「トッテナムに哲学はない」元指揮官が暴言連発のコンテ監督を擁護「好ましく思っている」

2023.03.23 18:05 Thu
Getty Images
かつてトッテナムで指揮を執ったティム・シャーウッド氏が、アントニオ・コンテ監督の暴言に理解を示した。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。

チャンピオンズリーグ(CL)はラウンド16で敗退し、プレミアリーグでもタイトル獲得は絶望的なトッテナム。18日に行われたプレミアリーグ第28節のサウサンプトン戦でも最下位相手に2点をリードしながら失点を重ね、3-3のドローに終わった。
この試合後、コンテ監督の選手やクラブに対する不満が爆発。会見で「私欲のためだけにプレーしている」、「プレッシャーに晒される状況を嫌がる選手ばかり」、「常に言い訳ばかりでうんざりだ」と怒りをぶちまけ、ファンやメディアを騒然とさせた。

クラブはこうしたコンテ監督の発言を問題視。複数メディアによると、このインターナショナルマッチウィーク中に指揮官は解任される見通しとなっている。

一方で、元トッテナムの指揮官であるシャーウッド氏は、コンテ監督の怒りに理解を示しているようだ。イギリス『talkSPORT』に出演した同氏は、誰が指揮官でも結果を残せないトッテナムについて、クラブも選手もタイトルへのハングリー精神が欠如していると指摘した。
「私は彼の発言を好ましく思っているよ。ただ、(会長の)ダニエル・レヴィからすれば、コンテはクラブやオーナーを貶めたのだから好ましく思わないだろうね」

「もちろん、彼の発言自体はクラブを汚すものだった。ハリー・ケインのような重要な選手を維持しつつ何かを勝ち取る歩みを、台無しにしてしまいかねない。だからこそ、レヴィは彼を解任するだろう」

「みんながトッテナムについて語るとき、いつも素晴らしいトレーニング場やスタジアムについて話題にする。でも、そんなものを誰が気にするんだ? もし選手なら、そこまで気にしないはずだ。勝利を望む選手なら、最悪のスタジアムだろうがトロフィーを望んでやってくる」

「コンテは選手たちの環境が快適過ぎると言っていた。そしておそらく、トレーニング場もスタジアムも、選手にとっては豪華過ぎるのだろう。世界各地からロンドンにやってきて、毎日妻とデパートや高級百貨店に行き、贅沢な暮らしができる。そんな快適なポジションにいるのだ。勝つためには、ハングリーな選手が必要になるのだがね」

「トッテナムに哲学なんてないのだろう。彼らにとっての哲学とは、トップ4に入ることだ。だから、すでにコンテは自分の仕事を果たしたと言うべきだろう。彼がクラブに来たとき、レヴィは彼に何が欲しいか尋ね、コンテは何かを勝ちたいと言っただろうが、すでにそれを果たしている」

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ベイルの爆速ドリブルを彷彿!三笘薫の大外から2人をぶち抜く高速ドリブルに絶賛の嵐「えぐい」「スピードのって質の高いプレーできるのすごい」

ブライトン&ホーヴ・アルビオンの日本代表MF三笘薫が持ち味を発揮した。 26日、プレミアリーグ第33節でノッティンガム・フォレストと対戦したブライトン。三笘も左サイドでフル出場すると、GKとの1vs1の決定機を外すなど不発だったものの、持ち味であるドリブルでは何度かチャンスを作った。 最大のチャンスメイクは16分。左サイドのハーフウェイライン付近でボールを受けると、華麗な反転から一気に加速。タッチラインぎりぎりのところを持ち込んでいくと、ボックス左深くからマイナスに折り返した。最後はフリオ・エンシソがダイレクトで合わせたが、シュートはGKケイロル・ナバスの好セーブに防がれた。 アシストとはならなかったが、三笘のスピードが生きたシーン。ファンも「えぐい」、「ぶち抜いてる」、「この抜き方は若かりしころのベイルそのもの…」、「スピードのってて質の高いプレーできるのやっぱすごいな」と絶賛していた。 三笘については、トッテナムで監督とコーチを務めていた元イングランド代表MFティム・シャーウッド氏が元ウェールズ代表FWのガレス・ベイル氏に例えていたが、まさにベイル氏のスピードが乗り移ったようなドリブルだった。 <span class="paragraph-title">【動画】ベイルを彷彿とさせる三笘の高速ドリブル</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="sBYzTnILCS0";var video_start = 33;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.04.27 18:45 Thu

「トッテナムは笑いものになりつつある」混迷深めるクラブにOBが嘆き節

かつてトッテナムで指揮を執ったティム・シャーウッド氏が、古巣の現状を嘆いた。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。 プレミアリーグでは暫定4位を維持するも、チャンピオンズリーグ(CL)、EFLカップ、FAカップはすべて敗退し、早くもシーズン無冠がほぼ確定したトッテナム。18日に行われたプレミアリーグ第28節のサウサンプトン戦後にはアントニオ・コンテ監督が選手やクラブに対して「プレッシャーに晒される状況を嫌がる選手ばかり」、「20年間も同じオーナーで一度も優勝がない」と怒りをぶちまけ、ファンやメディアを騒然とさせた。 クラブはこうしたコンテ監督の発言を問題視し、26日に双方合意の下で契約を解消したと発表。アシスタントコーチを務めていたクリスティアン・ステッリーニ氏を今シーズン終了までの暫定指揮官に任命し、立て直しを図っている。 ところが、今度はマネージング・ディレクター(MD)を務めるファビオ・パラティチ氏に問題が発生。ユベントス時代に財務不正に関与したとして、元々イタリアサッカー連盟(FIGC)から2年半の活動禁止処分を受けていたが、29日に国際サッカー連盟(FIFA)が30カ月の活動禁止処分の延長を発表したことで、パラティチ氏のトッテナム退団の可能性が浮上している。 こうした相次ぐ古巣の混乱をイギリス『talk Sport』に出演したシャーウッド氏も憂慮しており、他クラブのファンから笑いものにされている現状を嘆いた。 「クラブの状況は良くないと誰よりもファンが感じているだろう。自分たちのクラブが、笑いものになりつつあるとね。実際そうなっているが、本来そうあってはならないはずだ。彼らは非常に競争の激しいリーグで昨季4位に終わり、今季もまだ4位なのだからね」 「消化試合の少ないチームがすぐ後ろにいる状況は理解しているが、彼らはまともな位置にいると思う。それでも笑いものにされるのは、彼らがまたも無冠だからだ。アーセナルやチェルシーのような同じ地元のチームは、ファンの喉元にその事実を突きつける。だからこそ、彼らは何かで勝ち始めるか、優れた選手を輩出し始める必要がある」 また、シャーウッド氏は渦中のパラティチ氏を批判。補強や監督人事の一貫性のなさを指摘しており、招へいしたのは大きな間違いだったと述べた。 「彼らの採用活動は非常に貧弱だ。選手だけでなく、クラブで長続きする指揮官も採用できないのだからね。スポーツ・ディレクターに至っては、選ぶことすらできていない」 「クラブはこの男に十分な注意を払うべきだったと思う。パラティチが関わったとされる違法行為について、しっかり把握しておかなければならなかった」 2023.03.30 12:45 Thu

「全てを持ち合わせている」元プレミアの監督が三笘薫を大絶賛、リバプール行きを推奨「来シーズンだ」

好調を維持しているブライトン&ホーヴ・アルビオンの日本代表MF三笘薫だが、リバプール入りを薦める声が挙がっている。イギリス『HITC』が伝えた。 三笘は今シーズンからプレミアリーグに挑戦。プレミアリーグでは16試合で5ゴール1アシスト、カップ戦を含めた公式戦でも21試合で7ゴール2アシストを記録している。 特に今年に入ってからの活躍が大きな注目を集め、リバプールとのFAカップ4回戦で決めた衝撃的な決勝ゴールが話題を呼んだ。 三笘の市場価値も急上昇しているが、多額の移籍金を支払わなければいけないわけではない状況だ。 多くのビッグクラブが注目し、アーセナルやリバプールが興味を示しているとされる中、イギリス『スカイ・スポーツ』ではトッテナムやアストン・ビラで指揮を執ったティム・シャーウッド氏が三笘について言及。絶賛した上で、来季はリバプールに行くべきだと太鼓判を押した。 「彼は全てを持ち合わせている。彼はあらゆる場面でゴールを狙える選手だ。ボールと持って走り、相手選手を引きつける。守備でも献身的だ」 「いつセーフティーにプレーすべきかも知っている。彼は全てを兼ね備えており、試合に対する姿勢も素晴らしいということは、彼を見ていれば分かることだ」 「彼は世界最高のリーグであるプレミアリーグで、プレーすることを楽しんでいる。リバプール?来シーズンだろう」 現地のファンの間でも三笘の去就は注目を集めており、ブライトンに残ってさらに成長すべきという声も大きい。果たしてどのような展開を夏に迎えるのか。いずれにしても今シーズンのさらなる活躍を願うばかりだ。 <span class="paragraph-title">【動画】驚きの声連続!リバプール相手に見せた三笘薫の華麗なタッチと判断の劇的スーパーゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="pLMTZtEg8iE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.02.14 17:40 Tue

「魔法のような瞬間だった」、クラブ歴代最多得点&PL200ゴール到達のケインが偉業達成を誇る

トッテナムのクラブ歴代最多得点者となったイングランド代表FWハリー・ケイン(29)が、多くのホームサポーターの前で偉業達成の喜びを噛みしめた。 トッテナムのアカデミー出身のケインは、2013–14シーズンのトップチーム定着以降、通算3度のプレミアリーグ得点王に輝くなど、絶対的なエースストライカーに君臨。 そして、5日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われたプレミアリーグ第22節のマンチェスター・シティ戦ではチームを1-0の勝利に導く決勝点を記録。これでクラブ通算得点数を267ゴールとした同選手は、ジミー・グリーブス氏を抜きクラブ歴代最多得点者となった。 同試合後のピッチでイギリス『スカイ・スポーツ』のポストマッチインタビューを受けたケインは、ホームサポーターの前で偉業達成への思いを語った。 「言葉にするのは難しいけど、魔法のような瞬間だったよ。とにかく、勝つために必死だったし、どうしても勝ちたかったんだ」 「1-0でリードしたあとは、クリーンシートをキープし、ホームのファンの前でそれを達成できたことは決して忘れられないよ」 「特に、ホームでファンの前にいると、ここ数週間はこのことについて多くのことが語られてきた。そして、世界最高峰のチームとの大一番でそれを成し遂げられたのは、特別な気分だよ」 さらに、一昨年に逝去した前最多得点者であるグリーブス氏への敬意を改めて語る。 「完璧なヒーローであり、このゲームをプレーした最高のストライカーの1人だから、その偉大な記録に並んだこと自体特別な気分だったよ。そして、彼の記録を塗り替えることができた。彼の家族が見てくれていると確信しているし、誇りに思ってくれると感じているよ。とにかく本当に良い夜になったね」 シティ戦のゴールはケインにとってクラブ歴代最多得点と共に、プレミアリーグ通算200ゴール目のメモリアルゴールとなった。そして、今後はウェイン・ルーニーの208ゴール、アラン・シアラーの260ゴールを更新することが期待される。 「最高の気分だよ。8、9年前にレギュラーでプレーし始めたとき、プレミアリーグで200ゴールを決めるなんて想像もしていなかったから、今そこにいることはただただエキサイティングだよ。あと何年も残っているし、できればあと数年は続けたいね」 「ティム・シャーウッドが僕に初先発のチャンスをくれたとき、当時の僕は良い印象を与え、ゴールすることに必死だった。それは始まりに過ぎなかった。その後はマウリシオ(・ポチェッティーノ)との試合とすべてのコーチとの間で多くのハードワークをこなしてきた。それだけに、また格別な気分だよ」 最後に、ケインは自身の2つの偉業達成に際して、家族や友人、サポーターへの感謝を改めて伝えた。 「ここにいるすべてのファン、そして僕のキャリアを通じて支えてくれたホームのファンに感謝したいと思う」 「妻のケイト、子供たち、家族、友人、そしてここにいるチームメイトに感謝するよ。同時に過去のチームメイト、コーチ、キャリアのこの瞬間に到達するのを助けてくれたすべての人に、心から感謝を伝えたい」 「今年はまだやることがたくさんある。これからも僕らのサポートを続けてほしい。そして、僕らがどこに到達できるのか、一緒に見てみよう」 2023.02.06 06:30 Mon

「来季はもういないだろう」元スパーズ指揮官がクロップ監督の退任を予想

なかなか不振から抜け出せないリバプール。かつてトッテナムやアストン・ビラを指揮したティム・シャーウッド氏が、ユルゲン・クロップ監督を酷評している。 4冠を目指して戦った昨季から一転、リーグ戦では開幕から苦戦を強いられている今季のリバプール。最近では王者マンチェスター・シティを破り、続くウェストハム戦でも白星をあげるなど、ようやくエンジンがかかってきたかに思われたが、その矢先に22日のリーグ戦では格下のノッティンガム・フォレストに敗れ、現状で8位に甘んじてしまっている。 ここ数シーズンの功績からか、クロップ監督には解任の噂は立っていないものの、すでに首位のアーセナルと勝ち点が12ポイントも離されていることもあり、何かしらの刺激は必要になる。その中でシャーウッド氏は極論を展開。すでにリバプールの選手たちにモチベーションはないと断言し、ドイツ人指揮官の今季限りでの退任を予想している。 「リバプールが抱えている問題は、このチームがタイトル争いに慣れていることだ」 「彼らの今シーズンの戦いは終わった。もうプレミアリーグ優勝を目指すことはできない。そんな状況でどこからモチベーションが湧いてくるというのだ?」 「ユルゲン・クロップが来シーズンもベンチに座っているとは思わないし、話し合いも行われるだろう。ユルゲンが彼らを今の状態から立ち直らせ、再び挑戦者にするとは思えない」 「彼の経歴がそれを物語っている。彼はとても優秀で、チームを奮い立たせる力がある。だが、今後はトップ4に入るための戦いになる。もしそれを逃したらチームを再構築しなければならない。ゼロからね」 2022.10.25 16:35 Tue

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スパーズとエンドンベレが契約解消へ…契約1年残すも両者が妥協か

トッテナムと元フランス代表MFタンギ・エンドンベレ(27)が契約解消に踏み切る見込みだ。フランス『フットメルカート』が報じている。 2017年夏にリヨンから総額7000万ユーロ(約118億3000万円)の移籍金で加入しながらも、体調管理を含めプロフェッショナリズムを著しく欠く振る舞いによって構想外となったエンドンベレ。 以降は古巣リヨン、ナポリ、ガラタサライへのレンタル移籍を繰り返し、ナポリ、ガラタサライでは相手クラブに買い取りオプションの権利も与えられていたが、完全移籍には至らず。保有元のトッテナムに復帰することになった。 トッテナムとエンドンベレの契約は2025年まで残っているが、クラブに居場所はなく今夏の移籍市場では再レンタル、あるいは完全移籍での放出が選択肢としてあるが、ここ最近の悪評に高額なサラリーの問題で買い手が現れる可能性は低い。 この状況を受け、クラブは移籍金の回収を諦めて今夏のタイミングでの契約解消を決断。エンドンベレには飼い殺し覚悟で残り1年間の給与を受け取るという選択肢もあるが、フリートランスファーであれば移籍先を見つけやすいという事情もあり、クラブからの提案に応じる構えだ。 2024.06.09 15:30 Sun

バイエルンとスパーズがシュツットガルトのドイツ代表アタッカー巡って争奪戦か

バイエルンとトッテナムが、シュツットガルトのドイツ代表MFクリス・ヒューリッヒ(26)を巡る争奪戦を開始する構えだ。 今シーズンのシュツットガルトで8ゴール7アシストの数字を残し、ブンデスリーガ2位フィニッシュの立役者となったヒューリッヒは、この活躍が評価されてユーロ2024に臨むドイツ代表入りも果たした。 ドイツ『ビルト』で働き国内の移籍情報に精通するクリスティアン・ファルク氏によると、その絶好調のサイドアタッカーに対して、バイエルンとトッテナムが獲得への動きを見せているという。 今年始めにクラブと2028年までの新契約にサインしたヒューリッヒだが、契約解除条項は2350万ユーロ(約40億円)と両クラブにとっては問題なく支払える額となっており、選手サイドを口説き落とすことができれば、獲得の可能性は非常に高いと思われる。 ヒューリッヒは、シャルケやドルトムント、ボーフムなどの下部組織で育ち、2017年7月にケルンへ完全移籍。その後、ドルトムントのセカンドチーム、パーダーボルンを経て2021年夏にシュツットガルトへ完全移籍した。 シュツットガルトでは、加入初年度からレギュラーに定着すると、これまで公式戦104試合に出場し、17ゴール13アシストを記録。左右のウイングを主戦場とする右利きのアタッカーは、爆発的なスピードと推進力、勝負度胸に優れた突破力を最大の売りとしており、正確なクロスからのチャンスメークにパンチのある右足のミドルシュートも備えている。 2024.06.07 22:30 Fri

“左SBファン・デ・フェン”にオランダ各紙軒並み最高評価「僕は元々こっちだからね」

オランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェン(23)が、左サイドバック起用について好感触を語った。オランダ『Voetbal International』が伝える。 今季ヴォルフスブルクからプレミアリーグはトッテナムへ加入。すぐさま持ち前のアスリート能力、技術力を見せつけ、トップクラブの主軸センターバックとなったファン・デ・フェン。 それは結果的に、ヴィルヒル・ファン・ダイクやマタイス・デ・リフトなど、ただでさえ世界有数の選手層を誇るオランダ代表センターバック陣をさらにパワーアップさせることに。 しかし、その一方で左サイドバックは手薄。フランス同様、人材大国なだけに有望な選手は多いが、ナタン・アケやデイリー・ブリントなど中堅〜ベテランが占め、ユーロ2024に向けては22歳イアン・マートセンが落選だ。 そんななか、どうやらロナルド・クーマン監督は、分厚いセンターバック陣を考慮してか、今大会を境にファン・デ・フェンの本格コンバートを想定している模様。選手本人が今季終盤戦のトッテナムで起用された左サイドバックだ。 6日の国際親善試合・カナダ代表戦で左サイドバックとしてフル出場したファン・デ・フェンは、オランダ各紙から軒並み最高評価を与えられ、指揮官からは「私は要らぬ心配をしていた。十二分に満足だ」と褒めちぎられた。 試合後の本人も好感触。 「僕は元々左サイドバックだからね。ずっと昔のことで、プロレベルと比べちゃいけない世界だけど。今や僕のメインポジションじゃないけど、スパーズで何試合かやってみたし、今日も上手くいった」 「監督とはまだ話してない。まあでも、僕のところからラインを上げることができてたし、それこそ求められたことだった。僕は相手に自由を与えなかったよ」 「今後も左サイドバックで? いやいや、どちらのポジションでも集中力が必要だし、あんまり考えたくないな。オランダ代表ならクーマンが望む場所でプレーする。僕がどちらにも対応できるだろ?」 ミッキー・ファン・デ・フェン23歳。 センターバックも左サイドバックも高水準でこなす世界有数のディフェンダーとなる未来は、そう遠くないだろう。 2024.06.07 17:55 Fri

「オ・セフンのために全力疾走」韓国のエースFWソン・フンミンが後輩を思う自身の変化に驚き「こんな日が来るとは思わなかった」

韓国代表のFWソン・フンミンが、後輩たちへの想いを口にした。韓国『OSEN』が伝えた。 6日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のグループ第5節が行われた。 まだ2次予選突破が決まっていない韓国は、アウェイでシンガポール代表と対戦。ソン・フンミン、イ・ガンインが2ゴールずつを記録するなど、大量7ゴールを奪って圧勝。2次予選通過を決めた。 この試合では、FC町田ゼルビアのFWオ・セフン、ストーク・シティのMFペ・ジュノ、金泉尚武FCのDFパク・スンウクが韓国代表デビューを飾っていた。 オ・セフンは0-7となった87分にソン・フンミンと交代してピッチに入り韓国代表デビュー。試合後、ソン・フンミンが交代時の想いを語り、オ・セフンのことを思ったと語った。 「(実は交代でピッチを出る時に)もっとプレーしたいと話していたんだ。でも、僕の欲より、デビューする選手たちに思い出に残る貴重な経験を残したいと思い、全力疾走して出ることにした」 「オ・セフンに1つでもシュートチャンスがあるかもしれないと思って速く走って出たんだ」 後輩のデビュー戦を良い形でと考えたというソン・フンミン。アジアカップ後には代表引退説も噂されたが、結局はプレーを継続中。ただ、31歳になった韓国のエースは、かつてとは変わり、後輩への想いを抱くようになっている自分に驚いているようだ。 「サッカーの才能が本当にある友人だ。実際、自分がこのような立場になるとは思っていなかった。後輩を見て誇りに思い、デビュー戦を見て誇りに思う。こんな日が来るなんて思わなかった」 「イ・ガンインから才能のある選手を見続けてきたから、情も湧いている。これらの選手たちを見ていると、これからの韓国の未来は明るいと思う」 「ペ・ジュノも頑張っていた。本人がしっかりと準備したからこそ、チャンスを得たと思う。もっと褒めてあげたいし、可愛がってあげたい」 2024.06.07 13:25 Fri

オランダ代表の若手2人が大舞台目前で序列アップ…ファン・デ・フェン&フリンポンに指揮官賛辞

オランダ代表はユーロ2024を目前に控え、若手2人が序列アップに成功だ。オランダ『Voetbal International』が伝える。 6日、国際親善試合のオランダ代表vsカナダ代表が行われ、ホームのオランダが後半4発で4-0と勝利。レバークーゼン所属の人気銘柄DFジェレミー・フリンポン(23)は代表初得点だ。 そのフリンポンについてロナルド・クーマン監督は「かなり目立っていた。右サイドの深い位置まで侵入し、彼と同じくらいハイレベルな左サイドのアルフォンソ・デイビス(バイエルン)を凌駕していた」と賛辞を贈る。 オランダ代表の右サイドといえば、MFデンゼル・ダンフリース(28)が有力な選手だが、同選手は所属するインテルで今季1年不遇。クーマン監督は「右は選択肢が多い。ダンフリースには練習で左をやってもらった」と明かし、フリンポンのスターター起用継続を匂わせた。 また、今季プレミアリーグで頭角を表したDFミッキー・ファン・デ・フェン(23)。この日はDFデイリー・ブリントが中央に配置され、自身はシーズン終盤戦のトッテナムでも起用された左サイドバックとしてフル出場した。 オランダ各紙がフリンポンとともに軒並み最高評価を与えたファン・デ・フェンについて、指揮官も「左サイドだったから試合の入りを懸念していたが、要らぬ心配だった。スピードとパワーは見ての通り。私は十二分に満足している」と短く最大級に褒め称えた。 16日のユーロ2024グループステージ第1節・ポーランド代表戦まで、あと1週間あまり。オランダは代表キャップの少ない若い選手2人が、ここに来て序列アップに成功したようだ。 同代表はセンターバック層が非常に分厚いこともあり、ファン・デ・フェンについては左サイドバックがしばらく定位置となりそうだ。 2024.06.07 13:20 Fri

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ユナイテッドが新契約打診も…アカデミー出身フォーソンがモンツァにフリー加入へ

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ウサイン・ボルト氏がデフォー氏との対峙で悲劇…チャリティーマッチでアキレス腱を断裂

元陸上選手のウサイン・ボルト氏がイングランドで参加したフットボールのチャリティーマッチで悲劇に見舞われてしまった。 かつて世界最速のスプリンターとして名を馳せ、引退後はフットボール好きが高じてプロ選手にも挑戦したボルト氏。9日にロンドンのスタンフォード・ブリッジで毎年恒例のチャリティーマッチ『サッカーエイド』に参加し、マウリシオ・ポチェッティーノ氏が監督を務めるワールドイレブンのキャプテンとして出場した。 だが、イングランドが3-2でリードする63分、右センターバックでプレーするボルト氏は対峙したジャーメイン・デフォー氏の仕掛けに対応しようとしたところ、右足が芝に引っかかったか、その足首を手で押さえてピッチに倒れ込む事態に。以降は動けず、66分にそのまま担架に乗せられ、ピッチの外に運ばれていった。 そんなボルト氏は試合後、自身のSNSに右足を固定しての松葉杖姿をアップ。さらに「アキレス腱を断裂してしまったが、俺らは戦士だ」と綴り、重傷を明らかにした。 ボルト氏は2017年に現役を引退し、今年8月に38歳。チームは3-6で敗れ、自身も大ケガを負ってしまったが、ワールドイレブンでチームメイトだったアレッサンドロ・デルピエロ氏のゴールをアシストするなどで試合を盛り上げていた。 <span class="paragraph-title">【動画】チャリティーマッチ出場のボルト氏に悲劇</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="rEJz00Jutps";var video_start = 329;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.10 19:15 Mon

「一部は僕で、一部はメディカルスタッフのせい」 ユーロ行きに滑り込みのショー、今季のケガを語る

イングランド代表DFルーク・ショーがマンチェスター・ユナイテッドでのケガを振り返った。 2014年夏のユナイテッド入りからケガに苦しみながらも左サイドバックの一番手をほしいがままとするショー。昨季もユナイテッドでの自己ベストに並ぶ公式戦47試合に出場したが、今季は筋肉系の故障を繰り返し、トータルでも15試合のプレーに終わった。 痛かったのは2月中旬に行われたプレミアリーグ第24節のアストン・ビラ戦でアクシデント交代したにもかかわらず、翌節のルートン・タウン戦も先発したこと。結果、ルートン戦では前半終了間際に交代し、その試合を最後に筋肉系の故障で全休を強いられた。 28歳DFはその長引いた離脱に自身だけでなく、周囲にも非があると感じているようだ。 「アストン・ビラ戦で違和感があってハーフタイムに交代したけど、それはみんなの責任だ。一部は僕で、一部はメディカルスタッフのね。彼らの誰もがそう認めると思う」 「検査では大したことじゃなかったけど、丸1週間にわたって練習しなかった。で、試合前日にトレーニングをしたんだ。監督にプレーを求められたら、絶対に断らない」 「でも、プレーすべきじゃなかった」 だが、来る夏のユーロ2024メンバーに何とか滑り込み、驚きの声も。「何人かに『ユナイテッドで間に合わず、イングランドで間に合うなんてどういうことだ』と聞かれたりもした」とし、周囲の反応に理解を示すが、全力を尽くした結果だと述べた。 また、「何があったのか公表した方がいい。どうして僕がここにいて、ユナイテッドでいなかったのか、多くの疑問があると思うから。そのことが頭から離れないし、そんなことをしていると思われたくない」とも語っている。 ガレス・サウスゲイト監督からはグループステージ第2戦からの出場見込みが語られるが、「初戦に出たい。そこに嘘なんてない。でも、チャンスは現実的に1回しかないし、あまり急ぎたくない。違和感があればそこで終わり。そんなの起きてほしくない」と話した。 2024.06.10 16:35 Mon

バイエルンが1年越しに獲得目指す、フルアムMFパリーニャに60億円のオファー

中盤の補強を目指すバイエルンが2年連続でフルアムのポルトガル代表MFジョアン・パリーニャ(28)の獲得にオファーを出したという。イギリス『デイリー・メール』が伝えた。 トーマス・トゥヘル監督が退任し、ヴァンサン・コンパニ監督が新たに就任したバイエルン。選手補強に動く中、1年越しにパリーニャの獲得に動いているという。 昨夏はメディカルチェックまで済ませていたパリーニャ。個人間合意に至っていた中、フルアムが後釜を見つけられないという理由から移籍を拒否していた。 7500万ポンド(約149億7000万円)の値札をつけていたフルアムに対し、バイエルンは6000万ポンド(約120億円)で獲得に近づいていたが、今夏は3000万ポンド(約60億円)のオファーからスタートしたという。 パリーニャは2022年7月にスポルティングCPからフルアムに加入。2022-23シーズンはプレミアリーグで35試合に出場し3ゴールを記録。FAカップでも5試合で1ゴールを記録ていた。 2023-24シーズンは、プレミアリーグで33試合に出場し4ゴールを記録。2シーズンで公式戦79試合に出場し8ゴールを記録していた。 バイエルンは結果として無冠に終わり、中盤の負傷者に悩まされただけに、パリーニャが獲得できていればという思いも少なからずあるところ。本人も移籍を希望しており、交渉を早くまとめたいところだ。 2024.06.10 11:25 Mon

トゥへル氏が休養へ…ユナイテッドと面談も

次はどのクラブを率いるのか注目されるトーマス・トゥヘル氏(50)だが、休養の意向を示すようだ。 今季限りでバイエルンの監督を辞したトゥヘル監督。シーズン途中の退任内定からまもなくして、エリク・テン・ハグ監督の解任話が浮かぶマンチェスター・ユナイテッドと紐付き、後任候補の1人に目される。 トゥヘル氏もプレミアリーグ復帰に前向きとされたが、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によると、今夏はどのクラブの指揮も執らずに休みをとりたく、ユナイテッド行きの意向なしだという。 ここ数週間にわたり、ユナイテッドと面談の場を設けたというドイツ人指揮官だが、その話し合いも打ち切った模様だ。 また、イギリス『BBC』によれば、その会談はジム・ラトクリフ共同オーナーも同席してフランスで行われたそうだ。 テン・ハグ監督の進退を巡る結論はこれからとされ、ほかにもイングランド代表のガレス・サウスゲイト監督らを候補とするユナイテッドだが、トゥヘル氏を招へいする選択肢がなくなった。 2024.06.10 09:55 Mon

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