カディス、前節ヘタフェ戦の乱闘でチーム関係者4名に合計17試合の出場停止

2023.03.16 05:30 Thu
Getty Images
カディスは前節のヘタフェ戦における試合終了直後の乱闘によってチーム関係者4名に合計17試合の出場停止処分が科されることになった。スペイン『アス』が伝えている。

今月10日に行われたラ・リーガ第25節のカディスとヘタフェの残留争いは、試合最終盤にヘタフェFWエネス・ウナルが決めたPKによって2-2のドローに終わった。
ラストプレーで決まった同点ゴール直後に試合終了のホイッスルが吹かれた中、カディスのDFイサ・カルセレンは相手DFフアン・イグレシアスの後頭部を殴打し、その場面を直接見ていたエルナンデス・エルナンデス主審がレッドカードを掲示。

この暴力行為をきっかけに両チームが入り乱れる乱闘に発展すると、両チームの一部選手はドレッシングルームに戻った際にも再び衝突。また、審判団の判定に不満を示したGKヘレミアス・レデスマは、罵声を浴びせると共にチームメイトを突き飛ばす形で審判にダメージを与える暴力行為に及んでいたようだ。

そして、スペインサッカー連盟(RFEF)の競技委員会は審判団からのレポートを元にカディスのチーム関係者4名に対して、合計17試合のサスペンション、クラブに対して1500ユーロ(約21万円)の罰金を科した。
サスペンションの内訳はイサ・カルセレンに3試合、レデスマに4試合、アシスタントコーチのディエゴ・リベラ氏に4試合、GKコーチのロロ・ボカルド氏に6試合となっている。

なお、カディスは審判団のレポートと実際に起こった出来事に相違があることを示す映像証拠があるとして、異議申し立てを行う模様だ。

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ボーンマスがトルコ代表FWエネス・ウナルをヘタフェから完全移籍で獲得! 今年2月にレンタルで加入‥4年契約を結ぶ

ボーンマスは29日、トルコ代表FWエネス・ウナル(27)をヘタフェから完全移籍で獲得することを発表した。契約期間は4年間となる。 ウナルは、母国のブルサスポルの下部組織出身。2015年7月にマンチェスター・シティへと完全移籍すると、ヘンク、NACブレダ、トゥヴェンテとレンタル移籍を繰り返し、2017年7月にビジャレアルに完全移籍する。 そのビジャレアルでもレバンテ、レアル・バジャドリーとレンタル移籍を繰り返し、2020年8月にヘタフェへと完全移籍。今年2月からボーンマスにレンタル移籍で加わった。 ウナルは、プレミアリーグで16試合に出場し2ゴール2アシストを記録。FAカップでも1試合に出場。今シーズンはヒザの前十字じん帯の負傷を負っていたが、しっかりと回復してプレーに復帰していた。 2024.05.30 00:12 Thu

トルコ代表が候補メンバーを発表…ギュレルやユルドゥズら次世代を担うメンバーも招集【ユーロ2024】

トルコサッカー連盟(TFF)は24日、ユーロ2024に臨むトルコ代表候補メンバー35名を発表した。 3大会連続のユーロ出場となったトルコ。チームを率いるヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、GKメルト・ギュノクやDFメリフ・デミラル、MFハカン・チャルハノール、FWユスフ・ヤズジュ、FWジェンク・トスンら主力を順当に選出。 また、MFアルダ・ギュレル(レアル・マドリー)やFWケナン・ユルドゥズ(ユベントス)、MFジャン・ウズン(ニュルンベルク)、FWセミ・クルチソイ(ベシクタシュ)ら若手も選出された。 ユーロ2024でジョージア代表、ポルトガル代表、チェコ代表が同居するグループFに入ったトルコは、本大会を前に6月4日にイタリア代表と、10日にオランダ代表と国際親善試合で対戦する。 今回発表されたトルコ代表候補メンバーは以下の通り。 ◆トルコ代表候補メンバー35名 GK アルタイ・バユンドゥル(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) ドアン・アレムダル(トロワ/フランス) ウギュルジャン・チャクル(トラブゾンスポル) メルト・ギュノク(ベジクタシュ) DF フェルディ・カディオグル(フェネルバフチェ) メルト・ミュルドゥル(フェネルバフチェ) チャグラル・ソユンジュ(フェネルバフチェ) アブドゥルケリム・バルダクチ(ガラタサライ) カーン・アイハン(ガラタサライ) メリフ・デミラル(アル・アハリ/サウジアラビア) サメト・アカイドゥン(パナシナイコス/ギリシャ) アフメジャン・カプラン(アヤックス/オランダ) メーメト・ゼキ・チェリク(ローマ/イタリア) ジェンク・エズカジャル(バレンシア/スペイン) オザン・カバク(ホッフェンハイム/ドイツ) MF ベラト・オズデミル(トラブゾンスポル) イスマイル・ユクセク(フェネルバフチェ) バリシュ・ユルマズ(ガラタサライ) オルクン・コクチュ(ベンフィカ/ポルトガル) オカイ・ヨクシュル(WBA/イングランド) ユヌス・アクギュン(レスター・シティ/イングランド) アブデュルカディル・オミュル(ハル・シティ/イングランド) ジャン・ウズン(ニュルンベルク/ドイツ) サリフ・エズジャン(ドルトムント/ドイツ) ハカン・チャルハノール(インテル/イタリア) アルダ・ギュレル(レアル・マドリー/スペイン) ユスフ・ヤズジュ(リール/フランス) FW ケナン・ユルドゥズ(ユベントス/イタリア) エネス・ウナル(ボーンマス/イングランド) ベルトゥ・ユルデュルム(スタッド・レンヌ/フランス) イルファン・ジャン・カフヴェジ(フェネルバフチェ) ケレム・アクトゥルコール(ガラタサライ) オウズ・アイドゥン(アランヤスポル) ジェンク・トスン(ベシクタシュ) セミ・クルチソイ(ベシクタシュ) 2024.05.25 08:00 Sat

ボーンマスがヘタフェの主砲エネス・ウナルをレンタル! 前十字じん帯断裂からの復帰明け

ボーンマスは1日、ヘタフェのトルコ代表FWエネス・ウナル(26)のレンタル移籍加入を発表した。一定の条件を満たした場合は買い取り義務が発生する。 ウナルは母国トルコのブルサスポル出身で、2015年夏にマンチェスター・シティへ完全移籍。ベルギーやオランダへの武者修業を経験すると、シティでは出番がないまま2017年夏にビジャレアルへ完全移籍した。 スペインへ移った後はレバンテやバジャドリーでもプレーし、2020年夏にヘタフェ加入。主砲として2021-22シーズンのラ・リーガで16ゴール、2022-23シーズンの14ゴールを決めたが、昨年5月に右ヒザ前十字じん帯断裂の大ケガを負った。 その影響で、今シーズンは今月2日のラージョ・バジェカーノ戦で復帰するまで長期離脱。このタイミングでプレミアリーグ行きとなったが、ヘタフェとは契約を2026年6月まで延長しての移籍となっている。 ボーンマスの最高経営責任者(CEO)を務めるニール・ブレーク氏は、ウナル獲得に際してコメントを残している。 「エネスをクラブに迎えられることを本当に嬉しく思っており、彼が我々の前線にさらなる力をもたらしてくれると信じている」 「彼は複数の国でゴールを決められることを証明しており、プレミアリーグで成功するスキルを備えていると我々は信じている」 2024.02.02 10:51 Fri

マドリー若手FWラタサがヘタフェ加入! 先輩マジョラルらとのポジション争いに挑む

ヘタフェは27日、レアル・マドリーからスペイン人FWフアンミ・ラタサ(21)を買い取りオプション付きの1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。 マドリード出身のラタサは、ウニオン・アダルベから2016年にマドリーのカンテラ入りした192cmのストライカー。加入以降は順調にカテゴリーを上げてきた。 現在、21歳のストライカーは過去2シーズン、セグンダBとプリメーラ RFEFに属するレアル・マドリー・カスティージャでプレーし、50試合18ゴールを記録。また、昨シーズンのラ・リーガ第37節のカディス戦では待望のプリメーラデビューも飾っていた。 プレシーズンのアメリカツアーには帯同したが、一度も出番は与えられず。今夏のタイミングでの移籍が既定路線と見られていた。 なお、ヘタフェでは今夏にカンテラの先輩であるFWボルハ・マジョラルが完全移籍で加入しており、ラタサはその先輩とベテランFWハイメ・マタらと主砲エネス・ウナルの相棒の座を争うことになる。 2022.08.28 06:30 Sun

2秒で4枚のイエローを出す早業が話題! 久保建英の出場試合で異例の事態

ラ・リーガの一戦で大きな注目を集めたのは、選手たちではなく主審だった。 2日に行われたラ・リーガ第30節のヘタフェvsマジョルカの一戦。日本代表MF久保建英はベンチスタートとなり、試合終盤に出場した。 問題のシーンは38分、ロングボールに対してヘタフェのサンドロ・ラミレスとマジョルカのフランコ・ルッソが競り合うと、サンドロ・ラミレスにヒジ打ちされたとして、ルッソが悶絶する。 このプレーを皮切りに両軍入り乱れる事態に。ひと段落すると、主審を務めていたマテウ・ラオス氏が間に入り、一瞬にして4枚のイエローカードを提示した。 その時間はわずか2秒。普通であれば、選手たちに説明をしながら、しっかりと分からせるように出されるものだが、ラオス氏は流作業のようにポンポンと選手たちに出してその場を立ち去った。 この流れでイエローカードが出されたのは、ヘタフェのサンドロ・ラミレスとエネス・ウナル、マジョルカのジョバンニ・ゴンサレスとフランコ・ルッソの4名。イエローカードを持ったまま右を向いてサンドロとウナルに出すと、そのまま左を向いてジョバンニ・ゴンサレスとルッソに提示した。 このシーンには現地ファンも大きな反応を示しており、一部ではプレミアリーグの名物主審で、イエローカードを多く出すことで知られるマイク・ディーン氏を引き合いに出し、「後継者だ」と騒いでいる。 それにしても、この早業はなかなか見れるものではないが、もともとラオス氏はあまり警告を出さない主審としても知られていたため、驚きがあったようだ。 ラオス氏は、2018年のロシア・ワールドカップや、2016年のリオ・デ・ジャネイロ・オリンピックなどでも主審を務めている国際審判として知られている。 <span class="paragraph-title">【動画】一瞬なのでご注意を!早業の4枚連続イエローカード</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="u25iiSj292A";var video_start = 79;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 4月3日 16:52 2022.04.03 21:22 Sun

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バイエルン戦へ大幅ターンオーバーもマドリーが3発快勝! 2位バルサ引き分け以下で今節優勝決定へ【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第34節、レアル・マドリーvsカディスが4日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、ホームのマドリーが3-0で勝利した。 週明けにバイエルンとの(チャンピオンズリーグ)CL準決勝2ndレグを控える首位のマドリーは、ホームに降格圏の18位カディスを迎え撃った。敵地で行われた1stレグをヴィニシウスのドブレーテの活躍で2-2のドローに持ち込んだエル・ブランコ。 その運命の第2戦に万全の状態で臨むべく、今回のカディス戦はウノセロ勝利を収めた前節のレアル・ソシエダ戦と同じく大幅なターンオーバーを敢行。長期離脱明けの守護神クルトワが今季初出場を飾ったほか、セバージョスやフラン・ガルシア、ギュレル、ホセルといった控え選手が起用された。なお、38歳238日でのリーグ戦出場を果たしたモドリッチはフェレンツ・プスカシュを抜いてクラブ歴代最年長出場記録を樹立した。 ギュレル、ホセル、ブラヒム・ディアスを3トップに配した[4-3-3]で臨んだマドリーは、立ち上がりからボールを握って押し込む展開に。11分にはミリトンが強烈な無回転気味のミドルシュートを枠に飛ばすが、これはGKレデスマに冷静にはじき出される。 以降も相手陣内でハーフコートゲームを展開する中、アタッキングサードではギュレルやモドリッチ、セバージョスとボールプレーヤーが局面でアクセントを付けながらカディスの守備攻略を図る。だが、最後のところで粘る相手を崩し切れず。 対して敵地から勝ち点を持ち帰るため粘り強く戦うアウェイチームは、30分過ぎにロングカウンターからソブリーノ、アレックス・フェルナンデスの左CKからクリス・ラモスのヘディングシュートと続けて際どいシーンを創出。だが、DFナチョの好守などに阻まれて決め切れない。 前半終盤にかけてはマドリーが厚みのある攻撃を仕掛け続けたが、最後の局面で精度や連携がうまくいかず、前半のうちにゴールをこじ開けることはできなかった。 後半も同じメンバーで臨んだマドリーは勢いを持って試合に入る。立ち上がりにはギュレルの直接FK、カルバハルの鋭いミドルシュートで相手ゴールを脅かす。一方で、50分にはミリトンのミスからクリス・ラモスに背後への独走を許すが、ここはDFナチョの粘りの寄せとGKクルトワの見事な飛び出しによる好守でピンチを凌ぐ。 すると、ピンチの後にはチャンスあり。直後の51分には相手陣内左サイドでボールを持ったモドリッチがボックス手前左で4人に囲まれていたブラヒム・ディアスの足元に縦パスを差し込むと、鮮やかなハーフターンから右足の鋭いシュートをゴール右上隅の完璧なコースに突き刺した。 ブラヒム・ディアスのゴラッソでリードを手にしたマドリーは、ここから冷静にゲームをコントロール。66分にはホームで初先発を飾ったギュレルを下げてベリンガムを投入すると、これが追加点をもたらす。 68分、相手陣内中央でのベリンガムのボール奪取からショートカウンターに転じると、ボックス付近でタメを作ったモドリッチのショートパスをボックス右で受けたブラヒム・ディアスがグラウンダークロス。これをゴール前にタイミング良く入ってきたベリンガムがワンタッチで押し込んだ。 これで勝利に大きく近づいたエル・ブランコは、1ゴール1アシストのブラヒム・ディアス、カマヴィンガを下げてヴィニシウス、バルベルデを続けて投入。主力のプレータイムをコントロールしつつ、試合をクローズに入る。 その後は危なげなく相手の攻撃に対応しつつ、ヴィニシウスのラボーナのクロスからミリトンが決定的なシュートと3点目に迫る。そして、後半終了間際の94分にはGKクルトワの見事なシュートストップの流れから仕掛けたロングカウンターで、果敢な攻撃参加を見せたナチョのプレゼントパスからホセルがトドメのゴールを奪取した。 大幅なターンオーバーを敢行しながらもカディスに完勝のマドリーが、バイエルンとの2ndレグに大きな弾みを付けた。なお、これで優勝に王手をかけたマドリーは、ジローナvsバルセロナで2位のバルセロナが引き分け以下に終わった場合、今節での優勝が決まることになった。 2024.05.05 01:16 Sun

バイエルンとの2ndレグ控えるマドリー、クルトワがカディス戦でスタメンへ

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フランス代表DFジュール・クンデがバルセロナでの1年を振り返った。スペイン『アス』が伝えた。 2022年夏にセビージャからバルセロナへ加わり、2シーズン目を終えたクンデ。センターバックと右サイドバックを兼任するDFは、今シーズン公式戦51試合に出場とフル稼働した。 ユーロ2024を前にしたクンデは、フランス『Le Parisien』のインタビューに応じるなか、ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンに次ぐプレータイムを記録したことに言及。クラブでの立ち位置を誇ると同時に、自らのコンディション管理が実を結んだと語った。 「僕はバルセロナの中心選手の1人だし、ロッカールームのリーダーの1人でもある。そして何よりも信頼できる選手だ。それは最も誇れることの1つかもしれない」 「今シーズンは、ガビとぶつかってヒザを痛めたことを除けば、身体的な問題で悩まされたことは1度もなかった。多大な努力の賜物だから、とても誇りに思っている」 また、規律面でも以前より改善したとクンデはコメント。同胞のレジェンドFWティエリ・アンリ氏の言葉が脳裏に焼き付いているようだ。 「ハードワークと規律こそが才能だと言ったのはティエリ・アンリだったと思う。その考え方がとても好きだ。僕は才能に恵まれた選手だけど、一部の人が言うほど才能に溢れているわけではない。大きな強みがあるわけでもない」 「だから、自分の努力が報われるのを見るのは嬉しいことだ。僕がさらっとこう言えるのは、規律を欠いて、罰金を支払うことが昔は多かったからだ」 さらに、ファッションへのこだわりがうかがえるクンデは、「僕が良い服を着るのが好きだから、サッカーよりもファッションに時間を費やしているように思われる」と主張。しかし、「僕はサッカーに情熱を注いでいるし、ほとんどの時間をサッカーに費やしている」とその見方を真っ向から否定している。 2024.06.10 16:23 Mon

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