ニースがモンペリエ主将FWドゥロールを獲得! 昨季15G10Aのリーグ屈指のストライカー

2021.08.29 00:15 Sun
Getty Images
ニースは28日、モンペリエからアルジェリア代表FWアンディ・ドゥロール(29)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約に関する詳細は明かされていない。

これまでアジャクシオやトゥール、ニームといった国内の下部カテゴリーのクラブやイングランドのウィガンを渡り歩いてきたドゥロールは、2015年に加入したカーンでリーグ戦12ゴールを挙げる活躍でブレイク。その後、メキシコのティグレス、トゥールーズを挟んで2018年夏にモンペリエへ加入。
若かりし頃のセルヒオ・アグエロを彷彿とさせる、豊富な運動量とスピード、身体能力、決定力を武器とする万能型ストライカーは、在籍3年間で公式戦106試合に出場し、47ゴール21アシストを記録。昨シーズンはリーグ・アン30試合で15ゴール10アシストの数字を残し、リーグ屈指のアタッカーとの評価を確立していた。

今シーズンは現役を引退したブラジル人DFヴィトリーノ・イウトンに代わってキャプテンに就任していたが、クラブの財政難の影響もあって今夏積極補強を続けるニースへ旅立つことになった。

なお、ドゥロールはニーム時代の2009年にはエリック・カントナ監督率いるビーチサッカーのフランス代表に招集され、ワールドカップ予選で5ゴールを記録する、異色の経歴を持ったプレーヤーだ。

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トゥールーズのコモリ会長が“偽エージェント”問題で警察の捜査受ける…クラブと弁護士は潔白訴える

トゥールーズのダミアン・コモリ会長が、フランス国内で話題を集める“偽エージェント”問題で警察の捜査を受けたようだ。フランス『Le Parisien』が報じている。 コモリ会長は過去にトッテナム、リバプール、フェネルバフチェなどでフットボール・ディレクターを務め、2020年7月から母国のトゥールーズで会長を務めるヨーロッパのットボール界では知られた存在だ。 そのコモリ会長だが、先日にフランス国内で発覚した“偽エージェント”問題に巻き込まれたようだ。 フランス『レキップ』は5日、「スポーツエージェントの職務の違法な行使」、「偽造と偽造の使用」、「組織的ギャングの詐欺」、「組織的ギャングのマネーロンダリング」の捜査によって、ジョン・ヴァロヴィク=ガルティエ、ダヴィド・ヴェンディテッリ、ダヴィド・ワンティエを含む複数のエージェントが、マルセイユで警察に拘留されたと報じた。 一連の捜査は2021年にモンペリエからニースへ完全移籍したアルジェリア代表FWアンディ・ドゥロールの一件を端に発して行われていたものだった。 コモリ会長に関しては、ジョン・ヴァロヴィク=ガルティエの養父であり、元パリ・サンジェルマン監督のクリストフ・ガルティエ氏のもう一人の息子であるジョーダン・ガルティエ氏をカルレス・マルティネス・ノベル監督のアシスタントコーチに任命した際、“偽エージェント”であることを知りながらジョン・ヴァロヴィク=ガルティエと交渉を行ったことが問題視されているという。 そして、コモリ会長は司法警察に召喚され、6月に判決が下される予定だという。 なお、トゥールーズは今回の報道を受けて声明を発表。クラブと同会長が「完全な誠実さと透明性をもって、定められた規則を厳格に遵守してきた」と述べ、会長の弁護士オリヴィエ・マルタン氏は、違反行為は「特徴づけられない」と潔白を訴えている。 2024.06.08 15:12 Sat

アルジェリア代表FWドゥロールがウム・サラルを退団…カタール杯決勝で試合中に昏倒

カタールのウム・サラルSCは12日、アルジェリア代表FWアンディ・ドゥロール(32)との契約を双方合意の下で解消したことを発表した。 1月7日に行われたカタール・スターズカップ決勝のアル・アラビ戦(PK戦の末に勝利)に先発したドゥロールは、6分に先制点となるゴールを記録。だが、その10分後に突然ピッチに倒れ込むと、すぐさま駆け付けた救急隊によって応急処置を受け、25分にピッチを離れていたた。 幸いなことに、後半開始時にはウンム・サラルのベンチに戻り、チームの優勝を見届けたが、これがウム・サラルでのラストマッチとなった。 リーグ・アン通算259試合に出場し、85ゴール32アシストという数字を残していた実力者のドゥロールは、昨夏にナントからウム・サラルへ完全移籍。新天地でも豊富な運動量とスピード、身体能力、決定力を武器に公式戦20試合で13ゴールと得点を量産していた。 退団するドゥロールに対し、クラブは「今までありがとう。我々は君の成功を祈っている」と感謝の意を表する声明を発表している。 2024.02.13 08:05 Tue

仏リーグで実績十分のアルジェリア代表FWドゥロールがカタール移籍

カタールのウム・サラルSCは9日、ナントからアルジェリア代表FWアンディ・ドゥロール(31)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2025年6月30日までの2年となる。 フランス『レキップ』によると、移籍金は250万ユーロ(約3億9000万円)となったようだ。 これまでカーンやトゥールーズなどフランスのクラブやイングランドのウィガンを渡り歩いてきたドゥロール。豊富な運動量とスピード、身体能力、決定力を武器とする万能型ストライカーは、リーグ・アン通算259試合に出場し、85ゴール32アシストという数字を残していた。 エースとして活躍したモンペリエを離れて以降は、ニース1年目にリーグ戦16ゴールを挙げる活躍を見せたが、2年目となった2022-23シーズンは序列が低下。今年1月にナントへ活躍の場を移したが、リーグ戦では12試合ノーゴールという結果に終わっていた。 2023.07.10 13:25 Mon

ニースが4選手の退団を発表、27試合出場のバークリーはフリーに、ペペはアーセナルに一旦復帰

ニースは9日、4選手の退団を発表した。 今シーズン限りで退団するのは、レンタル移籍中のDFジョー・ブライアン(29)、コートジボワール代表FWニコラ・ペペ(28)、そして元イングランド代表MFロス・バークリー(29)、アルジェリア代表FWアンディ・ドゥロール(31)の4名となる。 ブライアンは、昨夏フルアムからレンタル移籍で加入。左サイドバックとして公式戦10試合に出場し1ゴール1アシストを記録。フルアムへと復帰はせず、フリーになることとなった。 ペペはアーセナルがクラブ史上最高額で獲得した中、期待されていた活躍ができずに昨夏レンタル移籍で加入。公式戦28試合で8ゴール1アシストを記録した。 シーズン前半戦で結果を残していたが、今年に入りヒザを負傷。復帰したものの、終盤戦はメンバー外となっていた。なお、アーセナルでも構想には入っておらず、今夏の移籍が噂されている。 バークリーは昨夏チェルシーを退団し、フリーとなっていた中でニースに加入。リーグ・アンで27試合に出場し4ゴール2アシストを記録するなどしたが、契約満了をもっての退団となる。 また、ドゥロールはナントへ完全移籍することが決定。今シーズンは1月からレンタル移籍でナントに加入。リーグ・アンで12試合に出場、ヨーロッパリーグで1試合、クープ・ドゥ・フランスで4試合2ゴールを記録していた。 ナントがリーグ・アンに残留したことで、自動的に買い取りオプションが発動し、完全移籍となった。 2023.06.10 14:28 Sat

ナント、ニースからアルジェリア代表FWドゥロールを買取義務付きのレンタル移籍で獲得

ナントは30日、ニースに所属するアルジェリア代表FWアンディ・ドゥロール(31)を買取義務付きのレンタル移籍で獲得した。また、買い取り後は2025年6月30日までの契約を結ぶとのことだ。なお、背番号は「99」を着用する。 ナントへの加入が決まったドゥロールは、公式サイトで以下のように喜びを語った。 「とても嬉しいよ。新しいチームメイトと一緒に練習できることを、10日間待っていたんだ。まるで新学期を迎えた子供のように、今朝はとても早起きして準備に取り掛かりました。一緒にプレーしたことのある選手や、何度か対戦したことのある選手が多くいたんだ。彼らは僕を歓迎してくれた。ナントの選手としてこのスタジアムでプレーすることを、今からとても楽しみにしているよ」 これまでカーンやトゥールーズなどフランスのクラブやイングランドのウィガンを渡り歩いてきたドゥロール。豊富な運動量とスピード、身体能力、決定力を武器とする万能型ストライカーは、2020-21シーズンに所属したモンペリエでリーグ・アン30試合で15ゴール10アシストの数字を残し、リーグ屈指のアタッカーとの評価を確立。 この活躍が認められ、2021年の夏にニースへ完全移籍すると、昨季はエースとして公式戦40試合で20ゴール5アシストを記録。今季もリーグ・アン14試合で6ゴール1アシストをマークしていたが、第11節以降の出場はわずか3試合で36分のプレーにとどまっていた。 2023.01.31 02:20 Tue

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ユナイテッド買収の『INEOS』にニース売却案か…検討と報道

マンチェスター・ユナイテッドの一部株式を取得したイギリスの化学大手メーカー『INEOS』は同じく所有するニースの売却を検討しているようだ。 ユナイテッドの株式27.7%を買収し、共同オーナーに就任したジム・ラトクリフ氏の『INEOS』。そのユナイテッドでさっそく組織改革に着手し、現場レベルでの改革だけでなく、老朽化が進むスタジアムや練習施設のインフラ整備に動くといわれる。 そんな『INEOS』が所有するユナイテッドとニースはともに来季のヨーロッパリーグ(EL)に出場。ただ、欧州サッカー連盟(UEFA)のルール上、同一オーナーのクラブが同一大会に出場するのは禁じられており、片方が出られない可能性があるとされる。 イギリス『インデペンデント』によると、UEFAがその問題解決に1シーズンの猶予を設けるとみられるが、ラトクリフ氏は幼き頃からファンだったとするユナイテッドの経営に集中したい思いもあり、ニースの売却を視野に入れ始めているという。 この動きはまだ初期段階のようだが、UEFAは2025-26シーズンからこうした問題に対する規則をさらに厳格化する方針ということで、いずれにせよ、売却に前向きとされる。 2017年のFCローザンヌ・スポルトに続き、2019年にニースを買収し、新たにユナイテッドを姉妹クラブとした『INEOS』のラトクリフ氏。ユナイテッドの再建とともに、このマルチクラブ・オーナーシップに関するUEFAの規則をどう解消していくか注目だ。 2024.06.08 13:05 Sat

ニースがフランク・エズ氏の新監督就任を発表…RCランスをフランス2部からCL出場まで導く

ニースは6日、RCランスを指揮していたフランク・エズ監督(53)の監督就任を発表した。また、スポーツ・ディレクター(SD)にはフロリアン・モーリス氏が就任することになる。 エズ監督は、ロリアンの暫定監督を務めたのち、2017年7月にRCランスのBチームの監督に就任。2020年2月にファーストチームの監督に就任していた。 2019-20シーズンはリーグ・ドゥ(フランス2部)を戦っていたチームを2位に導くと、昇格1年目の2020-21シーズンはリーグ・アンで7位。2021-22シーズンも7位で終えた中、2022-23シーズンは2位と躍進させる。 2023-24シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)も戦う中で、3位フィニッシュ。ヨーロッパリーグ(EL)はプレーオフでフライブルクと対戦して敗れていた中、リーグ・アンでは8位でフィニッシュしていた。 ニースはフランチェスコ・ファリオーリ監督がアヤックスの監督に就任。そのため、後任として監督を探していた中、エズ監督の引き抜きを画策しており、本人もニース行きを明言していた。 2024.06.07 15:03 Fri

コンテ新監督たっての希望? ケフラン・テュラム獲得へナポリが本腰か

ナポリがU-23フランス代表MFケフラン・テュラム(23)の獲得へ本腰か。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 偉大なるリリアン・テュラム氏の次男、ケフラン・テュラム。今季は兄マルクスが若い日の父も躍動したイタリアでセリエA優勝を成し遂げ、ケフランもこれに続けと言わんばかりにビッグクラブ移籍の噂が存在する。 昨年父と兄に続いてA代表デビューを飾ったなか、現在はパリ五輪を控えたU-23代表候補に選出され、順当に行けば本大会行き当確か。 その最中、自身の生まれ故郷でもあるイタリアでは、アントニオ・コンテ新監督を迎えたナポリがケフランに対する関心を強めているといい、これは指揮官たっての希望だという。 現ナポリの中盤を支える1人はスロバキア代表MFスタニスラブ・ロボツカだが、どうやらコンテ新監督が自らのサッカーに合致しないタイプだと捉えた模様。若くてフィジカル能力に長けたケフランをご所望のようだ。 ケフランと現所属ニースの契約は25年6月までとなっており、5年間所属する選手側に延長の意志なし。本来、今夏望んでいたのはパリ五輪よりもユーロ2024…ステップアップの意向が強まっているとされる。 なお、イタリアではケフランに関心を寄せるクラブが多数。兄が所属するインテル、父の古巣ユベントス、そしてミラン…ただ、いずれも代替案としてのケフランで、最も関心度合いが高いのがナポリとされている。 また、ナポリはケフランの代替案として、バレンシアのU-21スペイン代表MFハビ・ゲラ(21)をリストアップしているとのことだ。 2024.06.05 20:35 Wed

アヤックスがニースをEL出場に導いた35歳イタリア人指揮官ファリオーリを招へい

アヤックスは23日、ニースのイタリア人指揮官フランチェスコ・ファリオーリ監督(35)を招へいしたことを発表した。契約期間は2027年6月までの3年間となっている。 2025年6月までニースとの契約があったため、アヤックスは違約金100万ユーロを支払ったとのこと。ファリオーリ監督はアヤックス指揮官就任を受けて「ポジティブな考え方で新たなエネルギーをもたらしたい。やるべきことがたくさんあるのは理解しているが、準備している。アヤックスを本来の位置に戻すために時間を無駄にしたくない」と意気込みを語った。 アヤックスでは今季、マウリス・ステイン前監督の下でシーズンに臨むも一時は最下位にまで転落するなど低迷。昨年10月にステイン前監督を解任し、クラブの下部組織で監督経験のあったヨン・ファント・シップ氏を暫定指揮官に据え、5位でエールディビジを終えたが、今季をもって退任していた。 ファリオーリ監督は2009年からマルジネ・コペルタのGKコーチとして指導者キャリアをスタート。カタールのアスパイア・アカデミーでの指導後、親交があったロベルト・デ・ゼルビ氏の誘いを受け、ベネヴェントとサッスオーロでGKコーチを歴任した。 その後は2020年8月からアランヤスポルのアシスタントマネージャー、2021年3月からは同じくトルコのファティ・カラギュムリュクで自身初のファーストチームの監督に就任。同年12月末には古巣アランヤスポルの監督を務めていた。 そして昨夏就任したニースではリーグ・アン5位と躍進させ、ヨーロッパリーグ出場に導いていた。 2024.05.24 06:00 Fri

南野拓実がフランス大手『レキップ』の年間ベストイレブン選出! 飛躍の2年目は9ゴール6アシストで2位フィニッシュに貢献

モナコの日本代表MF南野拓実がフランス『レキップ』のベストイレブンに選出された。 パリ・サンジェルマン(PSG)の3連覇、12度目の優勝で2023-24シーズンを終えたリーグ・アン。南野が所属するモナコは2位でフィニッシュ。リール、ブレスト、ニースと続いた。 フランスの大手メディアである『レキップ』は2023-24シーズンのベストイレブンを発表。南野が左サイドハーフとして選出された。 チームとしても躍進したモナコだが、南野も苦しみ続けた1年目とは大きく変わり、2年目の今シーズンは躍動。リーグ・アンでは30試合で9ゴール6アシストを記録し、チームの2位躍進に貢献していた。 『レキップ』はシーズンを通した南野に平均「6.08」の採点をつけていた。 「シーズン好調なスタートを切ったあと、秋には低迷期を迎えた。しかし、日本人はよく挽回し、ファイティング・スピリットととても良いフィニッシュを組み合わせた」 「アディ・ヒュッター率いるチームが2位を確保するのに十分すぎるとはいえないが、9ゴール6アシストという成績でシーズンを終えた」 2年目でフランスのサッカーにも慣れ、ヒュッター監督という理解してくれる監督がいたことは大きな転機となったはず。来シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)でもその活躍を見せてもらいたいものだ。 なお、ベストイレブンにはPSGからイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ、モロッコ代表DFアクラフ・ハキミ、フランス代表FWキリアン・ムバッペが選出。モナコからは、南野の他に、ロシア代表MFアレクサンドル・ゴロビン、U-23フランス代表MFマゲネス・アクリウシェが選出されている。 <span class="paragraph-subtitle">◆『レキップ』選定のベストイレブン</span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fom2024ligue1_best11_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> GK ジャンルイジ・ドンナルンマ(パリ・サンジェルマン) DF アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン) ダンテ(ニース) リリアン・ブラシエ(ブレスト) メルヴァン・バール(ニース) MF ピエール・レース=メル(ブレスト) アレクサンドル・ゴロビン(モナコ) ロマン・デル・カスティージョ(ブレスト) マゲネス・アクリウシェ(モナコ) 南野拓実(モナコ) FW キリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン) 2024.05.23 18:40 Thu

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RCランスがスティル氏の監督就任を発表! 昨季終盤まで伊東純也&中村敬斗所属のスタッド・ランス指揮

RCランスは10日、ウィル・スティル氏(31)の監督就任を発表した。契約期間は3年となり、共に戦うスタッフの構成は近々発表される。 選手としてのプロキャリアがないスティル氏は、10代後半に指導者キャリアをスタート。シント=トロイデンやスタンダール・リエージュ、リールセ、ベールスホットと母国クラブでアナリストやスカウト、コーチを歴任した。 2021年1月にはベールスホットの正指揮官に就任。28歳での指揮はジュピラー・プロ・リーグにおける史上最年少記録となった。 その後、2021年7月にスタッド・ランスでアシスタントコーチとなると、3カ月でスタンダール・リエージュに復帰。2022年7月にスタッド・ランスへ戻ると、オスカル・ガルシア監督が解任された同年10月に監督へ昇格。30歳での指揮は欧州5大リーグにおける史上最年少記録となった。 日本代表MF伊東純也も擁するチームを率いてからは、リーグ・アン15位に低迷していたなかでリーグ戦19試合無敗を達成。その後は負けが込み、結局11位で2022-23シーズンを終えた。 日本代表FW中村敬斗が加入した2023-24シーズンも続投したが、リーグ戦残り3試合の2024年5月に退任。フランク・エズ監督をニースに引き抜かれたRCランスが、フリーのスティル氏を後任候補の1人に定めていた。 RCランスのゼネラル・ディレクター(GM)を務めるピエール・ドレッシ氏は、スティル氏の就任についてコメントしている。 「ウィル・スティルをレーシング・クラブ・ドゥ・ランスに迎えられることを嬉しく思う。ウィルが監督に就任し、クラブが新たなサイクルをスタートさせることは我々の最優先事項だった」 「ウィルは早熟な記録を塗り替えた有望な監督なだけでなく、勝利に執着し、団結力にこだわる性格の持ち主だ。真の情熱家であり、征服者であり、優れた戦術家であるウィル・スティルは、スタッド・ドゥ・ランスでその足跡を残し、歴史的な19試合無敗記録を含む数々の説得力ある結果を残した」 「我々はウィル、そして彼のリーダーシップ、彼の伝染するエネルギーをラ・ガイレット(練習施設)とボラルト=デレリス(スタジアム)に迎えることを喜んでいる!」 2024.06.10 22:07 Mon

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