ローマが公式戦7試合ぶり勝利で6位死守! パレデス退場で窮地もルカク値千金弾でウノゼロ勝利【セリエA】
2024.05.20 05:45 Mon
セリエA第37節、ローマvsジェノアが19日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが1-0で勝利した。
前節、アタランタとのシックスポインターに敗れて5位フィニッシュが絶望的となったローマは、そのアタランタのヨーロッパリーグ優勝によって獲得可能な6位でのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を懸けて残り2試合に臨んだ。
デ・ロッシ監督は、前回対戦で敗れた11位ジェノアとの今季ホーム最終戦に向けて先発3人を変更。マンチーニ、クリステンセン、エル・シャーラウィに代えてジョレンテ、チェリク、ボーヴェを起用した。
最前線のルカクの下にバルダンツィ、ペッレグリーニを配したローマは、2シャドーのコンビネーションや左で高い位置を取るアンヘリーニョの攻撃参加を軸に攻撃を仕掛けていく。
前半半ばを過ぎてボックス付近でバルダンツィ、ボーヴェと前向きの選手が良い形で足を振っていくが、シュートは枠を捉え切れない。
後半も同じメンバーで臨んだローマは立ち上がりにクリスタンテのミドルシュートでようやく最初の枠内シュートを記録。さらに、54分にもアンヘリーニョのクロスにルカクが頭で合わせるが、ピッチに叩きつけたシュートはGKにキャッチされる。
後半は押し込む形ができ始めた中、デ・ロッシ監督は60分過ぎに2枚替えを敢行。ペッレグリーニ、バルダンツィを下げて負傷明けのディバラをエル・シャーラウィと共にピッチに送り出した。
この交代後にはルカク、ディバラのコンビで決定機を作り出したローマだったが、73分にアクシデントが発生。主審への暴言でパレデスにレッドカードが掲示され、0-0のイーブンの状況で残り20分を戦う形となった。
それでも、ローマは10人となった直後の79分にはセットプレーの二次攻撃から右サイドのエル・シャーラウィが上げたピンポイントクロスをゴール前で競り勝ったルカクが頭でゴール右へ流し込み、値千金の先制点を奪った。
これにより、ビハインドを負ったジェノアが後ろの枚数を削ってアタッカーを投入すると、デ・ロッシ監督はマンチーニ、クリステンセンら守備的な選手を続けて投入し、専守防衛の構えを見せる。
試合終了間際にはマリノフスキーの強烈なミドルシュートでゴールを脅かされたが、ここは守護神スヴィラールの見事な横っ飛びセーブで事なきを得た。
そして、苦しみながらもホーム最終戦を勝利で飾ったローマが公式戦7試合ぶりの白星を収めて6位を死守。他力本願ではあるものの、来季CL出場権への望みを繋いだ。
前節、アタランタとのシックスポインターに敗れて5位フィニッシュが絶望的となったローマは、そのアタランタのヨーロッパリーグ優勝によって獲得可能な6位でのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を懸けて残り2試合に臨んだ。
最前線のルカクの下にバルダンツィ、ペッレグリーニを配したローマは、2シャドーのコンビネーションや左で高い位置を取るアンヘリーニョの攻撃参加を軸に攻撃を仕掛けていく。
前半半ばを過ぎてボックス付近でバルダンツィ、ボーヴェと前向きの選手が良い形で足を振っていくが、シュートは枠を捉え切れない。
前半終盤にかけてはルカクの足元を狙ったクサビのパスを効果的に使いながら、パレデスやクリスタンテと中盤の選手がミドルレンジのシュートでゴールを狙ったが、いずれも最後の精度を欠く。結局、前半に9本のシュートを放ったローマだったが、枠内シュート0本と決定機まで持ち込めないフラストレーションの溜まる形でハーフタイムを迎えた。
後半も同じメンバーで臨んだローマは立ち上がりにクリスタンテのミドルシュートでようやく最初の枠内シュートを記録。さらに、54分にもアンヘリーニョのクロスにルカクが頭で合わせるが、ピッチに叩きつけたシュートはGKにキャッチされる。
後半は押し込む形ができ始めた中、デ・ロッシ監督は60分過ぎに2枚替えを敢行。ペッレグリーニ、バルダンツィを下げて負傷明けのディバラをエル・シャーラウィと共にピッチに送り出した。
この交代後にはルカク、ディバラのコンビで決定機を作り出したローマだったが、73分にアクシデントが発生。主審への暴言でパレデスにレッドカードが掲示され、0-0のイーブンの状況で残り20分を戦う形となった。
それでも、ローマは10人となった直後の79分にはセットプレーの二次攻撃から右サイドのエル・シャーラウィが上げたピンポイントクロスをゴール前で競り勝ったルカクが頭でゴール右へ流し込み、値千金の先制点を奪った。
これにより、ビハインドを負ったジェノアが後ろの枚数を削ってアタッカーを投入すると、デ・ロッシ監督はマンチーニ、クリステンセンら守備的な選手を続けて投入し、専守防衛の構えを見せる。
試合終了間際にはマリノフスキーの強烈なミドルシュートでゴールを脅かされたが、ここは守護神スヴィラールの見事な横っ飛びセーブで事なきを得た。
そして、苦しみながらもホーム最終戦を勝利で飾ったローマが公式戦7試合ぶりの白星を収めて6位を死守。他力本願ではあるものの、来季CL出場権への望みを繋いだ。
ローマの関連記事
ルカクに救世主、手を差し伸べるのは恩師? ナポリを率いるコンテ監督が獲得を希望も72億円は払う気なし
2年連続でチェルシーからレンタル移籍に出されているベルギー代表FWロメル・ルカク(31)だが、恩師がやはり関心を示しているようだ。 2023-24シーズンはチェルシーからローマへとレンタル移籍。セリエAでは32試合でチームトップタイの13ゴールを記録した。 しかし、ローマは買い取ることはせずにチェルシーへと復帰。しかし、チェルシーもルカクは不要としており、売却したい意向が強い。 そんな中、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ナポリが獲得に関心を寄せているとのこと。インテル時代にルカクを重宝したアントニオ・コンテ監督が獲得を望んでいるという。 2シーズンを共に戦ったコンテ監督とルカクだが、離れても連絡を取り合っているとのこと。今夏はナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンの移籍も取り沙汰されており、新たなストライカーを確保しなければいけない状況だ。 コンテ監督の下でルカクは、公式戦95試合で64ゴールと驚異的な活躍を見せている。ただ、移籍金が高すぎるため、ナポリは交渉をしているという。 チェルシーとルカクの間には4300万ユーロ(約72億1000万円)の契約解除金が設定されているとのことだが、ナポリはこの金額を払う気はない。一方で、レンタル移籍であればもちろん獲得に動くが、チェルシー側は売却を求めている。 ルカク自身、チェルシーに戻る気はさらさらなく、よく知るコンテ監督の下でのプレーは願ってもないことだろう。両者が金額で折り合いがつけば良いところだが、動向が注目される。 2024.06.14 23:10 FriセリエA復帰希望が明白なモラタ、アトレティコを突き放す「明らかに僕は優先されていない」
スペイン代表のキャプテン、FWアルバロ・モラタ(31)が所属するアトレティコ・マドリーを牽制した。 ユーロ2024を控えるスペイン代表の大黒柱であるモラタだが、同時にクラブキャリアの今後が注目されており、大会後のイタリア・セリエA復帰が取り沙汰されている状況だ。 以前はユベントスで活躍したモラタ。 本人がセリエA復帰を望んでいるのは、もはや公然の事実となっており、古巣ユベントスやミラン、ローマと紐付けされるなか、スペイン『El Larguero』で、現所属のアトレティコを突き放すように意見を述べている。 「アトレティコの誰とも話していないけど、クラブが8人ものストライカーを獲得したがっていることは僕も把握している。明らかに僕は今後のアトレティコにおいて優先されていない」 「僕はいま31歳で、10月には32歳だ。プレーできないならアトレティコを去る。僕に関する報道もよく知っているし、クラブの考えもわかっている。だから僕もハッキリものを言う」 アトレティコとの契約にはリリース条項1500万ユーロ(約25.4億円)があるとされ、セリエA復帰なら現在の半分である年俸400万〜500万ユーロを受け入れる必要があるとのこと。 それでも、イタリア人の妻がいるモラタ。今回の発言からも、セリエA復帰を望んでいるとみて間違いなさそうだ。 2024.06.13 17:40 Thu今夏移籍の可能性もあるディバラ…本人はローマ残留望みサウジからのオファー拒否か
ローマのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラは、中東行きに関心を示していないようだ。 2022年7月、ユベントスから加入したディバラ。2023-24シーズンはケガがありながらもセリエAで28試合に出場し13ゴール9アシストを記録しており、指揮官がジョゼ・モウリーニョ監督からダニエレ・デ・ロッシ監督に交代しても主力であり続けた。 そんなディバラだが、契約が2025年夏までとなる中でクラブは高額なサラリーを問題視。長期契約によるサラリーの分割払いを提案しているとされるが、交渉は進んでいない。 このままなら移籍の可能性も排除できないディバラだが、イタリア『トゥットメルカート』によると現時点でサウジアラビア行きは考えていないとのこと。選手の代理人にはアル・ナスルから接触があったものの、丁重に断りを入れたと報じられている。 ディバラ自身は、ローマでのキャリア継続を希望。新契約に向けた交渉再開にも乗り気と伝えられており、今後の進展が注目されている。 2024.06.13 12:45 ThuWG補強目指すローマ、今季ブンデスで8G13Aのアタッカーに関心
ローマが、ハイデンハイムに所属するドイツ代表FWヤン=ニクラス・ベステ(25)の獲得に動いているようだ。 新シーズンに向けてウイングポジションの補強を狙うジャッロロッシ。これまではトップターゲットと目されるユベントスFWフェデリコ・キエーザ、ナポリFWマッテオ・ポリターノ、サッスオーロFWアルマン・ロリエンテのセリエA勢、リールFWエドン・シェグロヴァ、ニースFWジェレミー・ボガらリーグ・アンでプレーする選手が獲得候補として名を連ねる。 そのリストに新たに加わったのが、ブンデスリーガで活躍する左サイドのスペシャリストだ。 ドルトムントの下部組織出身でブレーメンにも在籍したベステは、ドイツの年代別代表の常連ではあったものの、なかなかトップカテゴリーでは芽が出ず。オランダのFCエメン、ドイツ3部のヤーン・レーゲンスブルクへの武者修行を経て2022年夏に当時2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のハイデンハイムに完全移籍した。 すると、加入1年目で主力としてブンデスリーガ昇格に貢献すると、1部デビューを果たした今シーズンは31試合8ゴール13アシストと圧巻の活躍。下馬評では残留争いが見込まれたチームの8位躍進の立役者となった。この活躍によって今年3月にはドイツ代表に初招集されていた。 キャリア初期のサイドバックからサイドハーフを経て、現在は左ウイングを主戦場としており、順足のウイングとして鋭い縦への仕掛けや高精度の左足のキックを武器にチャンスメーク、フィニッシャーとして存在感を示している。 なお、イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、ローマはベステに確かな興味を示しており、今夏のサプライズ補強となる可能性があると報じている。 移籍金に関しては約1000万ユーロ(約16億8000万円)程度が見込まれており、ローマにとって十分に支払える金額だとしている。 2024.06.11 20:37 TueセリエAの関連記事
アタランタ、輝き取り戻したデ・ケテラエルを完全移籍で獲得!
アタランタは15日、ミランからレンタルしていたベルギー代表MFチャールズ・デ・ケテラエル(23)の買い取りオプションを行使したことを発表した。 昨シーズン、クラブ・ブルージュからミランへ加わるもその巨大なポテンシャルを発揮できず、わずか1年でアタランタに買い取りオプション付きのレンタルで加入したデ・ケテラエル。 それでも、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の下で復活を遂げると、2023-24シーズンは公式戦50試合に出場し14ゴール11アシストを記録。クラブ史上初となるヨーロッパ・リーグ(EL)制覇やコッパ・イタリア準優勝にも貢献した。 『フットボール・イタリア』によれば、アタランタはデ・ケテラエルの移籍金として2200万ユーロ(約37億4000万円)をミランに支払うとのことだ。 2024.06.16 00:30 Sunルカクに救世主、手を差し伸べるのは恩師? ナポリを率いるコンテ監督が獲得を希望も72億円は払う気なし
2年連続でチェルシーからレンタル移籍に出されているベルギー代表FWロメル・ルカク(31)だが、恩師がやはり関心を示しているようだ。 2023-24シーズンはチェルシーからローマへとレンタル移籍。セリエAでは32試合でチームトップタイの13ゴールを記録した。 しかし、ローマは買い取ることはせずにチェルシーへと復帰。しかし、チェルシーもルカクは不要としており、売却したい意向が強い。 そんな中、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ナポリが獲得に関心を寄せているとのこと。インテル時代にルカクを重宝したアントニオ・コンテ監督が獲得を望んでいるという。 2シーズンを共に戦ったコンテ監督とルカクだが、離れても連絡を取り合っているとのこと。今夏はナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンの移籍も取り沙汰されており、新たなストライカーを確保しなければいけない状況だ。 コンテ監督の下でルカクは、公式戦95試合で64ゴールと驚異的な活躍を見せている。ただ、移籍金が高すぎるため、ナポリは交渉をしているという。 チェルシーとルカクの間には4300万ユーロ(約72億1000万円)の契約解除金が設定されているとのことだが、ナポリはこの金額を払う気はない。一方で、レンタル移籍であればもちろん獲得に動くが、チェルシー側は売却を求めている。 ルカク自身、チェルシーに戻る気はさらさらなく、よく知るコンテ監督の下でのプレーは願ってもないことだろう。両者が金額で折り合いがつけば良いところだが、動向が注目される。 2024.06.14 23:10 Fri鎌田大地やルイス・アルベルトが去るラツィオ、若返り図る中マルディーニ息子に関心か
日本代表MF鎌田大地の退団やイゴール・トゥドール監督の退任など、今夏は大きな変更が起こるラツィオ陣営。若返りの方針の中、レジェンドの息子に関心を寄せているという。 イタリア『TuttoMercatoWeb』によると、ラツィオが関心を寄せているのはミランのMFダニエル・マルディーニ(22)。元イタリア代表DFでミラン一筋でプレーしたパオロ・マルディーニ氏の息子だ。 2023-24シーズンはモンツァへとレンタル移籍。セリエAで18試合に出場し4ゴールを記録。ミランへと復帰することになったが、そのミランは売却する可能性もあるとされている。 2025年夏に契約が切れるマルディーニ。ただ、ミランではポジションを確保は難しい状況。残り1年となり、ミランが売却するチャンスは今しかない。 800万ユーロ(約13億4000万円)程度と設定されている移籍金に対し、ラツィオは興味を示しているとのこと。ただ、ライバルもおり、フィオレンティーナやトリノも関心を持っているという。 ラツィオは鎌田の退団が確定的。さらに、元スペイン代表MFルイス・アルベルト(31)もカタールのアル・ドゥハイルへの移籍が決まり、中盤が手薄になる状況だ。 2024.06.14 22:30 Fri相思相愛を再確認…ユベントスのチアゴ・モッタ新監督、加入望むディ・ロレンツォと意見交換
ユベントスのチアゴ・モッタ新監督が、ナポリのイタリア代表DFジョバンニ・ディ・ロレンツォ(30)と直接連絡を取ったようだ。 今夏のナポリ退団意向を明確にしているディ・ロレンツォ。アウレリオ・デ・ラウレンティス会長とアントニオ・コンテ新監督がそれをブロックしているのも明白だが、本人にナポリを愛する心は残っていないとみるのが妥当だ。 移籍先として上がるのはユベントス。旧知のクリスティアーノ・ジュントリSDが口頭合意を得るまで時間はかからず、選手の心はすでにユベントスにあり、といったところである。 そんななか、イタリア『Sportitalia』によると、13日夜にユベントス側からチアゴ・モッタ新監督が、ユーロ2024でドイツに滞在中のディ・ロレンツォへ電話し、意見交換の場を持ったとのこと。双方ともに相思相愛を再確認できた形だという。 一方、ナポリは今なおデ・ラウレンティス会長とコンテ新監督が代理人も交えて必死に残留を説得中。ただ、この代理人が繰り返し「私の役目は選手の意志を実現させること。選手の利益を守ること」と発言しているように、まったく効果が出ていないとされる。 今後の展開やいかに。 2024.06.14 18:35 Friウディネーゼがカンナバーロ監督の後任決定…今年4月までレギア・ワルシャワ率いたランジャイック氏に
ウディネーゼは14日、コスタ・ランジャイック氏(53)の監督就任を発表した。 ランジャイック氏は母国ドイツで指導者キャリアを歩み出し、デュイスブルクやカイザースラウテルン、1860ミュンヘンなどで監督を歴任。2017年11月からはポーランドに渡り、ポゴン・シュチェチンの指揮を挟み、2022年夏からレギア・ワルシャワを率いた。 レギア・ワルシャワでは1年目にポーランドカップを制し、2023年のポーランド・スーパーカップも優勝。今季もレギア・ワルシャワでスタートしたが、今年4月に解任され、フリーだった。 ウディネーゼでは今年4月からファビオ・カンナバーロ監督(50)が指揮。セリエAで降格危機に瀕するチームを見事に残留の15位フィニッシュに導いたが、自身のインスタグラムで退任を表明していた。 2024.06.14 16:35 Fri記事をさがす
|