チェコ代表主力に悲劇…自転車での転倒でユーロ2024欠場が決定

2024.06.09 22:30 Sun
無念のユーロ欠場となったサディレク
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無念のユーロ欠場となったサディレク
トゥヴェンテに所属するチェコ代表MFミハル・サディレクが、思わぬ形でユーロ2024出場を逃すことになった。

2021年にA代表デビューを飾ったセントラルMFのサディレクは、現スカッドでユーロ2020を経験している7名のうちの1人。
25歳で代表通算24キャップながら直近に行われたマルタ代表との親善試合ではゲームキャプテンを任されるなど、今大会でも中心選手としての活躍が期待されていた。

しかし、チェコサッカー協会(FACR)の発表によると、マルタ戦翌日に行われたリカバリーメニューの一環か、自転車に乗っていた際に転倒したサディレクは足に裂傷を負ってしまい、全治などは不明であるものの、今大会中の復帰が絶望的になったという。

現役時代にサンフレッチェ広島でもプレー経験があるイワン・ハシェック監督は、「ミハルは経験豊富なプレーヤーの1人で、我々にとって大きな痛手だ。彼はマルタとの試合でもキャプテンマークを巻いていた。チーム全体を代表して、彼の早期回復を祈る。他のプレーヤーを呼ぶかどうかは、近いうちに決める」と、思わぬ形での主力選手の離脱を嘆いた。
なお、チェコは本大会でグループFに入っており、トルコ代表、ジョージア代表、ポルトガル代表と同居している。

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広島や千葉でプレーしたハシェック監督が率いるチェコ代表メンバー26名が発表! 無敗のブンデス制覇に貢献したシック&フロジェクらを招集【ユーロ2024】

チェコサッカー協会(FACR)は28日、ユーロ2024に臨むチェコ代表メンバー26名を発表した。 現役時代はサンフレッチェ広島でもプレー経験があるイワン・ハシェック監督率いるチェコ代表。予選を2位で通過し、8大会連続11回目の出場を果たしている。 今回のメンバーには、国内組が中心となっているなか、レバークーゼンの無敗でのブンデスリーガ制覇に貢献したFWパトリック・シック、FWアダム・フロジェクを始め、DFヴラディミール・ツォウファル、MFトマシュ・ソウチェク(共にウェストハム)らを招集している。 本大会ではグループFに入っており、トルコ代表、ジョージア代表、ポルトガル代表と同居している。 今回発表されたチェコ代表メンバーは以下の通り。 ◆チェコ代表メンバー26名 GK マチェイ・コヴァル(レバークーゼン/ドイツ) ヴィテツラフ・ヤロシュ(シュトゥルム・グラーツ/オーストリア) インジフ・スタニェク(スラビア・プラハ) DF ロビン・フラナーチ(ビクトリア・プルゼニ) トマシュ・ヴルチェク(スラビア・プラハ) ダビド・ドウジェラ(スラビア・プラハ) トマシュ・ホレシュ(スラビア・プラハ) ダビド・ジマ(スラビア・プラハ) マルティン・ヴィティック(スパルタ・プラハ) ラディスラフ・クレイチ(スパルタ・プラハ) ダビド・ユラセク(ホッフェンハイム/ドイツ) ヴラディミール・ツォウファル(ウェストハム/イングランド) MF ルカシュ・チェルフ(ビクトリア・プルゼニ) パベル・シュルツ(ビクトリア・プルゼニ) マテイ・ユラセク(スラビア・プラハ) ウカシュ・プロヴォド(スラビア・プラハ) オンドレイ・リングル(フェイエノールト/オランダ) ミハル・サディレク(トゥヴェンテ/オランダ) バーツラフ・チェルニー(ヴォルフスブルク/ドイツ) アントニン・バラク(フィオレンティーナ/イタリア) トマシュ・ソウチェク(ウェストハム/イングランド) FW パトリック・シック(レバークーゼン/ドイツ) アダム・フロジェク(レバークーゼン/ドイツ) ヤン・クフタ(スパルタ・プラハ) モイミール・ヒティル(スラビア・プラハ) トマシュ・ホリー(ビクトリア・プルゼニ) 2024.05.28 23:50 Tue

チェコ代表、クデラの招集を諦めサディレクを追加招集!《ユーロ2020》

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ユーロ2024グループF第1節、ポルトガル代表vsチェコ代表が18日に行われ、2-1でポルトガルが逆転勝利した。 トルコ代表とジョージア代表も同居するグループF。 2大会ぶりの優勝を目指すポルトガルはC・ロナウドやルベン・ディアス、ベルナルド・シウバらが先発。レオンがC・ロナウドと2トップを形成した。 一方、8大会連続8度目の出場となるチェコはソウチェクやツォウファル、シックらが先発となった。 共に[3-5-2]で臨んだ中、5バックで構えるチェコに対し、ポルトガルは8分にレオンのクロスからC・ロナウドがヘディングシュートで牽制。 立ち上がりからボールを握り続けるポルトガルだったが、自陣に引くチェコを崩しきることができない。33分にはC・ロナウドの絶妙ヒールパスを受けたヴィティーニャがボックス内に侵入したが、シュートを打ちきれず。 ハーフタイムにかけてもハーフコートゲームを続けたポルトガルは、追加タイムにC・ロナウドがGK強襲のシュートを放つも、ゴールを割るには至らず前半を終えた。 迎えた後半もポルトガルが押し込む展開の中、58分にC・ロナウドが直接FKでGKを強襲するも、チェコが62分にワンチャンスで先制する。 サイド攻撃で揺さぶった流れからボックス手前のプロヴォドが右足で一閃。見事なコントロールシュートがゴールに吸い込まれた。 追う展開となったポルトガルはレオンに代えてジョタを投入。すると69分に追いつく。分厚い攻めを見せたサイド攻撃の流れからメンデスのヘッドでの折り返しがオウンゴールを誘った。 その後、78分にヴィティーニャがミドルでGKを強襲したポルトガルは、終盤の87分に逆転弾を奪いかける。C・ロナウドのヘディングシュートがポストに直撃したルーズボールをジョタが頭で押し込んだが、VARの末にオフサイドがありノーゴールに。 それでも追加タイム2分、ポルトガルに正真正銘の逆転弾。直前に投入されていたペドロ・ネトが左サイドを打開して送ったクロスのルーズボールを、同じく直前に投入されていたコンセイソンが蹴り込んだ。 マルティネス采配的中のポルトガルが劇的逆転勝利で白星発進としている。 ポルトガル 2-1 チェコ 【ポルトガル】 OG(後24) フランシスコ・コンセイソン(後47) 【チェコ】 ウカシュ・プロヴォド(後17) 2024.06.19 05:56 Wed
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「気概が試される試合」劇的逆転弾でユーロ初戦勝利、ポルトガル代表指揮官は「信じられないキャラクターを見せた」

ポルトガル代表のロベルト・マルティネス監督が、劇的勝利を喜んだ。『UEFA.com』が伝えている。 18日、ユーロ2024グループF第1節でチェコ代表と対戦したポルトガルは、立ち上がりからボールを握るも堅く守る相手を中々崩せず、ゴールレスでハーフタイムへ。後半に入り逆に失点を許す苦しい展開になるも、69分にオウンゴールで追いつくと、このままドローに終わるかに思われたアディショナルタイム、フランシスコ・コンセイソンが劇的ゴールを決め2-1で勝利した。 土壇場の逆転でユーロ初戦を制したマルティネス監督は、チームのパフォーマンスを称えている。 「簡単な試合になるとは思っていなかった。チェコは気迫にあふれ、非常にタフで、シュート1本を得点に結びつけるなど、非常に効率的だった。我々の気概が試される試合だったと思う」 「データを見れば、ポゼッション率70%、CKは13回であり、良くやっただろう。0-1で負けていたとき、我々は神経をコントロールする必要があった。だからこそ、今日の我々が見せたキャラクターは信じられないものだったと思う」 「我々はこの試合に勝利した。自分たちがうまくやったことも評価しなければならない。守備は非常に良く、チェコにCKの1本も許さなかった。シュートは1本に抑えていたし、今日できた良いものをさらに発展させられるだろう」 2024.06.19 08:40 Wed
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ジローナ行き決定したチェコの次代DFリーダー/ラディスラフ・クレイチ(チェコ代表)【ユーロ2024】

14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■チェコ代表</span> 出場回数:8大会連続8回目 最高成績:準優勝(1996) ユーロ2020結果:ベスト8 予選結果:グループE・2位 監督:イワン・ハシェック <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> DFラディスラフ・クレイチ(スパルタ・プラハ) 1999年4月20日(25歳) 今大会でのブレイク期待されるチェコの次代デイフェンスリーダー。前回大会のベスト8チームで、近年はクラブレベルでも健闘光るチェコはかつてJリーグでもプレーしたイワン・ハシェック監督の下で前回大会同様の躍進を目指す。 レバークーゼンで準主力を担ったシックら3選手、キャプテンのソウチェクとツォウファルのウェストハムコンビ、バラクやクフタが比較的名が知れた存在ではあるが、注目は先日にジローナ移籍が決定した左利きのセンターバック。 地元のズブロヨフカ・ブルノから国内屈指の名門スパルタ・プラハにステップアップした在籍5年間でセンターバック、サイドバック、守備的MFを主戦場に公式戦148試合に出場。PKキッカーを務めているとはいえ、ほぼ3試合に1点ペースとなる44ゴールを記録するなど得点力にも優れる守備者だ。 191cmの恵まれた体躯に優れたアスリート能力の有する左利きDFは、地対空の対人の強さに加え、足元の技術、戦術眼、ポジショニングにも優れる万能型で、スラビア・プラハではキャプテンも託されている。 攻守両面で持ち味を発揮しやすい3バックの左での起用が想定される中、ポルトガル、ジョージア、トルコと前線に強烈な個性を持つ相手に躍動を期待したい。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月18日(火) 《28:00》 【F】ポルトガル代表 vs チェコ代表 ▽6月22日(土) 《25:00》 【F】ジョージア代表 vs チェコ代表 ▽6月26日(水) 《28:00》 【F】チェコ代表 vs トルコ代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.インジフ・スタニェク(スラビア・プラハ) 16.マチェイ・コヴァル(レバークーゼン/ドイツ) 23.ヴィテツラフ・ヤロシュ(シュトゥルム・グラーツ/オーストリア) DF 2.ダビド・ジマ(スラビア・プラハ) 3.トマシュ・ホレシュ(スラビア・プラハ) 4.ロビン・フラナーチ(ビクトリア・プルゼニ) 5.ヴラディミール・ツォウファル(ウェストハム/イングランド) 6.マルティン・ヴィティック(スパルタ・プラハ) 12.ダビド・ドウジェラ(スラビア・プラハ) 15.ダビド・ユラセク(ホッフェンハイム/ドイツ) 18.ラディスラフ・クレイチ(スパルタ・プラハ) 24.トマシュ・ヴルチェク(スラビア・プラハ) MF 7.アントニン・バラク(フィオレンティーナ/イタリア) 8.ペトル・セフチーク(スラビア・プラハ) 14.ウカシュ・プロヴォド(スラビア・プラハ) 17.バーツラフ・チェルニー(ヴォルフスブルク/ドイツ) 20.オンドレイ・リングル(フェイエノールト/オランダ) 21.ルカシュ・チェルフ(ビクトリア・プルゼニ) 22.トマシュ・ソウチェク(ウェストハム/イングランド) 25.パベル・シュルツ(ビクトリア・プルゼニ) 26.マテイ・ユラセク(スラビア・プラハ) FW 9.アダム・フロジェク(レバークーゼン/ドイツ) 10.パトリック・シック(レバークーゼン/ドイツ) 11.ヤン・クフタ(スパルタ・プラハ) 13.モイミール・ヒティル(スラビア・プラハ) 19.トマシュ・ホリー(ビクトリア・プルゼニ) 2024.06.18 19:00 Tue
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今大会初勝利を狙うジョージアvsチェコは互いに譲らずドロー…【ユーロ2024】

ユーロ2024グループF第2節のジョージア代表vsチェコ代表が22日に行われ、1-1の引き分けに終わった。 18日に行われた初戦でトルコ代表に敗れたジョージアは、その試合のスタメンからチャクヴェタゼをダヴィタシュヴィリに変更した以外は同じメンバーを採用。クワラツヘリアとミカウタゼを2トップに据えた[3-5-2]の布陣で試合に臨んだ。 一方、初戦でポルトガル代表に惜敗したチェコは、その試合のスタメンからクフタ、シュルツ、ドウジェラの3選手をフロジェク、チェルニー、ユラセクに変更。3トップにチェルニー、シック、フロジェクを並べた[3-4-3]の布陣で試合に臨んだ。 試合は開始早々にチェコが決定機を創出する。3分、右サイドからのロングスローをファーサイドで受けたフロジェクが胸トラップからシュート。相手GKが弾いたこぼれ球をクレイチがジャンピングボレーで合わせると、相手DFにディフレクトしたボールを最後はシックが左足ボレーで狙ったが、叩きつけたシュートはGKママルダシュヴィリの好セーブに防がれた。 その後も主導権を握るチェコは、23分にネットを揺らす。右サイドからロングスローを供給すると、ボックス中央の混戦を抜けたボールをファーサイドのフロジェクがシュート。これはGKママルダシュヴィリにブロックされたが、跳ね返ったボールを再びフロジェクがゴールに押し込んだ。 このゴールでチェコが先制かと思われたが、VARの末にフロジェクがゴールに押し込んだ場面で左腕に当たっており、ハンドの判定でゴールは取り消された。 ハーフタイムにかけては拮抗した展開が続いたが、前半終了間際にジョージアにチャンス。追加タイム1分、敵陣右サイドで獲得したFKからクワラツヘリアがクロスを供給すると、ワンバウンドしたボールがDFフラナーチの右手に当たると、VARの末にハンドが認められ、PKを獲得。このPKをミカウタゼがゴール右に突き刺し、前半を1-0で終えた。 迎えた後半、1点を追うチェコは55分にフロジェクとチェルニーを下げてリングルとユラセクを投入。すると59分、ツォウファルの右CKをニアサイドのリングルがヘディングシュート。これは左ポストに直撃したが、跳ね返りをシックが体でゴールに押し込んだ。 その後は互いに選手を入れ替えながら勝ち越しゴールを狙うが、拮抗した展開が続く。終盤にかけてはポゼッションで上回るチェコが攻勢を強めたが、試合終了間際にジョージアが決定機を迎える。 95分、自陣でのボール奪取からロングカウンターを仕掛けると、ドリブルで敵陣まで持ち上がったチャクヴェタゼのラストパスを供給。これをボックス中央右まで駆け上がったロブジャニーゼが右足ダイレクトで狙ったが、シュートは枠に上に外れた。 直後に試合終了のホイッスル。今大会初勝利を目指した両者の一戦は互いに譲らずドロー決着で勝ち点1を分け合う結果となった。 ジョージア代表 1-1 チェコ代表 【ジョージア】 ジョルジュ・ミカウタゼ(前49[PK]) 【チェコ】 パトリック・シック(後14) 2024.06.23 00:05 Sun
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ユーロで記念すべき初勝ち点のジョージア、結果以上に経験が大事と指揮官「最高レベルのサッカーを知ることが重要」

ジョージア代表のウィリー・サニョル監督は2戦未勝利を悲観していない。『UEFA.com』が伝えた。 プレーオフを勝ち抜き初のユーロ出場となったジョージア。グループF初戦のトルコ代表戦は1-3の敗北を喫したなか、22日の第2節では初勝利を目指してチェコ代表と対戦した。 試合の主導権を握ったのはチェコだったが、前半アディショナルタイムのFWクヴィチャ・クワラツヘリアのクロスからPKを獲得し、これをFWジョルジュ・ミカウタゼが決めてジョージアが先制。後半にセットプレーから追いつかれるも、GKギオルギ・ママルダシュヴィリを中心とした粘り強い守りでドロー決着とした。 試合終了間際にはロングカウンターから勝ち越しのチャンスもあったジョージアだが、サニョル監督はユーロで初の勝ち点獲得に満足。大舞台で得られる経験こそがジョージアの財産と語った。 「我々が失うものは何もない。決してだ。今回のユーロでの目標は経験を積むことだ。ジョージアは大好きだが、大会デビューで勝利できるとは思っていない」 「選手たちにとって、最高レベルのサッカーがどのようなものかを知ることが非常に重要だった。学ぶべきことはたくさんあるが、それはきっとジョージアの未来に役立つだろう」 <span class="paragraph-title">【動画】クワラツヘリアのクロスがハンド誘発! ミカウタゼがPK決めて先制</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="iHddoLRnyGQ";var video_start = 60;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.23 17:22 Sun

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