逆転ゴールは「イメージ通り」と語る浦和MF柴戸海、次節での初勝利へ「強い浦和を見せたい」

2022.02.23 23:10 Wed
©超ワールドサッカー
浦和レッズのMF柴戸海が、ヴィッセル神戸戦を振り返った。

23日、明治安田生命J1リーグ第9節の浦和vs神戸が埼玉スタジアム2002で行われた。
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の日程の関係で前倒して行われた試合。開幕戦で京都サンガF.C.に敗れた浦和と、名古屋グランパスに敗れた神戸の一戦となった。

試合は立ち上がりに神戸がPKを獲得するも、武藤嘉紀のシュートはGK西川周作がセーブ。しかし、その武藤が先制ゴールをきめるが、浦和は松崎快、柴戸海のゴールで逆転する。

浦和がリードして迎えた後半だが、明本考浩小林友希と競り合うと、報復行為で一発退場に。数的不利となった浦和は、守備を固めて守り抜く戦いを選択。しかし、87分に途中出場のアンドレス・イニエスタのクロスを、凱旋の槙野智章がヘッド。これが決まり2-2の同点に。最終盤にはセルジ・サンペールのミドルシュートがクロスバーを叩くなどしたが、そのまま引き分けに終わった。
この試合では一時逆転ゴールを記録した柴戸。試合を振り返り「本当は勝ちたいゲームでしたし、自分たちも前半からリズムを作って、立ち上がり失点はしましたが、巻き返してプラン通りある程度進められていました」と失点後はプラン通り戦えていたとコメント。「難しいゲームの時間帯がありましたけど、そこでの失点はチームとしても今後起こり得ることなので、しっかり勝ち切れるようにこの経験を生かしていきたいと思います」と、今後の反省に生かしたいとした。

自身のゴールについては「今シーズンはゴールに向かっていくプレー、得点、アシストは自分でも意識しています」と語り、「セットプレーはチームとしても練習していましたし、色々なアイデアの中の1つをチームとしてイメージ通り出せたゴールでした。そこにチームとしての準備はあったと思います」と、準備してきた形でのゴールを喜んだ。

明本の退場後、守備を固めるという戦い方を選択した浦和。「クロスを含めて、中にサイドから蹴ってくるというプレーを神戸がしていたので、その中のマークを含めて、スペースを与えない。ボールにセリに行く事は共有できていました」と、しっかりと守れていたと芝とは振り返った。

ただ、最後は槙野にゴールを許すことに。「一瞬の隙、1人少ないのでボールホルダーにプレッシャーがかからない中で、マークが一瞬外れた事は今後の課題かなと思います」とコメント。「11人いたとしてもああいったプレーは起こり得ると思うので、人数よりは1人1人の立ち位置、中を分厚く守ることを人数関係なく今後はしっかりやっていきたいと思います」と、しっかりと跳ね返す守備をしていきたいとした。

次戦は中2日でガンバ大阪戦。ホームでの戦いとなる。柴戸は「今日のホーム開幕戦でも感じましたけど、ファン・サポーターの声援、応援はかなり力になりました。自分を含めて、自分たちが持っているものを出せました」と後押しに感謝。「これからよりレベルアップしていって、強い浦和を見せたいですし、今は勝利がないので、次のガンバ戦はホームで勝ち点3を必ず取りたいと思います」と、今シーズンの初勝利を届けたいと意気込んだ。
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