ラウンド16が出揃ったCL、史上最高の勝率を誇る選手は?

2020.12.11 19:30 Fri
Getty Images
昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)をグループステージから11試合全勝という圧倒的な強さで制覇したバイエルン。今シーズンのグループステージでも5勝1分けと、連勝こそストップしたものの、その強さは本物だ。
PR
2018-19シーズンのCLでは、リバプール相手に敗れラウンド16で敗退していたバイエルンだったが、グループステージでは、4勝2分けの無敗。近年のCLで目を引く勝率の高さを残している。
◆C・ロナウドがカルデロンで決めたアトレティコキラーぶりを見せつけるハットトリック


イギリス『GiveMeSport』は、『Transfer Markt』のデータをもとに、CL史上最高の勝率を誇る選手を調査。対象はCLで30試合以上プレーした選手としている。

上位10人をみると、5人がバイエルン所属の選手となっており、バイエルンの近年の強さを物語っている。その中でもトップに輝いたのはフランス代表FWのキングスレイ・コマンだ。パリ・サンジェルマン(PSG)に在籍していた2012-13シーズンから、現在までフランス、イタリア、ドイツでリーグ優勝を続けているコマンはCLでも高い勝率をキープ。勝利の女神のような存在と言えるかもしれない。

コマンに続いたのはレアル・マドリーのスペイン代表DFナチョ・フェルナンデスだ。マドリー下部組織出身のナチョは、控えの立場であることが多いものの、2015-16シーズンからの3連覇など、栄光を知る男だ。
3位に入ったのは2000年代前半のバルセロナを支えた元スペイン代表DFのガブリ氏。やや意外な名前となったが、通算35試合に出場して27勝と勝率76.5%を誇っている。

そして、10位にはマンチェスター・ユナイテッドでもプレーした元ブラジル代表MFのアンデルソン氏が入っている。ポルト時代に1勝1分け1敗、ユナイテッドで27勝7分け3敗を記録しており、通算では、40戦28勝で勝率70%となっている。

なお、バイエルンのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキはドルトムント時代と合計して94戦61勝の勝率64.9%、ユナイテッド、マドリー、ユベントスでCLをプレーしているポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは通算173試合で111勝の64.2%となっている。

◆CL最高勝率選手(30試合以上)
1.キングスレイ・コマン(ユベントス、バイエルン):79.4%
試合数:34
勝利数:27

2.ナチョ・フェルナンデス(レアル・マドリー):77.1%
試合数:35
勝利数:27

3.ガブリ(バルセロナ):76.5%
試合数:34
勝利数:26

4.ヨシュア・キミッヒ(バイエルン):75.5%
試合数:49
勝利数:37

5.ジェローム・ボアテング(バイエルン):72.5%
試合数:80
勝利数:58

6.ダンテ(バイエルン、ヴォルフスブルク):70.3%
試合数:37
勝利数:26

7.ダビド・アラバ(バイエルン):70.1%
試合数:87
勝利数:61

8.トーマス・ミュラー(バイエルン):70%
試合数:120
勝利数:84

9.イスコ(バレンシア、マラガ、レアル・マドリー):70%
試合数:70
勝利数:49

10.アンデルソン(ポルト、マンチェスター・ユナイテッド):70%
試合数:40
勝利数:28

11.ケイロル・ナバス(PSG、レアル・マドリー):69.8%
試合数:53
勝利数:37

12.ダニエル・カルバハル(レアル・マドリー):69.4%
試合数:56
勝利数:39

13.ハビ・マルティネス(バイエルン):68.3%
試合数:63
勝利数:43

14.マヌエル・ノイアー(シャルケ、バイエルン):67.8%
試合数:115
勝利数:78

15. マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ):67.7%
試合数:62
勝利数:42

16. トレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール):67.7%
試合数:31
勝利数:21

17.カゼミロ(ポルト、レアル・マドリー):67.2%
試合数:64
勝利数:43

17.ネイマール(バルセロナ、PSG):67.2%
試合数:64
勝利数:43

19.ルイス・スアレス(アヤックス、バルセロナ、アトレティコ・マドリー):66.7%
試合数:63
勝利数:42

20.セルジ・ロベルト(バルセロナ):66.7%
試合数:51
勝利数:34

21.パウロ・セルジオ(バイエルン):66.7%
試合数:36
勝利数:24

22.アイトール・カランカ(レアル・マドリー):66.7%
試合数:33
勝利数:22

23.パウロ・ソウザ(ユベントス、ドルトムント、インテル、パナシナイコス):66.7%
試合数:30
勝利数:20

24.マルセロ(レアル・マドリー):66.3%
試合数98
勝利数:65

25.アドリアーノ(セビージャ、バルセロナ、ベシクタシュ):66.1%
試合数:56
勝利数:37

26.ベルナルド・シルバ(モナコ、マンチェスター・シティ):66.0%
試合数:47
勝利数:31

27.ロベルト・レヴァンドフスキ(ドルトムント、バイエルン):64.9%
試合数:94
勝利数:61

28.ハビエル・マスチェラーノ(リバプール、バルセロナ):64.6%
試合数:96
勝利数:62

29.アドリアン・ラビオ(PSG、ユベントス):64.4%
試合数:45
勝利数:29

30.クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、ユベントス):64.2%
試合数:173
勝利数:111


PR
関連ニュース

新指揮官決まらないバイエルン、ノイアーやミュラーらはトゥヘル監督の続投希望か

新指揮官探しが難航するバイエルンだが、トーマス・トゥヘル監督(50)の残留を望む勢力があるようだ。ドイツ『スカイ・スポーツ』が報じた。 トゥヘル監督の今シーズン限りでの退任が決まり、後任探しに奔走するバイエルン。レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督(42)やドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督(36)、オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督(65)の招へいは失敗に終わった。 現在フリーのハンジ・フリック氏(59)の呼び戻し案が浮上した一方、クリスタル・パレスのオリバー・グラスナー監督(49)へのアタックは不発に。フリック氏以外ではブライトン&ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督(44)やマンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督(54)らが選択肢に残っている。 しかし、チームキャプテンのドイツ代表GKマヌエル・ノイアーとドイツ代表MFトーマス・ミュラーはトゥヘル監督の続投を希望しているとのこと。経営陣に積極的にアプローチをかけているという。 また、ドイツ代表FWレロイ・サネやイングランド代表FWハリー・ケイン、イングランド代表DFエリック・ダイアー、ドイツ代表MFジャマル・ムシアラも引き続きの共闘を望んでいるようだ。 一方、以前は「(残留は)優先事項ではない」と述べていたトゥヘル監督だが、スカッドの再構築や選手獲得に関する発言権が高まるのであれば、続投要請を受け入れるという見方も。問題はトゥヘル監督の手腕に苦言を呈していたウリ・ヘーネス名誉会長や、監査委員会メンバーのカール=ハインツ・ルンメニゲ氏ら重鎮が続投を望むかどうか、条件面で譲歩するかどうかとなる。 順当に行けば、18日に行われるブンデスリーガ最終節のホッフェンハイム戦がバイエルンでのラストゲームとなるトゥヘル監督。一転して来シーズンも指揮を執ることになるのだろうか。 2024.05.15 17:20 Wed

フリンポンは今夏レバークーゼン退団へ…ユーロ開幕前の早期去就決着か

レバークーゼンのオランダ代表DFジェレミー・フリンポン(23)は、ブンデスリーガ初優勝を置き土産に今夏ステップアップを果たすことになりそうだ。 2021年1月にセルティックから加入し、シャビ・アロンソ監督の下では右サイドのスペシャリストとして圧倒的な存在感を示すフリンポン。今シーズンはウイングバックを主戦場にサイドバック、2シャドーの一角でプレーし、公式戦44試合14ゴール12アシストを記録。開幕から公式戦50試合無敗を継続し、ブンデスリーガ初優勝にヨーロッパリーグ、DFBポカールで決勝進出を果たしたチームの原動力として活躍している。 クラブとしては当然のことながら右の翼の慰留に全力を注いでおり、選手自身は今夏の去就に関して固く口を閉ざしている状況だが、ドイツ『ビルト』は今夏の移籍が既定路線であると報じている。 レバークーゼンと2028年まで契約を残すフリンポンだが、現時点で4000万ユーロ(約67億7000万円)の契約解除条項が設定されているという。 その契約解除条項の詳しい失効の時期は不明だが、今夏の早い時期と見られており、マンチェスター・シティ、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、バイエルンといった獲得を狙うビッグクラブは、ユーロ2024開幕前の早い段階で獲得に動く見込みだという。 2024.05.15 09:01 Wed

レヴァンドフスキに幻のバロンドール授与か…主催『フランス・フットボール』が検討との報道

バルセロナのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキに幻のバロンドールが授与される可能性が出てきた。 バロンドールは、『フランス・フットボール』が主催するフットボール界最高の栄誉のひとつである個人賞。 フットボール界屈指のストライカーであるレヴァンドフスキは、2019-20シーズンに在籍したバイエルンで47試合55ゴールを記録し、ブンデスリーガ、DFBポカール、チャンピオンズリーグのシーズントレブルに貢献。同シーズンの最有力受賞者候補となっていた。 しかし、2020年は新型コロナウイルスの世界的なパンデミックを受けた影響で、多くのコンペティションが打ち切りや大会縮小などに追い込まれた結果、『フランス・フットボール』は同年のバロンドールの中止を決断。これによりレヴァンドフスキは最大の受賞チャンスを逃した。 さらに、翌2020-21シーズンも40試合48ゴールという数字を残し、ブンデスリーガ、FIFAクラブ・ワールドカップ、UEFAスーパーカップ、DFLスーパーカップの4冠に貢献したポーランド代表FWは、前年の中止という状況も鑑みて受賞が期待されたが、2021年はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが受賞することになった。 この物議を醸す受賞に際してメッシが「去年、パンデミックで中止となったバロンドールはロベルトこそが勝者だった」と素直な思いを語れば、レヴァンドフスキも「どちらかの年は僕の番だったと思っている」、「もし4年後に2020年のバロンドールを受賞することになっても、決して気分を害することはない。それはとても光栄なことで、賞を受け取るだろう」との発言を行っていた。 スペイン『スポルト』によると、以降この一件に音沙汰はなかったが、『フランス・フットボール』はここにきてレヴァンドフスキに2020年のバロンドールを授与することを検討しているという。 現在のところ協議は続いており、結論に達するまでに考慮すべき複数の要素があるというが、前述のレヴァンドフスキのコメント通り、4年後に幻のバロンドールが授与されることになるのか…。 2024.05.15 08:17 Wed

後任監督探しが難航するバイエルン、クリスタル・パレスのグラスナー監督を狙うもオファーは門前払い

バイエルンがクリスタル・パレスのオリバー・グラスナー監督(49)の獲得に動いたものの、交渉は破談に終わったようだ。ドイツ『ビルト』が報じている。 バイエルンはブンデスリーガのタイトルレースでレバークーゼンに大きく後れを取っていたこともあり、2月にトーマス・トゥヘル監督の今シーズン限りの退任を発表。 すぐに後任探しを始めたクラブだが、レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督や過去にクラブを率いたドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督、現在オーストリア代表を率いるラルフ・ラングニック監督らにアプローチをかけるも、交渉はまとまらず破談に終わっていた。 そういったなか、バイエルンは新たにドイツでの監督経験を持ち、フランクフルトでは日本代表MF鎌田大地(現ラツィオ)や元日本代表MF長谷部誠らと共にヨーロッパリーグ(EL)制覇を成し遂げたクリスタル・パレスのグラスナー監督にオファーを提示したようだ。 『ビルト』によれば、バイエルンはクリスタル・パレスに対して移籍金1800万ユーロ(約30億円)のオファーを送ったが、2026年まで契約を残すグラスナー監督に対して1億ユーロ(約169億円)の移籍金を求めるクリスタル・パレスはこれを拒否。バイエルンも獲得を諦めたと報じている。 またも新監督の確保に失敗したバイエルンの新指揮官候補には、フリーのハンジ・フリック氏(59)や ブライトン&ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督(44)の名が挙がっている。 2024.05.14 00:45 Tue

CL敗退バイエルン、ズボナレクの初ゴールなどで快勝し2位堅守【ブンデスリーガ】

バイエルンは12日、ブンデスリーガ第33節でヴォルフスブルクをホームに迎え、2-0で勝利した。 前節シュツットガルトに敗れた2位バイエルン(勝ち点69)は、4日前に行われたチャンピオンズリーグ準決勝ではレアル・マドリーの前に敗退。無冠が確定した中、ケインやムシアラ、サネらが負傷欠場となって控え主体のスタメンでサラゴサが移籍後初先発となった。 前節残留を確定させた12位ヴォルフスブルク(勝ち点37)に対し、テルを最前線に、2列目に右からミュラー、ズボナレク、サラゴサと並べたバイエルンが良い入りを見せると、開始4分に先制する。アルフォンソ・デイビスのクロスを受けたズボナレクがボックス右からシュートを決めきった。 19歳の初先発U-21クロアチア代表MFズボナレクの初ゴールで早々にリードしたバイエルンは続く13分に追加点。サラゴサの左クロスをファーサイドのズボナレクが頭で落とし、ミュラーがポスト。丁寧な落としを受けたゴレツカがシュートを蹴り込んだ。 さらに18分、右サイドを抜け出したミュラーのアシストからサラゴサに移籍後初ゴールが生まれたかと思われたが、VARが入ってミュラーのポジションがオフサイドを取られノーゴールに。 その後もハーフコートゲームとしたバイエルンが2-0で前半を終えた。 迎えた後半もバイエルンが一方的にボールを保持する展開の中、互いに決定機なく時間が経過。 73分にはノイアーをお役御免とした中、そのまま2-0で勝利。2位を堅守している。 2024.05.13 02:22 Mon
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly