クラブ最多出場誇るセビージャの主将ヘスス・ナバス、今季限りでの退団決定

2024.05.16 21:53 Thu
セビージャを去ることが決まったヘスス・ナバス
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セビージャを去ることが決まったヘスス・ナバス
セビージャは16日、スペイン代表DFヘスス・ナバス(38)の今シーズン限りでの退団を発表した。

セビージャのキャプテンを務めるナバスはクラブの下部組織出身で、当時18歳の2003年11月にファーストチームデビュー。マンチェスター・シティへ移籍する2013年7月までに公式戦393試合に出場し、2度のUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ/EL)制覇を含む6つのタイトルを獲得した。
シティでもプレミアリーグ制覇などを経験すると、2017年8月には古巣セビージャへ4年ぶりに復帰。そこからの7シーズンでクラブ通算出場数を最多となる688試合まで伸ばし、ELではさらに2度頂点に立った。

契約最終年となる今シーズンは、ここまで公式戦35試合でプレーし2ゴール7アシストを記録。25日に行われるラ・リーガ第38節のバルセロナ戦がセビージャでのラストゲームとなる。

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ラ・ロハ浮沈のカギを握る世界最高峰のピボーテ/ロドリ(スペイン代表)【ユーロ2024】

14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■スペイン代表</span> 出場回数:8大会連続12回目 最高成績:優勝(1964、2008、2012) ユーロ2020結果:ベスト4 予選結果:グループA・1位 監督:ルイス・デ・ラ・フエンテ <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> MFロドリ(マンチェスター・シティ) 1996年6月22日(27歳) ラ・ロハ浮沈のカギを握る世界最高峰のピボーテ。“ティキ・タカ”隆盛の2008年大会、2012年大会の連覇から10年以上が経過し、すっかりフットボールのトレンドが変化した中、近年はユーロ、ワールドカップの舞台で苦戦が続くスペイン代表。 FWラミン・ヤマルと楽しみなティーンエイジャーに大きな期待が集まる一方、黄金期に比べて各ポジションのタレントは小粒となり、真のワールドクラスと呼べるタレントはマンチェスター・シティの中盤に君臨する27歳MFのみと言っても過言はなく、今大会のキーマンとなるはずだ。 ビジャレアルで台頭し、アトレティコ・マドリーを経て2019年に加入したシティで稀代の名将グアルディオラの薫陶を受け、世界最高峰のピボーテに進化を遂げたロドリは、巧さ、強さ、戦術眼をハイレベルで完備する完全無欠のMF。的確なポジショニング、視野の広さ、複雑な状況を瞬時に処理する判断能力の高さによって攻守両面で難度の高いプレーを事もなげにやってのける安定感が最大の特長だ。 シティの前人未踏のリーグ4連覇に貢献し、直近のFAカップで敗れるまで出場した公式戦74試合連続無敗という快記録を残した“負けない男”は、前大会王者イタリアとクロアチアと同居した最激戦区突破を目指す無敵艦隊にとって最も重要な存在となるはずだ。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月15日(土) 《25:00》 【B】スペイン代表 vs クロアチア代表 ▽6月20日(木) 《28:00》 【B】スペイン代表 vs イタリア代表 ▽6月24日(月) 《25:00》 【B】アルバニア代表 vs スペイン代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.ダビド・ラヤ(アーセナル/イングランド) 13.アレックス・レミロ(レアル・ソシエダ) 23.ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ) DF 2.ダニエル・カルバハル(レアル・マドリー) 3.ロビン・ル・ノルマン(レアル・ソシエダ) 4.ナチョ・フェルナンデス(レアル・マドリー) 5.ダニ・ビビアン(アスレティック・ビルバオ) 12.アレハンドロ・グリマルド(レバークーゼン/ドイツ) 14.アイメリク・ラポルテ(マンチェスター・シティ/イングランド) 22.ヘスス・ナバス(セビージャ) 24.マルク・ククレジャ(チェルシー/イングランド) MF 6.ミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ) 8.ファビアン・ルイス(パリ・サンジェルマン/フランス) 15.アレックス・バエナ(ビジャレアル) 16.ロドリ(マンチェスター・シティ/イングランド) 18.マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ) 20.ペドリ(バルセロナ) 25.フェルミン・ロペス(バルセロナ) FW 7.アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリー) 9.ホセル(レアル・マドリー) 10.ダニ・オルモ(RBライプツィヒ/ドイツ) 11.フェラン・トーレス(バルセロナ) 17.ニコ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ) 19.ラミン・ヤマル(バルセロナ) 21.ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ) 26.アジョセ・ペレス(レアル・ベティス) <span class="paragraph-title">【動画】シティの中盤を支えるロドリ、2023-24プレー集</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="UVwOKmIFD0g";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.15 18:30 Sat

スペイン代表はもうドイツにいる…/原ゆみこのマドリッド

「随分、扱いが違ったもんだ」そんな風に私が驚いていたのは月曜日、ユーロのためにベルリンから75km離れたベースキャンプ地、ノイルピーン入りしたクロアチア代表チームが町の中央広場に設けられたステージに立ち、4000人ものファンの歓迎を受けている映像をお昼のニュースで見た時のことでした。いやあ、確かに数日前、クロアチア人の友だちと話した時にもドイツ在住の同胞は多いとは聞いていたんですけどね。対して前日日曜夜、ドナウエッシンゲンにある宿泊所、デア・エシュベルクホフに到着した際は折しも大雨に見舞われたせいもあり、ホテル前でスペインのチームバスを待っていたファンは数十人といったところ。 飛行機が降り立ったシュツットガルト空港には結構な数のファンを滑走路に入れて、盛り上がっている風を呈していたんですが、それでもとてもクロアチアの応援に駆けつけたファンの数には太刀打ちできず。ええ、チームが現地入りする1日前には、先乗りTVレポーターがドナウエッシンゲンの町でその辺の人に代表メンバーの写真を見せて、知っている選手がいるかと尋ねても全然、わからないという答えが多かったですしね。確かに翌月曜、宿舎に近いSVアーセンの練習場での初日一般公開セッションでは見学に来た500人のファンが小さなスタンドに収まりきらなかったそうですが、それもクロアチアの初日セッションに比べると多勢に無勢。いやこれ、両者が初戦での激突するスタジアムの応援勢力図に影響しない? まあ、そんなことはともかく、ユーロ前最後となったスペインの親善強化試合がどうだったかをお伝えしていくことにすると。先週水曜のアンドラ戦で5-0と大勝した彼らは金曜午前中にラス・ロサス(マドリッド近郊)のサッカー協会施設での最後の練習を終え、いやあ、その直後に発表された29人から、26人に本大会参加メンバーを絞ったリストでは、オリンピックに専念することになった17才のクバルシ(バルサ)、アレイス・ガルシア(ジローナ)、そしてジョレンテ(アトレティコ)が落選しちゃったんですけどね。その3人を即時解放して、チームはマジョルカ島のパルマに飛び、土曜にはサン・モイシュ(マジョルカのホーム)で北アイルランド戦を迎えたんですが…。 うーん、地元にリーガ1部チームも2部チームすらないバダホスでは、会場がバダホスCF(RFEF3部/実質5部に今季降格)のホーム、ヌエボ・ビベロのキャパが小さいのもあって、スタンドを超満員にしたスペインだったんですが、この試合はかなり空席が目立ってねえ。それでもこの日はちゃんと国歌斉唱もあり、スタメンリピートはモラタ(アトレティコ)とペドリ(バルサ)だけ。かなりユーロ用の布陣に近づいたデ・ラ・フエンテ監督のチームが開始2分、FKから、北アイルランドのバラード(サンダーランド)にヘッドで先制されるという、冷や水を浴びせられてしまったから、ビックリしたの何のって。 それからもしばらくはル・ノルマン(レアル・ソシエダ)がイエローカードをもらったり、プライス(リエージュ)にダブルチャンスを与えたりと挙動が怪しかったため、やっぱり、アマチュア選手ばかりだったアンドラには大きな顔ができても、プレミアリーグでプレーするクラスの選手がいるチーム相手にはすぐ粗が出てしまうのかと、私も暗澹たる気分になったものでしたが、いやいや、とんでもない。12分にはペドリがエリア外からゴールを決めて、同点にしてくれたんですから、有難いじゃないですか。 おかげですっかり落ち着いたスペインは18分、ヘスス・ナバス(セビージャ)のクロスから、とうとうモラタが頭で勝ち越し点をゲット。ようやくゴール日照りを脱してくれたのには、彼に大いに肩入れしているデ・ラ・フエンテ監督もホッとしたことかと思いますが、24分にお水休憩があった後もスペインは止まらず。ええ、29分にはククレジャ(チェルシー)からボールをもらったニコ・ウィリアムス(アスレティック)がエリア内左奥から折り返し、それを再びペドリがゴールに。 いやあ、彼の場合は18才だった2021年の夏にユーロと東京オリンピックを梯子したせいもあって、その後、何度も負傷。今季もようやくシーズン終盤になって、調子が上がってきたため、まさに当時のオリンピック担当だったデ・ラ・フエンテ監督も今回、初めてA代表に招集することができたという経緯があったんですけどね。曰く、「Pedri tenía que encontrarse con Pedri/ペドリ・テニア・ケ・エンコントラールセ・コン・ペドリ(ペドリが、ペドリと出逢わないといけなかった)。監督は選手に自信を与えることができるが、まずは選手が一歩踏み出さないといけないからね」そうで、ペドリの復調はユーロに向けて、何よりの朗報だったかと。 実際、当人もこの2ゴールには、「Con el gol se ha visto que ha quedado atrás la lesion/コン・エル・ゴル・セ・ア・ビストー・ケ・ア・ケダードー・アトラス・ラ・レシオン(このゴールで負傷がもう過去のものになったのがわかったはず)」と手応えを感じていたようですしね。ええ、代表に来られなかった期間には何度もデ・ラ・フエンテ監督から、電話で励ましてもらったみたいですし、この夏もパリ・オリンピックがあるんですが、今回はペドリも梯子は考えず、ユーロオンリーで頑張ってもらいたいものです。 そしてスペインは35分にも、今度はジャマル(バルサ)がエリア内送ったボールをファビアン(PSG)が押し込んで、とうとう4点目を取ってしまったんですが、21才のニコといい、16才のジャマルといい、若い2人のサイドアッターはかなりいい線いっている気が。といっても中心になってゴールを決めるCFが冴えているかどうかというのもありますけどね。4-1で始まった後半のモラタは敵DFにゴール前で倒されながら、またしても主審がペナルティを取ってくれないのに怒って、8分にはオジャルサバル(レアル・ソシエダ)と交代。 そのオジャルサバルに再び、ジャマルがアシストして、15分に5点目が入ったところでスペインは打ち止めに。ええ、彼もアンドラ戦でキャリア初というハットトリックを達成して、この日のゴールで2試合4得点。あとはユーロに取っておいてもらいたいですからね。その後はミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ)やホセル(レアル・マドリー)らが途中出場したものの、スコアは5-1のまま動かず、スペインは2試合連続のgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)勝利を祝うことになりましたっけ。 え、てことはユーロでもゴールがガンガン入るスペインを期待してもいいのかって?いやあ、話はそう簡単ではなく、ええ、グループリーグ初戦、土曜の午後6時(日本時間翌午前1時)から、ベルリンのオリンピック・スタジアムで当たるクロアチアも同日、いわゆる強豪と見なされるポルトガルとの親善試合にモドリッチ(マドリー)のPKとブドミル(オサスナ)のゴールで1-2と勝って、いい感じで調整を進めていますからね。おまけに昨年夏のネーションズリーグ・ファイナルフォー決勝でそのクロアチアを倒し、2012年ユーロ以来のタイトルを獲得したスペインとはいえ、その時も0-0で延長戦に突入。最後はPK戦でやっと勝ったという有り様でしたから、おそらく相手のリベンジ願望度はかなり高いかと。 といっても今回も6グループ中、成績上位の3位4チームまでが決勝トーナメントに進むという激甘ユーロですからね。その後、イタリア、アルバニアと続くスペインが3引分けとかで終わっても16強対決には進めるんじゃないかと。北アイルランド戦を済ませたスペインはその日はパルマに連泊、日曜夕方にシュットガルトに向けて出発し、もうユーロで敗退or優勝するまで、戻って来ず。ただ、それがどうも今回はラス・ロサス滞在中にメディアデー以外、普段の合宿では毎日あった記者会見を含め、マスコミ対応がまったくなかったため、まだ選手のインタビューとかも全然、目にしていないんですよ。 ドイツのベースキャンプでは練習以外、他にやることもなく、時間がたっぷりあるため、その辺はこれからイロイロ、出て来ることになりそうですが…何か、デ・ラ・フエンテ監督になってからは、ルイス・エンリケ前監督時代のようにチーム全員でゲームしに行ったり、外食したりということもなく、1日から、合宿に入った選手など、もう缶詰状態がかなりの長期に。今週も土曜のまで、ずっとセッション続きですし、一体、いつお休みがもらえるんですかね。 一方、各国代表選手以外、すでにバケーションに入っているマドリッドのクラブに関しては、ええ、マドリーなど、大量にユーロやコパ・アメリカに参加するチームに選手を派遣していますからね。自ずから、入ってくる関連情報もやれ、日曜のメキシコとの親善試合でビニシウスがエンドリック(パルメイラスから移籍)にラストパスを送り、そのヘッドで2-3としたブラジルが勝ったとか、同じくカナダとの親善試合ではヒザの打撲のせいで、終盤だけの出場となったエムバペ(同PSG)がカマビンガからスルーパスを受け、シュートを撃ったものの、ブロックされてしまうことに。おかげでフランスは0-0の引分けに終わったとか、要は来季の新チームのコンビネーション育成が着々と進行していることを強調するようなニュースが多かったんですが、どちらにしろ、彼らのプレシーズン練習が始まるのは7月15日と遥か先のことですからね。 おまけにユーロやコパ・アメリカに行く選手は自分のチームが敗退してから、1カ月の休暇をもらうため、それこそ、優勝候補に挙げられる国の代表だと、合流が恒例のアメリカツアー中の8月になる場合も。それは7月11日からプレシーズン練習が始まるアトレティコも同様で、いえ、オブラク(スロベニア)やヒメンス(ウルグアイ)なんかは戻りも早いかもしれないものの、ビッツェル、フェルメーレン(ベルギー)、グリーズマン(フランス)、そしてデ・パル、モリーナ、コレア(アルゼンチン)らはかなり戻って来るのが遅いのでは? ただ、月曜になって、伝わってきた話なんですが、アトレティコのプレシーズンはロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエル(マドリッドから1時間の高原リゾート)でのキャンプから始まって、まあ、今季限りでフィジカルコーチのプロフェ・オルテガが退団してしまいましたからね。恒例通り、”地獄の”という形容詞をつけていいのかは今時点ではわかりかねますが、そこで1週間過ごした後、中国の成都市へ行き、PSGとインテルとの親善試合ツアーをやる予定だったのが、どうやら現地との調整が上手くできず、流れるかもしれないのだとか。 その後予定の香港での地元チームとの試合は決まっているらしいんですが、今は中国での2試合ができない場合の代替地を探しているそうで、候補はインドネシア…いやあ、そんな暑いところに行くくらいなら、またロス・アンヘレスでのキャンプを2週間に戻して、後はカランサ杯(カディスの主催する伝統的な夏の親善大会)とか、近場で済ます方がずっといいと思うんですが、こればっかりはねえ。何にしろ、昨季はお隣さん比べ、体力の消耗が異常に早いチームを見せられてきた身としては、プレシーズンにはじっくりフィジカルトレーニングができる環境を選んでほしいとか言えません。 <hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2024.06.11 20:30 Tue

モドリッチの代表初タイトルを戦友ラキティッチが期待 「トロフィーを掲げる姿を見られたら…」

サウジアラビアのアル・シャバブに所属する元クロアチア代表MFイバン・ラキティッチが、ユーロ2024での仲間の活躍を期待した。スペイン『アス』が伝えた。 スペインではセビージャやバルセロナといったクラブで活躍し、今年1月にアル・シャバブへと移籍したラキティッチ。クロアチア代表でも長らく中軸を担い、2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)では準優勝に大きく貢献したが、2020年9月に代表引退を決断した。 今夏のユーロを前に、『アス』のインタビューに応じたラキティッチは、クロアチア代表からの引退を「心の底からの決断だった」と回想。「多くの犠牲を払ってくれた家族のために、一歩踏み出す時が来たんだ」とその理由も明かしている。 また、代表の中盤を共に支えてきたレアル・マドリーのルカ・モドリッチにも言及。レアル・マドリーで数々の栄光を手にしてきた38歳は、代表でもタイトルを得るべきかと問われると、「そうだ、彼がこのユーロで優勝すれば良い」と答え、祖国の躍進を期待した。 「クロアチアは人口400万人強の国で、特にワールドカップでの成績は信じられないほどのものだ。作り話みたいだし、理屈では語れない」 「結果はともかく、クロアチアが輩出した(才能ある)選手たちがいる。モドリッチがトロフィーを掲げる姿を見られたら、それは特別なことだろう」 また、セビージャで共に戦ったスペイン代表DFヘスス・ナバスについてもコメント。「スペインの試合は喜んでナバスのシャツを着て観戦するよ。もちろんクロアチア戦は違うけどね」と語った一方、「まずはヘススを招集した(スペイン指揮官)デ・ラ・フエンテを称賛したい」と、モドリッチと同じ38歳のユーロ参戦を喜んだ。 「ナバスの参加をとても嬉しく思う。彼とは 13 年以上の付き合いだが、僕が 2011 年に初めてネルビオン(セビージャ)に加わった時から変わらない。彼には今でも同じような喜びとエネルギーがある。彼が最後までこの招集を楽しめることを願うよ」 グループBに同居するクロアチア代表とスペイン代表は、グループステージの初戦から対戦。ラキティッチが見守るなか、両チームはどのような船出を切るのだろうか。 2024.06.11 18:53 Tue

スペイン代表に過剰な期待はしないことにしている…/原ゆみこのマドリッド

「またアトレテシコはモラタ1人参加なのね」そんな風に私が嘆いていたのは金曜日、UEFAの登録締め切りは深夜零時だったにも関わらず、お昼過ぎにスペイン代表のユーロ参加選手26名が発表された時のことでした。いえ、最初の仮リストでは29名が招集されていて、この日に3人の落選者が出るのは元々、わかっていたんですけどね。予想ではビビアン(アスレティック)、アジョセ(ベティス)、アレイス・ガルシア(ジローナ)と言われていたのが、蓋を開けて見れば、当たったのは3人目だけ。あとはクバルシ(バルサ)とジョレンテ(アトレティコ)がドイツでの本大会に行けないことに。 といっても17才のクバルシに関しては、2021年の夏に梯子して、その次のシーズンから、長期負傷に悩まされるようになったペドリ(バルサ)の二の舞を避けるべく、ユーロではなく、オリンピックの方に行ってもらうという段取りになっているようなので、別に構わないんですけどね。せっかく2022年W杯カタール大会以来、デ・ラ・フエンテ監督の代になってから、初めて招集され、その間、リケルメが1度、呼ばれただけで、いつもたった1人のアトレティコ勢だったモラタもジョレンテと一緒で楽しそうにしていただけに、これはちょっと残念だったかと。 いやまあ、いくら今季終盤は調子が上がっていたと、マルカ(スポーツ紙)などがおだてていても実際、アトレティコの試合を見ていた私にはそれ程には思えず。絶好機にシュートを外して、何度もメトロポリターノのファンに溜息をつかせていたのも事実で、おまけにデ・ラ・フエンテ監督はユーロ前強化親善試合のアンドラ戦で彼を右SBとして起用したんですよ。それも3CB制のカリレーロ(サイドを上がって攻撃参加を頻繁にするSB)ならともかく、4人DF制となると、本職には敵う術もなく、当人の持ち味すら、薄れてしまったとはツイてない。 ただ、自分が当確線上にいるのをわかっていれば、ジョレテンテも先週土曜の集合日の2日も前から、ラス・ロサス(マドリッド近郊)のサッカー協会本部施設に通い、練習を始めていたペドリ、ダニ・オルモ(ライプツィヒ)、ククレジャ(チェルシー)、スビメンディ(レアル・ソシエダ)らのように、やる気をデ・ラ・フエンテ監督にアピールする方法もあったかと。それが、初日に現れた彼は南国のビーチにでもバケーションに行っていたのか、真っ黒に日焼け。金曜午前の練習の後、落選を知らされた3人は土曜に北アイルランド戦があるマジョルカ島には行かなくていいことになったので、また好きなところに行って、バケーションを再開することになりましたっけ。 そんなことはともかく、ユーロの準備に励んでいるスペイン代表が合宿に入ってから、どんな様子だったのかをお話ししていかないと。初日となった先週土曜は、ええ、まさにレアル・マドリーとドルトムントが対決したCL決勝当日でしたからね。もちろん、カルバハル、ホセル、ナチョの3人はロンドンにいて、当人は出場停止だったものの、金曜にサウジアラビア杯決勝があったラポール(アル・ナスル)も来ておらず。更にその日が兄イニャキの結婚式だったニコ・ウィリアムス、自身が式を挙げたミケル・メリーノもいなかったんですが、サンティアゴ・ネルナベウでのCL決勝パブリックビューイングがあったため、私が行けなかった午後7時からの公開練習はいつものように盛況だったよう。 セッション自体は45分ぐらいと短いものでしたが、それと同じぐらいの時間、選手たちはファンサービスに励んでくれたため、今の代表にはこれといったスターはいないものの、皆、満足して帰ったんじゃないかと。その夜は宿舎でCL決勝のTV観戦となった選手たちが、いえ、古巣が準々決勝で逆転負けした相手、ドルトムントにリベンジしてくれて、モラタが喜んだかどうかは知りませんけどね。マドリーに16強対決で負けたダニ・オルモ、準々決勝で負けたロドリ(マンチェスター・シティ)らも改めて、Decimoquita(デシモキンタ/15回目のCL優勝のこと)を達成したReyes de Europa(レジェス・デ・エウロッパ/ヨーロッパの王者)の偉大さを再確認したはずですが、翌日からの代表はずっと非公開練習ばかり。 よってその内容はサッカー協会が送ってくるビデオで知るしかないんですが、日曜にレガネスの1部再昇格が決まり、その脇で街を挙げてのマドリーのCL優勝祝賀行事が済んだ後、月曜には代表もダブルセッションの合間にメディアデーを開催することに。私も見に行ってきたんですが、マドリーのCL決勝前メディアデーとはちょっと違い、個別インタビューできるのはユーロ放映権を持つTVE(スペイン国営放送)だけ。後はTV、ラジオ、文字媒体と3つあるミックスゾーンで大勢の記者に囲まれて、キャプテンのモラタ、GKウナイ・シモン(アスレティック)、ヘスス・ナバス(セビージャ)、グリマルド(レバークーゼン)、ロドリ、オジャルサバル(レアル・ソシエダ)らが質問に答えていたんですが、後から考えると、ユーロ当確メンバーだけ出した協会も賢かった? その場ではそれぞれ、大会に向けた抱負を語っていたんですが、今となっては、チームにはユーロ優勝経験者も最年長38才で参加するナバスしかいませんからね。もちろん、2023年ネーションリーグ・ファイナルフォー優勝時のメンバーはかなりいますし、モラタも実はマドリーで2度CL優勝したことがあり、ロドリも昨季、CL優勝を初体験、そこに6回のCL優勝歴があるナチョとカルバハルが加わるとなれば、決して大舞台に臆するチームではないはずでが…何せ、最初の腕試しがアンドラではねえ。 そう、月曜の午後7時半にはとうとう、エムバペのマドリー入団が公式発表され、5年契約を締結。おかげで、ニュースがそればっかりになってしまった翌日、さらりとデ・ラ・フエンテ監督の2026年までの契約延長が発表された後、チームは個別調整することになったロドリとオルモを置いて、夕方にバダホス(スペイン南西部)に移動。今季、バダホスCFがRFEF3部(実質5部)に降格してしまったせいもあり、現地のファンは熱烈に歓迎してくれたんですが、やっぱり、会場のヌエボ・ビベロでは普段、下位カテゴリーの試合しかないせいでしょうか。 翌日の試合では選手たちが入場して、いざ国歌斉唱となったものの、アップ中はガンガン、ポップミュージックを流していたスピーカーが一番大事な時に故障。両チームは国歌を歌わず、キックオフすることに。人口8万人の小国チーム相手に誰もがすぐさまgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)が始まることを期待していたんですが、敵もそこは十分承知していたんでしょう。唯一のプロ選手だった、アンドラのコルド・アルバレス監督の息子、GKイケルもビジャレアルBが2部からRFEF1部(実質3部)に降格してしまったため、全員がアマチュアというアンドラでも自陣エリア付近に選手を集中させれば、ある程度は守れてしまうんですよ。 ただし、前半24分、アレイス・ガルシアの蹴ったCKをクバルシがヘッドで落とした後、これが代表デビュー戦となったアジョセの動きだけは止められず、先制点を奪われてしまったんですが、それにしたって、心配なのはモラタが相変わらずの状態だったこと。ええ、敵DFにエリア内で倒されてもペナルティは取ってもらえないわ、ペドリのアシストでゴールを決めてもオフサイドで認めてもらえないわと、得点を挙げられないまま、ハーフタイムで交代とは、やっぱりユーロでのCFはホセルにした方がいい? でもねえ、この日は1-0で再開した後半頭から入ったオジャルサバルが絶好調で、いえ、序盤は2度程、チャンスに失敗して、ファンを嘆かせていたんですけどね。8分にはエリア内ではぐれたボールを猟犬のように取りに行ったアジョセからパスをもらい、ゴール前左からシュートを流し込んで、スペインの2点目をゲット。15分にはアジョセのアクロバティックなシュートが、惜しくも敵DFにゴールライン上でクリアされるなんてこともあったものの、21分にもドリブルで上がったフェラン・トーレス(バルサ)から、横パスをもらったオジャルサバルが再び得点することに。 加えて、28分にも今度は交代出場で代表デビューしたフェルミン(バルサ)のシュートが敵DFに当たってこぼれたのを拾い、1度はGKに弾かれながら、2度目のトライでゴールに入れ、とうとうハットトリックを達成してしまったから、ビックリしたの何のって。いえ、キャリア初の1試合3得点を果たした当人は、「Es cuestión de suerte y de estar en el sitio/エス・クエスティオン・デ・スエルテ・イ・デ・エスタル・エン・エル・シティオ(ツキとしかるべき場所にいるかどうかの問題)」と、まあ、相手も相手ですから、謙遜していましたけどね。 それでもFWはゴールづくと波に乗るものですから、これからユーロに挑むスペインには朗報ですが、36分には後輩のフェルミンからパスを送られたフェランも追い馬に乗るかのごとく、ゴールを決め、とうとうスコアは5-0に。こうなれば、ファンも大満足っていうもので、おのずと大会への期待も盛り上がっていくものですが…いや、やっぱりアンドラ相手に大勝したって、グループリーグ初戦のクロアチアや2戦目のイタリアに勝てる保証には全然、ならない? まあ、その辺は翌日早朝にマドリッドに戻り、マドリッド勢とラポールも合流。金曜の本リスト発表があった後、土曜午後9時30分(日本時間翌午前4時30分)から挑む北アイルランド戦を見てから考えることにして、前日会見で話したデ・ラ・フエンテ監督はジョレンテ落選の理由をこう説明。曰く、「彼は複数のポジションをこなせて、縦の動きのある選手。戦術に幅を与えてくれるが、creo que tenemos cubiertas todas las posiciones/クレオ・ケ・テネモス・クビエルタス・トーダス・ラス・ポシシオネス(ウチは全てのポジションがカバーされていると思う)」そうで、ですよねえ。人手の少ないアトレティコではカリレーロでも、MFでも、あまつさえ、FWとしてもシメオネ監督に重宝されている彼ですが、今回の代表チームは26人。以前の23人でなかったことが逆に万能選手の必要性を減らしてしまったということだったようです。 そしてマドリッドのクラブ関連の話についても触れておくと、エムバペ入団で湧いているマドリーは水曜にサンティアゴ・ベルナベウに新しいオフィシャルショップをオープン。今まではコンチャ・エスピーナ通り沿いにあったのが、パドレ・ダミアン通り沿いのVIPパルコ(貴賓席)ゲート脇のスペースに移ったんですが、エムバペのネームと背番号9が入ったユニは当人のPSGとの契約が終わる7月1日まで買えないのだとか。実際、ベルナベウでのメガプレゼンもユーロ後の7月15、16日辺りと言われていますしね。 折りしもマドリー入りを公にした後のルクセンブルク戦ではフランスの3点目を挙げ、3-0での勝利に貢献するなど、肩の荷を下ろして、エムバペも今はユーロに全集中。そんな姿を見ると、もしや、CL複数回優勝経験者の居並ぶマドリーのチームメートに見劣りしないよう、ユーロタイトルを引っ提げて、乗り込んでやろうと思ってそうで怖いんですが、フランス代表にはカマビンガやチュアメニもいるため、それはあまり意味がない? そうそう、そちらではアトレティコのグリーズマンもスペイン代表より、少し前からクレアフォンテーヌでの合宿に行っていて、幸いなことに先日、アンリ監督が発表したオリンピック・フランス代表のリストにはエムバペと共に入らず。いえ、当人は行きたがっていたんですが、大体がして、ユーロとの梯子は体力的にもあまりお勧めでない上、オリンピックのサッカー決勝は8月10日。次の週末にはもう、リーガが始まるとなれば、それこそ、バケーションもプレシーズン練習も一体、いつになるんだという話になりますからね。クラブも参加を認めなかったようで、まあそれが正解かと。 それ以外のアトレティコ話題としては、うーん、またモラタも代表のメディアデーで、「昨季は監督と話して、結局、残ることになったけど、no sé qué va a pasar/ノー・セ・ケ・バ・ア・パサール(何が起きるかわからない)」なんて言っちゃうから、悪いんですよ。最初はFWの補強として、セルロート(ビジャレアル)やドブビク(ジローナ)などが挙がりながら、移籍金4000万ユーロ(約70億円)は高すぎて払えないと言っていたのに、今ではフリアン・アルバレス(マンチェスター・シティ)の名前が出ているって、もうこれは桁が違い過ぎるのでは? その一方で弟分のヘタフェやラージョ、そして1部昇格が決まったレガネスなどは完全にバケーションオードで、ええ、大体、彼らの主戦場は移籍市場が閉じる8月末ですからね。ヘタフェのボルダラス監督が、レンタル移籍が終わり、もう戻って来ないグリーンウッド(マンチェスター・ユナイテッド)の代わりにマドリーのギュレルを熱望しているという噂はあったものの…まあ、ここしばらくはあまり動きはないんじゃないでしょうか。 <hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2024.06.08 20:00 Sat

スペイン代表26名が決定! 候補メンバーからパウ・クバルシら3選手が外れる…【ユーロ2024】

スペインサッカー連盟(RFEF)は7日、ユーロ2024に臨むスペイン代表メンバー26名を発表した。 ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、先月27日に発表した候補メンバー29名からDFパウ・クバルシ(バルセロナ)、MFマルコス・ジョレンテ(アトレティコ・マドリー)、MFアレイシ・ガルシア(ジローナ)の3選手を外す決断を下した。 一方、初招集となったMFフェルミン・ロペスとFWアジョセ・ペレス(レアル・ベティス)はデビュー戦となった直近のアンドラ代表戦での活躍がメンバー入りの決め手となったようだ。 なお、スペインはユーロでグループBに入っており、クロアチア代表、イタリア代表、アルバニア代表と同居している。今回発表されたスペイン代表メンバーは以下の通り。 ◆スペイン代表メンバー26名 GK ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ) ダビド・ラヤ(アーセナル/イングランド) アレックス・レミロ(レアル・ソシエダ) DF ダニエル・カルバハル(レアル・マドリー) ヘスス・ナバス(セビージャ) アイメリク・ラポルテ(マンチェスター・シティ/イングランド) ロビン・ル・ノルマン(レアル・ソシエダ) ナチョ・フェルナンデス(レアル・マドリー) ダニ・ビビアン(アスレティック・ビルバオ) アレハンドロ・グリマルド(レバークーゼン/ドイツ) マルク・ククレジャ(チェルシー/イングランド) MF ロドリ(マンチェスター・シティ/イングランド) マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ) ファビアン・ルイス(パリ・サンジェルマン/フランス) ミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ) ペドリ(バルセロナ) アレックス・バエナ(ビジャレアル) フェルミン・ロペス(バルセロナ) FW アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリー) ホセル(レアル・マドリー) ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ) ダニ・オルモ(RBライプツィヒ/ドイツ) フェラン・トーレス(バルセロナ) ニコ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ) ラミン・ヤマル(バルセロナ) アジョセ・ペレス(レアル・ベティス) 2024.06.07 19:57 Fri

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宙に浮くラファ・ミルの去就…東京五輪スペイン代表の肉体派ストライカー

スペイン人FWラファ・ミル(27)の去就が宙に浮いている。スペイン『Relevo』が伝えている。 U-24スペイン代表として東京五輪出場のラファ・ミル。当時ウォルバーハンプトンからウエスカへレンタル移籍していた191cmの肉体派ストライカーは、あれから3年、クラブキャリアが徐々に停滞し、A代表には縁がない。 五輪直後の21-22シーズンにセビージャへ完全移籍。1年目はラ・リーガ10得点も序列が低く、先発起用が増えた2年目の昨季は公式戦36試合8得点、3年目の今季は1月移籍を拒否して構想外となり、終盤戦の出番はゼロだった。 現在プロデビュー時の古巣・バレンシアへの移籍話が進行中。セビージャはラファ・ミル側と「どう転んでも来季は給与を支払いません」という内容の協定を結んだという。 一方、ピーター・リム体制のバレンシアは、買い取りオプション付きのレンタル獲得を希望。ラファ・ミルの年俸はクラブの給与体系を上回っており、三者揃って交渉成立を願っていても、すぐに決着するものではないようだ。 この点で今週一週間は大事なクラブ間協議が行われるとのこと。バレンシアはラファ・ミルの代替案もあり、セビージャと合意できないとみれば、ターゲットを変更するものとされる。 2024.06.24 20:00 Mon

「唯一無二の時間だった」セルヒオ・ラモスがセビージャ退団について語る「生涯契約を続けることができたが…」

セビージャを退団することが決定した元スペイン代表DFセルヒオ・ラモス(38)が、退団会見を行った。 セビージャの下部組織で育ったセルヒオ・ラモスは、2004年7月にファーストチームに昇格。2005年8月にレアル・マドリーへとすぐに移籍する。 右サイドバックとして頭角を表すと、次第にセンターバックにポジションを変更。守備面はもちろん、セットプレー時の得点力は驚異的で、マドリーでは公式戦671試合に出場し101ゴールを記録。DFとして100ゴールを達成している。 2021年7月にパリ・サンジェルマン(PSG)へと完全移籍。すると2023年夏にセビージャへと復帰し、今シーズンはラ・リーガで28試合3ゴール、公式戦で37試合7ゴールを記録したが、1年で契約満了となり退団を決断した。 心のクラブでありながら、意外にもファーストチームでは公式戦87試合で10ゴールという結果しか残していないセルヒオ・ラモス。ホセ・マリア・デル・ニド・カラスコ会長と共に会見に出席。退団を決断した理由を語った。 「会長の言葉、サポート、そして信頼に感謝したいと思った。クラブ、セビージャ、チームメイト、監督、コーチ陣、スタッフ…これまで僕がやってきたことはとても良い感情の積み重ねだった。また、僕が仕事を始めた時から大きな柱として支え、辛い時も同じ船に乗り、今も僕と一緒にいる家族にも感謝したい」 「また、セビジスモとファンのサポート、初日と同じように僕を家にいるような気分にささせてくれたことに感謝する。信じられないほど唯一無二の時間だった。僕の間違いを許す方法を知り、僕を受け入れてくれた彼らにも感謝する」 PSGからセビージャへ戻ったセルヒオ・ラモスだが、それには理由があったという。 「僕はプエルタ、レジェス、祖父母に敬意を表するためにここに到着した。彼らが安らかに眠れますように。僕には開いた傷があり、彼らに対しての借りがあった。そして、父は僕がここに来ることを楽しみにしていた。僕がここでプレーできることを示したかった」 ファーストチームとしては2シーズンしか在籍しなかったセルヒオ・ラモス。ただ、アカデミーから過ごしてきたクラブへの想いは特別であり、今回の決断を下すのはとて簡単ではなかったとコメント。また、お金の交渉はせず、クラブからは残留を願われたが、新しいステージに行くことを決断したと語った。 「僕の人生の基本的な柱は、パフォーマンスと献身的にプレーすることをフィールドでセビジスモに示すことであり、評価されることで、いつでもより多くのものを提供し、向上させることができた。ただ、この2つのビジョンは達成され、僕は頭を高く掲げ、明確な良心を持ってここを去る」 「僕の契約は履行され、契約は終了した。若い頃から感じていなかったものを感じるようになった。僕に賭けてくれた、ペペ・カストロにも感謝したい」 「僕の人生の素晴らしいステージが終わり、次のステージが始まる。一部だけど、参加してくれた皆さんにも感謝する。あなた方を心の中に持ち続ける」 「セビジスモは交渉の対象ではない。生まれた時から、僕の血の中にあり、それは特別だった。僕はいなくなるけど、できる限りチームを助けたい。頼ってもらいたい」 「家を出るときはいつでも、すぐに決断できるものではない。長い間続いたわけではないが、決断を下したとき、将来を考える前にクラブに感謝したいと思った。ここにサインする前に、僕の農場で会長と会ったけど、お金について話したことはなかった。そして今日も同じだが、これは個人および家族レベルでの決定であり、一歩を踏み出すまでに最小限の時間が必要だった」 「ホセ・マリアが僕たちに与えてくれたサポートと信頼を強調したいと思い、僕は到着したときも去るときも、生涯契約を続けることができたことに感謝している」 「しかし、今回の場合、僕たちが決断を下したとき、僕が最初に電話したのは彼だった。彼らが僕たちにその可能性を与えてくれたことを知りながら、継続するという話はなかった」 なお、アメリカ行きが噂されるセルヒオ・ラモス。本人もアメリカにはサッカーに関わらず関心があることを認め、「僕は大ファンで、レアル・マドリード時代から友好関係にあるドンチッチとの関係もあり、ずっと前からNBAに夢中になっていたが、行くことができていなかった」とコメント。ただ「米国は将来にとって非常に動きのある場所だが、何もない」と語り、移籍の可能性は現時点ではないとコメント。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシらが所属するインテル・マイアミという名前もあがっているが「ありがたいことに、他にも興味深い可能性のある提案がいくつかあるが、僕たちが何をするのか、どこでするのかについてはまだ考えていない」と、現時点では去就を考えていないことを語った。 <span class="paragraph-title">【写真】結婚5周年の記念日を祝うセルヒオ・ラモスと妻のピラール・ルビオさん</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C8PBIMsiU2y/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C8PBIMsiU2y/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C8PBIMsiU2y/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Pilar Rubio(@pilarrubio)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.06.18 19:10 Tue

セビージャがナイジェリア代表ウインガーのエジュケをCSKAモスクワから獲得…2027年夏まで契約

セビージャは17日、CSKAモスクワのナイジェリア代表FWチデラ・エジュケ(26)を完全移籍で獲得したことを発表した。 フリートランスファーでの加入となり、2027年6月までの3年契約を結んだ。 エジュケは、ノルウェーのヴォレレンガでヨーロッパでのキャリアをスタート。その後ヘーレンフェーンへと移籍し、2020年8月にCSKAモスクワに加入した。 しかし、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻によりプレーできなくなると、ヘルタ・ベルリンへとレンタル移籍。2023-24シーズンはロイヤル・アントワープへとレンタル移籍し、ジュピラー・プロ・リーグで21試合に出場し3ゴール4アシストを記録。プレーオフでも8試合で1ゴールを記録していた。 右利きながら左ウイングを主戦場とするエジュケは、右ウイングやトップでもプレーできる。 CSKAモスクワでは、65試合で10ゴール8アシストを記録していたが、フリーでの退団となった。 2024.06.17 22:40 Mon

セルヒオ・ラモス退団をセビージャが発表…38歳の史上稀に見るタイトルホルダー

元スペイン代表DFセルヒオ・ラモス(38)がセビージャを退団へ。17日、クラブが発表した。 S・ラモスはセビージャでプロデビュー後、レアル・マドリーに移籍し、数え切れないほどのタイトルを獲得。スペイン代表としても2度のユーロ制覇、1度のW杯制覇を誇る、史上稀に見るタイトルホルダー、真の勝者だ。 マドリー退団後は2年間のパリ・サンジェルマン(PSG)在籍でリオネル・メッシと共演。22年カタールW杯に向けて代表復帰も待望視されるほどの存在感を見せつけたが、結局復帰はならず、今季から古巣セビージャに舞い戻った。 セビージャは17日、1年契約だったS・ラモスについて、18日午前の正式会見をもって退団すると発表。「彼が示したコミットメント、リーダーシップ、最大限の献身に感謝しています」とコメントを付け加えた。 S・ラモスは今季、復帰したセビージャで公式戦37試合に出場し、7ゴールをマーク。まだまだやれそうな稀代のセンターバックが、フリーエージェントとなる。 2024.06.17 20:42 Mon

メンディリバルの言葉に滲む“監督業の苦悩”…スター選手の扱いに苦心したセビージャ時代「私では駄目なんだな…と」

オリンピアコスのホセ・ルイス・メンディリバル監督が、スペイン『Relevo』で今季序盤までのセビージャ指揮官時代を振り返った。 昨季途中就任のセビージャでヨーロッパリーグ(EL)優勝、今季途中就任のオリンピアコスでヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)優勝を成し遂げたメンディリバル監督。 「私の言葉、選手に対するアプローチは簡潔で明確。自分にできない指導はしないし、不得手な戦術を取り入れたりはしない」とさっぱり語るスペイン人指揮官だ。 2季連続で低空飛行のチームにシーズン途中就任からやってきて、欧州タイトルをもたらす…よくよく考えると前人未到の偉業なわけで、昨季のセビージャを振り返ってこう語る。 「セビージャを率いた最大の誇りは『選手たちの変化』だ。就任当初、選手たちの目が明らかによどんでいてね…メンタル的に死んでいたと言っても過言ではないレベルだった」 「それまでの複雑なサッカー、戦術に疲弊していた、と言うべき状況だった。選手に自信を取り戻させ、できるだけ噛み砕いてシンプルにし、チームを変えることができた」 一方で、今季序盤でセビージャを解任されているメンディリバル監督。 解任後はオリンピアコス行きまでセビージャの全試合をリアルタイムで観たほど選手たちを心配していたようだが、1人のベテランに限っては、扱いと関係性に苦心したようだ。 「シーズンの頭からチャンピオンズリーグ(CL)もあるだろう? そんななか、コンディションに問題のないセンターバックが3枚だけ…グデリ、バデ、そしてセルヒオ・ラモスだ」 「状況的にローテーションを敷かざるを得なかったが、ラモスは日曜も水曜も試合に出たがり、私の選択を嫌った。客観的にみて、ラモスの序列は高かったと思う。しかし、それだけでは満足できなかったようだ」 「思ったのは『私では駄目なのだ。私より優れた指揮官でなければ、ラモスほどの選手を満足させられない…』ということ。同時に私の職務も終わりに近づいている気がした。己の基準に従うか否か…コーチは日常的に選択を迫られているんだ」 2024.06.14 11:45 Fri

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「これより良い終わりを迎えることは不可能」レアル一筋、キャリアを捧げたナチョが別れのメッセージ「命を捧げて戦ってきた」「心から愛している」

レアル・マドリーを退団したスペイン代表DFナチョ・フェルナンデスが、人生を捧げたクラブへ別れのメッセージを送った。 25日、マドリーはナチョの退団を発表。2001年に10歳でマドリーの下部組織に加入してから、マドリーだけでプレーを続けてきたナチョがチームを去ることとなった。 控に甘んじる時間も長かったなか、ディフェンスラインでのユーティリティ性を活かし、公式戦は364試合に出場。6度のチャンピオンズリーグ(CL)優勝など、26個のタイトルを獲得した。 2023-24シーズンがラストイヤーとなったが、最後にもCLを制し、キャプテンとしてトロフィーリフトも果たしたナチョ。最高の終わり方ができたと語り、多くの人々へ感謝の気持ちを綴った。 「親愛なるレアル・マドリーファンのみんな、僕が今感じている全てを表現するいくつかの言葉を捧げたいと思う。僕の人生のクラブである、レアル・マドリーに別れを告げる」 「僕は10歳の時にここに来て、人として、選手として自分自身を形成し、勝つこと、負けること、戦うこと、苦しむこと、楽しむこと、そして常に熱意を決意を持って生きることを学んだ」 「今日の僕があるための全てを学んだ。ほぼ25年間、毎日同じ場所に練習に来て、レアル・マドリーの価値観を学び、命を捧げてこのエンブレムのために戦ってきた。僕に全てを与えてくれた」 「僕にとってはとても難しいことだけど、フィールドの内外でこのエンブレムを代表するために、常に最善を尽くしてきたことを知り、自信を安心をもって出発する時が来た」 「子供の頃、僕たちのスタジアムであるサンティアゴ・ベルナベウでプレーすることを何度も夢見ていたけど、今日、15回目のチャンピオンズリーグ優勝を達成したキャプテンとしての役目を終えることができ光栄に思う。僕の気持ちを言い表せる言葉はない」 「僕はレアル・マドリーの選手としての終わりが美しく、頂点に立つことを常に望んでいたけど、これより良い終わりを迎えることは不可能だと思う」 「何カ月もの間、振り返り、優柔不断で、疑念を抱いてきたけど、今日僕は家族と一緒に最後にもう1度違う経験をする必要があること、そして今が完璧な時期であることを伝えにきた。レアル・マドリー、僕を理解してくれてありがとう」 「(フロレンティーノ・ペレス)会長。いつもサポートと僕への忠実な信頼に感謝します」 「チームメイト。君たちは僕の兄弟だ。キャプテンにとって最高の選手、チームメイト、そして友人であった。君たちのことを考えるだけで幸せだ」 「(カルロ・アンチェロッティ)監督。あらゆる瞬間に超えなければならないというあなたの要求のおかげで、僕をより良くしてくれた。僕を世話し、理解してくれてありがとう」 「マドリディスタ。みんなの要求が僕たちを選手として素晴らしいものにする。全てに感謝する。みんなのためにプレーし、みんなの温もりを感じて僕は強くなった。最後まで忘れないで」 「これまで何年にも渡り、僕と一緒に働き、僕をより良い選手として、より良い人間にしてくれた何百もの人々に感謝のメッセージを送りたいと思う。トレーナー、フィジオセラピスト、スタッフ、ドクター、コミュニケーションやマーケティングスタッフ、ホペイロ、クラブスタッフ‥本当にありがとう」 「また、僕を見放すことなくこの道を歩み続けてくれた両親、妻と子供たち、家族、友人たちにも感謝する。時には簡単ではないこともあったけど、みんなの努力とサポートのおかげで、僕は夢を実現し、頂点に到達できた」 「24年間にわたる絶対的な献身、情熱、熱意を追えて、皆さんにお別れを言う」 「クラブのために全てを捧げたユースプレーヤーとしての僕を覚えておいてほしい。心から感謝する」 「今日から僕はこの素晴らしい家族の全てのタイトルと全てのゴールに叫びたいと思う。レアル・マドリーを心から愛している。マドリディスタの皆さん、また会おう」 <span class="paragraph-title">【動画】ナチョがレアルで23年積み上げた歴史…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="72P-fNXscEQ";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.26 13:55 Wed

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ラ・ロハ浮沈のカギを握る世界最高峰のピボーテ/ロドリ(スペイン代表)【ユーロ2024】

14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■スペイン代表</span> 出場回数:8大会連続12回目 最高成績:優勝(1964、2008、2012) ユーロ2020結果:ベスト4 予選結果:グループA・1位 監督:ルイス・デ・ラ・フエンテ <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> MFロドリ(マンチェスター・シティ) 1996年6月22日(27歳) ラ・ロハ浮沈のカギを握る世界最高峰のピボーテ。“ティキ・タカ”隆盛の2008年大会、2012年大会の連覇から10年以上が経過し、すっかりフットボールのトレンドが変化した中、近年はユーロ、ワールドカップの舞台で苦戦が続くスペイン代表。 FWラミン・ヤマルと楽しみなティーンエイジャーに大きな期待が集まる一方、黄金期に比べて各ポジションのタレントは小粒となり、真のワールドクラスと呼べるタレントはマンチェスター・シティの中盤に君臨する27歳MFのみと言っても過言はなく、今大会のキーマンとなるはずだ。 ビジャレアルで台頭し、アトレティコ・マドリーを経て2019年に加入したシティで稀代の名将グアルディオラの薫陶を受け、世界最高峰のピボーテに進化を遂げたロドリは、巧さ、強さ、戦術眼をハイレベルで完備する完全無欠のMF。的確なポジショニング、視野の広さ、複雑な状況を瞬時に処理する判断能力の高さによって攻守両面で難度の高いプレーを事もなげにやってのける安定感が最大の特長だ。 シティの前人未踏のリーグ4連覇に貢献し、直近のFAカップで敗れるまで出場した公式戦74試合連続無敗という快記録を残した“負けない男”は、前大会王者イタリアとクロアチアと同居した最激戦区突破を目指す無敵艦隊にとって最も重要な存在となるはずだ。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月15日(土) 《25:00》 【B】スペイン代表 vs クロアチア代表 ▽6月20日(木) 《28:00》 【B】スペイン代表 vs イタリア代表 ▽6月24日(月) 《25:00》 【B】アルバニア代表 vs スペイン代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.ダビド・ラヤ(アーセナル/イングランド) 13.アレックス・レミロ(レアル・ソシエダ) 23.ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ) DF 2.ダニエル・カルバハル(レアル・マドリー) 3.ロビン・ル・ノルマン(レアル・ソシエダ) 4.ナチョ・フェルナンデス(レアル・マドリー) 5.ダニ・ビビアン(アスレティック・ビルバオ) 12.アレハンドロ・グリマルド(レバークーゼン/ドイツ) 14.アイメリク・ラポルテ(マンチェスター・シティ/イングランド) 22.ヘスス・ナバス(セビージャ) 24.マルク・ククレジャ(チェルシー/イングランド) MF 6.ミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ) 8.ファビアン・ルイス(パリ・サンジェルマン/フランス) 15.アレックス・バエナ(ビジャレアル) 16.ロドリ(マンチェスター・シティ/イングランド) 18.マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ) 20.ペドリ(バルセロナ) 25.フェルミン・ロペス(バルセロナ) FW 7.アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリー) 9.ホセル(レアル・マドリー) 10.ダニ・オルモ(RBライプツィヒ/ドイツ) 11.フェラン・トーレス(バルセロナ) 17.ニコ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ) 19.ラミン・ヤマル(バルセロナ) 21.ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ) 26.アジョセ・ペレス(レアル・ベティス) <span class="paragraph-title">【動画】シティの中盤を支えるロドリ、2023-24プレー集</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="UVwOKmIFD0g";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.15 18:30 Sat
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モドリッチの代表初タイトルを戦友ラキティッチが期待 「トロフィーを掲げる姿を見られたら…」

サウジアラビアのアル・シャバブに所属する元クロアチア代表MFイバン・ラキティッチが、ユーロ2024での仲間の活躍を期待した。スペイン『アス』が伝えた。 スペインではセビージャやバルセロナといったクラブで活躍し、今年1月にアル・シャバブへと移籍したラキティッチ。クロアチア代表でも長らく中軸を担い、2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)では準優勝に大きく貢献したが、2020年9月に代表引退を決断した。 今夏のユーロを前に、『アス』のインタビューに応じたラキティッチは、クロアチア代表からの引退を「心の底からの決断だった」と回想。「多くの犠牲を払ってくれた家族のために、一歩踏み出す時が来たんだ」とその理由も明かしている。 また、代表の中盤を共に支えてきたレアル・マドリーのルカ・モドリッチにも言及。レアル・マドリーで数々の栄光を手にしてきた38歳は、代表でもタイトルを得るべきかと問われると、「そうだ、彼がこのユーロで優勝すれば良い」と答え、祖国の躍進を期待した。 「クロアチアは人口400万人強の国で、特にワールドカップでの成績は信じられないほどのものだ。作り話みたいだし、理屈では語れない」 「結果はともかく、クロアチアが輩出した(才能ある)選手たちがいる。モドリッチがトロフィーを掲げる姿を見られたら、それは特別なことだろう」 また、セビージャで共に戦ったスペイン代表DFヘスス・ナバスについてもコメント。「スペインの試合は喜んでナバスのシャツを着て観戦するよ。もちろんクロアチア戦は違うけどね」と語った一方、「まずはヘススを招集した(スペイン指揮官)デ・ラ・フエンテを称賛したい」と、モドリッチと同じ38歳のユーロ参戦を喜んだ。 「ナバスの参加をとても嬉しく思う。彼とは 13 年以上の付き合いだが、僕が 2011 年に初めてネルビオン(セビージャ)に加わった時から変わらない。彼には今でも同じような喜びとエネルギーがある。彼が最後までこの招集を楽しめることを願うよ」 グループBに同居するクロアチア代表とスペイン代表は、グループステージの初戦から対戦。ラキティッチが見守るなか、両チームはどのような船出を切るのだろうか。 2024.06.11 18:53 Tue
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スペイン代表26名が決定! 候補メンバーからパウ・クバルシら3選手が外れる…【ユーロ2024】

スペインサッカー連盟(RFEF)は7日、ユーロ2024に臨むスペイン代表メンバー26名を発表した。 ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、先月27日に発表した候補メンバー29名からDFパウ・クバルシ(バルセロナ)、MFマルコス・ジョレンテ(アトレティコ・マドリー)、MFアレイシ・ガルシア(ジローナ)の3選手を外す決断を下した。 一方、初招集となったMFフェルミン・ロペスとFWアジョセ・ペレス(レアル・ベティス)はデビュー戦となった直近のアンドラ代表戦での活躍がメンバー入りの決め手となったようだ。 なお、スペインはユーロでグループBに入っており、クロアチア代表、イタリア代表、アルバニア代表と同居している。今回発表されたスペイン代表メンバーは以下の通り。 ◆スペイン代表メンバー26名 GK ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ) ダビド・ラヤ(アーセナル/イングランド) アレックス・レミロ(レアル・ソシエダ) DF ダニエル・カルバハル(レアル・マドリー) ヘスス・ナバス(セビージャ) アイメリク・ラポルテ(マンチェスター・シティ/イングランド) ロビン・ル・ノルマン(レアル・ソシエダ) ナチョ・フェルナンデス(レアル・マドリー) ダニ・ビビアン(アスレティック・ビルバオ) アレハンドロ・グリマルド(レバークーゼン/ドイツ) マルク・ククレジャ(チェルシー/イングランド) MF ロドリ(マンチェスター・シティ/イングランド) マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ) ファビアン・ルイス(パリ・サンジェルマン/フランス) ミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ) ペドリ(バルセロナ) アレックス・バエナ(ビジャレアル) フェルミン・ロペス(バルセロナ) FW アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリー) ホセル(レアル・マドリー) ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ) ダニ・オルモ(RBライプツィヒ/ドイツ) フェラン・トーレス(バルセロナ) ニコ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ) ラミン・ヤマル(バルセロナ) アジョセ・ペレス(レアル・ベティス) 2024.06.07 19:57 Fri
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バルセロナの10代コンビらスペイン代表候補29名が発表! 指揮官はケガなどのリスクを考慮し期限までに熟考へ 【ユーロ2024】

スペインサッカー連盟(RFEF)は27日、ユーロ2024に臨むスペイン代表メンバー候補29名を発表した。 ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、本大会の登録メンバー26名よりも多い29名を招集。3名がこのリストからは漏れることとなる。 GKウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)やDFアイメリク・ラポルテ(マンチェスター・シティ)、MFロドリ(マンチェスター・シティ)、FWアルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリー)など、順当に主軸が選ばれた. また、17歳のDFパウ・クバルシ、 21歳のMFフェルミン・ロペス、16歳のFWラミン・ヤマルとバルセロナの若手らも招集。フェルミン・ロペスとFWアジョセ・ペレス(レアル・ベティス)は初招集となった 加えて、招集も期待されたMFイスコ(レアル・ベティス)は負傷。その他にも、MFガビ(バルセロナ)、DFホセ・ルイス・ガヤ(バレンシア)、FWボルハ・マジョラル(ヘタフェ)らもケガにより招集できず。一方で、FWマルコ・アセンシオ(パリ・サンジェルマン)は選外となった。 デ・ラ・フエンテ監督は29名の招集について説明。「チャンピオンズリーグの決勝戦や練習中に問題を引き起こす可能性のあるあらゆる挫折を防ぐためだ」とコメント。「誰もが同じ選択肢を持っている。リスクを最小限に抑えるつもりだ。我々には非常に多才な選手がいる」と、問題が起きてから突然入れ替えるのではなく、最初に予備メンバーを呼んでおく方針であると明かした。 また「レギュレーションが与えてくれる可能性を活用しなければならない。締め切りは7日だが、残炎ながらケガ人が出てしまうかもしれない」とし、「リスクを最小限に抑えたい。限界まで待つつもりだ」と、期限ギリギリまで選手の状態を見極めるとした。 スペインはグループBに入っており、クロアチア代表、イタリア代表、アルバニア代表と同居している。今回発表されたスペイン代表候補メンバーは以下の通り。 ◆スペイン代表候補メンバー29名 GK ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ) ダビド・ラヤ(アーセナル/イングランド) アレックス・レミロ(レアル・ソシエダ) DF ダニエル・カルバハル(レアル・マドリー) ヘスス・ナバス(セビージャ) アイメリク・ラポルテ(マンチェスター・シティ/イングランド) ロビン・ル・ノルマン(レアル・ソシエダ) ナチョ・フェルナンデス(レアル・マドリー) ダニ・ビビアン(アスレティック・ビルバオ) パウ・クバルシ(バルセロナ) アレハンドロ・グリマルド(レバークーゼン/ドイツ) マルク・ククレジャ(チェルシー/イングランド) MF ロドリ(マンチェスター・シティ/イングランド) マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ) ファビアン・ルイス(パリ・サンジェルマン/フランス) ミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ) マルコス・ジョレンテ(アトレティコ・マドリー) ペドリ(バルセロナ) アレイシ・ガルシア(ジローナ) アレックス・バエナ(ビジャレアル) フェルミン・ロペス(バルセロナ) FW アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリー) ホセル(レアル・マドリー) ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ) ダニ・オルモ(RBライプツィヒ/ドイツ) フェラン・トーレス(バルセロナ) ニコ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ) ラミン・ヤマル(バルセロナ) アジョセ・ペレス(レアル・ベティス) <span class="paragraph-title">【動画】スペイン代表がユーロ予選で決めた全ゴール集!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><a href="https://twitter.com/hashtag/VamosEspa%C3%B1a?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#VamosEspaña</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/APorLaCuarta?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#APorLaCuarta</a> <a href="https://t.co/qLsqbuGcqg">pic.twitter.com/qLsqbuGcqg</a></p>&mdash; Selección Española Masculina de Fútbol (@SEFutbol) <a href="https://twitter.com/SEFutbol/status/1795025640241926403?ref_src=twsrc%5Etfw">May 27, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.27 18:55 Mon
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スペイン代表はもうドイツにいる…/原ゆみこのマドリッド

「随分、扱いが違ったもんだ」そんな風に私が驚いていたのは月曜日、ユーロのためにベルリンから75km離れたベースキャンプ地、ノイルピーン入りしたクロアチア代表チームが町の中央広場に設けられたステージに立ち、4000人ものファンの歓迎を受けている映像をお昼のニュースで見た時のことでした。いやあ、確かに数日前、クロアチア人の友だちと話した時にもドイツ在住の同胞は多いとは聞いていたんですけどね。対して前日日曜夜、ドナウエッシンゲンにある宿泊所、デア・エシュベルクホフに到着した際は折しも大雨に見舞われたせいもあり、ホテル前でスペインのチームバスを待っていたファンは数十人といったところ。 飛行機が降り立ったシュツットガルト空港には結構な数のファンを滑走路に入れて、盛り上がっている風を呈していたんですが、それでもとてもクロアチアの応援に駆けつけたファンの数には太刀打ちできず。ええ、チームが現地入りする1日前には、先乗りTVレポーターがドナウエッシンゲンの町でその辺の人に代表メンバーの写真を見せて、知っている選手がいるかと尋ねても全然、わからないという答えが多かったですしね。確かに翌月曜、宿舎に近いSVアーセンの練習場での初日一般公開セッションでは見学に来た500人のファンが小さなスタンドに収まりきらなかったそうですが、それもクロアチアの初日セッションに比べると多勢に無勢。いやこれ、両者が初戦での激突するスタジアムの応援勢力図に影響しない? まあ、そんなことはともかく、ユーロ前最後となったスペインの親善強化試合がどうだったかをお伝えしていくことにすると。先週水曜のアンドラ戦で5-0と大勝した彼らは金曜午前中にラス・ロサス(マドリッド近郊)のサッカー協会施設での最後の練習を終え、いやあ、その直後に発表された29人から、26人に本大会参加メンバーを絞ったリストでは、オリンピックに専念することになった17才のクバルシ(バルサ)、アレイス・ガルシア(ジローナ)、そしてジョレンテ(アトレティコ)が落選しちゃったんですけどね。その3人を即時解放して、チームはマジョルカ島のパルマに飛び、土曜にはサン・モイシュ(マジョルカのホーム)で北アイルランド戦を迎えたんですが…。 うーん、地元にリーガ1部チームも2部チームすらないバダホスでは、会場がバダホスCF(RFEF3部/実質5部に今季降格)のホーム、ヌエボ・ビベロのキャパが小さいのもあって、スタンドを超満員にしたスペインだったんですが、この試合はかなり空席が目立ってねえ。それでもこの日はちゃんと国歌斉唱もあり、スタメンリピートはモラタ(アトレティコ)とペドリ(バルサ)だけ。かなりユーロ用の布陣に近づいたデ・ラ・フエンテ監督のチームが開始2分、FKから、北アイルランドのバラード(サンダーランド)にヘッドで先制されるという、冷や水を浴びせられてしまったから、ビックリしたの何のって。 それからもしばらくはル・ノルマン(レアル・ソシエダ)がイエローカードをもらったり、プライス(リエージュ)にダブルチャンスを与えたりと挙動が怪しかったため、やっぱり、アマチュア選手ばかりだったアンドラには大きな顔ができても、プレミアリーグでプレーするクラスの選手がいるチーム相手にはすぐ粗が出てしまうのかと、私も暗澹たる気分になったものでしたが、いやいや、とんでもない。12分にはペドリがエリア外からゴールを決めて、同点にしてくれたんですから、有難いじゃないですか。 おかげですっかり落ち着いたスペインは18分、ヘスス・ナバス(セビージャ)のクロスから、とうとうモラタが頭で勝ち越し点をゲット。ようやくゴール日照りを脱してくれたのには、彼に大いに肩入れしているデ・ラ・フエンテ監督もホッとしたことかと思いますが、24分にお水休憩があった後もスペインは止まらず。ええ、29分にはククレジャ(チェルシー)からボールをもらったニコ・ウィリアムス(アスレティック)がエリア内左奥から折り返し、それを再びペドリがゴールに。 いやあ、彼の場合は18才だった2021年の夏にユーロと東京オリンピックを梯子したせいもあって、その後、何度も負傷。今季もようやくシーズン終盤になって、調子が上がってきたため、まさに当時のオリンピック担当だったデ・ラ・フエンテ監督も今回、初めてA代表に招集することができたという経緯があったんですけどね。曰く、「Pedri tenía que encontrarse con Pedri/ペドリ・テニア・ケ・エンコントラールセ・コン・ペドリ(ペドリが、ペドリと出逢わないといけなかった)。監督は選手に自信を与えることができるが、まずは選手が一歩踏み出さないといけないからね」そうで、ペドリの復調はユーロに向けて、何よりの朗報だったかと。 実際、当人もこの2ゴールには、「Con el gol se ha visto que ha quedado atrás la lesion/コン・エル・ゴル・セ・ア・ビストー・ケ・ア・ケダードー・アトラス・ラ・レシオン(このゴールで負傷がもう過去のものになったのがわかったはず)」と手応えを感じていたようですしね。ええ、代表に来られなかった期間には何度もデ・ラ・フエンテ監督から、電話で励ましてもらったみたいですし、この夏もパリ・オリンピックがあるんですが、今回はペドリも梯子は考えず、ユーロオンリーで頑張ってもらいたいものです。 そしてスペインは35分にも、今度はジャマル(バルサ)がエリア内送ったボールをファビアン(PSG)が押し込んで、とうとう4点目を取ってしまったんですが、21才のニコといい、16才のジャマルといい、若い2人のサイドアッターはかなりいい線いっている気が。といっても中心になってゴールを決めるCFが冴えているかどうかというのもありますけどね。4-1で始まった後半のモラタは敵DFにゴール前で倒されながら、またしても主審がペナルティを取ってくれないのに怒って、8分にはオジャルサバル(レアル・ソシエダ)と交代。 そのオジャルサバルに再び、ジャマルがアシストして、15分に5点目が入ったところでスペインは打ち止めに。ええ、彼もアンドラ戦でキャリア初というハットトリックを達成して、この日のゴールで2試合4得点。あとはユーロに取っておいてもらいたいですからね。その後はミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ)やホセル(レアル・マドリー)らが途中出場したものの、スコアは5-1のまま動かず、スペインは2試合連続のgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)勝利を祝うことになりましたっけ。 え、てことはユーロでもゴールがガンガン入るスペインを期待してもいいのかって?いやあ、話はそう簡単ではなく、ええ、グループリーグ初戦、土曜の午後6時(日本時間翌午前1時)から、ベルリンのオリンピック・スタジアムで当たるクロアチアも同日、いわゆる強豪と見なされるポルトガルとの親善試合にモドリッチ(マドリー)のPKとブドミル(オサスナ)のゴールで1-2と勝って、いい感じで調整を進めていますからね。おまけに昨年夏のネーションズリーグ・ファイナルフォー決勝でそのクロアチアを倒し、2012年ユーロ以来のタイトルを獲得したスペインとはいえ、その時も0-0で延長戦に突入。最後はPK戦でやっと勝ったという有り様でしたから、おそらく相手のリベンジ願望度はかなり高いかと。 といっても今回も6グループ中、成績上位の3位4チームまでが決勝トーナメントに進むという激甘ユーロですからね。その後、イタリア、アルバニアと続くスペインが3引分けとかで終わっても16強対決には進めるんじゃないかと。北アイルランド戦を済ませたスペインはその日はパルマに連泊、日曜夕方にシュットガルトに向けて出発し、もうユーロで敗退or優勝するまで、戻って来ず。ただ、それがどうも今回はラス・ロサス滞在中にメディアデー以外、普段の合宿では毎日あった記者会見を含め、マスコミ対応がまったくなかったため、まだ選手のインタビューとかも全然、目にしていないんですよ。 ドイツのベースキャンプでは練習以外、他にやることもなく、時間がたっぷりあるため、その辺はこれからイロイロ、出て来ることになりそうですが…何か、デ・ラ・フエンテ監督になってからは、ルイス・エンリケ前監督時代のようにチーム全員でゲームしに行ったり、外食したりということもなく、1日から、合宿に入った選手など、もう缶詰状態がかなりの長期に。今週も土曜のまで、ずっとセッション続きですし、一体、いつお休みがもらえるんですかね。 一方、各国代表選手以外、すでにバケーションに入っているマドリッドのクラブに関しては、ええ、マドリーなど、大量にユーロやコパ・アメリカに参加するチームに選手を派遣していますからね。自ずから、入ってくる関連情報もやれ、日曜のメキシコとの親善試合でビニシウスがエンドリック(パルメイラスから移籍)にラストパスを送り、そのヘッドで2-3としたブラジルが勝ったとか、同じくカナダとの親善試合ではヒザの打撲のせいで、終盤だけの出場となったエムバペ(同PSG)がカマビンガからスルーパスを受け、シュートを撃ったものの、ブロックされてしまうことに。おかげでフランスは0-0の引分けに終わったとか、要は来季の新チームのコンビネーション育成が着々と進行していることを強調するようなニュースが多かったんですが、どちらにしろ、彼らのプレシーズン練習が始まるのは7月15日と遥か先のことですからね。 おまけにユーロやコパ・アメリカに行く選手は自分のチームが敗退してから、1カ月の休暇をもらうため、それこそ、優勝候補に挙げられる国の代表だと、合流が恒例のアメリカツアー中の8月になる場合も。それは7月11日からプレシーズン練習が始まるアトレティコも同様で、いえ、オブラク(スロベニア)やヒメンス(ウルグアイ)なんかは戻りも早いかもしれないものの、ビッツェル、フェルメーレン(ベルギー)、グリーズマン(フランス)、そしてデ・パル、モリーナ、コレア(アルゼンチン)らはかなり戻って来るのが遅いのでは? ただ、月曜になって、伝わってきた話なんですが、アトレティコのプレシーズンはロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエル(マドリッドから1時間の高原リゾート)でのキャンプから始まって、まあ、今季限りでフィジカルコーチのプロフェ・オルテガが退団してしまいましたからね。恒例通り、”地獄の”という形容詞をつけていいのかは今時点ではわかりかねますが、そこで1週間過ごした後、中国の成都市へ行き、PSGとインテルとの親善試合ツアーをやる予定だったのが、どうやら現地との調整が上手くできず、流れるかもしれないのだとか。 その後予定の香港での地元チームとの試合は決まっているらしいんですが、今は中国での2試合ができない場合の代替地を探しているそうで、候補はインドネシア…いやあ、そんな暑いところに行くくらいなら、またロス・アンヘレスでのキャンプを2週間に戻して、後はカランサ杯(カディスの主催する伝統的な夏の親善大会)とか、近場で済ます方がずっといいと思うんですが、こればっかりはねえ。何にしろ、昨季はお隣さん比べ、体力の消耗が異常に早いチームを見せられてきた身としては、プレシーズンにはじっくりフィジカルトレーニングができる環境を選んでほしいとか言えません。 <hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2024.06.11 20:30 Tue

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「唯一無二の時間だった」セルヒオ・ラモスがセビージャ退団について語る「生涯契約を続けることができたが…」

セビージャを退団することが決定した元スペイン代表DFセルヒオ・ラモス(38)が、退団会見を行った。 セビージャの下部組織で育ったセルヒオ・ラモスは、2004年7月にファーストチームに昇格。2005年8月にレアル・マドリーへとすぐに移籍する。 右サイドバックとして頭角を表すと、次第にセンターバックにポジションを変更。守備面はもちろん、セットプレー時の得点力は驚異的で、マドリーでは公式戦671試合に出場し101ゴールを記録。DFとして100ゴールを達成している。 2021年7月にパリ・サンジェルマン(PSG)へと完全移籍。すると2023年夏にセビージャへと復帰し、今シーズンはラ・リーガで28試合3ゴール、公式戦で37試合7ゴールを記録したが、1年で契約満了となり退団を決断した。 心のクラブでありながら、意外にもファーストチームでは公式戦87試合で10ゴールという結果しか残していないセルヒオ・ラモス。ホセ・マリア・デル・ニド・カラスコ会長と共に会見に出席。退団を決断した理由を語った。 「会長の言葉、サポート、そして信頼に感謝したいと思った。クラブ、セビージャ、チームメイト、監督、コーチ陣、スタッフ…これまで僕がやってきたことはとても良い感情の積み重ねだった。また、僕が仕事を始めた時から大きな柱として支え、辛い時も同じ船に乗り、今も僕と一緒にいる家族にも感謝したい」 「また、セビジスモとファンのサポート、初日と同じように僕を家にいるような気分にささせてくれたことに感謝する。信じられないほど唯一無二の時間だった。僕の間違いを許す方法を知り、僕を受け入れてくれた彼らにも感謝する」 PSGからセビージャへ戻ったセルヒオ・ラモスだが、それには理由があったという。 「僕はプエルタ、レジェス、祖父母に敬意を表するためにここに到着した。彼らが安らかに眠れますように。僕には開いた傷があり、彼らに対しての借りがあった。そして、父は僕がここに来ることを楽しみにしていた。僕がここでプレーできることを示したかった」 ファーストチームとしては2シーズンしか在籍しなかったセルヒオ・ラモス。ただ、アカデミーから過ごしてきたクラブへの想いは特別であり、今回の決断を下すのはとて簡単ではなかったとコメント。また、お金の交渉はせず、クラブからは残留を願われたが、新しいステージに行くことを決断したと語った。 「僕の人生の基本的な柱は、パフォーマンスと献身的にプレーすることをフィールドでセビジスモに示すことであり、評価されることで、いつでもより多くのものを提供し、向上させることができた。ただ、この2つのビジョンは達成され、僕は頭を高く掲げ、明確な良心を持ってここを去る」 「僕の契約は履行され、契約は終了した。若い頃から感じていなかったものを感じるようになった。僕に賭けてくれた、ペペ・カストロにも感謝したい」 「僕の人生の素晴らしいステージが終わり、次のステージが始まる。一部だけど、参加してくれた皆さんにも感謝する。あなた方を心の中に持ち続ける」 「セビジスモは交渉の対象ではない。生まれた時から、僕の血の中にあり、それは特別だった。僕はいなくなるけど、できる限りチームを助けたい。頼ってもらいたい」 「家を出るときはいつでも、すぐに決断できるものではない。長い間続いたわけではないが、決断を下したとき、将来を考える前にクラブに感謝したいと思った。ここにサインする前に、僕の農場で会長と会ったけど、お金について話したことはなかった。そして今日も同じだが、これは個人および家族レベルでの決定であり、一歩を踏み出すまでに最小限の時間が必要だった」 「ホセ・マリアが僕たちに与えてくれたサポートと信頼を強調したいと思い、僕は到着したときも去るときも、生涯契約を続けることができたことに感謝している」 「しかし、今回の場合、僕たちが決断を下したとき、僕が最初に電話したのは彼だった。彼らが僕たちにその可能性を与えてくれたことを知りながら、継続するという話はなかった」 なお、アメリカ行きが噂されるセルヒオ・ラモス。本人もアメリカにはサッカーに関わらず関心があることを認め、「僕は大ファンで、レアル・マドリード時代から友好関係にあるドンチッチとの関係もあり、ずっと前からNBAに夢中になっていたが、行くことができていなかった」とコメント。ただ「米国は将来にとって非常に動きのある場所だが、何もない」と語り、移籍の可能性は現時点ではないとコメント。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシらが所属するインテル・マイアミという名前もあがっているが「ありがたいことに、他にも興味深い可能性のある提案がいくつかあるが、僕たちが何をするのか、どこでするのかについてはまだ考えていない」と、現時点では去就を考えていないことを語った。 <span class="paragraph-title">【写真】結婚5周年の記念日を祝うセルヒオ・ラモスと妻のピラール・ルビオさん</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C8PBIMsiU2y/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C8PBIMsiU2y/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; 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宙に浮くラファ・ミルの去就…東京五輪スペイン代表の肉体派ストライカー

スペイン人FWラファ・ミル(27)の去就が宙に浮いている。スペイン『Relevo』が伝えている。 U-24スペイン代表として東京五輪出場のラファ・ミル。当時ウォルバーハンプトンからウエスカへレンタル移籍していた191cmの肉体派ストライカーは、あれから3年、クラブキャリアが徐々に停滞し、A代表には縁がない。 五輪直後の21-22シーズンにセビージャへ完全移籍。1年目はラ・リーガ10得点も序列が低く、先発起用が増えた2年目の昨季は公式戦36試合8得点、3年目の今季は1月移籍を拒否して構想外となり、終盤戦の出番はゼロだった。 現在プロデビュー時の古巣・バレンシアへの移籍話が進行中。セビージャはラファ・ミル側と「どう転んでも来季は給与を支払いません」という内容の協定を結んだという。 一方、ピーター・リム体制のバレンシアは、買い取りオプション付きのレンタル獲得を希望。ラファ・ミルの年俸はクラブの給与体系を上回っており、三者揃って交渉成立を願っていても、すぐに決着するものではないようだ。 この点で今週一週間は大事なクラブ間協議が行われるとのこと。バレンシアはラファ・ミルの代替案もあり、セビージャと合意できないとみれば、ターゲットを変更するものとされる。 2024.06.24 20:00 Mon
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セルヒオ・ラモス退団をセビージャが発表…38歳の史上稀に見るタイトルホルダー

元スペイン代表DFセルヒオ・ラモス(38)がセビージャを退団へ。17日、クラブが発表した。 S・ラモスはセビージャでプロデビュー後、レアル・マドリーに移籍し、数え切れないほどのタイトルを獲得。スペイン代表としても2度のユーロ制覇、1度のW杯制覇を誇る、史上稀に見るタイトルホルダー、真の勝者だ。 マドリー退団後は2年間のパリ・サンジェルマン(PSG)在籍でリオネル・メッシと共演。22年カタールW杯に向けて代表復帰も待望視されるほどの存在感を見せつけたが、結局復帰はならず、今季から古巣セビージャに舞い戻った。 セビージャは17日、1年契約だったS・ラモスについて、18日午前の正式会見をもって退団すると発表。「彼が示したコミットメント、リーダーシップ、最大限の献身に感謝しています」とコメントを付け加えた。 S・ラモスは今季、復帰したセビージャで公式戦37試合に出場し、7ゴールをマーク。まだまだやれそうな稀代のセンターバックが、フリーエージェントとなる。 2024.06.17 20:42 Mon
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セビージャがナイジェリア代表ウインガーのエジュケをCSKAモスクワから獲得…2027年夏まで契約

セビージャは17日、CSKAモスクワのナイジェリア代表FWチデラ・エジュケ(26)を完全移籍で獲得したことを発表した。 フリートランスファーでの加入となり、2027年6月までの3年契約を結んだ。 エジュケは、ノルウェーのヴォレレンガでヨーロッパでのキャリアをスタート。その後ヘーレンフェーンへと移籍し、2020年8月にCSKAモスクワに加入した。 しかし、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻によりプレーできなくなると、ヘルタ・ベルリンへとレンタル移籍。2023-24シーズンはロイヤル・アントワープへとレンタル移籍し、ジュピラー・プロ・リーグで21試合に出場し3ゴール4アシストを記録。プレーオフでも8試合で1ゴールを記録していた。 右利きながら左ウイングを主戦場とするエジュケは、右ウイングやトップでもプレーできる。 CSKAモスクワでは、65試合で10ゴール8アシストを記録していたが、フリーでの退団となった。 2024.06.17 22:40 Mon
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メンディリバルの言葉に滲む“監督業の苦悩”…スター選手の扱いに苦心したセビージャ時代「私では駄目なんだな…と」

オリンピアコスのホセ・ルイス・メンディリバル監督が、スペイン『Relevo』で今季序盤までのセビージャ指揮官時代を振り返った。 昨季途中就任のセビージャでヨーロッパリーグ(EL)優勝、今季途中就任のオリンピアコスでヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)優勝を成し遂げたメンディリバル監督。 「私の言葉、選手に対するアプローチは簡潔で明確。自分にできない指導はしないし、不得手な戦術を取り入れたりはしない」とさっぱり語るスペイン人指揮官だ。 2季連続で低空飛行のチームにシーズン途中就任からやってきて、欧州タイトルをもたらす…よくよく考えると前人未到の偉業なわけで、昨季のセビージャを振り返ってこう語る。 「セビージャを率いた最大の誇りは『選手たちの変化』だ。就任当初、選手たちの目が明らかによどんでいてね…メンタル的に死んでいたと言っても過言ではないレベルだった」 「それまでの複雑なサッカー、戦術に疲弊していた、と言うべき状況だった。選手に自信を取り戻させ、できるだけ噛み砕いてシンプルにし、チームを変えることができた」 一方で、今季序盤でセビージャを解任されているメンディリバル監督。 解任後はオリンピアコス行きまでセビージャの全試合をリアルタイムで観たほど選手たちを心配していたようだが、1人のベテランに限っては、扱いと関係性に苦心したようだ。 「シーズンの頭からチャンピオンズリーグ(CL)もあるだろう? そんななか、コンディションに問題のないセンターバックが3枚だけ…グデリ、バデ、そしてセルヒオ・ラモスだ」 「状況的にローテーションを敷かざるを得なかったが、ラモスは日曜も水曜も試合に出たがり、私の選択を嫌った。客観的にみて、ラモスの序列は高かったと思う。しかし、それだけでは満足できなかったようだ」 「思ったのは『私では駄目なのだ。私より優れた指揮官でなければ、ラモスほどの選手を満足させられない…』ということ。同時に私の職務も終わりに近づいている気がした。己の基準に従うか否か…コーチは日常的に選択を迫られているんだ」 2024.06.14 11:45 Fri

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