未来投資が進むチェルシー、インテルの有望MFカサデイの獲得も決定的に

2022.08.17 15:02 Wed
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チェルシーのU-19イタリア代表MFチェーザレ・カサデイ(19)獲得が決定的となった。

カサデイはインテルのU-19チームで鍛錬を積むセントラルハーフ。昨季はプリマヴェーラ1で30試合14得点4アシストの成績を残し、インテルの4季ぶり優勝に大きく貢献した。
まだ公式戦でのトップチームデビューの機会は訪れていないものの、今夏のプレシーズンではルガーノ戦で途中出場。移籍市場においてはトリノやカリアリなど国内の中小クラブからの関心が伝えられた。

一方でその将来性はビッグクラブからも注目されていたが、早い段階から交渉に取り組んでいたチェルシーがクラブ間合意に漕ぎ着けた模様。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏やジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によれば、移籍金は1500万ユーロ+アドオン500万ユーロ。現地時間17日夜にもロンドンへ飛び、メディカルチェックを受ける予定のようだ。

ただ、今季はリザーブチームかレンタル先が主戦場となる可能性が高いとのこと。チェルシーでは今夏にアメリカ代表GKガブリエル・スロニナ(18)やU-19イングランド代表MFカーニー・チュクエメカ(18)といった有望な若手を獲得しており、新オーナーのトッド・ベーリー氏の下、未来投資を積極的に進めている。

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チェルシーが19歳FWジエゴ・モレイラのレンタル打ち切り発表、リヨンから予定切り上げて復帰

チェルシーは22日、U-20ポルトガル代表FWジエゴ・モレイラ(19)のリヨンへのレンタル移籍を打ち切ると発表した。 ジエゴ・モレイラは昨年7月にベンフィカからチェルシーへ加入。2023-24シーズン序盤の昨年8月30日、EFLカップ1回戦・ウィンブルドン戦でデビューを飾るも、2日後にリヨンへの武者修行が発表され、ここまでリーグ・アン7試合、クープ・ドゥ・フランス2試合に出場していた。 チェルシーとリヨンによると、当初2024年6月30日までのレンタル契約を締結も、ジエゴ・モレイラを含めた3者で協議した結果、相互合意によりレンタル打ち切りが決定。同選手はロンドンへ戻ることとなる。 なお、チェルシーはつい先日にも、レスター・シティへ貸し出していたU-21イタリア代表MFチェーザレ・カサデイ(21)のレンタル打ち切りを発表。チェルシーU-21登録のカサデイは20日からマウリシオ・ポチェッティーノ監督率いるトップチームで練習に加わっている。 2024.01.22 20:51 Mon

将来性豊かなカサデイのレンタル打ち切りも影響なし? 2部首位レスターが誇る充実の中盤3枚

レスター・シティからチェルシーへレンタルバックしたU-21イタリア代表MFチェーザレ・カサデイ(21)。早期のレンタル打ち切りとなった背景を『フットボール・イタリア』が解説している。 昨年のU-20ワールドカップ(W杯)でU-20イタリア代表の主軸を担い、決勝戦まで7試合7得点という数字により、大会得点王とMVPの個人2冠に輝いたカサデイ。準優勝したイタリアの中でもひときわ眩い輝きを放った。 クラブキャリアでは2022年夏にインテルからチェルシーへ移籍し、U-21チームに身を置きつつ、2022-23シーズン後半戦はチャンピオンシップ(イングランド2部)のレディング、今季は頭からレスターへと武者修行に出た。 レスターではここまでリーグ戦22試合、公式戦全体で25試合出場とコンスタントにプレーし、欠場わずか3試合。しかし19日、1年間の予定だったレンタル契約が打ち切られ、今冬でチェルシーへと帰還することが発表された。 というのも25試合中スタメンは11試合で、リーグ戦だと8試合のみ。1年でのプレミアリーグ復帰を目指してチャンピオンシップで首位を走るレスターは、ナイジェリア代表MFウィルフレッド・エンディディ、イングランド人MFキアナン・デューズバリー=ホール、元イングランド代表MFハリー・ウィンクスと“プレミア級”の3枚が[4-3-3]の中盤でレギュラーポジションを占めている。 昨夏MFジェームズ・マディソン、MFハーヴィー・バーンズ、DFティモシー・カスターニュを売却、そしてMFユーリ・ティーレマンス、DFチャグラル・ソユンジュも契約満了で退団したレスターは、2部降格に伴う広告収入減を加味してなお十分な資金を保持。エンディディ、デューズバリー=ホールを手元に残しながら、ウィンクスをトッテナムから完全移籍で獲得することにも成功した。 また、ここ数日はインテルから元イタリア代表MFステファノ・センシ(28)の今冬獲得にも接近と伝えられており、中盤の選手層はさらに強化される見通し。経験を積むべくチェルシーからやってきた将来性豊かなカサデイだが、レスターの中盤で定位置を築くことは難しかったようだ。 何はともあれチェルシーへと帰還したカサデイ。チェルシー側はプレミアよりもフィジカルコンタクトが激しい2部で逞しく奮闘する21歳を高く評価しているようで、20日からマウリシオ・ポチェッティーノ監督率いる“1軍”で練習中…トップチームデビューはそう遠くはなさそうだ。 2024.01.21 14:28 Sun

チェルシー、レスターからU-21イタリア代表MFカサデイを早期レンタルバック

チェルシーは19日、レスター・シティにレンタル移籍していたU-21イタリア代表MFチェーザレ・カサデイ(21)を早期復帰させたことを発表した。 U-21イタリア代表の主軸MFであるカサデイは昨夏、1年のレンタルでレスター・シティに移籍。チャンピオンシップ22試合出場(うち先発は8試合)で2ゴールを挙げていた。 チェルシーは現在、プレミアリーグで9位と苦戦。半年復帰を早めたカサデイがチェルシーの救世主となれるか。 2024.01.20 07:30 Sat

レスターがチェルシーの逸材MFカサデイをレンタル! U-20W杯で得点王&MVP

レスター・シティは15日、チェルシーからU-20イタリア代表MFチェーザレ・カサデイ(20)を1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。背番号は「7」に決定。なお、今回の契約は買い取りオプションを含まないドライローンとなる。 同胞エンツォ・マレスカ監督率いるレスターへの武者修行が決定したカサデイは、クラブ公式サイトを通じて新天地での意気込みを語っている。 「とても気分が良いよ。ここに来られて本当に嬉しいし、興奮している。そして、新たなスタートを切るのが待ちきれないよ。明らかに、レスターは大きなチームであり、僕は勝つためにここに来て、できる限りのことをして戦い、このチームのために一生懸命働くつもりだ」 カサデイはインテルの下部組織出身で、2022年8月にチェルシーに完全移籍で加入。加入後はU-21チームを主戦場に、今年2月にはチャンピオンシップ(イングランド2部)のレディングに半年間のレンタル移籍。リーグ戦15試合1ゴールの数字を残した。 また、先のFIFA U-20ワールドカップ(W杯)では大会得点王となる7ゴールを決め、MVPにも輝いた。 185cmの恵まれた体躯とアスリート能力、戦術眼を兼ね備える万能型のMFは、強度の高い守備や展開力を有するが、最大の魅力は得点力。レンジを問わない正確なシュートに加え、ゴール前に飛び込んでいく感覚、ボックス内でのプレー精度が傑出しており、インテル時代にはラツィオで活躍していたセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチと比較する声も。また、チェルシーではレジェンドMFフランク・ランパードのような得点力のあるセントラルMFとしての大成が期待される。 今夏のチェルシーではアメリカツアーにも帯同したが、今シーズンは1年でのプレミアリーグ復帰を目指すフォクシーズでのプレーを選択した。 2023.08.16 00:41 Wed

チェルシー期待の若手カサデイ、レスターがローンでの獲得目指す!

レスター・シティがチェルシーからU-20イタリア代表MFチェーザレ・カサデイ(20)の獲得を狙っているようだ。 今季、チャンピオンシップ(イングランド2部相当)から出直しのレスター。エンツォ・マレスカ新監督のもと、先週末の開幕戦でコベントリー・シティを2-1で下し、見事に白星スタートを切った。 そんなレスターだが、イギリス『レスター・マーキュリー』によると、マレスカ監督はチェルシー期待の若手であるカサデイをターゲットに定め、ローンでの獲得に本腰を入れ始めているという。 カサデイは中盤のプレーヤーだが、U-20ワールドカップ(W杯)で大会得点王の7ゴールを決め、MVPにも輝いた逸材。今夏のチェルシーではアメリカツアーにも帯同した。 一部主力が去っていき、プレミアリーグ返り咲きを目指すなかで、チームの再建も求められるレスター。マレスカ監督もイタリア国籍とあって、カサデイにより注目しているようだが、果たして。 2023.08.07 16:05 Mon

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ルカクに救世主、手を差し伸べるのは恩師? ナポリを率いるコンテ監督が獲得を希望も72億円は払う気なし

2年連続でチェルシーからレンタル移籍に出されているベルギー代表FWロメル・ルカク(31)だが、恩師がやはり関心を示しているようだ。 2023-24シーズンはチェルシーからローマへとレンタル移籍。セリエAでは32試合でチームトップタイの13ゴールを記録した。 しかし、ローマは買い取ることはせずにチェルシーへと復帰。しかし、チェルシーもルカクは不要としており、売却したい意向が強い。 そんな中、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ナポリが獲得に関心を寄せているとのこと。インテル時代にルカクを重宝したアントニオ・コンテ監督が獲得を望んでいるという。 2シーズンを共に戦ったコンテ監督とルカクだが、離れても連絡を取り合っているとのこと。今夏はナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンの移籍も取り沙汰されており、新たなストライカーを確保しなければいけない状況だ。 コンテ監督の下でルカクは、公式戦95試合で64ゴールと驚異的な活躍を見せている。ただ、移籍金が高すぎるため、ナポリは交渉をしているという。 チェルシーとルカクの間には4300万ユーロ(約72億1000万円)の契約解除金が設定されているとのことだが、ナポリはこの金額を払う気はない。一方で、レンタル移籍であればもちろん獲得に動くが、チェルシー側は売却を求めている。 ルカク自身、チェルシーに戻る気はさらさらなく、よく知るコンテ監督の下でのプレーは願ってもないことだろう。両者が金額で折り合いがつけば良いところだが、動向が注目される。 2024.06.14 23:10 Fri

人気銘柄オリーズ狙うチェルシー、バイエルンやニューカッスルと共にパレスに接触か…契約解除金約120億円準備の構え

クリスタル・パレスのU-23フランス代表MFマイケル・オリーズ(22)の獲得に向け、チェルシーなど複数クラブが動きを見せているようだ。『The Athletic』が報じた。 チームメイトのイングランド代表MFエベレチ・エゼ(25)と共に、ビッグクラブからの関心が絶えないオリーズ。今シーズンは2度の負傷離脱もあり、プレミアリーグで19試合のプレーにとどまったが、10ゴール6アシストと自己最高の成績を残した。 今夏のパリ・オリンピックを戦う25名のU-23代表候補メンバーに入ったなか、そんなオリーズ獲得に本格的に乗り出しているのが、昨夏も動いていたチェルシー。代理人との交渉の許可を求めるべく、パレスにコンタクトを取ったという。 また、チェルシーは6000万ポンド(約120億6000万円)程度とみられる契約解除金を用意する準備もあるとのこと。ほかにはバイエルンとニューカッスルもパレスに接触済みで、マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティも22歳の俊英に関心を示している。 昨夏のオリーズは、チェルシー行きが迫っていたなかでパレスとの契約延長を決断。現行契約を2027年6月まで残す一方、今夏も自らの将来について考えを巡らせることになりそうだ。 2024.06.14 16:11 Fri

「イングランド代表に集中」チェルシーMFギャラガーが移籍の噂に言及、自身を引き上げたポチェッティーノ前監督には「本当に感謝している」

イングランド代表としてユーロ2024に臨むMFコナー・ギャラガー。憶測を呼んでいる今夏の移籍やチェルシーについて語った。イギリス『BBC』が伝えた。 チェルシーのアカデミー育ちのギャラガーは、チャールトン・アスレティックやスウォンジー・シティ、ウェスト・ブロムウィッチ(WBA)、クリスタル・パレスへとレンタル移籍を繰り返していた。 2022年7月、正式にファーストチームに昇格。昇格して2年目のシーズンとなった2023-24シーズンは、プレミアリーグで37試合に出場し5ゴール7アシストを記録。公式戦では50試合で7ゴール9アシストを記録した。 マウリシオ・ポチェッティーノ監督の下、チームの中心選手としてプレーしたギャラガーだが、残り1年となった契約期間もあり、今夏の移籍が取り沙汰されている。 チェルシーはファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)に抵触する可能性があり、今夏の移籍市場では選手を売却しなければいけない状況に。多くの関心があるギャラガーが売却対象だとされてきた。 ユーロ開幕を前に記者会見に出席したギャラガーは、改めてシーズンを振り返り、チェルシーで良いシーズンが過ごせたとコメント。ポチェッティーノ監督への感謝も口にした。 「本当に楽しかった。サッカーをしている時は幸せだし、今シーズンはコンスタントにプレーできているので、できるだけチェルシーに貢献できるように、そしてプレーしている時はイングランド代表に貢献できるように一生懸命働いた」 「昨シーズン、チェルシーに自分の実力を見せられる機会を与えてくれたマウリシオ・ポチェッティーノ監督に本当に感謝している。まだまだ改善の余地はあると願っている」 しかし、自身を信頼して起用してくれたポチェッティーノ監督はシーズン終了後に解任。新たにエンツォ・マレスカ監督の就任が決定していた。 ギャラガーは残念だとコメントしながらも、新体制でのシーズンを楽しみにしていると語った。 「もちろん、彼は僕のために多くのことをしてくれたし、彼やコーチ陣のことを思うと残念だった。でも、新しい監督(エンツォ・マレスカ)が来ることを本当に楽しみにしている。僕とチェルシーの全員が、彼と一緒に仕事ができることを本当に楽しみにしている」 また、自身にまつわる憶測にも言及。今は、ユーロのためにイングランド代表に集中していると語るに留めた。 「イングランド代表に集中しているんだ。これは、僕にとっても国にとっても最も重要なこと。今はただ、大会のスタートが待ちきれない」 2024.06.13 23:25 Thu

期待の若手デュラン獲得狙うチェルシー、アストン・ビラとの交渉が開始か

チェルシーがコロンビア代表FWジョン・デュラン(20)獲得のため、アストン・ビラと接触したようだ。 今シーズンのプレミアリーグを6位で終え、マウリシオ・ポチェッティーノ監督が退任となったチェルシー。新たにエンツォ・マレスカ監督を迎えたチームは、新シーズンに向けて攻撃陣の強化に着手している。 そんな中で、クラブが注目しているのがデュランだ。20歳の若さながら今シーズンは公式戦37試合8ゴールを記録しており、若手の補強を好むチェルシーにとっては格好のターゲットとなっている。 移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、チェルシーとビラの間で最初の接触があった模様。ビラはデュランに3500万~4000万ポンド(約69億~79億円)の値札をつけているが、チェルシーのイングランド代表MFコナー・ギャラガー獲得に関心を示していることから、交渉に影響することも考えられる。 デュランにはイタリア方面からの関心もあるが、本人はチェルシー移籍を優先したい意向とのこと。交渉は今後も続くことが予想されており、進展が注目される。 2024.06.12 09:45 Wed

複数クラブが関心寄せるチェルシーFWブロヤ、ヴォルフスブルクも獲得レースに参戦か

ヴォルフスブルクがチェルシーのアルバニア代表FWアルマンド・ブロヤ(22)に関心を示しているようだ。 チェルシーの下部組織出身であるブロヤは、フィテッセやサウサンプトンへのレンタルを繰り返していたが、昨シーズンからチェルシー復帰。しかし、2022年12月に右ヒザ前十字じん帯断裂の重傷を負ってしまうと、その影響もあって思うようなパフォーマンスを発揮できず、今シーズン途中からフルアムにレンタル移籍となった。 だが、そのフルアムでも出場機会は掴めず。プレミアリーグ8試合に出場するもスタメン出場はないままシーズンを終え、チェルシーへ帰還することになった。 チェルシーはすでにブロヤを今夏の売却対象としており、アルバニア代表FWには多くのクラブが関心。そんな中で、ドイツ『キッカー』によるとヴォルフスブルクも獲得に動く可能性があるとのことだ。 ブンデスリーガを12位で終えたヴォルフスブルクは、今夏の移籍市場で攻撃陣の強化に着手。ブロヤの持つ巨大なポテンシャルを評価しているという。 一方で、ブロヤに対してはウォルバーハンプトン、モナコ、ボローニャなど複数クラブから関心。来シーズンの欧州カップ戦出場権を有していないヴォルフスブルクにとって、争奪戦となれば厳しい状況になるとも報じられている。 2024.06.11 11:50 Tue

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