「とても重要だった」機材トラブルで30分以上中断も粘り勝ちのアーセナル、アルテタ監督は土壇場のPK判定覆りに「不満はない」

2022.10.17 09:50 Mon
Getty Images
アーセナルのミケル・アルテタ監督が、リーズ・ユナイテッド戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
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プレミアリーグで首位を走るアーセナル。第6節でマンチェスター・ユナイテッドに敗れたものの、その後はリーグ戦3連勝。トッテナム、リバプールとの対戦も勝利で終え、ヨーロッパリーグ(EL)も3連勝となっており、公式戦6連勝でこの試合に臨んだ。
しかし、前半開始してすぐに機材トラブルの影響で試合が中断するアクシデント。審判団の通信機器に問題があり、選手たちはロッカーに引き上げ、35分程度の中断となった。

思わぬアクシデントに見舞われたが、ここで時間をかけたことが結果を左右することに。リーズが前半から強度の高いプレーを見せる中、アーセナルもチャンスを作ると35分にブカヨ・サカが角度の厳しいところから右足で叩き込み先制。ELも合わせて3戦連発となった。

リーズは何度もアーセナルゴールに迫るがゴールが遠く。後半にはパトリック・バンフォードを投入すると、開始早々にゴール。しかし、これは直前にファウルがあったとして取り消しに。その後も後半はリーズが主導権を握るが、GKアーロン・ラムズデールの好セーブが光り得点を許さない。
しかし、アーセナルはDFウィリアム・サリバがハンド。60分にPKを与えるが、それまで何度も決定機を逸していたバンフォードが失敗。アーセナルは耐えていたが、後半アディショナルタイムにはDFガブリエウ・マガリャンイスが報復行為で一発退場。リーズにPKが与えられる。

ただ、オンフィールド・レビューの結果、このファウルはバンフォードがわざと体をぶつけたことが発端となり、主審はレッドカードとPKを取り消し。アーセナルはVARに救われ、0-1で勝利を収めた。

アルテタ監督は、難しい試合となった一戦を振り返り、自分たちで難しくしてしまったとコメント。それでも選手が見せたメンタリティを称えた。

「ここではいつも激しい。試合が本当に混沌とすることを予想していた。我々はその状況に対処しなければいけなかった」

「前半は本当に良い瞬間がいくつかあったと思うが、それを生かして2、3点を奪うべきだった。ただ、それはできなかった」

「我々は試合をオープンなままにし、後半の最初のホイッスルからリズムが合わず、何度も正しい決定を下さなかった。大きな問題を抱えていた」

「しかし、そのような状況になった時、私は回復力やキャラクターとの戦い、そしてチームがゲームに勝つために示した勇気が大好きだ」

また、リーズに対しても称賛のコメント。特に後半は相手に上回られたと認めた。

「前半は試合を終わらせるべき時に終わらせられず、我々は自分たちで苦しめた。後半はミスが多すぎて、リーズにチャンスと自信を与えてしまった」

「リーズには感謝している。彼らは後半は本当に良かった。信じられないような雰囲気で、彼らも称賛に値すると思う」

一方で、試合終盤のPKの判定が覆ったことについても言及。当然の判断だとし、開始早々の機材トラブルによる中断も重要なことにつながったとした。

「判定は明確だと思う。振り返ったことはないが、みんなが同じことを言ってくれるのであれば、そこに不満はない」

「(中断の影響については)MLSに行けば、とても一般的なことだ。我々がプレシーズンで行った時、試合が再開するまで、3時間、5時間など試合が遅れることがあった」

「ここでは我々は慣れていないために、それに順応し、問題を解決する時間を与える必要があった」

「ただ、VARは本当に重要であり、それによっては試合が違ったものになったかもしれない。とても重要だった」

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