「日本代表の監督になりたい」現役引退の岡崎慎司、セカンドキャリアは指導者へ…ヨーロッパでライセンスを取得中、ドイツ6部で指揮官キャリアもスタート

2024.06.17 22:20 Mon
引退会見に臨んだ岡崎慎司
©超ワールドサッカー
引退会見に臨んだ岡崎慎司
2023-24シーズン限りでの現役引退を発表していたFW岡崎慎司(38)が、東京都内で引退会見を実施した。

日本では清水エスパルスでプレー。その後は、ドイツ、イングランド、スペイン、ベルギーとヨーロッパでプレーを続けた。
シュツットガルト、マインツ、レスター・シティ、ウエスカ、カルタヘナ、そしてシント=トロイデンでのプレーを果たした岡崎。レスターでの奇跡のプレミアリーグ優勝、ウエスカでの瀬グンダ・ディビシオン(スペイン2部)で優勝を果たしていた。

日本代表としても119試合で歴代3位の50ゴールを記録するなど、点取り屋として活躍してきた岡崎。ヨーロッパで長年プレーも後悔の連続と語った中、「やってきたことは間違いではなかったかなと。次の人生で先を見れたらなと思っています」と、さらなる挑戦を口にしていた。

引退会見ではシント=トロイデンのアンバサダーにも就任することが発表された中、指導者のキャリアを歩んで行きたいと意気込みを語った。
「シント=トロイデンのアンバサダー就任の話もさせてもらいましたが、欧州に拠点があり、選手やスタッフであったり、欧州で戦う場が、チャンスがあることの重要さは日本の皆さんにも知ってもらいたい。あそこで競争していくことの難しさは、次の世代に伝えていくことは自分の役割だと思うし、そこに関われるのは自分の役目だと思っています」

「ただ、自分はこれからの人生、サッカー選手として戦ってきたように、戦える場が欲しいと引退する時に思ったので、そうなると監督かなと。欧州で監督したいとはずっと思えていなかったんですけど、監督するなら日本でと思っていた。だけど、多くの日本の選手たちが欧州に挑戦してきていて、その選手たちに日本に戻ってまた海外に挑戦するという甘い考えで彼らを超えていけるのかと考えた時に、自分がもっと挑戦しないといけないと思いました」

「単純にカッコつけたいというか、選手の苦労は知っているだけに、環境に甘えてしまうと、海外で味わった悔しさを忘れると思ったので、そういう意味では欧州で挑戦するというところで、まずは監督を目指して1週間から10日間ほどイングランドで講習を受けていて、そこで大きな壁にぶつかっているんですけど、スタートはしています」

「あとは10年前から日本でアカデミーを作っていて、そこで子供たちを見ながら、自分は選手として欧州で挑戦している時に、欧州の環境の優れた部分を感じて、日本でもこうあって欲しいと思っていたので、アカデミーでの自分の仲間であったりパートナーと作り上げていたアカデミーが、U8からU18まであって、トップチームもあって、さらにドイツのマインツにバサラ・マインツというクラブがある。バサラ兵庫とバサラ・マインツの2拠点で日本から世界という挑戦をしていきたいたいという思いがあります」

「セカンドキャリアというところでは、ドイツの6部に所属するバサラ・マインツでトップチームの監督をすることが決まっています。なので、すぐに監督の経験を積めるので、バサラ・マインツを一緒に作った滝川第二高校の先輩がいるんですけど、その先輩と一緒にやっていこうとは考えているので、具体的には、そこで始めることがこれからのセカンドキャリアのメインですね」

現在はUEFA Bのライセンスを取得するために動いている岡崎。イングランドで研修を積んでいるが、「選手として感覚でずっとやってきたタイプなので、実際に指導するとなると難しい」と苦労しているとのこと。また「この自分が、また英語を勉強している」と、新たな挑戦に向けて語学も再び勉強していると語った。

UEFAプロという最高峰のライセンスももちろん目指すが「時間はかかると思っている」と、簡単に取得できるランセンスではないとコメント。ただ、挑戦を続けていくという。

その中で、指導者を目指すならば日本代表監督というものも期待される。

「自分の目標はそこで、選手としてワールドカップ(W杯)優勝を達成できなかったので、監督としての挑戦はそこだと思っています。日本代表の監督になりたい。そしてW杯で優勝したいというのが自分のメインの目標ですが、日本サッカーの今後を考えた時に、欧州の環境や競争を実感する中で、日本サッカーが世界を目指すためには、もっと環境だったり、欧州でも戦えるスタッフやメディア、戦える人たちがもっと必要だと思うので、そういった人たちのキッカケになるようなこともやっていきたいと思います」

根底の部分から日本サッカー全体の発展のために動いていきたいという岡崎。その中で、ここまでサッカー選手としてキャリアを全うできたことを日本で過ごしたチームへ感謝した。

「欧州で引退することで、清水エスパルスには特に感謝の気持ちを伝えたいというのがあります。プロ生活の最初の6年を日本ではじめ、そこで出会った人たちの存在があったからこそ、海外での厳しい環境や競争にギリギリ耐えて、そこで勝ち残れたと思います」

「関わったクラブには感謝の気持ちがありながら、清水エスパルスをはじめ、その前の滝川第二高校や宝塚FCなど、自分を育ててくれた日本での17年くらいですかね。その時の思いを胸に海外でもプレーしていたので感謝の気持ちはありますし、日本代表でも日本のファンの皆さんが応援してくれたからこそ走りきれたのかなと思っています」

岡崎慎司の関連記事

プレミアリーグのクラブがデンマーク代表GKカスパー・シュマイケル(37)の獲得に動いているという。デンマーク『bold』が伝えた。 かつてはレスター・シティの正守護神を務め、元日本代表FW岡崎慎司らと共に奇跡のプレミアリーグ優勝も経験したシュマイケル。2022年8月にレスターを離れニースへ移籍すると、2023-24シーズンはアンデルレヒトでプレーした。 アンデルレヒトでは、ジュピラー・プロ・リーグで31試合に出場。クロッキーカップでも1試合に出場していたが、1年で退団となっている。 デンマーク代表としてユーロ2024にも出場していたシュマイケルは、正守護神としてプレーできるチームへの移籍を考えているとのこと。サウジアラビアからのオファーは断りを入れたという。 そのシュマイケルに関心を寄せているのがウォルバーハンプトンとのこと。正守護神を務めるポルトガル代表GKジョゼ・サ(31)に退団の可能性があり、後任を探しているという。 シュマイケルはプレミアリーグで284試合に出場した実績もあり、まだまだ衰えてはいないことをユーロでも証明。古巣のレスターもプレミアリーグに戻ってきたが、シュマイケルもプレミアの舞台に再び立つだろうか。 2024.07.04 18:20 Thu
マインツは3日、鹿島アントラーズの日本代表MF佐野海舟(23)を完全移籍で加入することを発表した。 契約期間は2028年夏までの4年間。21日からチームでトレーニングをスタートさせるとのことだ。 佐野は岡山県出身で、米子北高校から2019年にFC町田ゼルビアに加入。同年5月にプロデビューを果たした。 プロ1年目からJ2で21試合、天皇杯で1試合に出場すると2年目はJ2で41試合に出場し初ゴールを記録。町田の中盤を支えると、2023年に鹿島へと完全移籍する。 自身初となったJ1でのプレーだが、ボランチに定着すると27試合に出場して1得点を記録。YBCルヴァンカップで7試合、天皇杯で1試合に出場しレギュラーに定着。その活躍もあり、日本代表入りが期待されると、2023年11月に初招集。2024年1月のアジアカップにも招集されるなど4試合に出場している。 今シーズンもJ1で20試合、ルヴァンカップで2試合に出場。持ち味であるボール奪取だけでなく、そのまま攻撃へと加わるセンスは高く評価されている。 岡崎慎司、武藤嘉紀(現:ヴィッセル神戸)に続く3人目の日本人となる佐野は、クラブを通じてコメントしている。 「マインツは選手としての僕を注意深く見てくれていて、僕の強みだけでなく、成長の可能性も見出してくれました」 「海外でプレーするのが僕の夢であり、日本にとってのブンデスリーガはとても特別なものがあります」 「日曜日(6月30日)に僕は武藤選手と対戦しましたし、数週間以内に岡崎慎司さんに会えることを願っています。僕よりも前にここでプレーした日本の選手たちと同じように、マインツのファン位感動を与えられることを楽しみにしています」 <span class="paragraph-title">【動画】マインツに加入した佐野海舟が現地到着</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/C898vLQt39p/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/C898vLQt39p/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; transform: translateX(16px) translateY(-4px) rotate(30deg)"></div></div><div style="margin-left: auto;"> <div style=" width: 0px; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-right: 8px solid transparent; transform: translateY(16px);"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; flex-grow: 0; height: 12px; width: 16px; transform: translateY(-4px);"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-left: 8px solid transparent; transform: translateY(-4px) translateX(8px);"></div></div></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center; margin-bottom: 24px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 224px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 144px;"></div></div></a><p style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px; margin-bottom:0; margin-top:8px; overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/C898vLQt39p/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">1. FSV Mainz 05(@1fsvmainz05)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.07.04 09:48 Thu
ラス・パルマスは27日、新監督にレアル・オビエドを率いるルイス・カリオン監督(45)を迎えることを発表した。契約期間は2026年6月30日までとなる。 カリオン監督は現役時代はバルセロナのカンテラで育ち、ヒムナスティック・タラゴナやコルドバ、アラベスなどでプレー。引退後は指導者となり、古巣のコルドバでアシスタントコーチや暫定監督などを務め、2016年11月にファーストチームの監督に就任した。 その後、メリジャ、ヌマンシア、カルタヘナを指揮。カルタヘナ時代は、元日本代表FW岡崎慎司も指導した。2023年9月にレアル・オビエドの監督に就任すると、チームは6位でフィニッシュ。ラ・リーガ昇格まであと少しまで迫ったが、2部に残留していた。 ラス・パルマスは、ガルシア・ピミエンタ監督(49)が2023-24シーズン限りで退任。チームを残留に導いていた中、セビージャに引き抜かれたため、後任としてカリオン氏を招へいすることとなった。 2024.06.28 09:45 Fri
26年北中米W杯のアジア3次予選の組合せ抽選会が6月27日の16時からマレーシアのクアラルンプールで行われ、日本はインドネシア、中国、バーレーン、サウジアラビア、オーストラリアと同じグループCに入った。 抽選会では今シーズンで引退した岡崎慎司とイランのメフディ・マハダビキアがドロワーを務めたが、ポット2まで抽選が終わった段階で グループAは北朝鮮、キルギス、UAE、ウズベキスタン、カタール グループBがクウェート、パレスチナ、オマーン、ヨルダン、イラク という組合せ。これでポット1のイランがグループBに入ればすべて中東勢になるため「仕組んだかな」とも勘ぐりたくなった。と同時にグループBだけは避けたいというのが本音でもある。 パレスチナはホームゲームができないから中立地のサウジアラビアあたりでの試合開催となるだろうし、海外組からすれば移動距離は少なくて済む。しかしながら中東各国は時期によって猛暑での試合開催の可能性があるし、乾燥した気候での試合はできれば避けたいところ。 さらにヨルダンには1月のアジアカップで活躍したドリブラーのアル=マタリがいる。イラクもアジアカップの日本戦で2ゴールを決めた189センチの長身FWエイメン・フセインがいる。“個”で勝負してくる選手を日本は苦手にしているだけに、何が起こるかわからない怖さがある。 その点グループAでケアすべきはアジアカップ連覇でFWアルモエズ・アリとアクラム・アフィーフが健在なカタールくらい。北朝鮮もアウェーゲームの開催地を含めて難敵ではあるが、2位以内は確保できる顔ぶれだろう。 そうした中、岡崎は見事グループCを引き当てた。思わず「ラッキー」内心で叫んでしまった。 インドネシアと中国はホーム、アウェーとも連勝できる可能性が高い。インドネシアにはアジアカップのグループリーグで、メヘレンでプレーするサンディ・ワルシュに1点を奪われたが、3-0としてからの失点だった。バーレーンとサウジアラビア、オーストラリアもかつての勢いはなく、アジアカップでのバーレーン戦は久保建英、上田綺世、堂安律のゴールで3-1と勝っている(失点はGK鈴木彩艶のキャッチしたボールが上田の頭に当たって入ったOG)。 サウジアラビアといえば、かつては強力2トップによるカウンターが脅威だった。しかしアジアカップでは対戦相手に引かれて守備を固められるとカウンターを発動できず、仕方なくパスを回している時間が多かった。効果的な攻撃をなかなか仕掛けられず、「中東の雄」の面影はなかった。 オーストラリアも世代交代の最中で、発展途上のチームというか、高さ以外に怖さは感じなかった。このため両チームともそう恐れる必要はないだろう。時差や移動距離も含めて、やはり「ラッキー」なグループCである。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカな 2024.06.27 22:20 Thu
アジアサッカー連盟(AFC)は27日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア3次予選(最終予選)の組み合わせ抽選会を行った。 アジアには「8.5枠」の出場権が与えられている北中米W杯。最終予選でもある3次予選では、6チームが3グループに分かれ、上位2カ国、合計6カ国が出場権を獲得する。 敗れた6カ国は4次予選に進み、3カ国ずつ2つのグループに分かれ、各グループの1位が出場権を獲得。5次予選では2位同士が戦い、勝者が大陸間プレーオフで残りの「0.5枠」を争うこととなる。 抽選会には昨シーズン限りで現役を引退した元日本代表FW岡崎慎司と、イラン代表として活躍し、ハンブルガーSVなどで活躍したメフディ・マハダビキア氏がドロワーを務めた。 ポット6からの抽選となった中、ポット1に入った日本は岡崎が引いた中で最後まで残り、グループCに入ることが決定。オーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアと同居した。 一方で、韓国は厳しい戦いが待っていると予想されるグループBに。イラク、ヨルダン、オマーン、パレスチナ、クウェートと4カ国が中東という状況となった。 またアジア王者のカタールは、イラン、ウズベキスタン、UAE、キルギス、北朝鮮と対戦する。 最終予選は9月から2025年6月まで開催される。抽選結果は以下の通り。 【グループA】 イラン カタール ウズベキスタン UAE キルギス 北朝鮮 【グループB】 韓国 イラク ヨルダン オマーン パレスチナ クウェート 【グループC】 日本 オーストラリア サウジアラビア バーレーン 中国 インドネシア 2024.06.27 16:40 Thu

シント=トロイデンの関連記事

パルマへの移籍が噂される日本代表GK鈴木彩艶(21)だが、チームを離れる可能性を示唆している。 日本代表デビューも果たし、2024年1月のアジアカップでもプレーした鈴木は、2023年8月に浦和レッズからシント=トロイデンにレンタル移籍。当時はマンチェスター・ユナイテッドも関心を寄せるなど、高く評価されていた。 海外挑戦1年目でジュピラー・プロ・リーグで32試合に出場し正守護神に君臨。その才能にパルマが目をつけ、シント=トロイデンは1500万ユーロ(約26億円)の値札をつけているとされている。 一方で、シント=トロイデンはU-23日本代表のGK小久保玲央ブライアン(23)の獲得に動くとされており、鈴木の代役に据える予定だという。 パリ・オリンピック世代だった鈴木だが、本大会のメンバーからは落選。移籍の可能性がより高まっているとされた中、ベルギー『Het Belang van Limburg』でコメント。チームの未来は明るいと語った。 「シント=トロイデンには明るい未来があると思います」 「マット・レンドフレスは素晴らしい才能の持ち主です。そして、小久保玲央ブライアンがシント=トロイデンに加入するとしたら、それはとても良いことだと思います」 「僕はU-23日本代表でレオと共にプレーしましたが、彼は素晴らしいポテンシャルを持ったGKです」 U-23日本代表でもチームメイトである小久保に太鼓判を押した鈴木。GK大国とも呼ばれるイタリアへ移籍し、更なる成長を見せるのか注目が集まる。 2024.07.08 12:20 Mon
カタールのアル・ラーヤンでプレーする日本代表DF谷口彰悟(32)がヨーロッパに挑戦するようだ。ベルギー『Het Belang van Limburg』が伝えた。 筑波大学から2014年2月に川崎フロンターレに加入した谷口。チームの守備を早くから支え、キャプテンも務めていた中、しばらく招集を受けなかった日本代表にも呼ばれると、森保一監督の下で2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)に出場。それ以降も招集を受けている。 国内では川崎Fのみでプレーしていた中、W杯後に移籍を決断。2023年1月にアル・ラーヤンへ完全移籍し、カタール・スターズリーグを戦っている。 カタールで1年半を過ごしている谷口は、スターズリーグで37試合に出場し1ゴール1アシストを記録。古巣の川崎Fへの復帰の噂も浮上する中、どうやらヨーロッパに渡るという。 32歳という年齢で初のヨーロッパ挑戦。その行き先は、シント=トロイデンとのこと。移籍は濃厚で、すぐにでも合流することになるという。 かつては藤田俊哉氏が31歳でジュビロ磐田からユトレヒトへとレンタル移籍したこともあるが、30代でのヨーロッパ初挑戦は異例と言える。 シント=トロイデンには、U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ、MF山本理仁、DF 小川諒也、GK鈴木彩艷、MF伊藤涼太郎が所属。鈴木はパルマなどへの移籍が噂されており、GK小久保玲央ブライアンがベンフィカから加入するという話もある。 いずれにしても経験豊富な谷口の獲得は、クラブにとっても他の日本人選手にとっても大きな刺激になるとみられている。 2024.07.05 13:55 Fri
パリ・オリンピックに臨むU-23日本代表。その守護神を争っている2人が玉突き人事になる可能性があるという。 それはベンフィカのGK小久保玲央ブライアン(23)とシント=トロイデンのGK鈴木彩艶(21)の2人。ベルギー『Voetbal Belgie』が伝えた。 ともにU-23日本代表でプレーし、パリ・オリンピック行きも期待されている中、移籍の噂がつきまとう。 すでに日本代表デビューも果たし、2024年1月のアジアカップでもプレーした鈴木は、2023年8月に浦和レッズからシント=トロイデンにレンタル移籍。当時はマンチェスター・ユナイテッドも関心を寄せるなど、高く評価されていた。 一方で、小久保は柏レイソルの下部組織から2019年1月にベンフィカのU19チームに加入。4年半も早く海外に出たが、ポジション柄出番が限られており、ファーストチームではデビューできていない。 しかし、その小久保はパリ・オリンピックの出場権を懸けて戦ったAFC U23アジアカップでハイパフォーマンスを見せており、日本代表入りも期待されるほどの実力を持つ。 そんな中、今夏の移籍市場では鈴木がセリエAに昇格したパルマからの関心を持たれている。 海外挑戦1年目でジュピラー・プロ・リーグで32試合に出場し正守護神に君臨。その才能にパルマが目をつけ、シント=トロイデンは1500万ユーロ(約26億円)の値札をつけているという。 『Voetbal Belgie』によれば、鈴木が移籍した場合の代役として小久保を狙っているとのこと。ベンフィカとの契約は残り1年だが、ウクライナ代表GKアナトリー・トルビンが正守護神として君臨しており、出番を掴むことは非常に難しい状況だ。 具体的な動きはまだないものの、小久保はクラブでの出番がそろそろほしいところ。パリ・オリンピックで評価を上げるという可能性もある中で、どういった動きが待っているだろうか。 2024.07.03 12:35 Wed
ガンバ大阪は30日、シント=トロイデンから元日本代表FW林大地(27)の完全移籍加入を発表した。背番号「91」をつける。 元々G大阪のジュニアユース育ちで、履正社高校から大阪体育大学に進学した林。2019に鳥栖の特別指定選手になると、翌年から正式入団し、東京オリンピックを挟み、2021年夏のシント=トロイデン行きで欧州挑戦を果たした。 そして、今季からニュルンベルクにローン移籍したが、ケガに悩まされ、公式戦17試合で3得点3アシスト。ヒザを痛め、関節内遊離体切除手術に踏み切ったなか、“古巣”G大阪で3年ぶりのJリーグ復帰を果たす運びとなった。 今季のここまで宇佐美貴史の1トップ起用が続くなか、新たなストライカーとして期待される27歳FWはクラブを公式サイトで抱負を語った。 「ガンバ大阪の林大地です。自分がサッカーを始めた幼い頃から常に身近に感じていた地元ガンバ大阪の一員になれてとても感動しています。ガンバ大阪に関わる全ての方々に感謝したいと思います。ガンバ大阪のユニフォームを着て直向きに情熱をもって熱く戦い、多くのゴールを決めたいと思います。応援よろしくお願いします!」 <span class="paragraph-title">【動画】林大地のガンバ大阪入団ムービー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="I0E4GX1rjYY";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.30 16:23 Sun
シント=トロイデンは30日、ガンバ大阪からU-23日本代表MF山本理仁(22)の完全移籍加入を発表した。 東京ヴェルディのアカデミーで育ち、高校2年生の2019年に飛び級昇格の左利き司令塔はトップチームで3年半を過ごした後、2022年夏からG大阪で初のJ1挑戦。昨年6月からはシント=トロイデンにレンタル移籍し、ベルギーを舞台に初の欧州挑戦を果たした。 そのベルギーでは途中出場が主だったが、公式戦35試合でプレー。代表では各世代で中心となり、来たるパリ・オリンピックのU-23日本代表メンバー入りも期待されるなか、完全移籍へ移行が決まった。 シント=トロイデンの公式サイトで「この度、STVVに完全移籍することになりました! 今年こそは目に見える結果でチームに貢献したいと思います! 応援よろしくお願いします」と決意を新たにすると、G大阪を通じても次のようにコメントしている。 「この度シント=トロイデンVVに完全移籍することになりました。ガンバ大阪というクラブで僕自身何も残すことはできませんでしたが、J1初挑戦だった僕にとっては毎日が刺激的で、成長させてもらえました」 「皆さんのパナスタでの声援、今でも忘れられません。ガンバ大阪というクラブ、大阪の街、人柄、全てが大好きです。最後になりますが、ガンバ大阪の躍進を心から願っています。そして今年のタイトル獲得を期待しています!」 「短い間でしたがありがとうございました!」 2024.06.30 15:29 Sun

ジュピラー・プロ・リーグの関連記事

パルマへの移籍が噂される日本代表GK鈴木彩艶(21)だが、チームを離れる可能性を示唆している。 日本代表デビューも果たし、2024年1月のアジアカップでもプレーした鈴木は、2023年8月に浦和レッズからシント=トロイデンにレンタル移籍。当時はマンチェスター・ユナイテッドも関心を寄せるなど、高く評価されていた。 海外挑戦1年目でジュピラー・プロ・リーグで32試合に出場し正守護神に君臨。その才能にパルマが目をつけ、シント=トロイデンは1500万ユーロ(約26億円)の値札をつけているとされている。 一方で、シント=トロイデンはU-23日本代表のGK小久保玲央ブライアン(23)の獲得に動くとされており、鈴木の代役に据える予定だという。 パリ・オリンピック世代だった鈴木だが、本大会のメンバーからは落選。移籍の可能性がより高まっているとされた中、ベルギー『Het Belang van Limburg』でコメント。チームの未来は明るいと語った。 「シント=トロイデンには明るい未来があると思います」 「マット・レンドフレスは素晴らしい才能の持ち主です。そして、小久保玲央ブライアンがシント=トロイデンに加入するとしたら、それはとても良いことだと思います」 「僕はU-23日本代表でレオと共にプレーしましたが、彼は素晴らしいポテンシャルを持ったGKです」 U-23日本代表でもチームメイトである小久保に太鼓判を押した鈴木。GK大国とも呼ばれるイタリアへ移籍し、更なる成長を見せるのか注目が集まる。 2024.07.08 12:20 Mon
カタールのアル・ラーヤンでプレーする日本代表DF谷口彰悟(32)がヨーロッパに挑戦するようだ。ベルギー『Het Belang van Limburg』が伝えた。 筑波大学から2014年2月に川崎フロンターレに加入した谷口。チームの守備を早くから支え、キャプテンも務めていた中、しばらく招集を受けなかった日本代表にも呼ばれると、森保一監督の下で2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)に出場。それ以降も招集を受けている。 国内では川崎Fのみでプレーしていた中、W杯後に移籍を決断。2023年1月にアル・ラーヤンへ完全移籍し、カタール・スターズリーグを戦っている。 カタールで1年半を過ごしている谷口は、スターズリーグで37試合に出場し1ゴール1アシストを記録。古巣の川崎Fへの復帰の噂も浮上する中、どうやらヨーロッパに渡るという。 32歳という年齢で初のヨーロッパ挑戦。その行き先は、シント=トロイデンとのこと。移籍は濃厚で、すぐにでも合流することになるという。 かつては藤田俊哉氏が31歳でジュビロ磐田からユトレヒトへとレンタル移籍したこともあるが、30代でのヨーロッパ初挑戦は異例と言える。 シント=トロイデンには、U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ、MF山本理仁、DF 小川諒也、GK鈴木彩艷、MF伊藤涼太郎が所属。鈴木はパルマなどへの移籍が噂されており、GK小久保玲央ブライアンがベンフィカから加入するという話もある。 いずれにしても経験豊富な谷口の獲得は、クラブにとっても他の日本人選手にとっても大きな刺激になるとみられている。 2024.07.05 13:55 Fri
スポルティングCPは5日、アンデルレヒトからベルギー代表DFゼノ・デバスト(20)を獲得したと発表した。 期間は2029年6月までの5年契約。8000万ユーロ(約139億3000万円)の契約解除条項が盛り込まれている。 デバストはアンデルレヒトにU-8チームから在籍し、17歳時の2021年5月にファーストチームデビュー。2022-23シーズンにはセンターバックのレギュラーに定着し、公式戦49試合でプレーした。 2023-24シーズンも公式戦40試合に出場。今夏はベルギー代表の一員としてユーロ2024に参戦し、グループEの第1節スロバキア代表戦、第2節ルーマニア代表戦に出場。第3節のウクライナ代表戦と敗れたラウンド16のフランス代表戦では出番がなかった。 初の国外挑戦の場として、日本代表MF守田英正も所属するプリメイラ・リーガ王者のスポルティングを選択。チャンピオンズリーグ(CL)でのプレーも期待されるデバストは、クラブを通じて加入の喜びを語っている。 「ここ数カ月間、僕にとっての全ての出来事がとても早く進んだ。スポルティングCPのようなクラブが僕に興味を持ってくれるなんて夢のようだ。したがって、このチームの一員になれることを非常にうれしく思っているし、早くスタートしたい」 「歴史あるクラブだし、偉大なクラブだ。優秀な選手と素晴らしい監督を擁する現チャンピオンでもある」 「スポルティングCPについて彼らが話してくれたことはとても良かったし、ここに来られてとても嬉しい。第一印象は最高だよ。素晴らしい国、街、そして素晴らしいクラブだ」 「昨シーズンは3バックでプレーしたこともあったし、ディフェンスならどこでもプレーできる」 「彼(ルベン・アモリム監督)は僕にプロジェクトについて説明してくれたし、僕がハードワークから始めることに期待してくれている。新しいシーズンが始まるのを楽しみにしているし、ここで働けるのを楽しみにしている」 2024.07.05 11:42 Fri
ディナモ・ザグレブへのレンタル移籍が終了したMF金子拓郎(26)だが、ヨーロッパでのプレーを続けることになるようだ。 金子は2023年夏に北海道コンサドーレ札幌から1年間のレンタル移籍でディナモ・ザグレブに加入。主に右ウイングを任され、公式戦41試合で5ゴール6アシストを記録した。 クロアチア屈指の強豪で主力として1年を戦い抜き、プルヴァHNL(クロアチア1部)7連覇に貢献したが、札幌との交渉がまとまらずに買い取り不可能に。対談が発表されていた。 そんな中、ベルギー『Voetbal Belgie』やベルギー『Het Laatste Nieuws』が金子について報道。コルトレイク移籍が接近しているという。 報道によれば、金子の移籍に関して札幌とコルトレイクはほぼ合意に達しているとのこと。近いうちに発表されるという。 コルトレイクは、DF渡辺剛(ヘント)やMF田中聡(湘南ベルマーレ)らがプレーし、2023-24シーズンはDF角田涼太朗(カーディフ・シティ)、DF藤井陽也がプレー。藤井は完全移籍に切り替わり、2024-25シーズンもプレーすることとなる。 2024.07.05 08:15 Fri
今年1月にヘントへと加入した日本代表GKシュミット・ダニエル(32)。昨夏は移籍で躓くことがあった中、新シーズンは勝負の年となりそうだ。ベルギー『Voetbal Belgie』が伝えた。 中央大学出身のシュミット・ダニエルは、川崎フロンターレで 特別指定選手に。プロ入りはベガルタ仙台で果たすと、ロアッソ熊本、松本山雅FCへの期限付き移籍を経験する。 その後仙台へと戻りポジションを確保すると、日本代表にも招集されるようになり、2019年7月にシント=トロイデンへ完全移籍し、ヨーロッパでのキャリアを歩み出す。 シント=トロイデンでは正守護神としてプレーし、公式戦114試合に出場。一方で、日本代表では招集はされ続けるも権田修一(清水エスパルス)とのポジション争いもあり、正守護神にはなれない日々が続いた。 そんなシュミット・ダニエルは、2023年夏にステップアップの話があり、リーグ・アンのメスへの移籍が浮上。移籍は確実とみられていた中、土壇場でメス側がキャンセル。しかし、シント=トロイデンはシュミット・ダニエルが移籍すると信じていたため、浦和レッズからGK鈴木彩艶を獲得。移籍できなかったシュミット・ダニエルは、チーム内でも4番手まで下がり、鈴木に正守護神の座を明け渡すこととなった。 プレー機会もなく、日本代表にも招集されなくなった中、2024年1月に契約解除。そのままヘントへと完全移籍し、2027年夏までの契約を結ぶと、ヘントでは加入後はカップ戦でGKの負傷を受けて急遽出場。そこから、ジュピラー・プロ・リーグで8試合連続で出場したが、GKダビー・ローフが復帰してからは再びベンチを温める日々となってしまった。 移籍後も苦しんでいるシュミット・ダニエル。日本代表への復帰も若手が台頭してきており、このままだと難しい状況だが、ヘントは監督が交代。2024-25シーズンからワウテル・ヴランケン監督が就任した。 『Voetbal Belgie』によれば、監督交代はGKにとっては大きなチャンス。シュミット・ダニエルか、今まで通りローフがゴールを守るのか。新シーズンは1つ勝負の年となりそうだ。 2024.07.04 17:15 Thu

記事をさがす

岡崎慎司の人気記事ランキング

1

日本はオーストラリアやサウジアラビアとグループCで同居! 韓国は中東だらけのグループに…アジア最終予選組み合わせ決定【2026年北中米W杯】

アジアサッカー連盟(AFC)は27日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア3次予選(最終予選)の組み合わせ抽選会を行った。 アジアには「8.5枠」の出場権が与えられている北中米W杯。最終予選でもある3次予選では、6チームが3グループに分かれ、上位2カ国、合計6カ国が出場権を獲得する。 敗れた6カ国は4次予選に進み、3カ国ずつ2つのグループに分かれ、各グループの1位が出場権を獲得。5次予選では2位同士が戦い、勝者が大陸間プレーオフで残りの「0.5枠」を争うこととなる。 抽選会には昨シーズン限りで現役を引退した元日本代表FW岡崎慎司と、イラン代表として活躍し、ハンブルガーSVなどで活躍したメフディ・マハダビキア氏がドロワーを務めた。 ポット6からの抽選となった中、ポット1に入った日本は岡崎が引いた中で最後まで残り、グループCに入ることが決定。オーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアと同居した。 一方で、韓国は厳しい戦いが待っていると予想されるグループBに。イラク、ヨルダン、オマーン、パレスチナ、クウェートと4カ国が中東という状況となった。 またアジア王者のカタールは、イラン、ウズベキスタン、UAE、キルギス、北朝鮮と対戦する。 最終予選は9月から2025年6月まで開催される。抽選結果は以下の通り。 【グループA】 イラン カタール ウズベキスタン UAE キルギス 北朝鮮 【グループB】 韓国 イラク ヨルダン オマーン パレスチナ クウェート 【グループC】 日本 オーストラリア サウジアラビア バーレーン 中国 インドネシア 2024.06.27 16:40 Thu
2

鹿島の日本代表MF佐野海舟がマインツへ完全移籍! 4年契約を締結「海外でプレーするのは夢」

マインツは3日、鹿島アントラーズの日本代表MF佐野海舟(23)を完全移籍で加入することを発表した。 契約期間は2028年夏までの4年間。21日からチームでトレーニングをスタートさせるとのことだ。 佐野は岡山県出身で、米子北高校から2019年にFC町田ゼルビアに加入。同年5月にプロデビューを果たした。 プロ1年目からJ2で21試合、天皇杯で1試合に出場すると2年目はJ2で41試合に出場し初ゴールを記録。町田の中盤を支えると、2023年に鹿島へと完全移籍する。 自身初となったJ1でのプレーだが、ボランチに定着すると27試合に出場して1得点を記録。YBCルヴァンカップで7試合、天皇杯で1試合に出場しレギュラーに定着。その活躍もあり、日本代表入りが期待されると、2023年11月に初招集。2024年1月のアジアカップにも招集されるなど4試合に出場している。 今シーズンもJ1で20試合、ルヴァンカップで2試合に出場。持ち味であるボール奪取だけでなく、そのまま攻撃へと加わるセンスは高く評価されている。 岡崎慎司、武藤嘉紀(現:ヴィッセル神戸)に続く3人目の日本人となる佐野は、クラブを通じてコメントしている。 「マインツは選手としての僕を注意深く見てくれていて、僕の強みだけでなく、成長の可能性も見出してくれました」 「海外でプレーするのが僕の夢であり、日本にとってのブンデスリーガはとても特別なものがあります」 「日曜日(6月30日)に僕は武藤選手と対戦しましたし、数週間以内に岡崎慎司さんに会えることを願っています。僕よりも前にここでプレーした日本の選手たちと同じように、マインツのファン位感動を与えられることを楽しみにしています」 <span class="paragraph-title">【動画】マインツに加入した佐野海舟が現地到着</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/C898vLQt39p/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/C898vLQt39p/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; transform: translateX(16px) translateY(-4px) rotate(30deg)"></div></div><div style="margin-left: auto;"> <div style=" width: 0px; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-right: 8px solid transparent; transform: translateY(16px);"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; flex-grow: 0; height: 12px; width: 16px; transform: translateY(-4px);"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-left: 8px solid transparent; transform: translateY(-4px) translateX(8px);"></div></div></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center; margin-bottom: 24px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 224px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 144px;"></div></div></a><p style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px; margin-bottom:0; margin-top:8px; overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/C898vLQt39p/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">1. FSV Mainz 05(@1fsvmainz05)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.07.04 09:48 Thu
3

元レスターのデンマーク代表GKシュマイケルが再びプレミアに? アンデルレヒトは退団

プレミアリーグのクラブがデンマーク代表GKカスパー・シュマイケル(37)の獲得に動いているという。デンマーク『bold』が伝えた。 かつてはレスター・シティの正守護神を務め、元日本代表FW岡崎慎司らと共に奇跡のプレミアリーグ優勝も経験したシュマイケル。2022年8月にレスターを離れニースへ移籍すると、2023-24シーズンはアンデルレヒトでプレーした。 アンデルレヒトでは、ジュピラー・プロ・リーグで31試合に出場。クロッキーカップでも1試合に出場していたが、1年で退団となっている。 デンマーク代表としてユーロ2024にも出場していたシュマイケルは、正守護神としてプレーできるチームへの移籍を考えているとのこと。サウジアラビアからのオファーは断りを入れたという。 そのシュマイケルに関心を寄せているのがウォルバーハンプトンとのこと。正守護神を務めるポルトガル代表GKジョゼ・サ(31)に退団の可能性があり、後任を探しているという。 シュマイケルはプレミアリーグで284試合に出場した実績もあり、まだまだ衰えてはいないことをユーロでも証明。古巣のレスターもプレミアリーグに戻ってきたが、シュマイケルもプレミアの舞台に再び立つだろうか。 2024.07.04 18:20 Thu
4

W杯アジア3次予選の組分けが決定。日本はグループCに/六川亨の日本サッカー見聞録

26年北中米W杯のアジア3次予選の組合せ抽選会が6月27日の16時からマレーシアのクアラルンプールで行われ、日本はインドネシア、中国、バーレーン、サウジアラビア、オーストラリアと同じグループCに入った。 抽選会では今シーズンで引退した岡崎慎司とイランのメフディ・マハダビキアがドロワーを務めたが、ポット2まで抽選が終わった段階で グループAは北朝鮮、キルギス、UAE、ウズベキスタン、カタール グループBがクウェート、パレスチナ、オマーン、ヨルダン、イラク という組合せ。これでポット1のイランがグループBに入ればすべて中東勢になるため「仕組んだかな」とも勘ぐりたくなった。と同時にグループBだけは避けたいというのが本音でもある。 パレスチナはホームゲームができないから中立地のサウジアラビアあたりでの試合開催となるだろうし、海外組からすれば移動距離は少なくて済む。しかしながら中東各国は時期によって猛暑での試合開催の可能性があるし、乾燥した気候での試合はできれば避けたいところ。 さらにヨルダンには1月のアジアカップで活躍したドリブラーのアル=マタリがいる。イラクもアジアカップの日本戦で2ゴールを決めた189センチの長身FWエイメン・フセインがいる。“個”で勝負してくる選手を日本は苦手にしているだけに、何が起こるかわからない怖さがある。 その点グループAでケアすべきはアジアカップ連覇でFWアルモエズ・アリとアクラム・アフィーフが健在なカタールくらい。北朝鮮もアウェーゲームの開催地を含めて難敵ではあるが、2位以内は確保できる顔ぶれだろう。 そうした中、岡崎は見事グループCを引き当てた。思わず「ラッキー」内心で叫んでしまった。 インドネシアと中国はホーム、アウェーとも連勝できる可能性が高い。インドネシアにはアジアカップのグループリーグで、メヘレンでプレーするサンディ・ワルシュに1点を奪われたが、3-0としてからの失点だった。バーレーンとサウジアラビア、オーストラリアもかつての勢いはなく、アジアカップでのバーレーン戦は久保建英、上田綺世、堂安律のゴールで3-1と勝っている(失点はGK鈴木彩艶のキャッチしたボールが上田の頭に当たって入ったOG)。 サウジアラビアといえば、かつては強力2トップによるカウンターが脅威だった。しかしアジアカップでは対戦相手に引かれて守備を固められるとカウンターを発動できず、仕方なくパスを回している時間が多かった。効果的な攻撃をなかなか仕掛けられず、「中東の雄」の面影はなかった。 オーストラリアも世代交代の最中で、発展途上のチームというか、高さ以外に怖さは感じなかった。このため両チームともそう恐れる必要はないだろう。時差や移動距離も含めて、やはり「ラッキー」なグループCである。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカな 2024.06.27 22:20 Thu
5

「日本代表の監督になりたい」現役引退の岡崎慎司、セカンドキャリアは指導者へ…ヨーロッパでライセンスを取得中、ドイツ6部で指揮官キャリアもスタート

2023-24シーズン限りでの現役引退を発表していたFW岡崎慎司(38)が、東京都内で引退会見を実施した。 日本では清水エスパルスでプレー。その後は、ドイツ、イングランド、スペイン、ベルギーとヨーロッパでプレーを続けた。 シュツットガルト、マインツ、レスター・シティ、ウエスカ、カルタヘナ、そしてシント=トロイデンでのプレーを果たした岡崎。レスターでの奇跡のプレミアリーグ優勝、ウエスカでの瀬グンダ・ディビシオン(スペイン2部)で優勝を果たしていた。 日本代表としても119試合で歴代3位の50ゴールを記録するなど、点取り屋として活躍してきた岡崎。ヨーロッパで長年プレーも後悔の連続と語った中、「やってきたことは間違いではなかったかなと。次の人生で先を見れたらなと思っています」と、さらなる挑戦を口にしていた。 引退会見ではシント=トロイデンのアンバサダーにも就任することが発表された中、指導者のキャリアを歩んで行きたいと意気込みを語った。 「シント=トロイデンのアンバサダー就任の話もさせてもらいましたが、欧州に拠点があり、選手やスタッフであったり、欧州で戦う場が、チャンスがあることの重要さは日本の皆さんにも知ってもらいたい。あそこで競争していくことの難しさは、次の世代に伝えていくことは自分の役割だと思うし、そこに関われるのは自分の役目だと思っています」 「ただ、自分はこれからの人生、サッカー選手として戦ってきたように、戦える場が欲しいと引退する時に思ったので、そうなると監督かなと。欧州で監督したいとはずっと思えていなかったんですけど、監督するなら日本でと思っていた。だけど、多くの日本の選手たちが欧州に挑戦してきていて、その選手たちに日本に戻ってまた海外に挑戦するという甘い考えで彼らを超えていけるのかと考えた時に、自分がもっと挑戦しないといけないと思いました」 「単純にカッコつけたいというか、選手の苦労は知っているだけに、環境に甘えてしまうと、海外で味わった悔しさを忘れると思ったので、そういう意味では欧州で挑戦するというところで、まずは監督を目指して1週間から10日間ほどイングランドで講習を受けていて、そこで大きな壁にぶつかっているんですけど、スタートはしています」 「あとは10年前から日本でアカデミーを作っていて、そこで子供たちを見ながら、自分は選手として欧州で挑戦している時に、欧州の環境の優れた部分を感じて、日本でもこうあって欲しいと思っていたので、アカデミーでの自分の仲間であったりパートナーと作り上げていたアカデミーが、U8からU18まであって、トップチームもあって、さらにドイツのマインツにバサラ・マインツというクラブがある。バサラ兵庫とバサラ・マインツの2拠点で日本から世界という挑戦をしていきたいたいという思いがあります」 「セカンドキャリアというところでは、ドイツの6部に所属するバサラ・マインツでトップチームの監督をすることが決まっています。なので、すぐに監督の経験を積めるので、バサラ・マインツを一緒に作った滝川第二高校の先輩がいるんですけど、その先輩と一緒にやっていこうとは考えているので、具体的には、そこで始めることがこれからのセカンドキャリアのメインですね」 現在はUEFA Bのライセンスを取得するために動いている岡崎。イングランドで研修を積んでいるが、「選手として感覚でずっとやってきたタイプなので、実際に指導するとなると難しい」と苦労しているとのこと。また「この自分が、また英語を勉強している」と、新たな挑戦に向けて語学も再び勉強していると語った。 UEFAプロという最高峰のライセンスももちろん目指すが「時間はかかると思っている」と、簡単に取得できるランセンスではないとコメント。ただ、挑戦を続けていくという。 その中で、指導者を目指すならば日本代表監督というものも期待される。 「自分の目標はそこで、選手としてワールドカップ(W杯)優勝を達成できなかったので、監督としての挑戦はそこだと思っています。日本代表の監督になりたい。そしてW杯で優勝したいというのが自分のメインの目標ですが、日本サッカーの今後を考えた時に、欧州の環境や競争を実感する中で、日本サッカーが世界を目指すためには、もっと環境だったり、欧州でも戦えるスタッフやメディア、戦える人たちがもっと必要だと思うので、そういった人たちのキッカケになるようなこともやっていきたいと思います」 根底の部分から日本サッカー全体の発展のために動いていきたいという岡崎。その中で、ここまでサッカー選手としてキャリアを全うできたことを日本で過ごしたチームへ感謝した。 「欧州で引退することで、清水エスパルスには特に感謝の気持ちを伝えたいというのがあります。プロ生活の最初の6年を日本ではじめ、そこで出会った人たちの存在があったからこそ、海外での厳しい環境や競争にギリギリ耐えて、そこで勝ち残れたと思います」 「関わったクラブには感謝の気持ちがありながら、清水エスパルスをはじめ、その前の滝川第二高校や宝塚FCなど、自分を育ててくれた日本での17年くらいですかね。その時の思いを胸に海外でもプレーしていたので感謝の気持ちはありますし、日本代表でも日本のファンの皆さんが応援してくれたからこそ走りきれたのかなと思っています」 2024.06.17 22:20 Mon

シント=トロイデンの人気記事ランキング

1

G大阪がアカデミー出身FWのシント=トロイデン林大地を獲得! 「多くのゴールを決めたい」

ガンバ大阪は30日、シント=トロイデンから元日本代表FW林大地(27)の完全移籍加入を発表した。背番号「91」をつける。 元々G大阪のジュニアユース育ちで、履正社高校から大阪体育大学に進学した林。2019に鳥栖の特別指定選手になると、翌年から正式入団し、東京オリンピックを挟み、2021年夏のシント=トロイデン行きで欧州挑戦を果たした。 そして、今季からニュルンベルクにローン移籍したが、ケガに悩まされ、公式戦17試合で3得点3アシスト。ヒザを痛め、関節内遊離体切除手術に踏み切ったなか、“古巣”G大阪で3年ぶりのJリーグ復帰を果たす運びとなった。 今季のここまで宇佐美貴史の1トップ起用が続くなか、新たなストライカーとして期待される27歳FWはクラブを公式サイトで抱負を語った。 「ガンバ大阪の林大地です。自分がサッカーを始めた幼い頃から常に身近に感じていた地元ガンバ大阪の一員になれてとても感動しています。ガンバ大阪に関わる全ての方々に感謝したいと思います。ガンバ大阪のユニフォームを着て直向きに情熱をもって熱く戦い、多くのゴールを決めたいと思います。応援よろしくお願いします!」 <span class="paragraph-title">【動画】林大地のガンバ大阪入団ムービー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="I0E4GX1rjYY";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.30 16:23 Sun
2

日本代表DF谷口彰悟が32歳で初の欧州挑戦へ! シント=トロイデン加入が迫る

カタールのアル・ラーヤンでプレーする日本代表DF谷口彰悟(32)がヨーロッパに挑戦するようだ。ベルギー『Het Belang van Limburg』が伝えた。 筑波大学から2014年2月に川崎フロンターレに加入した谷口。チームの守備を早くから支え、キャプテンも務めていた中、しばらく招集を受けなかった日本代表にも呼ばれると、森保一監督の下で2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)に出場。それ以降も招集を受けている。 国内では川崎Fのみでプレーしていた中、W杯後に移籍を決断。2023年1月にアル・ラーヤンへ完全移籍し、カタール・スターズリーグを戦っている。 カタールで1年半を過ごしている谷口は、スターズリーグで37試合に出場し1ゴール1アシストを記録。古巣の川崎Fへの復帰の噂も浮上する中、どうやらヨーロッパに渡るという。 32歳という年齢で初のヨーロッパ挑戦。その行き先は、シント=トロイデンとのこと。移籍は濃厚で、すぐにでも合流することになるという。 かつては藤田俊哉氏が31歳でジュビロ磐田からユトレヒトへとレンタル移籍したこともあるが、30代でのヨーロッパ初挑戦は異例と言える。 シント=トロイデンには、U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ、MF山本理仁、DF 小川諒也、GK鈴木彩艷、MF伊藤涼太郎が所属。鈴木はパルマなどへの移籍が噂されており、GK小久保玲央ブライアンがベンフィカから加入するという話もある。 いずれにしても経験豊富な谷口の獲得は、クラブにとっても他の日本人選手にとっても大きな刺激になるとみられている。 2024.07.05 13:55 Fri
3

パリ五輪世代のGKが玉突き移籍か? 鈴木彩艶がパルマ行きなら、小久保玲央ブライアンがシント=トロイデン移籍か

パリ・オリンピックに臨むU-23日本代表。その守護神を争っている2人が玉突き人事になる可能性があるという。 それはベンフィカのGK小久保玲央ブライアン(23)とシント=トロイデンのGK鈴木彩艶(21)の2人。ベルギー『Voetbal Belgie』が伝えた。 ともにU-23日本代表でプレーし、パリ・オリンピック行きも期待されている中、移籍の噂がつきまとう。 すでに日本代表デビューも果たし、2024年1月のアジアカップでもプレーした鈴木は、2023年8月に浦和レッズからシント=トロイデンにレンタル移籍。当時はマンチェスター・ユナイテッドも関心を寄せるなど、高く評価されていた。 一方で、小久保は柏レイソルの下部組織から2019年1月にベンフィカのU19チームに加入。4年半も早く海外に出たが、ポジション柄出番が限られており、ファーストチームではデビューできていない。 しかし、その小久保はパリ・オリンピックの出場権を懸けて戦ったAFC U23アジアカップでハイパフォーマンスを見せており、日本代表入りも期待されるほどの実力を持つ。 そんな中、今夏の移籍市場では鈴木がセリエAに昇格したパルマからの関心を持たれている。 海外挑戦1年目でジュピラー・プロ・リーグで32試合に出場し正守護神に君臨。その才能にパルマが目をつけ、シント=トロイデンは1500万ユーロ(約26億円)の値札をつけているという。 『Voetbal Belgie』によれば、鈴木が移籍した場合の代役として小久保を狙っているとのこと。ベンフィカとの契約は残り1年だが、ウクライナ代表GKアナトリー・トルビンが正守護神として君臨しており、出番を掴むことは非常に難しい状況だ。 具体的な動きはまだないものの、小久保はクラブでの出番がそろそろほしいところ。パリ・オリンピックで評価を上げるという可能性もある中で、どういった動きが待っているだろうか。 2024.07.03 12:35 Wed
4

山本理仁のシント=トロイデン完全移籍が決定! パリ五輪世代の司令塔は昨夏にG大阪からレンタル

シント=トロイデンは30日、ガンバ大阪からU-23日本代表MF山本理仁(22)の完全移籍加入を発表した。 東京ヴェルディのアカデミーで育ち、高校2年生の2019年に飛び級昇格の左利き司令塔はトップチームで3年半を過ごした後、2022年夏からG大阪で初のJ1挑戦。昨年6月からはシント=トロイデンにレンタル移籍し、ベルギーを舞台に初の欧州挑戦を果たした。 そのベルギーでは途中出場が主だったが、公式戦35試合でプレー。代表では各世代で中心となり、来たるパリ・オリンピックのU-23日本代表メンバー入りも期待されるなか、完全移籍へ移行が決まった。 シント=トロイデンの公式サイトで「この度、STVVに完全移籍することになりました! 今年こそは目に見える結果でチームに貢献したいと思います! 応援よろしくお願いします」と決意を新たにすると、G大阪を通じても次のようにコメントしている。 「この度シント=トロイデンVVに完全移籍することになりました。ガンバ大阪というクラブで僕自身何も残すことはできませんでしたが、J1初挑戦だった僕にとっては毎日が刺激的で、成長させてもらえました」 「皆さんのパナスタでの声援、今でも忘れられません。ガンバ大阪というクラブ、大阪の街、人柄、全てが大好きです。最後になりますが、ガンバ大阪の躍進を心から願っています。そして今年のタイトル獲得を期待しています!」 「短い間でしたがありがとうございました!」 2024.06.30 15:29 Sun
5

「日本代表の監督になりたい」現役引退の岡崎慎司、セカンドキャリアは指導者へ…ヨーロッパでライセンスを取得中、ドイツ6部で指揮官キャリアもスタート

2023-24シーズン限りでの現役引退を発表していたFW岡崎慎司(38)が、東京都内で引退会見を実施した。 日本では清水エスパルスでプレー。その後は、ドイツ、イングランド、スペイン、ベルギーとヨーロッパでプレーを続けた。 シュツットガルト、マインツ、レスター・シティ、ウエスカ、カルタヘナ、そしてシント=トロイデンでのプレーを果たした岡崎。レスターでの奇跡のプレミアリーグ優勝、ウエスカでの瀬グンダ・ディビシオン(スペイン2部)で優勝を果たしていた。 日本代表としても119試合で歴代3位の50ゴールを記録するなど、点取り屋として活躍してきた岡崎。ヨーロッパで長年プレーも後悔の連続と語った中、「やってきたことは間違いではなかったかなと。次の人生で先を見れたらなと思っています」と、さらなる挑戦を口にしていた。 引退会見ではシント=トロイデンのアンバサダーにも就任することが発表された中、指導者のキャリアを歩んで行きたいと意気込みを語った。 「シント=トロイデンのアンバサダー就任の話もさせてもらいましたが、欧州に拠点があり、選手やスタッフであったり、欧州で戦う場が、チャンスがあることの重要さは日本の皆さんにも知ってもらいたい。あそこで競争していくことの難しさは、次の世代に伝えていくことは自分の役割だと思うし、そこに関われるのは自分の役目だと思っています」 「ただ、自分はこれからの人生、サッカー選手として戦ってきたように、戦える場が欲しいと引退する時に思ったので、そうなると監督かなと。欧州で監督したいとはずっと思えていなかったんですけど、監督するなら日本でと思っていた。だけど、多くの日本の選手たちが欧州に挑戦してきていて、その選手たちに日本に戻ってまた海外に挑戦するという甘い考えで彼らを超えていけるのかと考えた時に、自分がもっと挑戦しないといけないと思いました」 「単純にカッコつけたいというか、選手の苦労は知っているだけに、環境に甘えてしまうと、海外で味わった悔しさを忘れると思ったので、そういう意味では欧州で挑戦するというところで、まずは監督を目指して1週間から10日間ほどイングランドで講習を受けていて、そこで大きな壁にぶつかっているんですけど、スタートはしています」 「あとは10年前から日本でアカデミーを作っていて、そこで子供たちを見ながら、自分は選手として欧州で挑戦している時に、欧州の環境の優れた部分を感じて、日本でもこうあって欲しいと思っていたので、アカデミーでの自分の仲間であったりパートナーと作り上げていたアカデミーが、U8からU18まであって、トップチームもあって、さらにドイツのマインツにバサラ・マインツというクラブがある。バサラ兵庫とバサラ・マインツの2拠点で日本から世界という挑戦をしていきたいたいという思いがあります」 「セカンドキャリアというところでは、ドイツの6部に所属するバサラ・マインツでトップチームの監督をすることが決まっています。なので、すぐに監督の経験を積めるので、バサラ・マインツを一緒に作った滝川第二高校の先輩がいるんですけど、その先輩と一緒にやっていこうとは考えているので、具体的には、そこで始めることがこれからのセカンドキャリアのメインですね」 現在はUEFA Bのライセンスを取得するために動いている岡崎。イングランドで研修を積んでいるが、「選手として感覚でずっとやってきたタイプなので、実際に指導するとなると難しい」と苦労しているとのこと。また「この自分が、また英語を勉強している」と、新たな挑戦に向けて語学も再び勉強していると語った。 UEFAプロという最高峰のライセンスももちろん目指すが「時間はかかると思っている」と、簡単に取得できるランセンスではないとコメント。ただ、挑戦を続けていくという。 その中で、指導者を目指すならば日本代表監督というものも期待される。 「自分の目標はそこで、選手としてワールドカップ(W杯)優勝を達成できなかったので、監督としての挑戦はそこだと思っています。日本代表の監督になりたい。そしてW杯で優勝したいというのが自分のメインの目標ですが、日本サッカーの今後を考えた時に、欧州の環境や競争を実感する中で、日本サッカーが世界を目指すためには、もっと環境だったり、欧州でも戦えるスタッフやメディア、戦える人たちがもっと必要だと思うので、そういった人たちのキッカケになるようなこともやっていきたいと思います」 根底の部分から日本サッカー全体の発展のために動いていきたいという岡崎。その中で、ここまでサッカー選手としてキャリアを全うできたことを日本で過ごしたチームへ感謝した。 「欧州で引退することで、清水エスパルスには特に感謝の気持ちを伝えたいというのがあります。プロ生活の最初の6年を日本ではじめ、そこで出会った人たちの存在があったからこそ、海外での厳しい環境や競争にギリギリ耐えて、そこで勝ち残れたと思います」 「関わったクラブには感謝の気持ちがありながら、清水エスパルスをはじめ、その前の滝川第二高校や宝塚FCなど、自分を育ててくれた日本での17年くらいですかね。その時の思いを胸に海外でもプレーしていたので感謝の気持ちはありますし、日本代表でも日本のファンの皆さんが応援してくれたからこそ走りきれたのかなと思っています」 2024.06.17 22:20 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly