期待され続けるウインガー、マルコビッチがパルチザン退団しトルコのカズィアンテプに完全移籍

2022.07.21 11:37 Thu
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トルコのガズィアンテプは20日、パルチザン・ベオグラードの元セルビア代表FWラザール・マルコビッチ(28)を完全移籍で獲得したことを発表した。

契約期間は2024年6月30日までとなり、1年間の延長オプションがあるとのことだ。
パルチザンの下部組織で育ったマルコビッチは、2013年7月にベンフィカへと完全移籍。2014年7月にはリバプールへと完全移籍した。

その後、フェネルバフチェやスポルティングCP、ハル・シティ、アンデレルレヒトへとレンタル移籍を繰り返すと、2019年1月にフルアムへと完全移籍。2019年9月にパルチザンへと完全移籍していた。

高いレベルのドリブルスキルを持ち、大きな期待を寄せ続けられていた中、武者修行先でも絶対的な存在になれなかったマルコビッチは、2021-22シーズンはリーグ戦で16試合に出場も2アシスト、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)では8試合に出場し2ゴール2アシストを記録していた。

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