飲酒運転事故に巻き込まれたダービー主将DFに全治15カ月の診断…

2019.09.30 22:15 Mon
Getty Images
ダービー・カウンティに所属するアイルランド代表DFリチャード・キーオ(33)が、先日発覚したチームメートによる飲酒運転事故で負ったケガにより、2020年12月までの離脱を強いられる見込みだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

チャンピオンシップ(イングランド2部)に所属するダービーは25日、選手とスタッフでチームビルディングディナーを開催。多くの選手たちは責任ある行動をとったなか、キャプテンであるキーオを含む数名は、朝まで飲み明かしていた。
その後、キーオはチームメイトのウェールズ代表FWトム・ローレンスとイングランド人FWメイソン・ベネットが関与したとされる飲酒運転事故に巻き込まれてヒザに重傷を負ったことが判明。当初、今シーズン中の復帰が絶望的という情報のみ伝えられていたが、実際は全治に約1年半を要する重傷だったようだ。

『スカイ・スポーツ』が伝えるところによれば、キーオはヒザの前十字じん帯および内側側副じん帯に重大な損傷を負っていることが検査の結果、判明したという。

全治には約15カ月を要する見込みとなっており、同選手の33歳という年齢を考えれば、キャリアを終わらせる類の重傷と言って差し支えはないだろう。
キーオは、2012年7月にコベントリーからダービーに加入。公式戦通算356試合に出場し12ゴール14アシストを記録し、チームの中心選手として活躍。今シーズンもリーグ戦8試合に出場していた。

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不当解雇を主張したリチャード・キーオがダービーとの裁判に勝訴 3.5億円勝ち取る

ハダースフィールドの元アイルランド代表DFリチャード・キーオが、不当解雇を巡る古巣ダービー・カウンティとの裁判に勝訴した。イギリス『ガーディアン』が報じている。 事の発端は2019年9月まで遡る。当時キーオが所属していたダービーは、チームの結束力を高めることを目的にチームビルディングディナーを開催。ここで同選手を含む一部選手による過度の飲酒が原因で事件が起きた。 パーティーから帰宅する際、キーオはチームメイトのFWトム・ローレンスが運転する車で会場を後にしたのだが、ローレンスもこの時、大量のアルコールを摂取していたようで、飲酒運転に加えて重大な交通事故を起こしてしまった。 この事故でローレンス及び、飲酒運転に関与したもう一人のFWメイソン・ベネットは、謝罪とともにクラブから罰金と奉仕活動を科せられた。そして、ローレンスは運の悪いことにヒザに全治15カ月の重傷を負ってしまうことに。 その後、クラブはキャプテンらしからぬキーオの責任感の欠如と長期離脱を理由に減俸を要求。しかし、推定週給2万5000ポンド(約380万円)の同選手はこれに応じず、同年10月末に契約解除となった。 だが、この件はここで終わりではない。この契約解除が不当解雇だったとして、キーオはダービーを相手取り裁判を起こした。そして、その裁判がこの度決着し、キーオはクラブから230万ポンド(約3億5300万円)を勝ち取ることとなった。 伝えられるところによると、EFLの選手関連紛争審査会は「キーオ氏が重大な違法行為を犯したわけではなく、クラブの評判を著しく落としたわけでもない。そのため、これはクラブからの不当解雇と判断しました」とのことだ。 なお、今季のダービーは24チーム中21位でリーグ戦を終え、降格圏からわずか1ポイント差でかろうじて残留していた。 2021.05.12 14:02 Wed

ヒザに全治15カ月の重傷を負ったダービー主将が解雇に…減俸受け入れず

ダービー・カウンティは30日、アイルランド代表DFリチャード・キーオ(33)を解雇したことを発表した。 キーオは先月24日、クラブが開催したチームビルディングディナーに参加。選手やスタッフらクラブ関係者が集まった中で、数名の選手らと朝まで飲み明かしたキーオは、元U-19イングランド代表FWメイソン・ベネットとともに、ウェールズ代表FWトム・ローレンスが運転する車で帰路についた。 ところがその車が交通事故を起こし、後部座席に乗っていたキーオはヒザに全治15カ月の重傷を負ってしまった。クラブがローレンスとベネットへ罰金と奉仕活動を科した一方で、長期離脱が強いられるキーオには減俸を求めた。 しかし、元々週給25000ポンド(約350万円)程度受け取っていたキーオはこの申し出を断りクラブを去ることを決断。ダービーは「24日のクラブイベントに関して、リチャード・キーオ氏に対する懲戒審理を完了しました。結果として、キーオ氏は重大な不正行為の下、契約を終了させました。彼は14日以内に控訴する権利を有します」と声明を発表している。 ダービで主将を務めていたキーオは、2012年7月にコベントリーから加入し公式戦通算356試合に出場。今シーズンもリーグ戦8試合に出場していた。 2019.10.31 14:45 Thu

飲酒運転で事故を起こした2選手が逮捕&出廷…クラブは罰金と奉仕活動を科す

チャンピオンシップ(イングランド2部)のダービー・カウンティは4日、ウェールズ代表FWトム・ローレンスと元U-19イングランド代表FWメイソン・ベネットへの内部調査の完了を発表した。 ローレンスとベネットは、9月25日にクラブのチームビルディングディナーに参加。その後、朝まで飲み明かすと、飲酒運転による交通事故を起こしていた。 この事故により、チームのキャプテンを務めるアイルランド代表DFリチャード・キーオがヒザを負傷。全治15カ月と診断される事態に陥っていた。 内部調査を進めていたダービーは「調査の結果に関係なく、クラブは自分自身やチームメイト、および一般人をケガ、または危険にさらすこと、クラブの不利益になる態度をとる選手やスタッフを容認しない」と声明を発表していた。 なお、ローレンスとベネットは契約の上限である6週間の給与の罰金と、80時間の社会奉仕活動を行わせることを決定した。また、15日に逮捕され、法廷に出頭するという。 この事故を起こしたベネットはクラブを通じて謝罪している。 「24日の夜、アルコールを飲んだ後に大きな間違いを犯しました」 「私がしたことは間違っていました」 「サッカー選手であり、若いファンが尊敬するである立場で、このような例を生んだことを恥ずかしく思っています」 「私は23歳であり十分な年齢です。より良いことを知るために育てられています」 「このような行動は重大な結果をもたらすことを理解しています。自分の行動に責任を負い、クラブが発表したペナルティを受け入れます」 「このようなことから学ばなければならず、これから学び、より良い人間になるために努力します」 「自分が行ったことに言い訳はありません。家族、友人、クラブ、ダービーの全てのサポーター、そしてサッカーコミュニティのみなさんに謝罪したいと思います。みなさんを失望させてしまい、申し訳ございません」 2019.10.05 15:38 Sat

主将が飲酒運転による交通事故で今季絶望の負傷…イングランド2部ダービーで不祥事

チャンピオンシップ(イングランド2部)のダービー・カウンティが、選手の不祥事を報告した。クラブが公式サイトで声明を発表した。 ダービーは25日、選手とスタッフでチームビルディングディナーを開催。多くの選手たちは責任ある行動をとったなか、キャプテンであるアイルランド代表DFリチャード・キーオを含む数名は、朝まで飲み明かしたと報告した。 また、「選手たちは、飲むのをいつまでに止めるかはわかっており、チームが用意した車で帰宅するということを無視した結果、交通事故を起こした」とのこと。キーオはヒザを負傷し、今シーズン絶望となった。 ダービーの発表によると、関与した選手たちは、クラブの行動規範と懲戒処分に値し、厳格な内部調査の対象となるとのこと。罰則だけでなく、奉仕活動にも参加することになるとしている。 また、イギリス『BBC』によると、チームメイトのウェールズ代表FWトム・ローレンスと元U-19イングランド代表FWメイソン・ベネットが関与しており、飲酒運転により身柄を拘束されたとのこと。2人は重傷ではなかったものの、ローレンスは念のため病院へ搬送されたとのことだ。 キーオは、2012年7月にコベントリーからダービーに加入。公式戦通算356試合に出場し12ゴール14アシストを記録し、チームの中心選手として活躍。今シーズンもリーグ戦8試合に出場していた。 ローレンスは2017年8月にレスター・シティから加入し、今シーズンはリーグ戦7試合で2ゴール。ベネットはリーグ戦4試合に出場していた。 2019.09.27 16:30 Fri

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