PSGが第3GKのルトゥリエと契約更新、今季は最終節に7分出場

2022.07.07 14:10 Thu
Getty Images
パリ・サンジェルマンは6日、フランス人GKアレクサンドル・ルトゥリエ(31)と2024年まで契約を延長したことを発表した。

元々同クラブのアカデミー選手だったルトゥリエは、2010年夏に加入したアンジェでのプロデビューするも、正GKの座を掴めないまま、2018年1月以降はスイスのヤングボーイズやノルウェーのサルプスボルグをレンタルで転々とするキャリアに。
アンジェでは9年半の在籍期間で60試合の出場にとどまり、2020年1月に当時リーグ・ドゥのオルレアンへフリー移籍。その半年後にPSGに復帰した。

PSGでは第3GKという立場で、復帰1年目の出番はゼロ。昨季はリーグ・アン最終節のメス戦でGKケイロル・ナバスに代わって途中出場し、7分間だけピッチに立った。

それがチームからの惜別のメッセージかに思われたが、この度、契約を2年延長。来季もケイロル・ナバスとGKジャンルイジ・ドンナルンマに次ぐ第3GKとして留まることになった。

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今度は守護神を獲得か?ネイマール加入のアル・ヒラル、PSGのGKナバスに関心か

パリ・サンジェルマン(PSG)のコスタリカ代表GKケイロル・ナバス(36)にサウジアラビアからの関心が寄せられている。フランス『ル・パリジャン』が伝えた。 2019年9月にレアル・マドリーからPSGへと加入したナバス。これまで公式戦108試合に出場していた。 しかし、2021年夏にイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマがミランから加入。その結果、ポジションを奪われる形となると、2022-23シーズンはリーグ・アンでの出番がないまま1月にノッティンガム・フォレストへとレンタル移籍。プレミアリーグで17試合に出場していた。 今夏PSGに復帰したナバスだが、契約は残り1年に。チーム内での序列は上がることはなく、2番手という状況だ。 『ル・パリジャン』によれば、今夏大型補強を繰り返すアル・ヒラルが獲得に関心を寄せているとのこと。15日にPSGからブラジル代表FWネイマールを確保し、イタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティも狙っているとされる状況だ。 攻撃陣だけでなく、今夏はDFカリドゥ・クリバリ、MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチなども加入。ジョルジェ・ジェズス監督も加入を歓迎しているという。 サウジアラビアの移籍期限は9月8日まで。PSGには、ドンナルンマをはじめ、GKアルナウ・テナス、GKアレクサンドル・ルトゥリエが所属。落馬事故で復帰の目処は立っていないが、GKセルヒオ・リコもいる状況。ナバスの序列が上がることは考えにくく、サウジアラビア行きは着々と迫って行っているようだ。 2023.08.16 20:20 Wed

ムバッペは来日せず…PSGがジャパンツアーメンバーを発表! ネイマールやアセンシオ、ムバッペ弟など

パリ・サンジェルマン(PSG)は21日、ジャパンツアーに臨むメンバー29名を発表。フランス代表FWキリアン・ムバッペはメンバー外となった。 2年連続での来日となったPSG。リーグ・アン王者としての来日となり、昨年に続く来日は大きな話題となった。 一方で、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシがインテル・マイアミに移籍。また、元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスも退団し、顔ぶれが変わった。 そんな中、21日に来日メンバーが発表。目玉でもあったムバッペは来日するとみられていた中、そのメンバーリストに名前はなかった。 「超人」の来日とうたわれた中、最も期待されたムバッペが不在。一方で、ブラジル代表FWネイマールや今夏加入のスペイン代表FWマルコ・アセンシオ、フランス代表DFリュカ・エルナンデス、ウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテ、韓国代表MFイ・ガンイン、スロバキア代表DFミラン・シュクリニアルはメンバー入りしている。 PSGは22日に日本へ向けて出発。25日にアル・ナスルと、28日にセレッソ大阪と大阪で対戦。8月1日には国立競技場でインテルと対戦すると、その後韓国に渡り、8月3日に全北現代モータースと対戦する。 PSGのジャパンツアーメンバーは以下の通り。 GK 1:ケイロル・ナバス 30 :アレクサンドル・ルトゥリエ 50 :ルイス・ムーケ 99 :ジャンルイジ・ドンナルンマ DF 2:アクラフ・ハキミ 3:プレスネル・キンペンベ 5:マルキーニョス 14:フアン・ベルナト 21:リュカ・エルナンデス 32:レイヴァン・クルザワ 36:セリフ・ニャガ 37:ミラン・シュクリニアル MF 4 :マヌエル・ウガルテ 6 :マルコ・ヴェッラッティ 8:ファビアン・ルイス 15:ダニーロ・ペレイラ 17:ヴィティーニャ 18:レナト・サンチェス 19:イ・ガンイン 27:シュール・ヌドゥール 28 :カルロス・ソレール 33 :ウォーレン・ザイール=エメリ 35 :イスマエル・ガルビ 38:イーサン・ムバッペ 43 :ノア・レミナ FW 10 :ネイマール 11:マルコ・アセンシオ 39:イリエス・ウーニ 44 :ウーゴ・エキティケ 2023.07.22 09:55 Sat

守護神補強が急務のナポリ、ケパを狙いながらもナバスも候補に?

新シーズンの守護神問題を抱えるナポリがターゲットを変更する可能性があるようだ。 15日にセリエAの開幕を迎えるナポリ。今夏の移籍市場では、コロンビア代表GKダビド・オスピナが退団。イタリア代表GKアレックス・メレトがスペツィアへレンタル移籍する可能性が高まっている。 新守護神を迎えなければいけないナポリは、チェルシーのスペイン代表GKケパ・アリサバラガ(27)の獲得に動いており、チェルシーとの合意に向けて交渉をしているが、進捗の速度が遅いことが問題となっている。 両クラブはレンタル移籍で交渉を進め、ケパの給与はチェルシーが支払う方向になるとされている。 そんな中、移籍市場に精通するジャンルカ・ディ・マルツィオ氏はパリ・サンジェルマン(PSG)のコスタリカ代表GKケイロル・ナバス(35)がナポリにやってくる可能性を報じた。 PSGは現在4名のGKがいる状況。ナバスに加え、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ、元スペイン代表GKセルヒオ・リコ、フランス人GKアレクサンドル・ルトゥリエがいる。 クリストフ・ガルティエ監督は、ジャパンツアーに4名を帯同させ、ナントとのトロフェ・デ・シャンピオンではドンナルンマを起用。ナバスは控えに回る可能性もあり、交渉をスタートさせたという。 ただ、最優先はケパとのこと。果たしてどちらがナポリのゴールを守るのだろうか。 2022.08.05 19:55 Fri

ユーロ制覇の立役者、ドンナルンマがPSGで「99」を背負わない理由とは?

ユーロ2020決勝でのPKストップが記憶に新しいイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ。大会終了後にパリ・サンジェルマン(PSG)へと移籍が発表された。 22歳の若き守護神。その能力に疑いはなく、PSGとしては非常に大きな戦力をフリーで獲得できたことは大きいだろう。 そのドンナルンマだが、PSGではこれまで親しんだ「99」ではなく、「50」の背番号をつけることとなった。 ミランのファーストチームに昇格してからは、自身の生まれ年である1999年から「99」を付けていたものの、「50」に変更した理由。それはリーグ・アンのルールにある。 リーグ・アンでは、登録選手に対して1から順に背番号を割り当てることがルールとして決められ、30人を超えるまでは「1」から「30」までを付けなければいけない。 さらに、GKに関しては「1」、「16」、「30」と番号まで決められており、他のリーグとはルールが異なり、厳正に決められているのだ。 また、登録人数が30人を超えた場合でも、「99」のようにイレギュラーな番号をつけることは禁止されており、GKの場合は「40」を付けなければいけないルールがある。 しかし、PSGはコスタリカ代表GKケイロル・ナバスが「1」、スペイン代表GKセルヒオ・リコが「16」、フランス人GKアレクサンドル・ルトゥリエが「30」を付けている状況だ。 さらにPSGはGKが多く、2020-21シーズンは6名が登録。レンタル移籍していた選手も合わせると、さらに増える状況だ。 「40」に関しては、U-19イタリア代表GKデニス・フランキが着用することとなっており、その結果ドンナルンマは特例で「50」が割り与えられることとなった。 過去には、ニースやマルセイユでもプレーしたイタリア代表FWマリオ・バロテッリが、インテルやマンチェスター・シティ、ミランで愛用してきた「45」をつけることが認められず、「9」を背負っていた過去もある。 セリエAは背番号の制限がないため、80番代や90番代をつける選手も数多くいるだけに、フランスへ移籍する際にはこだわりの番号をつけられなくなることを頭に入れる必要がありそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ドンナルンマ、PSG加入の舞台裏に密着</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJGbDhwNG5vZCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.07.18 11:55 Sun

PSG、控えGKのアレクサンドル・ルトゥリエと契約更新

パリ・サンジェルマン(PSG)は6月30日、フランス人GKアレクサンドル・ルトゥリエ(30)の契約を2022年6月30日まで更新したことを発表した。 同クラブの下部組織出身のルトゥリエは、2010年夏に加入したアンジェに9年半在籍したものの、正GKにはなれず通算60試合の出場に。2018年1月以降は、ヤング・ボーイズやトロワ、ノルウェーのサルプスボルグをレンタルで転々とし、2020年1月のオルレアン・ロワレ(当時リーグ・ドゥ)加入を挟んで、同年夏にPSGに復帰した。 結局、昨季は1試合も出場することはなかったが、契約更新を選んだ30歳は「このクラブとチームメイトと一緒に冒険を続けられることをとても嬉しく、誇りに思う」とコメント。 また、昨季終盤にハムストリングのケガで長期離脱を強いられたことを振り返り「新しいシーズンでは昨シーズン末のようなケガをしないようにしたいと思う」と意気込みを口に。続けて「私はGKをサポートし、仕事をし、進歩し、そして何よりもチームメイトと一緒に楽しみたい」と期待を膨らませた。 なお、PSGでは今夏にミランを退団しフリーとなっているイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマの加入が間近と伝えられている。<span class="paragraph-title">【動画】インタビューに答えるルトゥリエ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="fr" dir="ltr"> 2021.07.01 13:40 Thu

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PSG行き決定的なロシア代表守護神、プライベートの問題で出国禁じられる…

パリ・サンジェルマン(PSG)行きが決定的とみられるロシア代表守護神が、ロシアからの出国を禁じられていることが判明した。フランス『RMC Sport』が報じている。 FCクラスノダールに所属するロシア代表GKマトヴェイ・サフォノフ(25)は、2000万ユーロ(約33億8000万円)の金額でクラブ間合意に至り、5年契約でのパリ行きが決定的となっている。 しかし、同選手は配偶者への未払いの経済的支援のため、地元当局からロシアからの出国を禁止されていることが判明した。 サフォノフは元パートナーと3年間に渡って離婚手続きを行っており、娘の親権をめぐって争っている。そして、地元の裁判所は同選手が元パートナーに60万ユーロ(約1億円)程度とみられる多額の支払い義務を負っているとの判決を下したという。 ロシア『Match TV』の取材に対し、サフォノフの弁護士は「金額については肯定も否定もできない。しかし、負債は莫大な額だ」と、未払いの扶養料があることを認めた。 今回の問題によってPSG行きが流れる可能性は低そうだが、クラブとしては選手サイドとしっかりとコミュニケーションを取っていく必要がありそうだ。 2024.06.08 22:30 Sat

ロ・チェルソがエメリ監督と再々タッグも? 来季CLのビラが関心

アルゼンチン代表MFジオバニ・ロ・チェルソ(28)に恩師と再会を果たす可能性があるようだ。イギリス『デイリー・メール』が報じた。 2019年夏にトッテナム入りのロ・チェルソ。2022年1月から1年半にわたってビジャレアルにローン移籍した後、今季からトッテナムに戻り、公式戦24試合で2得点2アシストの数字を残した。 ただ、アンジェ・ポステコグルー新監督のもとでレギュラーの座を確約される存在となれたわけではなく、22試合出場のプレミアリーグでは4回の先発のみ。契約も次シーズンが最終年となる。 連覇がかかるコパ・アメリカ2024の最終メンバー入りとともに、去就も注目となるなか、今夏にいくつかのクラブから関心が示されており、チャンピオンズリーグ(CL)出場のアストン・ビラもその1つという。 ビラを率いるウナイ・エメリ監督はロ・チェルソにとってパリ・サンジェルマン(PSG)、そしてビジャレアル時代の恩師。ビジャレアル時代は公式戦33試合で起用され、信頼も厚かった。 他方では古巣のレアル・ベティスからも興味があるが、呼び戻す余裕があるか疑問符が付くというロ・チェルソ。ビラ行きなら、エメリ監督と3度目のタッグだが、果たして。 2024.06.07 12:50 Fri

アトレティコやPSGが獲得狙うフリアン・アルバレス、シティは退団阻止の構え

マンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレス(24)には、多くのクラブが関心を示しているようだ。 2022年夏に、リーベル・プレートからシティ入りを果たしたアルバレス。初年度からジョゼップ・グアルディオラ監督の信頼を得て出場機会を得ると、チームの3冠獲得に貢献した。 今シーズンも、公式戦54試合19ゴール13アシストを記録。前人未到のプレミアリーグ4連覇に尽力した一方で、アーリング・ハーランドの存在もあって常にスタメンの座を得られるわけではなく、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の2試合はいずれもベンチスタートとなった。 そんなアルバレスに対しては、今夏の移籍市場で多くのクラブが関心を示している模様。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、かねてより報じられているアトレティコ・マドリーだけでなく、パリ・サンジェルマン(PSG)やプレミアリーグのクラブも獲得を狙っているようだ。 PSGはキリアン・ムバッペが契約満了により退団。今夏は新たな攻撃陣の補強を模索しており、トップクラブで安定したパフォーマンスを見せるアルバレスは魅力的な存在と考えているようだ。 ただし、アルバレスとの契約を2028年6月まで残すシティに、売却の意思はなし。選手の代理人とは話し合いを続けていく意向であり、いずれのクラブも獲得は至難の業になると見られる。 2024.06.06 18:20 Thu

「今季はプレーしないと思っていた」レアル移籍のムバッペ、PSGでのラストシーズンを語る「彼らは暴力的に話してきた」

レアル・マドリーへの移籍が決まったフランス代表FWキリアン・ムバッペ。古巣であるパリ・サンジェルマン(PSG)でのラストシーズンについて語った。 3日、マドリーはムバッペの来季加入を発表。2029年までの5年契約を結んだことが発表された。 幼少期から憧れていたクラブへの移籍。ここ数年は移籍市場が開くたびに噂が出ていた中、ついに移籍が決定した。 PSGとの契約は2024年夏で満了。1年間の延長オプションがあったが、ムバッペは行使しないことを決断。シーズン途中にもその話が出ており、退団を表明してからのリーグ戦2試合でピッチに立つことはなく、クープ・ドゥ・フランスの決勝がラストマッチとなった。 結果的にチームを去ることとなったムバッペだが、公式戦308試合で256ゴールを記録する功労者。それでも、クラブとしての特別なセレモニーもないままで別れることとなった。 ルクセンブルク代表戦に向けた記者会見に出席したムバッペ。マドリー移籍への感謝を語った中で、PSGへの想いも語り、最後に不満を持つ出来事があったとした。 「PSGでは不満はなかった。そんなことは言えない。でも、僕を不幸にすることはあった。僕のようなこのレベルの選手は、不満を持っているときは表に出すことができない」 「フォローしている人が不満を持っているとき、フォローすることは困難だ。監督、選手、スタッフは僕を大いに助けてくれた」 「新しいクラブに行った後、唾を吐きにくるのはろくでなしだ。もちろん、僕を不幸にした出来事や人々はいる。でも、僕はサッカーをすることで、かなりのサラリーをもらっている。そして、ただのサッカーだ」 「大きなプレッシャーはあるが、もう一度言うけど、誰も望んではいない。でも、もっと酷いことがあり、僕が文句を言うことは不適切だ」 昨シーズンの終わりには、クラブに騙され、インタビューをプロモーションに使われたことで一悶着あったムバッペ。クラブとの軋轢は1年間続き、もうプレーすることはないとも感じていたという。 「彼らはハッキリと僕にそう言ってきて、とてもわかりやすく理解させてくれた。暴力的な態度で話しかけてきたんだ。僕はプレーできないと確信していた」 「ルイス・カンポスとルイス・エンリケが僕を救ってくれた。彼らがいなければ、決してプレーすることはなかっただろう。それが真実であり、だからこそ僕は監督とスポーツディレクターにいつも感謝を続けている」 「批判は全て聞くけど、自分のパフォーマンスを理解し、判断できるのは僕が一番だと思っている。求められているレベルが低いことは事実だ。僕が経験してきたこと全てと比べれば、プレーすることだけが僕の最大の誇りだった。でも、来年もこうした1年で満足できないことは確かだった」 ピッチ上では好パフォーマンスを見せていたムバッペだが、置かれた状況、精神状態は恵まれたものではなかった様子。憧れの地で、幸せにサッカーをする姿が楽しみだ。 2024.06.05 12:15 Wed

「安心した」ユーロ前にレアル移籍が決まったムバッペ、改めて移籍を語る「解放され、安堵し、誇りに思う」

レアル・マドリーへの移籍が決定したフランス代表FWキリアン・ムバッペが、改めて移籍について語った。フランス『レキップ』が伝えた。 3日、パリ・サンジェルマン(PSG)からの退団が決定していたムバッペのマドリー移籍が正式発表。2029年までの5年契約が結ばれることが発表された。 幼少期からの憧れのクラブへと移籍を果たしたムバッペ。憧れていたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドからも祝福を受けるなどした中、ユーロ2024に向けて準備しているフランス代表に合流した。 5日にルクセンブルク代表との試合を控えているフランス。試合前の記者会見に出席したムバッペは、冒頭に自ら切り出し、今回の移籍についてコメント。代表以外のことは話さないと牽制もした。 「この記者会見を始める前に、いくつか話したいことがある。僕はレアル・マドリーの選手になる予定だ。これは大きな喜びであり、夢だ」 「このクラブに来ることができ、僕は解放され、安堵し、とても誇りに思っている。とても興奮もしている」 「そして、とても謙虚な気持ちでここに到着した。複雑なことだったので、僕をサポートし、直接的、または間接的に貢献してくれたすべての人々に感謝したいと思う。注目すべきはフロレンティーノ・ペレス会長だ」 「今、僕には責任があり、キャプテンとしての役割に戻らなければならない。アンフェアかもしれないけど、代表に関すること以外の質問には答えるつもりはない」 それでも、ユーロの前に移籍の話がまとまったことについて問われ、「安心した」とコメント。意気込みを語った。 「とても安心した。それは僕の顔にすぐ出ていると思う。シーズンの終わりはかなりプレーする機会が減った。ただ、これはユーロに対する言い訳にはならない。僕たちは、監督やグループと共に、たくさんのフィジカル的なトレーニングを行った」 「僕の目標はユーロに向けて最高の状態になること。たとえ多くのプレッシャーがあったとしても、これは複雑な大会であり、おそらくワールドカップより難しい」 「僕たちは難しいグループに入った。そして、24年間優勝していない大会であり、僕たちの国にとってもとても大きなことだ。準備を整えて到着し、グループステージからパフォーマンスを発揮しなければいけない」 また、移籍が決まったことが影響することについては「幸せな人は、不幸な人よりもパフォーマンスが良い可能性が高くなる」とコメント。「僕たちにはやるべき仕事があり、笑ったからといってゴールを決められるわけではない」と語り、移籍が決まって幸せであっても、良い結果がついてくるわけではないとし、ユーロに集中していくとした。 2024.06.05 10:45 Wed

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スタッド・レンヌ、前ミランのマッサーラ氏の新SD招へいを発表

スタッド・レンヌは10日、前ミランのリッキー・マッサーラ氏(55)のスポーツディレクター(SD)就任を発表した。 クラブはマッサーラ氏の招へいに際して「この任命は、クラブの長期的発展を目的とした重要な投資サイクルの一環であり、プロチームの高いスポーツ的野心を維持すること。ヨーロッパで最も効率的であると認められているアカデミーを強化することという2つの柱に焦点を当てている」と、同氏が育成部門からトップチームまで、クラブのスポーツ戦略を率いることになると、その役割を説明している。 ローマ時代にワルテル・サバティーニ氏やモンチ氏の右腕としてリクルート部門で活躍したマッサーラ氏。その後、2019年7月にSDとしてミランに招へいされると、テクニカルディレクター(TD)のパオロ・マルディーニ氏との二人三脚で名門復活の礎を築き、2021-22シーズンのセリエA優勝の立役者となった。 しかし、オーナーのジェリー・カルディナーレ氏との確執によって、昨年6月にマルディーニ氏と共にクラブを離れていた。 以降は古巣ローマやナポリといった国内クラブでの仕事も取り沙汰されたが、新天地はフランスとなった。 2024.06.11 14:10 Tue

RCランスがスティル氏の監督就任を発表! 昨季終盤まで伊東純也&中村敬斗所属のスタッド・ランス指揮

RCランスは10日、ウィル・スティル氏(31)の監督就任を発表した。契約期間は3年となり、共に戦うスタッフの構成は近々発表される。 選手としてのプロキャリアがないスティル氏は、10代後半に指導者キャリアをスタート。シント=トロイデンやスタンダール・リエージュ、リールセ、ベールスホットと母国クラブでアナリストやスカウト、コーチを歴任した。 2021年1月にはベールスホットの正指揮官に就任。28歳での指揮はジュピラー・プロ・リーグにおける史上最年少記録となった。 その後、2021年7月にスタッド・ランスでアシスタントコーチとなると、3カ月でスタンダール・リエージュに復帰。2022年7月にスタッド・ランスへ戻ると、オスカル・ガルシア監督が解任された同年10月に監督へ昇格。30歳での指揮は欧州5大リーグにおける史上最年少記録となった。 日本代表MF伊東純也も擁するチームを率いてからは、リーグ・アン15位に低迷していたなかでリーグ戦19試合無敗を達成。その後は負けが込み、結局11位で2022-23シーズンを終えた。 日本代表FW中村敬斗が加入した2023-24シーズンも続投したが、リーグ戦残り3試合の2024年5月に退任。フランク・エズ監督をニースに引き抜かれたRCランスが、フリーのスティル氏を後任候補の1人に定めていた。 RCランスのゼネラル・ディレクター(GM)を務めるピエール・ドレッシ氏は、スティル氏の就任についてコメントしている。 「ウィル・スティルをレーシング・クラブ・ドゥ・ランスに迎えられることを嬉しく思う。ウィルが監督に就任し、クラブが新たなサイクルをスタートさせることは我々の最優先事項だった」 「ウィルは早熟な記録を塗り替えた有望な監督なだけでなく、勝利に執着し、団結力にこだわる性格の持ち主だ。真の情熱家であり、征服者であり、優れた戦術家であるウィル・スティルは、スタッド・ドゥ・ランスでその足跡を残し、歴史的な19試合無敗記録を含む数々の説得力ある結果を残した」 「我々はウィル、そして彼のリーダーシップ、彼の伝染するエネルギーをラ・ガイレット(練習施設)とボラルト=デレリス(スタジアム)に迎えることを喜んでいる!」 2024.06.10 22:07 Mon

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パリ・サンジェルマン(PSG)行きが決定的とみられるロシア代表守護神が、ロシアからの出国を禁じられていることが判明した。フランス『RMC Sport』が報じている。 FCクラスノダールに所属するロシア代表GKマトヴェイ・サフォノフ(25)は、2000万ユーロ(約33億8000万円)の金額でクラブ間合意に至り、5年契約でのパリ行きが決定的となっている。 しかし、同選手は配偶者への未払いの経済的支援のため、地元当局からロシアからの出国を禁止されていることが判明した。 サフォノフは元パートナーと3年間に渡って離婚手続きを行っており、娘の親権をめぐって争っている。そして、地元の裁判所は同選手が元パートナーに60万ユーロ(約1億円)程度とみられる多額の支払い義務を負っているとの判決を下したという。 ロシア『Match TV』の取材に対し、サフォノフの弁護士は「金額については肯定も否定もできない。しかし、負債は莫大な額だ」と、未払いの扶養料があることを認めた。 今回の問題によってPSG行きが流れる可能性は低そうだが、クラブとしては選手サイドとしっかりとコミュニケーションを取っていく必要がありそうだ。 2024.06.08 22:30 Sat

トゥールーズのコモリ会長が“偽エージェント”問題で警察の捜査受ける…クラブと弁護士は潔白訴える

トゥールーズのダミアン・コモリ会長が、フランス国内で話題を集める“偽エージェント”問題で警察の捜査を受けたようだ。フランス『Le Parisien』が報じている。 コモリ会長は過去にトッテナム、リバプール、フェネルバフチェなどでフットボール・ディレクターを務め、2020年7月から母国のトゥールーズで会長を務めるヨーロッパのットボール界では知られた存在だ。 そのコモリ会長だが、先日にフランス国内で発覚した“偽エージェント”問題に巻き込まれたようだ。 フランス『レキップ』は5日、「スポーツエージェントの職務の違法な行使」、「偽造と偽造の使用」、「組織的ギャングの詐欺」、「組織的ギャングのマネーロンダリング」の捜査によって、ジョン・ヴァロヴィク=ガルティエ、ダヴィド・ヴェンディテッリ、ダヴィド・ワンティエを含む複数のエージェントが、マルセイユで警察に拘留されたと報じた。 一連の捜査は2021年にモンペリエからニースへ完全移籍したアルジェリア代表FWアンディ・ドゥロールの一件を端に発して行われていたものだった。 コモリ会長に関しては、ジョン・ヴァロヴィク=ガルティエの養父であり、元パリ・サンジェルマン監督のクリストフ・ガルティエ氏のもう一人の息子であるジョーダン・ガルティエ氏をカルレス・マルティネス・ノベル監督のアシスタントコーチに任命した際、“偽エージェント”であることを知りながらジョン・ヴァロヴィク=ガルティエと交渉を行ったことが問題視されているという。 そして、コモリ会長は司法警察に召喚され、6月に判決が下される予定だという。 なお、トゥールーズは今回の報道を受けて声明を発表。クラブと同会長が「完全な誠実さと透明性をもって、定められた規則を厳格に遵守してきた」と述べ、会長の弁護士オリヴィエ・マルタン氏は、違反行為は「特徴づけられない」と潔白を訴えている。 2024.06.08 15:12 Sat

ユナイテッド買収の『INEOS』にニース売却案か…検討と報道

マンチェスター・ユナイテッドの一部株式を取得したイギリスの化学大手メーカー『INEOS』は同じく所有するニースの売却を検討しているようだ。 ユナイテッドの株式27.7%を買収し、共同オーナーに就任したジム・ラトクリフ氏の『INEOS』。そのユナイテッドでさっそく組織改革に着手し、現場レベルでの改革だけでなく、老朽化が進むスタジアムや練習施設のインフラ整備に動くといわれる。 そんな『INEOS』が所有するユナイテッドとニースはともに来季のヨーロッパリーグ(EL)に出場。ただ、欧州サッカー連盟(UEFA)のルール上、同一オーナーのクラブが同一大会に出場するのは禁じられており、片方が出られない可能性があるとされる。 イギリス『インデペンデント』によると、UEFAがその問題解決に1シーズンの猶予を設けるとみられるが、ラトクリフ氏は幼き頃からファンだったとするユナイテッドの経営に集中したい思いもあり、ニースの売却を視野に入れ始めているという。 この動きはまだ初期段階のようだが、UEFAは2025-26シーズンからこうした問題に対する規則をさらに厳格化する方針ということで、いずれにせよ、売却に前向きとされる。 2017年のFCローザンヌ・スポルトに続き、2019年にニースを買収し、新たにユナイテッドを姉妹クラブとした『INEOS』のラトクリフ氏。ユナイテッドの再建とともに、このマルチクラブ・オーナーシップに関するUEFAの規則をどう解消していくか注目だ。 2024.06.08 13:05 Sat
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