アルテタ、開幕に向け意気込む! 「より多くを求めている」、フルアムとの開幕戦は「厳しい戦い」

2020.09.12 18:45 Sat
Getty Images
アーセナルのミケル・アルテタ監督が、2020-21シーズンのプレミアリーグ開幕に向けて新たな決意を表明している。クラブ公式サイトが伝えている。
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昨シーズン、3年ぶりのFAカップを制覇したアーセナルだが、プレミアリーグでは8位と低迷。そして、捲土重来を期すアルテタ体制2年目の今シーズンは、12日にアウェイで行われる昇格組フルアムとのゲームでスタートする。
その開幕戦の前日会見に出席したアルテタ監督は、新シーズンに向けて選手たちから湧き上がる勝利への渇望を感じつつも、成功を収めるためにはチームとしての一貫性が必要だと主張している。

「私がこれまで彼らから見てきたのは、彼らはより多くを求めているということだ。彼らは満足していない。これは明日にでも示したいことだ、我々はもう一歩前に進みたいと思っており、それに向けては今までやってきたことは何の意味もない」

「そういった渇望は自分たちに何ができるのか、どのチームにも負けない戦い方ができるという点で自信と確信を与えてくれる。これまでとはまったく異なるコンペティションで、長いレースにもなるし、一貫性を持って臨まなければならない」
また、開幕戦で対峙するフルアムの印象については、スコット・パーカー監督の下、明確なプレースタイルと献身性を持ったチームだと捉えている。

「このチームは監督の考えが良く反映されたチームだと思う。彼は非常に徹底した性格で、非常に明確なプレースタイルの下で献身的なチームを作り上げている。彼はフルアムで素晴らしい仕事をしている。昨シーズンは本当に素晴らしい形で昇格を成し遂げた。彼らを見てきたが、非常にタイトで難しいスタジアムでの試合となる。明日は間違いなく厳しい戦いになるだろう」

また、スペイン人指揮官は最新のチームニュースについて言及。元ブラジル代表DFダビド・ルイスとギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロスの欠場の可能性を認める一方、新戦力であるブラジル代表FWウィリアン、ブラジル人DFガブリエウの起用の可能性を示唆している。

「チームにはいくつか問題があるが、それは普通のことであり、適応しなければいけないことだ。現時点でフィットしている選手たちでトライしていく。何人かのキープレーヤーが不在でシーズンがスタートすることは理想的ではないが、我々には十分に優れた選手はここにいる。明日は可能な限り、最善の計画を立てて開幕戦に臨み、勝ちたいと思う」

「彼ら(ウィリアンとガブリエウ)は本当によくトレーニングをしてきた。そして、彼らはすぐに適応している。彼らがここに来てくれて本当に興奮している」

さらに、ここ最近話題になっているGK問題についても言及。これまで守護神を務めたドイツ代表GKベルント・レノか、2つのカップ戦制覇に貢献したアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスのどちらが開幕戦のピッチに立つのかとの質問に対しては、明言を避けている。

「私はGKに関して他のポジションと違った扱いをしない。私の考えではGKコーチと話して、トレーニングでうまくプレーしていた方が、明日の試合でスタメンになるチャンスがある。シーズンを通じた決断も、そういった形で一貫している」

最後に今夏の補強については、「移籍市場は開いているから様々なオプションを検討している。クラブが積極的に活動していると思うが、現時点でチームのバランスは理想的ではないため、やるべきことがいくつかある」と、更なる補強を示唆している。

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