プレミアワーストのミス数も…スールシャール「デ・ヘアは世界最高のGK」

2020.03.02 16:30 Mon
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドを率いるオーレ・グンナー・スールシャール監督は、エバートン戦で痛恨のミスを犯した守護神のGKダビド・デ・ヘアを擁護した。イギリス『デイリー・メール』が指揮官の試合後コメントを伝えた。
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ユナイテッドは1日、敵地で行われたプレミアリーグ第28節のエバートン戦を1-1のドローで終えた。
トップ4フィニッシュを懸けた重要な一戦はユナイテッドの守護神と、VARが話題をさらう展開に。開始2分にユナイテッドは自陣深い位置でのリスタートからバックパスを受けたデ・ヘアが、相手FWドミニク・キャルバート=ルーウィンの寄せを受けてクリアボールをブロックされ、これがブロックショットのような形でゴールネットを揺らし、痛恨の先制点を献上。

その後、MFブルーノ・フェルナンデスのミドルシュートで前半のうちに追いつくも1-1のスコアで迎えた後半アディショナルタイムにはキャルバート=ルーウィンにゴールネットを揺らされるが、VARの介入によってオフサイドポジションにいたMFギルフィ・シグルドソンがGKの視界を遮ったとの微妙な判定でゴールは取り消しに。辛くも勝ち点1を拾った。

同試合後の公式会見の場では、ニューカッスルGKマルティン・ドゥブラフカ、アーセナルGKベルント・レノと共に昨シーズン開始時点から最も失点に直結するミス(7回)を記録するデ・ヘアに関する質問が集中。
だが、ノルウェー人指揮官は、「自分にとって世界最高のGK」と、デ・ヘアに対する厚い信頼を強調している。

「昨シーズン、彼が難しいシーズンを送ったということは明白だ。しかし、今シーズンに関しては非常に良いシーズンを送っている」

「今日の試合とワトフォード戦(昨年12月開催)のミス以外、彼が犯したというミスは記憶にない。私はダビドを100パーセント信頼している」

「ダビドは今日の試合でも自身のミスに対する素晴らしいリアクションを示してくれた。うまく修正を施したと思うし、最後にはシグルドソンの決定機も阻止してくれた」

「そして、ダビドは私にとって世界最高のゴールキーパーだ」

また、デ・ヘアの不調を受けて、ここ最近ではレンタル先のシェフィールド・ユナイテッドで印象的な活躍を披露するGKディーン・ヘンダーソンを新たな守護神候補として呼び戻す可能性が報じられている。

この一件についてスールシャール監督は、「ディーンは非常に良い挑戦者だ。ただ、彼以外にもセルヒオ(・ロメロ)がデ・ヘアに対する素晴らしい挑戦者だ。我々にはクオリティと競争力に溢れるスカッドが必要だからね」と、デ・ヘアを刺激する競争相手としての復帰に含みをもたせた。

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