ミスじゃなくてセーブです!パレスのベテランGKスペローニが昇格プレーオフで見せた驚愕の片手セーブ【アンビリーバブル・セーブス】

2020.07.31 19:00 Fri
Getty Images
たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。
◆パレスの守護神スペローニが見せたミラクルセーブ


今回は、アルゼンチン人GKジュリアン・スペロニ氏が長年過ごしたクリスタル・パレスで見せたスーパーセーブだ。

1999年に地元アルゼンチンのプラテンセでデビュー後、2001年にスコットランドのダンディー・ユナイテッドへ加入し、ヨーロッパデビューを果たしたスペロニ。安定感のあるセービングで評価を高め、2004年にクリスタル・パレスへ加入し、プレミアリーグでデビュー。2007年からは正GKを務め、公式戦402試合に出場した。
クラブをチャンピオンシップ(2部)時代から支えた功労者のスペロニだが、2013年5月13日に行われた、昇格プレーオフ準決勝2ndレグ、ブライトン戦では昇格を手繰り寄せる素晴らしいセーブを見せている。

1stレグはホームで0-0に終わっていたパレス。ライバルチームのホームに乗り込む2ndでは劣勢に立たされることが予想されたが、パレスがチャンスを多く作る展開となる。

しかしお互いに決め手を欠き、0-0で迎えた65分、ブライトンに決定機。ハーフウェイラインからの味方のロングボールをFWレオナルド・ウジョアが頭でフリック。これを直前に交代で入ったFWアシュリー・バーンズがボックス内で受ける。バーンズはコースを塞ぎに飛び出してきたスペローニの頭上を越そうと、浮き球のシュート。しかしこれは惜しくもポストに弾かれてしまう。惜しいシュートミスかと思われたが、よく見てみるとスペロニが至近距離から片手でボールに触っており、バーンズのミスではなく、スペロニがスーパーセーブを記録していたことが分かる。

このミラクルなセーブで勢いに乗ったパレスは、直後に先制。終了間際には追加点を奪い、2-0で勝利し、プレーオフ決勝に進出。聖地ウェンブリーで行われた決勝でも見事に勝利し、昇格を掴み取っている。

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パレスの重鎮がプレミア昇格を引き寄せる!スペロニが体を張ってトロイ・ディーニーの決定機を阻止!【アンビリーバブル・セーブス】

たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。 しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。 <div id="cws_ad">◆スペロニが昇格プレーオフで見せた値千金のセーブ<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJhRjBOY2IydSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> 今回は、アルゼンチン人GKジュリアン・スペロニ氏がクリスタル・パレス時代に見せたセーブだ。 アルゼンチンでのプロデビューを経て、スコットランドでもプレーした経験を持つスペロニ氏は、2004年にクリスタル・パレスに加入。チームがチャンピオンシップ(2部リーグ)に所属していた頃から、2019年に現役を引退するまでパレスのゴールマウスを守った重鎮だ。 そんなスペロニ氏は、2013年5月27日に行われた、チャンピオンシップの昇格プレーオフ決勝のワトフォード戦では体を張ったセーブでチームの昇格を引き寄せる活躍を見せている。 前後半を終えて0-0と拮抗した展開となったこの試合は、延長戦に突入。プレミア昇格のかかった大一番で緊張感が高まる中、92分にワトフォードに決定的なチャンスが訪れる。右サイド後方からワトフォードがパレスのボックス内にクロスを上げる。 パレスDFとの競り合いを制したFWトロイ・ディーニーがゴール正面でこれをトラップし、ゴール前で絶好のチャンスを得る。しかし、ここでスペロニが自らの体を投げ出してブロックに出る。ディーニーの足元に入りかけたボールを左手でかきだし、チームのピンチを救ってみせた。 このスペロニのセーブでワトフォードの絶好のチャンスを阻止したクリスタル・パレスは105分に決勝点を決め、見事プレミア昇格を掴み取っており、まさに昇格を手繰り寄せる値千金のセーブとなった。 2020.08.12 19:00 Wed

クリスタル・パレス、在籍15年の重鎮GKスペロニの今季限りでの退団を発表

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