名将リッピが古巣のEL制覇称賛…「現時点のイタリアで最高のフットボールをプレーするチーム」

2024.05.23 23:00 Thu
EL初制覇のアタランタ
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EL初制覇のアタランタ
カルチョきっての名将であるマルチェロ・リッピ氏が、古巣アタランタの偉業を称えた。イタリア『トゥットスポルト』が伝えている。

アタランタは22日、ダブリン・アリーナで行われたヨーロッパリーグ(EL)決勝でレバークーゼンと対戦し、3-0の勝利でクラブ史上初のEL優勝を成し遂げた。
戦前にはブンデスリーガ史上初の無敗優勝を成し遂げ、開幕から公式戦51戦無敗のレバークーゼン優位と見られたこのファイナル。しかし、蓋を開けてみれば、攻守両面の強度で大きく上回ったアタランタがFWアデモラ・ルックマンのトリプレッタの活躍によって完勝となった。

ユベントスで通算5度のスクデット、1度のチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げ、イタリア代表では2006年ドイツ・ワールドカップ制覇に導いた76歳の名将は、そのユベントスでの成功の数年前となる1990年代初頭に短期間ながらラ・デアを指揮した経験を持つ。

そして、その古巣の偉業を受けて「アタランタがヨーロッパの頂点に立つのを見ることができた。このことは、私に大きな影響を与えてくれた。私はラ・デアの環境、クラブ、監督をとても尊敬している。そのすべてが素晴らしかった」と、クラブに関わった一人として我がことのように喜びを示した。
さらに、「現時点でアタランタはイタリアで最高のフットボールをプレーするチームであり、イタリアで最も強いチームだ」と、称賛を惜しまず。

また、自身がユベントスのトップチームを率いた時代にプリマヴェーラを指揮し、アタランタに栄光をもたらしたジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督に対しては、「ガスペリーニはユーベのプリマヴェーラ時代から非常に優れていた」と、その手腕を改めて称賛している。

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フリー続くジダン氏、いずれの指揮官復帰を希望「きっとまたベンチに戻る」

元レアル・マドリー指揮官のジネディーヌ・ジダン氏が自らの将来に言及した。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。 現役時代はユベントスやマドリーで世界最高の選手として活躍し、引退後もマドリーの指揮官としてチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を果たすなど、数々の栄光を手にしてきたジダン氏。2021年5月に2度目の退任を決意して以降はフリーの状態が続いている。 そんなジダン氏は現役時代にユベントスで共に戦ったマルチェロ・リッピ氏のドキュメンタリー『Adesso vinco io』の上映イベントに出席。当時のリッピ氏との関係について語り、大いに助けられたことを明かしている。 「私をユベントスに連れてきてくれたのはマルチェロ・リッピであり、私を信じてプレーさせてくれた最初の人物だ」 「彼にとってそれは簡単なことではなかった。フランスから来た私にとっては何もかもが違っていた。だけどリッピが私を導いてくれた」 「うまくいかなかった最初の頃も、彼は私が残留することを望んでいた。それから私たちは勝利し、良い経験をした」 また、今シーズン限りでのトーマス・トゥヘル監督の退任が決まったバイエルンの次期指揮官候補にも浮上していたジダン氏は、自らの今後についてもコメント。イタリアを始め、再びどこかで指揮を執りたいと述べた。 「いつかイタリアで? そうだね。何が起こるかはわからない。今は別のことをやっているけど、きっとまたベンチに戻ると思うし、そうしたいね」 2024.02.27 11:28 Tue

スパーズに大きな悲しみ…フィジカルコーチのヴェントローネ氏が急逝…

トッテナムは6日、トップチームのフィジカルコーチを務めるジャン・ピエロ・ヴェントローネ氏(享年62)の逝去を明かした。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ここ最近になって急性骨髄性白血病であることが発覚した同氏は生まれ故郷のナポリの病院で治療を受けていたものの、6日早朝に死亡が確認された。 ヴェントローネ氏はマルチェロ・リッピ監督の下で1994年~1999年、2001年~2004年とおよそ10年に渡ってユベントスのフィジカルコーチを務め上げた。その後、リッピ監督と共に2006年のドイツ・ワールドカップでイタリア代表の優勝に貢献。以降はACアジャクシオやカターニャでアシスタントコーチ、中国の江蘇蘇寧(現江蘇足球)、広州恒大(現広州足球)でアスレティックコーチを歴任。 2021年11月からはユベントス時代に指導したアントニオ・コンテ監督からのラブコールを受け、トッテナムのフィジカルコーチに就任。ハードワークを信条とする指揮官の求めに応じて、選手と積極的なコミュニケーションを取りながら不振に陥っていたチームのフィジカル向上に一役買い、トップ4フィニッシュに貢献していた。 トッテナムは、「ピッチ外でも愛らしく、ジャン・ピエロはすぐにプレーヤーやスタッフの間で絶大な人気を博しました」とその人柄を評するヴェントローネ氏の訃報に際して、「クラブの全員が彼のことを心から寂しく思い、この信じられないほど悲しい時期に、私たちは彼の家族や友人たちに寄り添います」と、哀悼の意を表した。 なお、コンテ監督は6日に8日のブライトン戦に向けた公式会見に出席予定だったが、信頼する同僚の逝去を受けて会見をキャンセルしている。 <span class="paragraph-title">【画像】スパーズの立て直しに尽力したヴェントローネ氏</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Rest in peace, Gian Piero <a href="https://t.co/QgCCJs6GoA">pic.twitter.com/QgCCJs6GoA</a></p>&mdash; Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) <a href="https://twitter.com/SpursOfficial/status/1577980356648701954?ref_src=twsrc%5Etfw">October 6, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2022.10.06 22:34 Thu

1年ぶりに現場復帰、カンナバーロ監督が母国で初の指揮! セリエBのベネヴェントが正式発表

セリエB(イタリア2部)のベネヴェントは21日、新監督に元イタリア代表DFのファビオ・カンナバーロ氏(49)を招へいしたことを発表した。 カンナバーロ氏は、現役時代はナポリの下部組織で育ち、ナポリの他、パルマ、インテル、ユベントス、レアル・マドリーなどでプレーした。 イタリア代表ではキャプテンも務め、2006年のドイツ・ワールドカップで見事に優勝。バロンドールも受賞していた。 引退後は、キャリア終盤に所属したUAEのアル・アハリで指導者キャリアをスタート。中国スーパーリーグの広州恒大(現:広州FC)で監督キャリアをスタート。その後、アル・ナスル、天津権健で指揮を執り、再び広州恒大に復帰。また、マルチェロ・リッピ監督退任後の中国代表も2試合だけ指揮を執した。 2021年9月、広州FCの親会社である恒大集団がコロナ禍での業績不振で経営破綻。それを受け、契約解除で退任し、その後はフリーとなっていた。 2022.09.21 23:15 Wed

クラブ史上初のセリエA昇格も開幕5連敗のモンツァ、ストロッパ監督を解任…後任は元イタリア代表FW

クラブ史上初のセリエA昇格を果たしていたモンツァは13日、ジョバンニ・ストロッパ監督(54)の解任を発表した。 なお、後任にはクラブOBで、プリマヴェーラで指揮を執っていた元イタリア代表FWのラッファエレ・パッラディーノ氏(38)が就任することも発表している。 ストロッパ監督は、ミランのU-19やぺスカーラ、スペツィア、クロトーネなどで指揮。2021年7月にモンツァの監督に就任した。 すると就任1年目でセリエBで結果を残し、プレーオフの末にチームを初のセリエA昇格に導く手腕を発揮。しかし、昇格組として臨んだ今季はセリエAの洗礼を受け、開幕5連敗。11日に行われた同じく昇格組のレッチェ戦では1-1の引き分けとなり、初の勝ち点を獲得していたが、解任となった。 モンツァは「セリエAへの歴史的な昇格に至るまでの道のりをともに歩んできた監督に感謝します。モンツァは、ジョバンニ・ストロッパの将来に関し、最高のプロとしての成功を祈っています」とメッセージを送った。 一方、後任に就任したパッラディーノ新監督は、現役時代はユベントスやサレルニターナ、リヴォルノ、ジェノア、パルマ、クロトーネ、ジェノア、スペツィア、そしてモンツァでプレー。セリエAで211試合に出場し24ゴール16アシストを記録していた。 また、イタリア代表としてもロベルト・ドナドーニ監督、マルチェロ・リッピ監督の下で3試合でプレーしていた。 引退後はモンツァのプリマヴェーラで監督を務めていたが、このタイミングでファーストチームの監督に就任することとなった。 2022.09.13 19:18 Tue

自身4度目CLファイナルのクロップ、ビジャレアルの巻き返しに舌巻くも「我々は決勝進出にふさわしかった」

リバプールのユルゲン・クロップ監督が喜びのコメントを残した。欧州サッカー連盟の公式サイト『UEFA.com』が報じている。 プレミアリーグでマンチェスター・シティと白熱の優勝争いを演じるなか、チャンピオンズリーグ(CL)でも準決勝に勝ち進むリバプール。準決勝では躍進のビジャレアルと激突した。 先のホームで行われた1stレグでは2-0と先勝。内容的にも相手に1本のシュートしか許さずと良いイメージをもって、3日に敵地でのリターンレグを迎えたが、前半だけで2失点を喫した。 だが、後半にMFファビーニョ、FWルイス・ディアス、FWサディオ・マネがネットを揺らして逆転。前半に2失点の守備陣も立ち直り、2戦合計スコア5-2で3季ぶりの決勝進出を決めた。 後半の巻き返しぶりは見ていても爽快だったが、ここ5季で3度目の決勝進出に導き、4冠達成の可能性を繋いだクロップ監督も高く評価しているようだ。 「ハーフタイムに『前半よりも良いプレーをしないと』と言った。アシスタントたちにも前半にうまくいったプレーのなかから例を探してくるように話をしたが、選手たちに『いらない』と言われたんだ。だから、私はもっとスペースを見つけ、もっと柔軟に相手のマンマーク戦術に翻弄されないようにと伝えただけだった」 「素晴らしいスタジアムで、ウナイ(・エメリ)はここで素晴らしい仕事をしている。彼らは実際に良いプレーをしたが、我々は決勝進出にふさわしかった。選手たちに対しては明日、“メンタルの怪物が町にやってきた”という見出しのニュースがなるだろうと話した。後半の逆転劇は本当に印象的だったよ」 「今季は500試合もの試合をこなしている感覚があるし、(この結果は)計り知れないものだ」 また、「前半は先発陣に問題があった」と2失点の前半を振り返り、「自分たちでかなりトリッキーにさせてしまったが、こういうのは起こり得るのは覚悟の上だ。人生では思いどおりにいかないときにどういうリアクションを取るかが常に大事」だと続けた。 なお、クロップ監督にとって、ドルトムント時代から数え、これで4度目のCL決勝進出に。この数字はミゲル・ムニョス氏、サー・アレックス・ファーガソン氏、マルチェロ・リッピ氏、レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督と並んで史上最多となる。 2022.05.04 10:45 Wed

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「僕らはアタランタの歴史の中にいる」、EL初制覇に貢献した殊勲エデルソンがチーム誇る

アタランタ悲願のヨーロッパ制覇に貢献したブラジル代表MFエデルソンが、会心の一戦を振り返った。 アタランタは22日、ダブリン・アリーナで行われたヨーロッパリーグ(EL)決勝でレバークーゼンと対戦し、3-0の勝利でクラブ史上初のEL優勝を成し遂げた。 戦前にはブンデスリーガ史上初の無敗優勝を成し遂げ、開幕から公式戦51戦無敗のレバークーゼン優位と見られたこのファイナル。しかし、蓋を開けてみれば、攻守両面の強度で大きく上回ったアタランタがFWアデモラ・ルックマンのトリプレッタの活躍によって完勝した。 その優勝の立役者がルックマンであることは間違いないが、全員が強烈な輝きを放った中、とりわけ眩い輝きを放っていたのが、MFトゥン・コープマイネルスとボランチでコンビを組んだブラジル代表MF。 試合後の驚異的なヒートマップが示したように、攻守両面でピッチのほぼ全域をカバーしたエデルソンは、相手のボランチコンビに加え、攻撃のキーマンであるMFフロリアン・ヴィルツやDFジェレミー・フリンポンらアタッカー陣も完封する傑出したパフォーマンスを示した。 同試合後、殊勲のボランチはイタリア『スカイ・スポルト』で喜びを露わにした。 「とても嬉しいよ。ブラジル代表にも招集され、今はヨーロッパリーグを制することができた。信じられないよ。僕らはリバプール戦、マルセイユ戦で素晴らしいパフォーマンスを見せた。レバークーゼンがどれほど優れたチームであるかは理解していたけど、ここに来てアグレッシブに戦うつもりだったし、全力を尽くした」 「このメダルは言葉では言い表せないほど素晴らしいものさ。僕らは不滅の存在となり、アタランタの歴史の中にいるんだ」 この試合ではDFマッテオ・ルッジェーリらと共に右のシャドーに入ったフリンポンと対峙する機会も多かったエデルソン。その対戦相手は準決勝のローマ戦を含め、傑出したアジリティと爆発的な加速力によって無敗チームに質的優位性をもたらす存在となっていた。 その難敵を抑え込んだ秘訣について問われると、「彼はとても速い。僕はそれほど速く見えないかもしれないけど、必要なときは…。彼を先にスタートさせて、彼がストレートに走るか、ダイアゴナルに走るかを確認してから、なんとか彼の動きを遮ることができた。そこでは少し経験を活かす必要があったよ」と、経験、判断力を駆使して良い対応ができたと自負した。 今回の優勝に貢献した多くの主力同様に、2022年夏にサレルニターナから加入して以降、セレソンに初招集されるまでに成長した24歳MFは、「監督は、ある程度のスピードとパワーがあり、もっとアグレッシブになる必要があると言ってくれていた。今シーズンはハイプレスにも慣れてきたし、より攻撃的にもなれるようになって、それが自分のゲームに新たに加わったものなんだ」と、改めてジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の指導に対する感謝を語った。 なお、今回の活躍でさらに評価を高めたエデルソンに対しては、セリエAの強豪クラブやトッテナムといったプレミアリーグ勢の熱視線が寄せられている。 2024.05.23 17:00 Thu

EL優勝ならずのレバークーゼン、ジャカが連続無敗ストップにきっぱり…「最初から気にもしていなかった」

レバークーゼンのスイス代表MFグラニト・ジャカが肩を落とした。 今季のブンデスリーガに続くタイトルを目指して、22日のダブリンでアタランタとのヨーロッパリーグ(EL)決勝に挑んだレバークーゼンだが、0-3と完敗。相手のマンツーマンディフェンスに苦しむなかで、失点を重ね、欧州タイトルとはならなかった。 これで今季の公式戦連続無敗も51試合でストップしたが、フル出場したジャカは『RTL』でその件を気にもかけず、正直なところ、僕らは無敗記録なんて興味ない。最初からそんなの気にもしていなかったよ」ときっぱり。相手を素直に祝福した。 「試合が大事で、残念ながら、今日は決勝で負けてしまった。それもフットボールだ。昨日の僕らは難しい試合になるだろうと言った。アタランタを称賛する」 また、「決勝でうまくいかなかったというのが残念。この試合まではすごく良い感じだったけど、決勝でいつものプレーができなかった事実が試合の一部としてある。それを受け入れないといけない」と続けた。 今季初黒星でEL優勝を逃したレバークーゼンだが、今週末にはDFBポカール決勝が待つ。2冠締めなるか。 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】アタランタvsレバークーゼン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="mpj3lWCyXdc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.23 10:55 Thu

「説明する言葉は本当にない」負傷欠場確定もベンチ入りのデ・ローンがEL制覇を喜ぶ「並外れた、本当に美しいことをした」

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