バルセロナがアモリム監督の争奪戦から撤退…約33億円の契約解除金がネックに

2024.04.05 22:30 Fri
引く手数多のアモリム監督
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引く手数多のアモリム監督
チャビ・エルナンデス監督が今シーズン限りで退任するバルセロナ。後任監督探しが始まっている中、多くのクラブが新指揮官を探している。

今夏、バルセロナ以外にもリバプール、バイエルンはすでに監督が退任することが決定。ユルゲン・クロップ監督、トーマス・トゥヘル監督の後任探しもそれぞれのクラブがスタートさせている。
そんな中、バルセロナはスポルティングCPルベン・アモリム監督(39)の招へいに熱を上げているとされた中、スペイン『スポルト』は撤退を決めたと報じている。

若手の有望な指揮官として注目を集めるアモリム監督。バルセロナのスタイルと似ているサッカーをしていることから、スポーツ・ディレクター(SD)のデコ氏も関心を寄せていたことを明かしている。

しかし、ネックになるものがいくつか存在。1つは、ポルトガル以外で指揮を執ったことがないということ。バルセロナをいきなり率いることが1つの不安材料にもなる。
ただ、バルセロナにとってはそれ以上の問題が。それはアモリム監督に設定されている違約金だ。

スポルティングCPとの契約は2026年夏まで。2年間の契約を残すこととなり、海外のクラブに対しては2000万ユーロ(約32億8000万円)の契約解除金が設定されている状況。ただ、慢性的な財政問題を抱えるバルセロナにとっては、支払うことが不可能となる。

アモリム監督に対しては、シャビ・アロンソ監督がレバークーゼン残留を決断したことで、監督探しが暗礁に乗り上げたリバプールが優勢な状況。太刀打ちできないバルセロナは撤退を決めたようだ。

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ダニ・オルモ獲得はチャビ監督の希望…現在はバルセロナのリストに存在せずか

バルセロナはRBライプツィヒのスペイン代表FWダニ・オルモ(26)を追いかけていないようだ。スペイン『スポルト』が報じた。 今夏は左ウイングが補強ポジションの1つと取り沙汰されているバルセロナ。アスレティック・ビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズ(21)やリバプールのコロンビア代表FWルイス・ディアス(27)の名前が挙がるなか、ラ・マシア出身のダニ・オルモへの関心も報じられていた。 4月の時点では、スポーツ・ディレクター(SD)を務めるデコ氏が代理人や父親に接触したという話もあったが、獲得を望んでいたのは解任が決まったチャビ・エルナンデス監督とのこと。プレーのみならず、バルセロナのスタイルを熟知している点や、前線ならどこでもできる万能性を評価していたという。 しかし、ハンジ・フリック氏が新監督に決まった今では獲得リストに名前なし。前述のようなより純粋なウインガーを求めているようだ。 なお、バイエルンやリバプールからの関心も報じられているダニ・オルモだが、ユーロ2024が終わるまでは自身の将来について決断を下さないと明言。ライプツィヒとの契約を2027年6月まで残す一方、7月初旬まで有効な約6000万ユーロ(約101億8000万円)の契約解除条項が存在すると言われている。 2024.06.06 21:56 Thu

チャビ監督解任&フリック監督招へいのバルセロナ、ラポルタ会長が背景語る「新たな刺激」

バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が監督人事に言及した。スペイン『マルカ』が伝えた。 今シーズンはチャビ・エルナンデス監督の去就が二転三転したバルセロナ。1月にチャビ監督が退任の意向を表明すると、その後、ラポルタ会長らの説得を受けて続投が決まったが、チャビ監督の発言などに不信感を持ったラポルタ会長が結局解任を選んだ。 そのラポルタ会長は、チャビ監督を解任してから初めて公の場でコメント。『バルサ・ワン』でクラブ全体の今シーズンを振り返ったなか、チャビ監督を解任した経緯を説明した。 「チャビは良い仕事をした。昨シーズンはリーガとスーペルコパを制した」 「今シーズンはうまくいかなかった。シーズンの終わりが来て、ようやくチャビが続投することになった。私は彼に自信があるかどうかを尋ねた。すると彼は『はい、このチームを盲目的に信じている』と私に言った」 「その後、彼の言動を覆すような発言がいくつかあり、それが私に考えを改めさせた。これはチームがより競争力を高めるための新たな刺激だ」 「バルサがチャビを解任したことは非常にエレガントだったと思うし、良い終わり方をしたと感じている」 「この決断の全責任は私にある。最も重要な決断だった。それでも、スポーツ・ディレクター(デコ)の影響があるのは明らかだ」 「チャビとは良好な関係を築いており、このまま続くことを願っている」 また、チャビ監督の後任にハンジ・フリック監督を選んだラポルタ会長だが、「チャビのためにも、チームのためにも、我々は市場で監督を探しているというニュースを流したくなかった」「クレの邪魔をしたくなかった。だから、この件は表沙汰にはしなかった」と説明。フリック監督がバルセロナに真摯に向き合う姿勢を見せたことが招へいの要因だったとも明かしている。 「我々はフリックを雇う機会を得た。彼は自信に溢れていて、どんなチームにも勝てると確信している」 「彼がチームについてよく理解していることがわかり、我々は大きな自信を得た。彼はバルサを追い続けている」 「1月にチャビが退団を発表して以来、フリックはチームについて研究し始めた。我々がチャビの解任を決めた時、デコがフリックと面談し、我々は彼が適任だと考えた」 さらに、ラポルタ会長はフリック監督に望んでいることについてもコメント。その姿勢や過去の実績から、成功に導いてくれる人物と信じているようだ。 「我々がバルサをどのように考えているか、そしてどのようなバルサの監督になってほしいと思っているかを彼は知っている。彼は選手たちに良い準備をさせ、全てを勝ち取ってきた人物だ。彼は成熟、経験、仕事、プロフェッショナリズムを伝えてくれる」 2024.06.05 14:49 Wed

左WG探すバルセロナ、大本命ニコ・ウィリアムズに獲得の意向伝達か…移籍金は分割払い希望

バルセロナがアスレティック・ビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズ(21)の獲得を目指しているようだ。スペイン『スポルト』が報じた。 チャビ・エルナンデス監督の後任としてハンジ・フリック監督を招へいしたバルセロナ。依然として慢性的な財政難に苦しんでいるが、新体制で迎える来シーズンに向け、補強の噂が続いている。 なかでも優先順位の高い補強箇所の1つとされているのが左ウイングで、現在はニコ・ウィリアムズが最優先のターゲットとのこと。スポーツ・ディレクター(SD)のデコ氏率いるチームは、すでにニコ側に全力で獲得に動く意向を伝えているという。 しかし、この21歳ウインガーは2023年12月にビルバオと契約更新しており、5000万〜6000万ユーロ(約85億1000万〜102億1000万円)程度の契約解除条項が存在。バルセロナとしてはこれを用意するのが難しく、金額を上乗せしての分割払いを希望しているという。 一方、ビルバオは11歳の頃からクラブに在籍する生え抜きFWの放出に非常に消極的。分割払いを受け入れなければ、バルセロナは契約解除金を満額支払う必要があり、獲得プランを先延ばしせざるを得ない。 なお、兄・イニャキと共にビルバオの攻撃をけん引するニコは、今シーズンの公式戦37試合に出場し8ゴール17アシストを記録。ユーロ2024での活躍も期待されている。 2024.06.04 15:23 Tue

ポルトガル1部で今季20ゴール、25歳のスペイン人FWムヒカがカタールのアル・サッドへ完全移籍

カタールのアル・サッドは30日、ポルトガルのアロウカからスペイン人FWラファ・ムヒカ(25)を完全移籍で獲得したことを発表した。 ラス・パルマスで生まれたムヒカは、ラス・パルマスの下部組織からバルセロナの下部組織に加入。その後、リーズ・ユナイテッドの下部組織へと移籍した。 リーズ在籍時にはエストレマドゥーラ、ビジャレアルB、レアル・オビエド、ラス・パルマスへとレンタル移籍を繰り返した中、2022年7月にアロウカへ完全移籍を果たした。 ポルトガルで2年目を迎えた今シーズンは、プリメイラ・リーガで30試合に出場し20ゴールを記録。得点ランキング3位の活躍を見せていた。 スペイン『アス』によれば1000万ユーロ(約17億円)をムヒカに支払ったとのこと。若くしてカタールへと活躍の場を移すこととなった。 アル・サッドは、元スペイン代表FWラウール・ゴンサレス氏や、元スペイン代表MFチャビ・エルナンデス氏、元スペイン代表MFサンティ・カソルラと過去にもスペイン人が多くプレーしている。 2024.05.31 23:40 Fri

バルサのベルナルド・シウバ獲得に光? 契約解除金の分割払いが可能…ただ、熱望したチャビ監督は解任

財政難を抱え続けているバルセロナ。今夏はその解消に努めている状況だが状況は芳しくはない。 一方で、選手補強は続けたいバルセロナ。獲得を目指す選手の契約条項が、大きな手助けになる可能性があるという。 スペイン『TV3』は、バルセロナが獲得を目指し続けているマンチェスター・シティのポルトガル代表MFベルナルド・シウバ(29)の契約に関して、特別な条項の存在を報じた。 予てからベルナルド・シウバの獲得に熱を上げているバルセロナ。一方で、財政難が大きな足枷となっており、選手本人に移籍の意思がありながらも、獲得に動けないという状況が続いていた。 しかし、そのベルナルド・シウバには退団時の条項に思わぬ抜け道があったという。 ベルナルド・シウバの契約解除金は5000万ポンド(約100億円)に設定されている。当然バルセロナがこの金額を払うことは不可能。それで何度も断念してきたが、どうやら3回の分割払いにできる条項があるという。 どうやらバルセロナでのプレーを夢見るベルナルド・シウバが、2026年夏までシティと契約を延長する際に盛り込んだものとのことだ。 経済的な側面での問題は解決できそうな状況だが、思わぬ問題が発生。それは、ベルナルド・シウバの獲得を熱望していたチャビ・エルナンデス監督が解任されてしまったのだ。 新たに就任したハンジ・フリック監督が求めるのかどうかは不明。スポーツ・ディレクター(SD)のデコ氏とフリック監督がどう判断するかがポイントとなりそうだ。 2024.05.31 23:25 Fri

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レアル・マドリーのフランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガが、同胞FWキリアン・ムバッペの加入について語った。スペイン『アス』が伝えた。 マドリーは3日、来シーズンのムバッペ加入を発表。この25歳アタッカーはついにパリ・サンジェルマン(PSG)を離れることとなり、ユーロ2024後に幼少期から憧れていた夢のクラブへと向かう。 そんななか、代表だけでなくクラブレベルでもチームメイトとなるカマヴィンガが、ムバッペの加入についてフランス『テレフット』で言及。マドリーは移籍先として理想的なクラブだと主張している。 「キリアンのキャリアにおける理にかなった次のステップだ。レアル・マドリーは、PSGの後に彼が必要としていたクラブだ」 「レアル・マドリーは彼の個人的な目標の達成を後押ししてくれる。また、彼はチームとしてもチャンピオンズリーグで優勝したいと考えている。だからレアル・マドリーは完璧なクラブだと思う」 また、先日の記者会見では「ムバッペのゴールをアシストすることができたらとても嬉しい」とも語っていたカマヴィンガ。個人としてもサポート体勢は万全のようだ。 2024.06.10 14:49 Mon

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スペイン代表DFロビン・ル・ノルマン(27)のアトレティコ・マドリー行きが現在進行形で進むようだ。 この夏のマーケットでセンターバックの補強に動くアトレティコ。その候補の1人に目されるのがレアル・ソシエダのBチームを経て、今やトップチームの主力センターバックと化し、開幕が迫るユーロ2024のスペイン代表入りも果たしたル・ノルマンだ。 移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、アトレティコはル・ノルマンとの契約を近くまとめようと前進中。選手とは個人条件で合意済みということで、クラブとの交渉にも自信をもって取りかかっているという。 マリオ・エルモソとステファン・サビッチがそれぞれ新天地を求めるということで、守りの部分だけでなく、組み立てのところでも評判の高いル・ノルマンでカバーに動くアトレティコだが、いかに。 なお、スペイン『RELEVO』の既報いわく、ル・ノルマンとソシエダの契約に5000万ユーロ(約84億5000万円)のバイアウト条項があるなか、アトレティコはボーナス込みで3000万ユーロ(約50億7000万円)の額で獲得を狙っているとされる。 2024.06.10 12:35 Mon

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