コソボを下したスペイン、ルイス・エンリケ監督はベンチでのセルヒオ・ラモスを評価「ベンチにいても貢献する」

2021.04.01 13:35 Thu
Getty Images
スペイン代表のルイス・エンリケ監督が、コソボ代表戦を振り返った。スペイン『アス』が伝えた。スペイン代表は3月31日、カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループB第3節でコソボ代表と対戦した。
選手を入れ替えて臨んだスペイン代表。予選初勝利を目指すコソボを相手に主導権を握ると、34分に前節値千金のゴールを決めたMFダニ・オルモのゴールで先制。さらに36分にはFWフェラン・トーレスも続き、リードを広げる。

そのスペインは70分にMFベサル・ハリミにゴールを許し1点を返されるが、75分にFWジェラール・モレノがゴールを決め、3-1で勝利した。

3月の予選3試合を2勝1分けで終えたスペイン代表。ルイス・エンリケ監督は、ピッチで示したものには満足感を示した。
「ピッチで示したものは満足している。システムを変更し、より相手は恐怖を感じただろう。良いゴール、多くのチャンスがあったが、内容は良くなかった。でも、我々は常に試合をコントロールしていた」

また、この試合の70分にはディフェンスラインの裏に出されたボールに反応したGKウナイ・シモンがボックスを飛び出して対応。ボールを奪うもタッチが大きくなり相手へパスする形に。ガラ空きのゴールに対して、ハリミが約40mのロングシュートを落ち着いて決めていた。

このシーンについてルイス・エンリケ監督はウナイ・シモンを擁護。ミスで評価はしないと語った。

「彼は飛び出なければならなかった。ウナイは全てのことをしなければならない。自信に満ち溢れ、個性を持った選手たちが集まっている」

「彼は空中戦を支配し、カバーリングをしなければならない。私は選手のミスでは判断しない」

また、この試合ではベンチスタートとなり86分から途中出場したDFセルヒオ・ラモスについても言及。ケガ明けといことも含めての判断だとしたが、ベンチにいてもリーダーシップを発揮していたと評価した。

「単純なことだ。彼の姿勢は称賛に値する。真のリーダーは彼らがプレーしていてもベンチにいても貢献する人間だ」

「私は、最も適すると思った選手を投入している。彼は大きなケガをした後だ。みんなに尋ねる唯一のことは、ラモスのように、不在の時にどうやってリーダーになるかを知るということだ」

「テクニカルな決定だ。それ以上の問題はない。誰がプレーするかを決定している」

「ラモスは問題ないが、彼はケガが癒えたばかり。他の人がプレーすることに決定した。」

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