モウリーニョ、2年目で苦戦のG・フェルナンデスの今冬退団を示唆 「選手の利益を優先する」

2020.11.15 14:45 Sun
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トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は、ポルトガル代表MFジェジソン・フェルナンデス(21)をベンフィカに送り返す可能性を示唆している。ポルトガル人指揮官がポルトガル『SportTV』で明かした。

ジェジソンは、今年1月にベンフィカから4300万ポンド(約59億4000万円)といわれる買い取りオプション付きの18カ月ローンで加入。中盤の複数ポジションに加え、右サイドバックもこなす万能型MFは、ここまで途中出場を中心に昨シーズンの公式戦12試合に出場した。
しかし、今夏の移籍市場でトッテナムが各ポジションに多数の新戦力を獲得したことで、今季ここまではEFLカップ1試合の出場に留まっている。また、ヨーロッパリーグ(EL)では登録メンバーを外れており、苦しい2年目を過ごしている。

そういった中、モウリーニョ監督はジェジソンを自身の手で指導することに満足感を示しながらも、選手の利益を最優先した場合、ベンフィカとのレンタル契約を打ち切ることも検討しているという。

「私にとってそれは決して問題ではなく解決策だ。招集されていなくても、プレーしていなくても、彼をこのチームで抱えていることは非常に快適な状況だ」
「私は決して彼を追い込んだり、彼がここにいてほしくないと言うような人間ではない。しかし、彼とベンフィカの状況は理解している」

「クラブがここで関係を終わらせたいのであれば、我々は協力していくだろう。なぜなら、我々はプレーヤーの利益を考えているからだ。ベンフィカに決定権があるし、我々はそれを受け入れることになるだろう」

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フェネルバフチェ新指揮官モウリーニョが所信表明 「このシャツは私の肌と同然…みなさんの夢が私の夢」

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バイエルンとトッテナムが、シュツットガルトのドイツ代表MFクリス・ヒューリッヒ(26)を巡る争奪戦を開始する構えだ。 今シーズンのシュツットガルトで8ゴール7アシストの数字を残し、ブンデスリーガ2位フィニッシュの立役者となったヒューリッヒは、この活躍が評価されてユーロ2024に臨むドイツ代表入りも果たした。 ドイツ『ビルト』で働き国内の移籍情報に精通するクリスティアン・ファルク氏によると、その絶好調のサイドアタッカーに対して、バイエルンとトッテナムが獲得への動きを見せているという。 今年始めにクラブと2028年までの新契約にサインしたヒューリッヒだが、契約解除条項は2350万ユーロ(約40億円)と両クラブにとっては問題なく支払える額となっており、選手サイドを口説き落とすことができれば、獲得の可能性は非常に高いと思われる。 ヒューリッヒは、シャルケやドルトムント、ボーフムなどの下部組織で育ち、2017年7月にケルンへ完全移籍。その後、ドルトムントのセカンドチーム、パーダーボルンを経て2021年夏にシュツットガルトへ完全移籍した。 シュツットガルトでは、加入初年度からレギュラーに定着すると、これまで公式戦104試合に出場し、17ゴール13アシストを記録。左右のウイングを主戦場とする右利きのアタッカーは、爆発的なスピードと推進力、勝負度胸に優れた突破力を最大の売りとしており、正確なクロスからのチャンスメークにパンチのある右足のミドルシュートも備えている。 2024.06.07 22:30 Fri

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