メッシがバルサ退団決定時の状況を明かす「本当に落ち込んだ」、PSG移籍を事前に伝えていた仲間も告白

2021.08.15 13:05 Sun
Getty Images
カンテラ時代から21年間を過ごしたバルセロナを退団し、パリ・サンジェルマン(PSG)への移籍を果たしたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、移籍の経緯について語った。イギリス『BBC』が伝えた。
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6月30日でバルセロナとの契約が満了を迎え、フリーとなっていたメッシ。しかし、バルセロナへの残留を前提に交渉を続けており、50%の減俸を含めた条件面で合意。あとはサインするだけとされていた。
しかし5日、バルセロナがメッシとの新契約を結べないことを発表。8日は退団会見が行われたが、10日にPSGへの入団が発表。新天地がパリに決定していた。

世界中のサッカーファンが注目した今回の移籍劇。スピード感を持って全てが行われた中、メッシがバルセロナを去る事が決まった日のことを明かした。

「父は家に帰ってきた。彼は一晩中ラポルタと一緒だったんだ。彼が家に帰った時、そのことについて僕に話した。その時点で、僕は本当に落ち込んだんだ」
「それから、妻のアントネラに話す準備をしなければならなかった。僕たちは泣き、子供達に話さなければならなかった。本当に落ち込んでいたよ」

「でも、僕たちは子供に話すためにお互いに励ましあった。バルセロナに残ることを12月に子供たちに伝えていたから、正しい方法を見つける必要があったんだ」

「特にチアゴにとって、どれほど難しいことになるかはわかっていた。あとはご存知の通り。物事はとても早く進んだ」

代理人である父のホルヘ・メッシ氏から状況を聞き、妻のアントネラ・ロクソさんに状況を説明したメッシ。3人の子供達への報告が大変だったとしたが、苦しみながらもしっかりと受け止めてくれていると明かした。

「時々、僕たちは物事について考えすぎるけど、子供達はとても早く受け止めてくれる。僕たちが想像もしないような方法で、物事を受け入れることができるんだ」

「例えば、チアゴは内に秘めているかもしれないけど、今は全てを楽しんでいるように見える。でも僕は彼を知っているし、彼は僕に似ている。それを見せずに、心の中で苦しんでいる。でも、深刻な状況ではないね」

「彼は順応するし、それは良い経験になると思う。1人の人間として成長すると思う。僕たち5人はとても幸せになり、このクラブを楽しむだろう」

また、今回のPSG移籍については、実は事前に打ち明けていた人がいたとのこと。バルセロナ時代の同僚であるブラジル代表FWネイマール、アルゼンチン代表で同僚のMFアンヘル・ディ・マリア、MFレアンドロ・パレデスの3人には、逐一報告していたと明かした。

「実は、父がレオナルド(PSGのスポーツ・ディレクター)と話し始めた時、ネイマールには僕が全てについて話していたんだ。だから知っていたんだよ」

「あと、ディ・マリアとパレデスには、僕がパリに行く可能性を検討していることは伝えていた」

「僕たちが来るかどうかを確認するため、手順が整っていることなど、一挙手一投足を伝え続けていたんだ」




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