今日はいろんなチームの監督さんがそろそろ意識する数字を教えちゃうよ?!の巻/倉井史也のJリーグ
2024.06.22 10:00 Sat
さてさて今週末で半分を終えちゃうJ1リーグですけど、このころになるといろんな監督が意識し始めることがあるんです。それって1試合の平均勝点。特に優勝を狙ってるようなチームだったら間違いなく計算してるんです。
そもそもJ1の優勝ラインって、「試合数」×「2.0」プラス「アルファ」って言われてて、厳しい年だったらその「アルファ」で優勝が決まったなんてこともありました。ということで、今年はどんな傾向になりそうなのか、2005年からのデータを調べて見ちゃいましょう。シーズンの前後半でどうなるかも見たほうがいいと思うから、2シーズン制だった2015年と2016年、降格がなかった2020年を除いて、首位のチームがシーズン半分でどれくらいの勝点と平均勝点、そしてシーズン最後でどれくらいの勝点と平均勝点だったか調べてみると……。
シーズン/優勝チーム/年間勝点(平均)/半分までの順位/半分までの勝点(平均)
2005年/G大阪/60(1.76)/2位/32(1.88)
2006年/浦和/72(2.12)/1位/36(2.12)
2007年/鹿島/72(2.12)/3位/30(1.76)
2008年/鹿島/63(1.85)/2位/31(1.82)
2009年/鹿島/66(1.94)/1位/42(2.47)
2010年/名古屋/72(2.12)/2位/35(2.06)
2011年/柏/72(2.12)/2位/34(2.00)
2012年/広島/64(1.88)/2位/33(1.94)
2013年/広島/63(1.85)/1位/36(2.12)
2014年/G大阪/63(1.85)/8位/24(1.41)
2017年/川崎/72(2.12)/6位/29(1.81)※16試合
2018年/川崎/69(2.03)/3位/33(1.94)
2019年/横浜FM/70(2.06)/3位/30(1.76)
2021年/川崎/92(2.42)/1位/49(2.58)※20チーム
2022年/横浜FM/68(2.00)/1位/34(2.00)
2023年/神戸/71(2.09)/3位/33(2.06)※16試合
まぁ2021年の川崎の強いこと!! で、この数字から考えると、優勝チームの1試合あたりの平均勝点の平均(ややこしいな)は、「2.02」。そんなチームがシーズン半分までで稼いでいた平均勝点の平均(またまたややこしいな)は、「1.98」。
じゃあ今シーズン18節終わった時点での状態は、
2位/鹿島/36(2.00)
3位/G大阪/34(1.89)
4位/神戸/33(1.83)
5位/広島/29(1.61)
6位/C大阪/28(1.56)
7位/福岡/28(1.56)
8位/FC東京/27(1.50)
9位/名古屋/27(1.50)
うーん、こうしてみるとすでに町田と鹿島に絞られた感ありますけど、2014年のG大阪という奇跡もありますからね。ともあれ折り返しのゲームがどうなるか、じっくり見てみますか!!
【倉井史也】試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。
そもそもJ1の優勝ラインって、「試合数」×「2.0」プラス「アルファ」って言われてて、厳しい年だったらその「アルファ」で優勝が決まったなんてこともありました。ということで、今年はどんな傾向になりそうなのか、2005年からのデータを調べて見ちゃいましょう。シーズンの前後半でどうなるかも見たほうがいいと思うから、2シーズン制だった2015年と2016年、降格がなかった2020年を除いて、首位のチームがシーズン半分でどれくらいの勝点と平均勝点、そしてシーズン最後でどれくらいの勝点と平均勝点だったか調べてみると……。
2005年/G大阪/60(1.76)/2位/32(1.88)
2006年/浦和/72(2.12)/1位/36(2.12)
2007年/鹿島/72(2.12)/3位/30(1.76)
2008年/鹿島/63(1.85)/2位/31(1.82)
2009年/鹿島/66(1.94)/1位/42(2.47)
2010年/名古屋/72(2.12)/2位/35(2.06)
2011年/柏/72(2.12)/2位/34(2.00)
2012年/広島/64(1.88)/2位/33(1.94)
2013年/広島/63(1.85)/1位/36(2.12)
2014年/G大阪/63(1.85)/8位/24(1.41)
2017年/川崎/72(2.12)/6位/29(1.81)※16試合
2018年/川崎/69(2.03)/3位/33(1.94)
2019年/横浜FM/70(2.06)/3位/30(1.76)
2021年/川崎/92(2.42)/1位/49(2.58)※20チーム
2022年/横浜FM/68(2.00)/1位/34(2.00)
2023年/神戸/71(2.09)/3位/33(2.06)※16試合
まぁ2021年の川崎の強いこと!! で、この数字から考えると、優勝チームの1試合あたりの平均勝点の平均(ややこしいな)は、「2.02」。そんなチームがシーズン半分までで稼いでいた平均勝点の平均(またまたややこしいな)は、「1.98」。
じゃあ今シーズン18節終わった時点での状態は、
1位/町田/38(2.11)
2位/鹿島/36(2.00)
3位/G大阪/34(1.89)
4位/神戸/33(1.83)
5位/広島/29(1.61)
6位/C大阪/28(1.56)
7位/福岡/28(1.56)
8位/FC東京/27(1.50)
9位/名古屋/27(1.50)
うーん、こうしてみるとすでに町田と鹿島に絞られた感ありますけど、2014年のG大阪という奇跡もありますからね。ともあれ折り返しのゲームがどうなるか、じっくり見てみますか!!
【倉井史也】試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。
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