アルテタ、難敵リバプールとの新年初戦に向け「チームはもっと多くのものを与えないといけない」

2024.01.07 09:30 Sun
難敵リバプールとの新年初戦に臨むアルテタ監督
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難敵リバプールとの新年初戦に臨むアルテタ監督
アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、2024年初陣となるリバプール戦に向けた展望を語った。クラブ公式サイトが会見コメントを伝えている。
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ウェストハム、フルアムとのロンドン・ダービーで連敗を喫して厳しい形で2023年を終えたアーセナル。2024年初戦となるFAカップ3回戦では、プレミアリーグで優勝を争うリバプール相手にバウンスバックの勝利を狙う。
このビッグマッチに向けた公式会見に出席したスペイン人指揮官は、最新のチームニュースに言及。DFオレクサンドル・ジンチェンコが復帰に近づいている一方、MFトーマス・パルティ、MFファビオ・ヴィエイラ、DFユリエン・ティンバーらは復帰まで時間を要すると説明している。

「ジンチェンコは順調に回復している。明日(6日)はまたトレーニングセッションがあり、彼がプレーして試合に出場できるかどうかを評価する予定だ」

「トーマスの復帰は希望的観測では数週間だ。何週間かかるかは、チームとのトレーニングの次のステップにどれくらいの時間がかかるかによって少し異なるが、彼は順調に進んでいる」
「ファビオ・ヴィエイラは我々が望んでいる場所からまだ少し遠いが、彼は働き続ける必要があり、今後数週間以内に彼を起用できることを願っている」

「ティンバーは非常に良くやっているが、チームで練習するのにはまだ程遠いし、チームと競争するには程遠く、我々は彼がすぐに戻ってくることを期待していない」

また、今冬の移籍市場では一部でストライカー補強や左サイドバックの補強の可能性が取り沙汰されている。しかし、現状では積極的に動く可能性が低いことを示唆している。

「我々は移籍市場にオープンだが、やはり我々が保有するプレーヤーを最大限に活用することに重点を置いている。可能性があるかどうか、何か良い選択肢があるかどうかを理解するためにクラブと協力していくが、まずは我々が抱えているプレーヤーに焦点を当てる」

「(補強なしに終わる場合も想定しているか?)それは可能性だ」

肝心のリバプールとの重要な一戦についてはFAカップへの敬意を改めて示すと共に、1-1のドローに終わった2週間前のリーグ戦の対戦と同様にスペクタクルな試合になると予想する。

「前にも言ったように、特にクラブにとってFAカップは素晴らしい大会だ。我々は誰よりも何度も優勝しており、素晴らしい試合と好成績を期待している」

「(リバプールとは)2週間前に試合をしたが、素晴らしい試合だったし、また本当に良い試合になると確信している」

「(抽選結果は)我々に選択の余地がない。両チームに言わせれば、おそらくドローでもっと何か違うことを期待していたと思うが、このラウンドでは信じられないほどの激突があり、それに向かって行かなければならない」

「(勝ち上がりに向けて)チームはもっと多くのものを与えないといけない。チームはその戦い、攻撃性、威嚇、支配力を相手に伝えなければならない。チャンピオンズリーグの試合など、今シーズンの特定の試合で、我々は次のステップを作り上げた」

先月はチームとして多くの勝ち点を失い、コンペティションは異なるものの、ここで3連敗を喫すると、リーグ後半戦に向けてもネガティブな影響が懸念されるところ。

アルテタ監督は「今シーズン最低」と酷評したフルアム戦を「一度限り」のものとすべく、自身を含めてしっかりと改善したいと語っている。

「それは一度限りのものであり、再びそうならないことを願っている。試合の特定の時間帯でチームがあのような姿になってしまうところを見たことがなかった。そうならないことを祈る」

「それは我々の勢いに影響を与えた。クリスマスの日まで、我々はリーグのトップだった。その6日後、我々は4位だ。したがって、顕微鏡や望遠鏡を使ってもう少し遠くまでもう少し広い視点で物事を見てみたいという誘惑に駆られることがある。ただ、私の最大の仕事は、望遠鏡を覗いて物事を適切な方法で分析し、一つのパフォーマンスに影響されないようにすることだ。つまり結果ではなく、一つのパフォーマンスにフォーカスするということだ」

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