正しい発音は?110億円でリバプール加入のハンガリー代表MF“Szoboszlai”が名前の発音をレクチャー

2023.07.03 21:45 Mon
Getty Images
リバプールへの完全移籍が決まったハンガリー代表MFドミニク・ソボスライが自身の名前の発音を新天地のファンにレクチャーした。22歳ながらハンガリー代表でキャプテンを務め、すでに32試合7ゴールを記録しているソボスライ。頭角を現したザルツブルクから2021年1月にライプツィヒへと移籍すると、2年半の在籍でブンデスリーガで62試合12ゴール16アシストを記録。その活躍が認められ、移籍金6000万ポンド(約110億円)でプレミアリーグ挑戦となった。
リバプールではレジェンドであるスティーブン・ジェラード氏が着用していた背番号「8」を着用するなど期待の高まるソボスライだが、クラブの公式SNSで自身の発音をレクチャーする場面があった。

ハンガリー生まれハンガリー育ちのソボスライの名前のスペルは「Dominik Szoboszlai」。だが、本人の発音を聞く限りではドミニク・ソボスライのようだ。ソボスライにはzが2つ入っているが、これは発音しないようだ。

本人が明かした発音には、ファンも「完全にソボスライ」、「ソボスライと呼ばせて頂きます!」、「一番気になってたことありがとう」と反応。そのプレーにも注目が集まる。
1 2

スティーブン・ジェラードの関連記事

「私が想像できる最大の名誉」クロップ監督ラストマッチを前にアンフィールドで特別セレモニー…スタンドに集まったスタッフとトロフィーと記念写真

リバプールとの別れが近づいているユルゲン・クロップ監督。リバプーるは指揮官への感謝と愛情を示し、監督も応えた。 リバプールの指揮を執り始めて9シーズン。プレミアリーグ初優勝やチャンピオンズリーグ(CL)優勝など、7つのタイトルを獲得。リバプールを常勝軍団の1つに押し上げていた。 今シーズンもEFLカップ(カラバオカップ)を制していた中、プレミアリーグも優勝争いをしていたが、終盤に失速することとなった。 クロップ監督にとっては、19日に行われる最終節のウォルバーハンプトン戦がリバプールのラストマッチに。その前に、本拠地アンフィールドではクラブから素晴らしいセレモニーが行われた。 リバプールはその様子をSNSにアップ。カジュアルな服装でアンフィールドのトンネルを駆け出たクロップ監督。すると、メインスタンドには大勢の人々が整列して座っている。 階段には赤い絨毯が敷かれ、クロップ監督が手にした7つのトロフィーが並べられることに。スタンドに座っていたのは、リバプールで共に仕事をしてきたスタッフたち。拍手でクロップ監督を出迎えた。 驚きの表情も見せるクロップ監督。スタッフたちとの印象的な集合写真は、クラブからの感謝の気持ちを愛情が感じられるものに。そして、クロップ監督は、スタッフやファンなどサポートしてくれた人々へのメッセージも残している。 「絶対に誰も忘れることのないようなフットボールの物語を生み出すことはできますか?」 「契約にサインする前からクラブを愛していることは分かっていた。それは私が想像できる最大の名誉です」 「ここはケニー(・ダルグリッシュ)のクラブ、スティーブン・ジェラード、ビル・シャンクリーのクラブだ。スカウザーズはとてもオープンでとても温かい」 「私が今の仕事ができているのは、人々がとても情熱を持っているからだ。あらゆる人々の関わりが素晴らしく、スタジアムで生み出せる感情は、この街にいる人間だけが持つ感情だ」 「これらは我々が決して忘れることのない瞬間であり、これらの瞬間をできるだけ多く集めることが人生というものだ。それはあなたのためであり、あなたのためにそれを行うことは光栄だ。なんてクラブなんだ。そしてあなたたちがこのクラブを作ったのだ」 栄光の9年間を終えるクロップ監督。ホームで迎えるラストマッチ後には、大きな拍手で送り出されることになるだろう。 <span class="paragraph-title">【動画】クロップ監督への愛情! 獲得したトロフィーとクラブスタッフとスタンドで集合写真!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/C7EzRS1tyv1/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/C7EzRS1tyv1/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; transform: translateX(16px) translateY(-4px) rotate(30deg)"></div></div><div style="margin-left: auto;"> <div style=" width: 0px; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-right: 8px solid transparent; transform: translateY(16px);"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; flex-grow: 0; height: 12px; width: 16px; transform: translateY(-4px);"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-left: 8px solid transparent; transform: translateY(-4px) translateX(8px);"></div></div></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center; margin-bottom: 24px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 224px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 144px;"></div></div></a><p style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px; margin-bottom:0; margin-top:8px; overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/C7EzRS1tyv1/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Liverpool Football Club(@liverpoolfc)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.05.19 20:50 Sun

エメリ監督がアストン・ビラと2027年まで契約延長!

アストン・ビラは23日、ウナイ・エメリ監督(52)との契約を2027年6月30日まで延長したことを発表した。 新契約にサインしたエメリ監督は、公式サイトで以下のようにコメントしている。 「私たちはビラのファン、クラブのオーナー、経営陣、そして私たちの誇りであるこの素晴らしい選手たちとともに歩む日々を楽しんでいる」 「私と経営陣は、オーナーのビジョンに共感している。ナセフ(・サウィリス)とウェス(・エデンス)はとても協力的で尊敬しているし、このフットボールクラブを発展させるための良い環境と適切な体制が整っている」 「私たちは、これまでに築き上げてきた勤勉な精神、賢明な決断、オーナーとの協調性を維持しなければならない。我々はより良くなるために努力する。そしてお互いに要求し合う。向上心は常にこのプロジェクトのモットーであり、またそうでなければならない」 これまでセビージャやパリ・サンジェルマン、アーセナルなどで監督を歴任したエメリ監督は、2022年10月に解任されたスティーブン・ジェラード前監督の後任としてビラの指揮官に就任。当時16位と低迷していたチームを7位まで押し上げ、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)出場権の獲得に導いた。 昨夏の移籍市場でDFパウ・トーレスやMFユーリ・ティーレマンス、FWムサ・ディアビらを獲得。リーグ戦とヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の二足の草鞋となった今季は、ここまでプレミアリーグでチャンピオンズリーグ(CL)圏内の4位に位置し、ECLでは準決勝進出を決めている。 2024.04.23 23:40 Tue

「とても良い気分」リバプールの月間最優秀選手にマク・アリスターが選出!「重要な瞬間があった」

リバプールのアルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスターが、クラブの月間最優秀選手に選出されたことを喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。 今シーズン、ブライトン&ホーヴ・アルビオンから加入したマク・アリスターは瞬く間にチームの主軸に定着。ここまで公式戦39試合出場6ゴール7アシストの成績を残している。 特に2024年になって以降は、多くの主力が負傷離脱したチームにあって文字通りチームを牽引する働きを見せており、違いを作れる選手として八面六臂の活躍。3月にはプレミアリーグ全試合フル出場を果たしたほか、延長戦までもつれ込んだFAカップ準々決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦にも120分間出場した。 こうした活躍が高く評価され、マク・アリスターはファンが選ぶ3月のクラブ月間最優秀選手に選出。クラブ公式のインタビューに応じたアルゼンチン代表MFは、喜びと印象に残っているプレーを語っている。 「ありがとう、とても良い気分だよ。僕に投票してくれたファンにも感謝したいね。そしてもちろん受賞は素晴らしいけど、これは重要な役割を果たしてくれたチームメイトのおかげでもあるんだ」 「(3月の試合で)決して忘れられない瞬間が2つある。1つは重要な試合、マンチェスター・シティ戦でのPKだ。僕はその責任を負う必要があったけど、PKを蹴るのは本当に好きなんだ。だから、あれは重要な瞬間だった」 「それから、ノッティンガム・フォレスト戦でダルウィン(・ヌニェス)へのアシストもあったね。あれは誰にとっても特別なものだったと思う。だから、この2つの瞬間は忘れられない」 また、インタビューでは5日に行われたプレミアリーグ第31節シェフィールド・ユナイテッド戦で見せたミドルシュートにも言及。クラブのレジェンドであり、強烈なミドルシュートを武器としていたスティーブン・ジェラード氏と比較されることを喜んでいる。 「あれは間違いなく本能的なものだった。あの位置でボールを受けたとき、考える暇はなかったよ。試合は1-1だったから、ゴールを決める必要があった。あれは重要なゴールで、僕にとっても素晴らしいゴールだったと思う」 「かつてスティーブン・ジェラードが決めたゴールと比較されるのは光栄だ。彼はこのクラブのレジェンドであり、本当に尊敬する人だからね。ただ、僕は自分のやり方で自分の道を歩みたい。今はこのクラブで本当に良い気分さ」 2024.04.17 16:10 Wed

「マンガみたい」「ジェラード降臨」リバプールを救う衝撃の1発! スタジアムが揺れたマク・アリスターのスーパーミドルが大騒ぎに「これは感動する」

リバプールのアルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスターの衝撃ゴールが話題を呼んでいる。 4日、プレミアリーグ第31節でリバプールはホームにシェフィールド・ユナイテッドを迎えた。 敗れれば首位陥落となってしまう一戦。試合は17分にダルウィン・ヌニェスのゴールで先制するも、後半にオウンゴールで失点する。 1-1のまま試合は推移した中、なかなかゴールを奪えず。それでも76分にアレクシス・マク・アリスターが衝撃的なミドルシュートを叩き込んだ。 左サイドを崩すと、クロスボールを相手がクリア。これがルイス・ディアスにあたって溢れると、ボックス手前で幕・アリスターが右足でダイレクトミドル。アウトに少しかかったシュートがゴール右隅に吸い込まれ、勝ち越しに成功。90分にはコーディ・ガクポもゴールを奪い、3-1で勝利。首位をキープした。 この試合は日本代表MF遠藤航が欠場した中、マク・アリスターが衝撃的な1発。クラブのレジェンドであるスティーブン・ジェラード氏を彷彿とさせる弾丸ミドルにスタンドのファンは大いに沸き上がった。 圧巻のゴールにファンは「キャノン砲が炸裂した」、「マジで神」、「悪い流れを一気に変えた」、「これは感動する」、「ジェラード降臨」、「スピードもコースも完璧」、「マンガみたいだな」とコメントが集まった。 <span class="paragraph-title">【動画】目にも止まらぬ一撃! スタジアムが揺れたマク・アリスターの神ミドル!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5Oxk0DDYeGc";var video_start = 5;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.05 08:20 Fri

「一生の思い出」 リバプール指揮の夢叶ったエリクソン氏が感謝! 「大きな勝者はここの全員」

元指揮官のスヴェン・ゴラン・エリクソン氏が夢叶った心境を明かした。 かつてイングランド代表史上初の外国籍指揮官としてチームの指揮を託され、クラブレベルでもベンフィカやローマ、サンプドリア、ラツィオなどでタイトルをもたらしたエリクソン氏。今年1月に母国スウェーデンのラジオで余命約1年のがん闘病を告白した。 そんなエリクソン氏がファンだと公言するリバプールは23日にアンフィールドでアヤックス相手に行われるチャリティマッチでの指揮を打診。粋な計らいに応じたエリクソン氏は念願叶って、スティーブン・ジェラードらを擁するリバプールレジェンドを率いた。 夢の実現となる試合はというと、開始3分に先制され、43分にも追加点を奪われる劣勢だったが、後半にグレゴリー・ヴィグナル、ジブリル・シセ、ナビル・エル・ザール、フェルナンド・トーレスのゴールで形勢逆転。2点ビハインドから華麗な逆転劇を演じた。 夢のような時間を過ごしたエリクソン氏はクラブ公式サイトによると、感無量の思いを言葉にしている。 「今日は全員が勝者だったと思う。美しく、本当に素晴らしかった。You'll Never Walk Aloneから試合の最後まですべてがね。そして、良い勝利だ。0-2だったのに4-2で勝ったんだ!」 また、クラブの伝統となる『You'll Never Walk Alone』を聴きながらのピッチ入場時にも「泣いたよ」と感動しきり。後半の逆転劇も振り返り、この試合に集まった選手たちに感謝した。 「我々はいつだって良いチームだったし、妥当な結果さ。でも、ここ(アンフィールド)が素晴らしかった」 「0-2のビハインドを負う前半ですら、我々の方が良いチームだったと思う。負けは気になるものが、前半も、後半も良かった」 「良い勝利だし、妥当な勝利だが、大きな勝者はここにいる全員だ」 「マン・オブ・ザ・マッチは観客たちだと思うが、見ていても良い試合だった。彼らはまだフットボールができるはず。とても良かったよ」 「彼らはもう20歳じゃないが、良いフットボール、非常に良いフットボールをした。それは素晴らしいことだ」 「彼らは欧州中から集まってくれたが、彼(ジェラード)はこのために別の世界から来てくれた。それも素晴らしかったよ。一生の思い出だね」 <span class="paragraph-title">【ハイライト】エリクソン氏の夢叶った試合はリバプールレジェンドが逆転勝利</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Gk32wpPENFE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.24 09:55 Sun

リバプールの関連記事

マディソン&ジョーンズがイングランド代表キャンプから離脱…ユーロ2024出場がなくなる

ユーロ2024の開幕が迫る中、各国代表は調整中。登録メンバー26名の締め切りは7日に設定されている。 イングランド代表は8日にメンバーを発表する予定だったが、候補メンバーを含めて33名を招集。7名がチームから外れることになる。 そんな中、締め切りを前にメンバー外になる選手が発表。イングランドサッカー協会(FA)は、トッテナムのMFジェームズ・マディソン、初招集を受けたリバプールのMFカーティス・ジョーンズはメンバー外になることを発表した。 マディソンは3日に行われたボスニア・ヘルツェゴビナ代表との親善試合に出場。後半途中からピッチに立っていた。また、ジョーンズはベンチ入りにも出番がなかった。 その他、初招集となったリバプールのDFジャレル・クアンサーも外れる候補の1人だという。 マディソンとジョーンズは、7日に行われるアイスランド代表との親善試合を前に、イングランド代表のキャンプを離れたとされている。 なお、負傷した状態で招集を受けているDFルーク・ショー(マンチェスター・ユナイテッド)は5日にトレーニングに合流。状態を見た上で判断されることになりそうだ。DFハリー・マグワイア(マンチェスター・ユナイテッド)、DFルイス・ダンク(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)は別メニューで調整している。 マディソンはレスター・シティから今季トッテナムに加入。ケガにも悩まされた中、プレミアリーグで28試合に出場し4ゴール9アシストを記録していた。 2024.06.06 19:40 Thu

【2023-24 プレミアリーグベストイレブン】2季連続2位のアーセナルから最多5選手を選出

2023-24シーズンのプレミアリーグが終了しました。そこで本稿では今シーズンのベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 ◆プレミアリーグベストイレブン GK:ピックフォード DF:サリバ、ファン・ダイク、ガブリエウ MF:ウーデゴール、ロドリ、パーマー、ライス FW:サカ、ワトキンス、フォーデン GK ジョーダン・ピックフォード(30歳/エバートン) 出場試合数:38(先発:38)/失点数:51 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 残留の立役者に。最多クリーンシートのラヤやヴィカーリオ、マルティネスの活躍も光ったが、リーグ2位の13試合でクリーンシートを達成したトフィーズの守護神を選出。財務違反による勝ち点8剥奪で残留争いを強いられたチームはリーグワースト2位の深刻な得点力不足に喘いだが、タルコウスキ率いるディフェンスラインと共に再三の好守で失点を防いだイングランド代表GKの活躍によって残留を勝ち取った。 DF ウィリアム・サリバ(23歳/アーセナル) 出場試合数:38(先発:38)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のベストDF。実質プレミアリーグ2年目でその才能を完全に開花させた。若さを全く感じさせない余裕を持った守備対応で各クラブの一線級のアタッカーを封殺。また、痺れるビッグマッチにおいては傑出した集中力をみせ、攻守に研ぎ澄まされたプレーを披露。完全にワールドクラスの域に到達した。 DF ヴィルヒル・ファン・ダイク(32歳/リバプール) 出場試合数:36(先発:36)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 完全復活。過密日程を強いられた後半戦にややパフォーマンスを落としたが、全盛期に近いコンディションを取り戻した結果、再び世界最高峰のセンターバックに返り咲く。圧倒的なフィジカルとプレーリードによってピンチの芽を積み続け、新キャプテンとしてのリーダーシップや持ち味であるビルドアップ、セットプレー時のターゲット役としての存在感も抜群だった。 DF ガブリエウ・マガリャンイス(26歳/アーセナル) 出場試合数:36(先発:34)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> リーグ最少失点に貢献。判断、安定感の部分で昨季以上の進化を見せてサリバと共に鉄壁のセンターバックコンビを形勢。地対空の圧倒的な対人戦の強さで相手のエースを封じ込め、ビルドアップの部分でも大幅にミスが減った。攻撃時のセットプレーでは常に相手の脅威に。 MF マルティン・ウーデゴール(25歳/アーセナル) 出場試合数:35(先発:35)/得点数:8 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ガナーズ牽引のスキッパー。指揮官アルテタからピッチ上の指揮官として全幅の信頼を受け、ハイインテンシティとハイクオリティを両立させたパフォーマンスで攻守に安定をもたらした。8ゴール10アシストの数字に加え、キーパスや崩しの起点の仕事、プレッシングのスイッチ役と目に見えない貢献度が非常に高かった。 MF ロドリ(27歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:34(先発:34)/得点数:8 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 4連覇王者の心臓。シーズンMVPはフォーデンに譲る形となったが、その活躍と遜色ない圧巻のパフォーマンスでシティ優勝に大きく貢献。現時点で世界最高のホールディングMFという評価を確立しており、攻守両面での安定感は異次元のレベル。加えて、セットプレーやミドルシュートを武器に8ゴールを挙げる得点力、勝負強さは驚異的だ。 MF コール・パーマー(22歳/チェルシー) 出場試合数:33(先発:29)/得点数:22 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新天地で大爆発。期待の若手との評価にとどまったマンチェスター・シティを離れて加入したチェルシーでリーグ屈指のアタッカーに急成長。シーズン序盤は高精度の左足にPKの巧さにスポットライトが当たっていたが、中盤戦以降は試合ごとに進化を示し、組み立ての能力、局面打開力、アタッキングサードでの圧倒的なクオリティを示し、いずれもリーグトップクラスの22ゴール11アシストを記録。不調のブルーズを6位まで押し上げた原動力に。 MF デクラン・ライス(25歳/アーセナル) 出場試合数:38(先発:37)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> MVP級の輝き。最終結果によってMVPには選出しなかったが、パフォーマンスとチームへの影響力という部分ではフォーデン、ロドリと同等の評価だ。守備では傑出したデュエルの強さにカバーリング能力、攻撃では質の高い繋ぎに推進力で起点役を担い、後半戦はプレースキッカーとしても能力の高さを示した。さらに、7ゴールを挙げるという文句なしの活躍ぶりだった。 FW ブカヨ・サカ(22歳/アーセナル) 出場試合数:35(先発:35)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 安定感抜群のガナーズのエース。幾つかのビッグマッチで消えた試合もあったが、35試合ほぼフル稼働で常に攻撃の起点を担ってきたタフさと安定感は素晴らしかった。16ゴール9アシストというスコアポイントに加え、時にダブルチームで対応される中でも右サイドで質的優位を生み出し続け、周囲の味方に自由を与えるエースとしての仕事も光った。 FW オリー・ワトキンス(28歳/アストン・ビラ) 出場試合数:37(先発:37)/得点数:19 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のベストストライカー。リーグ4位タイの19ゴールにリーグ最多の13アシストと32ゴールに関与する驚異的なスタッツを記録。シーズンを通して多くの選手と前線でコンビを組みながら、チャンスメーカー、フィニッシャーとしてハイレベルのプレーを披露。得意のオフ・ザ・ボールの動き出しとシュート精度を武器に、例年通りにゴールを量産しつつ、磨きをかける個人での局面打開やラストパス、クロスで味方のゴールをお膳立てし、より万能型のプレースタイルに進化を遂げる1年となった。 FW フィル・フォーデン(24歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:35(先発:33)/得点数:19 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のMVP。キャリアハイの19ゴールに加え、8アシストを記録。左右のウイングにトップ下を主戦場にゲームメーカー、チャンスメーカー、フィニッシャーとマルチタスクをハイレベルでこなし、前人未踏の4連覇の立役者に。 2024.06.06 19:05 Thu

セカンドキャリアに向け準備着々 ジョタ、マティプ、アドリアンがUEFAのBライセンスを取得

プロサッカー選手協会(PFA)は5日、リバプールのポルトガル代表FWジオゴ・ジョタ、元カメルーン代表DFジョエル・マティプ、スペイン人GKアドリアンがUEFA B ライセンスを取得したと発表した。 UEFAの発行するBライセンスは、UEFA Aライセンスの下位に位置。ライセンス保有者は、アマチュアクラブ、16歳までのユースチームのヘッドコーチ、プロクラブのアシスタントコーチに就任することが可能だ。 今回、将来的なコーチ業を志す3名の選手をサポートしていたPFAは、公式X(旧ツイッター)にてライセンス取得を発表。選手の笑顔の写真を投稿しつつ、コーチ業への第一歩を称えている。 ジョタは2020年夏にリバプールへ加入すると、前線ならどこでもプレー可能なユーティリティ性の高さと、ここぞの場面で得点を決める勝負強さで主力に定着。今シーズンは度重なるケガに見舞われたが、それでも公式戦32試合15ゴール4アシストの成績を残した。 マティプは2016年夏にフリーでリバプールに加入すると、センターバックの主力として多くのタイトル獲得に貢献。時折見られるひょうきんな一面もファンから愛されていたが、契約最終年となる今シーズンは昨年12月の前十字じん帯断裂によって14試合の出場にとどまり、退団が決定した。 アドリアンは2019年夏にリバプールへフリーで加入。第3GKという立場ながらチームのまとめ役を請け負うなどベテランらしい立ち回りでチームに貢献しており、リバプールとの契約は今季で満了となるも現在は新契約をオファーされている。 いずれの選手もまだキャリア継続の意向ではあるが、このまま順調にライセンスを取得していけば将来的にトップチームを指揮する姿が見られるかもしれない。 <span class="paragraph-title">【画像】UEFA B ライセンス取得を喜ぶジョタたち</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">The PFA have been supporting three <a href="https://twitter.com/LFC?ref_src=twsrc%5Etfw">@LFC</a> players on their coaching journey, recently completing the <a href="https://twitter.com/UEFA?ref_src=twsrc%5Etfw">@UEFA</a> B Licence.<br><br>Congratulations <a href="https://twitter.com/AdriSanMiguel?ref_src=twsrc%5Etfw">@AdriSanMiguel</a>, Joel Matip and <a href="https://twitter.com/DiogoJota18?ref_src=twsrc%5Etfw">@DiogoJota18</a><a href="https://t.co/YGwAmUycTR">pic.twitter.com/YGwAmUycTR</a></p>&mdash; Professional Footballers’ Association (@PFA) <a href="https://twitter.com/PFA/status/1798316250516652290?ref_src=twsrc%5Etfw">June 5, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.06 16:30 Thu

リバプールの若手SBラムゼイがウィガンにシーズンローン

リバプールは5日、スコットランド代表DFカルヴァン・ラムゼイ(20)がウィガンにレンタル移籍することを発表した。レンタル期間は2024-25シーズンの1シーズンとなる。 ラムゼイは2022年夏にスコットランドのアバディーンからリバプールへ加入。しかし、プレシーズンから背中の問題によって欠場が続くと、2023年2月には左ヒザの負傷で手術を受けて長期離脱に。結局、プレミアリーグでの出場はなく、チャンピオンズリーグ(CL)とEFLカップ(カラバオカップ)1試合ずつの出場のみで加入1年目を終えた。 迎えた今シーズンは復活を期し、プレストンへレンタル移籍。しかし、またしてもヒザを負傷して長期離脱に陥ると、復帰後もポジションを確保できずチャンピオンシップ(イングランド2部)で2試合の出場にとどまっていた。これを受け、シーズン後半はボルトン・ワンダラーズにレンタル先を変更していた。 なお、ラムゼイが新シーズンにプレーするウィガンは、今シーズンのフットボールリーグ1(イングランド3部)を中位の12位で終えていた。 2024.06.06 08:15 Thu

リバプールの18歳ベン・ドークがユーロ2024欠場…スコットランド代表候補入りで初招集もケガ

リバプールのFWベン・ドーク(18)がユーロ2024へ向かうスコットランド代表から離脱する。5日、クラブが発表した。 ベン・ドークは22年夏にセルティックからリバプールヘ加入したウインガー。昨季途中の22年11月にEFLカップはダービー・カウンティ戦でトップチームデビューを飾った。 昨季も今季もユルゲン・クロップ監督の下で公式戦5試合に出場。今季はプレミアリーグ出場1試合も、キャリア初の欧州カップ戦として、ヨーロッパリーグ3試合でピッチに立った。 先月下旬に、ユーロ2024へ向かうスコットランド代表の候補メンバー28名に名を連ね、18歳にして合宿初招集。ただ、昨年12月にヒザを負傷してから公式戦出場がないなかでの招集であり、3日の国際親善試合・ジブラルタル代表戦にも出場しなかった。 当初、スコットランドサッカー協会はベン・ドークが本大会までには間に合う希望も持っていたようだが、結局シブラルタル戦後に離脱を決定したとのこと。リバプールが発表した。 2024.06.05 19:30 Wed

プレミアリーグの関連記事

プレミアリーグは来季もVARの運用ありに、賛成票が投じられた一方でVARに関する改善要求も

プレミアリーグは6日、2024-25シーズンからのVARの運用に関しての投票を実施。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)は継続されることが決定した。 世界中の多くのリーグで導入され、国際大会でもほとんどの大会で採用されているVARだが、世界最高峰と言われるプレミアリーグが是非を問う投票を行うこととなった。 VARが導入されていながらも、プレミアリーグではヒューマンエラーが大量発生。試合の結果を左右する誤審がテクノロジーではなく、運用面の問題で頻発し、多くのクラブや監督が不満を持っていた。 ウォルバーハンプトンもプレミアリーグに決議案を提出。全20クラブが6日に年次総会で集まり、2024-25シーズンの運用に関しての賛否の投票を行った中、賛成票が投じられ、継続してVARが運用されることが決まった。 ただ、正確なジャッジを可能にするものの、運用には問題があり、PGMOL、プレミアリーグ、クラブのすべてが、システムとその評判を向上させる上で重要な役割を果たしていくこととなる。 その中で、6つのポイントに重点を置くことも約束されたという。 【1】VAR介入の閾値を高く維持し、一貫性を高めて試合の流れを中断しないようにする 【2】主に半自動オフサイド テクノロジー (SAOT) の導入とVAR介入の閾値を高く維持することにより、試合の遅延を減らす 【3】遅延を減らし、VAR後の判定変更後の審判によるスタジアム内アナウンスを減らし、可能であれば、すべてのVAR介入を含む大画面リプレイの提供を強化することにより、ファン体験を向上させる 【4】PGMOLと協力して、正確性を維持しながらプロセスのスピードを重視するなど、一貫性を向上させるためのより堅牢なVARトレーニングの実装に取り​​組む 【5】VARに関する透明性とコミュニケーションの向上 (プレミア リーグ・マッチセンターからのコミュニケーションの拡大や、「Match Officials Mic'd Up」などの放送番組を通じて) 【6】ファンと関係者向けのVARコミュニケーションキャンペーンを実施し、試合におけるVARの役割を参加者とサポーターにさらに明確にすることを目指す なお、SAOTに関しては、2024年秋に導入されることがすでに確認されている。 また、プレミアリーグとPGMOL(プロ審判協会)は、VARのレビュー中にライブ映像と音声の放送を許可するため、競技規則の柔軟性を高めるようにIFAB(国際サッカー評議会)に働きかける予定だという。 2024.06.06 22:37 Thu

【2023-24 プレミアリーグベストイレブン】2季連続2位のアーセナルから最多5選手を選出

2023-24シーズンのプレミアリーグが終了しました。そこで本稿では今シーズンのベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 ◆プレミアリーグベストイレブン GK:ピックフォード DF:サリバ、ファン・ダイク、ガブリエウ MF:ウーデゴール、ロドリ、パーマー、ライス FW:サカ、ワトキンス、フォーデン GK ジョーダン・ピックフォード(30歳/エバートン) 出場試合数:38(先発:38)/失点数:51 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 残留の立役者に。最多クリーンシートのラヤやヴィカーリオ、マルティネスの活躍も光ったが、リーグ2位の13試合でクリーンシートを達成したトフィーズの守護神を選出。財務違反による勝ち点8剥奪で残留争いを強いられたチームはリーグワースト2位の深刻な得点力不足に喘いだが、タルコウスキ率いるディフェンスラインと共に再三の好守で失点を防いだイングランド代表GKの活躍によって残留を勝ち取った。 DF ウィリアム・サリバ(23歳/アーセナル) 出場試合数:38(先発:38)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のベストDF。実質プレミアリーグ2年目でその才能を完全に開花させた。若さを全く感じさせない余裕を持った守備対応で各クラブの一線級のアタッカーを封殺。また、痺れるビッグマッチにおいては傑出した集中力をみせ、攻守に研ぎ澄まされたプレーを披露。完全にワールドクラスの域に到達した。 DF ヴィルヒル・ファン・ダイク(32歳/リバプール) 出場試合数:36(先発:36)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 完全復活。過密日程を強いられた後半戦にややパフォーマンスを落としたが、全盛期に近いコンディションを取り戻した結果、再び世界最高峰のセンターバックに返り咲く。圧倒的なフィジカルとプレーリードによってピンチの芽を積み続け、新キャプテンとしてのリーダーシップや持ち味であるビルドアップ、セットプレー時のターゲット役としての存在感も抜群だった。 DF ガブリエウ・マガリャンイス(26歳/アーセナル) 出場試合数:36(先発:34)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> リーグ最少失点に貢献。判断、安定感の部分で昨季以上の進化を見せてサリバと共に鉄壁のセンターバックコンビを形勢。地対空の圧倒的な対人戦の強さで相手のエースを封じ込め、ビルドアップの部分でも大幅にミスが減った。攻撃時のセットプレーでは常に相手の脅威に。 MF マルティン・ウーデゴール(25歳/アーセナル) 出場試合数:35(先発:35)/得点数:8 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ガナーズ牽引のスキッパー。指揮官アルテタからピッチ上の指揮官として全幅の信頼を受け、ハイインテンシティとハイクオリティを両立させたパフォーマンスで攻守に安定をもたらした。8ゴール10アシストの数字に加え、キーパスや崩しの起点の仕事、プレッシングのスイッチ役と目に見えない貢献度が非常に高かった。 MF ロドリ(27歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:34(先発:34)/得点数:8 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 4連覇王者の心臓。シーズンMVPはフォーデンに譲る形となったが、その活躍と遜色ない圧巻のパフォーマンスでシティ優勝に大きく貢献。現時点で世界最高のホールディングMFという評価を確立しており、攻守両面での安定感は異次元のレベル。加えて、セットプレーやミドルシュートを武器に8ゴールを挙げる得点力、勝負強さは驚異的だ。 MF コール・パーマー(22歳/チェルシー) 出場試合数:33(先発:29)/得点数:22 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新天地で大爆発。期待の若手との評価にとどまったマンチェスター・シティを離れて加入したチェルシーでリーグ屈指のアタッカーに急成長。シーズン序盤は高精度の左足にPKの巧さにスポットライトが当たっていたが、中盤戦以降は試合ごとに進化を示し、組み立ての能力、局面打開力、アタッキングサードでの圧倒的なクオリティを示し、いずれもリーグトップクラスの22ゴール11アシストを記録。不調のブルーズを6位まで押し上げた原動力に。 MF デクラン・ライス(25歳/アーセナル) 出場試合数:38(先発:37)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> MVP級の輝き。最終結果によってMVPには選出しなかったが、パフォーマンスとチームへの影響力という部分ではフォーデン、ロドリと同等の評価だ。守備では傑出したデュエルの強さにカバーリング能力、攻撃では質の高い繋ぎに推進力で起点役を担い、後半戦はプレースキッカーとしても能力の高さを示した。さらに、7ゴールを挙げるという文句なしの活躍ぶりだった。 FW ブカヨ・サカ(22歳/アーセナル) 出場試合数:35(先発:35)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 安定感抜群のガナーズのエース。幾つかのビッグマッチで消えた試合もあったが、35試合ほぼフル稼働で常に攻撃の起点を担ってきたタフさと安定感は素晴らしかった。16ゴール9アシストというスコアポイントに加え、時にダブルチームで対応される中でも右サイドで質的優位を生み出し続け、周囲の味方に自由を与えるエースとしての仕事も光った。 FW オリー・ワトキンス(28歳/アストン・ビラ) 出場試合数:37(先発:37)/得点数:19 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のベストストライカー。リーグ4位タイの19ゴールにリーグ最多の13アシストと32ゴールに関与する驚異的なスタッツを記録。シーズンを通して多くの選手と前線でコンビを組みながら、チャンスメーカー、フィニッシャーとしてハイレベルのプレーを披露。得意のオフ・ザ・ボールの動き出しとシュート精度を武器に、例年通りにゴールを量産しつつ、磨きをかける個人での局面打開やラストパス、クロスで味方のゴールをお膳立てし、より万能型のプレースタイルに進化を遂げる1年となった。 FW フィル・フォーデン(24歳/マンチェスター・シティ) 出場試合数:35(先発:33)/得点数:19 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季のMVP。キャリアハイの19ゴールに加え、8アシストを記録。左右のウイングにトップ下を主戦場にゲームメーカー、チャンスメーカー、フィニッシャーとマルチタスクをハイレベルでこなし、前人未踏の4連覇の立役者に。 2024.06.06 19:05 Thu

【2023-24プレミアリーグ総括】超WSのMVPは前人未踏4連覇貢献の至宝

◆王者が三つ巴のタイトルレース制す 近年は2強の争いが続いたタイトルレースだったが、大混戦となった今シーズンはリバプール(勝ち点82)、アーセナル(勝ち点89)との三つ巴の争いを制したマンチェスター・シティ(勝ち点91)が前人未踏の4連覇を達成した。 今季もチームの骨格を大きく変えることなくDFグヴァルディオル、MFマテウス・ヌネス、FWドクと各ポジションにピンポイント補強を敢行した3連覇中の王者は開幕6連勝と最高のスタート。その後、ウォルバーハンプトン、アーセナル相手の連敗に、11月から12月中旬にかけてはアストン・ビラ相手の屈辱的に敗戦を含め勝ち点取りこぼしが目立って低迷した。それでも、得意の後半戦で一気にギアを上げると、6連勝と9連勝を含む23戦無敗という抜群の安定感によって、この間に取りこぼしたライバルを振り切って4連覇を決めた。 一方、昨季その王者にあと一歩で及ばなかったアーセナルはGKラヤ、DFティンバー、MFライス、MFハヴァーツらを積極補強。序盤戦はロンドン勢とのダービーでのドロー、ニューカッスル戦で初黒星を喫したものの上々のスタート。その後、“魔の12月”に3敗を喫する急失速によって一時優勝争いから一歩後退した。これまでであれば、ここから大きく崩れる可能性もあったが、短いウィンターブレーク期間中のドバイキャンプによってセットプレーを中心にアップデートを図ると、そこから破竹の8連勝。一気にリーグテーブルの頂に到達し、難所エティハドでの王者シティとの首位攻防戦をドローで終えて一気に悲願達成への機運が高まった。しかし、最終的にはホームで喫したアストン・ビラ戦での敗戦が痛恨の結果となり、意地の6連勝で最終節まで優勝の可能性を残したが、20シーズンぶりの悲願達成はならなかった。 その三つ巴の争いから一足早く脱落した3位のリバプールは、2015年途中から約9年続いたクロップ体制が終焉を迎えた。開幕前にMFヘンダーソン、MFファビーニョ、MFミルナー、FWフィルミノら長年チームを支えた主力が旅立ち、代わってMF遠藤航、MFマク・アリスター、MFソボスライと中盤を中心に大幅な刷新に踏み切った。シーズンを通しては王者シティに次ぐ4敗と大きな不調はなかったが、1試合平均1点以上の失点と守備面の問題を抱えた結果、10引き分けと勝ち切れなかった部分がライバルとの勝ち点差に繋がった。すでにアルネ・スロット新監督の就任が発表されている中、来季からのリスタートに期待したい。 第2グループでは大躍進のアストン・ビラがビッグ6崩しに成功し、4位フィニッシュで1982-83シーズン以来となるチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に成功した。エメリ監督の優れたマネジメントに加え、クラブの積極補強でヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)との二足の草鞋を履いたシーズンで常に安定したパフォーマンスを維持。とりわけ、19ゴール13アシストと圧巻のスタッツを叩き出した主砲ワトキンスがチームをけん引し、トッテナム、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスルらを退けた。 5位のトッテナムはポステコグルー新体制で序盤戦の主役を担ったが、度重なる負傷者や後半戦でのパフォーマンス低下によって目標のトップ4フィニッシュは叶わず。GKヴィカーリオ、DFファン・デ・フェン、DFウドジェと守備陣の新戦力の健闘が光ったが、セットプレー守備の拙さや守備のリスクを攻撃で上回ることができず。来季はオーストラリア人指揮官が望むスカッド刷新を経て、シーズン序盤のような躍動感あるスタイルを見せられるか。 トッテナム以上にシーズンを通して負傷者に悩まされた6位チェルシー、7位ニューカッスル、8位マンチェスター・ユナイテッドは厳しいシーズンを過ごした。 ポチェッティーノ監督を迎えた新生ブルーズは、ベーリー体制移行後の継続路線で若手逸材を乱獲。その代わりに経験豊富な多くのベテランや中堅選手を放出した。ただ、新キャプテンのDFリース・ジェームズら既存の主力に加え、新加入のFWエンクンクやMFラヴィアら複数の選手が長期離脱を強いられ、戦術の浸透が遅々として進まず。後半戦はMFパーマーの獅子奮迅の活躍やMFギャラガー、MFカイセド、DFグストら個人の奮闘によって6位フィニッシュでのECL出場権を確保。ただ、アルゼンチン人指揮官の退団によってレスターシティを1年でのプレミア復帰に導いたマレスカ新監督の下、再びまっさらな状態で来季に臨む。 7位のニューカッスルは、久々のチャンピオンズリーグ(CL)との二足の草鞋と多くの負傷者の影響で序盤に3連敗、年末年始の4連敗など浮き沈みが激しい1年に。カップ戦敗退の終盤戦で盛り返して7位フィニッシュも、ユナイテッドのFAカップ優勝に伴い欧州出場権を逃した。それでも、MFマイリーやMFアンダーソンら若手の台頭もあり、国内一本での戦いに集中できる新シーズンへの期待は大きい。 FAカップ優勝でのヨーロッパリーグ(EL)出場権確保で帳尻を合わせたユナイテッドだが、プレミアリーグではクラブワーストの8位フィニッシュ。前述のクラブ同様に異常な負傷者の多さに加え、テン・ハグ監督のマネジメントや一部選手のプロフェッショナリズムの欠如、クラブの経営権移譲の遅れなど様々な問題を抱えた末の最終結果だ。ラトクリフ卿主導で監督交代の可能性を含めた大刷新が予想される来季に巻き返しを期す。 中位やボトムハーフではMF三笘薫を擁する11位のブライトンや16位のブレントフォードらの苦戦が目立った一方、新体制で12位のボーンマスや監督交代で一気に流れを変えた10位のクリスタル・パレス辺りがポジティブなシーズンを過ごした。 PSR違反による勝ち点剥奪などでより複雑化した残留争いでは、DF橋岡大樹が今冬加入のルートン・タウンを含め、バーンリー、シェフィールド・ユナイテッドと昇格組3チームが1年での降格となった。 なお、来季に向けてはレスター、イプスウィッチ・タウン、サウサンプトンの3チームがプレミアリーグ復帰と昇格を決めている。 【最優秀選手&監督】 ★最優秀選手 ◆MFフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_100_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> シティズンズの至宝が完全覚醒。ファーストチームデビュー以降、稀代の名将の薫陶を受け続けてきた生え抜きMFは、左右のウイング、インサイドハーフ、時にセンターフォワードと様々なポジションを経験。着実にプレーの幅を広げ、同じく取り組んできたフィジカル面の向上によってコンプリートプレーヤーへの進化を遂げた。キャリアハイの19ゴールに8アシストと目に見える貢献だけでなく、デ・ブライネ不在時は崩しの担い手、ゲームメーカーとしても存在感を発揮した。さらに、個人として課題に挙げる守備の貢献に関してもベルナルド・シウバら良き手本を見習って大きな改善を示した。 ★最優秀監督 ◆ウナイ・エメリ(アストン・ビラ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 41年ぶりの大舞台に導く。前人未踏の4連覇に導いたグアルディオラ監督の手腕も素晴らしかったが、やはり就任2年目でバーミンガムのクラブに1982-83シーズン以来となるチャンピオンズリーグ(CL)出場権をもたらしたスペイン人指揮官を最優秀監督に推したい。EL通算4度の優勝とカップ戦マスターとして知られる指揮官は長丁場のリーグ戦ではなかなか結果を残せずにいたが、昨季途中就任のアストン・ビラでは多士済々のタレントをうまく使い分けながら安定したパフォーマンスを維持。今季はクラブにとって久々のUEFAコンペティションとの掛け持ちで、ニューカッスルのように崩れる可能性もあったが、積極補強で後押ししたフロント陣との好連携もあって大崩れせず。ハイライン・ハイインテンシティのアグレッシブなスタイルと、上位対決では後ろ重心の割り切った戦い方を効果的に使い分けながら、大エースのワトキンスらの活躍もあってビッグ6相手に堂々と渡り合って見せた。 【期待以上】 ★チーム ◆クリスタル・パレス <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> グラスナー新体制移行で躍進。名伯楽ホジソン体制では6勝6分け12敗の15位と残留争いに巻き込まれたが、前フランクフルト指揮官のグラスナー新監督就任後は7勝3分け3敗と完全に立ち直って最終的に10位フィニッシュを決めた。[3-4-2-1]へのシステム変更や新たな戦術を浸透する移行期間ではトッテナム、マンチェスター・シティ相手に敗れるなど5戦未勝利の厳しい時期も経験したが、要塞アンフィールドを攻略したリバプール戦の勝利後はフルアム戦のドローを挟んだ2度の3連勝を含む7戦無敗でシーズンを終えた。この間にマンチェスター・ユナイテッド、アストン・ビラ、ニューカッスルらに完勝しており、内容面を見てもその戦いぶりは称賛に値するものだった。MFエゼ、MFオリーズの両エースに加え、FWマテタの覚醒に、今冬加入で一気にイングランド代表に上り詰めたMFウォートンら個々の活躍も光った。 ★選手 ◆MF遠藤航(リバプール) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 日本代表の主将がサプライズ起こす。若手ではMFパーマー、MFメイヌー、ウォートン、DFファン・デ・フェンらが大きなサプライズを起こしたが、30歳のオールドルーキーの活躍も多くのイングランドファンに驚きを与えた。日本代表やブンデスリーガを知る者以外ではほぼ無名と言っていい遠藤の獲得に対しては、“パニックバイ”と揶揄する声も多くリバプールファンを含めて加入時の評価は著しく低かった。また、加入直後はプレシーズンキャンプ不参加に初のビッグクラブ、初のリーグへの順応に戸惑ったが、ELやカップ戦での慣らしによって中盤戦から定期的にプレー機会を得ると、後半戦はブンデスリーガ時代のデュエルキングの異名通りの躍動をみせ、世界屈指の名門の中盤の底に君臨した。勤続疲労によってシーズン最終盤はパフォーマンスを落としたが、この男の存在がなければリバプールはもう少し早い段階でタイトルレースから後退していたはずだ。 【期待外れ】 ★チーム ◆マンチェスター・ユナイテッド <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> クラブワーストの8位フィニッシュ。開幕前の段階からある程度苦しい戦いが予想されたシーズンではあったが、その予想を上回る散々なシーズンとなった。クラブの買収交渉の停滞もあった中、昨夏はFWホイルンド、MFマウント、GKオナナ、MFアムラバトとセンターラインを補強。ただ、プレシーズン、シーズン序盤から度重なる負傷者に悩まされた上、柔軟性を欠くテン・ハグ監督と一部選手の衝突などピッチ内外でのネガティブな話題に振り回され、シーズンを通して不安定なパフォーマンスに終始。とりわけ、負傷者が続出した守備の問題は根深く、中盤以降にフィットしたGKオナナの奮闘によって大崩れはしなかったが、被シュートは下位クラブ並み。また、若手のパフォーマンスに波があった攻撃も上位クラブとは20点以上離された。FAカップ優勝で体裁を保ち、メイヌーやFWガルナチョら若手の台頭と来季に繋がる部分は間違いなくあったが、指揮官の去就を含め新たな首脳陣の下で臨む今夏の移籍市場の振る舞い次第では再び厳しいシーズンを過ごす可能性もある。 ★選手 ◆MFサンドロ・トナーリ(ニューカッスル) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240606_100_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> マウントやMFラヴィア、FWファティらケガの影響で期待を裏切った選手には情状酌量の余地はあるが、賭博違反による長期出場停止処分を科されたニューカッスルの目玉補強の選手には厳しい評価を下さざるを得ない。昨夏、推定7000万ユーロの巨額な移籍金でミランから加入したイタリア代表MFはアストン・ビラとの開幕戦でいきなりゴールを挙げる華々しいプレミアデビューを飾った。以降は10月半ばのクリスタル・パレス戦までほぼフル稼働し、上々のパフォーマンスを見せた。しかし、アッズーリの同僚ファジョーリを発端とした母国での違法賭博問題関与が発覚。母国で10カ月の出場停止処分、イングランドで2カ月の出場停止処分を科されて、早々にシーズン終了となった。そして、シーズンを通して深刻な負傷者に悩まされたニューカッスルは終盤戦の粘りで7位まで順位を上げたが、最終的に来季欧州出場権獲得はならず。トナーリにはギャンブル依存症克服と共に、フットボールに対して真摯に取り組み、来季こそはピッチ上でクラブ、ファン・サポーターのために献身したい。 2024.06.06 19:00 Thu

アトレティコやPSGが獲得狙うフリアン・アルバレス、シティは退団阻止の構え

マンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレス(24)には、多くのクラブが関心を示しているようだ。 2022年夏に、リーベル・プレートからシティ入りを果たしたアルバレス。初年度からジョゼップ・グアルディオラ監督の信頼を得て出場機会を得ると、チームの3冠獲得に貢献した。 今シーズンも、公式戦54試合19ゴール13アシストを記録。前人未到のプレミアリーグ4連覇に尽力した一方で、アーリング・ハーランドの存在もあって常にスタメンの座を得られるわけではなく、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の2試合はいずれもベンチスタートとなった。 そんなアルバレスに対しては、今夏の移籍市場で多くのクラブが関心を示している模様。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、かねてより報じられているアトレティコ・マドリーだけでなく、パリ・サンジェルマン(PSG)やプレミアリーグのクラブも獲得を狙っているようだ。 PSGはキリアン・ムバッペが契約満了により退団。今夏は新たな攻撃陣の補強を模索しており、トップクラブで安定したパフォーマンスを見せるアルバレスは魅力的な存在と考えているようだ。 ただし、アルバレスとの契約を2028年6月まで残すシティに、売却の意思はなし。選手の代理人とは話し合いを続けていく意向であり、いずれのクラブも獲得は至難の業になると見られる。 2024.06.06 18:20 Thu

ストライカー探すチェルシー、キャルバート=ルーウィンも選択肢に…今季は1年通してプレー

チェルシーはエバートンのイングランド代表FWドミニク・キャルバート=ルーウィン(27)にも注目しているようだ。イギリス『デイリー・メール』が報じた。 今夏はセネガル代表FWニコラス・ジャクソンと争えるストライカーを探すチェルシー。筆頭にはRBライプツィヒのスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコ(21)が挙がっているが、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドも狙う人気銘柄だ。 また、シェシュコの契約には解除条項が存在するが、その額はパフォーマンス次第で5950万ポンド(約118億8000万円)程度に上るとのこと。そのため、チェルシーはエバートンとの契約が残り1年を切るキャルバート=ルーウィンをより安価な選択肢として考えているという。 一時はイングランド代表まで上り詰めながら、ケガに悩むキャリアを送るキャルバート=ルーウィンだが、今シーズンは1年を通してプレー。公式戦32試合で8ゴール3アシストを記録しており、エバートンは契約更新に着手している。 なお、チェルシーはベルギー代表FWロメル・ルカク(31)やアルバニア代表FWアルマンド・ブロヤ(22)を売却しての資金調達を視野に。プレミアリーグの利益と持続可能性に関する規則(PSR)の違反を避けるべく、イングランド代表MFコナー・ギャラガー(24)やイングランド人DFトレヴォ・チャロバー(24)の売却も取り沙汰されている。 2024.06.06 18:18 Thu
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly