「方針を変えるのではなく継承」マイ仙台の須永純監督、指揮官としての初陣はS広島Rに惜敗も「ネガティブな内容ではない」

2024.04.14 22:20 Sun
試合後の会見に臨むマイナビ仙台レディースの須永純新監督
©WE LEAGUE
試合後の会見に臨むマイナビ仙台レディースの須永純新監督
マイナビ仙台レディースの須永純監督が、指揮官として迎えた初戦を振り返った。マイ仙台は14日、2023-24 WEリーグ第14節のサンフレッチェ広島レジーナ戦で、年に1度行っているホームゲーム東京開催を実施。2分に失点を喫し、前半の追加タイムに高平美憂の今季初ゴールで追い付いたが、84分に勝ち越しを許し、1-2で敗れた。
味の素フィールド西が丘には、1453人が来場。須永監督は「東京へも仙台からサポーターが来ていただいたこと、東京からより多くのお客様が来ていただいたことに、すごく感謝をしております」と来場者への謝辞を述べ、「その中でいい結果を出せなくて申し訳ないと思っています」と悔しさを滲ませた。

須永監督は今年1月にGKコーチと就任したが、4月3日の須藤茂光前監督の辞任を受け、後任を務めることに。トップチームを率いては、今節が初陣となった。

見える景色や役割はこれまでと変化する中で、新指揮官は「方針を変えるのではなく継承」と、クラブとして積み上げてきたものを踏襲することを強調。同時に、この変化に対しては「交代選手がチームを活性化させるような」イメージを持って試合に臨んだと、自身の心境を語った。
「前のクラブでは監督もやっていましたから、選手と一緒で、クラブから与えられた役割という面で見方を変えて、1パーセントでもチームの勝利に貢献できればと考えています」

「自分としては初陣です。ただ、クラブとしては14節目で、いろいろな方が築いてきてくれたことや方針を変えるのではなく継承しつつ、イメージしているのは、交代選手が出た時の役割を感じてチームを活性化させるような、クラブとして続けてきたものを、自分がこういう立場になって活性化させる、より良い方向に持っていきたいという心境でやっておりました」

今節は早々に失点を喫したものの、前半途中からは前線の受け手が中と外を使い分け始め、裏への長いパスもアクセントとなり、ボールも主導権も掌握。途中出場でWEリーグデビューを果たした、ユース所属のU-17日本女子代表MF菊地花奈も好機を演出した。

敗れはしたものの、「そんなにネガティブな内容ではない」と考える須永監督。中3日で迎える次節AC長野パルセイロ・レディース戦へ向けては、ペースを握っていた展開のような「自分たちの時間を増やしていきたい」と、意気込みを残した。

「修正はしたいんですけど、3日間という(時間が)限られたところ。あとは負けた時に全てがダメで、全部変えることが果たしていいことなのか(どうか)。私自身は今日そんなにネガティブな内容ではないとは思っています。前回(S広島Rとの対戦時は)シュート2本で2点取って、相手に20本打たれて2点取られました。(今日も)押し込まれる場面もあったんですけど、自分たちの時間を作れたので、そういう時間を増やしていきたい。長野さんもいいチームですし、ま前回の上に我々も苦しんだんですけれども、その良い面を出していきたいと考えています」

1 2

高平美憂の関連記事

マイ仙台、AC長野、N相模原の下位3チームが揃って勝利! 長野は13試合ぶりの白星に【WEリーグ】

2023-24WEリーグ第21節の3試合が19日に行われた。 すでに三菱重工浦和レッズレディースの連覇が決まっているWEリーグ。19日は下位のチーム同士の対戦となった。 6位につける大宮アルディージャVENTUSは11位のAC長野パルセイロ・レディースと対戦した。 大宮のホームNACK5スタジアム大宮で行われた試合。AC長野が攻め込んでいく展開となると、22分にそのAC長野が先制。GK伊藤有里彩からのパントキックが流れると伊藤めぐみがトラップして浮かせたミドルシュート。GKの頭上を超えるシュートが決まり、AC長野が先制する。 大宮Vが右サイドの大島暖菜を中心に攻撃を仕掛けていくが、ゴールは奪えず。AC長野が3月3日以来、13試合ぶりとなる勝利を収めた。 7位のちふれASエルフェン埼玉はアウェイで最下位のノジマステラ神奈川相模原と対戦。試合は13分にEL埼玉が先制。ボックス左からの瀬戸口梢のクロスに対し、佐久間未稀がヘッドで叩きつけ、EL埼玉が先制する。 EL埼玉は攻め込みながらもなかなか得点を奪えず。すると64分、右CKを獲得したN相模原は平野優花のクロスをニアでフリック。大賀理紗子が決めて同点に追いつく。 さらに81分には右CKから平野が左足でクロス。ファーサイドに飛んだボールはそのままゴールに吸い込まれ、N相模原が逆転に成功。EL埼玉は後半アディショナルタイムに岸みのりがロングシュートを放つもクロスバー。2-1でN相模原が4試合ぶりに勝利した。 下位2チームが勝利を収める中、10位のマイナビ仙台レディースは9位のセレッソ大阪ヤンマーレディースとアウェイで対戦した。 試合は開始早々にC大阪がチャンス。FKからのクロスを3がヘッドでつなぐと、百濃実結香がヘッド。しかし、クロスバーに嫌われる。それでも3分、ボックス右からの脇阪麗奈のクロスをファーサイドに走り込んだ百濃が胸で押し込み、C大阪が先制する。 立ち上がりに攻め切ったC大阪。マイ仙台は徐々に押し込み出していくと33分にスコアを動かす。裏へのスルーパスに対し、オーバーラップした高平美憂が滑り込みながら先に触ると、GKと交錯しながらもシュートがゴールに入り、マイ仙台が同点に追いつく。 1-1で迎えた後半、右サイドからの松永未衣奈のクロスに対してファーサイドで中島依美が折り返し、最後は廣澤真穂が押し込むも、これはハンドを取られてノーゴール。それでも89分、左CKからのクロスを高平が頭で折り返し、最後は太田萌咲がヘディングで合わせて逆転に成功。マイ仙台が逆転勝利を収めた。 ◆2023-24WEリーグ第21節 ▽5/18(土) アルビレックス新潟レディース 0-2 サンフレッチェ広島レジーナ 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 2-1 ジェフユナイテッド千葉レディース INAC神戸レオネッサ 0-2 三菱重工浦和レッズレディース ▽5/19(日) セレッソ大阪ヤンマーレディース 1-2 マイナビ仙台レディース ノジマステラ神奈川相模原 2-1 ちふれASエルフェン埼玉 大宮アルディージャVENTUS 0-1 AC長野パルセイロ・レディース ◆順位表(第21節 終了時) 1位:三菱重工浦和レッズレディース(勝ち点56/+38/21試合) 2位:INAC神戸レオネッサ(勝ち点46/+25/21試合) 3位:日テレ・東京ヴェルディベレーザ(勝ち点45/+29/21試合) 4位:アルビレックス新潟レディース(勝ち点38/+6/21試合) 5位:サンフレッチェ広島レジーナ(勝ち点28/0/21試合) 6位:大宮アルディージャVENTUS(勝ち点25/-13/21試合) 7位:ちふれASエルフェン埼玉(勝ち点23/-8/21試合) 8位:ジェフユナイテッド千葉レディース(勝ち点22/-6/21試合) 9位:セレッソ大阪ヤンマーレディース(勝ち点21/-11/21試合) 10位:マイナビ仙台レディース(勝ち点21/-16/21試合) 11位:AC長野パルセイロ・レディース(勝ち点18/-18/21試合) 12位:ノジマステラ神奈川相模原(勝ち点10/-26/21試合) <span class="paragraph-title">【動画】AC長野が伊藤ホットライン!GK伊藤有里彩のパントキックから、伊藤めぐみの技ありループミドル</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="b1hWCLL1hcY";var video_start = 61;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.20 16:25 Mon

なでしこジャパン未招集でも大記録!エイバル一筋MF米井朋香がクラブ通算100試合出場達成

エイバルの女子チームに所属するMF米井朋香(24)が、クラブでの通算100試合出場を達成した。 米井はJFAアカデミー福島の7期生で、同期にはマイナビ仙台レディースのMF高平美憂らがいる。 2018年の卒業後にスペインへと渡った米井は、当初エイバルのBチーム中心でスタートしたが、早期にファーストチームデビューし、出場機会も増加。1部昇格年となった2020-21シーズンは18試合に出場した。 ただ、翌シーズンは開幕前にヒザの前十字じん帯損傷という大ケガに見舞われ、チームも2部へ降格。それでも、復帰を果たしてチームを再び1部へ押し上げ、今季もリーガF(スペイン女子1部)でスタメン10試合を含む17試合に出場している。 13日の第23節、セビージャ戦で77分に途中出場を果たし、エイバル一筋7シーズン目にして通算100試合出場という偉大な記録を達成。試合も3-0で勝利し、節目に花を添えている。 <span class="paragraph-title">【写真】エイバルが米井朋香の100試合出場を祝福!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="eu" dir="ltr"> partida bete ditu Honoka Yoneik talde armaginean!<br><br><a href="https://twitter.com/hashtag/EibarFem?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#EibarFem</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/BetiArmaginak?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#BetiArmaginak</a> <a href="https://t.co/FWf8wv24Ra">pic.twitter.com/FWf8wv24Ra</a></p>&mdash; SD Eibar (@SDEibar) <a href="https://twitter.com/SDEibar/status/1779150236285350241?ref_src=twsrc%5Etfw">April 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.15 22:05 Mon

「気持ち良かった」圧巻ボレーで今季初ゴール、S広島RのMF立花葉はINAC神戸相手の新スタ初勝利へ意気込み「勝てれば凄く自信になる」

圧巻のゴールを決めたサンフレッチェ広島レジーナのMF立花葉が勝利を振り返った。 14日、S広島Rは2023-24WEリーグ第14節でマイナビ仙台レディースと対戦。立花は[4-2-3-1]の右サイドで先発出場した。 すると開始2分、左サイドの中嶋淑乃がボールを持つと、ボックス左からクロス。これに対してファーサイドに走り込んだ立花がボックス内右でダイレクトボレー。スタンドも騒然とする圧巻のゴールで先制する。 しかし、試合は前半アディショナルタイムに高平美憂がネットを揺らしマイ仙台が同点に追いついて後半へ。後半はなかなかペースを掴めないS広島Rだったが、81分にWEリーグデビューを果たした李誠雅が劇的な勝ち越しゴール。1-2でS広島Rが勝利を収めた。 試合後、メディア取材に応じた立花。マイ仙台のファンも驚きを見せた豪快なボレーシュートを振り返った。 「試合前に伸さん(中村伸監督)からも、話があったんですけど、ウイングーウイングで今日も得点を取りに行こうということと、(中嶋)淑乃とも2人でクロスはファーまで飛ばそうと話していたので、淑乃にボールが入った時点で来るなと思っていたので、合わせるだけでした」 狙い通りのゴールだったという立花。「気持ち良かったです」と語った通り、前半は躍動。「結構足が振れたことは先制点が入ったからかなと思います」と、立ち上がりのゴールがチームにも良い影響を与えたと振り返った。 しかし、「前半の入りは結構良かったんですが、途中から前に行けなくなってしまったことはもう少し修正できると思います」と語る立花。徐々に上手く攻撃の形を作っていけなくなっていったが、その理由については「相手が思ったより出てこなかったというのと、シンプルに後ろが重くなってしまって、前でボールを引き出してあげられなかった責任もあると思います」とコメント。チーム全体として良い形でプレーができなくなっていったとした。 チームは3試合ぶりの勝利を収めた中、現在は7位。上位4チームは抜け出ているが、残しの試合で順位を上げていきたいところだ。 「今まで悔しい試合が続いていたんですけど、自分たちのサッカーができている感覚もありました。今日の試合も前半途中で相手の時間帯になってしまいましたけど、自分たちの時間帯でいかに得点を多く取れれば、もっと良い試合が続けられると思います」 WEリーグカップを制したカップ女王としてのリーグ戦では苦しみもありながら、やりたいサッカーができ始めているという立花。この試合では、前半は島袋奈美恵が右サイドバックを務めていたが、後半はボランチで先発した渡邊真衣が右に入っていた。 同サイドでのコンビを組む選手が変わることについては「真衣はボランチの選手で組み立てが上手いので、自分で持ち運んで剥がして、中をみたりというのも得意だと思います」と特徴を語り、「今日に関しては、後半は真衣も上手く右サイドバックにフィットしてやってくれていたと思います」と、本職ではないものの、渡邊とは上手くやれていたと振り返った。 次節はエディオンピースウイング広島で2位のINAC神戸レオネッサを迎えることに。新スタジアムでは勝利がない中での上位陣との対戦に、立花は意気込みを語った。 「この流れのままINACとホームでやれることは楽しみですし、ここで勝てれば凄く自信になると思うので、3連戦はチーム全体の力が必要になってくると思います」 「普段出ていないソンア(李誠雅)がゴールを決めてくれたというのはチームの力になりますし、全員がまた頑張ろうと思えると思うので、今日は良い勝利でした」 I神戸との試合は18日の19時キックオフ。S広島Rの新スタジアム初勝利なるか注目だ。 <span class="paragraph-title">【動画】衝撃の豪快ボレー!立花葉の今季初ゴールにスタンド騒然</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="VwVCbgbx5tI";var video_start = 10;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> https://youtu.be/?t=10 2024.04.15 14:35 Mon

S広島Rの交代策的中し、李誠雅がプロ初出場から3分で値千金の決勝ゴール! 新体制マイ仙台は東京開催で勝てず【WEリーグ】

14日、2023-24 WEリーグ第14節のマイナビ仙台レディースvsサンフレッチェ広島レジーナが味の素フィールド西が丘で行われ、アウェイのS広島Rが2-1で勝利を収めた。 4勝2分け7敗で7位のマイ仙台は、3日に須藤茂光前監督が辞任し、GKコーチを務めていた須永純氏が後任に。年に1度のホームゲーム東京開催が新体制となっての初陣となり、武田菜々子がリーグ戦初先発を飾る。 一方のS広島Rは、3勝4分け6敗でマイ仙台と勝ち点「1」差の8位。なでしこジャパンの上野真実はベンチスタートとなり、中村伸監督は今冬に早稲田大学から新加入の笠原綺乃を初のスタメンに抜擢した。 試合は開始早々の2分に動く。S広島Rは左サイドのスペースを使い、中嶋淑乃が持ち味を遺憾無く発揮しての突破からクロスを送ると、ファーの立花葉が見事な左足ボレーで合わせ、ネットを揺らした。 古賀花野のポストプレーも光り、S広島Rは以降も度々左サイドを突破。19分には中央も攻略し、ワンツーを駆使してボックスに侵入した笠原が右足フィニッシュ。これは左に外れた。 マイ仙台はウイングが外と中へ、中島が中盤の底まで顔を出すなど、人が動き始めてリズムが生まれ、裏への長いパスをアクセントに徐々にボール保持率が増加。25分には石坂咲樹の突破を契機に得たCKから廣澤真穂が反転ボレーを放つ。 S広島Rは34分、相手のミスを突いて得た一対一の好機を中嶋が決め切れずにいると、パスミスも増加し流れはさらにマイ仙台へ。すると、ホームチームが前半のラストプレーで同点に追い付く。プレスを掛けて右サイドの高い位置で奪い切り、廣澤のクロスに高平美憂が頭で合わせた。 マイ仙台は後半、松永未衣奈を下げて佐藤楓を送り出し、田畑晴菜を右サイドバックへ配置。前半狙われていた箇所へ対策を施す。S広島Rも島袋奈美恵に代えて上野を投入。渡邊真衣がトップ下から右サイドバックにポジションを移した。 さらにマイ仙台は58分にも選手交代。U-17日本女子代表にも選出されたユース所属の菊地花奈が武田に代わってをピッチに立ち、WEリーグデビューを果たす。 互いに途中出場選手が色を出し、62分のS広島Rは中嶋のスルーパスから上野がネットを揺らすも、オフサイド。マイ仙台も66分、菊地が持ち味のスピードと切り返しを使って左サイドをえぐり、隅田凛のフィニッシュを導き見せ場を作る。 73分にも石坂の負傷とともに両ベンチが動き、マイ仙台は後藤三知と西野朱音がピッチイン。S広島Rは中嶋と代わった早間美空がWEデビューを飾る。S広島Rは81分にも李誠雅がプロ初出場と、今冬の新加入選手全員が出場機会を得る。これらの交代策が実を結んだのはS広島Rだった。 84分、CKから波状攻撃を仕掛けると、左サイドから上げた早間の高いクロスをGK松本がDFと重なってファンブル。拾った李誠雅が落ち着いて蹴り込むと、これが決勝点に。 ケガを乗り越え、日体大SMG横浜から新加入の24歳FWのプロ初ゴールで、S広島Rが3試合ぶりの白星を飾った。 一方、敗れたマイ仙台は東京開催でいずれも黒星。前節の日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦に続き、西が丘で連敗を喫した。 マイナビ仙台レディース 1-2 サンフレチェ広島レジーナ 【マイ仙台】 高平美憂(45分+1) 【S広島R】 立花葉(2分) 李誠雅(84分) <span class="paragraph-title">【動画】プロ初出場で初ゴールが決勝点の李誠雅</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="VwVCbgbx5tI";var video_start = 132;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.14 16:07 Sun

好調ストライカー対決は浦和に軍配で首位追走!!清家貴子が4戦、島田芽依も3戦連続ゴールで守備陣は廣澤真穂を封じる【WEリーグ】

20日、2023-24 WEリーグ第11節の三菱重工浦和レッズレディース vs マイナビ仙台レディースが浦和駒場スタジアムで行われ、ホームの浦和が2-0で勝利を収めた。 前節のノジマステラ神奈川相模原戦では清家貴子がハットトリック、島田芽依も2ゴールと、5-0の大勝を飾った2位・浦和(勝ち点23)に対し、9位・マイ仙台(勝ち点11)も廣澤真穂が3試合連続得点中と、点取り屋が好調を維持する両チーム。試合を動かしたのは、赤い稲妻だった。 13分、浦和は遠藤優がボックス右角付近から中へ切れ込み、寄ってきた清家へ渡す。ボックス右へ侵入した清家には國武愛美が付いていたが、清家は小さくボールを動かしてシュートコースを作り、迷いなく右足を一閃。得点ランキングトップに立つ背番号「11」が、4試合連続ゴールをマークした。 以降も攻勢が続く浦和は、直後に島田が連続シュート。25分には左サイドでの組み立てからミドルパスで逆サイドへ展開し、遠藤が狙う。35分には伊藤美紀の右足ミドルがクロスバーをかすめるなど、押し込み続けると、追加点は44分に生まれる。 伊藤の浮き球パスで右サイドのスペースを突くと、清家の折り返しが相手にクリアされるも、逆サイドから塩越柚歩がダイレクトで折り返し、最後は島田が押し込む。島田も3試合連続ゴールとなった。 前半はシュートなしに抑え込まれたマイ仙台は、この試合がWEリーグ通算50試合出場となった中島依美らに代え、西野朱音らを投入して打開を試みる。 49分、マイ仙台はカーラ・バウティスタがボックス左で粘り、高平美憂の折り返しに廣澤がヘッド。67分には厚みのある攻撃を披露し、前半途中にスクランブル投入の石坂咲樹、さらには廣澤が右足ボレーで狙うが、シュートは枠を外れた。 88分にはカーラとともに今季加わったもう1人のスペイン人、パウラ・ゲレーロ・サンズをWEリーグデビューさせるなどの手を打ったマイ仙台だが、最後まで浦和のゴールを割れず、ウインターブレイク明け後、初の黒星を喫した。 一方、清家と島田が揃い踏みの浦和は、3試合連続のクリーンシートで3連勝。首位のINAC神戸レオネッサの背中へぴたりと付けている。 三菱重工浦和レッズレディース 2-0 マイナビ仙台レディース 【浦和】 清家貴子(13分) 島田芽依(44分) <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】清家&島田が今節も揃い踏みで浦和がマイ仙台に勝利!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="aZRs6lKpS1Q";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.20 16:15 Wed

マイナビ仙台レディースの関連記事

現役引退の元なでしこDF鮫島彩、古巣INAC神戸とのラストマッチで感動スピーチ「自分の理想とする引退の形」…今後は「ビール片手にスタンドで」

大宮アルディージャVENTUSの元なでしこジャパンDF鮫島彩が現役を引退。ラストマッチ後に、感謝のメッセージを送った。 25日、2023-24シーズンのWEリーグ最終節が行われ、大宮VはINAC神戸レオネッサをホームに迎えた。 鮫島にとっては古巣でもあるI神戸との対戦。先発フル出場を果たしたが、試合は0-2で敗戦。試合後には、かつてのチームメイトたちとも抱擁し、最後の試合を終えた。 試合後、ピッチ上で鮫島の引退セレモニーが実施。ファン・サポーターへの感謝の気持ちから、これまでのサッカーを続けてきたことで得たものを回想。また、突然の引退発表でも多くの仲間や関係者が駆けつけてくれるなど、鮫島の人間性も良く出たスピーチとなった。 「まずは、今日スタジアムに足を運んでくださったファン・サポーターの皆様ありがとうございます。また、今季VENTUSの活動をサポートしてくださった、パートナー企業の皆様、後援会の皆様、サポートスタッフの皆様、1シーズンありがとうございました」 「ここ数年は1シーズン1シーズン、今年をやりきろうと思って戦ってきました。なので、巷では辞める辞める詐欺とも言われてきましたが、今年は自分の中でしっかりとやりきったと思えたので、今日この場に立たせてもらっています」 「小さい頃にチームのために戦うことの大切さを教えてくれる恩師に出会いました。ノリさん(佐々木則夫)率いるなでしこジャパンでは、自分以外の誰かのために戦うことが、何よりも楽しいことを、また充実した気持ちになれることを教えてくれる仲間にも出会いました」 「プロになってからはもちろん自分自身で、結果や数字を求め続けることを最も重要視してきましたが、やっぱり根源には、何よりも誰と一緒に戦うかが大切で、今後ろに並んでいるこのチームメイトたちに囲まれて、現役最後の時を迎えられることを本当に幸せに思っています」 「泣き虫もいるし、怒りん坊もいるし、いつも冗談ばかり言ってふざけているメンバーもいるし、凄く濃いメンバーなんですが、人の思いを大切にできる凄く大好きなメンバーです」 「しかも最終戦、6年間お世話になったINACとの対戦で、元チームメイト、そしてサポーターのライオンの皆さん、そして私が大好きな大宮のサポーターの皆さんに囲まれて、最後の試合ができたのは本当に幸せ者だなと思います」 「今サッカーをやっている小さいお子さんたち。ファン・サポーターの皆さんにこうして囲まれて、自分の大好きな人たちに応援に来てもらって、このピッチで試合をするのは本当に最高です」 「サッカーは11人でするスポーツで、11人同じタイプがいても成り立たない。11人違うタイプの選手がいるから成り立つスポーツだと思っています。なので、自分の得意なプレーだったり、好きなプレーをどんどん練習して、そこを思い切り伸ばしていってほしいなと思います。チームメイトの良いところも見つけて、認めて、仲間と一緒に楽しくサッカーをやっていってほしいなと思います」 「唐突な引退宣言だったんですが、今日急遽地元の恩師や後輩、常盤木の先生方、マリーゼのチームメイト、ボストンのホストファミリー、リハビリ期に出会った他競技のアスリートたち、まさか来ているとは思っていなかった仲間も。そして長年サポートしてくれた家族のみんなが駆けつけてくれました。本当に自分の理想とする引退の形を実現できて、感謝の気持ちで一杯です」 「ファン・サポーターの皆さん、私にとって、本当にかけがいのない存在でした。皆さんと練習後や試合後に長話することが好きでした。私の原動力になってくださり、本当にありがとうございました」 「現役は引退するんですけど、これからはビール片手にスタンドで一緒にWEリーグを観戦しているかもしれないので、していると思うので、これからも一緒にWEリーグを盛り上げていきましょう。本当にありがとうございました」 鮫島は栃木県出身で、女子サッカーの名門である常盤木学園高校で活躍。東京電力女子サッカー部マリーゼでキャリアをスタートさせる。2011年3月11日、東日本大震災によりチームが活動自粛。そのタイミングでアメリカのボストン・ブレイカーズに移籍。その後、モンペリエでもプレーし、2012年7月にベガルタ仙台レディースへ移籍し日本に戻った。 2015年から2020年まではINAC神戸でプレー。皇后杯で2度の優勝を経験すると、WEリーグ開幕に合わせて大宮Vに完全移籍。3シーズンを戦い36歳で現役引退を決断した。 また、なでしこジャパンでは2011年のドイツ女子ワールドカップの優勝メンバーになると、2018年の女子アジアカップでも優勝を経験していた。 <span class="paragraph-title">【動画】現役ラストマッチを終えた鮫島彩がファン・サポーターと交流</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/C7Y5qADPRaj/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/C7Y5qADPRaj/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; transform: translateX(16px) translateY(-4px) rotate(30deg)"></div></div><div style="margin-left: auto;"> <div style=" width: 0px; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-right: 8px solid transparent; transform: translateY(16px);"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; flex-grow: 0; height: 12px; width: 16px; transform: translateY(-4px);"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-left: 8px solid transparent; transform: translateY(-4px) translateX(8px);"></div></div></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center; margin-bottom: 24px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 224px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 144px;"></div></div></a><p style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px; margin-bottom:0; margin-top:8px; overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/C7Y5qADPRaj/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">WEリーグ(日本女子プロサッカーリーグ)(@we_league)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.05.25 22:15 Sat

WEリーグ新記録の20ゴール達成! 10試合連続ゴールも記録した浦和FW清家貴子が得点王、今夏海外挑戦へ

25日、2023-24シーズンのWEリーグ最終節が行われた。 三菱重工浦和レッズレディースが圧倒的な強さを見せ、18勝3分け1敗。最終節は日テレ・東京ヴェルディベレーザとの対戦となり、3-3のドローとなりストップしたものの、13連勝というWEリーグ記録を樹立した。 最終節が終了し、年間順位も確定した中、得点王には浦和のなでしこジャパンFW清家貴子が輝くことに。22試合で20ゴールを記録。これまでの2シーズンは2021-22シーズンのFW菅澤優衣香(浦和)、2022-23シーズンのFW植木理子(当時、日テレ・東京ヴェルディベレーザ)は14ゴールであり、シーズンの最多記録を大幅に更新した。 今シーズンの清家は得点能力が開花。Jリーグでの記録も抜く10試合連続ゴールを記録するなど、連覇を果たした浦和を牽引してきた。 なでしこジャパンにも定着するなか、今シーズンをもって浦和を退団。海外移籍に向けて準備を進めていることも発表されていた。 ◆2023-24WEリーグ 得点ランキング 1位:清家貴子 20得点/22試合(三菱重工浦和レッズレディース) 2位:上野真実 11得点/22試合(サンフレッチェ広島レジーナ) 3位:島田芽依 9得点/22試合(三菱重工浦和レッズレディース) 3位:藤野あおば 9得点/21試合(日テレ・東京ベレーザ) 5位:田中美南 8得点/22試合(INAC神戸レオネッサ) 6位:廣澤真穂 7得点/22試合(マイナビ仙台レディース) 6位:伊藤めぐみ 7得点/20試合(AC長野パルセイロ・レディース) 8位:伊藤美紀 6得点/22試合(三菱重工浦和レッズレディース) 8位:北村菜々美 6得点/20試合(日テレ・東京ベレーザ) 8位:山本柚月 6得点/22試合(日テレ・東京ベレーザ) 8位:矢形海優 6得点/17試合(セレッソ大阪ヤンマーレディース) 8位:北川ひかる 6得点/22試合(INAC神戸レオネッサ) <span class="paragraph-title">【動画】得点王に輝いた清家貴子の今季ゴール集!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="XhbedzyOaBo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.25 19:10 Sat

マイ仙台、AC長野、N相模原の下位3チームが揃って勝利! 長野は13試合ぶりの白星に【WEリーグ】

2023-24WEリーグ第21節の3試合が19日に行われた。 すでに三菱重工浦和レッズレディースの連覇が決まっているWEリーグ。19日は下位のチーム同士の対戦となった。 6位につける大宮アルディージャVENTUSは11位のAC長野パルセイロ・レディースと対戦した。 大宮のホームNACK5スタジアム大宮で行われた試合。AC長野が攻め込んでいく展開となると、22分にそのAC長野が先制。GK伊藤有里彩からのパントキックが流れると伊藤めぐみがトラップして浮かせたミドルシュート。GKの頭上を超えるシュートが決まり、AC長野が先制する。 大宮Vが右サイドの大島暖菜を中心に攻撃を仕掛けていくが、ゴールは奪えず。AC長野が3月3日以来、13試合ぶりとなる勝利を収めた。 7位のちふれASエルフェン埼玉はアウェイで最下位のノジマステラ神奈川相模原と対戦。試合は13分にEL埼玉が先制。ボックス左からの瀬戸口梢のクロスに対し、佐久間未稀がヘッドで叩きつけ、EL埼玉が先制する。 EL埼玉は攻め込みながらもなかなか得点を奪えず。すると64分、右CKを獲得したN相模原は平野優花のクロスをニアでフリック。大賀理紗子が決めて同点に追いつく。 さらに81分には右CKから平野が左足でクロス。ファーサイドに飛んだボールはそのままゴールに吸い込まれ、N相模原が逆転に成功。EL埼玉は後半アディショナルタイムに岸みのりがロングシュートを放つもクロスバー。2-1でN相模原が4試合ぶりに勝利した。 下位2チームが勝利を収める中、10位のマイナビ仙台レディースは9位のセレッソ大阪ヤンマーレディースとアウェイで対戦した。 試合は開始早々にC大阪がチャンス。FKからのクロスを3がヘッドでつなぐと、百濃実結香がヘッド。しかし、クロスバーに嫌われる。それでも3分、ボックス右からの脇阪麗奈のクロスをファーサイドに走り込んだ百濃が胸で押し込み、C大阪が先制する。 立ち上がりに攻め切ったC大阪。マイ仙台は徐々に押し込み出していくと33分にスコアを動かす。裏へのスルーパスに対し、オーバーラップした高平美憂が滑り込みながら先に触ると、GKと交錯しながらもシュートがゴールに入り、マイ仙台が同点に追いつく。 1-1で迎えた後半、右サイドからの松永未衣奈のクロスに対してファーサイドで中島依美が折り返し、最後は廣澤真穂が押し込むも、これはハンドを取られてノーゴール。それでも89分、左CKからのクロスを高平が頭で折り返し、最後は太田萌咲がヘディングで合わせて逆転に成功。マイ仙台が逆転勝利を収めた。 ◆2023-24WEリーグ第21節 ▽5/18(土) アルビレックス新潟レディース 0-2 サンフレッチェ広島レジーナ 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 2-1 ジェフユナイテッド千葉レディース INAC神戸レオネッサ 0-2 三菱重工浦和レッズレディース ▽5/19(日) セレッソ大阪ヤンマーレディース 1-2 マイナビ仙台レディース ノジマステラ神奈川相模原 2-1 ちふれASエルフェン埼玉 大宮アルディージャVENTUS 0-1 AC長野パルセイロ・レディース ◆順位表(第21節 終了時) 1位:三菱重工浦和レッズレディース(勝ち点56/+38/21試合) 2位:INAC神戸レオネッサ(勝ち点46/+25/21試合) 3位:日テレ・東京ヴェルディベレーザ(勝ち点45/+29/21試合) 4位:アルビレックス新潟レディース(勝ち点38/+6/21試合) 5位:サンフレッチェ広島レジーナ(勝ち点28/0/21試合) 6位:大宮アルディージャVENTUS(勝ち点25/-13/21試合) 7位:ちふれASエルフェン埼玉(勝ち点23/-8/21試合) 8位:ジェフユナイテッド千葉レディース(勝ち点22/-6/21試合) 9位:セレッソ大阪ヤンマーレディース(勝ち点21/-11/21試合) 10位:マイナビ仙台レディース(勝ち点21/-16/21試合) 11位:AC長野パルセイロ・レディース(勝ち点18/-18/21試合) 12位:ノジマステラ神奈川相模原(勝ち点10/-26/21試合) <span class="paragraph-title">【動画】AC長野が伊藤ホットライン!GK伊藤有里彩のパントキックから、伊藤めぐみの技ありループミドル</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="b1hWCLL1hcY";var video_start = 61;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.20 16:25 Mon

逆転優勝目指したINAC神戸、千葉Lに敗れ直接対決を前に浦和の連覇が決定!【WEリーグ】

2023-24WEリーグ第20節の3試合が12日に行われた。 シーズンも佳境に入り優勝争いも2チームに絞られることに。2位のINAC神戸レオネッサは消化が1試合少ない中、最低でも勝ち点1が必要な状況。首位の三菱重工浦和レッズレディースとの直接対決を次週に控えた中、アウェイで8位のジェフユナイテッド千葉レディースと対戦した。 試合はI神戸のペースで進んでいくと13分、敵陣でのボール奪取から田中美南が持ち出しボックス内左からグラウンダーのクロス。最後は上がってきた守屋都弥が合わせるが、シュートは枠に飛ばない。 前半は0-0で折り返すかと思われた中、45分にスコアが動く。右サイドでスローインを得た千葉Lは、パスを受けた鴨川実歩が上手く入れ替わりボックス内右からクロス。これをニアで大澤春花が合わせると、GK山下杏也加がセーブも、こぼれ球を大澤が詰めて、千葉Lが先制する。 嫌な時間帯で少ないチャンスを生かされたI神戸。50分には田中がボックス内からシュートも、右ポストを叩きゴールとはならない。 それでもI神戸はハンドでPKを獲得すると68分に髙瀬愛実がしっかり決めて同点に追いつく。 同点としたI神戸だったが85分に千葉Lが追加点。右サイドでボールを持った鴨川がカットインからで左足シュート。ゴール左隅にシュートは吸い込まれ、千葉Lがリードを奪う。 このままでは浦和の優勝が決まる状況。I神戸は最後まで攻め込んだものの敗戦となり、直接対決を待たずして浦和の連覇が決定した。 その他、マイナビ仙台レディースとノジマステラ神奈川相模原の試合は1-1のドロー。AC長野パルセイロ・レディースvsセレッソ大阪ヤンマーレディースの試合は、C大阪が矢形海優の2ゴールで1-2と勝利している。 ◆2023-24WEリーグ第20節 ▽5/12(日) マイナビ仙台レディース 1-1 ノジマステラ神奈川相模原 ジェフユナイテッド千葉レディース 2-1 INAC神戸レオネッサ AC長野パルセイロ・レディース 1-2 セレッソ大阪ヤンマーレディース ▽3/27(水) 三菱重工浦和レッズレディース 2-0 アルビレックス新潟レディース ▽5/11(土) ちふれASエルフェン埼玉 1-2 日テレ・東京ヴェルディベレーザ サンフレッチェ広島レジーナ 0-2 大宮アルディージャVENTUS ◆順位表(第20節終了時) 1位:三菱重工浦和レッズレディース(勝ち点53/+36/20試合) 2位:INAC神戸レオネッサ(勝ち点46/+27/20試合) 3位:日テレ・東京ヴェルディベレーザ(勝ち点42/+28/20試合) 4位:アルビレックス新潟レディース(勝ち点38/+8/20試合) 5位:サンフレッチェ広島レジーナ(勝ち点25/-2/20試合) 6位:大宮アルディージャVENTUS(勝ち点25/-12/20試合) 7位:ちふれASエルフェン埼玉(勝ち点23/-7/20試合) 8位:ジェフユナイテッド千葉レディース(勝ち点22/-5/20試合) 9位:セレッソ大阪ヤンマーレディース(勝ち点21/-10/20試合) 10位:マイナビ仙台レディース(勝ち点18/-17/20試合) 11位:AC長野パルセイロ・レディース(勝ち点15/-19/20試合) 12位:ノジマステラ神奈川相模原(勝ち点7/-27/20試合) 2024.05.12 19:45 Sun

浦和が12連勝でまた一歩連覇に前進! INAC神戸は北川ひかるが古巣新潟L相手に2ゴールで追走【WEリーグ】

2023-24WEリーグ第19節の6試合が6日に行われた。 シーズンも残り4試合となった中、優勝争いは首位の三菱重工浦和レッズレディースと2位のINAC神戸レオネッサに絞られている状況となった。 首位の浦和は、アウェイでちふれASエルフェン埼玉と対戦。埼玉ダービーとなった試合は、浦和が主導権を握っていく。 すると16分に浦和が先制。右サイドからのクロスがボックス内で混戦となると、伊藤美紀のシュートのこぼれ球を清家貴子が押し込んで先制。31分には右サイドからの攻撃。こぼれ球を浦和の栗島朱里が左足シュートも、GK浅野菜摘がナイスセーブを見せて追加点を許さない。 それでも前半アディショナルタイム1分、清家の左足クロスを飛び込んだ伊藤がボックス内で合わせると、浮き球のシュートがポストを叩いて決まり、浦和が2点リードで折り返す。 追いかけるEL埼玉は58分、植村祥子のパスを受けた瀬戸口梢がボックス内でダイレクトで折り返すと、これを受けた吉田莉胡が落ち着いて決めて1点差に。しかし、その後スコアは動かず、浦和が12連勝を達成した。 2位のI神戸はアウェイで3位のアルビレックス新潟レディースと対戦。両者の勝ち点差は「5」となっており、新潟Lとしては勝利で勝ち点差を縮めたい一戦だ。 I神戸としては逆転優勝のためにも勝たなければいけない試合。立ち上がりからI神戸が主導権を握っていくも、前半はゴールが生まれない。 すると迎えた後半、47分にいきなり動く。田中美南がドリブルで持ち上がりシュート。GK平尾知佳が足でセーブも古巣対戦となった北川ひかるが押し込んでI神戸が先制する。 先制したI神戸は試合をコントロールして時計をすすめると、78分には守屋都弥がボックス右からクロス。これを北川がボックス内でヘッド。これがネットを揺らして2点目。そのまま逃げ切り、0-2で勝利を収めて逆転優勝に望みを繋いだ。 4位の日テレ・東京ヴェルディベレーザはアウェイでAC長野パルセイロ・レディースと対戦。土方麻椰の2ゴールの活躍などで、0-3で勝利を収め、3位に浮上した。 その他、サンフレッチェ広島レジーナ、セレッソ大阪ヤンマーレディースが勝利を収めている。 ◆2023-24WEリーグ第19節 ▽5/6(月) マイナビ仙台レディース 0-0 ジェフユナイテッド千葉レディース アルビレックス新潟レディース 0-2 INAC神戸レオネッサ ちふれASエルフェン埼玉 1-2 三菱重工浦和レッズレディース ノジマステラ神奈川相模原 0-1 サンフレッチェ広島レジーナ AC長野パルセイロ・レディース 0-3 日テレ・東京ヴェルディベレーザ セレッソ大阪ヤンマーレディース 2-1 大宮アルディージャVENTUS ◆順位表(第19節終了時) 1位:三菱重工浦和レッズレディース(勝ち点53/+36/20試合) 2位:INAC神戸レオネッサ(勝ち点46/+28/19試合) 3位:日テレ・東京ヴェルディベレーザ(勝ち点39/+27/19試合) 4位:アルビレックス新潟レディース(勝ち点38/+8/20試合) 5位:サンフレッチェ広島レジーナ(勝ち点25/0/19試合) 6位:ちふれASエルフェン埼玉(勝ち点23/-6/19試合) 7位:大宮アルディージャVENTUS(勝ち点22/-14/19試合) 8位:ジェフユナイテッド千葉レディース(勝ち点19/-6/19試合) 9位:セレッソ大阪ヤンマーレディース(勝ち点18/-11/19試合) 10位:マイナビ仙台レディース(勝ち点17/-17/19試合) 11位:AC長野パルセイロ・レディース(勝ち点15/-18/19試合) 12位:ノジマステラ神奈川相模原(勝ち点6/-27/19試合) 2024.05.06 22:10 Mon

WEリーグの関連記事

なでしこ守護神・山下杏也加がINAC神戸を退団…海外挑戦へ「自分が予想してた未来とかけ離れているので信じられていない」

INAC神戸レオネッサは7日、なでしこジャパンGK山下杏也加(28)の退団を発表した。今後は海外クラブへの移籍の準備をするという。 山下は2014年に日テレベレーザ(現:日テレ・東京ヴェルディベレーザ)でキャリアをスタート。2021年にI神戸へと完全移籍した。 WEリーグでは2021-22シーズンの初代女王に貢献し、初代MVPにも輝く活躍を見せると、3シーズンで56試合に出場。WEリーグカップでは5試合に出場していた。 山下はクラブを通じてコメントしている。 「このたび、海外に挑戦することを決めました。2019年フランスワールドカップを経験し、海外に今すぐにでも行ってサッカーしたいと言う欲が出てきました。しかし、その欲も言葉の壁や世界的にみてGKとしては背の低い自分が通用できるのかと自問自答しながら、その気持ちは年々と薄れていきました」 「いつの間にか28歳になり、友人の引退やセカンドキャリア、「最後の〇〇」を耳にする事が増え、年齢というただの数字と最後を最後にしないように踏ん張りたいと思うようになりました。今でも自分が予想してた未来とかけ離れているので信じられていないです」 「今シーズンに感じた、ここからシュートをしないだろう、この角度からクロスはあげないだろう…という体に染みついた悪い慣れをなくし、海外挑戦でさらにレベルアップしていきたいと思います」 「最後になりますが、INAC神戸で初めての移籍をして、いろいろな人たちと触れ合えた3シーズンはこれからの人生に生かしていきたいと思います。熱い応援をしていただきありがとうございました」 2024.06.07 20:01 Fri

WEリーグMVPは20ゴールで得点王の浦和FW清家貴子が受賞! ベストイレブンには連覇の浦和から最多5名、3年連続受賞者は4名

7日、「2023-24WEリーグアウォーズ」が行われ、2023-24シーズンの最優秀選手賞とベストイレブンが発表された。 三菱重工浦和レッズレディースの連覇で幕を閉じたWEリーグ。優秀選手賞30名が発表されていた中、最優秀選手に選ばれたのは浦和のFW清家貴子だった。 清家は浦和の中心選手としてリーグ戦22試合に出場し20ゴールを記録。チームの連覇に大きく貢献するとともに、WEリーグのシーズン最多得点記録を樹立し得点王に輝いた他、10試合連続ゴールという偉業も成し遂げていた。なお、来季からは海外クラブへ移籍することとなる。 また、ベストイレブンには清家を含み浦和から最多の5名が選出。DF石川璃音、DF遠藤優、MF柴田華絵、MF塩越柚歩が選出され、遠藤と塩越は嬉しい初受賞。清家、柴田は3年連続での受賞となり、石川は2年連続の受賞となった。 その他、2位のINAC神戸レオネッサからGK山下杏也加、DF北川ひかる、FW田中美南の3名が受賞し、山下と田中は3年連続、北川は初受賞となった。3位の日テレ・東京ヴェルディベレーザからはMF木下桃香、FW藤野あおばの2名が受賞し、ともに2年連続での受賞。11ゴールを決め得点ランキング2位となったサンフレッチェ広島レジーナのFW上野真実も初受賞となった。 ◆2023-24 WEリーグベストイレブン GK 山下杏也加(INAC神戸レオネッサ)/3年連続3回目 DF 石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース)/2年連続2回目 遠藤優(三菱重工浦和レッズレディース)/初受賞 北川ひかる(INAC神戸レオネッサ)/初受賞 MF 柴田華絵(三菱重工浦和レッズレディース)/3年連続3回目 塩越柚歩(三菱重工浦和レッズレディース)/初受賞 木下桃香(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)/2年連続2回目 FW 清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース)/3年連続3回目 藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)/2年連続2回目 田中美南(INAC神戸レオネッサ)/3年連続3回目 上野真実(サンフレッチェ広島レジーナ)/初受賞 <span class="paragraph-title">【動画】得点王に輝いた清家貴子の今季ゴール集!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="XhbedzyOaBo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.07 19:30 Fri

元なでしこジャパンMF川澄奈穂美が新潟Lとの来季契約に合意 「覚悟を持って契約書にサイン」

アルビレックス新潟レディースは6日、元なでしこジャパンMF川澄奈穂美(38)と2024-25シーズンの契約に合意した旨を発表した。 通算90キャップのなでしこジャパンを長らくリードした川澄はアメリカでのプレーも経て、2023年夏の新潟L入りで日本復帰。さっそくキャプテンの役割も託され、チームとしてWEリーグカップで準優勝し、最高位の4位で終戦したWEリーグでは20試合で3ゴールをマークした。 2011年ドイツ・ワールドカップ(W杯)の優勝メンバーである鮫島彩が今季限りでの引退を決断したなか、来季も現役の川澄は「アルビレックス新潟レディースを応援してくださっている皆様、いつも熱いご声援ありがとうございます」と御礼の言葉とともに、決意を新たにした。 「リリースされました通り、2024-25シーズンもアルビレックス新潟レディースと契約させていただきました。このクラブの一員としてまた闘えることが嬉しいです!!」 「2023-24シーズンは、皆様の多大なるサポートのおかげで今までのキャリアでは経験したことのないワクワク・ヒリヒリする大変充実したシーズンを過ごすことができました」 「一方で、目標に手が届かず悔しい思いもしました。次のシーズンで必ずその目標を達成させるべく、覚悟を持って契約書にサインをしました」 「目標(タイトル)はかなり高いところにあると感じていますが、その険しい道をサポーターの皆様とともに登って行きたいと思っておりますので、より一層のアイシテルニイガタを届けてください。2024‐25シーズンもよろしくお願いいたします」 2024.06.06 11:35 Thu

WEリーグ優秀選手30名が発表! 20得点の得点王・清家貴子ら連覇の浦和から10名が選出、ベテランの元なでしこも受賞

2023-24シーズンのWEリーグ優秀選手賞30名が発表された。 三菱重工浦和レッズレディースが見事に連覇を果たしたシーズン。12クラブの監督と選手の投票結果をもとに、優秀選手30名が決定した。 最多の選出は連覇を果たした浦和から10名。20ゴールを記録し得点王にも輝いたなでしこジャパンのFW清家貴子やキャプテンのMF柴田華絵、なでしこジャパンのDF石川璃音らが選出された。 また、2位のINAC神戸レオネッサは7名が選出され、なでしこジャパンのGK山下杏也加、DF守屋都弥、DF北川ひかる、FW田中美南が受賞した。 3位の日テレ・東京ヴェルディベレーザも6名が受賞。FW藤野あおばらが名を連ねた。 また、ベテラン勢でも今シーズン限りでの引退を表明した大宮アルディージャVENTUSのDF鮫島彩、得点力も見せたアルビレックス新潟レディースのMF川澄奈穂美が受賞している。 この30名の中から、最優秀選手賞、ベストイレブンが選ばれることに。6月7日(金)の「2023-24WEリーグアウォーズ」で発表される。 ◆2023-24WEリーグ優秀選手賞受賞選手(30名) GK 1.池田咲紀子(三菱重工浦和レッズレディース/31歳) 21試合(1886分)14失点 31.野田にな(日テレ・東京ヴェルディベレーザ/20歳) 14試合(1260分)10失点 1.平尾知佳(アルビレックス新潟レディース/27歳) 21試合(1890分)17失点 1.山下杏也加(INAC神戸レオネッサ/28歳) 18試合(1620分)10失点 DF 3.石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース/20歳) 20試合(1690分)0得点 16.水谷有希(三菱重工浦和レッズレディース/28歳) 22試合(1674分)0得点 17.遠藤優(三菱重工浦和レッズレディース/26歳) 22試合(1968分)2得点 3.鮫島彩(大宮アルディージャVENTUS/36歳) 22試合(1908分)0得点 20.岸みのり(ちふれASエルフェン埼玉/29歳) 22試合(1980分)1得点 3.村松智子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ/29歳) 20試合(1767分)2得点 2.守屋都弥(INAC神戸レオネッサ/27歳) 21試合(1874分)3得点 3.土光真代(INAC神戸レオネッサ/28歳) 22試合(1918分)0得点 5.三宅史織(INAC神戸レオネッサ/28歳) 22試合(1951分)1得点 13.北川ひかる(INAC神戸レオネッサ/27歳) 22試合(1890分)6得点 MF 5.伊藤美紀(三菱重工浦和レッズレディース/28歳) 22試合(1707分)6得点 6.栗島朱里(三菱重工浦和レッズレディース/29歳) 18試合(1352分)1得点 18.柴田華絵(三菱重工浦和レッズレディース/31歳) 22試合(1924分)0得点 19.塩越柚歩(三菱重工浦和レッズレディース/26歳) 20試合(1402分)3得点 10.鴨川実歩(ジェフ千葉レディース/26歳) 20試合(1530分)5得点 7.北村菜々美(日テレ・東京ヴェルディベレーザ/24歳) 20試合(1689分)6得点 8.菅野奏音(日テレ・東京ヴェルディベレーザ/23歳) 20試合(1626分)1得点 10.木下桃香(日テレ・東京ヴェルディベレーザ/21歳) 22試合(1876分)4得点 19.川澄奈穂美(アルビレックス新潟レディース/38歳) 20試合(1609分)3得点 10.成宮唯(INAC神戸レオネッサ/29歳) 22試合(1858分)5得点 11.中嶋淑乃(サンフレッチェ広島レジーナ/24歳) 21試合(1710分)1得点 FW 11.清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース/27歳) 22試合(1868分)20得点 15.島田芽依(三菱重工浦和レッズレディース/22歳) 22試合(1251分)9得点 11.藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ/20歳) 21試合(1721分)9得点 9.田中美南(INAC神戸レオネッサ/30歳) 22試合(1965分)8得点 9.上野真実(サンフレッチェ広島レジーナ/27歳) 22試合(1850分)11得点 2024.06.04 08:30 Tue

カップ王者のサンフレッチェ広島レジーナが吉田恵氏を監督に招へい、初の女子チーム指導「チャレンジャー精神で頑張りたい」

サンフレッチェ広島レジーナは31日、吉田恵氏(51)が監督に就任したことを発表した。 S広島RはWEリーグ加入事から中村伸監督が指揮を執っており、2023-24シーズンはWEリーグカップを制して初タイトルを獲得した。 中村監督は3シーズンを指揮して退任。2024-25シーズンから吉田氏が監督を務めることとなる。 吉田氏は、現役時代はヴェルディ川崎やヴィッセル神戸、ジェフユナイテッド市原(現:ジェフユナイテッド千葉)、サンフレッチェ広島、サガン鳥栖でプレーした。 引退後は指導者となり、広島のジュニアユースでコーチに就任。中京大学のコーチや鳥栖のコーチを務めると、2014年のシーズン途中から尹晶煥監督の後任として監督とを務めた。 その後、鳥栖でコーチに再び就任すると、FC岐阜でコーチを務めていた中、2016年7月からラモス瑠偉の後任として監督を引き継ぐことに。V・ファーレン長崎、アビスパ福岡でコーチを務め、今年2月からS広島Rのアカデミーアドバイザーを務めていた。 吉田氏はクラブを通じてコメントしている。 「このたび、サンフレッチェ広島レジーナ監督に就任する事になりました、吉田恵です。指導者としてスタートをさせていただいたサンフレッチェ広島で、監督ができる事に喜びを感じています。女子サッカーでの指導は初めてですが、持ち前のチャレンジャー精神で頑張りたいと思います」 「前任者の中村とは、大学時代の3年間を同じチームで過ごした仲間です。0からチームを立ち上げ、昨年はカップ戦優勝と3年間でチームを急成長させてきた彼とスタッフ、選手たちにはリスペクトしかありません」 「この築き上げてきたものを引き継ぎ、より『攻守にアグレッシブで魅力的なサッカー』ができるよう、強い気持ちを持ってチームをもう一段高いステージに持っていけるようチャレンジしていきたいと思います」 「また、常日頃から広島を応援してくださっているファン、サポーター、並びにスポンサーの皆様の期待に応えられるよう、最善を尽くしてまいりますので、応援よろしくお願い致します」 2024.05.31 18:40 Fri

記事をさがす

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly