルコ代表のヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が上を目指している。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024のグループFを勝ち抜き、ラウンド16ではオーストリア代表に2-1で競り勝ったトルコ。6日の準々決勝では、強豪オランダ代表と激突する。 モンテッラ監督は準決勝進出が懸かる試合についてコメント。チームの若さを強調しながらも、ベスト4入りに意欲を見せた。 「一歩ずつ前に進んでいかなければならない。自信を持ち、謙虚でなければならない。感情をコントロールしなければならない。我々はこの大会で最も若いチームであり、このレベルでプレーした経験のある選手はほとんどいない」 「我々はこの試合だけに集中している。言うまでもなく勝ちたい」 なお、オーストリア戦でCKから2得点を挙げ、勝利の立役者となっていたDFメリフ・デミラルは、ゴールパフォーマンス時のジェスチャーが極右過激派グループ「灰色の狼」に由来する「狼の敬礼」だと問題視され、欧州サッカー連盟(UEFA)が出場停止処分を決定。今回のオランダ戦と準決勝の2試合を欠場する。 2024.07.06 17:52 Sat
オランダ代表のロナルド・クーマン監督が苦戦を予想している。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024ではグループDを3位通過のオランダ。続くラウンド16ではルーマニア代表を3-0で下し、準々決勝進出を決めた。 6日には、ベスト4進出を懸けてトルコ代表と対戦。クーマン監督はトルコサポーターが作り出す雰囲気に言及し、自分たちを見失ってはいけないと主張した。 「(トルコのファンが)何を期待しているかは理解している。そのような雰囲気の中でプレーするのは良いことだ。我々はただボールをキープし、その厳しさを和らげるだけだ。簡単ではないだろう」 「トルコは熱狂的な相手であり、ルーマニアのように大きな心を持ってプレーする。しかし、我々は自分たちを見つめ直し、準備ができていることを確かめる。自分たちの力を信じ続けなければならない」 また、クーマン監督はチーム状態にも言及。DFイアン・マートセンはコンディション不良のようで、FWステーフェン・ベルフワインも万全ではないという。 「イアン・マートセンは(拠点の)ヴォルフスブルクに留まった。体調が悪かった。インフルエンザの症状があった。そのため、特に試合前日は移動ができなかった」 「原則として、他の選手は全員出場可能だ。ステーフェンは予防措置として、またフィットしているかどうかを確認するため、異なるウォーミングアップルーティンを行った。土曜日の朝にアクティベーションセッションを行い、それから最終決定を下すつもりだ」 2024.07.06 17:22 Sat
スイス代表のムラト・ヤキン監督が準決勝進出を見据えている。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024に参戦中のスイス。ドイツ代表、スコットランド代表、ハンガリー代表が同居したグループAを1勝2分けで勝ち抜け、ラウンド16では前回優勝国のイタリア代表を撃破した。 快進撃を見せるスイスが次に迎えるのは、6日に行われる準々決勝のイングランド代表戦。再び強豪と相まみえるヤキン監督は、イングランドを警戒しながらも、自らのチームを誇った。 「イングランドがどんなプランを持っているかはわからない。彼らには質の高い選手が揃っている。我々は良い状態にあるし、自信もある。すでにディフェンディングチャンピオン(イタリア)や開催国(ドイツ)といった強豪相手に戦えることを証明している。我々はイングランドに問題を引き起こすだろう」 「私は良いポジションにいる。全員が共通の目標に向かって努力している。我々はここにいられて幸せだ。今を生きている。良いプレーをして、強敵に問題を引き起こした。キャンプの雰囲気は非常に良い。我々は共に成長している」 また、自身の監督キャリアにおける最大の試合かという質問にも回答。イングランド戦を制し、準決勝前、さらには決勝前にも同じことを聞かれたいと考えている。 「この質問は3試合続けて受けている。願わくば、ドイツを離れる前にあと2回この質問を受けたい。もちろんこれは特別な試合だが、来週また聞いてもらえると嬉しい」 2024.07.06 16:41 Sat
ユーロ2024のベスト4に駒を進めたスペイン代表だが、ケガ人だ。 5日の準々決勝でドイツ代表と対戦したスペイン。開催国とのイエローカードも乱れ飛ぶ死闘を延長戦の末に2-1で制して、2大会連続の4強入りを果たした。 だが、試合開始4分にMFペドリがMFトニ・クロースから激しいタックルを受け、8分に涙を流しながらピッチを後に。勝ち上がったスペインだが、不安を残す。 スペイン『ムンド・デポルティボ』によると、初期診断では左ヒザの内外側ねん挫とされ、損傷程度を把握するためにさらなる検査を予定しているという。 全治も現時点でわかっていないものの、医療関係者に聞いたところによれば、1カ月から1カ月半になる可能性があるといい、大会中の復帰が難しそうだ。 昨季は相次ぐ負傷離脱で不本意なシーズンだったが、このユーロではメンバーに滑り込みのペドリ。2012年大会以来の優勝に近づくスペインだが、21歳MF抜きでの戦いを強いられそうだ。 2024.07.06 16:05 Sat
イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督が準々決勝の展望を語った。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024のラウンド16では、スロバキア代表に先制を許しながら土壇場で延長戦に持ち込んだ末、逆転勝利をもぎとったイングランド。ベスト4進出が懸かる6日の準々決勝ではスイス代表と対戦する。 サウスゲイト監督はそんな一戦を前にコメント。前回王者のイタリア代表を破った強敵を警戒した一方、チーム状態が上がってきているとも明かした。 「できる限り良いプレーをしたい。どのチームも盛り上げたいと思っている。我々の前には非常に難しい相手がいて、チームには大きな期待が寄せられている。今のチームはトレーニングで以前と違って見える。より流動的になった」 「スイスは素晴らしい。良い選手が揃っているし、相手チームに問題を引き起こすような明確なプレースタイルがある。我々はもう1つ上のレベルを見せる必要がある」 また、スイス戦の戦い方にも言及。相手のスタイルを踏まえつつも、やるべきことはシンプルだと語った。 「常に試合に臨む最善の方法を考えている。スイスは(普段5バックでプレーするが)、時に4バックでビルドアップに時間を費やす。彼らのフォーメーションは非常に流動的だ。我々の目標は、相手の脅威を尊重しつつ、彼らに問題を引き起こすことだけだ。スイスは現時点でその要素を多く持っている」 なお、負傷により今大会まだプレーできていないDFルーク・ショーは先発可能な状態とのこと。一方、代わりにここまで左サイドバックを任せてきたDFキーラン・トリッピアーのパフォーマンスも、指揮官は高く評価している。 2024.07.06 14:39 Sat

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「バスが停電したんだと思う」ジャッジに不満…初出場でベスト16も敗退、ジョージア代表指揮官は「良いイメージを持ってもらいたい」とチームを称える

ジョージア代表のウィリー・サニョル監督が、ユーロ2024からの敗退を振り返った。フランス『レキップ』が伝えた。 6月30日、ユーロ2024ラウンド16でジョージアは優勝候補のスペイン代表と対戦した。 初のユーロ出場ながら、グループステージではポルトガル代表に勝利するなどしてベスト16に残ったジョージア。試合は18分にオウンゴールで先制する。 スペイン相手に先手を奪ったことで、守備を固めてボールを渡す展開に。それでも39分にロドリにミドルシュートを決められると、後半には3失点。4-1で敗退となった。 サニョル監督は、チームのパフォーマンスを称えながらも、スペインの1点目に不満。アルバロ・モラタがオフサイドポジションにいたとし、VARが機能していないことを冗談を交えて指摘した。 「我々はよく組織されていた前半戦を覚えている。ボールはスペインに任せることにし、みんなでよく守った」 「試合のターニングポイントはスペインの最初のゴールだ。そこで我々の選手(オタル・キテイシュヴィリ)が負傷したが、ボールが出ずに主審は何も言わなかった」 「モラタはロドリのシュートでは明らかにオフサイドポジションにいた。映像では、GKがボールを止めるのに動く事を余儀なくされていることがわかるだろう。バスが停電したんだと思うが、私にはわからない」 また、前半終盤に追いつかれたことで、苦しくなったと言及。回復にも時間がなかったことで、後半は苦しかったとした。 「1-0でハーフタイムに入っていれば、もう少しエネルギーが残っていたはずなので残念だ。しかし、試合を通してスペインはずっと強かった」 「回復期間が中2日だったこともあり、後半はフィジカルが難しくなった」 「残念なことだが、ユーロでは勝利もあげたし、ジョージアに良いイメージを持ってもらいたい。選手たちは、十分に値するだろう」 <span class="paragraph-title">【動画】オフサイドでは?指揮官が不満を語ったプレー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="D4nGV-8efEE";var video_start = 25;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.01 13:30 Mon
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初のユーロ出場でベスト16のジョージア代表、快挙に元首相が17億円を寄付…総資産7850億円の富豪はスペイン戦勝利でさらに17億円

ユーロ2024で躍進を見せているジョージア代表。元首相から多額の寄付が代表チームに贈られることとなった。 元フランス代表DFのウィリー・サニョル監督が率いるジョージアは、初出場を果たしたユーロで躍動している。 グループステージ最終節ではポルトガル代表に2-0で勝利。これにより、初出場にしてベスト16入りを達成した。 この快挙を受け、与党である「ジョージアの夢=民主ジョージア」を創設し、2012年に首相に就任したビジナ・イヴァニシヴィリ氏がチームを称賛。ポルトガル戦の勝利を「歴史的かつ夢のような勝利」と称えた。 イギリス『BBC』によれば、この勝利に感動したイヴァニシヴィリ氏は、3000万グルジア・ラリ(約17億1800万円)をジョージア代表に寄付。ラウンド16のスペイン代表戦で勝利した場合は、さらに3000万グルジア・ラリを寄付すると語っているという。 イヴァニシヴィリ氏は、コンピュータの販売やプッシュ式の電話機などの販売や輸入業を行い、ビジネスマンとして成功。その後、金属に関わる事業と銀行業で大成功を収め、オリガルヒ(ロシアやウクライナなどで政治的影響力を有する新興財閥)の1人になった。かつてチェルシーを保有していたロマン・アブラモビッチ氏もオリガルヒの1人だった。 首相としては1年間しか活動していないものの、総資産は『フォーブス』によれば38億7000万ポンド(約7850億円)とのこと。与党である「ジョージアの夢=民主ジョージア」の名誉党首として今なお多大なる影響力を持っているとされている。 <span class="paragraph-title">【動画】ジョージアの快挙! ポルトガル撃破で初出場でベスト16入り</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="c6gDUlxslYs";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.28 22:50 Fri
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「クヴァラはスペインのどの選手よりも優れている」、ママルダシュヴィリが波紋呼んだ発言を説明

ジョージア代表の守護神ギオルギ・ママルダシュヴィリが、スペイン代表との大一番を前に波紋を呼んだ自身の発言について説明した。 ポルトガル代表、トルコ代表、チェコ代表と強豪揃いのグループFでポルトガルを撃破し、本大会初出場ながらグループ3位通過で決勝トーナメント進出の快挙を果たしたジョージア。 30日に行われるラウンド16では今グループステージ唯一全勝突破のスペイン相手にさらなる躍進を目指す。 FWクヴィチャ・クワラツヘリア、FWジョルジュ・ミカウタゼの両エースと共に、その原動力となっている守護神は、2021年からバレンシアでプレーしていることもあり、この一戦を前にスペイン『マルカ』の取材を受けた。 その際、「クワラツヘリアはスペインのどのプレーヤーよりも優れている」とコメントした結果、スペイン国内で波紋を呼ぶ結果となった。 ウィリー・サニョル監督と共にスペイン戦に向けた公式会見に出席したママルダシュヴィリには当然のことながら、そのコメントに関する質問が飛ぶも、バレンシア守護神は「スペインのプレーヤーをリスペクトしていないわけではない」としながらもジョージア人としてクワラツヘリアこそ世界最高のプレーヤーの1人であると自らの考えを示した。 「僕はただのジョージア人で、彼のファンだ。彼は世界最高のプレーヤーの一人であり、バロンドールを受賞できるプレーヤーだと思う」 「スペインのプレーヤーをリスペクトしていないわけではないよ。もちろん彼らをリスペクトしている。彼らは本当に素晴らしいプレーヤーだけど、ジョージアの一般人として、僕はクヴィチャが世界最高のプレーヤーの一人だと思っているよ」 また、スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督も、「ママルは世界最高のゴールキーパーの一人だ。彼の発言は見ていないが、彼がそう思うなら構わない。彼はチームメイトを守らなければならない」、「クヴァラはトップクラスのプレーヤーだし、私もそう思う。ただ、個人的には我々のプレーヤーが最高だと思うよ」と、相手守護神の見解や心情を受け入れている。 2024.06.30 15:30 Sun
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「彼らを対戦相手として尊重」、スペイン代表指揮官は予選大勝のジョージアを軽視せず…高速カウンターを警戒

スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、今大会のダークホースを警戒している。 大会前の下馬評は芳しくなかったが、イタリア代表、クロアチア代表、アルバニア代表と同居した激戦区のグループBを3戦全勝で首位通過し、ユーロ2024の優勝候補の一角に浮上したラ・ロハ。 30日に開催されるラウンド16では優勝候補ポルトガル代表に2-0の勝利を収めるなど、本大会初出場で見事にグループFを3位通過したダークホースのジョージア代表とベスト8を懸けて対戦する。 そのジョージアは昨年9月に行われたユーロ予選で7-1の圧勝を収めた相手だが、デ・ラ・フエンテ監督は、その当時から大きく進化を遂げたウィリー・サニョルのチームへの警戒を怠らない。 「フットボールで驚くべき出来事が起こるのを、我々はこれまでもたくさん見てきたが、それがなくなることはない。ジョージアはポルトガルに勝った。我々は彼らを対戦相手として尊重し、懸命に働き、試合の重要性を理解して臨まなければならない。それができれば、我々にそのようなことが起こらないはずだ」 さらに、「彼らはカウンターアタックが速く、セットプレーも非常に優れている。我々は警戒し、注意を払って、スピードの部分で相手のカウンターアタックにさらされないようにする必要がある」と、FWクヴィチャ・クワラツヘリア、FWジョルジュ・ミカウタゼの両エースが牽引する高速カウンターへの対応が勝敗のカギを握ると考えている。 また、前述の予選での前回対戦について改めて質問を受けた指揮官は、スコットランド代表相手の0-2の敗戦、当時のスペインサッカー連盟(RFEF)会長のルイス・ルビアレス氏を巡るスキャンダルの真っ最中で戦ったアウェイゲームが、現在のチームにとってターニングポイントになったと振り返る。 「我々にとって非常に重要な試合だった。大きなプレッシャーを抱えて現地に到着し、ファミリーとしてその試合から戻ってきた。以前よりもずっと強くなってね」 その上で「最も重要な試合は常に次の試合であり、今、別のユーロが始まる。我々は非常に難しい試合に備えており、最高の武器を持って勝利を収めるつもりだ」と、ジョージア相手に再び今後に弾みを付けるような試合を見せたいと意気込んだ。 2024.06.30 15:00 Sun
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躍進ジョージアは予選で大敗スペイン相手にも引かず…サニョル監督「守備だけをするつもりはない」

ユーロ本大会初出場でグループステージ突破という快挙を成し遂げたジョージア代表は、決勝トーナメントでも変わらぬ攻撃的な姿勢を貫く。 ウィリー・サニョル監督の下、守護神ギオルギ・ママルダシュヴィリ、FWクヴィチャ・クワラツヘリア、FWジョルジュ・ミカウタゼの両エースを軸に史上初となるユーロ2024本大会行きを決めたジョージア。 本大会でもその快進撃は続き、ポルトガル代表、トルコ代表、チェコ代表と強豪揃いのグループFでは最終節ですでに首位通過を決めていたポルトガルを撃破した結果、勝ち点4の3位で突破を決めた。 ただ、ラウンド16では今グループステージ唯一の全勝突破を決めた強豪スペイン代表と対戦する。 通常のノックアウトラウンドで格下と目されるチームは後ろに重心を置きながら、PK戦まで持ち込むことも想定した守備的プランを選択することが多いが、前日会見に出席したサニョル監督はポルトガル相手の勇敢な戦い方を継続したい。攻撃的な姿勢を貫く考えだ。『ESPN』が指揮官の会見コメントを伝えている。 「スペイン、ポルトガル、ビッグチーム相手に、ジョージアは守備のことばかり考えていては、いつかは崩れてしまう。だから、守備だけをするつもりはない。ポルトガル戦のように、スペイン代表やヨーロッパの人々に、守備だけでなくボールの使い方も上手いことを示すつもりだ。ポルトガル戦ではボールを保持する素晴らしい瞬間があった。明日も同じようなパフォーマンスが見られることを期待している」 現役時代にバイエルンやフランス代表で活躍した右サイドバックは、「何週間も毎日プレーヤーに『自由にプレーして、リスクを取って、計算せずにあれをやれ、あれをやれ、あれをやれ』と言いながら、ノックアウトステージだけ違う話をするわけにはいかない」と、自身の現役時代の経験を含め一貫性の重要性を説く。 さらに、「私は守備戦略と規律を非常に重視しているが、プレーヤーはボールを持てば、やりたいことは何でもできるとわかっている。フットボールは数学でもチェスゲームでもない。感情も使ってプレーしなければならない」と、選手たちに攻撃時は主体性を持ってプレーしてほしいとしている。 一方で、ジョージアは昨年9月に行われたユーロ予選で対戦した際に1-7の大敗を喫しており、今回も難しい戦いが予想されるところだ。 サニョル監督は「あの試合のことは覚えていない」とジョークを飛ばしつつも、その苦い敗戦も今の躍進に繋がっていると前向きな姿勢で大一番に臨む考えだ。 「もちろん、私たちにとっては難しい瞬間でしたが、人生で前進するためには、時にはそのような非常に困難な瞬間、自分は良くない、悪いことばかりしていると思う瞬間が必要です。 「困難がなければ、大きな成果は得られない。それは我々の旅の一部だった。今日ここにいるのは、この1-7の敗戦が我々に多くのことを教え、多くのことを学んだと確信している」 「明日はまた新たな試合だ。我々には失うものがまったくないので、自信を持ってこの試合に臨む。私にとって、我々はすでにユーロ2024を優勝したようなもので、再びピッチに立ち、素晴らしいスタジアムでジョージアの国歌を聞くのがとても楽しみだ」 2024.06.30 14:15 Sun

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ユーロ初出場控えるジョージア代表、数少ない欧州5大リーグ組のエースにブレイク兆し…“クヴァラ世代”23歳ミカウタゼ

ユーロ初出場を控えるジョージア代表。欧州最前線でプレーする数少ない1人が、シーズン終盤にきてブレイクの兆しを見せている。 黒海に面した“東欧より東欧”ジョージアは20世紀後半の独立後、欧州サッカーの最前線からかけ離れた存在。しかし、FWクヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ)にGKギオルギ・ママルダシュヴィリ(バレンシア)…突如として台頭した22〜24歳の“クヴァラ世代”に引っ張られたジョージア代表は、建国以来初の国際舞台、ユーロ2024への出場を勝ち取った。 攻撃の核はもちろん昨季セリエA最優秀選手のクヴァラで、守りの要はママルダシュヴィリ。そこへここ最近、リーグ・アン(フランス1部)のメスに所属する同代表エースFWジョージズ・ミカウタゼ(23)がレベルアップを遂げているのだ。 ミカウタゼはフランス生まれの23歳。メスでプロデビューを飾ったなか、今季からアヤックスへ完全移籍も出番はほぼなく、1月に半年レンタルで古巣へ。昨季のメスはリーグ・ドゥ(フランス2部)だったため、ミカウタゼにとってキャリア初のリーグ・アンとなった。 昨季リーグ・ドゥで37試合23得点のストライカーは、慣れ親しんだメスで今季、リーグ・アン15試合9得点3アシスト。直近2試合はブレストとRCランス相手に2得点ずつで計4得点だ。 昨季の活躍から、すでにジョージア代表でセンターフォワードの定位置を掴んでいたミカウタゼだが、欧州5大リーグやそれに準ずるベルギーやスイス、オーストリアといったリーグでプレーする選手がさほど多くないジョージア代表にとって、ここ最近のミカウタゼは嬉しい限り。 ジョージアの地元紙『Kviri Spalitra』もミカウタゼについて「2試合連続で2ゴール。ジョージア代表のエースが調子を上げている」と題し、ユーロ2024に向けて調子も評価も高まるストライカーを称えている。 2024.04.17 19:00 Wed
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欧州の新興勢力・ジョージア代表が建国後初の国際舞台ユーロ2024へ! “英雄”カラーゼ市長が涙の祝福「人生のどの瞬間より幸せ」

ジョージアが建国後初めて、男子サッカーA代表を国際舞台に送り込む。 領土問題を抱えるロシアと北部の国境を接し、南を向けばアゼルバイジャンとアルメニアという対立し合う2カ国がそこにある国家、ジョージア。かつてグルジアとして名が通った以外は、あまり日本と馴染みがない。 サッカーファンには、元ジョージア代表DFカハ・カラーゼ氏(現在は首都トビリシの市長)というミランの名バイプレーヤーがいたことで知られるが、20世紀後半の建国以来、同国A代表がW杯もユーロも予選を勝ち抜いたことはなかった。 そんな彼らだが26日、ユーロ2024予選プレーオフ決勝で、ギリシャ代表を0-0からPK戦の末に撃破し、本大会出場切符をゲット。 ソビエト連邦から独立前夜の1990年に結成された「サッカー男子ジョージア代表」は、フランス代表のレジェンド、ウィリー・サニョル監督に率いられ、とうとう国際舞台への挑戦権を得たのだ。 同国大手メディア『Georgia Today』によると、運命のギリシャ戦が行われた首都トビリシ市内は、試合に合わせ、公共バスと地下鉄を深夜26時まで特例運行。 観戦に大挙するであろうファンを考慮したカハ・カラーゼ市政の決定であり、会場の「ディナモ・アリーナ」は最大収容人数5万4549人ながら、何故か観客動員5万5000人と発表されている。 市内の「共和国広場」にはパブリックビューイングが設置され、キックオフの現地時間26日19時から試合を中継。広場に詰めかけた大勢のファンは、スタジアムの5万5000人とともに、120分間+PK戦の死闘の末に、歓喜に酔いしれた。 『Kviris Palitra』は、「共和国広場」での祝賀会に訪れたカラーゼ市長の談話を発表。 「単なる勝利じゃない…本当に歴史が刻まれたんだ。私たちはこの瞬間のために何十年も苦労してきた…私は最後までユーロの舞台に立つことを許されなかった…しかし今日の私は人生のどの瞬間よりも幸せだ。少年たちを誇りに思う。私たちはもうすぐ、再び強いジョージアを拝むことができる」 試合後の「共和国広場」はパブリックビューイングが終わってもファンがとどまり、途切れることなく国歌が歌われ続けたとも。ジョージア代表は2024年6月18日、ユーロ2024グループF第1節で、これまた国境を接するトルコ代表と対戦する。 <span class="paragraph-title">【画像】歓喜のジョージア...スタンドから観客が消えほぼ全員ピッチへ雪崩れ込む</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Making the Euros for the first time calls for a party in Georgia <a href="https://t.co/0Byqm606Ih">pic.twitter.com/0Byqm606Ih</a></p>&mdash; B/R Football (@brfootball) <a href="https://twitter.com/brfootball/status/1772722243136557305?ref_src=twsrc%5Etfw">March 26, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.27 18:00 Wed
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ユーロ初出場のジョージア代表が発表! エースFWクワラツヘリアや守護神GKママルダシュヴィリを選出【ユーロ2024】

ジョージアサッカー連盟(GFF)は22日、ユーロ2024に臨む代表メンバー26名を発表した。 プレーオフを制し、8度目の挑戦でユーロ初出場を成し遂げたジョージア。 ウィリー・サニョル監督は主軸のFWクヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ)やGKギオルギ・ママルダシュヴィリ(バレンシア)を選出している。 本大会ではポルトガル代表、トルコ代表、チェコ代表が同居するグループFに属している。発表されたメンバーは以下の通り。 ◆ジョージア代表メンバー26名 GK ギオルギ・ママルダシュヴィリ(バレンシア/スペイン) ルカ・グゲシャシュヴィリ(カラバフ/アゼルバイジャン) ギオルギ・ロリア(ディナモ・トビリシ) DF ギオルギ・グヴェレシアニ(ペルセポリス/イラン) ソロモン・クヴィルクヴェリア(アル・アフドゥードゥ/サウジアラビア) ラシャ・ドヴァリ(APOEL/キプロス) ジェマル・タビーゼ(パネトリコス/ギリシャ) オタル・カカバーゼ(クラコヴィア/ポーランド) グラム・カシア(スロヴァン・ブラチスラバ/スロバキア) ギオルギ・ゴチョレイシュヴィリ(シャフタール/ウクライナ) ルカ・ロホシヴィリ(クレモネーゼ/イタリア) MF ギオルギ・ツィタイシュヴィリ(ディナモ・バトゥミ) サバ・ロブジャニーゼ(アトランタ・ユナイテッド/アメリカ) アンゾール・メクヴァビシュヴィリ(ウニベルシタテア・クライオヴァ/ルーマニア) ジャバ・カンカヴァ(スロヴァン・ブラチスラバ/スロバキア) レヴァン・シェンゲリア(パネトリコス/ギリシャ) サンドロ・アルトゥナシュヴィリ(ヴォルフスベルガー/オーストリア) オタル・キテイシュヴィリ(シュトゥルム・グラーツ/オーストリア) ニカ・クヴェクヴェスキリ(レフ・ポズナン/ポーランド) ズリコ・ダヴィタシュヴィリ(ボルドー/フランス) ギオルギ・コチョラシュヴィリ(レバンテ/スペイン) ギオルギ・チャクヴェタゼ(ワトフォード/イングランド) FW クヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ/イタリア) ブドゥ・ジヴジヴァーゼ(カールスルーエ/ドイツ) ジョルジュ・ミカウタゼ(メス/フランス) ギオルギ・クヴィリタイア(APOEL/キプロス) 2024.05.23 07:30 Thu
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ユーロ2024のプレーオフ組み合わせ決定! 残り3カ国を12カ国が3つのトーナメントで争う【ユーロ2024】

欧州サッカー連盟(UEFA)は23日、ユーロ2024プレーオフの組み合わせ抽選を実施した。 スイスのニヨンで行われた抽選会。12カ国が出場し、3つの枠を争うこととなる。 4カ国が3つに分かれてトーナメント方式で開催。準決勝は2024年3月21日、決勝は3月26日に予定されている。 パスAでは、ポーランドvsエストニア、ウェールズvsフィンランドが準決勝で実現。パスBでは、イスラエルvsアイスランド、ボスニア・ヘルツェゴビナvsウクライナ、パスCではジョージアvsルクセンブルク、ギリシャvsカザフスタンに決定した。 また、決勝は同じパス内の勝者が対戦。パスAはウェールズかフィンランド、パスBはボスニア・ヘルツェゴビナかウクライナ、パスCはジョージアかルクセンブルクで開催される。 ◆ユーロ2024プレーオフ 【パスA】 ◆準決勝 ▽2024/3/21(木) ポーランドvsエストニア ウェールズvsフィンランド ◆決勝 ▽2024/3/26(火) ウェールズ/フィンランド vs ポーランド/エストニア 【パスB】 ◆準決勝 ▽2024/3/21(木) イスラエルvsアイスランド ボスニア・ヘルツェゴビナvsウクライナ ◆決勝 ▽2024/3/26(火) ボスニア・ヘルツェゴビナ/ウクライナ vs イスラエル/アイスランド 【パスC】 ◆準決勝 ▽2024/3/21(木) ジョージアvsルクセンブルク ギリシャvsカザフスタン ◆決勝 ▽2024/3/26(火) ジョージア/ルクセンブルク vs ギリシャ/カザフスタン 2023.11.23 22:30 Thu
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「この感覚を味わうならお金を払っても良い」悲願のユーロ初出場、指揮を執る元フランス代表DFのサニョル監督が継続を誇る「何事も時間が必要だ」

ジョージア代表のウィリー・サニョル監督が、初のユーロ出場を喜んだ。フランス『レキップ』が伝えた。 26日、ユーロ2024予選プレーオフ決勝が行われ、ジョージア代表はギリシャ代表と対戦。堅い試合となった中で120分間を通じてゴールは生まれず。PK戦の末にジョージアが勝利を収めた。 ジョージアにとっては初の国際大会の出場。悲願のユーロ出場を決めたサニョル監督は、現役時代はサンテチェンヌ、モナコ、バイエルンでプレー。フランス代表でも右サイドバックを支えるなど活躍。引退後はU-21フランス代表やボルドーで監督を務め、バイエルンでも暫定監督を経験。2021年2月にジョージア代表監督に就任していた。 就任後、カタール・ワールドカップ予選では結果を残せなかったものの、UEFAネーションズリーグ2022-23では無敗で終え、今回のユーロ予選もスペイン代表、スコットランド代表、ノルウェー代表などと同居した中でグループステージを勝ち上がり、ついに悲願を達成した。 サニョル監督は「過去には私が辞めるべきだったと考えている人もいた」とコメント。それでも、時間が掛かるものだと考え、ここまでやり続けてきたことを誇りに思っているとした。 「私が時々説明しようとしているのは、何かを達成したいならば、時間が必要だということだ。サッカーでは1カ月や半年で全てを変えることなどできない。時間が必要なんだ。常に、何事にも時間は必要だ」 「今日のような感覚を味わうためならば、お金を払っても良い。試合前に聞かれたとしてもだ。最高の気分だ」 「この3年間ずっと良い気分だったし、素晴らしい人たちに囲まれていた」 2024.03.27 11:11 Wed

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