「さらに頑張ります!」田中碧の意気込みに先輩・守田英正から厳しい言葉!? 久保建英や堂安律もエール

2021.10.14 08:15 Thu
Getty Images
日本代表MF田中碧が、改めてオーストラリア代表選を振り返った。日本は12日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第4戦でオーストラリアと対戦した。
最終予選3連勝で首位に立ち、2次予選から11連勝中のオーストラリアをホームに迎えた日本だったが、8分に田中が初先発で初ゴールを記録。後半にアルディン・フルスティッチが直接FKを叩き込み同点に追いつかれるも、86分に浅野拓磨が抜け出してシュート。これがオウンゴールを誘発し、2-1で勝利を収めた。

この試合で日本代表3試合目、最終予選で初先発となった田中は自身のインスタグラムに改めて心境をつづった。

「たくさんの方のおかげで素晴らしい舞台でサッカーさせてもらいました。ここからさらに頑張ります!」
この投稿に対しては、東京オリンピックで戦い、今回の2試合にはケガで参加できなかったMF久保建英(マジョルカ)とMF堂安律(PSV)が反応した。

久保は「とても上手い/Joga muito」とメッセージを送れば、堂安は炎と拍手の絵文字でエールを送っていた。

一方で、同じピッチに立っていた川崎フロンターレの先輩であるMF守田英正からは「落ちてサボるな」と厳しい言葉。しかし「Joga muito」とポルトガル語で「良いプレーだった」とも書かれており、後輩の活躍をねぎらっていた。

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「目の前に集中して優勝するだけ」日本を支える主将・藤田譲瑠チマ、無失点ウズベキスタンを警戒も「トロフィーを勝ち取りたい」

U-23日本代表のキャプテンを務めるMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)が、U-23ウズベキスタン代表戦に向けて意気込みを語った。 パリ・オリンピック出場を目指していたU-23日本代表。AFC U23アジアカップでは厳しい戦いが予想された中で順調に勝ち上がると、準決勝ではU-23イラク代表と対戦。2-0で勝利を収め、8大会連続12度目のオリンピック出場権を獲得した。 最低限の目標を達成した日本。次なる目標はアジア王者。決勝では、U-23ウズベキスタン代表との対戦を控えている。 試合を前に記者会見に出席した藤田は、改めて良い戦いをしたいと意気込みを語った。 「ラスト1試合なので、自分たちは良い準備をして、優勝するために頑張れればと思います」 この戦いの結果はパリ・オリンピックのグループ分けにも影響。勝って優勝すればグループDに入り、パラグアイ、マリ、イスラエルと同居。負けて2位になるとスペイン、エジプト、ドミニカと同じグループCに入ることとなる。 藤田は「そんなに意識していなく、この大会にしか集中していなかったので、そもそもそういうシステムがあること自体を初めて知りました」と、全く意識がなかったとし、「自分たちにできることは目の前に集中して優勝するだけなので、そこは揺るぎなく頑張りたいと思います」と、どうであれ優勝を目指すことには変わりないとした。 その日本は2年前の同大会で準々決勝でウズベキスタンと対戦し、2-0で完敗、力の差を見せつけられていた。 藤田は「彼らは良いフィジカル、良いテクニックを持っていて、2年前はあまり良いプレーができず、タフな試合だったことを覚えています」と当時を回想。「今大会は彼らは調子が良く、ゴールを与えていません。明日はタフなゲームになると思いますし、チャンスを作ってゴールを決めることも簡単ではありません。ただ、ベストを尽くして、タイトルとトロフィーを勝ち取りたいです」と、ウズベキスタンのパフォーマンスを警戒しながらも、優勝したいと意気込んだ。 その藤田はキャプテンとして大会に臨み、初戦のU-23中国代表戦、そして準決勝のU-23イラク代表戦ではコイントスでエンドを変えていた。 その点について問われた藤田は、「1戦目は(小久保玲央)ブライアンが太陽が眩しい可能性があると言っていたから変えました」と理由を明かしたが、イラク戦は意外な事実が。「前回はこのままのピッチでと伝えたつもりだったんですが、審判が勝手に陣地を変えて自分もびっくりしました」と、藤田自身も驚いたという珍エピソードを明かした。 勝てば2度目のアジア王者。日本vsウズベキスタンは3日の24時30分キックオフ。NHKとDAZNで生中継される。 2024.05.02 23:50 Thu

「素晴らしい決勝にしたい」2度目の大会制覇へ、パリ五輪行き決めたU-23日本代表の大岩剛監督がアジアの強者として意気込む「選手、スタッフ全員で勝利を収めたい」

U-23日本代表の大岩剛監督が、U-23ウズベキスタン代表戦に向けて意気込みを語った。 パリ・オリンピック出場を目指していたU-23日本代表。AFC U23アジアカップでは厳しい戦いが予想された中で順調に勝ち上がると、準決勝ではU-23イラク代表と対戦。2-0で勝利を収め、8大会連続12度目のオリンピック出場権を獲得した。 最低限の目標を達成した日本。次なる目標はアジア王者。決勝では、U-23ウズベキスタン代表との対戦を控えている。 試合を前に記者会見に出席した大岩監督は、改めて良い戦いをしたいと意気込みを語った。 「決勝に進めて非常に嬉しく思います。素晴らしい決勝戦にしたいと思っています」 「この大会中ずっと言っていますが、目の前の試合に23人が非常に良いコンディションでいますので、しっかりと勝利することにフォーカスしながら、準備しながら臨みたいです」 2年前の同大会では、準決勝でウズベキスタンと対戦。日本は2-0で完敗に終わった。 大岩監督は2年前について「2年前のことは非常によく覚えています」とコメント。「今回の決勝戦というのは、全く違うものになると思いますし、我々はしっかりとした準備をもとにウズベキスタンを分析して、素晴らしい決勝戦になることを期待して準備したいと思います」と、前回とは違う試合にするとした。 パリ・オリンピックで結果を残すという意味では、しっかりとアジアのタイトルを獲得したい日本。ただ、決勝戦はパリに繋がる戦いではないとした。 「パリ・オリンピックに繋がるという風には思っていません。この大会でしっかりと勝ち上がってきた自信と、素晴らしい相手と素晴らしい試合にしたいという一心で決勝に向かいたいです。選手、スタッフ全員で勝利を収めたいと考えています」 今大会では守備面が非常に優れている一方で、攻撃面はチャンスの数に対してゴールが少なく、決定力に課題を持っていた日本。大岩監督は「チャンスクリエイトは我々はたくさん作っていると分析していますし、しっかりと得点に繋げるところは課題ですが、大会が進んでいくにつれて実力を発揮していると思っています。決勝戦ではしっかりとゴールを奪って、勝利に導きたいと思っています」と、大会を通じて徐々に結果を出せるようになってきた攻撃面も決勝で成果を見せたいとした。 アジアに与えられた3.5枠は日本とウズベキスタンが確定。残り1.5枠はイラクとインドネシア、そしてアフリカのギニアが争うこととなる。 東京オリンピックには日本、韓国、サウジアラビア、オーストラリアが出場したが、日本以外は全て敗退。オーストラリアに至ってはグループステージで敗退の憂き目に遭い、アジアの勢力図は変化している。 大岩監督は「アジアのレベルは各国非常に上がっていると思いますし、対戦して感じています」とコメント。「日本が安定して勝ち上がるというところは非常に重要だと感じていますし、タスクであるアジアでしっかり勝つというところは、引き続き、今後も日本サッカーとしてやっていくべきところだと思いますし、明日の決勝戦も非常に良いゲームをしたいと思っています」とコメント。しっかりとアジアでの力を見せつけたいとした。 日本vsウズベキスタンは3日の24時30分キックオフ。NHKとDAZNで生中継される。 2024.05.02 23:40 Thu

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