バフェティンビ・ゴミスが加入後初弾から一気にハットトリック! 川崎Fが札幌撃破で5戦無敗【明治安田J1第13節】

2024.05.11 17:02 Sat
川崎フロンターレFWゴミス
©超ワールドサッカー
川崎フロンターレFWゴミス
明治安田J1リーグ第13節の1試合が11日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われ、ホームの川崎フロンターレ北海道コンサドーレ札幌を3-0で下した。4戦負けなしだが、そのうちの3つが引き分けの15位川崎Fと、4試合連続ドローからの6試合ぶり黒星で再び最下位に落ち込む札幌の一戦。川崎Fが前節の先発からジェジエウ、家長昭博、バフェティンビ・ゴミスを新たに起用した一方で、札幌は同じ11選手をスタートから送り出した。
開始2分に相手のパスミスから浅野雄也の意表を突くロングシュートで襲いかかった札幌が互いにボールを動かす時間帯があるなかで、高い位置でのプレスも効かせ、半ば以降も執拗に受けずの戦いに持ち込んでいったが、川崎Fが元フランス代表FWの一撃で一歩前に出る。

川崎Fが相手陣地に押し入る形を作り出した30分に左サイドでの組み立てから右サイドにボールが入ると、遠野のパスをボックス右で受けたバフェティンビ・ゴミスが家泉怜依を背にキープ。鋭い振り向きから力強い右足シュートを突き刺して、川崎Fが先手を奪う。

バフェティンビ・ゴミスに待ちに待った加入後第一号でリードした川崎Fだが、40分の札幌に同点機。自陣中央からのスルーパスとともに右サイドからボックス中央に抜け出した近藤友喜が右足の浮き球シュートを放つが、ゴールぎりぎりで大南拓磨のカバーに遭ってしまう。
守備陣も踏ん張る川崎Fは43分に待望の一発で吹っ切れたか、バフェティンビ・ゴミスが再びのゴールで、ボックス左から遠野が折り返したボールを右足で押し込み、追加点。さらに、45+1分にはボックス左でマルシーニョがGK菅野孝憲と交錯し、PKのチャンスが巡る。

このPKキッカーに名乗りを上げたのはバフェティンビ・ゴミスで、右足チップキックで落ち着いて決め切り、川崎Fでの初ゴールが前半のうちにハットトリック。2枚の交代カードも切って、リスタートの札幌が前重心となるが、GK上福元直人を中心にゴールを許さず。

川崎Fが61分にバフェティンビ・ゴミスの代わりに山田新を送り込み、次のゴールも狙う姿勢を打ち出すなか、札幌も66分に古巣戦の長谷川竜也をピッチへ。その後も交代カードを切りながら凌ぎ合う両チームだが、互いに最後をやらせず、一進一退の攻防が続く。

札幌は小林祐希も送り込み、何とかこじ開けにかかるが、大南拓磨が脳しんとうの疑いで交代を強いられた川崎Fの守備陣も粘りの守り。際どいシュートも打たれてもGK上福元が処理し、攻めでも90分に山田が右ポスト直撃のシュートで迫り、惜しいシーンを作り出す。

後半アディショナルタイムにもチャンスがありながら、仕留めきれなかった川崎Fだが、2試合ぶり白星で5試合無敗に。札幌は連敗で5試合未勝利となっている。

川崎フロンターレ 3-0 北海道コンサドーレ札幌
【川崎F】
バフェティンビ・ゴミス(前30、前43、前45+3)

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槙野智章氏「環境に優しく地球に優しい男なので」、神戸vs川崎Fで「Green for Future」の取り組み…選手の特別カードをプレゼント

16日、国立競技場で明治安田J1リーグ第18節のヴィッセル神戸vs川崎フロンターレが開催。「Rakuten SUPER MATCH」として楽天が冠協賛する試合となった中、試合前にトークセッションが行われた。 トークセッションには、神戸のOBであり、現在はエバンジェリストの役職についている元日本代表DF槙野智章氏、Jリーグ執行役員でサステナビリティ領域担当の辻井隆行氏、そして楽天グループ株式会社 マーケティングディビジョン ブランドパートナーシップアクティベーション部 ヴァイスジェネラルマネージャーの長田希望氏が登壇した。 楽天は「スポーツとともに、もっといい未来へ。A BETTER FUTURE TOGETHER」をテーマに、「Green for Future」と「Sports for Everyone」の2つの活動指針に基づき、持続可能な社会と、すべての人がスポーツを楽しめる世界の実現に向けたアクティベーションを展開している。 これまでは、選手が実際に使用したスパイクなどをオークションに出すチャリティや、ブラインドサッカーの体験会などを実施してきた中、今回は国立競技場にて取り組みを実施する。 試合当日は、国立競技場の会場内の一部飲食売店における環境配慮素材を用いたカトラリーの導入や、会場内の一部ごみ箱エリアにおける正しいごみの分別を促すパネルの設置などを実施。このほかにもサッカー、野球をテーマにした体験型ゲームや、「いい未来」に必要だと思うキーワードを選択しそのキーワードに合った画像を背景に写真撮影できる企画など、大人から子どもまで楽しめるブースを展開する。 各ブースでの体験や、正しいゴミの分別など対象アクションを実施した方には、神戸の選手のトレーディングカードをプレゼント。簡単にできる環境を考えた行動を取ることで、手に入れることが可能だ。 トークセッションでは、辻井氏がJリーグ気候アクションについてコメント。取り組みの1つとして、YouTubeチャンネルで中村憲剛氏、小野伸二氏、内田篤人氏が「サッカーができなくなる日!?」として、気候にまつわる取り組みを行う動画をアップ。また、神戸はエネルギーに関して可視化、様々な形で環境を考えたアクションをしていることが報告された。 槙野氏はかつてドイツのケルンでもプレーしていたが、ドイツでの取り組みについては「僕がいたケルンという街はライン川があるので、そこのお掃除をカーニバルとしてパレードとしてやっていました」とコメント。「お祭りがすごく盛んな街で、LGBTの方がパレードすることで有名なんですが、そこを練り歩いてライン川のゴミを拾っていました。日本でもやられているチームは何チームかあると思いますが、海外と比べるとJリーグはまだ足りていないかなと。積極的にチャレンジする必要があるかなと思います」と、日本のクラブもより環境を考えた行動を積極的にすべきだとした。 またJリーグとしては全国41都道府県にある60クラブとの連携については「凄く良いのはチームの特色、地域性、文化を根底に発展しているところです。ただ、一方で、各クラブがそれぞれやることで無駄も生まれてしまう。例えばCO2の測定方法を1つ1つのクラブが開発すると物凄く時間がかかりますが、Jリーグが一手に引き受けて、使っていただくとか。全体を通して串刺しできること、クラブさんの状況を加味してやることのバランスを取ること」と今後の展望を語った。 槙野氏は普段から環境に配慮している行動については「僕の住んでいる地域はゴミの分別をちゃんとしないと捨てられないので、ゴミ袋の色も含めて徹底的にやっています。車はEV車ですし、環境に優しく地球に優しい男なので(笑)。あとは常にエコバックを車に入れているので、レジ袋を使わないようにしたりというところです」とコメント。「小さなことですが、当たり前にやって生活をしています」と、日々の積み重ねが重要だと語った。 2024.06.16 13:25 Sun

【J1注目プレビュー|第18節:神戸vs川崎F】国立で4カ月ぶりの再会、“攻撃と守備”共に抱える悩みを払拭するのは!?

【明治安田J1リーグ第18節】 2024年6月16日(日) 14:00キックオフ ヴィッセル神戸(4位/30pt) vs 川崎フロンターレ(14位/20pt) [国立競技場] <span class="paragraph-subtitle">◆3試合勝利がない中で…【ヴィッセル神戸】</span> 中断前のリーグ戦では浦和レッズ相手に1-1のドロー。鹿島アントラーズ、東京ヴェルディと連敗していた中で、3連敗こそ避けたものの、勝利には届かなかった。 攻撃陣が沈黙している中、ミッドウィークの天皇杯ではカターレ富山と対戦。YBCルヴァンカップでまさかの黒星を喫した相手を今度はホームに迎えた中、2-0でしっかりと勝利した。 チームとして守備に関しては、リーグ2位の13失点と安定感を見せている。一方で、攻撃面では苦戦。強力な前線のタレントがいながらも、爆発力を見せていない。 特に昨シーズンの初優勝に大きく貢献した大迫勇也と武藤嘉紀はそれぞれ4得点ずつ。この2人の奮起が期待されるところ。どうやって得点を奪っていくかがポイントとなりそうだ。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:前川黛也 DF:酒井高徳、山川哲史、マテウス・トゥーレル、初瀬亮 MF:山口蛍、扇原貴宏、宮代大聖 FW:武藤嘉紀、大迫勇也、佐々木大樹 監督:吉田孝行 <span class="paragraph-subtitle">◆4カ月前の勝利を思い出せ【川崎フロンターレ】</span> 中断前は名古屋グランパス相手にホームで2-1と勝利。連敗を止め、2戦負けなしで中断期間に入った。 ミッドウィークの天皇杯ではソニー仙台FCと戦い2-0で勝利。ただ、主軸のほとんどがピッチに立った中での結果と考えると、どこか物足りなさも感じる。 国立競技場で4カ月ぶりに顔を合わせる神戸とはFUJIFILM SUPER CUP以来。あの時の勝利を再び思い出し、連勝と行きたいところだ。 ただ、今シーズンも再び最終ラインに頭を悩ませている。DF丸山祐市が離脱、DFジェジエウも微妙、サイドバックの組み合わせも難しく、神戸の攻撃陣を相手に不安が残る。 どのような戦いを見せるのか。国立での勝利で、勢いを取り戻したいところだ。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:チョン・ソンリョン DF:瀬川祐輔、大南拓磨、佐々木旭、橘田健人 MF:脇坂泰斗、瀬古樹、遠野大弥 FW:家長昭博、バフェティンビ・ゴミス、マルシーニョ 監督:鬼木達 2024.06.16 10:30 Sun

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町田・黒田剛監督の怒り「町田は決して悪ではない」/六川亨の日本サッカーの歩み

先週土曜のJ1リーグ、横浜FM対町田戦は町田が今シーズン初の逆転勝ちを収めて首位を守った。試合後の黒田剛監督は「天皇杯ではいろいろありましたけど、町田は決して悪ではないし、我々が正義だとしっかり貫いていく」と12日の天皇杯2回戦、筑波大戦を振り返って抗議のコメントを出した。 PK戦とはいえJ1の首位チームが大学生に負けるという大波乱の結果もさることながら、開始8分にチャン・ミンギュが左鎖骨を骨折、同点ゴールを決めた安井拓也が右脛骨骨幹部の骨折。さらにナ・サンホは左足関節靱帯損傷、前距腓靭帯損傷、三角靭帯損傷、ミッチェル・デュークは左大腿二頭筋の肉離れと診断された。黒田監督ならずとも、筑波大のプレーを非難したくなるだろう。 この試合をフルタイムで見たわけではないが、安井の同点ゴールはマイナスの折り返しをゴール中央から豪快に決めたもの。守備に入ったDFはシュートブロックに行くのではなくボールにアタックしたため安井は重傷を負った。『過剰な力による足裏での危険なプレー』は一発レッドでもおかしくなかった。 いつも町田の試合を見ているわけではないが、シーズン序盤はアフタータックルが目についた。その点を昨シーズンから町田の試合や練習を取材している同業者に聞くと、「J1のスピードに慣れていないため、アフターになりやすい。故意にファウルをしているわけではない」と教えてくれた。ただ、球際の激しさは町田の武器だし、それが1試合の平均ファウル数がJ1で3番目に多い結果につながっているのだろう。 そんなチームスタイルだけに、筑波大戦後に対戦相手を批判した黒田監督のコメントは物議を醸した。ネットでの記事を読んでみて、やはり多かったのは主審のゲームコントロールに関しての書き込みだった。イエローカードは筑波大に2枚、町田に1枚だが、それが妥当だったのかどうか。天皇杯は対象外だろうが、DAZNが放送していた『Jリーグジャッジリプレイ』が昨シーズンで終了したのは残念でならない。 横浜FM戦後、黒田監督は「負傷した4名の無念の気持ち、選手は魂のこもった試合をしてくれた」と労いつつ、「言いたいことをしっかりと言いながら、またダメなものはダメと訴えながら貫いていく。これがいまの日本のサッカー界に必要なパワーだと思う」と言葉に力をこめた。激しいプレーと、選手生命を脅かすプレーは違うということ、そして選手を守るのは、指導者はもちろん審判だということを訴えたかったのだろう。 5月19日のJ1リーグ第15節、FC東京対横浜FMの試合はドイツ人のザシャ・ステーゲマンが主審を務めたが、ラフプレーには躊躇わずにイエローカードを出し、両チーム合わせて7枚のカードが出たが、試合が荒れることはなかった。一方、6月1日の第17節、鹿島対横浜FMは200試合以上の主審を務めた国際主審が務めたものの、判定基準が一定ではないため両チームの監督がジャッジに不満を述べていた。 ここ数年、日本人主審の技術はレベルダウンしているのだろうか。レフェリーブリーフィングで町田対筑波大の試合が取り上げられるのか、次回の開催が楽しみである。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2024.06.17 11:45 Mon

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安斎颯馬のプロ初得点でFC東京が追いつく! リカルド・グラッサ弾の磐田とドロー【明治安田J1第18節】

16日、明治安田J1リーグ第18節のFC東京vsジュビロ磐田が味の素スタジアムで行われ、1-1の引き分けに終わった。 ホームの6位FC東京は、前節のサガン鳥栖戦で5試合ぶりの白星。その後のYBCルヴァンカップではサンフレッチェ広島に2連敗したが、天皇杯2回戦ではヴィアティン三重に3-0で勝利した。連勝が懸かる今節は鳥栖戦から4人入れ替え、仲川輝人がトップ下、森重真人、長友佑都、中村帆高が最終ラインに入った。 対する16位ジュビロ磐田は、前節のサンフレッチェ広島戦で0-2の敗戦。天皇杯2回戦ではテゲバジャーロ宮崎に敗れて公式戦2連敗となった。前節からは右サイドバックが変わり、植村洋斗がスタメン復帰。ベンチには負傷離脱していたジャーメイン良が戻ってきた。 序盤はせめぎ合いの様相。両チーム共にファイナルサードを攻略できない時間が続く。 しかし、磐田がセットプレーからゴールをこじ開ける。立て続けにCKを得ると、平川怜の右クロスからリカルド・グラッサがドンピシャヘッド。20分に先制ゴールを叩き込んだ。 その後はリードを奪われたFC東京が押し込み始め、33分には俵積田晃太が左サイドで仕掛けてから鋭いクロスを供給。ファーに飛び込んだ安斎颯馬が足を伸ばしたが、わずかに届かない。 38分には俵積田のクロスからディエゴ・オリヴェイラがヘディングを狙うがこちらも合わず。42分には逆にピンチを迎えるが、山田大記の右ポケットからのシュートはGK野澤大志ブランドンがセーブし、こぼれ球も中村が間一髪でクリアした。 磐田の1点リードで後半に入ると、立ち上がりから俵積田が仕掛けてカットインシュート。惜しくも枠の右に外れる。 55分にはスルーパスに抜け出したディエゴ・オリヴェイラが前線で競り勝ち、GK川島永嗣との一対一に。右足で狙ったシュートは右ポストに跳ね返された。 同点弾にあと一歩及ばないFC東京は、先発のGK野澤と共にU-23日本代表のアメリカ遠征に参加していた荒木遼太郎と松木玖生を投入。一方の磐田は山田がミドルシュートで追加点を狙っていくなか、ジャーメイン良と金子翔太をピッチに送り出した。 磐田はマテウス・ペイショットとジャーメイン良をターゲットに攻め、FC東京は俵積田の仕掛けや松木のオーバーヘッド気味のシュートがあったが、スコアは動かないまま終盤へ。ホームチームはまずは追いつくべく、ジャジャ・シルバと徳元悠平の投入で交代枠を使い切る。 81分には徳元が左サイドの仕掛けからクロスを上げ、クリアボールに高宇洋が反応。ダイレクトで狙ったが、ゴールの右へ外れてしまう。 それでも84分には念願の同点弾。左サイドのボックス手前でFKを得ると、徳元のファーへのクロスに安斎。ヘディングでプロ初ゴールを記録した。 これで勢いに乗った安斎は、右サイドをドリブルで駆け上がり、ボックスのぎりぎり外でFKを獲得。原川力のクロスにエンリケ・トレヴィザンが合わせたが、GK川島にキャッチされた。 もう一度勝ち越したい磐田は後半アディショナルタイムにブルーノ・ジョゼと中村駿を投入するも、流れを変えられず。逆転ゴールは許さずに終了し、1-1の痛み分けに終わった。 FC東京 1-1 ジュビロ磐田 【FC東京】 安斎颯馬(後39) 【磐田】 リカルド・グラッサ(前20) <span class="paragraph-title">【動画】FC東京に勝ち点1をもたらした安斎颯馬のJ初ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>この左足は素晴らしい<br>\<br><br>徳元悠平のFKに合わせたのは安斎颯馬<br>今季初ゴールは値千金の同点弾に‼<br><br>明治安田J1第18節<br>FC東京×磐田<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信<a href="https://twitter.com/hashtag/FC%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E7%A3%90%E7%94%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#FC東京磐田</a> <a href="https://t.co/1zmPGOblGT">pic.twitter.com/1zmPGOblGT</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1802293990252798195?ref_src=twsrc%5Etfw">June 16, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.16 20:28 Sun

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