AFCON決勝でマネのPKストップしたエジプト代表GK、カンニングが発覚か?!

2022.02.08 21:40 Tue
Getty Images
エジプト代表GKモハメド・アブ・ガバルが、カンニングを行っていたようだ。6日に行われたアフリカ・ネーションズカップ(AFCON)決勝戦、セネガル代表vsエジプト代表は、0-0で120分が終了。決着はPK戦に委ねられた。
データが重要視される昨今では、キッカーの傾向がGKに伝えられることも多い。とはいえ、相手選手全員の癖を頭に入れるのは至難の業だ。東京オリンピック準々決勝のニュージーランド戦後には、日本代表GK谷晃生も「相手キッカーの特徴を見せてもらったけれど、覚えきれなかった」と話していたほどだ。

だが、アブ・ガバルは驚きの方法でこの問題を解決。自らの飲料ボトルに相手選手のデータを貼り付けておくという、カンニングをやってのけた。相手選手の名前とこれまでのPKの結果をプリントアウトしたものがペットボトルの全面に貼り付けられているのだ。

このような事例はプレミアリーグでも見られ、エバートンのイングランド代表GKが自身のボトルに相手選手のデータを張り付けていた例が過去に紹介されていた。
この甲斐もあってか、前半立ち上がりにはセネガル代表FWサディオ・マネのPKを見事にストップしている。だが、残念ながらPK戦では生かし切ることができず、2-4で敗戦。エジプトに6大会ぶりの優勝をもたらすことは叶わなかった。

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「ハムストリングを完全に断裂している」リバプールに戻ってきたサラーの状態をアシスタントコーチが説明、それでもエジプトとの協力体制を誇る「代表とクラブの関係性の一例」

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