今季名古屋に加入のMF小野雅史が右足負傷…大腿二頭筋肉離れと診断

2024.03.12 15:04 Tue
名古屋グランパスの小野雅史が負傷
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名古屋グランパスの小野雅史が負傷
名古屋グランパスは12日、MF小野雅史の負傷を報告した。

小野は3月5日のトレーニング中に負傷。MRI検査の結果、右大腿二頭筋肉離れと診断されている。
大宮アルディージャで下部組織からトップチーム入りの小野は今シーズン、モンテディオ山形から名古屋へ完全移籍。2月23日の明治安田J1リーグ開幕節・鹿島アントラーズ戦で65分から出場したが、続く3月2日の町田ゼルビア戦、9日のアルビレックス新潟戦はメンバー外だった。

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名古屋が小野雅史&和泉竜司の診断結果を発表…前者は左前十字じん帯断裂

名古屋グランパスは7日、MF小野雅史とMF和泉竜司の負傷を報告した。 5月26日に行われた明治安田J1リーグ第16節の京都サンガF.C.戦に先発した小野だが、28分に交代。全治こそ未公表だが、MRI検査で左前十字じん帯断裂と診断されたという。 和泉は2日に行われたJ1リーグ第17節の川崎フロンターレ戦に先発したが、23分に負傷交代。こちらも全治未公表で、MRI検査にて左ハムストリング肉離れとの診断が下った。 モンテディオ山形から今季加入の小野はここまでJ1リーグ5試合に出場。2023年に鹿島アントラーズから復帰の和泉はここまで全試合の17試合に出場して1得点だった。 2024.06.07 17:45 Fri
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京都の未勝利街道続く 名古屋から先制も同点被弾でドロー決着【明治安田J1第16節】

26日、明治安田J1リーグ第16節の名古屋グランパスvs京都サンガF.C.が豊田スタジアムで行われ、1-1のドロー決着となった。 公式戦3連勝中の名古屋(5位)と、J1リーグ5連敗で最下位に沈む京都(20位)。5試合16失点の京都としては、今回アウェイで上位との対決だが、「勝ち点3」で弾みを作りたい。 名古屋は16分、古巣対戦のパトリックが左からのクロスに右足で合わせ、GKと逆シグナルのシュートが枠を突く。しかし、ゴールマウスのカバーへ走ったDFにクリアされる。 25分過ぎにはアクシデント。小野雅史が左ヒザ付近を痛めたようで、担架に乗せられてピッチ外へ。28分に中山克広との交代を余儀なくされる。 先制は京都。36分、右サイドからのスローインを191cm原大智がポストプレーで落とすと、こぼれ球を拾った平戸太貴の浮き玉に豊川雄太が走り、右足ボレーでGKランゲラックとの一対一を制した。 堅守速攻の名古屋に対して根気強く“穴”を探し、比較的よい時間帯で1点を奪った京都。43分にはFKを獲得、名古屋パトリックのクリアがポスト直撃という惜しいシーンを作る。 名古屋は45+4分に決定機。森島司のロングスルーパスに抜け出した永井謙佑が、ボックス右でワントラップから右足を振る。やや角度が足りなかったか、GKク・ソンユンに阻まれた。 51分、京都はセットプレー崩れから佐藤響がボックス手前で右足ミドルも、GKランゲラックが反応できなかった一撃はクロスバー直撃。惜しくも追加点ならず。 今度は名古屋。55分、途中出場した中山の右からのクロスに永井がヘディングで合わせるが、GKク・ソンユンのファインセーブに阻まれる。 57分、名古屋はパトリック&永井を下げ、キャスパー・ユンカー&山岸祐也をピッチへ。早い時間でまず追いつきたい。 76分にようやく同点に。右から崩し、ボックス右角でボールをキープするユンカー。DF2枚を背負い、形成は不利だったが、巧みな身のこなしでバックパスを送り、受けた椎橋慧也がワントラップから右足ボレーを放つ。 枠を突きつつ、威力には乏しかったが、これが京都の宮本優太に当たってコースが変わり、GKク・ソンユンの動きと逆方向へ。ク・ソンユンは咄嗟の判断で見送ったが、これがネットへと吸い込まれた。 椎橋の加入後初ゴールで勢いに乗った名古屋。一気呵成に京都を押し込んでいくが、勝ち点3を求めて大挙して来たサポーターに後押しされる京都も意地。名古屋の攻撃を“決定機未遂”で凌いでいき、陣地回復へ前を向く。 どちらも2点目は奪えず、1-1のドロー決着。京都は連敗こそ5でストップも、未勝利街道が続くことになった。 名古屋グランパス 1-1 京都サンガF.C. 【名古屋】 椎橋慧也(後31) 【京都】 豊川雄太(前36) 2024.05.26 17:04 Sun

数的優位の名古屋が効果的なゴールで鳥栖を下し連勝!アウェイ勝利は5年ぶり、鳥栖は前半で退場者出し3連敗逃す【明治安田J1第15節】

18日、明治安田J1リーグ第15節のサガン鳥栖vs名古屋グランパスが駅前不動産スタジアムで行われ、0-2で名古屋が勝利した。 川井健太監督就任後、初の連勝を収めている鳥栖。3連勝を目指すホームゲームに向けては、中2日でありながら川崎フロンターレ戦と同じ11名をスターティングメンバーに並べた。 対する名古屋はFC東京を撃破。直近の試合から5名を変更。河面旺成、椎橋慧也、小野雅史、キャスパー・ユンカー、永井謙佑が外れ、ハ・チャンレ、米本拓司、和泉竜司、パトリック、倍井謙が入った。 立ち上がり鳥栖がボールを握っていく一方で、名古屋が前線からハイプレス。過密日程の連戦ながら、勢いを持って前線からボールを奪いにいく。 すると6分、裏に抜け出したパトリックへボールが出ると、ボックス左に持ち込み、粘りを見せて中央へ折り返す。これを後方から走り込んだ稲垣祥がダイレクトで蹴り込み、名古屋が早々に先制する。 幸先良く先制した名古屋。今季は先制した5試合で全勝と良いデータもある。一方で、鳥栖は落ち着いてボールを握りながら、自分たちのペースに持ち込もうとしていく。 すると15分、左サイドでボールを持った横山歩夢がドリブルでカットイン。稲垣を翻弄するステップで何度も切り返してかわしてボックス内からシュート。しかし、これは枠を越えていってしまう。 名古屋のアグレッシブさは変わらず、鳥栖ゴールに迫っていくことに。すると36分、鳥栖はすでに1枚イエローカードをもらっていた原田亘が米本拓司に両足タックルのような形となり2枚目のイエローカードで退場。スパイクの裏が接触したりはしていないが退場となり、数的不利にもなってしまう。 鳥栖はマルセロ・ヒアンをターゲットに、なんとか攻め込もうとするが、名古屋はしっかりと抑えていく形に。前半アディショナルタイム6分にはCKの流れから稲垣が溢れ球をダイレクトで狙うが、ブロックされてしまう。 名古屋が1点リードで迎えた後半、 先に手を打ったのは名古屋。和泉を下げて中山克広を投入する。すると50分、左サイドでパスを受けた倍井がカットインから米本にパス。米本はニアゾーンにスルーパスを出すと、走り込んだ稲垣がギリギリで戻すと、最後は倍井が蹴り込み、名古屋が追加点を奪う。 前半に続いて後半も立ち上がりにゴールを奪った名古屋。数的優位ということもあり押し込み続けていく。 鳥栖は上夷克典、河田篤秀と続けて投入して流れを取り戻しに行き、名古屋ゴールに迫ることに。77分にはボックス手前右から河田が左足でクロス。ファーサイドに飛び込んだ上夷がダイレクトでシュートを放つが、GKランゲラックがセーブして得点を許さない。 名古屋はハイプレスを継続し、鳥栖に上手くボールをビルドアップさせない。86分にはハーフウェイライン付近でユンカーが粘ると、パスを受けた中山がドリブルで独走。そのままボックス内に持ち込みGKとの一対一でシュートを放ったが、わずかに左に外れていく。 アディショナルタイムに入っても名古屋がカウンターからゴールに迫ることに。95分にはユンカーが見事な仕掛けを見せてボックス内に侵入しシュートも、GK朴一圭がセーブしこれ以上の得点は許さない。 結局そのまま試合は終わり、0-2で名古屋が勝利し連勝。2019シーズン以来のアウェイでの鳥栖戦勝利。一方の鳥栖は3連勝とはいかなかった。 サガン鳥栖 0-2 名古屋グランパス 【名古屋】 稲垣祥(前5) 倍井謙(後5) <span class="paragraph-title">【動画】パトリックの粘りから稲垣祥が飛び込んで蹴り込み名古屋先制!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://t.co/aLxvTmOujJ">https://t.co/aLxvTmOujJ</a> <a href="https://t.co/95myqL7jJq">pic.twitter.com/95myqL7jJq</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1791774835648999921?ref_src=twsrc%5Etfw">May 18, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.18 21:07 Sat

G大阪が岸本武流の移籍後初ゴールで今季3度目の連勝! 名古屋との固い試合を制す【明治安田J1第13節】

明治安田J1リーグ第13節の1試合が11日に豊田スタジアムで行われ、アウェイのガンバ大阪が名古屋グランパスを1-0で下した。 サンフレッチェ広島に今季初の土をつけた7位名古屋と、大阪ダービーを5年ぶりに制した8位G大阪の一戦。ホーム連戦の名古屋が前節の先発から新たに中山克広、和泉竜司、永井謙佑を起用した一方で、今季移籍の中谷進之介にとって古巣凱旋となるG大阪は岸本武流がスタートから出場した。 序盤から宇佐美貴史がアクセントになり、繋いで崩そうとするG大阪に対して、名古屋は低い位置を5バックで守り、古巣戦のパトリックをターゲットにした攻めにセットプレーも絡め、こじ開けにかかる。 そのなかで、27分に敵陣右サイド深くで相手のスローインから宇佐美がボールをかっさらい、G大阪が先にチャンス。ボックス右に仕掛け、右足フィニッシュに持っていったが、GKランゲラックが立ちはだかる。 相手にボールを持たれても自陣でブロックを築き、奪い切れれば一気に陣地回復の名古屋も攻め返す時間帯を作り出すが、永井のスピードを生かせるようなシーンもなく、攻撃が停滞。固い展開のまま折り返す。 後半も戦況が大きく変わることなく進むなか、56分にG大阪が左サイドでの組み立てを大きな展開で逆サイドからの仕掛けに繋げ、岸本がクロス。これにゴール前に飛び込んでいった半田陸だが、合わせ切れず。 だが、G大阪は67分、バイタルエリア中央の宇佐美が左足を振っていくと、ボックス中央のスペースにいた坂本一彩にうまく通り、右足フィニッシュ。GKランゲラックが弾くが、ボックス右でフリーの岸本が右足で押し込んだ。 失点直後から切り札のキャスパー・ユンカーや、内田宅哉、ケガ明けの小野雅史を立て続けに送り込み、反撃に。77分に森島司がバイタルエリア右からボックス右に仕掛け、フィニッシュに持ち込み、積極性を打ち出す。 さらに、その流れからの右CKを二次攻撃に繋げ、ボックス中央の永井に大きなチャンスが巡った名古屋は引き続き攻勢に出るが、G大阪も交代カードを駆使してもうひと刺しを狙いつつ、最後のところで跳ね返し続ける。 84分に最後の交代で倍井謙も送り込んだ名古屋に対して、先制してから守備に走らされたG大阪だが、古巣戦の中谷を中心に凌ぎ、岸本の移籍後初ゴールで今季3度目の連勝。攻撃停滞の名古屋は連勝を逃した。 名古屋グランパス 0-1 ガンバ大阪 【G大阪】 岸本武流(後22) <span class="paragraph-title">【動画】岸本武流のG大阪初ゴールが決勝弾に!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>新加入の一撃がチームに先制点をもたらす!<br>\<br><br>坂本 一彩がゴール前で打ったシュートの<br>こぼれに反応した岸本 武流が決め<br>G大阪での移籍後初ゴールを記録!<br><br>明治安田J1リーグ第13節<br>名古屋×G大阪<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8BG%E5%A4%A7%E9%98%AA?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#名古屋G大阪</a> <a href="https://t.co/BC6BN4wRC2">pic.twitter.com/BC6BN4wRC2</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1789213137016635612?ref_src=twsrc%5Etfw">May 11, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.11 18:04 Sat

大幅に顔ぶれ変わる最終ライン、そして大卒“帰還”コンビに注目【J1開幕直前ガイド|名古屋グランパス】

2024シーズンの明治安田J1リーグが23日からいよいよ開幕する。今季からは20チーム制となり、降格も3つに増枠しての争いに。ここでは新シーズンの幕開けに先駆け、J1リーグ全チームをピックアップし、名古屋グランパスを紹介していく。 【直近3シーズンの成績】 2023シーズン:6位(14勝10分け10敗) 2022シーズン:8位(11勝13分け10敗) 2021シーズン:5位(19勝9分け10敗) 【昨季チーム得点王】 キャスパー・ユンカー 16ゴール 【今季ノルマ】 上位 【編集部イチオシ】 DFハ・チャンレ 昨季Kリーグ1:25試合出場/2ゴール <span class="paragraph-subtitle">◆尻すぼみ感拭えなかった昨季</span> 昨季はマテウス・カストロの退団を境に勢いが減速。夏場まで優勝争いに踏みとどまるも、攻撃の“核”マテウスを失うと次第に後退し、終わってみれば6位フィニッシュ…後釜として獲得の森島司は堅守速攻に馴染みきれず、後半戦は長谷川健太監督体制にとって最大の強みであるはずの強固な守備も脆さが垣間見えた。 <span class="paragraph-subtitle">◆大幅に顔ぶれが変わる最終ライン</span> シーズン後には主力センターバックの中谷進之介がガンバ大阪、藤井陽也がベルギー1部・コルトレイク、丸山祐市が川崎フロンターレへ移籍…3人の後釜としては、韓国Kリーグ1の浦項スティーラーズからハ・チャンレ、アビスパ福岡から三國ケネディエブス、そしてヴァンフォーレ甲府から名古屋U-18出身の井上詩音を獲得した。 <span class="paragraph-subtitle">◆各ポジションに即戦力補強</span> 中谷に代わる最終ラインのリーダーは、ACLに出場中の浦項でゲーム主将を務める試合もあった188cmハ・チャンレか。森下龍矢が抜けた左ウイングバックは新加入の小野雅史と山中亮輔によるポジション争い。他にもストライカーの山岸祐也にパトリック、セントラルハーフの椎橋慧也、サイドアタッカーの中山克広…とても良い補強ができたと言って良いだろう。 <span class="paragraph-subtitle">◆大卒ルーキーの“帰還”コンビにも期待</span> また、ともに名古屋U-18から大学サッカー経由で“帰還”した倍井謙と榊原杏太、2人の這い上がりにも期待したい。倍井は貪欲なゴールへの意識を持つドリブラー、榊原は小柄ながらも多彩な左利きアタッカーだ。同い年の2人は名古屋U-18時代に切磋琢磨し、どちらも特別指定選手として昨季プロデビュー済み。チームが今季に向けて[3-1-4-2]を準備するなか、開幕からいきなり定位置を掴むことは難しいかもしれないが、タイトルを獲得するならシーズン途中の若手による“突き上げ”がこの上なく重要となる。 <span class="paragraph-subtitle">◆2024年冬移籍情報</span> 【IN】 GKピサノアレクサンドレ幸冬堀尾(18)←名古屋グランパスU-18/昇格 DFハ・チャンレ(29)←浦項スティーラース(韓国)/完全移籍 DF井上詩音(23)←ヴァンフォーレ甲府/完全移籍 DF三國ケネディエブス(23)←アビスパ福岡/完全移籍 MF成瀬竣平(22)←水戸ホーリーホック/期限付き移籍より復帰 MF内田宅哉(25)←FC東京/完全移籍移行 MF小野雅史(27)←モンテディオ山形/完全移籍 MF山中亮輔(30)←セレッソ大阪/完全移籍 MF椎橋慧也(26)←柏レイソル/完全移籍 MF中山克広(27)←清水エスパルス/完全移籍 MF倍井謙(22)←関西学院大学/新加入 MF鈴木陽人(18)←名古屋グランパスU-18/昇格 FWキャスパー・ユンカー(29)←浦和レッズ/完全移籍移行 FWパトリック(36)←京都サンガF.C./完全移籍 FW山岸祐也(30)←アビスパ福岡/完全移籍 FW榊原杏太(22)←立正大学/新加入 【OUT】 GK東ジョン(21)→FC琉球/育成型期限付き移籍 DF中谷進之介(27)→ガンバ大阪/完全移籍 DF藤井陽也(23)→コルトレイク(ベルギー)/期限付き移籍 DF丸山祐市(34)→川崎フロンターレ/完全移籍 DF森下龍矢(26)→レギア・ワルシャワ(ポーランド)/期限付き移籍 MF山田陸(25)→V・ファーレン長崎/完全移籍 MF石田凌太郎(22)→栃木SC/育成型期限付き移籍 MF甲田英將(20)→水戸ホーリーホック/育成型期限付き移籍 MF豊田晃大(20)→いわてグルージャ盛岡/期限付き移籍 FW中島大嘉(21)→北海道コンサドーレ札幌/期限付き移籍終了 FW前田直輝(29)→浦和レッズ/完全移籍 FW貴田遼河(18)→アルヘンティノス・ジュニアーズ(アルゼンチン)/期限付き移籍 2024.02.08 18:30 Thu

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コルトレイクが名古屋DF藤井陽也を完全移籍で獲得、レンタル契約のOPを行使し2028年まで契約「強い覚悟を持って」

コルトレイクは13日、日本代表DF藤井陽也(23)が名古屋グランパスから完全移籍で加入することを発表した。レンタル移籍時にオプションを盛り込んでおり、完全移籍に切り替え。2028年夏までの契約となる。 藤井は名古屋の下部組織出身で、2024年1月にコルトレイクにレンタル移籍。ジュピラー・プロ・リーグで5試合、プレーオフに7試合出場した。 ケガでシーズン最終盤の5試合をプレーオフの1試合を欠場したが、チームの守備をしっかりと立て直す活躍を見せていた。 藤井は名古屋を通じてコメントしている。 「ベルギーのKVコルトレイクに完全移籍することになりました。はじめに、グランパス関係者の皆さま、グランパスファミリーの皆さま、期限付き移籍の半年間の間もメッセージや手紙などでたくさんの応援の言葉を届けていただき、ありがとうございました。一人一人の言葉が自分の励みになり、頑張ることができました。それと同時に、自分は本当にたくさんの人に応援してもらえているのだなと実感し、とても嬉しかったです」 「僕はプロとして5年間名古屋グランパスに所属していたのにも関わらず、チームのタイトル獲得に貢献できなかったことが本当に悔しく、情けなく思います。しかし、名古屋グランパスという素晴らしいクラブでプレーしてきたということは自分の中で大きな財産になりましたし、絶対に忘れることはないです」 「正直、大好きなグランパスを離れるのはとても寂しいですが、強い覚悟を持って世界の舞台で活躍できるように精一杯頑張ってきます」 「最後になりますが、名古屋グランパスを通して出会うことのできたすべての皆さまに本当に感謝を伝えたいです。ありがとうございました」 2024.06.13 18:18 Thu

U-23代表FW内野航太郎擁する筑波大がJ1首位町田に勝利! 2回戦全32試合結果一覧【天皇杯】

12日、第104回天皇杯の2回戦32試合が全国各地で行われた。 天皇杯はこの2回戦からJ1勢も登場。したがって、都道府県大会を勝ち抜き、1回戦も突破した社会人チーム、大学生チームによる“ジャイキリ”が発生しやすいのが、この2回戦。 昨年大躍進の高知ユナイテッドSC(JFL)がサガン鳥栖に敗れた一方、新潟県代表の北信越フットボールリーグ1部・JAPAN.S.C.(JAPANサッカーカレッジ)が名古屋グランパスを撃破し、“ジャイキリ”を完成させた。 また、J1首位のFC町田ゼルビアが、筑波大学に敗れていきなり敗退。1-0で迎えた最終盤、筑波大のU-23日本代表FW内野航太郎に90+1分弾を浴びて追いつかれ、最後はPK戦の末に散った。 その他、下位カテゴリーと対戦したJ1勢、J2勢は概ね勝利で3回戦へ。一方で、都道府県代表として参戦するJ3チームからは、テゲバジャーロ宮崎がジュビロ磐田に勝利している。 2回戦の結果一覧、3回戦の対戦カード一覧は以下の通り。 <span class="paragraph-subtitle">◆2回戦結果</span> 《18:30》 【28】 FC町田ゼルビア(J1) 1-1(PK2-4) 筑波大学(茨城県) 【37】 名古屋グランパス(J1) 0-1 JAPANサッカーカレッジ(新潟県) 【49】 サンフレッチェ広島(J1) 11-2 FCバレイン下関(山口県) 【52】 東京ヴェルディ(J1) 5-0 AC長野パルセイロ(長野県) 《19:00》 【25】 ヴィッセル神戸(J1) 2-0 カターレ富山(富山県) 【26】 徳島ヴォルティス(J2) 1-0 ベガルタ仙台(J2) 【27】 柏レイソル(J1) 2-0 いわてグルージャ盛岡(岩手県) 【29】 セレッソ大阪(J1) 3-1 ジェイリースFC(大分県) 【30】 ヴァンフォーレ甲府(J2) 2-0 Honda FC(アマチュアシード) 【31】 アルビレックス新潟(J1) 4-4(PK3-1) ギラヴァンツ北九州(福岡県) 【32】 V・ファーレン長崎(J2) 3-2 カマタマーレ讃岐(香川県) 【33】 鹿島アントラーズ(J1) 2-1 奈良クラブ(奈良県) 【34】 藤枝MYFC(J2) 2-0 栃木SC(J2) 【35】 サガン鳥栖(J1) 2-1 高知ユナイテッドSC(高知県) 【36】 横浜FC(J2) 2-1 ヴァンラーレ八戸(青森県) 【38】 ザスパ群馬(J2) 1-1(PK2-3) レノファ山口FC(J2) 【39】 京都サンガF.C.(J1) 2-0 大宮アルディージャ(埼玉県) 【40】 清水エスパルス(J2) 9-0 三菱重工長崎SC(長崎県) 【41】 横浜F・マリノス(J1) 2-2(PK5-4) FC岐阜(岐阜県) 【42】 ロアッソ熊本(J2) 1-2 水戸ホーリーホック(J2) 【43】 ガンバ大阪(J1) 3-0 福島ユナイテッドFC(福島県) 【44】 ジュビロ磐田(J1) 1-2 テゲバジャーロ宮崎(宮崎県) 【45】 川崎フロンターレ(J1) 2-0 ソニー仙台FC(宮城県) 【46】 大分トリニータ(J2) 1-0 鹿児島ユナイテッドFC(J2) 【47】 FC東京(J1) 3-0 ヴィアティン三重(三重県) 【48】 ジェフユナイテッド千葉(J2) 2-1 中京大学(愛知県) 【50】 ブラウブリッツ秋田(J2) 0-2 いわきFC(J2) 【51】 湘南ベルマーレ(J2) 3-1 甲南大学(兵庫県) 【53】 アビスパ福岡(J1) 8-0 福山シティFC(広島県) 【54】 ファジアーノ岡山(J2) 1-7 愛媛FC(J2) 【55】 北海道コンサドーレ札幌(J1) 3-1 栃木シティ(栃木県) 【56】 モンテディオ山形(J2) 3-2 SC相模原(神奈川県) <span class="paragraph-subtitle">◆3回戦</span> ▽7月10日(水) 【57】 ヴィッセル神戸 vs 徳島ヴォルティス 【58】 柏レイソル vs 筑波大学 【59】 セレッソ大阪 vs ヴァンフォーレ甲府 【60】 アルビレックス新潟 vs V・ファーレン長崎 【61】 鹿島アントラーズ vs 藤枝MYFC 【62】 サガン鳥栖 vs 横浜FC 【63】 JAPANサッカーカレッジ vs レノファ山口FC 【64】 京都サンガF.C. Vs 清水エスパルス 【65】 横浜F・マリノス vs 水戸ホーリーホック 【66】 ガンバ大阪 vs テゲバジャーロ宮崎 【67】 川崎フロンターレ vs 大分トリニータ 【68】 FC東京 vs ジェフユナイテッド千葉 【69】 サンフレッチェ広島 vs いわきFC 【70】 湘南ベルマーレ vs 東京ヴェルディ 【71】 アビスパ福岡 vs 愛媛FC 【72】 北海道コンサドーレ札幌 vs モンテディオ山形 2024.06.12 22:05 Wed

名古屋FWキャスパー・ユンカーが柏戦で右ハムストリング肉離れ…全治未公表

名古屋グランパスは11日、FWキャスパー・ユンカーのMRI検査による診断結果として、右ハムストリング肉離れを発表した。 ユンカーは9日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ・プレーオフラウンド第2戦の柏レイソル戦に先発したが、残り10分を過ぎたあたりで右太ももの裏を気にして座り込み、84分にピッチを後にした。 3月中旬に右ヒザ内側半月板損傷のケガをし、5月上旬のサンフレッチェ広島戦で復帰したユンカー。ここまで公式戦11試合に出場するなか、同月中旬のFC東京戦ではハットトリックを記録していた。 なお、全治未公表だが、しばらく離脱となりそうだ。 2024.06.11 17:35 Tue

プライムラウンド進出8チームが決定! 抽選会は7月2日、準々決勝第1戦は9月4日開催【YBCルヴァンカップ 】

9日、YBCルヴァンカップ プレーオフ(PO)ラウンド第2戦が行われ、プライムラウンド進出の8チームが出揃った。 明治安田J1リーグでも首位に立つFC町田ゼルビアは、POラウンドでセレッソ大阪と対戦し、2戦合計5-3で初のプライムラウンド進出を決めた。 サンフレッチェ広島はFC東京相手に2連勝を飾り、2戦合計5-2での突破を決めて2年ぶりに8強入りした。同じくJ1勢との対戦となった名古屋グランパスは柏レイソルを2戦合計2-1で下し、6年連続のプライムラウンド進出となった。 今季のJ1リーグで最下位に低迷する北海道コンサドーレ札幌は、J3リーグに属するカターレ富山を2戦合計3-2で撃破。J1の意地を見せて2年連続の突破。アルビレックス新潟はJ2リーグで自動昇格圏内の2位に位置するV・ファーレン長崎相手に苦戦を強いられながらも、2戦合計3-2で9年ぶりの勝ち上がりを決めている。 プライムラウンドはプレーオフラウンドを勝ち抜いた5チームに加え、AFCチャンピオンズリーグ2023-24のノックアウトステージに出場していた川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、ヴァンフォーレ甲府の3チームが加わる。 そして、この8チームはホーム&アウェイ方式のトーナメントを戦う。 プライムラウンドの組み合わせは、7月2日(火)に開催予定の抽選会にて決定され、準々決勝は第1戦が9月4日(水)、第2戦が9月8日(日)に開催予定。準決勝は第1戦が10月9日(水)、第2戦が10月13日(日)に行われる。なお、中立地開催の決勝の日程は現時点で未定となっている。 2024.06.09 23:00 Sun

中山克広の加入後初ゴール守り抜いた名古屋がベスト8進出! GK佐々木がPKストップも柏は敗退…【YBCルヴァンカップ】

YBCルヴァンカップ プレーオフ(PO)ラウンド第2戦の名古屋グランパスvs柏レイソルが9日に豊田スタジアムで行われ、ホームの名古屋が1-0で勝利。2戦合計2-1とした名古屋のプライムラウンド進出が決まった。 5日に柏ホームで行われた第1戦はアウェイチームが前半序盤に先制も、後半半ばに追いついたホームチームが1-1のドローに持ち込んだ。 敵地で最低限のドローという結果を得た名古屋はホームで突破を目指す一戦で先発5人を変更。守護神ランゲラックに森島司、キャスパー・ユンカーら主力がスタメンに戻った。 一方、敵地での突破を狙う柏はこちらも先発5人を変更。古賀太陽、白井永地、マテウス・サヴィオら主力がスタメンに名を連ねた。 共に慎重な入りを見せた中、両チームは相手のブロックの前でボールを動かしながら要所でスピードがある前線の選手のランニングを使いながら背後を意識した仕掛けからチャンスを窺う。 前半半ばを過ぎてもクローズな状況が続くが、前回対戦同様に名古屋が先にゴールをこじ開ける。33分、相手陣内左サイドで展開を受けた山中亮輔が対面のDFを抜き切らずに正確な左足のクロスを供給。飛び出したGK佐々木雅士が何とかパンチングでボールの軌道を変えたが、ファーでフリーの中山克広が胸付近でのワントラップから右足シュートを左下隅へ流し込んだ。 チームファーストシュートとなった中山の加入後初ゴールで先手を奪った名古屋は、ここから柏の攻勢を受ける形となったが、サヴィオらのボックス付近での再三のシュートを守備陣がしっかりと身体を張ってブロック。1点リードで試合を折り返した。 内容は悪くないものの、名古屋の堅守攻略へ一工夫が必要な柏は小屋松知哉に代えて大型FWの木下康介をハーフタイム明けに投入。その木下は開始早々にボックス内でシュートチャンスを迎えるが、ここは相手の寄せもあって枠に飛ばし切れない。 後半も同じメンバー、アプローチで臨んだ名古屋は引き続きディフェンスラインと駆け引きする永井謙佑や両ウイングバックを起点に攻撃を仕掛ける。57分にはボックス左に抜け出したユンカーがニア上を狙った強烈な左足シュートを放つが、ここはGK佐々木の好守に阻まれる。 後半半ばを過ぎて徐々に試合がオープンになり始めると、両ベンチが動く。ゴールをこじ開けたい柏は白井、戸嶋祥郎を下げて島村拓弥、熊澤和希を同時投入。さらに、山田雄士に代えて鵜木郁哉を投入。 これに対して名古屋は永井が右ヒザを痛めてプレー続行が不可能となると、山岸祐也の投入と共に山中を下げて久保藤次郎を投入。この交代直後にはボックス内で山岸にいきなり決定機が訪れるなど流れを引き寄せると、73分にはボックス内に勢いを持って入った稲垣祥がDF古賀のファウルを誘ってPKを獲得。 だが、決定的な2点目となるこのPKはキッカーのユンカーの右を狙ったシュートをGK佐々木に見事な反応で阻まれ、痛恨の決定機逸に。さらに、数分後には右ハムストリングを痛めたユンカーがプレー続行不可能となり、倍井謙のスクランブル投入も余儀なくされる。 佐々木の2度の好守によって望みを繋いだ柏はDF川口尚紀に代えてFW武藤雄樹を最後のカードとして切る。後ろを1枚削って右肩上がりの攻撃的な布陣で同点ゴールを狙う。後半アディショナルタイムにはパワープレーの形からゴール前にフリーで飛び込んだ立田悠悟にビッグチャンスが舞い込むが、右足で合わせた至近距離からのシュートはGKランゲラックのビッグセーブに阻まれて万事休す。 この結果、ストライカー2人の負傷にPK失敗と苦しみながらも虎の子の1点を守り切った名古屋が2戦合計2-1でベスト8進出を決めた。 名古屋グランパス 1-0(AGG:2-1) 柏レイソル 【名古屋】 中山克広(前33) 2024.06.09 18:06 Sun

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「ここで勝ち点3を取ることでもっと上の景色が見れる」…東京Vの見木友哉、前回対戦で2点決めた広島との再戦に臨む

東京ヴェルディのMF見木友哉が、前回対戦で2ゴールを奪いながらも敗れたサンフレッチェ広島との再戦に臨む。 ヴィッセル神戸、北海道コンサドーレ札幌相手に今シーズン2度目の連勝を達成し、11位に浮上した東京V。さらに、12日に行われた天皇杯2回戦ではAC長野パルセイロを相手に5-0の完勝を収め、公式戦3連勝とした。 そして、トップハーフ浮上も見えてきた上り調子の昇格チームは、15日にエディオンピースウイング広島で行われる明治安田J1第18節で5位の広島相手に今季初のリーグ3連勝を狙う。 5月22日に味の素スタジアムで行われたJリーグYBCルヴァンカップの前回対戦ではチームが2-3の敗戦を喫したものの、後半からの出場で2ゴールを挙げる活躍を見せた見木。 その広島に対しては前半からプレーした選手や、スタンドから見守った多くの選手がプレー強度の高さ、クオリティの高さを口にしていた。しかし、見木自身は前半の入りの強度の高さは認めながらも、個人としてそこまで悪いイメージはないようだ。 「スカウティングでは前半の立ち上がりだったりの強度は高いというふうに言われています。ただルヴァンの時に自分は後半から出たので、その時はそこまでプレッシャーを感じなかったです。もちろん前半のピッチにいた選手にしかわからないところもあるとは思いますし、その前半の立ち上がりが特に強度が高いというのはその通りだと思うので、そうなった時に外していくプレーも必要だと思いますし、1個外せば、相手も結構人に来るので、チャンスになると思います」 「もちろん、ロングボールでリスク回避だったり、相手陣地で進めるということも必要だと思います。ただ、そこで全部ロングボールというのはきついところもあると思うので、両方いい感じで使い分けられればいいのかなと思います」 [3-4-2-1]へのシステム変更を機に公式戦3戦無敗を継続する東京V。初戦の神戸戦を除き、札幌戦、長野戦はミラーゲームを制して5ゴールを挙げているが、個々のタレントの質、システムの練度という部分でも格上と言える相手との対戦は、チームにとって試金石の一戦となる。 見木は「ヴィッセル以外は相手が5枚のチームばかりでミラーになる中、そこをどうズラしていくかというのは大事になってくると思うので、そこはシャドーだったり、ウイングバックであったり、ボランチだったりが、うまくポジショニングを変えていくことだったり、流動性を出すことだったり、ちょっとズラしていくことが必要になってくる」と、この一戦のポイントに言及。 その上で「それを広島相手にどれだけできるかというのは、チームにとっても本当に大事で、勝てば広島より上に行けるという意味でも大事だと思うので、ここで勝ち点3を取ることでもっと上の景色が見れるのかなと思います」と、難敵を撃破しての上位浮上への思いを語った。 2024.06.14 20:15 Fri

今季初リーグ3連勝狙う東京Vの齋藤功佑…難敵・広島戦へ「いかに組織として連動しながらプレーできるか」

東京ヴェルディのMF齋藤功佑が、今シーズン初のリーグ3連勝を狙うサンフレッチェ広島戦への意気込みを語った。 ヴィッセル神戸、北海道コンサドーレ札幌相手に今シーズン2度目の連勝を達成し、11位に浮上した東京V。さらに、12日に行われた天皇杯2回戦ではAC長野パルセイロを相手に5-0の完勝を収め、公式戦3連勝とした。 [3-4-2-1]へのシステム変更を機にトップハーフ浮上も見えてきた上り調子の昇格チームは、15日にエディオンピースウイング広島で行われる明治安田J1第18節で5位に位置する広島と対戦する。 今シーズンここまでは試合途中に流れを変える“ゲームチェンジャー”の役割を担いつつ、前節の札幌戦ではボランチの一角でスタメン出場し、今季最多5ゴールを挙げての勝利に貢献した中盤のオーガナイザー。 開幕前からのファンダメンタルの積み上げに加え、布陣変更という新たなチャレンジによる変化を経験しながらの現状について齋藤は「リーグ戦2連勝してる中での天皇杯での勝利。3バックに変えてからずっと勝っているという意味で自信はついてると思いますし、しっかりと勝ちながら課題と向き合えているという意味では、すごくいい状態にある」と、ポジティブに捉える。 [4-4-2]では両サイドハーフでのプレーが多かったが、この新布陣で2ボランチの一角が主戦場となっている背番号8は、「毎試合、選手同士でコミュニケーションを取りながら課題と向き合っているので、そのシステムのメリットとデメリット、優位性の使い方だったりというのを、お互い話しながら高められている」とトライ&エラーを繰り返しながらチームとしてフィットし始めていると感じている。 個人の部分では「ビルドアップの起点」、「守備時の強度の出しどころ」を意識したプレーがより増えているという。 「攻撃の時はビルドアップを助ける役割が大きくなるので、そこでうまく前進できるように、やっていきたいと思っています。守備のところでは、ポジションを守るというよりかは、ポジションから積極的に動いて、相手の最終ラインにプレッシャーをかける時もあれば、相手が最終ラインを抜けた時についていったりとか、結構縦横無尽に動くことになるので、強度の出しどころという部分で整理はちょっとずつできてきているので、その出す時に出せるかというのが大事かなと思います」 5月22日に行われ、2-3のスコアで敗れたJリーグYBCルヴァンカップでの前回対戦でフル出場し、ほぼベストメンバーの広島を体感している齋藤は、約1カ月ぶりのリベンジマッチに向けて改めて相手の印象に言及。最大のストロングであるプレー強度の高さに加え、「全員の能力が高い」と評価する相手に対して、一対一の勝負、攻守両面での組織的なプレーと、チームとしての総合力が試される一戦になるとみている。 「強度が高い中でも、それぞれがしっかりしとした技術と判断ができる選手が多い。あとは守備のところでは、後ろの3枚が個で守れたりするので、強度の部分がストロングなので、そこで負けないようにすることが大事」 「全員やっぱり能力が高い。ただ、攻撃では個で何とかするという選手は、そこまで感じなかったです。それぞれが巧いし、その場の判断だったり、駆け引きとかが巧かったりするので、誰というよりかは組織として攻撃してくる中で、ウチも組織として守れるかが大事になる」 「守備の時はマンツーマンぽくなりますし、攻撃の時もマンツーマンぽくなるので、いかに組織として連動しながらプレーできるかが大事かなというふうに思います」 さらに、その前回対戦では前半の15分経たずにFW大橋祐紀に2ゴールを決められるなど圧倒された前半の入りが敗因となっただけに、「ゲームの入り方は非常に重要になる。相手陣地でプレーできるかというのが、すごく大事だと思います」と、普段の試合以上に立ち上がりの攻防を重要視。 また、相手の堅守攻略に向けては、「(木村)勇大に選択肢を与えることが、よりチームとして攻撃しやすくなる方法。そこは周りの選手がどんなサポートをするかというのが大事になる」と、得点ランキング4位タイの8ゴールを挙げるFW木村勇大の活かし方がポイントのひとつになると語った。 2024.06.14 20:00 Fri

Eピースでの古巣戦に臨む東京Vの城福監督「臆せずチャレンジングな試合をしたい」…「特別」と語る広島への思いにも触れる

東京ヴェルディの城福浩監督が、2021年以来となる広島の地での古巣対戦への思いを語った。 ヴィッセル神戸、北海道コンサドーレ札幌相手に今シーズン2度目の連勝を達成し、11位に浮上した東京V。さらに、12日に行われた天皇杯2回戦ではAC長野パルセイロを相手に5-0の完勝を収め、公式戦3連勝とした。 [3-4-2-1]へのシステム変更を機にトップハーフ浮上も見えてきた上り調子の昇格チームは、15日にエディオンピースウイング広島で行われる明治安田J1第18節で5位のサンフレッチェ広島と対戦する。 13日、クラブハウスで行われた会見で城福監督は、前日に行われた天皇杯で得た手応えと課題に言及。 ややバタついた前半の入りに関しては「ちょっと足元、足元でプレーしている選手が多く、相手の嫌なところを突いてゲームに入っていくということができなかった」と課題を口にしたが、後半については「入りもよかったですし、クローズのところは本当に後から入った選手も最初から出た選手も、隙を見せないという姿勢を見せてくれた。何よりも山田剛綺の動きがシャドーで入った時のあのハードワークの姿勢というのは、みんなに伝わった。非常に集中力の高いクローズができたと思います」とコメント。 「矢印を自分たちに向けて成長していくプロセスの1試合」で、下位カテゴリー相手にしっかりとした心構えで臨んだ選手たちの姿勢。試合終盤に決死の3度追いを見せたストライカーを名指しで称賛するなど、札幌戦で出た課題を克服したチームのパフォーマンスに満足感を示した。 直近の公式戦2試合でいずれも5ゴールを挙げた攻撃面では、システム変更や相手の戦い方の影響もあったものの、より背後や縦パスの意識が高まった印象だ。城福監督は中盤から短い縦パス3本を繋いで奪った長野戦の先制点を例に挙げつつ、「相手の嫌がること」、「バランス」をキーワードに、「よりムラのない試合運び」をチームに求める。 「これは我々が志向するサッカーでいうと、いわゆるへそと言われている部分をうまくアンカーに入った選手が、ボールを触りながら機能させながら、相手を中に締めさせておいて外を使う。相手が広がったら中を使う、前から来れば裏を使うというところのバランスが大事なんですけれども、天皇杯の昨日の試合で言えば、最初の15分ぐらいは本当に中ばっかりだった。みんながいいことしようとしたというか、相手が嫌なことをしているかというと、本当にいいバランスで入れたかというと、そこはまだちょっとムラがあるいうところは否めないかなと思います」 「ただ、あの1点目というのは最後染野のスルーパスに山田剛綺が反応しましたが、時間で言えばその15秒、20秒ぐらい前というのは相手を広げて最終ラインに戻して最終ラインで回してるうちに、染野ともう一人が裏を取りに行っている。そのボールを相手がギリギリでクリアしたセカンドを拾って、そこからまたスタートしてあのスルーパスでした」 「そこの映像は僕らもハーフタイムに見せました。『間違えるな』と、綺麗なサッカーをやろうとしてやれるほど簡単ではないし、我々が目指すのは相手の嫌がるところ、ゴールに近いところをまず見て、そこからへそを使ったりワイドを使ったり、バランスを取っていくのであって、自分たちにとって何か心地いいというか、気持ちいいコンビネーションのところから入ったら、本当にカウンターも食らいますし、相手も組みやすくなるので、特に裏を取る選手が得意な選手が多いので、ここのバランスを取りながら、しっかりと繋いでいくというところは、昨日の試合だけではなくJリーグ含めてみんながいいバランスで状況を見ながら、いいバランスが取れるような、もっとムラのないような試合運びというのはやっていきたいです」 また、ここにきて徐々に離脱者が増え始める中、長野戦で戦列復帰を果たしたDF谷口栄斗に関しては「彼が離脱している間にチームの立ち位置というか、システムを変えてやっていた中、公式戦でレギュラー陣のセンターバックと一緒にやれたということは、すごく意義がある」、「身体的には全く問題ないと思います。あの時間であれば、我々は離脱した理由である箇所のところのリバウンドが一番心配だったので、そこさえ問題なければ、昨日ぐらいの時間であれば、中2日は全く問題ないと思っています」と、中2日でのリーグ戦での起用を示唆した。 5月22日に行われたJリーグYBCルヴァンカップではほぼベストメンバーを起用した広島に対して、控え中心の布陣で臨んだ結果、2-3の敗戦で古巣初対戦を終えた城福監督は、その敗戦から約1カ月の期間を経てリベンジマッチに臨む。 その前回対戦を経て改めて対戦相手の印象について問われた指揮官は、「ルヴァンで対戦してみても、強度という意味で、やっぱりトップレベルだなと。今まで対戦した中で言えば、それこそ町田と同じぐらいのレベルがあり、広島が今のJリーグを牽引するチームであることは間違いない」、「ボールを奪ってからのスピード感であったり、湧き出てくる人数であったり、局面の強さであったり、カウンターの精度というのは、本当にこういうチームが優勝候補と言われるチームなんだろうなと。観察していても対戦してみても改めて思います」と、称賛の言葉を並べた。 さらに「Jリーグでトップレベル、優勝を争うようなチームというのがどのレベルなのかというのは、ここまで経験してきているので、そこに打ち勝つためのポジションの準備だったり、バトルの準備だったり、セカンドの準備だったり、あるいは予測だったり、カバーの意識だったりというところを、もうワンランク上げないと、勝ち点を持ち帰ってくるというのは難しいと思っています」と、前回対戦を踏まえた上でのチームの改善点を指摘。 ただ、野心的な指揮官は「こういうチームに対して、互角以上の戦いをすること。勝ち点3を取ることというのが、おそらく我々のチームを新しいステージに導いていくことになるんだろうなと思っているので、我々が志向するサッカーで、アウェイではありますけど、勝ち点3を取りにいくという姿勢を見せることが、このチームの今の現在地というのを測れるいい機会だと思うので、臆せずチャレンジングな試合をしたい」と、J1残留以上のサプライズを目指す中で強豪撃破へ意気込む。 広島の元指揮官で、日本代表を率いる森保一監督が先日のシリア代表戦で広島念願のサッカー専用スタジアム“Eピース”への思いを語ったことが記憶に新しいが、同じく2018年から2021年途中まで4年に渡ってクラブを率いた城福監督にとっても、新スタジアムで戦う一戦は特別な思いをもっての試合になる。 新スタジアムで戦う広島の地での古巣対戦について63歳の指揮官は「僕は4年いましたけど、自分が就任した時には、スタジアムができるかどうかわからなかったです。非常に難しい時期でした。その機運は高まってましたけれども、『作りたい』、『でも実現するのか』というところと、場所はいくつかの候補があって、そこが絞り込まれていくプロセスにあったというふうに思います。本当に先人の方の思い、苦労や成果があって、スタジアムが中央公園という本当に町の中心部のところにできるということが決まったのが、ちょうどコロナ禍だったんですけど、それはクラブにとって、あるいは広島にとってものすごく大きなことでした。僕はその時インサイドにいましたけど、みんながそこの近い将来に向けての期待感のある中で、自分は目の前の現実と戦っていた。そんな思い出もあります」と、感慨深げに当時を回想。 また、この一戦の目標として「いい試合をして勝ち点を持ち帰ること」と共に、試合後に改めて古巣のファン・サポーターに挨拶をしたいと、自身にとって「特別」なクラブへの思いを語った。 「4年間いたので、やはり広島への思いは特別ですし、選手とスタッフ、ファン・サポーターに4年間いて、ちゃんとした挨拶ができずに、東京に戻ってきたので、この前のルヴァンの時に何人かの選手とは会えて、あれ以来ぶりに話ができたことはよかったですけど、何よりもファン・サポーターに挨拶できていないというのが、自分はすごく心残りなので、自分のやれることはあのスタジアムでいい試合をすること。それとその後でしっかりファン・サポーターに挨拶をすること。これは自分の中で強い思いがあります。ただ、それは自分の思いなので、とにかくチームが最大値を出して、選手を躍動させて悔いのない戦いをする。これに集中したいなと思います」 2024.06.14 19:30 Fri

日本のS級ライセンスで欧州の監督ができるかも/六川亨の日本サッカー見聞録

日本時間の12日朝9時から、U-23日本対U-23アメリカの親善試合をテレビで観戦した。日本は藤尾翔太のPKと細谷真大の追加点で2-0の勝利を収めたが、意外だったのは、あまりに低調なアメリカの試合ぶりだった。 プレスはその場しのぎで連動性はなく、間延びした陣形に、日本は左MFの斉藤光毅が得意のドリブルで対戦相手を翻弄した。アメリカはOA枠の選手も加わっていたものの、意図的に手の内を見せないよう“手抜き“をしているのではないかと疑ったほど酷い試合内容だった。 それでも2度ほどカウンターからチャンスをつかみかけた。相手はかなりの俊足だったのか、それとも日本のCB西尾隆矢と高井幸大はあまり足が速くないのか。本大会に向けて後者でないことを祈るばかりだ。 そしてこのピンチを救ったのがGK小久保怜央ブライアンだった。迷うことなく果敢にペナルティーエリアを飛び出すと、最初は左足で相手のドリブルをストップ、次は相手より先にボールに到達してクリアした。ミャンマー戦とシリア戦に招集されたGK3人は現状横並びの状態だろうが、U-23日本代表は小久保怜央ブライアンが正GKにふさわしい活躍をU-23アジアカップから見せていると言っても過言ではないだろう。 さて13日はJFAの技術委員会が開催され、終了後に影山雅永技術委員長がメディアブリーフィングを実施した。そこで影山技術委員長は、「早ければ来年にも」日本のS級ライセンスでヨーロッパ5大リーグの監督が務められるようになる「可能性がある」と明かした。 これまでヨーロッパの5大リーグで監督を務めた日本人は、84-85シーズンに当時西ドイツのブンデスリーガ1部、アルメニア・ビーレフェルトを率いた鈴木良平氏しかいなかった。鈴木氏は73年に東海大学を卒業後、元三菱と日本代表監督の二宮寛氏の勧めもありボルシア・メンヘングラッドバッハにコーチとして留学。現地ではヘネス・バイスバイラー監督(後にバルセロナや1FCケルンの監督を歴任)の薫陶を受け、ドイツのS級ライセンスを日本人として初めて取得。一度は帰国したものの、ビーレフェルトからの要請があり、ブンデスリーガの監督となった。 しかし近年では多くの日本人選手がヨーロッパに渡り、5大リーグでレギュラーとして活躍している選手も増えてきた。そこで「指導者養成をどうするか」(影山技術委員長)というのが次のテーマになったという。そして「近年はUEFAとAFCの互換性が認められつつある」として、AFCでプロライセンス制度を導入しているのは47協会中16協会しかなく、その16協会すべてをUEFAは認めないだろうが、AFCより先にプロのライセンス制度をスタートさせた日本協会のS級ライセンスはUEFAにも認可される可能性が高いという。 実際、アンジェ・ポステコグルーはオーストラリア人として初めてプレミアリーグの監督になったが、彼の場合はUEFAの面談を受け、英語でスムーズにコミュニケーションが取れるとしてスパーズの監督に就任することができた。影山技術委員長は「日本でS級を取れば、アジアのどの国でも監督はできる」と現状を解説しつつ、5大リーグのクラブから「オファーがなければ監督にはなれない」と厳しい現実も説明した。 その上で、「風穴を開けるのに、最初に頑張ってくれる人がいたらいいなあ」と正直な感想を漏らしていた。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2024.06.14 11:30 Fri

「何もできなくて悔しい」筑波大学戦で脛骨骨折の町田MF安井拓也が心境綴る「今出来ることをやります」

FC町田ゼルビアのMF安井拓也が、負傷した心境を綴った。 安井は12日に行われた第104回天皇杯2回戦の筑波大学戦に出場。負傷交代していた。 町田は13日、安井について負傷状況を報告。右脛骨骨幹部骨折と診断され、全治は明かされていなかった。 安井は自身のX(旧ツイッター/@ta1121kuya)を通じて、現在の心境を綴っている。 ーーーーー 自分自身の今の立場、コンディション含めて絶対に結果を出そうと思ってました 怪我した今、何もできなくて悔しいです 余裕があればこうなってないかもしれないと思うと、まだまだ強くなれるなと感じます 大好きなサッカーを1日でも早く出来るように、今出来ることをやります ーーーーー 今シーズンの安井は、明治安田J1リーグで8試合、YBCルヴァンカップデ2試合1得点、天皇杯は筑波大学戦で先制ゴールを記録していたが、その直後に交代していた。 これにはクラブOBの鄭大世氏も「脛骨骨折はえぐい!」とコメント。ファンは「早く回復をお祈りします」と、復帰を願う声を寄せていた。 <span class="paragraph-title">【SNS】安井拓也がケガをした今の心境を綴る</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">自分自身の今の立場、コンディション含めて絶対に結果を出そうと思ってました<br><br>怪我した今、何もできなくて悔しいです<br>余裕があればこうなってないかもしれないと思うと、まだまだ強くなれるなと感じます<br><br>大好きなサッカーを1日でも早く出来るように、今出来ることをやります <a href="https://t.co/Z6iE5FODDW">https://t.co/Z6iE5FODDW</a></p>&mdash; 安井 拓也 (@ta1121kuya) <a href="https://twitter.com/ta1121kuya/status/1801071222551376104?ref_src=twsrc%5Etfw">June 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.13 20:55 Thu
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