オリンピアコスが元モロッコ代表FWエル・カービをアル・サッドから完全移籍で獲得

2023.08.07 12:42 Mon
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オリンピアコスは6日、アル・サッドから元モロッコ代表FWアユブ・エル・カービ(30)を完全移籍で獲得したことを発表した。

エル・カービは、母国のラシン・デ・カサブランカでキャリアをスタート。プロ1年目の2016-17シーズンは2部で25ゴールを決めて得点王となり、チームの1部昇格に貢献した。
2017年夏に母国のベルカンヌへと完全移籍。2018年7月には中国の河北華夏(現:河北FC)に完全移籍。2019年7月には母国のウィダードへとレンタル移籍すると、2020年10月に完全移籍で加わった。

2021年8月にはトルコのハタイスポルへと完全移籍すると、2023年3月からはカタールのアル・サッドでプレーしていた。

モロッコ代表として36試合に出場し20ゴールを記録。ロシア・ワールドカップ(W杯)には出場したものの、躍進したカタールW杯の出場は逃していた。

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【ECL決勝プレビュー】母国開催オリンピアコスvs2季連続決勝フィオレンティーナ…初優勝懸けた初対決

ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)決勝のオリンピアコスvsフィオレンティーナが、日本時間29日28:00にAEKアレーナでキックオフされる。母国開催での優勝目指すギリシャの雄と、2年連続進出のファイナルで悲願達成期すイタリアの名門による初優勝懸けた初対決だ。 ヨーロッパリーグ(EL)3位敗退組として決勝トーナメント・プレーオフから参戦となったオリンピアコスは、フェレンツヴァーロシュ、マッカビ・テル・アビブを順当に連破。準々決勝では今大会出場チーム屈指のタレントを誇るフェネルバフチェをPK戦の末に退けてベスト4進出。さらに、準決勝ではUEFAカップ戦マイスターの異名を持つウナイ・エメリ監督率いる、今季プレミアリーグ4位のアストン・ビラを2戦合計6-2の大勝で撃破し、アテネ開催のファイナル進出を決めた。 国内リーグではディエゴ・マルティネス、カルバリャルの解任を経て今季3人目の指揮官として招へいされたメンディリバル新監督の下で復調したものの、最終的にはPAOK、AEKアテネの後塵を拝して3位フィニッシュとなったが、ECLの快進撃同様に戦い方が整理された印象だ。直近のパナシナイコス戦は2-2のドローで弾みを付けるには至らなかったが、中9日と休養十分でこの大一番に臨む。なお、メンディリバル監督は昨季途中就任のセビージャでEL制覇を成し遂げており、今年2月に途中就任のオリンピアコスでもその再現を狙うことになる。 一方、昨季ファイナルでウェストハムに敗れたフィオレンティーナは、2シーズン連続で予選プレーオフから参戦。グループステージを無敗で首位通過し、決勝トーナメントでもマッカビ・ハイファ、ビクトリア・プルゼニに競り勝ってベスト4進出を決定。準決勝でもクラブ・ブルージュを2戦合計4-3と退けてリベンジの舞台に到達した。 国内リーグでは一時チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いにも絡んだが、後半戦の不振によってその争いから一歩後退。それでも、アタランタとの延期分1試合を残してECL出場圏内の8位を確定。今回の一戦では1960-61シーズンのUEFAカップウィナーズカップ以来の欧州タイトルと共に、来季EL出場権獲得を目指す。 ◆オリンピアコス◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240529_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> GK:ツォラキス DF:ロジネイ、レトソス、カルモ、オルテガ MF:イボーラ、エッセ MF:フォルトゥニス、シキーニョ、ポデンセ FW:エル・カービ 負傷者:DFオルテガ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては約1カ月の戦線離脱から復帰したオルテガのコンディションに不安があるものの、ほぼ全主力が起用可能だ。 スタメンは前述の11名を予想。オルテガの代役候補のキニやオルタ、ノトイ、ヨルゴス・マスラス辺りにもチャンスがありそうだ。 ◆フィオレンティーナ◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240529_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> GK:テラッチアーノ DF:ドゥドゥ、ミレンコビッチ、クアルタ、ビラーギ MF:アルトゥール、マンドラゴラ MF:ニコラス・ゴンサレス、ボナヴェントゥーラ、クアメ FW:ベロッティ 負傷者:MFソッティル 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者では肩を痛めているソッティルが不在となる。 スタメンは前述の11名を予想。ボナヴェントゥーラの起用法が注目ポイントで、2セントラルMFの一角に置くか一列前のトップ下に配置するかで指揮官の試合の入りへのメッセージとなる。控え選手ではラニエリ、ベルトラン、エヌゾラ、イコネのスタメン起用もオプションとしてある。 ★注目選手 ◆オリンピアコス:FWアユブ・エル・カービ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240529_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新加入でゴール量産のエースストライカー。モロッコを代表するストライカーの一人ながら、ここまでヨーロッパではトルコのハタイスポル以外ではプレーしておらず、無名のストライカーと目された30歳FW。 しかし、カタールのアル・サッドから加入した今季のオリンピアコスではアフリカ・ネーションズカップ参戦による離脱期間があった中、15ゴールを挙げてプレーオフラウンドを除くレギュラーシーズンではリーグ得点王を獲得。さらに、ECLでもプレーオフ参戦ながら8試合10ゴールで得点王をほぼ手中に収めるなど、今季公式戦49試合32ゴールと圧巻の活躍を見せた。 182㎝とセンターフォワードとしてはサイズに恵まれていないものの、安定した足元の技術、レンジを問わない高精度の左足を兼備。加えてオフ・ザ・ボールの質が非常に高く、裏抜けやボックス内でフリーとなる技術が最大の持ち味だ。また、アクロバティックなボレーというゴールパターンも持っており、今回の大一番ではヴィオラの堅守攻略のカギを握る存在となるはずだ。 ◆フィオレンティーナ:MFジャコモ・ボナヴェントゥーラ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240529_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 経験豊富な司令塔が初のメジャータイトル奪取狙う。フィオレンティーナでは昨季ファイナル経験者が多数在籍しているが、その年齢を考えればメジャータイトル獲得の最後のチャンスとなりそうなのが、カピターノのビラーギと8月に35歳となるベテランMFだ。 ミランやイタリア代表でプレーする実力者だが、ここまでのキャリアで大舞台やメジャータイトルとは縁がなく、昨季のリベンジを期す今回の一戦には並々ならぬ決意を持って臨むはずだ。 今季はここまで細かい負傷がありながらも、公式戦42試合8ゴール4アシストとほぼフル稼働。トップ下やインサイドハーフ、セントラルMFを主戦場にボールの経由点、チャンスメーカー、時にボックス内へ飛び込んでのフィニッシャーと持ち味の戦術眼と攻撃センスを遺憾なく発揮し、攻撃のキーマンの一人として存在感を示す。 オリンピアコス戦ではトップ下、セントラルMFの双方での起用の可能性がある中、戦況に応じた的確なプレーでチームを落ち着かせながら、ゴールに絡む決定的な仕事を期待したい。 2024.05.29 18:00 Wed

「十分ではなかった」ECLの準決勝で敗退したアストン・ビラ、エメリ監督は来季以降へ意気込み「今後数年間に役立つことを願っている」

アストン・ビラのウナイ・エメリ監督が、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の準決勝敗退を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 9日、ECL準決勝でアストン・ビラはアウェイでオリンピアコスと対戦した。 1stレグは4-2でオリンピアコスが勝利。アストン・ビラは最低でも2点差をつけて勝利しなければいけなかったが、10分にアユブ・エル・カービにゴールを許し失点。その後チャンスを生かせないでいると、78分にもエル・カービにゴールを許し、2-0で敗戦。2戦合計で6-2と敗れ、準決勝で敗退トンった。 1981-82シーズンにチャンピオンズカップ(現:チャンピオンズリーグ)で優勝。それ以来のヨーロッパのタイトルを目前で逃すこととなった中、エメリ監督はアウェイまで来たサポーターに感謝。チームはチャンスを生かせずに敗れたが、再びヨーロッパの舞台に戻るための経験として必要だとした。 「我々のサポーターにおめでとうと言いたい。彼らは我々と一緒に楽しんでいた。残念な結果に終わったが、彼らが我々と一緒にここに来て、結果を取り戻そうとしてくれたことに感謝したいと思う」 「1stレグでは2ゴールのアドバンテージを失ったが、今日はここで難しい戦いとなった。前半は重要な瞬間だった。我々はゲームをコントロールして、得点のチャンスがあったが、得点することができなかった」 「彼らは1つのトランジションで得点したが、我々はそれで失点した。全体として、勝つことは非常に難しい。我々はこの大会とヨーロッパで経験を積み、準決勝でプレーし、今後数年間、我々がいるプロセスに向けて情報と経験を得る必要があると思う」 また、今シーズンはプレミアリーグで現在4位。来シーズンのヨーロッパリーグ出場は確定しており、チャンピオンズリーグ(CL)にも出場する可能性はある。13日には3位のリバプールとの試合を控えており、しっかりと準備したいとした。 「我々はプレミアリーグで素晴らしい目標に向かって戦っている。まず、我々は来年ヨーロッパリーグに出場するが、今年は成長している。第二に、我々にはチャンピオンズリーグに出場するチャンスがある」 「とても難しいことであり、我々にはサポーターが必要だ。月曜日のリバプールとの試合に集中し、メンタルを早急に変える必要がある」 改めて、エメリ監督は自分たちの戦いについて言及。この経験をしっかりと積み上げていきたいとした。 「決勝に進むには十分ではなかったが、決勝に進むのは非常に難しい。今年ヨーロッパで経験したことが今後数年間に役立つことを願っている」 「彼らは、我々がここでやりたいと思っているプロセスで我々を助けてくれ、常に改善し、より良くなろうと努めてくれる」 2024.05.10 16:20 Fri

ミラン粉砕で欧州制覇のU-19チームに続けるか…オリンピアコスがECL制覇へ機運最高潮「ビラを倒して決勝へ!」

ギリシャの名門・オリンピアコスが、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)制覇に向けた機運を高めている。ギリシャ『To Vima』が伝えている。 ギリシャ1部を制すこと歴代最多の47回、今季も残り3試合で首位と勝ち点5差の3位と優勝争いに踏みとどまるオリンピアコス。一方で、欧州はECLでも準決勝を戦う。 今季のイングランド・プレミアリーグを席巻するアストン・ビラ相手に、準決勝1stレグはアウェイで4-2と勝利。9日のホーム2ndレグを前に、大きなアドバンテージを得た。 実はオリンピアコス、今季は各カテゴリーが非常に良いシーズンを送っている。 先月22日、ユース年代(19歳以下)の欧州王者を決める大会「2023-24シーズンUEFAユースリーグ決勝戦」に、ギリシャ勢として初めてオリンピアコスU-19が進出。イタリアの名門ミランを3-0と圧倒して初優勝を飾ったのだ。 ユース年代とはいえ、ギリシャ勢がUEFA主催のクラブタイトルを獲得するのは史上初。ミランU-19のイグナツィオ・アバーテ監督は「オリンピアコスは強かった…」と途方に暮れた。 今度はトップチームが頑張る番。 昨季セビージャでヨーロッパリーグ(EL)を制したホセ・ルイス・メンディリバル監督が率いるチームのエースは、今季公式戦30得点のモロッコ代表FWアユブ・エル・カービ(30)。 頼れる30歳は自身のSNSを更新し、「いつも応援ありがとう。わざわざイギリスまで来てくれた人たちにもありがとう。次はホームでビラを倒そう。ファイナルへ行こう!」と、自撮り動画でサポーターへメッセージを送る。 U-19チームが初の欧州王者なら、トップチームも初の欧州カップ戦タイトルへ…ECL制覇に並々ならぬ情熱を燃やすオリンピアコスだ。 今季のECL決勝はギリシャ・アテネ「OPAPアレーナ(スタディオ・アギア・ソフィア)」で開催される。 2024.05.08 19:25 Wed

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エル・カービの劇的弾でフィオレンティーナを下したオリンピアコスが3代目王者に!【ECL】

ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)決勝のオリンピアコスvsフィオレンティーナが29日にギリシャのAEKアレーナで行われ、1-0でオリンピアコスが勝利した。この結果、オリンピアコスがECL初優勝を飾った。 準決勝で優勝候補のアストン・ビラを2戦合計6-2で下したオリンピアコスは、直近のパナシナイコス戦から中9日と休養十分でこの大一番に向けてメンディリバル監督は、準決勝と同様の[4-2-3-1]の布陣を採用。最前線にエル・カービ、2列目に右からフォルトゥニス、シキーニョ、ポデンセを並べた。 一方、準決勝でクラブ・ブルージュを2戦合計4-3で下し、2年連続のファイナルに駒を進めたフィオレンティーナは、直近のカリアリ戦からスタメンを4人変更。3トップにニコラス・ゴンサレス、ベロッティ、クアメを据えた[4-3-3]の布陣で試合臨んだ。 試合は開始早々にフィオレンティーナがネットを揺らす。9分、ショートコーナーの流れからボナヴェントゥーラの返しをボックス右横で受けたビラーギがダイレクトクロスを供給すると、ゴール前のミレンコビッチがワンタッチで流し込んだが、これはミレンコビッチのオフサイドを取られ、ゴールは認められず。 対するオリンピアコスは、25分にセットプレーからチャンス。シキーニョの左CKをニアサイドのポデンセが頭で合わせたが、このシュートはGKテラッチアーノのセーブに阻まれた。 ハーフタイムにかけては、フィオレンティーナがやや押し込む展開で試合が推移したが、最後までスコアは動かず。前半はゴールレスで終了した。 迎えた後半も膠着状態が続くなか、フィオレンティーナは59分にベロッティを下げてエヌゾラを投入。すると69分、アルトゥールのロングパスをバイタルエリア右で収めたエヌゾラのパスをボックス中央右で受けたドゥドゥがDFの引きつけてラストパス。最後はフリーのクアメが右足で合わせたが、シュートはGKツォラキスが右手一本で弾き出した。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、オリンピアコスは80分に敵陣右サイドで獲得したFKからオルタがクロスをイボーラが頭で合わせたが、このシュートはゴール左に外れた。 結局、試合はゴールレスのまま90分が終了し延長戦に突入。その延長戦ではオリンピアコスが主導権を握る展開が続くと116分、左クロスのクリアボールを敵陣中盤でイボーラが競り合うと、このこぼれ球を左サイドで拾ったエッセが早いタイミングでクロスを供給。ゴール前でワンバウンドしたボールをエル・カービがダイビングヘッドでゴールに押し込んだ。 結局、試合はそのままタイムアップ。エル・カービの劇的弾で逃げ切ったウェストハムがECLを制し、初の欧州主要タイトルを獲得した。 2024.05.30 06:55 Thu

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【ECL決勝プレビュー】母国開催オリンピアコスvs2季連続決勝フィオレンティーナ…初優勝懸けた初対決

ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)決勝のオリンピアコスvsフィオレンティーナが、日本時間29日28:00にAEKアレーナでキックオフされる。母国開催での優勝目指すギリシャの雄と、2年連続進出のファイナルで悲願達成期すイタリアの名門による初優勝懸けた初対決だ。 ヨーロッパリーグ(EL)3位敗退組として決勝トーナメント・プレーオフから参戦となったオリンピアコスは、フェレンツヴァーロシュ、マッカビ・テル・アビブを順当に連破。準々決勝では今大会出場チーム屈指のタレントを誇るフェネルバフチェをPK戦の末に退けてベスト4進出。さらに、準決勝ではUEFAカップ戦マイスターの異名を持つウナイ・エメリ監督率いる、今季プレミアリーグ4位のアストン・ビラを2戦合計6-2の大勝で撃破し、アテネ開催のファイナル進出を決めた。 国内リーグではディエゴ・マルティネス、カルバリャルの解任を経て今季3人目の指揮官として招へいされたメンディリバル新監督の下で復調したものの、最終的にはPAOK、AEKアテネの後塵を拝して3位フィニッシュとなったが、ECLの快進撃同様に戦い方が整理された印象だ。直近のパナシナイコス戦は2-2のドローで弾みを付けるには至らなかったが、中9日と休養十分でこの大一番に臨む。なお、メンディリバル監督は昨季途中就任のセビージャでEL制覇を成し遂げており、今年2月に途中就任のオリンピアコスでもその再現を狙うことになる。 一方、昨季ファイナルでウェストハムに敗れたフィオレンティーナは、2シーズン連続で予選プレーオフから参戦。グループステージを無敗で首位通過し、決勝トーナメントでもマッカビ・ハイファ、ビクトリア・プルゼニに競り勝ってベスト4進出を決定。準決勝でもクラブ・ブルージュを2戦合計4-3と退けてリベンジの舞台に到達した。 国内リーグでは一時チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いにも絡んだが、後半戦の不振によってその争いから一歩後退。それでも、アタランタとの延期分1試合を残してECL出場圏内の8位を確定。今回の一戦では1960-61シーズンのUEFAカップウィナーズカップ以来の欧州タイトルと共に、来季EL出場権獲得を目指す。 ◆オリンピアコス◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240529_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> GK:ツォラキス DF:ロジネイ、レトソス、カルモ、オルテガ MF:イボーラ、エッセ MF:フォルトゥニス、シキーニョ、ポデンセ FW:エル・カービ 負傷者:DFオルテガ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては約1カ月の戦線離脱から復帰したオルテガのコンディションに不安があるものの、ほぼ全主力が起用可能だ。 スタメンは前述の11名を予想。オルテガの代役候補のキニやオルタ、ノトイ、ヨルゴス・マスラス辺りにもチャンスがありそうだ。 ◆フィオレンティーナ◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240529_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> GK:テラッチアーノ DF:ドゥドゥ、ミレンコビッチ、クアルタ、ビラーギ MF:アルトゥール、マンドラゴラ MF:ニコラス・ゴンサレス、ボナヴェントゥーラ、クアメ FW:ベロッティ 負傷者:MFソッティル 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者では肩を痛めているソッティルが不在となる。 スタメンは前述の11名を予想。ボナヴェントゥーラの起用法が注目ポイントで、2セントラルMFの一角に置くか一列前のトップ下に配置するかで指揮官の試合の入りへのメッセージとなる。控え選手ではラニエリ、ベルトラン、エヌゾラ、イコネのスタメン起用もオプションとしてある。 ★注目選手 ◆オリンピアコス:FWアユブ・エル・カービ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240529_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新加入でゴール量産のエースストライカー。モロッコを代表するストライカーの一人ながら、ここまでヨーロッパではトルコのハタイスポル以外ではプレーしておらず、無名のストライカーと目された30歳FW。 しかし、カタールのアル・サッドから加入した今季のオリンピアコスではアフリカ・ネーションズカップ参戦による離脱期間があった中、15ゴールを挙げてプレーオフラウンドを除くレギュラーシーズンではリーグ得点王を獲得。さらに、ECLでもプレーオフ参戦ながら8試合10ゴールで得点王をほぼ手中に収めるなど、今季公式戦49試合32ゴールと圧巻の活躍を見せた。 182㎝とセンターフォワードとしてはサイズに恵まれていないものの、安定した足元の技術、レンジを問わない高精度の左足を兼備。加えてオフ・ザ・ボールの質が非常に高く、裏抜けやボックス内でフリーとなる技術が最大の持ち味だ。また、アクロバティックなボレーというゴールパターンも持っており、今回の大一番ではヴィオラの堅守攻略のカギを握る存在となるはずだ。 ◆フィオレンティーナ:MFジャコモ・ボナヴェントゥーラ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240529_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 経験豊富な司令塔が初のメジャータイトル奪取狙う。フィオレンティーナでは昨季ファイナル経験者が多数在籍しているが、その年齢を考えればメジャータイトル獲得の最後のチャンスとなりそうなのが、カピターノのビラーギと8月に35歳となるベテランMFだ。 ミランやイタリア代表でプレーする実力者だが、ここまでのキャリアで大舞台やメジャータイトルとは縁がなく、昨季のリベンジを期す今回の一戦には並々ならぬ決意を持って臨むはずだ。 今季はここまで細かい負傷がありながらも、公式戦42試合8ゴール4アシストとほぼフル稼働。トップ下やインサイドハーフ、セントラルMFを主戦場にボールの経由点、チャンスメーカー、時にボックス内へ飛び込んでのフィニッシャーと持ち味の戦術眼と攻撃センスを遺憾なく発揮し、攻撃のキーマンの一人として存在感を示す。 オリンピアコス戦ではトップ下、セントラルMFの双方での起用の可能性がある中、戦況に応じた的確なプレーでチームを落ち着かせながら、ゴールに絡む決定的な仕事を期待したい。 2024.05.29 18:00 Wed
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ミラン粉砕で欧州制覇のU-19チームに続けるか…オリンピアコスがECL制覇へ機運最高潮「ビラを倒して決勝へ!」

ギリシャの名門・オリンピアコスが、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)制覇に向けた機運を高めている。ギリシャ『To Vima』が伝えている。 ギリシャ1部を制すこと歴代最多の47回、今季も残り3試合で首位と勝ち点5差の3位と優勝争いに踏みとどまるオリンピアコス。一方で、欧州はECLでも準決勝を戦う。 今季のイングランド・プレミアリーグを席巻するアストン・ビラ相手に、準決勝1stレグはアウェイで4-2と勝利。9日のホーム2ndレグを前に、大きなアドバンテージを得た。 実はオリンピアコス、今季は各カテゴリーが非常に良いシーズンを送っている。 先月22日、ユース年代(19歳以下)の欧州王者を決める大会「2023-24シーズンUEFAユースリーグ決勝戦」に、ギリシャ勢として初めてオリンピアコスU-19が進出。イタリアの名門ミランを3-0と圧倒して初優勝を飾ったのだ。 ユース年代とはいえ、ギリシャ勢がUEFA主催のクラブタイトルを獲得するのは史上初。ミランU-19のイグナツィオ・アバーテ監督は「オリンピアコスは強かった…」と途方に暮れた。 今度はトップチームが頑張る番。 昨季セビージャでヨーロッパリーグ(EL)を制したホセ・ルイス・メンディリバル監督が率いるチームのエースは、今季公式戦30得点のモロッコ代表FWアユブ・エル・カービ(30)。 頼れる30歳は自身のSNSを更新し、「いつも応援ありがとう。わざわざイギリスまで来てくれた人たちにもありがとう。次はホームでビラを倒そう。ファイナルへ行こう!」と、自撮り動画でサポーターへメッセージを送る。 U-19チームが初の欧州王者なら、トップチームも初の欧州カップ戦タイトルへ…ECL制覇に並々ならぬ情熱を燃やすオリンピアコスだ。 今季のECL決勝はギリシャ・アテネ「OPAPアレーナ(スタディオ・アギア・ソフィア)」で開催される。 2024.05.08 19:25 Wed
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「一夜の出来事で終わらないことを願う」昨季のELに続き2年連続で欧州制覇のメンディリバル監督、ギリシャ初の欧州タイトルに「コミュニティ全体を幸せにできたことは光栄」

オリンピアコスのホセ・ルイス・メンディリバル監督が、悲願のヨーロッパのタイトル獲得を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 29日、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の決勝が行われ、オリンピアコスはフィオレンティーナと対戦した。 2年連続で決勝に進んだフィオレンティーナと対戦したオリンピアコス。試合は決勝らしく拮抗した展開で進み、90分はゴールレスで終了。延長後半11分にアユブ・エル・カービのゴールが決まり、1-0でオリンピアコスが勝利。悲願のヨーロッパタイトルを獲得した。 国内では数多くのタイトルを獲得してきたオリンピアコスだったが、ギリシャ勢はこれが2度目の決勝。1970-71シーズンのチャンピオンズカップでパナシナイコスが決勝に進出も、アヤックスの前に敗戦。それ以来のギリシャクラブの決勝進出であり、優勝は初の出来事となった。 試合後、メンディリバル監督は歴史の1ページを開いたことを喜び、まずはしっかりと祝いたいとした。 「とても幸せで満足している。このコミュニティ全体を幸せにすることができたことは光栄だ。オリンピアコスのファンにこうしたことを感じてもらえたことに、大きな喜びと幸せを感じている。この勝利を彼らに捧げる」 「我々のクラブがこれまで達成できなかったことを達成できたことを嬉しく思う。我々はそれを祝うつもりだ。しっかりと祝ってから、次に何に取り組むかということをスタートさせたい」 メンディリバル監督は、昨シーズンはシーズン途中からセビージャを指揮し、ヨーロッパリーグ(EL)で決勝に進出すると、ローマを破って見事に優勝。2年連続でヨーロッパのタイトルを獲得することとなった。 個人として2つ目のトロフィーを獲得した指揮官は、ここからの積み上げが大事だとコメント。しっかりと作り上げていく時間が必要だとした。 「全てがとても早く進んでいる。もっと時間があれば良いのにと思う。私がここにいる間に物事が順調に進み、これが一夜の出来事や短い時間で終わらないことを願っている」 「そして、これにより、我々がここに長くいて、とても良いことをするための時間が与えられることを願っている」 2024.05.30 09:52 Thu

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メンディリバルの言葉に滲む“監督業の苦悩”…スター選手の扱いに苦心したセビージャ時代「私では駄目なんだな…と」

オリンピアコスのホセ・ルイス・メンディリバル監督が、スペイン『Relevo』で今季序盤までのセビージャ指揮官時代を振り返った。 昨季途中就任のセビージャでヨーロッパリーグ(EL)優勝、今季途中就任のオリンピアコスでヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)優勝を成し遂げたメンディリバル監督。 「私の言葉、選手に対するアプローチは簡潔で明確。自分にできない指導はしないし、不得手な戦術を取り入れたりはしない」とさっぱり語るスペイン人指揮官だ。 2季連続で低空飛行のチームにシーズン途中就任からやってきて、欧州タイトルをもたらす…よくよく考えると前人未到の偉業なわけで、昨季のセビージャを振り返ってこう語る。 「セビージャを率いた最大の誇りは『選手たちの変化』だ。就任当初、選手たちの目が明らかによどんでいてね…メンタル的に死んでいたと言っても過言ではないレベルだった」 「それまでの複雑なサッカー、戦術に疲弊していた、と言うべき状況だった。選手に自信を取り戻させ、できるだけ噛み砕いてシンプルにし、チームを変えることができた」 一方で、今季序盤でセビージャを解任されているメンディリバル監督。 解任後はオリンピアコス行きまでセビージャの全試合をリアルタイムで観たほど選手たちを心配していたようだが、1人のベテランに限っては、扱いと関係性に苦心したようだ。 「シーズンの頭からチャンピオンズリーグ(CL)もあるだろう? そんななか、コンディションに問題のないセンターバックが3枚だけ…グデリ、バデ、そしてセルヒオ・ラモスだ」 「状況的にローテーションを敷かざるを得なかったが、ラモスは日曜も水曜も試合に出たがり、私の選択を嫌った。客観的にみて、ラモスの序列は高かったと思う。しかし、それだけでは満足できなかったようだ」 「思ったのは『私では駄目なのだ。私より優れた指揮官でなければ、ラモスほどの選手を満足させられない…』ということ。同時に私の職務も終わりに近づいている気がした。己の基準に従うか否か…コーチは日常的に選択を迫られているんだ」 2024.06.14 11:45 Fri
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元フランス代表DFカランブー氏の家族が故郷・ニューカレドニアで殺害…暴動に巻き込まれたと告白「家族2人が頭を銃で撃ち殺された」

1998年のフランス・ワールドカップ(W杯)でフランス代表の一員として優勝を経験したクリスティアン・カランブー氏(53)の家族が、騒動に巻き込まれて他界していたという。フランス『Europe1』が伝えた。 カランブー氏の家族が事件に巻き込まれたのはニューカレドニア。自身の故郷でもあるフランス領での事故に巻き込まれた。 ニューカレドニアでは、投票制度の改革が物議を醸しており、デモが発生。その力が強まり、襲撃を受けた警察官が射殺するなど事件が起きている。 そんな中、7人の命が奪われた暴動の中でカランブー氏の姪と甥が巻き込まれたとのこと。2人が命を落としたという。カランブー氏が自ら明かした。 「私は家族を亡くした。だから黙っていた。喪に服しているからだ。家族の2人が頭を銃で撃ち殺された。言葉は強いが、これは暗殺であり、捜査が行われることを願っている」 カランブー氏は、ニューカレドニアで生まれ、すぐにフランスへと移住。ナントの下部組織に加入すると、そのままファーストチームに昇格。サンプドリアやレアル・マドリー、ミドルズブラ、オリンピアコス、セルヴェット、バスティアでプレーし。2006年に現役を引退した。 1992年からフランス代表としてもプレー。53試合に出場し、1996年のユーロで存在感を示すと、1998年のフランスW杯で優勝。2000年のユーロでも優勝に貢献していた。現在はオリンピアコスでスポーツ・ディレクターを務めている。 2024.05.28 22:35 Tue
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韓国戦でゴールも、日本代表戦メンバー外だったハメス・ロドリゲスの理由が判明

日本代表とのキリンチャレンジカップ2023でメンバー外となっていたコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスだが、その理由が明らかになった。コロンビア『Noticias RCN』が伝えた。 カタール・ワールドカップ(W杯)の出場を逃したコロンビア。監督交代、世代交代が進む中、37歳のFWラダメル・ファルカオ(ラージョ・バジェカーノ)と共に招集されたのがハメスだった。 オリンピアコスに所属するハメスは、24日に行われた韓国代表との親善試合に出場。2-2で引き分けた試合で、1ゴールを記録していた。 日本にもファンは多く、前日トレーニングでは元気な姿を見せていたハメス。しかし、28日の試合のメンバーリストにはスターティングメンバーはおろか、サブにも入っておらず、メンバー外となっていた。 スタンドに姿を表し、試合を観戦していた中、突然の欠場はケガの影響だったという。 『Noticias RCN』によると、ハメスは26日のトレーニング中に違和感があったとのこと。別メニューをこなし、代表チームとオリンピアコスに対して報告をしていたという。 27日のトレーニングにも参加したが、コンディションが回復せず、無理をしないためにメンバーから外れたとのことだ。 ハメスは、2月13日の試合を最後に欠場しており、1カ月以上プレーしないまま代表活動に参加。韓国戦でのプレーでリバウンドがあったのかもしれない。 <span class="paragraph-title">【動画】ハメス・ロドリゲスが韓国戦で決めた技ありゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="8dnsDhfTB30";var video_start = 317;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【写真&動画】日本への感謝を綴る、ハメス・ロドリゲス!ファンサの姿も</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CqTDAMMpmAS/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/CqTDAMMpmAS/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">James Rodríguez(@jamesrodriguez10)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2023.03.29 18:20 Wed
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モンテネグロ代表FWヨベティッチがオリンピアコスへ完全移籍、昨季はヘルタでプレーもチームは降格

オリンピアコスは5日、ヘルタ・ベルリンのモンテネグロ代表FWステファン・ヨベティッチ(33)を完全移籍で獲得したことを発表した。 ヨベティッチはパルチザン・ベオグラードの下部組織出身で、2006年7月にファーストチームに昇格。その後、フィオレンティーナ、マンチェスター・シティ、インテル、セビージャ、モナコでプレーしていた。 2021年7月にヘルタ・ベルリンにフリーで加入していた。 ヘルタ・ベルリンでは公式戦40試合で11ゴール4アシストを記録。しかし、チームは2022-23シーズンを終えて2.ブンデスリーガに降格していた。 モンテネグロ代表としても68試合で31ゴールを記録。ヨーロッパ各国でゴールを量産してきたヨベティッチが、ギリシャで新たなスタートを切ることとなる。 2023.09.05 10:55 Tue
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エル・カービの劇的弾でフィオレンティーナを下したオリンピアコスが3代目王者に!【ECL】

ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)決勝のオリンピアコスvsフィオレンティーナが29日にギリシャのAEKアレーナで行われ、1-0でオリンピアコスが勝利した。この結果、オリンピアコスがECL初優勝を飾った。 準決勝で優勝候補のアストン・ビラを2戦合計6-2で下したオリンピアコスは、直近のパナシナイコス戦から中9日と休養十分でこの大一番に向けてメンディリバル監督は、準決勝と同様の[4-2-3-1]の布陣を採用。最前線にエル・カービ、2列目に右からフォルトゥニス、シキーニョ、ポデンセを並べた。 一方、準決勝でクラブ・ブルージュを2戦合計4-3で下し、2年連続のファイナルに駒を進めたフィオレンティーナは、直近のカリアリ戦からスタメンを4人変更。3トップにニコラス・ゴンサレス、ベロッティ、クアメを据えた[4-3-3]の布陣で試合臨んだ。 試合は開始早々にフィオレンティーナがネットを揺らす。9分、ショートコーナーの流れからボナヴェントゥーラの返しをボックス右横で受けたビラーギがダイレクトクロスを供給すると、ゴール前のミレンコビッチがワンタッチで流し込んだが、これはミレンコビッチのオフサイドを取られ、ゴールは認められず。 対するオリンピアコスは、25分にセットプレーからチャンス。シキーニョの左CKをニアサイドのポデンセが頭で合わせたが、このシュートはGKテラッチアーノのセーブに阻まれた。 ハーフタイムにかけては、フィオレンティーナがやや押し込む展開で試合が推移したが、最後までスコアは動かず。前半はゴールレスで終了した。 迎えた後半も膠着状態が続くなか、フィオレンティーナは59分にベロッティを下げてエヌゾラを投入。すると69分、アルトゥールのロングパスをバイタルエリア右で収めたエヌゾラのパスをボックス中央右で受けたドゥドゥがDFの引きつけてラストパス。最後はフリーのクアメが右足で合わせたが、シュートはGKツォラキスが右手一本で弾き出した。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、オリンピアコスは80分に敵陣右サイドで獲得したFKからオルタがクロスをイボーラが頭で合わせたが、このシュートはゴール左に外れた。 結局、試合はゴールレスのまま90分が終了し延長戦に突入。その延長戦ではオリンピアコスが主導権を握る展開が続くと116分、左クロスのクリアボールを敵陣中盤でイボーラが競り合うと、このこぼれ球を左サイドで拾ったエッセが早いタイミングでクロスを供給。ゴール前でワンバウンドしたボールをエル・カービがダイビングヘッドでゴールに押し込んだ。 結局、試合はそのままタイムアップ。エル・カービの劇的弾で逃げ切ったウェストハムがECLを制し、初の欧州主要タイトルを獲得した。 2024.05.30 06:55 Thu

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