カイト監督解任のADO、75歳老将アドフォカートが後任に

2022.11.28 22:05 Mon
Getty Images
オランダのADOデンハーグは28日、ディック・アドフォカート氏(75)を監督に任命したことを発表した。

同クラブでは先日、ディルク・カイト監督(42)を成績不振で解任した。現役時代にリバプールやオランダ代表で活躍したカイト氏は今年6月にADOの監督に就任し、初めてトップチームの指揮を務めたが、リーグ戦最初の3試合で9失点の醜態を晒すと、その後もチームを改善できず、16試合を消化した時点で4勝4分け8敗の17位に低迷していた。
その後任に選ばれたのは百戦錬磨のアドフォカート監督だ。長きに渡る監督キャリアにおいて、PSVやAZ、フェイエノールトなど母国クラブをはじめ、オランダ代表やUAE代表、韓国代表、セルビア代表など、ナショナルクラスでも様々なチームを率いた。

直近では昨夏に7カ国目となるイラク代表の監督に就任したが、もカタール・ワールドカップのアジア3次予選で大苦戦。日本代表とは別のグループAで本戦出場が絶望的な状況に追い込まれ、同年11月に辞任に至った。

現在はADOでテクニカル・ディレクターを務めていたが、カイト監督の解任を受け、シーズン終了まで手綱を握ることになった。アドフォカート監督にとってADOは現役をスタートした思い入れのあるクラブ。オランダ2部で17位に低迷する状況だが、快くオファーを受け入れたようだ。
なお、経験豊富なアドフォカート監督が指揮するチームは、重複も含めるとADOで26チーム目となる。

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元オランダ代表指揮官の76歳アドフォカート氏がキュラソー代表監督に就任

キュラソーサッカー連盟(FFK)は16日、オランダ人指揮官のディック・アドフォカート氏(76)を同国代表の指揮官に任命したことを発表した。契約期間は1年で、1年延長オプションが付いている。 アドフォカート氏はこれまでオランダ代表を3度指揮した他、ベルギー代表やロシア代表、韓国代表などを指揮。クラブチームではAZやゼニト、サンダーランドなどで指揮を執ってきた。 2015年には監督業からの引退を発表したが、その後も精力的に監督業を続け、直近ではADOを指揮していた。 カリブ海に位置するキュラソーはオランダが1600年代に植民地化し、現在もオランダが統治。オランダ語を公用語としている。 2024.01.17 06:30 Wed

イラク代表、アドフォカート監督が辞任…後任は元浦和のゼリコ・ペトロヴィッチ氏

イラクサッカー協会(IFA)は23日、ディック・アドフォカート監督(74)が辞任したことを発表した。 アドフォカート監督は今年8月にスレチコ・カタネッツ前監督の後任として就任。その長いキャリアにおいて多くのクラブを歴任してきた中、代表レベルでは、3度に渡って率いたオランダをはじめ、UAE、韓国、ベルギー、ロシア、セルビアに続く7カ国目となった。 しかし、経験豊富な老将もカタール・ワールドカップのアジア3次予選では大苦戦。日本代表とは別のグループAで、ここまで0勝4分け2敗となっており、本戦出場は絶望的な状況となっている。 そして、後任はモンテネグロ人のゼリコ・ペトロヴィッチ氏(56)になる模様。現役時代に浦和レッズでプレーし、2011年には指揮官として復帰したが、チームが降格圏にまで落ち込んだことから、同年10月に解任の憂き目に。 その後は様々な国のクラブで監督やアシスタントコーチを務め、最近では2020年夏にアドフォカート監督率いるフェイエノールトのアシスタントコーチに任命されたほか、今年1月からはヴィレムIIを指揮していた。 なお、イラク代表は今月末にカタールで開幕するFIFAアラブカップ2021に参加する。 2021.11.24 16:37 Wed

フェイエノールト退団のアドフォカート、イラク代表監督に就任! 7カ国目の代表指揮

イラクサッカー協会は7月31日、オランダ人指導者のディック・アドフォカート氏(73)を新監督に招へいしたと発表した。 今年9月の誕生日で74歳になるアドフォカート氏は過去、PSVやレンジャーズ、ボルシアMG、ゼニト、サンダーランドなどのクラブのほか、オランダや韓国、ベルギー、セルビアなどの各国代表の監督も歴任。2019年10月からフェイエノールトを率い、昨季限りで退任した。 今回のフェイエノールト退団時を含め、これまで何度か引退も口にしたアドフォカート氏だが、先月7月にスロベニア人指導者のスレチコ・カタネッツ氏が退任して監督の座が空席状態だったイラクが新たな活躍先に。アドフォカート氏にとって、7カ国目の代表指揮となる。 イラクは2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のグループCを勝ち点17で2位通過。9月からスタートする最終予選ではグループAに入り、イラン、韓国、UAE、シリア、レバノンと対戦する。 2021.08.01 09:15 Sun

出場減見込まれるザークツィー、レンタル移籍の可能性を示唆

バイエルンのU-21オランダ代表FWジョシュア・ザークツィー(19)は出場機会を得るために将来的なレンタル移籍を希望している。昨季、ブレイクを果たした大器がオランダ『AD』で自身の去就について語っている。 ナイジェリアにルーツを持つオランダ生まれのザークツィーは、2017年にフェイエノールトの下部組織からバイエルンのユースチームに加入。オランダ代表の世代別チームの常連は、193cmの恵まれた体躯と得点感覚、足元の細かい技術にも長けた万能型のストライカーだ。 ユースやリザーブチーム時代からゴールを量産してきた逸材は、2019年11月に行われたトッテナムとのチャンピオンズリーグ(CL)でトップチームデビュー。その1カ月後にはブンデスリーガデビューとなったフライブルク戦で試合終了間際に決勝点を挙げる鮮烈なデビューを飾り、3日後のヴォルフスブルク戦でもゴールを記録。結局、デビューシーズンは公式戦12試合4ゴール1アシストの数字を残した。 トップ2年目を迎える今シーズンは1-4で敗戦したブンデスリーガ第2節のホッフェンハイム戦でスタメンを飾るなど、公式戦3試合に出場している。ただ、絶対的なエースであるポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキや既存の主力選手の存在に加え、今夏の移籍市場終盤にカメルーン代表FWエリック・マキシム・チュポ=モティング(31)が加入し、十分な出場機会を得るのは困難な状況だ。 そういった中、母国メディアのインタビューに応じたザークツィーは、出場機会を求めて武者修行に出る可能性があることを認めている。 「僕にとって難しい状況と言えるね。 今はバイエルンにいるけど、将来的に何かが起こるかもしれない。 まだ正確にはわからないけどね」 その一方で、今夏の移籍市場で囁かれていた古巣フェイエノールトへのレンタル移籍の可能性について問われると、「フェイエノールトとの間で話しはなかったよ」と、ディック・アドフォカート監督との接触を含め、具体的な動きがなかったと主張している。 2020.10.10 13:49 Sat

元オランダ代表FWファン・ペルシが古巣へ帰還! フェイエノールトでFW指導をスタート

元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシ(37)氏が、古巣であるフェイエノールトに復帰した。 ファン・ペルシはファーストチームのスタッフとなり、ストライカーの指導に当たることになるという。 ファン・ペルシは、ユース時代にフェイエノールトに加入。2001年7月にファーストチームへ昇格すると、小野伸二らとともに2001-02シーズンのUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)で優勝を経験した。 2004年7月にはアーセナルへ完全移籍するとエースとして活躍。2012年8月にマンチェスター・ユナイテッドへと完全移籍し、ゴールを量産。その後フェネルバフチェを経て、2018年1月にフェイエノールトへと帰還し、2019年5月に現役を引退していた。 クラブキャリアを通じてはプレミアリーグで144ゴールを記録するなど、公式戦594試合274ゴール100アシストを記録。また、オランダ代表としても102試合で50ゴールを記録するなど、指折りの点取り屋として活躍していた。 引退後も、正式なコーチには就任しないものの、フェイエノールトでストライカーを指導。そして、新シーズンに向けて正式にクラブに復帰した。 ファン・ペルシはクラブを通じて、「これは公式の立場ではない。だから、名前をつけるのは難しいと思う」とコメント。「例えば、私は自分をストライカーのコーチとは皆していない。でも、これは双方にとってメリットのある状況だと思う」と語り、「自分にとって好ましいかどうかを確認し、スタッフを少し手助けすることになる」と協力することを語りながらも、正式なコーチ就任ではないと強調した。 前述の通り、これまでもオファーを受けていたとし、「実は昨シーズンも参加するつもりだったけど、それは限られたものだった」と新型コロナウイルスの感染拡大によりシーズンが突如打ち切りになったことに言及。しかし、ディック・アドフォカート監督からの要請に対して「ディックから電話があり、来たいかどうかを尋ねられた。私はディックにノーと言うことはできない」と、恩師の誘いを断れなかったと明かした。 引退後はイギリスでコメンテーターなどを務めていたファン・ペルシ。自身はコーチではなく選手のようだと心境を語った。 「私はトレーナーというよりも、プレーヤーだと感じている。選手として、すでに対話に参加しているし、この役割でも美しいこととともに、楽しいエクササイズを実現したいと思う」 「私には1つだけの哲学はない。より多くの道がローマに通ずると思っている」 2020.08.07 22:25 Fri

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名手ロイ・マカーイの上田綺世に対する評価は…「私を納得させたものは何もない」

オランダの名手ロイ・マカーイ氏が、フェイエノールトの日本代表FW上田綺世(25)について「来季に期待」とした。 懐かしの名ストライカー、ロイ・マカーイ。2000年代初頭のデポルティボ・ラ・コルーニャでラ・リーガ優勝や得点王に輝き、バイエルン時代もエースに君臨、キャリア晩年のフェイエノールトでもゴールを量産した49歳だ。 現在バイエルンで幹部を務める氏はこの度、オランダ『VP』のポッドキャスト番組に出演。フェイエノールトのスカウト時代、バイエルンから若手時代のトニ・クロース(レアル・マドリー)をレンタル獲得しようと奮闘するも失敗した話など、様々な話題で番組を盛り上げた。 そんななか、話題は現在のフェイエノールトへ。 負傷でユーロ2024を断念するも、今季を通じて大きく成長したオランダ代表MFクインテン・ティンバー(22)について「クラブや大会に関わらず躍動できる選手になる。イングランドでもプレーできるし、今後はCLでももっと輝けるだろう」と褒めちぎった。 一方で、上田については淡々と厳しめの評価。 上田は昨夏移籍金1000万ユーロ(約17.1億円)でフェイエノールト入り。エールディビジの終盤戦4試合で3ゴール2アシストも、1年を通じてはリーグ戦26試合5ゴール2アシスト、公式戦全体では37試合5ゴール2アシスト。 勿論数字が全てではないが、限られたプレータイムの中で得点関与は少なく、リーグ屈指の点取り屋、メキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネス(23)の牙城を崩すには至らなかった。 そんな上田をマカーイ氏は「私を説得できたものは何もない。ヒメネスの方が2ランク上だ」としつつ、「退団させるのは時期尚早。まだ来季がある」とコメント。これ以上、上田に関する話は広がらなかった。 2024-25シーズン、上田はマカーイ氏をうならせることができるか。 2024.06.02 21:25 Sun

フェイエノールト、トゥベンテの左SBスマルを獲得

フェイエノールトは1日、オランダ人DFジス・スマル(26)をフリーで獲得したことを発表した。 左サイドバックのスマルはフォレンダムの下部組織出身で、2020年夏にトゥベンテに加入。トゥベンテでは公式戦123試合出場4ゴール21アシストを記録した。 今季はふくらはぎのケガで出遅れたものの、10月下旬に復帰するとそこからは主力として活躍。エールディビジ26試合出場3アシストを記録し、3位と好成績を収めたチームに貢献していた。 2024.06.02 07:00 Sun

元蘭代表ファン・ヒンケルがフィテッセ退団…今季で契約満了に

フィテッセは5月31日、元オランダ代表MFマルコ・ファン・ヒンケル(31)の退団を発表した。 かつてチェルシーにステップアップ移籍を果たしたが、大ケガにも狂わされて輝けず、ミランやストーク・シティ、PSVをローンで転々としたファン・ヒンケル。2021年夏からPSVに完全移籍し、ローンを繰り返す日々に終止符を打つと、2023年冬からフィテッセに復帰した。 今季も公式戦32試合に出場し、エールディビジでは30試合で7得点2アシスト。だが、フランス人DFニコラ・イジマ=ミラン(32)、元コソボ代表MFトニ・ドンジョニ(25)、オランダ人MFジョルディ・アルテナ(20)、オランダ人MFダーン・ハイスマン(21)とともに契約満了となった。 なお、ファン・ヒンケルはチェルシー移籍前を含め、フィテッセでは通算156試合で32得点22アシスト。31歳という年齢からしてもまだまだ需要がありそうだが、新天地やいかに。 2024.06.01 09:20 Sat

「良い意味で狡賢くなった」オランダで躍動したMF佐野航大、一番苦労したことは?「日本と全てが違う」

U-23日本代表にも初招集を受けたNECナイメヘンのMF佐野航大が帰国。オンライン会見を実施した。 ファジアーノ岡山でプレーしていた佐野は、2023年8月にエールディビジのNECナイメヘンへ完全移籍を果たした。 序盤はなかなか出番も限られ苦しんだが、2024年に入ってからはポジションを掴むことに。左ウイングをメインにインサイドハーフ、ボランチなど複数のポジションを務め、リーグ戦で24試合4ゴール3アシストを記録。KNVBベーカーでは準決勝でチームを決勝に導くゴールを決めるなどしたが、フェイエノールトにタイトルを明け渡していた。 ヨーロッパでの1年目を終えた佐野。1シーズンを戦った感想を率直に述べた。 「初めての海外挑戦で、最初は慣れるのに時間がかかったというか、シンプルな強度やスピード感が違ったので、そこに慣れるのに時間がかかりました」 「慣れてからは自分のプレーやチームとしてのプレーが実行できました。後半のシーズンは、スタメンで試合に出ることが多く、出場時間も増やすことができて、得点やアシストも多くはないですが、できたので、充実していました」 環境を含めて慣れてからは高いパフォーマンスを出せていた佐野。自身の変化についても語った。 「身体の部分ではチームの筋トレというのはするので、そこでの変化は自分の中でありました。体は向こうの選手に比べて小さいので、その中でどう自分を出すかということを常に考えながらやっていました。良い意味で狡賢くなっていたかなと思います」 体重は65kgだったものが最大で69kgにまでなったとし、岡山時代にはあまり行わなかった筋トレのおかげで筋肉量が大きく増えたという。 その中でシーズンのラスト3試合では連続ゴールを記録。ヨーロッパ・カンファレンスリーグをかけたプレーオフでは惜しくも準決勝で敗れたが、ゴールを記録していた。 佐野は「得点というのは常に狙っていたので、チャンスがあった中で決めきれない試合もありました。最後の質というのは、練習終わった後にシュート練習をしたりしていました。そういうところが試合に結果として表れてくれたのかなと思います」と振り返り、しっかりと積み上げたものが成果として出たという。 一方で、初の海外挑戦ということもあり苦労もあったとコメント。「日本と全てが違います。一番は言語のところが苦労しました」と苦労を語り、「最初のころはミーティングも何を言っているかわからないぐらいの理解力でしたが、しっかりと勉強して、日常から話しかけに行ったりしていたので、少し言語力がついていると思います。今はミーティングで分からないところもあまりないですし、もしあっても聞きに行って理解しようとしているので、言語が一番苦労しました」と、しっかりと適応していったと語った。 チームメイトには日本代表FW小川航基がいた中で、一緒にプレーできたことは良かったとした。 「航基くんのことはJ2でやっていた分、凄さもわかっていたので、自分からすればあの選手と一緒にプレーできるのかという感じでした」 「試合中でも航基くんがいるかいないかで自分の気持ちも違いましたし、試合の映像を見返しても本当にストライカーだなという動きや得点の仕方をします。今シーズンは航基くんにアシストはできなかったですが、航基くんがいてくれて、ストレスも感じることなく楽しくできました」 2人でチームを牽引していた中、U-23日本代表にも選出。今後はアメリカ遠征に臨む中、来シーズンへの思いも語った。 「まず今回しっかりアメリカ遠征頑張ってアピールして、パリでしっかり活躍するというのが、今の近い目標です」 「来シーズンはしっかりもっと1年通してプレーしたことがないので、1年を通してどれだけ自分を出せるかだったり、チームとして求められていることができるかというのを日々追い求めてやっていきたいと思います」 2024.05.31 21:15 Fri

スロットの後任最有力…フェイエノールトがチェコ1部王者からプリスケ監督を引き抜きへ

フェイエノールトがスパルタ・プラハからブライアン・プリスケ監督(47)を引き抜きへ。 昨季オランダ1部・エールディビジ優勝、今季KNVBベーカー優勝と、2季連続でタイトル獲得に導いたアルネ・スロット監督がリバプールへ向かうこととなったフェイエノールト。 水面下で後任を探し、一時は元所属選手でドルトムントのアシスタントコーチ、ヌリ・シャヒン氏(35)も浮上したが、どうやら今季のチェコ1部王者を率いる指揮官が最有力なようだ。 オランダ『Voetbal International』によると、ゼネラル・マネージャー(GM)兼テクニカル・ディレクター(TD)のデニス・デ・クローゼ氏が31日、表題のプリスケ氏と交渉に臨むとのこと。 プリスケ氏は元デンマーク代表DFで、ミッティランやクラブ・ブルージュ、ポーツマスなどに在籍。古巣ミッティランで監督キャリアを歩み出し、ロイヤル・アントワープの指揮を経て、昨季からスパルタ・プラハで現職だ。 1年目の昨季はチームを8年ぶりとなるチェコ1部王者へ導き、今季で2連覇。また、今季のヨーロッパリーグ(EL)ではレアル・ベティスを沈めてグループステージ突破…最後はリバプールに惨敗もラウンド16まで進出している。 プリスケ氏とフェイエノールトの契約交渉、フェイエノールトとスパルタ・プラハの契約解除交渉がまとまった場合、氏は自らの技術班(副官など)2人と共に、ロッテルダムへ向かうものと見られている。 2024.05.31 11:25 Fri
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