FC東京がドイツで苦しんだ遠藤渓太を期限付き移籍で獲得、3年半ぶりのJリーグ復帰「自分のすべてを注ぐ覚悟で」

2024.01.07 20:13 Sun
3年半ぶりに日本に戻る遠藤渓太
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3年半ぶりに日本に戻る遠藤渓太
FC東京は7日、ウニオン・ベルリンのMF遠藤渓太(26)が期限付き移籍で加入することを発表した。移籍期間は2024年12月31日までとなる。

横浜F・マリノスの下部組織出身の遠藤は、2016年にトップチームに昇格。2018年にはYBCルヴァンカップでニューヒーロー賞を受賞。2019年には主軸としてリーグ優勝を経験するなどした。
2020年7月にウニオン・ベルリンに期限付き移籍すると、2021年からは完全移籍に切り替わることに。しかし、あまり出番がないと、2022年7月からはブラウンシュヴァイクへとレンタル移籍にでていた。

ブラウンシュヴァイクでも多くの出番はなく、1年半で27試合の出場に終わりゴールはなし。今冬にレンタル契約を終了してウニオン・ベルリンに戻っていた中、3年半ぶりのJリーグ復帰が決まった。

FC東京でプレーする遠藤はクラブを通じてコメントしている。
「FC東京に加入することになりました遠藤渓太です。ここ数シーズン、思うような結果を出せていない自分に期待をして価値を見出してくれたFC東京の方々に、プレーで恩返しができるよう自分のすべてを注ぐ覚悟です。味の素スタジアムでお会いできることを楽しみにトレーニングに励みたいと思います」」

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仲川輝人と白井康介がそれぞれ1G1A! FC東京が敵地で新潟に快勝し3試合ぶり白星【明治安田J1第10節】

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町田が2試合ぶり白星で首位返り咲き! FC東京とのダービーを韓国人2トップ2発で制す【明治安田J1第9節】

21日、明治安田J1リーグ第9節のFC東京vsFC町田ゼルビアが味の素スタジアムで行われ、アウェイの町田が1-2で勝利した。 ホームの9位FC東京は、前節の東京ヴェルディ戦に続く“東京ダービー“。2点を先行された上、安斎颯馬の退場で数的不利となってしまったが、遠藤渓太の2得点で劇的ドローに持ち込んだ。ミッドウィークに行われたYBCルヴァンカップのY.S.C.C.横浜戦を4発大勝で終えた中、リーグ戦無敗記録を4試合に伸ばしたいピーター・クラモフスキー監督は、出場停止の安斎に代わり、前節殊勲の遠藤をスタメン起用した。 対するアウェイの3位町田は王者のヴィッセル神戸に前節敗れて今シーズン2敗目。開幕直後の勢いが衰えつつあるが、こちらもミッドウィークに行われたYBCルヴァンカップのギラヴァンツ北九州戦は勝利している。公式戦連勝を目指す今節は柴戸海が出場停止で、黒田剛監督は前節からメンバーを5人変更。出場停止だった守護神・谷晃生がスタメン復帰し、昌子源や望月ヘンリー海輝、宇野禅斗、高橋大悟といった北九州戦の先発組が継続起用された。 両チームともに若き主力をU-23日本代表に送り込んでいる中、序盤からチャンスを作ったのはFC東京。6分には仲川輝人のスルーパスから小柏剛が左サイドを抜け出して決定機を迎えたが、左ポケットからのシュートはGK谷に抑え込まれた。 一方の町田はセットプレーから先制する。14分、左CKを得ると仙頭啓矢のクロスをナ・サンホが右足ダイレクトボレー。これがゴール左隅に決まり、ナ・サンホにとっては古巣相手のゴール、および町田加入後初ゴールとなった。 しかし、FC東京もすぐさま反撃。21分、イブラヒム・ドレシェヴィッチのハンドによりPKを獲得すると、キッカーを務めたのは小柏。右隅へのシュートはGK谷に触れられたが、右ポストに当たってゴールに吸い込まれた。 序盤からテンションの高い好ゲームは目まぐるしく動き、25分には町田が勝ち越し。ドレシェヴィッチからの右サイド深くへのロングボールをゴールラインぎりぎりで望月が折り返すと、オ・セフンがダイビングヘッド。ゴール左隅に流し込んだ。 その後も激しい攻防が繰り広げられる中、39分にはホームチームが俵積田晃太のドリブル突破からゴールに迫る。左サイド深い位置で1人抜き去ると、左足でクロス。小柏の頭から飛び込んだシュートはディフレクションして左ポストに直撃した。 町田リードで試合を折り返すと、黒田監督は後半頭から交代カードを切り、高橋を下げてバスケス・バイロンを投入。追加点を狙いにいく。 勢いよく後半に入り押し込んだ町田だったが、チャンスは作らせず押し戻したFC東京。62分には俵積田のカットインからのシュート性のクロスに遠藤が合わせたが、この決定機はクロスバーに阻まれた。 65分、FC東京にアクシデント。小柏が負傷交代となる。代わりに入ったジャジャ・シルバはすぐさまカットインから右足で狙った。 後半中盤は膠着気味で試合が進み、町田は仙頭啓矢、オ・セフンに代えて安井拓也とミッチェル・デュークを投入。変化を加える。続いてFC東京のクラモフスキー監督も動き、俵積田と高宇洋を下げ、原川力とJリーグデビューの生え抜き17歳・佐藤龍之介をピッチに送り出した。 1-2のまま迎えた終盤には長友佑都も登場。意地を見せたいFC東京がパワープレーも使いながら攻め込むが、追いつくことないまま試合終了。2試合ぶりの勝利を手にした町田は首位に返り咲いている。 FC東京 1-2 FC町田ゼルビア 【FC東京】 小柏剛(前21) 【町田】 ナ・サンホ(前14) オ・セフン(前25) <span class="paragraph-title">【動画】右足で叩き込んだナ・サンホの先制ボレー</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>スーパーゴラッソ炸裂<br>\<br><br>仙頭のインスイングのCKを<br>ファーサイドにいた<br>ナ サンホが右足一閃<br><br>古巣対戦となるナ サンホの<br>ゴラッソで町田が先制!<br><br>明治安田J1第9節<br>FC東京×町田<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/FC%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E7%94%BA%E7%94%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#FC東京町田</a> <a href="https://t.co/Eym9a77XNg">pic.twitter.com/Eym9a77XNg</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1781932402916446592?ref_src=twsrc%5Etfw">April 21, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.21 17:24 Sun

【J1注目プレビュー|第9節:FC東京vs町田】スタイルを出し切って勝利を掴むのは?

【明治安田J1リーグ第9節】 2024年4月21日(日) 15:00キックオフ FC東京(9位/12pt) vs FC町田ゼルビア(3位/16pt) [味の素スタジアム] <span class="paragraph-subtitle">◆ホームで負けるわけにはいかない【FC東京】</span> 前節は東京ヴェルディとの“東京ダービー”を戦ったFC東京。劣勢の試合も、遠藤渓太の2ゴールで土壇場で追いつき、敗戦を免れた。まるで勝利したかのような盛り上がりを見せていたが、今度は“ホーム”という立場で、同じ東京を本拠地とする町田を迎える。 2試合連続の東京勢との対戦、そしてどちらも昇格組。J1の舞台で東京を守ってきたクラブとして、負けることなど許されない。ミッドウィークはターンオーバーで臨んだY.S.C.C.横浜とのYBCルヴァンカップで快勝を収めていた。 ここまでJ1で旋風を巻き起こしてきた町田を上回る必要があるFC東京。当然、ハードワークや強度、切り替えのスピードなどで負けていては話にならない。その前提で、どう上回るのか。チームの持ち味であるサイドアタック、そしてフィニッシュのクオリティの違いと、チームとして相手をいなしてしっかりと前進することが大事になる。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:波多野豪 DF:白井康介、土肥幹太、エンリケ・トレヴィザン、バングーナガンデ佳史扶 MF:高宇洋、仲川輝人、小泉慶 FW:遠藤渓太、小柏剛、俵積田晃太 監督:ピーター・クラモフスキー 出場停止:安斎颯馬 U-23日本代表活動参加:野澤大志ブランドン、松木玖生、荒木遼太郎 <span class=“paragraph-subtitle">◆リーグ戦の連敗は避けたい【FC町田ゼルビア】</span> サンフレッチェ広島に続き、ヴィッセル神戸にも敗れた町田。チームの原理原則は守っていながらも、クオリティの差で負ける形となった。 ただ、全てが劣っていたわけではない。広島戦ほどの苦しさはなかったが、結果として敗戦に。今節はリーグ戦の連敗をどう避けるかがポイントとなる。 ミッドウィークではJ3のギラヴァンツ北九州とのYBCルヴァンカップで勝利。ターンオーバーもしながら結果を残した中、ポイントとなる部分ではやはり強度の高さ。チームとしての戦い方のベースが変わることはなく、しっかりと戦った上で、あとはチャンスを活かせるかどうかだ。 パリ五輪を目指す2人を欠く中で、2トップを担うナ・サンホは古巣対決に。キッカーとしても攻撃を引っ張る鈴木準弥も古巣対決。勢いを持った素早い攻撃をいかに仕留めるか。精度を上げて連敗を回避したい。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:谷晃生 DF:鈴木準弥、ドレシェヴィッチ、チャン・ミンギュ、林幸多郎 MF:バスケス・バイロン、仙頭啓矢、下田北斗、藤本一輝 FW:ナ・サンホ、オ・セフン 監督:黒田剛 出場停止:柴戸海 U-23日本代表活動参加:平河悠、藤尾翔太 2024.04.21 12:20 Sun

またも終盤に失点…東京Vに必要なメンタル/六川亨の日本サッカーの歩み

J1リーグの第8節、東京V対FC東京の、16年ぶりの“東京ダービー”は2-2のドローに終わった。前半で2点をリードし、さらに前半43分にはFC東京に退場者が出て11人対10人になりながら、東京Vはアドバンテージを生かすことができずに追いつかれてしまった。 サッカーでは1人少ないチームが予想外の健闘を見せるのはよくあること。JSL時代のセルジオ越後氏は、「1人少ないとお互いがお互いにカバーしようという意識から、攻守に連動性が出てくることはよくあるよ」と話していた。 FC東京が後半16分に寺山翼と遠藤渓太を投入後はまさにこのような状況で、右SB白井康介がインターセプトからドリブルでカウンターを仕掛け、遠藤の移籍後初ゴールをアシストして反撃のノロシを上げた。 試合は後半アディショナルタイム4分に遠藤のこの日2点目で引き分けに終わったわけだが、東京Vにしてみれば敗戦に近い勝点1だっただけにショックも大きかっただろう。試合後の城福浩監督も、感想を求められると「サポーターには悔しい思いをさせました。申し訳ない。以上です」と言って天を仰いだ。 東京Vは開幕戦で横浜FMに1-0とリードしながら試合終了間際のPKで同点に追いつかれ、アディショナルタイムの失点で1-2と敗れた。第2節の浦和戦も89分に与えたPKで同点に追いつかれるなど、“試合終盤“が鬼門となっていた。初勝利は第6節の湘南戦(2-1)。しかし第7節の柏戦は先制しながら後半に追いつかれ、そしてFC東京戦も2点のリードを守れなかった。 城福監督はFC東京戦後、「このチームはやはり選手層を厚くしていかないといけないと痛感しています。選手が代わったら、落ち着きがなくなるという状況を変えていかないと、ゲームの終盤でやはり我々が痛い思いをすることを繰り返しています」とも語っていた。 選手層を厚くすることは急務だろう。そして、できるならDF陣かボランチにJ1でプレー経験のある選手が必要だとも感じた。今シーズンの東京Vで、FC東京戦で11年アジアカップ決勝の李忠成のような鮮やかなボレーを決めた染野唯月と、ここまで3ゴールを決めている山田楓喜はいずれもJ1経験者。そしてレンタル移籍ながらしっかり結果を残している。やはりJ1とJ2では1対1やチームでの駆け引き、試合運びなどの個人能力で差があるのではないだろうか。 東京V対FC東京戦の翌日はJ3リーグの大宮対沼津戦を取材したが(1-1)、大宮の先制点は杉本健勇がミドルシュートを叩き込んだ。ボールをトラップした瞬間からシュートまで、落ち着き払った動作はシュートを打つ前から決まると思えるほど自信に満ちていた。やはり“レベルの差“はあるのだと痛感したものだ。 そして、これは私のまったくの私見だが、城福監督は昔から喜怒哀楽の激しい指揮官だった。得点には派手なガッツポーズで喜びを表し、失点には悔しがる。相手の納得のいかないプレーには本気で怒りを表すなど感情表現が豊かだ。しかし選手は、得点の際は喜びを爆発させても、失点のたびに落ち込んでいるようなのが気になった。もっと冷静に現実を受け入れつつ、状況に応じGKも含めて時間稼ぎをするとか、リトリートして相手を誘い出し、カウンターを狙うなど柔軟な発想も必要だろう。 すべての試合を勝とうとしてもそれは無理な話。引き分けでよしとしなければならない試合(内容)もあれば、負けることもある。負けるたびに落ち込んでいてはメンタル面もネガティブになり、負の連鎖につながりかねない。どこかで割り切る必要もあるだろう。それにはコーチ陣のフォローも重要だ。 FC東京戦のアディショナルタイムの失点後、天を仰いだりうなだれたりしている選手が多かった。残り時間が少ないとはいえ、まだ数分間プレータイムは残っていたので、すぐさまボールを拾ってキックオフしようという選手がいなかった。「これまでの繰り返し」とショックを受けていたのかもしれないが、だからこそチームを鼓舞するようなベテラン選手が欲しいと思った次第である。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> <span class="paragraph-title">【動画】“東京ダービー”で衝撃の結末…終了まで残り1分の同点劇</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="HZj1w5Oa1Mc";var video_start = 517;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.15 16:30 Mon

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5月のJ1月間ヤングプレーヤー賞にFC東京のドリブラー俵積田晃太! 「もう一段階レベルアップした姿を」

Jリーグは11日、5月度の明治安田Jリーグ月間ヤングプレーヤー賞を発表した。 J1リーグではFC東京MF俵積田晃太が受賞。FC東京のアカデミーから昇格2年目のドリブラーは主に左ウイングのポジションを任され、ここまでのJ1リーグでは16試合で1得点2アシストをマークする。 5月は7試合のすべてで先発で使われ、第12節の北海道コンサドーレ札幌戦で右サイドからのクロスに左足ダイレクトで合わせてシーズン初ゴール。これからが楽しみな20歳FWは喜びつつ、決意を新たにした。 「このような素晴らしい賞をいただき、嬉しさと感謝の気持ちでいっぱいです。選出いただいたJリーグ選手OBや関係者の方々をはじめとするみなさまに、自分のプレーを少しは認めてもらえたのかなと思っています」 「今シーズン、個人としては満足のいくプレーは全然できていませんし、相手に対策されることも増えてきています。その壁を乗り越え、もう一段階レベルアップした姿をピッチで表現し、得点やアシストなどの数字にもこだわり、チームの勝利に貢献したいと思っています」 また、Jリーグ選考委員会による総評では槙野智章委員が「昨年から注目していて、いつかブレイクするだろうと思っていた」と賛辞の言葉を送ると、山本昌邦委員もこう評し、今後の活躍にも期待を寄せた。 「スピードもあり、ポテンシャルが高い。五輪の代表候補にも入っている。ペナルティーエリア内の精度が上がればさらにすごい選手になる。彼がFC東京を勝たせるようになれば、代表チームにも声がかかる選手になると思う」 そして、J2リーグからは栃木SCから5月の全5試合に先発し、2ゴールのFW南野遥海。J3リーグからは3試合で2ゴールのツエーゲン金沢MF梶浦勇輝が輝き、2選手もそれぞれ次のようにコメントしている。 ◆南野遥海 「明治安田J2リーグ月間ヤングプレーヤー賞を受賞でき、大変嬉しく思います。受賞できたのはチームメイト、スタッフのサポートのおかげだと思っています。とても感謝しています。この賞に満足せず、常に上を目指して頑張ります。そして、リーグ後半戦は「個」をもっと磨いてチームを勝たせられる選手になります。栃木SCファン、サポーターの皆様、引き続き熱い応援よろしくお願いします」 ◆梶浦勇輝 「いつも応援ありがとうございます。この度、月間ヤングプレーヤー賞に選出していただき、大変嬉しく思います。今回このような賞をいただけたのは、監督・スタッフ・チームメイト、そしていつも応援してくださっているサポーターの皆さんのおかげだと思っています。これからもチームの勝利に貢献できるよう努力を続け、J2昇格という目標を達成できるように精進します」 2024.06.11 17:05 Tue

「かなり昂っている」全体合流した長友佑都、1年半ぶりの出番を待ち侘びる「選手として来ている以上は戦わないと」

日本代表DF長友佑都(FC東京)が、改めて日本代表への想いを口にした。 2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選を戦う日本。アウェイでのミャンマー代表戦も0-5で完勝を収め帰国。最後の試合をエディオンピースウイング広島で戦うこととなる。 試合を前に10日にはスタジアムで前日トレーニング。冒頭15分が公開された中、長友もしっかりと合流していた。 トレーニング後、長友はメディア取材に応じ自身のコンディションについて言及。「練習は全体的にできています」と、ミャンマー戦前は別メニューでコンディションを調整していた長友は、ミャンマー戦でベンチ外に。それでも帰国し、9日のトレーニングから全体合流しているという。「準備はいつでもできています。心はいつでもできています」と、長友らしい回答。トレーニングでも盛り上げて声を出していたが、らしさを注入しているようだ。 改めて代表活動に参加した長友。「緊張感があって、練習だけじゃなく、ホテルでの生活でもかなり昂っていました」と、気合は十分だ。 3月の北朝鮮代表との連戦で1年ぶりに復帰を果たした中、ホームゲームはベンチで見守ると、アウェイゲームが突如s中止となり出番がなかった。 「来るだけではね」と、悔しさを口にした長友。「ここの場所は戦う場所なので、ピッチの上にいないと意味がないと思っています」と、プレーしなければ意味がないと語った。 ただ「ピッチ外でも僕の経験を伝えるとか、色々やれることはあるんですけど、選手として来ている以上は戦わないとという強い思いは誰よりもあるかなと思っています」と語り、やるべきことはありながらも、ピッチ上で見せていきたいとらしさをのぞかせた。 2024.06.10 22:55 Mon

加藤陸次樹2戦連発の広島が連勝でベスト8! FC東京は17歳FW尾谷デビュー弾で一矢報いるも完敗…【YBCルヴァンカップ】

YBCルヴァンカップ プレーオフ(PO)ラウンド第2戦のサンフレッチェ広島vsFC東京が9日にエディオンピースウイング広島で行われ、ホームの広島が3-1で勝利。2戦合計5-2とした広島のプライムラウンド進出が決まった。 5日にFC東京ホームで行われた第1戦は前半序盤の連続得点を守り抜いたアウェイの広島が2-1で先勝した。 苦手とする相手に敵地で先勝した広島は中3日で臨んだホームゲームで先発1人を変更。志知孝明に代えて塩谷司をボランチで起用した。 一方、敵地で逆転突破を狙うFC東京は先発2人を変更。負傷の木本恭生に代えて森重真人、同じくベンチ外のジャジャ・シルバに代えて中村帆高を起用。安斎颯馬を右ウイングに移した。 立ち上がりから球際でバチバチとやり合う激しい展開に。徐々に相手の圧力に慣れ始めた広島は、切り替えの精度、連動性で上回って効果的にフィニッシュの場面を作り出していく。 11分には新井直人の右からのクロスに反応したボックス中央のピエロス・ソティリウが鋭いシュートを放つが、これは枠の右に外れる。さらに、右CKの場面で飛び出した相手GK波多野豪が被ったところで大橋祐紀がヘディングシュートを飛ばすが、ここはDF中村のゴールカバーに遭う。その後もサイドを起点とした攻めから東俊希、松本泰志と決定的なダイレクトシュートを放ったが、いずれも枠を捉え切れない。 先制点は奪えずも優勢に進める広島だったが、アクシデント発生。ディエゴ・オリヴェイラとの交錯で右足首付近を痛めた荒木隼人がプレー続行不可能となり、34分に越道草太がスクランブル投入される。これで新井が3バックに落ちて越道が右ウイングバックに入った。 その後、ボックス内でGK川浪吾郎と激しく交錯した安斎の治療もあってプレーが止まってどっちつかずの展開に。7分が加えられた前半アディショナルタイムでは互いにゴール前での攻防を繰り広げたが、ソティリウ、中村の際どいシュートはいずれも枠の右に外れた。 ゴールレスで迎えた後半、立ち上がりこそイーブンな入りとなったが、徐々にギアを上げたホームチームが畳みかける攻めを見せる。 まずは53分、押し込んだ流れからボックス手前左の東がゴール前に差し込んだパスのこぼれに反応した加藤陸次樹が体勢を崩しながらも右足で巻き込む形でのシュートをゴールネットに流し込む。 続く55分には自陣左サイドでのスローインから塩谷のフィードに抜け出した加藤がボックス左に持ち込んでグラウンダーのクロス。DFに当たって中央に流れたところを大橋が右足でダイレクトシュート。コースは甘かったが、GK波多野がはじき出すことができずにゴールネットに吸い込まれた。 厳しい連続失点で2戦合計3点差を付けられたFC東京は62分に2枚替えを敢行。中村、安斎を下げて原川力、野澤零温を投入。小泉慶が右サイドバックにポジションを移した。 以降も危なげなく試合を進める広島は68分、鮮やかなコンビプレーからトドメの3点目を奪い切る。中盤でクリアボールに反応した塩谷が背後を狙う加藤へ絶妙な浮き球ダイレクトパスを通す。スムーズなトラップで反転してボックス内に持ち込んだ加藤はDF森重を先に滑らせて右足シュートをゴール左隅に突き刺す。これで勝利を確信したミヒャエル・スキッベ監督は殊勲の大橋、ソティリウを下げてエゼキエウ、ドウグラス・ヴィエイラをピッチに送り出す。 一方、敗退濃厚のピーター・クラモフスキー監督は主力を下げて岡哲平、2種登録で17歳でのトップチームデビューとなるFW尾谷ディヴァインチネドゥらを投入。すると、この交代策が即ゴールに繋がった。 77分、左サイドにポジションを移した野澤がスペースでドリブルを仕掛けてGKとディフェンスラインの間に絶妙なクロスを供給。これをファーから内側に絞った尾谷が頭で合わせ、トップデビューからわずか3分でゴールを挙げた。 17歳新鋭のゴールで一矢報いたアウェイチームが息を吹き返し、後半終盤にかけてはゴール前での攻防も目立つオープンな展開が続いたが、これ以上スコアは動くことなくタイムアップを迎えた。 この結果、FC東京に2連勝の広島が2戦合計5-2でのベスト8進出を決めた。 サンフレッチェ広島 3-1(AGG:5-2) FC東京 【広島】 加藤陸次樹(後8、後23) 大橋祐紀(後10) 【FC東京】 尾谷ディヴァインチネドゥ(後32) 2024.06.09 20:33 Sun

FC東京のMF佐藤龍之介がフランス遠征中のU-19日本代表から離脱…直近のインドネシア戦では得点記録

FC東京は9日、MF佐藤龍之介のU-19日本代表からの離脱を発表した。 1日から活動を行っているU-19日本代表は、フランスで開催のモーリスレベロトーナメントに参戦中。佐藤はクラブ事情のため離脱となる。 佐藤は3-4で敗れた4日のグループB初戦、U-21イタリア代表戦で82分までプレー。4-1で勝利した8日のU-20インドネシア代表戦には後半から出場し、右足のシュートでチーム3点目を記録していた。 FC東京でプロ2年目を迎えている17歳の佐藤は、4月21日に行われた明治安田J1リーグのFC町田ゼルビア戦でJリーグデビュー。今シーズンはここまでJ1で2試合、YBCルヴァンカップで1試合に出場している。 2024.06.09 11:06 Sun

FC東京DF木本恭生が鼻骨&顔面骨を骨折…全治は手術後確定に

FC東京は7日、DF木本恭生の負傷を報告した。 5日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ・プレーオフラウンド第1戦のサンフレッチェ広島戦に先発した木本。この試合で負傷し、チームドクターの診察と精密検査を受けたところ、鼻骨骨折、顔面骨骨折との診断結果が下った。全治については手術終了後に改めて診察を受け、確定次第知らせるという。 2022年に名古屋グランパスから完全移籍加入の木本は今季のここまで明治安田J1リーグ8試合出場で1得点、ルヴァンカップ1試合出場をマークしている。 2024.06.07 19:00 Fri

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【J1注目プレビュー|第18節:C大阪vs浦和】お得意様・浦和を迎えるC大阪は勝ち切れるか? 野戦病院状態の浦和は正念場

【明治安田J1リーグ第18節】 2024年6月15日(土) 19:00キックオフ セレッソ大阪(9位/25pt) vs 浦和レッズ(8位/25pt) [ヨドコウ桜スタジアム] <span class="paragraph-subtitle">◆中位から上に行けるかどうか【セレッソ大阪】</span> 前節は京都サンガF.C.相手に1-1のドロー。下位で苦しむ相手に苦戦した結果、ゴールが1つしか奪えなかった。リーグ戦では連続ででドローも、着実に勝ち点を重ねている。 今節は浦和をホームに迎える中、ホームでは得意な相手。直近11試合で7勝3分1敗と結果を残しており、過去4年は全てクリーンシートだ。 チームにとってはキャプテンでもあったDF毎熊晟矢が海外移籍のため離脱。チームにとっては痛手とも言えるが、残った選手たちが穴を埋めていくしかない。今こそ、一丸となって戦う時だろう。 ただ、この中断期間にカップ戦3試合を行っており、浦和とのコンディション差は歴然。それでも再開初戦でしっかりと結果を残していきたい。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:キム・ジンヒョン DF:奥田勇斗、鳥海晃司、西尾隆矢、舩木翔 MF:田中駿汰、奥埜博亮 MF:ルーカス・フェルナンデス、ヴィトール・ブエノ、カピシャーバ FW:レオ・セアラ 監督:小菊昭雄 <span class="paragraph-subtitle">◆苦しい中、混戦を抜けられるか【浦和レッズ】</span> 前節はホームにヴィッセル神戸を迎えて1-1のドロー。3試合勝利がない状況だ。 2週間の中断期間に他クラブはルヴァンカップや天皇杯を戦ったが、浦和は早期敗退と出場権剥奪という状況で今シーズンはリーグ戦のみの戦いに。代表活動に参加した選手も少なく、コンディションを整える良い機会となった。 しかし、チームの要であったスウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンが代表活動中に負傷。また、DFアレクサンダー・ショルツは出場停止とあり、選手を数人欠くことになる。 前述の通り、アウェイでのC大阪戦は苦手としているが、新たなメンバーも加わり気にしないでも良いところ。ただ、ケガ人の多さで戦力が整っていないだけに、苦しい戦いは強いられそうだ。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:西川周作 DF:石原広教、佐藤瑶大、マリウス・ホイブラーテン、渡邊凌磨 MF:伊藤敦樹、岩尾憲、安居海渡 FW:前田直輝、チアゴ・サンタナ、中島翔哉 監督:ペア・マティアス・ヘグモ 出場停止:アレクサンダー・ショルツ 2024.06.15 16:20 Sat

【J1注目プレビュー|第18節:京都vs札幌】勝ち点「11」で並ぶ下位2チームの“シックスポインター”

【明治安田J1リーグ第18節】 2024年6月15日(土) 19:00キックオフ 京都サンガF.C.(19位/11pt) vs 北海道コンサドーレ札幌(20位/11pt) [サンガスタジアム by KYOCERA] <span class="paragraph-subtitle">◆絶対に負けられない【京都サンガF.C.】</span> 悪夢の5連敗をストップさせ、直近のリーグ戦2試合は連続ドローの京都。前節も強力な助っ人トリオを1失点に抑えた。 崩壊していた守備の立ち直りが見られる中、ミッドウィークの天皇杯ではJ3首位の大宮アルディージャ相手にクリーンシート。チームとして着実に改善を図れていると言える。 ただ、まだまだこのままでは苦しい戦いが続く。1つ間違えれば失点をする可能性はあり、問題は攻撃陣にも。守れてもゴールがなければ勝利は生まれないため、どういう形でゴールを目指すかがポイントだ。 FW原大智らが良い形でボールを持てれば力を発揮できるだけに、立ち直りつつ守備をベースに、攻撃に転じる策を見出していきたい。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:ク・ソンユン DF:福田心之助、宮本優太、麻田将吾、佐藤響 MF:川﨑颯太、金子大毅、平戸太貴 FW:豊川雄太、原大智、松田天馬 監督:曺貴裁 <span class="paragraph-subtitle">◆絶対に負けられない【北海道コンサドーレ札幌】</span> ミハイロ・ペトロヴィッチ監督と最後まで戦い抜くと宣言したものの、リーグ戦は3連敗中。改善の兆しすら見えず、前節は東京ヴェルディに5点も奪われる最悪の敗戦となった。 ただ、チームとしてはYBCルヴァンカップのプレーオフラウンドも勝ち上がり、天皇杯でも2回戦を突破。カップ戦では結果を残しており、下位リーグのチーム相手とはいえ、今のチーム状態を考えればポジティブな要素が多い。 特に、天皇杯では3ゴールを記録。チームとして攻撃面の結果が出たことは大きく、ターンオーバーした中でも結果を残せたことは、少なくとも自信には繋がる勝利となった。 チームとしては守備をいかに改善するのか。脆弱性は改善されておらず、前節の惨敗を見てもどう立て直すつもりなのか。攻撃的なサッカーを標榜しているとはいえ、崩壊している守備を放置しては勝てる試合も勝てないだけに、ミシャ監督の手腕にも注目だ。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:菅野孝憲 DF:家泉怜依、岡村大八、中村桐耶 MF:田中宏武、馬場晴也、 荒野拓馬、近藤友喜 MF:駒井善成、長谷川竜也 FW:鈴木武蔵 監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ 2024.06.15 16:00 Sat

【J1注目プレビュー|第18節:広島vs東京V】混戦状態の中位対決、ミラーゲームを制するのは?

【明治安田J1リーグ第18節】 2024年6月15日(土) 18:30キックオフ サンフレッチェ広島(5位/26pt) vs 東京ヴェルディ(11位/24pt) [エディオンピースウイング広島] <span class="paragraph-subtitle">◆上昇気流に乗り続けられるか【サンフレッチェ広島】</span> 6月に入ってから既に4試合の公式戦を戦っている広島。全勝とチームは勢いに乗っている。 ミッドウィークの天皇杯では、中国リーグのFCバレイン下関を相手に11ゴールを奪う圧勝。控え選手がプレーした中で、格下相手にしっかりと勝利を収めた。 チームとしても良い流れができつつある中、FWマルコス・ジュニオールも復帰。攻撃陣は充実している部分もあるが、守備陣はDF荒木隼人が足首を痛め、欠場の可能性が高い。攻撃陣とは裏腹に、不安材料を抱えている。 とはいえチームとしての良い流れをしっかりと継続したいところ。日本代表戦では熱気を感じさせたEピースで、2人の代表選手も再びピッチに立つことは濃厚。かつての指揮官を前に立ちはだかりたい。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:大迫敬介 DF:塩谷司、中野就斗、佐々木翔 MF:新井直人、川村拓夢、松本泰志、東俊希 MF:大橋祐紀、加藤陸次樹 FW:ピエロス・ソティリウ 監督:ミヒャエル・スキッベ <span class="paragraph-subtitle">◆勝ち点差は「2」、勝って上回りたい 【東京ヴェルディ】</span> 2日に行われた北海道コンサドーレ札幌戦では、今季最多の5ゴールを奪い快勝。ミッドウィークのAC長野パルセイロ戦も5ゴールを奪った。 チームとして[3-4-2-1]のシステムが機能し始めており、FW木村勇大とFW染野唯月も好調を維持。団子状態の中位を抜け出すためにも、勝ち点差「2」の広島をしっかりと叩きたい。 今シーズンは既にルヴァンカップ3回戦で敗れており、今回はミラーゲームで挑むことに。かつての指揮官である城福浩監督は、古巣相手にリベンジを果たしたいところだろう。 守備陣では複数の負傷者が出ているが、しっかりと3バックを形成して押さえていきたいところ。攻守のバランスを見つつ、屈強な相手3バックを攻略していきたい。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:マテウス DF:林尚輝、千田海人、谷口栄斗 MF:翁長聖、齋藤功佑、見木友哉、稲見哲行 FW:染野唯月、木村勇大、山見大登 監督:城福浩 2024.06.15 12:55 Sat

【J1注目プレビュー|第18節:横浜FMvs町田】天皇杯では共に苦しみを味わった両者、ビルドアップvsハイプレスの戦い

【明治安田J1リーグ第18節】 2024年6月15日(土) 16:00キックオフ 横浜F・マリノス(13位/20pt) vs FC町田ゼルビア(1位/35pt) [日産スタジアム] <span class="paragraph-subtitle">◆リーグでの巻き返しのキッカケに【横浜F・マリノス】</span> アジア王者になれなかった悔しさをぶつけるのはリーグ戦のみ。失意を胸にホームゲームでは柏レイソルに勝利したが、6月に入り鹿島アントラーズには国立でうち負け敗戦。ミッドウィークの天皇杯はJ3のFC岐阜にPK戦までもつれこむなど、万全とは言い難い。 再び連戦街道がスタートした横浜FM。選手を入れ替えて戦っていかなければいけない中で、安定して結果を出せることが自信へと繋がり、チーム力を上げていくことに繋がる。 中2日での試合、天皇杯は主力を休ませたが、守備陣ばかりは台所事情が違う。今節はエドゥアルドが出場停止、DF畠中槙之輔が離脱と手薄な状況。一方で、それ以外のメンバーはしっかりとコンディションも整っており、この一戦にかける。 相手は首位の町田。ハイプレスに昨シーズンの天皇杯では苦しまされたが、ここまで首位を走る相手にどう戦うか。キッカケにしたい一戦だ。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:ポープ・ウィリアム DF:松原健、上島拓巳、渡邊泰基、永戸勝也 MF:渡辺皓太、喜田拓也、天野純 FW:ヤン・マテウス、アンデルソン・ロペス、エウベル 監督:ハリー・キューウェル 出場停止:エドゥアルド <span class=“paragraph-subtitle">◆負傷者続出でどうする【FC町田ゼルビア】</span> 初のJ1で首位を直走り、自分たちのスタイルを出して戦ってきた町田だが、思わぬ事態に。天皇杯では筑波大学にPK戦の末に敗退。敗退したこと自体はそこまで大きな問題ではないが、この1試合で4人の負傷者が出てしまった。 主軸選手は休ませていたこともあるが、骨折者が2人と重傷者が相次ぎ、その周辺の問題が紛糾している状況だ。 とはいえ、ピッチ上での振る舞いを変えることはないだろう。首位チームとしてアウェイゲームだが、近年J1で優勝を争う相手との対戦は力を測るにはもってこい。昨シーズンのハイプレスで苦しめた良いイメージもあるはずだ。 U-23日本代表として活動していたFW平河悠、FW藤尾翔太もギリギリでの合流となり、線直的に厳しいところはあるが、この状況をどう乗り越えるか。このまま首位を走り続けるためには、乗り越えたいところだ。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:谷晃生 DF:望月ヘンリー海輝、ドレシェヴィッチ、昌子源、林幸多郎 MF:平河悠、柴戸海、仙頭啓矢、藤本一輝 FW:藤尾翔太、エリキ 監督:黒田剛 2024.06.15 11:50 Sat

「おまいう」って言われてる町田ってダーティ!!……なの?!の巻/倉井史也のJリーグ

12日の天皇杯で町田は4人の長期離脱に!! でも「いつも町田がやってることやられただけじゃん」みたいな中傷浴びてて草!! ってそんなに町田って黒いの? 黒田監督だから黒いの? やばい、書いててすごいレベルの低いギャグになった感じだけど、ちょっとこれはちゃんと検証してみなきゃってことになりました。町田の闇を暴くぞ!! ってことで、まずはこんな数字(2024年6月14日時点)が。 【反則数】 1位:新潟/ 180 2位:浦和/ 183 3位:C大阪/ 186 4位:神戸/ 199 4位:柏/ 199 6位:鳥栖/ 206 7位:鹿島/ 217 8位:横浜FM/222 9位:東京V/ 226 10位:川崎/ 238 11位:FC東京/240 12位:札幌/ 249 13位:広島/ 251 14位:名古屋/ 251 15位:京都/ 254 16位:G大阪/ 259 17位:磐田/ 260 18位:福岡/ 277 19位:町田/ 283 20位:湘南/ 295 おお!! やっぱり町田の反則数が多い!! 19位じゃないですか。あれ? でも最下位の湘南にダーティーなイメージないんですけど。よく考えたらこの反則って、オフサイドとかも全部入ってるんですよね。じゃあ、警告数で並べ直すぞ!! 【警告数】 1位:C大阪/ 13 2位:G大阪/ 15 2位:広島/ 15 4位:神戸/ 16 5位:浦和/ 18 6位:新潟/ 20 7位:鹿島/ 22 7位:磐田/ 22 9位:鳥栖/ 25 10位:東京V/ 26 11位:京都/ 27 11位:湘南/ 27 13位:名古屋/ 28 14位:川崎/ 30 14位:FC東京/30 16位:町田/ 31 17位:札幌/ 32 17位:柏/ 32 17位:横浜FM/32 20位:福岡/ 37 ふむふむ、町田は16位ってことで、まぁまだ下ですな。でもちょっと待って。町田よりも消化試合が2試合少ない横浜FMが町田よりもイエローが多くて17位タイってことは、もしかしたら横浜FMってダーティ?んなわきゃないでしょ。だいたい反則の質ってもんがあるんですよ。反則が多くても相手についていけてないだけで(笑)汚いプレーが少ないってチームもあるんだから。じゃあ、「イエローカード/反則数」で並び替えてみるよ。 【イエローカード/反則数】 1位:G大阪/ 5.79% 2位:広島/ 5.98% 3位:C大阪/ 6.99% 4位:神戸/ 8.04% 5位:磐田/ 8.46% 6位:湘南/ 9.15% 7位:浦和/ 9.84% 8位:鹿島/ 10.14% 9位:京都/ 10.63% 10位:町田/ 10.95% 11位:新潟/ 11.11% 12位:名古屋/ 11.16% 13位:東京V/ 11.50% 14位:鳥栖/ 12.14% 15位:FC東京/12.50% 16位:川崎/ 12.61% 17位:札幌/ 12.85% 18位:福岡/ 13.36% 19位:横浜FM/14.41% 20位:柏/ 16.08% いや、ちょっと待って。町田が10位になっちゃったじゃないですか。ってことは、横浜FMとか柏とか、「ファウルに行ったらイエロー覚悟!!」ってこと? 16位の川崎とかも町田よりイエロー率多い、危ないチームってことになっちゃうし。こ、これはレッドカードの数で勝負だ!! 【退場数】 1位:鹿島/ 0 1位:浦和/ 0 1位:柏/ 0 1位:広島/ 0 5位:東京V/ 1 5位:横浜FM/1 5位:新潟/ 1 5位:磐田/ 1 5位:G大阪/ 1 5位:C大阪/ 1 5位:神戸/ 1 5位:福岡/ 1 13位:札幌/ 2 13位:町田/ 2 13位:川崎/ 2 13位:京都/ 2 13位:名古屋/ 2 13位:鳥栖/ 2 19位:湘南/ 3 20位:FC東京/4 ってことは、FC東京って極悪チームってこと? これも全然違うっしょ!! ……町田のダーティな数字を探そうと思ったけど、なんかやればやるほど他のチームのこと悪く言わなきゃいけなくなってくるので、やっぱその方向で考えるの、止めときます!! というか、どの数字でも上位にいるチームってなかなかすごくないですか? 鹿島とか浦和とかC大阪とか神戸とか。しまった、そっちを讃えたほうが健全だったなぁ。そういうチームのサポーターの人、ぜひ自分のチームの良さを声高に叫んでくださいね!! <div id="cws_ad"><hr>【倉井史也】</br>試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。</div> <span class="paragraph-title">【動画】町田vs筑波大学 天皇杯ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Boy85yMpD04";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.15 11:30 Sat

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