藤枝退団のDF阿渡真也、ラインメール青森FCに加入

2019.12.24 09:10 Tue
©︎J.LEAGUE
藤枝MYFCは24日、今シーズン限りで契約満了となったDF阿渡真也(29)が日本フットボールリーグ(JFL)のラインメール青森FCに加入することを発表した。

阿渡は2013年に加入したツエーゲン金沢を経て、2018年に藤枝入り。昨シーズンは明治安田生命J3リーグに31試合出場するなど、レギュラーとして活躍したが、今シーズンは出場機会はなく、9日に契約満了が発表されていた。
青森への加入が決まった阿渡は、クラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。

「ラインメール青森のファン、サポーターのみなさんこんにちは。藤枝MYFCからきました阿渡真也です」

「青森の印象は、ねぶた祭り、りんご、寒いのイメージです。その中にラインメール青森という名前が少しでも多くの人に知ってもらい、試合会場に足を運んでいただけるように頑張ります」
「ラインメール青森のJ3昇格、個人的にも成長できる1年間にしたいです。青森のみなさんよろしくお願いします」

阿渡真也の関連記事

【Jリーグ移籍情報/12月9日】FC東京が強力2トップと契約更新 G大阪スサエタ、磐田川又は契約満了

Jリーグ移籍情報まとめ。12月9日付けのJリーグ各クラブにおける移籍動向を一挙にお届け。 【J1】 ◆ベガルタ仙台 《退任》 渡邉晋監督(46) ◆FC東京 《契約更新》 FW永井謙佑(30) FWディエゴ・オリヴェイラ(29) ◆ジュビロ磐田 《契約満了》 DF森下俊(33) FW川又堅碁(30) ◆ガンバ大阪 《契約満了》 DF青山直晃(33) MFマルケル・スサエタ(31) 《期限付き満了》 MFダビド・コンチャ(23)→レアル・ソシエダ(スペイン) ◆サガン鳥栖 《完全移籍》 FWビクトル・イバルボ(29)→V・ファーレン長崎 【J2】 ◆FC町田ゼルビア 《就任》 ランコ・ポポヴィッチ監督(52) ◆FC岐阜 《契約満了》 FW薮内健人(24) ◆V・ファーレン長崎 《完全移籍》 FWビクトル・イバルボ(29)←サガン鳥栖 《契約更新》 FW畑潤基(25) 《期限付き満了》 イ・サンミン(21)→蔚山現代(韓国) ◆鹿児島ユナイテッドFC 《引退》 DF冨成慎司(32) MF永畑祐樹(30) ◆FC琉球 《内定》 MF池田廉(22)←拓殖大学 【J3】 ◆ヴァンラーレ八戸 《内定》 MF丸岡悟(22)←近畿大学 ◆いわてグルージャ盛岡 《期限付き満了》 FW薮内健人(24)→FC岐阜 ◆ブラウブリッツ秋田 《引退》 MF古田寛幸(28) ◆藤枝MYFC 《契約満了》 DF阿渡真也(29) MF北川滉平(24) ◆カターレ富山 《契約満了》 FW瀧谷亮(24) ◆ガイナーレ鳥取 《契約満了》 GK細田歩夢(21) DF大屋翼(33) 2019.12.10 06:30 Tue

藤枝、MF北川滉平とDF阿渡真也の契約満了を発表

藤枝MYFCは9日、MF北川滉平(24)とDF阿渡真也(29)が契約満了に伴い、今シーズン限りで退団することを発表した。 ジュビロ磐田下部組織出身の北川は、2015年にV・ファーレン長崎でプロキャリアをスタート。2017に藤枝に加入したが、今シーズンは明治安田生命J3リーグでの出場はなかった。 一方、阿渡は2013年に加入したツエーゲン金沢を経て2018年に藤枝入り。昨シーズンはリーグ戦31試合に出場するなど、レギュラーとして活躍したが、今シーズンは出場機会はなかった。 藤枝退団が決まった両選手はクラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。 ◆北川滉平 「2年間という期間でしたがとても楽しかったです。地元静岡でプレーできたことが何より幸せでした。良い時も悪い時も応援してくれたサポーターの皆さん、本当にありがとうございました。この感謝の気持ちをピッチで表現できるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いいたし」 ◆阿渡真也 「藤枝MYFCに関わる全ての方へ、2年間本当にありがとうございました。なかなか藤枝の力になれずに申し訳ない気持ちでいっぱいですが、とても楽しい2年間でした。この経験を活かし、僕らしくまだまだ頑張ります。本当にありがとうございました」 2019.12.09 16:50 Mon
thumb

藤枝がDF秋山貴嗣、DF阿渡真也、MF北川滉平の契約を更新

▽藤枝MYFCは25日、DF秋山貴嗣(26)、DF阿渡真也(28)、MF北川滉平(23)の契約を更新したことを発表した。 ▽秋山は2018年にガイナーレ鳥取から藤枝に完全移籍。今シーズンは明治安田生命J3リーグで30試合1ゴールを記録した。 ▽阿渡は2018年にツエーゲン金沢から藤枝に完全移籍。今シーズンはJ3リーグで31試合1ゴールを記録した。 ▽静岡県出身の北川は2017年にV・ファーレン長崎から藤枝に完全移籍。今シーズンはJ3リーグに2試合出場した。 2018.12.25 11:51 Tue

【Jリーグ出場停止情報】倉田&パトらが次節欠場…J2ではPO目指す大宮MFマテウスが最終節出場停止

▽Jリーグは12日、明治安田生命J1リーグ第33節、J2リーグ第42節、J3リーグ第32節、第33節の出場停止選手を発表した。 ▽J1では、浦和レッズのMF柏木陽介、ガンバ大阪のMF倉田秋、サンフレッチェ広島のFWパトリック、V・ファーレン長崎のMF中村慶太が次節出場停止に。 ▽J2では、J1参入プレーオフ出場を目指す大宮アルディージャのMFマテウスが最終節のファジアーノ岡山戦に出場することができないなど、5名が出場停止に。 ▽J3では、藤枝MYFCのDF阿渡真也が次節出場停止に。また、セレッソ大阪U-23のDF森下怜哉は、今シーズン2度目の累積警告により2試合出場することができない。 【明治安田生命J1リーグ】 <span style="font-weight:700;">MF柏木陽介</span>(浦和レッズ) 明治安田生命J1リーグ第33節 vs湘南ベルマーレ(11/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 <span style="font-weight:700;">MF倉田秋</span>(ガンバ大阪) 明治安田生命J1リーグ第33節 vsV・ファーレン長崎(11/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 <span style="font-weight:700;">FWパトリック</span>(サンフレッチェ広島) 明治安田生命J1リーグ第33節 vs名古屋グランパス(11/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 <span style="font-weight:700;">MF中村慶太</span>(V・ファーレン長崎) 明治安田生命J1リーグ第33節 vsガンバ大阪(11/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田生命J2リーグ】 <span style="font-weight:700;">DF栗山直樹</span>(モンテディオ山形) 明治安田生命J2リーグ第42節 vs大分トリニータ(11/17) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 <span style="font-weight:700;">FWバティスタ</span>(水戸ホーリーホック) 明治安田生命J2リーグ第42節 vsツエーゲン金沢(11/17) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 <span style="font-weight:700;">MFマテウス</span>(大宮アルディージャ) 明治安田生命J2リーグ第42節 vsファジアーノ岡山(11/17) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 <span style="font-weight:700;">MF加藤大</span>(アルビレックス新潟) 明治安田生命J2リーグ第42節 vsレノファ山口FC(11/17) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 <span style="font-weight:700;">MF宮本航汰</span>(FC岐阜) 明治安田生命J2リーグ第42節 vsアビスパ福岡(11/17) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田生命J3リーグ】 <span style="font-weight:700;">DF阿渡真也</span>(藤枝MYFC) 明治安田生命J3リーグ第32節 vs鹿児島ユナイテッドFC(11/17) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 <span style="font-weight:700;">DF森下怜哉</span>(セレッソ大阪U-23) 明治安田生命J3リーグ第32節 vsグルージャ盛岡(11/17) 今回の停止:警告の累積による1試合停止(1/2) 明治安田生命J3リーグ第33節 vsカターレ富山(11/25) 今回の停止:警告の累積による1試合停止(2/2) 2018.11.12 16:10 Mon

金沢、所属7選手との契約満了を発表

▽ツエーゲン金沢は17日、所属する選手7名との契約を満了し、今シーズンで終えることを発表した。 ▽契約満了となった7選手の今シーズン成績、通算成績、コメントは以下のとおり。 ◆DF阿渡真也(27) 今シーズン成績:出場記録なし 通算成績:明治安田生命J2リーグ34試合、明治安田生命J3リーグ29試合1ゴール 選手コメント 「この度ツエーゲン金沢を退団することになりました。5年間在籍させてもらい、色々な経験をできたことは僕の財産です。またどんな状況でも応援してくださったサポーター、パートナーの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。ツエーゲン金沢がJ1に上がり、さらに素晴らしいクラブになることを願っています。本当にありがとうございました」 ◆DF太田康介(35) 今シーズン成績:明治安田生命J2リーグ28試合、天皇杯1試合 通算成績:明治安田生命J2リーグ141試合10ゴール、明治安田生命J3リーグ33試合7ゴール 選手コメント 「今シーズンをもちまして、契約満了でチームを去ることになりました。まずは4年間、どんなときもたくさんの応援ありがとうございました。J3で優勝し、ツエーゲン金沢をJ2に昇格させたこと、そしてチームをJ2に残すことで、自分の持っている最大限の力をこの金沢で出しきったと思っております。この先ツエーゲン金沢がJ1に上がり、飛躍してくれることを期待しております!」 「最後に5番のユニフォームを着ていつも熱い応援をしてくれたみなさん、本当にありがとうございました!みなさんに応援してもらったことでどんなに辛い時でも頑張ることができました!本当にありがとうございました!またどこかでお会いできることを楽しみにしております!」 ◆MF秋葉勝(33) 今シーズン成績:明治安田生命J2リーグ4試合 通算成績:明治安田生命J1リーグ87試合4ゴール、明治安田生命J2リーグ337試合26ゴール、カップ戦12試合3ゴール 選手コメント 「2年半の間ありがとうございました。昨年チームを離れ、また戻ってきた時に温かく迎えいれてもらえて嬉しかったです。今シーズンはチームに貢献することができず悔しかったですが、いいときも悪いときも温かく応援してくださり力になりました。この経験をこれからの人生に活かしていきたいと思います。本当にありがとうございました」 ◆MF富田康仁(27) 今シーズン成績:明治安田生命J2リーグ3試合、天皇杯1試合 通算成績:明治安田生命J2リーグ13試合、明治安田生命J3リーグ23試合3ゴール 選手コメント 「ツエーゲン金沢という素晴らしいクラブで5年間プレーさせていただき、本当に幸せな日々でした。どんなときも温かく全力で応援してくださったサポーター・パートナーの皆様には、ただただ感謝しかありません。本当にありがとうございました」 「在籍した5年間色々な事がありましたが、JFL・J3・J2という道を、このチームと共に歩めたことは僕の誇りであり、とてつもなく大きな財産です。 大好きな金沢を離れるのは辛いですが、この経験を糧にもっともっと成長出来るように頑張ります。いつの日かツエーゲン金沢がJ1の舞台で戦うことを願っています。そして心から応援しています。5年間、本当にありがとうございました!」 ◆DF嶺岸佳介(26) 今シーズン成績:出場記録なし 通算成績:明治安田生命J2リーグ13試合、明治安田生命J3リーグ12試合 選手コメント 「今シーズンをもって金沢を離れることになりました。この4年間良い時も悪い時も、いつも温かい声援を送り続けてくれたファン・サポーターの皆様には本当に感謝しています。1年目のJ3初年度優勝にはじまり、沢山の経験をさせてもらえたこと、そして素晴らしい仲間に恵まれたことは僕にとっての財産になりました。またいつか成長した姿を見せられるように頑張りますので応援して頂けたら嬉しいです。ツエーゲン金沢が今以上に魅力あるクラブになって地元金沢・石川の皆様にもっともっと愛されるクラブになることを願っております。4年間本当にありがとうございました」 ◆MF星野有亮(25) 今シーズン成績:出場記録なし 通算成績:明治安田生命J2リーグ25試合1ゴール 選手コメント 「3年間という短い時間でしたが、ツエーゲン金沢の一員として戦えたことを誇りに思います。またサポーターの皆様、いつも温かい声援を送っていただきありがとうございます。成長した姿を見せられるようにこれからも頑張っていきます。3年間ありがとうございました!」 ◆GK原田欽庸(31) 今シーズン成績:出場記録なし 通算成績:明治安田生命J2リーグ90試合、明治安田生命J3リーグ33試合 選手コメント 「ツエーゲン金沢でのプレーは、今シーズン限りとなりました。4年間という短い間でしたが、熱い応援ありがとうございました!J3の時からツエーゲン金沢に加入させてもらい、J2昇格をサポーターのみなさん・選手・コーチ・監督と分かち合えた事が僕の最高の思い出です!去年はJ2残留という目標になってしまいましたが、みんなが1つになって戦えた事が嬉しくて楽しかったです!」 「今年は自分に力がなく試合に出ることができず、ツエーゲン金沢の力になれずに申し訳ない気持ちでいっぱいです。残り1試合ですが、チームのため全力で戦います! 4年間、本当にありがとうございました!」 2017.11.17 16:56 Fri

藤枝MYFCの関連記事

thumb

首位清水が連敗回避の藤枝撃破! 3位横浜FCは福森晃斗のFK弾で4連勝「皆倒れてくれなかったので自分で倒れた」【明治安田J2第19節】

8日、明治安田J2リーグ第19節の7試合が各地で行われた。 ◇秋田 1-1 熊本 ブラウブリッツ秋田(9位)とロアッソ熊本(16位)。アウェイ熊本は14分、スルーパスに左サイドを抜け出した岩下航が低いクロス…大崎舜がスライディングで飛び込みネットを揺らす。 だが、アシストの岩下が前半終盤に警告2枚目で退場に。なんとかやり過ごしていたが74分、自陣深い位置で10人全員が左右に目線を振られた挙句、中村亮太のゴールで同点とされる。 このまま1-1で試合終了。J3降格圏がチラつく熊本は2連勝ならず、ホームで次の1点を奪えなかった秋田は3試合未勝利だ。 ◇清水 1-0 藤枝 連敗を避けたい首位・清水エスパルスは、ホームで藤枝MYFCとの同県対決。前半からシュート数11-1と圧倒し、後半立ち上がりも藤枝を押し込んでいくが、なかなかネットが揺れない。 それでも67分、左ワイドでカットインの体勢をとった乾貴士が北川航也へ機を見たラストパス。キャプテンがボックス右から右足を振り抜き、ファーネットへ突き刺した。 藤枝は80分、大阪学院大学4年生、来季入団で特別指定選手のFW閑田隼人を投入。閑田にとっては清水戦でJデビューという思い出深い一戦になったろうが、結局、清水が1-0で勝利だ。 ◇徳島 0-1 横浜FC J1復帰へ勢いが出てきた3位・横浜FCは、アウェイで徳島ヴォルティス(14位)に勝利。43分、福森晃斗がボックス手前でFKを獲得し、国内最高峰のプレースキッカー自らこれを沈める。 この1点が決勝点。今季初得点の福森は試合後、「なかなか皆(チームメイト)が倒れてくれなかったので自分で倒れました」とひと言。4連勝の横浜FC…個人レベルでも勢いがある。 ◇栃木 1-1 群馬 19位の栃木SC vs 20位(最下位)のザスパ群馬。J3降格圏に沈む北関東勢どうしの対戦は、アウェイ群馬が45+2分に高澤優也のPK弾で先制に成功する。 ところが、後半頭の47分に栃木が大島康樹のPK弾で追いつくと、続く57分には群馬の川上エドオジョン智慧が相手選手を突き飛ばして一発退場に。今季わずか1勝のチームが貪欲に勝ち点3を目指すなか、主力が水を差す。 結局、1-1のドロー決着。栃木は12試合未勝利、群馬は11試合未勝利に。悪夢のような前半戦はこれで終了...次節からいよいよ後半戦に入るが、トンネル脱出なるか。 ◆第19節 ▽6月8日(土) ブラウブリッツ秋田 1-1 ロアッソ熊本 清水エスパルス 1-0 藤枝MYFC 徳島ヴォルティス 0-1 横浜FC ヴァンフォーレ甲府 1-1 ベガルタ仙台 愛媛FC 1-0 水戸ホーリーホック レノファ山口FC 1-2 ジェフユナイテッド千葉 栃木SC 1-1 ザスパ群馬 ▽6月9日(日) [14:00] モンテディオ山形 vs 大分トリニータ [19:00] ファジアーノ岡山 vs 鹿児島ユナイテッドFC ▽6月26日(水) [19:00] V・ファーレン長崎 vs いわきFC 2024.06.08 21:05 Sat

藤枝MF梶川諒太が6〜8週間の離脱に…右大腿二頭筋肉離れの診断

藤枝MYFCは27日、MF梶川諒太の負傷を報告した。 梶川は19日の明治安田J2リーグ第16節レノファ山口FC戦で負傷。先発しながらも7分でピッチを退いていた。 診断結果は右大腿二頭筋肉離れ。全治6〜8週間の見込みとなっている。 今シーズン、東京ヴェルディから藤枝へと加わった梶川。開幕からスタメンが続き、ここまでJ2で15試合に出場している。 2024.05.27 12:42 Mon
thumb

2位長崎がクラブ記録の連続無敗もさらに更新! 逆転勝利の4位横浜FCと共に2連勝【明治安田J2第17節】

25日、明治安田J2リーグ第17節の4試合が各地で行われた。 前節の勝利で直近14試合負けなしとクラブ記録を更新し、ミッドウィークに行われたYBCルヴァンカップでは浦和レッズ相手に金星を挙げた2位V・ファーレン長崎(勝ち点33)。8位のジェフユナイテッド千葉(勝ち点24)をホームに迎えると、試合が動いたのは前半アディショナルタイム。高い位置でのボール奪取からエジガル・ジュニオがコントロールショットを決めた。 長崎の1点リードで迎えた後半は、両チームともにゴールに迫るも、ネットは揺れないまま試合終了。千葉の終盤の猛攻も凌いだ長崎が、リーグ戦2連勝、15試合負けなしとした。 前節、首位清水エスパルスとの上位対決を制した4位の横浜FC(勝ち点28)は、9位ヴァンフォーレ甲府(勝ち点22)とのアウェイゲーム。ホームの甲府は10分、前線でボールを収めたピーター・ウタカが自らゴール前まで運ぶと、シュートのこぼれ球をアダイウトンが泥臭く押し込んで先制に成功。それでも3分後、左からのクロスをカプリーニが頭で叩き込み、すぐさま横浜FCが同点に追いつく。 1-1のまま折り返すと、58分にはアウェイチームが逆転。右からのカプリーニのクロスを中野嘉大が頭で押し込み、そのまま逃げ切り勝ち。横浜FCがリーグ戦2連勝とし、暫定3位に浮上した。 その他、12位愛媛FC(勝ち点21)は19位栃木SC(勝ち点12)をホームに迎えるもゴールレスドロー。13位藤枝MYFC(勝ち点20)と18位鹿児島ユナイテッドFC(勝ち点13)の一戦は、鹿児島が野嶽寛也の後半アディショナルタイムのゴールで追いつき、1-1のドロー決着となった。 ◆明治安田J2第17節 ▽5/25(土) 愛媛FC 0-0 栃木SC 藤枝MYFC 1-1 鹿児島ユナイテッドFC V・ファーレン長崎 1-0 ジェフユナイテッド千葉 ヴァンフォーレ甲府 1-2 横浜FC ▽5/26(日) 《14:00》 大分トリニータ vs レノファ山口FC ベガルタ仙台 vs ファジアーノ岡山 いわきFC vs 徳島ヴォルティス 清水エスパルス vs 水戸ホーリーホック ロアッソ熊本 vs モンテディオ山形 ブラウブリッツ秋田 vs ザスパ群馬 2024.05.25 18:37 Sat

藤枝が国士舘大学DF大森彗斗の来季加入内定を発表「恩返しできるよう全力で戦います」

藤枝MYFCは14日、国士舘大学のDF大森彗斗(21)の来季加入内定を発表した。 大森は神奈川県出身で、国士舘高校から国士舘大学へと進学していた。 2023年度の関東大学サッカーリーグ1部では、14試合に出場し1アシストを記録。今年度は4試合を終えてまだ出場がない。 大森はクラブを通じてコメントしている。 「この度、2025シーズンより藤枝MYFCに加入することが決まりました、国士舘大学の大森彗斗です。幼い頃からの夢を叶えることができたのは、どんな時でも支えてくれた家族や友人の存在があったからだと思います」 「現状に満足せず常に上を目指し、選手としても人間としても成長できるように頑張ります。感謝の気持ちを結果で示し、恩返しできるよう全力で戦います。藤枝MYFCのファン・サポーターの皆様、応援よろしくお願いします」 2024.05.14 13:45 Tue

藤枝が大阪学院大学FW閑田隼人の来季加入内定を発表「大きな夢を叶えることができました」

藤枝MYFCは29日、大阪学院大学のFW閑田隼人(21)の来季加入内定を発表した。 閑田はサンフレッチェ広島のジュニアユースから、広島皆実高校に進学。その後、大阪学院大学へと進学した。 閑田はクラブを通じてコメントしている。 「2025シーズンより藤枝MYFCに加入することが決まりました、大阪学院大学の閑田隼人です。この素晴らしいクラブでプロキャリアを始められることをとても嬉しく思います」 「家族や友達や指導者に恵まれて、幼い頃からの大きな夢を叶えることができました。これまで出逢ったすべての方々に感謝しています」 「これからはプロサッカー選手として皆さんに夢や感動を与えられるよう、日々努力し這い上がっていきます。そしてファン・サポーターの皆さん、藤枝MYFCの勝利のために全力で闘います。熱い応援よろしくお願いします!」 2024.04.29 12:35 Mon

JFLの関連記事

FC大阪がJFL枚方からマリックをレンタル…Jリーグ初挑戦に

FC大阪は10日、日本フットボールリーグ(JFL)のFCティアモ枚方からDFマリック(24)の期限付き移籍加入を発表した。加入期間は2025年1月31日までで、背番号「44」をつける。 東京都生まれのマリックは尚志高校、山梨学院大学を経て、2023年に枚方入り。今季のJFLでは9試合2得点、大阪サッカー選手権では1試合出場をマークする。 JFL経由でJリーグ挑戦のマリックはクラブの公式サイトで「FCティアモ枚方から来ましたフォファナ マリックです」と挨拶とともに、意気込みを語っている。 「シーズン途中での加入ですが、皆様の力になれるよう頑張ります! そしてJ2昇格しましょう! ファン・サポーターの皆様よろしくお願いします」 2024.06.10 15:30 Mon

【JFL第11節】V三重が昇格8年目のHonda戦初白星! 浦安は滋賀を撃破、首位高知が大逆転勝利で再び勢い加速へ

9日、日本フットボールリーグ(JFL)第11節の6試合が各地で行われた。 ◇V三重 2-0 Honda 3試合勝利から遠ざかる7位・ヴィアティン三重は、ホームで“盟主”Honda FCと対戦。昨季2戦2敗、2017年のJFL昇格から一度も勝てていないHondaに対し、8年目の初勝利だ。 まずは16分、MF梁賢柱が30m超の直接FKを低い弾道で突き刺すという、パンチの効いた先制点。そして27分、左CKにDF饗庭瑞生がヘディング弾を叩き込んでリードを広げる。 その後の追加点こそなかったが、このまま試合を終わらせ勝ち点3。3連勝中と勢いが出てきた矢先のHondaを沈める、快心の勝利だ。 ◇浦安 2-1 滋賀 前節最下位脱出のブリオベッカ浦安がレイラック滋賀を撃破。8分、右サイドを崩した浦安は、マイナスのクロスにMF上松瑛が上手くバウンドを見極め、右足ボレーを突き刺す。 ここから長らく1点リードを保って迎えた90+4分、相手最終ラインへのプレッシングがハマってボックス内でボール奪取。途中出場のキャプテン、MF橋本龍馬が左足弾を流し込んだ。 90+10分にパワープレー攻勢から1点を返されるも、逃げ切り成功で2-1勝利。昨季最終節で滋賀を奈落の底へ突き落とした浦安が、第5節以来6試合ぶりの勝ち点3を手に入れた。 ◇青森 2-0 ソニー ラインメール青森がソニー仙台FCを撃破で6戦無敗に。開始6分、前線から鋭くプレッシングをかけ、今季浦安から加入の187cmFW村上弘有が奪って素早く右足弾を流し込む。 追加点は64分。村上弘に代わって途中出場のブラジル人FWエドワルドが、右サイドからのクロスに飛び込み、最後は粘ってネットへ押し込む。青森は2試合連続の無失点勝利だ。 ◇高知 3-2 ミネベア 首位・高知ユナイテッドSCは2連敗で迎えた前節、アウェイで2位・FCティアモ枚方に勝利して持ち直し成功。そして今節はホームで最下位のミネベアミツミFCに大逆転勝利だ。 0-1ビハインドで迎えた45分にMF佐々木敦河が同点弾も、後半頭に勝ち越され、以降も押し込まれる展開に。先日J2水戸から加入した19歳FW内田優晟などの投入で打開を図る。 すると88分にDF上月翔聖の右足ボレーで追いつき、勢いそのままに90+1分、途中出場FW小林心が値千金の逆転弾。このまま逃げ切り、2位枚方との勝ち点5差をキープした。 ◇沖縄 0-2 V大分 昨季最下位から一転、今季開幕から上位陣に喰い込む沖縄SVだが、今節はホームでヴェルスパ大分に手痛い敗戦。31分にPKで先制されると、後半ラストプレーで追加点も奪われた。 この結果、前節時点で4位の沖縄は6位まで後退。今節は3位Hondaも敗れたなか、5位の栃木シティがFCマルヤス岡崎に3-0と快勝…昇格組の栃木Cが3位まで浮上している。 ◆JFL第11節 ▽6月9日(日) 高知ユナイテッドSC 3-2 ミネベアミツミFC ヴィアティン三重 2-0 Honda FC ラインメール青森 2-0 ソニー仙台FC ブリオベッカ浦安 2-1 レイラック滋賀 FCマルヤス岡崎 0-3 栃木シティ 沖縄SV 0-1 ヴェルスパ大分 ▽6月7日(金) クリアソン新宿 1-4 FCティアモ枚方 ▽6月8日(土) 横河武蔵野FC 1-0 アトレチコ鈴鹿 ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点27 | +13 2位 FCティアモ枚方 | 勝ち点22 | +6 3位 栃木シティ | 勝ち点20 | +8 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点19 | +4 5位 Honda FC | 勝ち点18 | +5 6位 沖縄SV | 勝ち点18 | +3 7位 レイラック滋賀 | 勝ち点16 | +5 8位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点16 | +2 9位 ラインメール青森 | 勝ち点15 | +2 10位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点13 | -2 11位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点13 | -2 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点12 | -4 13位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -6 14位 クリアソン新宿 | 勝ち点9 | -12 15位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点8 | -6 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点5 | -16 2024.06.09 17:00 Sun

【JFL第11節】首位高知が魂の大逆転勝利! 88分弾&90+1分弾でミネベア沈める…今季の強さはホンモノ?

9日、日本フットボールリーグ(JFL)第11節の高知ユナイテッドSC vs ミネベアミツミFCが高知県立春野総合運動公園陸上競技場で行われ、高知が3-2の大逆転勝利だ。 開幕7連勝の首位高知は第8節から2連敗も、前節アウェイで2位・FCティアモ枚方との「勝ち点2差」直接対決を制して首位キープ。メンタル面を含め、持ち直しに成功した。 迎えた今節、ホームで相手は最下位のミネベア。 雨が降りしきるなか、1点が取れそうで取れない時間が続き、とうとう38分に被弾。高知最終ラインから出た不用意な縦パスをミネベアにカットされ、MF杉田達哉に先制点を奪われる。 それでも前半ラストで同点に。45分、高知はしぶとい連続攻撃から左サイドを崩し、最後はゴール前の混戦からMF佐々木敦河。こぼれ球を押し込んでネットを揺らした。 良い時間で追いつけた高知だが、ここからが苦しかった。 前半ラストの被弾を苦にしなかったミネベア。後半頭の50分、左サイドから入った斜めのクロスに頭で合わせたのは、やはり杉田。アウェイで首位相手に勝ち越すことに成功した。 高知はなんとか再びタイスコアに持ち込むべく、58分に今季全試合途中出場で4得点のFW小林心、69分には先日J2水戸から加入した19歳FW内田優晟の投入で打開を図る。 しかし、勝ち越しで勢いが増した最下位ミネベアを押し返すことができず、後半は常に劣勢。勝敗は決しているかのようにも思える時間が、85分ごろまで続いた。 それでも、2024シーズンの高知ユナイテッドSCは“持ってる”チームなのか。 87分、ミネベアのセットプレーを凌いで反撃に転じ、敵陣でFKを獲得した高知。ここから左CKも獲得し、ミネベアの11人をボックス近辺まで押し込んだ状態で同点弾が生まれた。 88分、佐々木が後方から斜めの浮き球をボックス右へ送り、ゴール前への折り返しに飛び込んだのはDF上月翔聖。右足インサイドで上手く合わせたボレーがネットへ吸い込まれた。 さらに90+1分、上月が左サイドから大きくサイドチェンジ。ボックス右からDF吉田知樹が頭で落とし、途中出場の小林が相手DFと競り合いながら右足ループ弾を流し込んだ。 小林はまさに“最強ジョーカー”。今季全11試合途中出場で5ゴール目となり、この試合含め、うち4ゴールが80分以降のもの。昨年天皇杯でガンバ大阪を沈めた、あのストライカーだ。 結局、小林の90+1分弾が決勝点となり、ホームの高知が3-2と大逆転勝利。強い雨が降るなか、春野陸上競技場に詰めかけた観衆1163人の大歓声が高知の選手たちに降り注いだ。 高知ユナイテッドSC 3-2 ミネベアミツミFC 【高知】 佐々木敦河(前45) 上月翔聖(後43) 小林心(後45+1) 【ミネベア】 杉田達哉(前38、後5) 2024.06.09 15:49 Sun

【JFL第11節】明暗分かれた首都クラブ…新宿が“ホーム国立”で2位枚方に4失点大敗、武蔵野は数的不利も鈴鹿を1-0撃破

7日〜8日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第11節の2試合が行われた。 ◇新宿 1-4 枚方 東京・国立競技場開催のクリアソン新宿vsFCティアモ枚方。新宿は昨年の国立ホームゲームで見事に逆転勝利を挙げていたが、観衆1万6480人が詰めかけた今回は惨敗だ。 2位枚方としては前節、首位・高知ユナイテッドSCとのホーム直接対決で「勝てば首位浮上」も、0-1敗戦で落として勝ち点5差に。ここで下位新宿に勝たないわけにはいかなかった。 まずは28分、新宿最終ラインのDF米原祐にプレッシングをかけるは、J3讃岐を経験して帰ってきた枚方FW森本ヒマン。素早く奪ってGKと一対一…左足シュートを流し込んだ。 森本はさらに39分、立て続けのCKから最後に蹴り込んで追加点。新宿は直前の38分にDF瀬川和樹が負傷交代しており、ここを重要局面として集中力を高めていたが、痛い被弾に。 2点ビハインドの新宿はさらに51分、左サイドに流れた枚方の森本がクロスを上げると、決して処理の難しいボールではなかったが、対応したDF相澤佑哉のヘディングが自軍ゴールへ。 オウンゴールで3点差となると、直後の55分には左サイドを崩され、ファーから駆け上がった枚方のFW山口隆希がスコアを0-4とする実質的なダメ押し。新宿は今季3度目の4失点だ。 結局、新宿は86分に途中出場FW齊藤和樹のダイビングヘッドで1点を返すも、1-4で敗れて前節・レイラック滋賀戦に続く連勝ならず。北嶋秀朗監督体制1年目は「忍耐の1年」か。 枚方のほうは実りある白星に。首位高知をも苦しめた一気呵成の勢いは二川孝広監督体制2年目で鉄板となり、今季なかなかゴールのなかった森本が2得点&実質2アシストも良い兆候か。 ◇武蔵野 1-0 鈴鹿 日本サッカーの新興勢力である新宿が惨敗を喫した一方、JFLでもうひとつの首都クラブ、由緒正しきアマチュアの名門・横河武蔵野FCは、ホームでアトレチコ鈴鹿を撃破した。 武蔵野は22分、ややラッキーな形ながらも敵陣でインターセプトに成功し、繋いで繋いでFW澤野康介がボックス内へ侵入。対応した鈴鹿のDF藤武剛に倒されてPKを獲得する。 キッカーを務めた在籍7年目のチームキャプテン、DF小林大地がリラックスした足取りから左足で沈め、23分に先制。1点のリードを保ったまま、時計の針を進めていく。 ところが、そろそろ試合も終盤へ…という73分、武蔵野はセットプレーの守備から味方のロングボールにスプリントしたFW石原幸治が、相手DFの足を蹴ってしまい、一発レッドに。 これで数的不利となった武蔵野。交代枠も使い切っていたなか、1点を追う鈴鹿に押し込まれる時間が増えるも、[5-3-1]と[4-4-1]を使い分けた守備でなんとかやり過ごしていく。 このまま最少スコアで逃げ切りに成功し、3月30日の第4節で新宿に勝利して以来となる、約2カ月ぶり、7試合ぶりの白星に。直近2試合とも0-3で敗れていたなか、待望の勝ち点3だ。 対して鈴鹿。第9節でヴィアティン三重とのアウェイ同県対決を制した勢いは、前節の敗戦で早くも削がれ、これで2連敗に。今季は開幕2連勝だったが、その後は連勝が一度もない。 ◆JFL第11節 ▽6月7日(金) クリアソン新宿 1-4 FCティアモ枚方 ▽6月8日(土) 横河武蔵野FC 1-0 アトレチコ鈴鹿 ▽6月9日(日) [13:00] 高知ユナイテッドSC vs ミネベアミツミFC ヴィアティン三重 vs Honda FC ラインメール青森 vs ソニー仙台FC ブリオベッカ浦安 vs レイラック滋賀 FCマルヤス岡崎 vs 栃木シティ [15:00] 沖縄SV vs ヴェルスパ大分 ◆順位表(暫定) 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点24 | +12 2位 FCティアモ枚方 | 勝ち点22 | +6 3位 Honda FC | 勝ち点18 | +7 4位 沖縄SV | 勝ち点18 | +5 5位 栃木シティ | 勝ち点17 | +5 6位 レイラック滋賀 | 勝ち点16 | +6 7位 ヴィアティン三重 | 勝ち点16 | +2 8位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点13 | +1 9位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点13 | ±0 10位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点13 | -2 11位 ラインメール青森 | 勝ち点12 | ±0 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点12 | -2 13位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -6 14位 クリアソン新宿 | 勝ち点9 | -12 15位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点5 | -7 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点5 | -15 2024.06.08 15:40 Sat

ミャンマー戦とJFLでの驚き/六川亨の日本サッカー見聞録

6月6日のW杯アジア2次予選は、アウェーとはいえ日本はミャンマーを5-0と順当に下して勝点3を積み上げた。試合開始から日本のボールポゼッションに走り回らされたミャンマーの選手は、後半の終盤になると足をつったりして、見ていて気の毒になるくらいだった。 日本の収穫としては、監督交代によりラツィオで出場機会を増やした鎌田大地が、巧みなポジショニングとワンタッチ、ツータッチのパスで攻撃にリズムをもたらしていたことだろう。久々に代表へ復帰した小川航基も、前半はほとんど見せ場がなかったものの、後半から相馬勇紀が投入されると彼のアシストから2ゴールを決めた。これまで森保ジャパンの1トップ候補は上田綺世か浅野拓磨(今回は招集外)しかいなかっただけに、小川の復帰は競争の激化という意味でも歓迎したい。 ただ、彼はどちらかというとサイドからのクロスにワンタッチで合わせるプレーを得意としている。このため相馬のようなウイングの存在が必要になる。その意味でウイングバックに起用された相馬もいいアピールの場となったのではないだろうか。彼なら右のサイドバックに左のFWもできるオールラウンダーだ。ミャンマー戦は、代表チームでもサブ的な位置づけの選手がスタメンを飾った印象が強いものの、それぞれが自分の持ち味を発揮したと言ってもいいだろう。 すでに日本は最終予選の進出を決めているが、同日シリアが北朝鮮に0-1で敗れたため、2位争いが激しくなった。残り1試合で北朝鮮は勝点6、シリアは勝点7と1ポイントの差しかない。最終戦の相手は北朝鮮が予選敗退の決まっているミャンマー、そしてシリアはアウェーで日本ということで、シリアがどんな戦いを挑んでくるのか楽しみでもある。 そしてグループCでは中国がホームでタイに1-1と引分けたため、こちらも2位争いが注目を集めている。中国は勝点8、3位のタイは勝点5と、一見すると中国優位に見える。しかし最終戦の相手は中国が“嫌韓"と伝統的に苦手としている韓国とアウェーで対戦。一方のタイはホームで最下位のシンガポール戦だ。中国は引分けでも最終予選に進出できるが、そのアドバンテージを生かせるかどうかに注目したい。 さてW杯予選の翌日は、国立競技場でのJFL、クリアソン新宿対FCティアモ枚方の試合を取材した。「6月7日は新宿の日」として今年で3回目となる国立競技場での開催だが、金曜のナイターにもかかわらず有料入場者数は16,480人。これは22年にクリアソン新宿対鈴鹿ポイントゲッターズ(現アトレチコ鈴鹿)戦の16,218人を抜くJFLの最多入場記録である。 J3はもちろんJ2でも簡単に記録できる数字ではないだろうし、J1でもこの数字を下回る観客数の試合もある。国立競技場というアクセスの良さがあったとしても、チーム関係者の努力の賜物に違いない。ただ、残念ながら試合は187センチの長身FW森本ヒマンの2ゴールなどで枚方が4-1と完勝した。 現在JFLで2位につけている枚方は、ショートパスを巧みにつないでクリアソンのプレスをかいくぐり、決定力のある前線へと好パスを供給する。ワンタッチによる流れるようなパスワークは、全盛時の川崎Fほどではないが見る者を魅了せずにはいられない。監督はG大阪の下部組織出身で天才児と言われた二川孝広、ヘッドコーチには今シーズンからG大阪時代のチームメイトだった大黒将志が就任した。 森本は、昨シーズンは讃岐へレンタル移籍して初めてJに挑戦したものの、21試合で2ゴールと結果を残せず今シーズンは枚方へ復帰した。チームメイトにはバジルという190センチの長身FWもいるが、大黒ヘッドコーチの下で、この日のように結果を残していけば再びJへの道が開けてくるかもしれない。 そしてJFLを取材したのは今シーズン初めてで、例年も2~3試合しか取材できていないが、年々レベルが上がっている気がしてならない。J経験者と大卒選手の加入がその一因と推察されるが、結果として日本サッカー全体のレベルアップにつながるのだから大歓迎である。ただし、J1だけは選手の海外流出もあり“頭打ち"の感があるのは残念なところだ。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2024.06.08 12:30 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly