バルセロナとマドリーが“ラシンの至宝”に関心! 今夏争奪戦か?

2022.03.02 00:19 Wed
Getty Images
バルセロナレアル・マドリーが“ラシンの至宝”を巡って熾烈な争奪戦を開始しているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

現在、スペインの2強の強い関心を集めているのは、ラシン・サンタンデールに所属するU-19スペイン代表MFパブロ・トーレ(18)。
クラブのOBでもあるスペイン人MFエステバン・トーレ氏を父親に持つ攻撃的MFは、2015年に地元カンタブリア屈指の名門のカンテラに加入。各年代で卓越した攻撃センスとテクニックを披露し続けた俊英は、2020-21シーズンのセグンダ・ディビシオンB(スペイン3部)の開幕節でトップチームデビューを飾ると、ここまで公式戦48試合に出場し、10ゴール12アシストを記録している。

トップ下を主戦場に、圧倒的なボールスキル、視野の広さを武器に相手の逆を取るテクニカルなドリブル、創造性と正確性を兼ね備えたラストパスを最大の特長とする173cmのMFは、今シーズンに入って得点感覚にも磨きをかけている。

ラシンで“セルヒオ・カナレスの再来”とも称される逸材は、昨夏に前述の2クラブに加え、レアル・ソシエダからもオファーが届いていたが、最終的にクラブ残留を決断。ギジェルモ・フェルナンデス監督からの信頼も厚く、今シーズンここまではその残留という選択が功を奏している。
ただ、U-19スペイン代表にも名を連ねるトーレが2025年まで契約を残すラシンに来シーズンも残留する可能性は低く、今夏のタイミングでバルセロナ、あるいはマドリーに移籍する可能性が高いようだ。

そのプレースタイルを考慮すれば、同年代のガビやペドリと共にバルセロナでの活躍が期待できそうだが、偉大なる先達であるカナレス同様にマドリー行きを選択する可能性も十分にあるはずだ。

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ガビ長期離脱のバルセロナ、ジローナへ武者修行中MFの早期ローンバックを検討か?

バルセロナが、スペイン代表MFガビの長期離脱を受けて若手の早期ローンバックを検討しているようだ。スペイン『スポルト』が報じている。 バルセロナでは今回のインターナショナルマッチウィークでスペイン代表に招集されていたガビに大きなアクシデントが発生。19日に行われたユーロ2024予選グループA最終節のジョージア代表戦に出場した同選手は右ヒザを負傷。すぐさまバルセロナに帰還し精密検査を受けた結果、右ヒザ前十字じん帯断裂および外側半月板損傷の重傷であることが判明した。 これまでチャビ・エルナンデス監督の下で中盤や前線の主軸を担ってきた若武者の長期離脱によって緊急補強の必要性が出てきたクラブだが、深刻な財政問題やサラリーキャップの制限によって大物の獲得は現実的ではない。 そういったなか、地元メディアの報道によると、クラブはジローナで武者修行中のU-21スペイン代表MFパブロ・トーレ(20)の呼び戻しを検討しているようだ。 昨年7月にラシン・サンタンデールから加入したトーレは、1年目の2022-23シーズンはラ・リーガ8試合、公式戦全体では13試合の出場にとどまった。 迎えた今シーズンはドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンらの加入によって出場機会減少が見込まれたなか、同じカタルーニャに本拠地を置くジローナへ1年間のレンタル移籍で加入した。 ただ、保有元を上回るラ・リーガ首位と圧巻の戦いぶりを見せるジローナで思うように出場機会を得られず。ここまではリーグ戦8試合出場もプレータイムはわずかに119分にとどまっている。 そのため、バルセロナが呼び戻しを検討した場合、トーレの今冬復帰は問題なく実現する模様だが、チャビ監督が戦力としてカウントするか否かがポイントになるようだ。 2023.11.20 22:35 Mon

エリック・ガルシアがバルセロナ退団を希望、ジローナが獲得に本腰か

バルセロナのスペイン代表DFエリック・ガルシア(22)にジローナが関心を寄せているようだ。『カデナ・セル』が伝えている。 バルセロナのカンテラで育ったエリック・ガルシア。16歳でマンチェスター・シティに移ると、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下でプロデビューし、順調に出場機会を伸ばしていたが、2021年夏に愛するクラブへの帰還を選択した。 2021-22シーズンは公式戦36試合、昨シーズンは32試合出場と一定のプレータイムを確保。しかし、センターバック陣における序列は低く、DFロナルド・アラウホが離脱しているなかでも直近のラ・リーガ2試合でいずれも途中出場となっている。第2節のカディス戦に至ってはオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングがセンターバックとして起用された。 このような状況を受けてか、どうやら今夏中のバルセロナ退団を希望しているようで、すでに個人間でジローナと接触済み。ジローナはミチェル監督がエリック・ガルシアの獲得を熱望しているとされ、移籍市場最終日までバルセロナとの交渉に全力を注ぐものとみられている。 ただ、バルセロナを率いるチャビ・エルナンデス監督はエリック・ガルシアの残留を希望。構想外の元フランス代表DFクレマン・ラングレ(28)と異なり、大事な戦力と捉えているようだ。 なお、バルセロナは今夏ジローナと頻繁に接触。スペイン人MFオリオル・ロメウを獲得し、手元の戦力からはスペイン人MFパブロ・トーレを貸し出している。 2023.08.29 14:15 Tue

バルサ有望株のパブロ・トーレがジローナに1年ローン

ジローナは18日、バルセロナからU-21スペイン代表MFパブロ・トーレ(20)を1年ローンで獲得した旨を発表した。 昨夏にラシン・サンタンデールからバルセロナに加入したパブロ・トーレ。バルセロナBでの活動も並行しながら、トップチームでは公式戦13試合に出場し、チャンピオンズリーグ(CL)ではゴールを記録した。 バルセロナ移籍1年目からそれなりの出番が巡ったが、今夏は武者修行が噂に。最近ではバルセロナ復帰報道が飛び出すスペイン人MFオリオル・ロメウ(31)と入れ替わる形でジローナ行きが浮かんでいた。 2023.07.19 12:55 Wed

バルセロナがブスケッツの後釜にロメウ獲得で合意か、カンテラーノが12年ぶりに復帰へ

バルセロナはカンテラーノのMFオリオル・ロメウ(31)の獲得が確実となったようだ。スペイン『アス』が伝えた。 ロメウはバルセロナのカンテラ育ち。2011年8月にバルセロナB(現:バルサ・アトレティック)からチェルシーへと完全移籍。その後は、バレンシアやシュツットガルトへのレンタル移籍を経験した。 2015年8月にサウサンプトンへと完全移籍すると、2022年9月にジローナへと完全移籍。久々のラ・リーガでのプレーとなった中、33試合で2ゴールを記録していた。 バルセロナではファーストチームに昇格できなかったものの、2試合プレー経験があるロメウ。どうやら12年ぶりに古巣へと帰還することになるようだ。 バルセロナはスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツがインテル・マイアミへと完全移籍し退団。その後釜を探していた。 スペイン『Cadena Ser』によれば、そのブスケッツの後釜としてカンテラーノのロメウの復帰を検討。既にクラブ間で合意に至ったとされている。 なお、バルセロナからはジローナへU-21スペイン代表MFパブロ・トーレがレンタル移籍する見込み。ロメウの移籍とは関係がないとされているが、パブロ・トーレはチームのアメリカツアーに参加しないこととなった。 ジローナは、バルセロナからバレンシアへレンタル移籍中のニコ(ニコラス・ゴンサレス)の獲得を望んでいたが、チャビ・エルナンデス監督がニコとの再会を望んでおり、バルセロナでプレシーズンを過ごすことになるという。 カンテラ時代にロメウを知るチャビ監督。外に出て成長した姿をロメウはバルサファンに見せることができるだろうか。 2023.07.15 12:30 Sat

バルセロナ、20歳パブロ・トーレがジローナに武者修行へ? ロメウ獲得材料にはならずか

バルセロナのU-21スペイン代表MFパブロ・トーレ(20)が武者修行に出るようだ。スペイン『Relevo』が伝えている。 パブロ・トーレは昨年7月にラシン・サンタンデールから加入。“先輩”スペイン代表MFぺドリのような成長曲線を描くことが期待されたが、1年目の2022-23シーズンはラ・リーガ8試合、公式戦全体では13試合の出場にとどまった。 それでも、チャンピオンズリーグ(CL)ではグループステージ敗退が決まった状態で臨んだ第6節のビクトリア・プルゼニ戦で加入後初めてスタメンに名を連ね、初ゴールも記録。ラ・リーガでも優勝決定後の最終盤で初スタメンの機会を与えられるなど貴重な経験を積んだ格好だ。 一方で、パブロ・トーレ自身が1年間のレンタル移籍を希望していることは以前から報じられており、現段階ではジローナとの交渉が進行中。他の行き先も頭の片隅に置きつつ、着々と合意に近づいているとのことだ。 また、バルセロナはジローナから下部組織出身のスペイン人MFオリオル・ロメウ(31)の獲得を目指していることが広く知られており、可能であればパブロ・トーレを交渉材料に含めたいと考えているという。 しかし、これについてはジローナ側が不快感。スペイン『ムンド・デポルティボ』のインタビューに応じた“ペップの弟”ペレ・グアルディオラ会長はバルセロナに対し、「周辺地域のクラブに好感を振りまきたいなら、ロメウとは契約しないことだ」と厳しい言葉を投げかけた。 パブロ・トーレおよびロメウを巡るバルセロナとジローナの協議は3週間近く続いており、バルセロナは近日中にもスポーツ・ディレクター(SD)のマテウ・アレマニー氏が会談に臨むとみられている。 2023.07.13 14:58 Thu

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バルサ行き破談濃厚のアルゼンチン代表MF、新天地はセリエA強豪か…

バルセロナ行き破談濃厚となったアルゼンチン代表MFギド・ロドリゲス(30)の新天地は、セリエAの強豪となるかもしれない。 今シーズン限りでレアル・ベティスを退団する守備的MFは、一時バルセロナ行きが既定路線となっていた。 条件面ではプレ合意に至っていたが、チャビ・エルナンデス監督の解任にハンジ・フリック新監督の就任によって状況に変化。財政難のクラブはその他のターゲットの獲得に失敗した場合の保険としての可能性を残している模様だが、ほぼカタルーニャ行きの線は消えたという。 これにより、去就が振り出しに戻ったギド・ロドリゲスだが、イタリア『Il Giorno』の報道によれば、アタランタが新天地となる可能性があるようだ。 ブラジル代表MFエデルソンに引き抜きの噂が絶えないラ・デアは、その後釜としても中盤の選手層を埋める存在にもなり得るアルゼンチン代表MFへオファーを掲示。過去にはマンチェスター・ユナイテッド、ナポリも関心を示した大型ピボーテは、その他の選択肢を考慮に入れているものの、少なくとも条件面では納得できるオファーとなっているとのことだ。 コパ・アメリカ2024にも招集中の実力者は、そのプレースタイル的にもアタランタにフィットする可能性が高いが、今夏のセリエA初挑戦は実現するのか…。 2024.06.18 08:00 Tue

「必要なことはなんでもやる」16歳338日の最年少出場のヤマル、いきなりアシストも記録し快勝に貢献も「全員が次の試合のことを考えている」

ユーロ史上最年少の選手となったスペイン代表FWラミン・ヤマルが、自身のユーロデビュー戦となったクロアチア代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 15日、ユーロ2024グループB第1節でスペインはクロアチアと対戦した。 この試合に先発出場したヤマルは、16歳338日で出場。史上最年少での出場選手となった。 これまでの記録はポーランド代表のカツペル・コズウォフスキがユーロ2020で17歳246日でデビュー。これが最年少記録だった。 ヤマルも先発したスペインは序盤からペースを握ると、相手のミスにも便乗しアルバロ・モラタのゴールで先制。32分にはファビアン・ルイスが追加点を奪うと、47分にはCKの流れでのヤマルのクロスからダニエル・カルバハルがネットを揺らし3-0でクロアチアに勝利した。 先発出場し、記録を樹立したヤマル。チームの努力の成果が勝利につながったとした。 「ユーロのデビュー戦で勝利を収められてとても嬉しく思う。チーム全員が次の試合のことを考えている」 「サイドでプレーしていても、インサイドでプレーしていても、攻撃でもチャンスメイクでも守備でも、監督とチームのためにプレーする」 「必要なことはなんでもやる。僕たちは効率的で勤勉なチームだ。何カ月にもわたる努力が、今日実を結んだのをみんなも見てくれたと思う」 また、デビュー戦でいきなりアシストを記録したヤマル。ニコ・ウィリアムズと共に監督から与えられている役割があるとし、カルバハルへのアシストについても言及。チームとして良い関係が作れているとした。 「監督はニコ(・ウィリアムズ)と僕が1vs1の状況に強いと評価してくれていて、CKを得た時は、2人ともCKに臨むように言われている。ダニがゴール前へ動いているのを見て、そこにボールを蹴り込み、彼が見事にゴールを決めてくれた」 「僕たちはファミリーだ。とても自信がある。ダニのゴールを祝った様子がそれを物語っている。このようなライバル相手に勝利してスタートすることは、チームにとっても非常に重要だ。でも、僕たちはすでに次の試合に意識を向けている」 <span class="paragraph-title">【動画】ユーロ最年少出場のヤマル、いきなりアシストも記録!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="N16zBmIz-Xg";var video_start = 94;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.16 19:05 Sun

バルサ行き浮上のフリンポン、「単なる噂」と一蹴

レバークーゼンのオランダ代表DFジェレミー・フリンポン(23)が去就に関する噂に反応した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 2021年1月にセルティックからレバークーゼンへ移籍し、今シーズンはチームのブンデスリーガ無敗優勝などに大きく貢献したフリンポン。攻撃的な右ウイングバックとして公式戦47試合で14ゴール12アシストの成績を残した。 レバークーゼンとの契約は2028年6月まで残すが、今夏のステップアップが噂に。クラブは残留を望む一方、有効期限は不明瞭なものの、4000万ユーロ(約67億5000万円)の契約解除条項が存在するともいわれている。 プレミアリーグをはじめ、数々のビッグクラブからの関心が取り沙汰されるなか、バルセロナが獲得に動いているとの報道も。しかし、フリンポンはこの話題を自らの言葉で一蹴した。 「バルサからの関心? それらは単なる噂だ…噂(の記事)なんて読まない!」 「噂は噂でしかないし、誰でも何とでも言える」 オランダ代表の一員としてユーロ2024の初戦を間近に控えるフリンポンは、6日に行われたカナダ代表との国際親善試合でウイングとしてプレーし、1ゴール1アシストを記録。ユーロ本番でも活躍が期待される。 2024.06.15 13:52 Sat

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バルセロナがシュツットガルトMFに関心? フリック監督の教え子

バルセロナが、シュツットガルトのU-21ドイツ代表MFアンジェロ・スティラー(23)に関心を示しているようだ。 今夏の移籍市場で、レアル・ソシエダのスペイン代表MFミケル・メリーノやレアル・ベティスのアルゼンチン代表MFギド・ロドリゲス、バイエルンのドイツ代表MFジョシュア・キミッヒら中盤の補強を優先事項とするバルセロナ。 その中盤の新たな補強候補として、リバプールなどプレミアリーグのクラブも関心を寄せる23歳の名前が挙がっているようだ。 スティラーはバイエルンの育成組織出身で戦術眼とキック精度に長けた左利きの守備的MF。各年代別のドイツ代表にも選出され、ホッフェンハイムで台頭すると、日本代表MF遠藤航のリバプール移籍の穴埋め補強として、バイエルンⅡ、ホッフェンハイムでも指導を受けたセバスティアン・ヘーネス監督からのラブコールを受けて完全移籍で加入した。 その新天地では今シーズンのブンデスリーガ32試合に出場し、1ゴール5アシストの数字を残し、リーグ2位フィニッシュの立役者となった。最大の魅力である長短交えたパスを駆使した展開力に加え、バイエルンのアカデミー育ちらしい足元の技術、ターンの巧さを活かしてハイテンポのブンデスリーガでも簡単にボールを失わないキープ力、8番でもプレー可能な推進力と、中盤のリンクマンとして非常に総合力が高い。守備面に関してもシュツットガルト移籍をきっかけに力強さ、アグレッシブさを増した印象だ。 スペイン『スポルト』によると、バイエルン時代にスティラーをトップチームデビューさせたハンジ・フリック監督は、その教え子の成長を高く評価しているという。 ただ、シュツットガルトとの現行契約は2027年までとなり、獲得には少なくとも2500万ユーロ(約42億3000万円)程度が必要となる模様で、クラブとしては限られた予算の中で前述の候補と並行しながら慎重に交渉を進めることになるようだ。 2024.06.11 15:02 Tue
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F・デ・ヨングが回復間に合わずでユーロ欠場…SNSでは仲間に激励の言葉も

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