ドルトムント、ヴァツケCEOの後任に香川や伊藤を登用のミスリンタート氏復帰が濃厚に

2024.04.02 00:30 Tue
Getty Images
ドルトムントが最高経営責任者(CEO)を務めるハンス・ヨアヒム・ヴァツケ氏の後任として、スヴェン・ミスリンタート氏(51)を指名する可能性が高まっているようだ。ドイツ『キッカー』が報じている。

ドルトムントではヴァツケCEOが2025年末に同職を退任予定。それに先立ち、今季終了後にスポーツ部門の職務を終える予定となっている。空席となるポストにミスリンタート氏が就く模様だ。
ミスリンタート氏は1998年から2017年にかけてドルトムントでFWロベルト・レヴァンドフスキやMF香川真司、FWウスマーヌ・デンベレ、FWピエール=エメリク・オーバメヤンなど、後にトッププレーヤーとなる原石を多数発掘。そしてシュツットガルトではDF伊藤洋輝の獲得に尽力していた。

ドルトムントでの成功を受けて後に就任したアーセナルとアヤックスでは結果を出せなかったが、ドルトムントでの輝かしい功績が古巣復帰の決め手となるようだ。

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ドルトムントが欧州スーパーリーグ不参加を表明

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サンチョが退団希望なら邪魔せず? ドルトCEO「クラブを去りたいと申し出てきたら…」

ドルトムントのCEO(最高経営責任者)を務めるハンス・ヨアヒム・ヴァツケ氏がイングランド代表MFジェイドン・サンチョ(19)の去就に言及している。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えた。 マンチェスター・シティの下部組織で育ったサンチョは、2017年夏にドルトムント移籍を果たすと、大きく飛躍。昨シーズンの公式戦43試合13得点19アシストの数字を収め、今シーズンもここまで公式戦35試合17得点19アシストの活躍を披露して、着実に成長を遂げている。 そうした活躍を受け、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッド、リバプール、そして、バルセロナのターゲット入りも憶測として過熱するサンチョ。ヴァツケ氏がフランス『RMC Sport』で、チームの方針が慰留であることを強調しつつ、選手本人の意向に従う姿勢も口にした。 「ジェイドンは非常に素晴らしい才能の持ち主。おそらく欧州でプレーする21歳以下の選手に限れば、最も偉大なタレントだ。私的に、彼はこの先の数年で世界のトップ2、または3本指に入る選手になれるだけのポテンシャルがあると感じている」 「できるだけ長くキープできるよう最善を尽くす。彼との関係性は非常に良好だ。しかし、いつの日かクラブを去りたいと申し出てきたら、話し合いの場を設けるだろう」 「しかし、それは我々の1stオプションじゃない。最優先はできるだけ長くいてもらうことだ」 2020.03.12 15:00 Thu

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