日本代表の名も…実はダビド・ルイスじゃない!? プレミアリーグで失点に繋がるミスが目立つDF

2020.06.19 19:50 Fri
Getty Images
プレミアリーグで最も失点に繋がるミスを犯す傾向があるDFが明らかになった。イギリス『ミラー』が伝えている。
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17日に行われたマンチェスター・シティvsアーセナルで、スペイン人DFパブロ・マリの負傷交代によって途中出場を果たしたアーセナルの元ブラジル代表DFダビド・ルイス。しかし、クリアミスとPK献上により前半の2失点に絡むと、チームは0-3で完敗。完全なる戦犯となり、多方面から袋叩きの批判に合っている。

この試合だけ見れば、批判されるにしかるパフォーマンスであったが、プレミアリーグの歴史を振り返るとD・ルイスもそこまで悪いDFとは言い切れないようだ。
プレミアリーグ公式サイトのスタッツによると、2006-07シーズンから“失点に繋がるミス"の数を参照することが可能であり、これによると、少なくとも統計上ではD・ルイスが犯した失点に繋がるミスは4回となっている。

これよりも多くの失点に繋がるミスを犯しているDFは38名にも上り、ワースト1位はクリスタル・パレスの元イングランド代表DFギャリー・ケイヒル、元イングランド代表DFジョレアン・レスコット、そして元スロバキア代表DFマルティン・シュクルテルの8回となっている。

また、これを出場時間当たりの回数に換算すると、D・ルイスは3960分(44試合)に1回と決して悪くはない数字になる。このデータで見れば、25名のDFがこれよりも悪い数字を出している。
この指標は失点に繋がるミスを最も犯しやすいDFが分かる指標となっているがワースト1位となったのはサウサンプトンのフランス人DFヤン・ヴァレリ。出場した2362分で3回も失点に繋がるミスを犯したヴァレリは、787分(8.7試合)に1回は致命的なミスを犯すという計算になる。

また、マンチェスター・シティのイングランド代表DFジョン・ストーンズは、通算ミス回数7回とリーグ2位に付けている他、出場時間当たりで換算しても、1740分に1回の失点に繋がるミスを犯しており、全体のワースト4位。これは批判を浴びているD・ルイスよりも倍のペースで致命的なミスを犯していることになる。

その他、サウサンプトンで長年活躍し、今シーズンからサンプドリアにレンタル移籍している日本代表DF吉田麻也も全体のワースト5位に入っている。

◆出場時間当たりの失点に繋がるミスの回数ランキング
1位:ヤン・ヴァレリ(サウサンプトン):787分/回
2位:ヤン・ベドナレク(サウサンプトン):1668分/回
3位:ジョン・ストーンズ(マンチェスター・シティ):1740分/回
4位:吉田麻也(サウサンプトン→サンプドリア):1769分/回
5位:マーティン・ケリー(クリスタル・パレス):1968分/回
6位:ニコラス・オタメンディ(マンチェスター・シティ):2176分/回
7位:デヤン・ロブレン(リバプール):2191分/回

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