冷遇受けた元トルコ代表DFがフランク・デ・ブール監督を痛烈批判「なぜ彼がインテルのようなクラブに?」

2020.05.26 20:30 Tue
Getty Images
ベシクタシュの元トルコ代表DFジャネル・エルキンインテル時代の指揮官であるフランク・デ・ブール監督を痛烈に批判した。イタリア『FC Internews.it』が伝えている。左利きの攻撃的サイドバックのエルキンは、2016年7月にフェネルバフチェからフリートランスファーでインテルに移籍。当時インテルに在籍していた日本代表DF長友佑都のライバルと目されていた。
しかし、獲得を希望したロベルト・マンチーニ監督が退任し、フランク・デ・ブール新監督が就任したことで、まさかの構想外に。インテルでの公式戦の出場がないまま、2016年8月に買取義務付きのレンタル移籍でベシクタシュへと移籍していた。

インテルをわずか3カ月で去ったエルキンは、自身を構想外としたデ・ブール監督を痛烈に批判した。

「インテルで大きな一歩を踏み出していると思った。僕のゴールは定期的にプレーし、トロフィーを獲得し、インテルのサポーターからの賞賛を楽しみたいと思っていた。マンチーニが去った後も、インテルに残って戦おうと思っていた。だが、フランク・デ・ブールの僕への態度は気分を害した。彼は僕をユースの新人のようにチームの外に置いた。その状況は受け入れられなかった」

「マンチーニは僕を左サイドで使おうとした。それが彼がプレシーズンのすべての試合で僕を起用した理由だ。彼はとても信頼してくれたから、彼が去ったときはとても悲しかった。フットボールではなんでも起こる可能性がある。だが、デ・ブールからの扱いはとても失礼なものだった」
「なぜデ・ブールが僕にあのような態度をとったのかは理解できない。彼がイタリアに足を踏み入れて以来、彼の計画に僕が入ったことはなかった。彼はプレシーズンの最後の試合で僕は外し、その後もそれを続けた。チームから離され、個別にトレーニングをしなければならなかった。彼の態度は僕のフットボールキャリアを変えた。あれを説明することはできない」

「デ・ブールがどんな人物なのかを知ることができたと思う。なぜ彼がインテルのようなクラブに行けたのか理解できない。全てにおいて、彼の態度はネラッズーリにふさわしくないと誰もが気づいた。彼が僕にしたことを考えると、彼にいい感情を抱くことはできないし、二度と持つことはないだろう」

エルキンを冷遇したデ・ブール監督は就任以降の公式戦14試合で5勝2分け7敗と低調な戦いに終始。わずか84日でインテルから解任されている。

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