初昇格ウニオン・ベルリン、POで対戦したシュツットガルト退団のゲントナーを獲得

2019.07.06 06:17 Sat
Getty Images
ブンデスリーガ1部に初昇格したウニオン・ベルリンは5日、シュツットガルトを退団していた元ドイツ代表MFクリスティアン・ゲントナー(33)を1年契約で獲得したことを発表した。

1999年にシュツットガルトの下部組織に入団したセントラルMFのゲントナーは、2005年2月にトップチームデビュー。2007年夏から2010年冬まで一時ヴォルフスブルクに移籍した時期があったものの、キャリアの大半をシュツットガルトで過ごした。
そのシュツットガルトでは公式戦373試合に出場して50ゴール45アシストを記録。2018-19シーズンもブンデスリーガで29試合に出場して5アシストと、主力としてプレーしていた。しかし、1部残留の懸かったウニオン・ベルリンとのプレーオフではゴールを決めたものの、チームはアウェイゴール差で敗退。3シーズンぶりに2部降格の憂き目に遭っていた。

そのゲントナーはシュツットガルトとの契約満了をもって退団していた中、プレーオフで敗れた相手への移籍が実現する形となった。

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シュツットガルト、ラーム&ケディラがアドバイザーに就任! ともに現役時代に在籍

シュツットガルトは11日、元ドイツ代表のフィリップ・ラーム氏とサミ・ケディラ氏がクラブのアドバイザーに就任すると発表した。 現役時代はともにドイツ代表として活躍し、2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)で王者に輝いた両氏。ラーム氏はバイエルンのレジェンドだが、若手時代にシュツットガルトで2年間プレーした経歴があり、今回が17年ぶりの古巣復帰となる。 一方のケディラ氏はシュツットガルトのアカデミー出身で、同クラブでプロデビュー後、レアル・マドリーやユベントスといったビッグクラブを渡り歩き、昨年5月にヘルタ・ベルリンで現役生活の幕を下ろした。 ラーム氏は「シュツットガルトは地域に根差し、地域の才能あるタレントを養成し、常に勝利を目指すべきクラブ。私がここでプレーしていたとき、クラブは私にこの上ないステップアップの機会を与えてくれた。成功のために重要な要素だったよ。クラブの責任ある役職を務めるのは私にとって初めてで、とても興奮しているよ」とコメントした。 ケディラ氏も「クラブのビジョンに魅了されたよ。私の経験をこのクラブに提供できることは本当に魅力的だ。選手としての15年間であらゆることを経験し、チームに関する考察を深め、さまざまなコーチと仕事をしてきた。これらの経験を私の心のクラブであるシュツットガルトと共有していくつもりだよ」と誓っている。 なお、シュツットガルトは両氏のアドバイザー就任と同時にルツェルンの元ドイツ代表MFクリスティアン・ゲントナー(37)が現役引退後の2023年1月よりクラブに復帰すると発表。ゲントナーはシュツットガルト通算373試合の出場数を誇るレジェンドで、スポーツ・ディレクター(SD)を務めるスヴェン・ミスリンタート氏らとともにチーム強化に携わるとのことだ。 2022.09.12 15:04 Mon

元ドイツ代表MFゲントナーがウニオン・ベルリンを退団「心から懐かしく思うだろう」

ウニオン・ベルリンは9日、元ドイツ代表MFクリスティアン・ゲントナー(35)が今シーズン限りで退団することを発表した。 ゲントナーはシュツットガルトの下部組織で育ち、2005年7月にファーストチームへと昇格。2007年7月にヴォルフスブルクへとレンタル移籍すると、2008年8月に完全移籍を果たした。 しかし、2010年7月にフリートランスファーでシュツットガルトへと復帰。その後9シーズンを過ごすと、2019年7月にウニオン・ベルリンへと加入した。 ブンデスリーガで400試合以上に出場しているゲントナーは昇格したウニオン・ベルリンの原動力として昨シーズンを戦うと、今シーズンもここまでブンデスリーガで20試合、DFBポカールに1試合出場していた。 2シーズンの在籍で公式戦55試合に出場し4ゴール3アシストを記録したゲントナーはクラブを通じてコメントしている。 「最初からベルリンで居心地の良さを感じていたし、ユニオンに家を見つけました。ケーペニックでの2年間は、スポーツの面でも非常に成功しました、いつだってその時を心から懐かしく思うだろう」 「でも、家族と一緒に、今年の夏にまた新しい道を歩むことにした。ここからは、ウニオンのジャージを着て最後の試合を楽しみ、この素晴らしいシーズンを可能な限り最高の形で終わらせることが大切となる」 2021.05.10 16:05 Mon

初ゴールも負傷交代の遠藤渓太、来週から練習復帰 ウニオン・ベルリンが発表

ウニオン・ベルリンに所属する日本代表MF遠藤渓太が来週にも復帰の見通しだという。 今夏に横浜F・マリノスからウニオン・ベルリンに加わり、欧州挑戦を果たした遠藤。7日に行われたブンデスリーガ第7節のビーレフェルト戦を初先発で飾り、3分に初ゴールを記録したが、右ハムストリングを痛め、20分にピッチを後にした。 その影響で今月の日本代表活動にも招集されなかった遠藤だが、所属先が17日に明らかにしたところによれば、ウニオン・ベルリンが17日に明らかにしたところによれば、週明けからチームに合流できる見込みのようだ。 これにより、遠藤は代表ウィーク明けの22日に敵地で行われるケルンとのブンデスリーガ第8節を欠場へ。来週28日に本拠地で予定する第9節のフランクフルト戦での復帰となりそうだ。 なお、ウニオン・ベルリンは遠藤とともにケガの問題を抱えるDFニコ・シュロッターベックとMFクリスティアン・ゲントナーの状況も報告。遠藤と打って変わり、しばらく離脱を強いられる模様だ。 2020.11.19 11:40 Thu

“デア・クラシカー”でノイアーがキャリアの節目となるブンデス400試合出場を達成…現役では3番目の記録

バイエルンのドイツ代表GKマヌエル・ノイアー(34)が、偉大な記録を樹立した。 ノイアーは26日に行われたブンデスリーガ第28節のドルトムントとの首位攻防戦に先発出場。序盤には、自身のプレー範囲の広さを見せる飛び出しでピンチの芽を摘むなど、チームのクリーンシートに貢献。0-1で勝利し、リーグ制覇へ一歩前進した。 <div style="margin:0 auto; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJaSUZIMnBSdiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> ブンデスリーガ再開後3試合で2度目のクリーンシートとなったノイアーだが、この“デア・クラシカー”が自身のキャリアにおいてブンデスリーガ400試合出場達成のメモリアルマッチとなった。 ノイアーはシャルケの下部組織出身で、2005年7月にトップチーム昇格。昇格1年目はブンデスリーガで出場機会がなかったものの、2年目にはレギュラーポジションを掴み、ブンデスリーガデビューを果たしていた。 2011年7月にはバイエルンへ完全移籍。その後ケガで棒にふるシーズンもあったが、現在も正守護神として王者のゴールマウスを守っている。 なお、シャルケ時代にブンデスリーガで156試合出場、バイエルンで244試合に出場している。 これは、ノイアーがデビューした2006-07シーズン以降にデビューした選手では最多の記録。現役選手ではブレーメンのFWクラウディオ・ピサーロ(487試合)、ウニオン・ベルリンのMFクリスティアン・ゲントナー(402試合)に次ぐ記録となっている。なお、ブンデスリーガの最多出場記録は、フランクフルトで活躍した元ドイツ代表DFカール=ハインツ・ケルベル氏の602試合となっている。 2020.05.27 09:56 Wed

降格シュツットガルト、主将ゲントナーが契約満了で退団

ブンデスリーガ2部に降格したシュツットガルトは7日、元ドイツ代表MFクリスティアン・ゲントナー(33)が契約満了により退団することを発表した。 1999年にシュツットガルトの下部組織に入団したセントラルMFのゲントナーは、2005年2月にトップチームデビュー。2007年夏から2010年冬まで一時ヴォルフスブルクに移籍した時期があったものの、キャリアの大半をシュツットガルトで過ごした。 そのシュツットガルトでは公式戦373試合に出場して50ゴール45アシストを記録。今季もブンデスリーガ29試合に出場して5アシストと、主力としてプレーしていた。しかし、ブンデス残留の懸かったウニオン・ベルリンとのプレーオフでゴールを決めたものの、チームはアウェイゴール差で敗退。3シーズンぶりに2部降格の憂き目に遭っていた。 2019.06.08 00:44 Sat

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バイエルンはなぜ伊藤洋輝を獲得した? クラブ幹部が高評価「我々が望む全てを備えている」「更なる可能性があると確信」

バイエルンは13日、シュツットガルトの日本代表DF伊藤洋輝(25)を完全移籍で獲得。2028年夏までの4年契約を結んだ。 電撃的に決定した伊藤の移籍。突如としてバイエルンが移籍先に浮上すると、あっという間の契約締結となった。 2021年夏にジュビロ磐田からシュツットガルトにレンタル移籍で加入すると、U-23チームに合流するはずがプレシーズンのパフォーマンスを受けてファーストチームに帯同。そのままポジションを掴むと、ブンデスリーガで成長しながらシュツットガルトの守備を支えていく。 2022年夏には完全移籍。加入から2シーズン続けて厳しい残留争いを経験したが、2023-24シーズンはチームが好転。最終的には2位でフィニッシュし、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。伊藤もブンデスリーガで26試合に出場し2アシストを記録していた。 センターバックとサイドバックでプレーできる伊藤。バイエルンは契約解除金の3000万ユーロ(約50億8000万円)を支払ったとされているが、クラブ幹部が伊藤を高く評価していると語った。 スポーツ部門の責任者を務めるマックス・エバール氏は伊藤について言及。過去3年間の経験が生きるとした。 「バイエルンとして、伊藤洋輝を獲得できたことを嬉しく思う。我々は新鮮なエネルギーをもたらしてくれる、ハングリー精神のある選手を求めている」 「ヒロキは、我々が望む全てを備えている。彼はチャレンジを受け入れ、それを克服し、ゲームの中で自分の道を歩み続けられる選手だ」 「25歳にしてすでに多くの経験があり、降格プレーオフであろうと、チャンピオンズリーグであろうと、プレッシャーに耐えることができる。彼はすぐに我々のチームを強くしてくれるだろう」 また、同じくスポーツ・ディレクターのクリストフ・フロイント氏も伊藤を高く評価。守備の万能ぶりと、更なる成長を期待した。 「ヒロキはシュツットガルトで信頼性の象徴だった。トップレベルで安定したパフォーマンスを発揮し、いくつかのビッグクラブの注目を集めた」 「ヒロキは背が高く、アグレッシブで、左足の強みがあり、パスゲームにも優れている。左サイドでも中央でもプレーできるため、守備でも万能だ」 「若い選手としてドイツに来て、大きな成長を遂げており、彼にはまだ更なる可能性があると確信している」 3バックでも4バックでもプレーでき、中央でもサイドでもプレーできる伊藤。ヴァンサン・コンパニ監督率いる新たなバイエルンで、どのような存在感を見せるのか注目が集まる。 2024.06.14 09:35 Fri

バイエルンが日本代表DF伊藤洋輝の獲得を公式発表! 2028年までの4年契約

バイエルンは13日、シュツットガルトから日本代表DF伊藤洋輝(25)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月30日までの4年間となる。 伊藤はジュビロ磐田の下部組織出身で、2018年にプロ契約。その後、名古屋グランパスへと期限付き移籍すると、磐田に復帰してプレー。2021年夏にシュツットガルトへと期限付き移籍した。 当初はU-23チームに合流する予定だったが、プレシーズンでのパフォーマンスが評価されると、ファーストチームでデビュー。以降はディフェンスの中心選手として公式戦97試合に出場し2ゴール5アシストを記録していた。 2023-24シーズンはブンデスリーガで26試合に出場し2アシストを記録し、チームの2位フィニッシュに貢献していた。 伊藤はクラブを通じてコメントしている。 「世界最大のクラブの1つでプレーできることを大変光栄に思います。バイエルンという名前は日本でもよく知られています」 「僕はシュツットガルトで常に全力を尽くし、クラブに感謝しています。ミュンヘンでの挑戦を楽しみし、バイエルンが多くのタイトルを獲得できるように、自分の役割を果たしたいと思います」 「新たな一歩を踏み出す時が来ました。僕にとって、バイエルンは完璧なクラブです」 <span class="paragraph-title">【写真&動画】バイエルンが伊藤洋輝の獲得を発表! ユニフォーム姿も!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="de" dir="ltr"> <a href="https://t.co/cR92ufNCJu">https://t.co/cR92ufNCJu</a><a href="https://twitter.com/hashtag/ServusHiroki?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ServusHiroki</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/MiaSanMia?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#MiaSanMia</a> <a href="https://t.co/vHfviP3b6F">pic.twitter.com/vHfviP3b6F</a></p>&mdash; FC Bayern München (@FCBayern) <a href="https://twitter.com/FCBayern/status/1801269262981513681?ref_src=twsrc%5Etfw">June 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/hashtag/ServusHiroki?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ServusHiroki</a><br><br> <a href="https://t.co/cR92ufNCJu">https://t.co/cR92ufNCJu</a><a href="https://twitter.com/hashtag/MiaSanMia?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#MiaSanMia</a> <a href="https://t.co/f2ooPXOpas">pic.twitter.com/f2ooPXOpas</a></p>&mdash; FC Bayern München (@FCBayern) <a href="https://twitter.com/FCBayern/status/1801269917401928009?ref_src=twsrc%5Etfw">June 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.14 00:10 Fri

伊藤洋輝は13日中にもミュンヘンでメディカルチェック? 移籍話はスムーズに展開と現地報道

バイエルンへの移籍が電撃的に浮上したシュツットガルトの日本代表DF伊藤洋輝(25)だが、スピーディーに事が運んでいるようだ。ドイツ『ビルト』が伝えた。 2023-24シーズンのブンデスリーガで26試合に出場し2アシストを記録した伊藤。近年は残留争いが続いていた中、チームは2位でシーズンを終える大躍進。伊藤は守備の重要なキーマンとしてチームに貢献した。 その伊藤は、日本代表としても2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の活動に参加。11日のシリア代表戦では左サイドバックとしてプレーしていた。 そんな中、電撃的にバイエルン移籍が浮上。ヴァンサン・コンパニ監督が就任したチームは守備陣の補強を目指していた中、伊藤が高く評価されたという。 バイエルンは伊藤の獲得に向けてシュツットガルトに対して契約解除金の3000万ユーロ(約50億8000万円)を支払うことを決定。すでにシュツットガルト、そして伊藤にも伝えられているとのことだ。 また、代表活動を終えた伊藤はすぐにドイツに戻り、13日中にもメディカルチェックを受けるためにミュンヘン入りするとのこと。契約書にサインを残すだけになるとみられている。 伊藤にはトッテナムが関心を寄せていたが、今シーズンは5位に終わりチャンピオンズリーグ(CL)に出場できない。伊藤はシュツットガルトでCLに出られる予定だったため、CL出場権のないクラブに移籍するメリットはないとされていた。 また、『ビルト』によればパートナーと生まれたばかりの子供がいるため、ドイツでの生活を続けることを選ぶとし、シュツットガルトからミュンヘンへの引っ越しであれば問題ないとしている。 バイエルンは伊藤の獲得に関係なく、レバークーゼンのドイツ代表DFヨナタン・ター(28)の獲得にも動き続けるとされている。 2024.06.13 22:58 Thu

日本代表DF伊藤洋輝がバイエルンへ!5年契約で合意しメディカルチェックを開始か

シュツットガルトの日本代表DF伊藤洋輝(25)が、バイエルン移籍に近づいている。 ジュビロ磐田や名古屋グランパスを経て、2021年夏にシュツットガルトへ期限付き移籍で加入した伊藤。主力の一人に定着してチームに貢献すると、翌年には完全移籍へと切り替わった。 今シーズンはブンデスリーガで26試合、DFBポカールで3試合に出場。シュツットガルトとの契約は2027年6月まで残っていたるものの、トッテナムが獲得に関心を示すなど今夏移籍の噂も囁かれていた。 そんな中で、突如として移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が、伊藤のバイエルン入りが近づいていると報道。バイエルンはシュツットガルトに対して契約解除金である3000万ユーロ(約50億8000万円)を支払う予定と伝えている。 すでに伊藤とは2029年夏までの5年契約で合意。現在はメディカルチェックに向けて動いているとのことだ。 バイエルンは新シーズンからヴァンサン・コンパニ監督が就任。今夏の移籍市場では守備陣の強化を目指し、センターバックの補強に着手していた。なお、ロマーノ氏によると、レバークーゼンのドイツ代表DFヨナタン・ター(28)についても並行して獲得交渉を進めているという。 メディカルチェック次第で、今週中にもバイエルン加入が発表される可能性もある伊藤。欧州屈指のメガクラブに日本代表選手が加入する日が近づいている。 2024.06.13 08:25 Thu

バルセロナがシュツットガルトMFに関心? フリック監督の教え子

バルセロナが、シュツットガルトのU-21ドイツ代表MFアンジェロ・スティラー(23)に関心を示しているようだ。 今夏の移籍市場で、レアル・ソシエダのスペイン代表MFミケル・メリーノやレアル・ベティスのアルゼンチン代表MFギド・ロドリゲス、バイエルンのドイツ代表MFジョシュア・キミッヒら中盤の補強を優先事項とするバルセロナ。 その中盤の新たな補強候補として、リバプールなどプレミアリーグのクラブも関心を寄せる23歳の名前が挙がっているようだ。 スティラーはバイエルンの育成組織出身で戦術眼とキック精度に長けた左利きの守備的MF。各年代別のドイツ代表にも選出され、ホッフェンハイムで台頭すると、日本代表MF遠藤航のリバプール移籍の穴埋め補強として、バイエルンⅡ、ホッフェンハイムでも指導を受けたセバスティアン・ヘーネス監督からのラブコールを受けて完全移籍で加入した。 その新天地では今シーズンのブンデスリーガ32試合に出場し、1ゴール5アシストの数字を残し、リーグ2位フィニッシュの立役者となった。最大の魅力である長短交えたパスを駆使した展開力に加え、バイエルンのアカデミー育ちらしい足元の技術、ターンの巧さを活かしてハイテンポのブンデスリーガでも簡単にボールを失わないキープ力、8番でもプレー可能な推進力と、中盤のリンクマンとして非常に総合力が高い。守備面に関してもシュツットガルト移籍をきっかけに力強さ、アグレッシブさを増した印象だ。 スペイン『スポルト』によると、バイエルン時代にスティラーをトップチームデビューさせたハンジ・フリック監督は、その教え子の成長を高く評価しているという。 ただ、シュツットガルトとの現行契約は2027年までとなり、獲得には少なくとも2500万ユーロ(約42億3000万円)程度が必要となる模様で、クラブとしては限られた予算の中で前述の候補と並行しながら慎重に交渉を進めることになるようだ。 2024.06.11 15:02 Tue

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