負傷者に苦しむも3位で今季終了のリバプール、副官は満足感示す 「まるでチャンピオンになったよう」

2021.05.28 10:51 Fri
Getty Images
リバプールのアシスタントコーチを務めるペップ・リンダース氏が今シーズンの結果に満足感を示した。クラブ公式サイトが伝えている。
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今シーズン、プレミアリーグ王者としてシーズンに臨んだリバプールだったが、DFヴィルヒル・ファン・ダイク、DFジョー・ゴメス、DFジョエル・マティプらセンターバック陣が相次いで長期離脱。その他にも負傷者が続出すると、クラブ史上初のホーム6連敗を喫したこともあり、早々にタイトルレースから脱落した。一時はトップ4確保すら危ぶまれていたが、終盤復調すると、ラスト5試合で全勝し、3位でシーズンを終えている。
シーズン終了後、公式サイトのインタビューに応じたリンダース氏はチーム事情を考えれば今シーズンの結果には満足できるとコメント。挫けず復調したチームのメンタリティを称えた。

「これがシーズン初日なら、もちろん答えは違っただろう。でも、今はこうした結果でシーズンを終えて、まるでチャンピオンになったような気がする。ラスト10試合で受けたプレッシャーは計り知れないものだったが、我々は王者のメンタリティとキャラクターを示した。そしてもちろん、我々の旅は終わらない」

「今シーズンは肉体的にもそうだが、特に精神的に恐ろしく激しいものだった。それでも選手たちはトレーニングで懸命に働き続け、長期的に見れば勝てるようになるだろうと思っていたよ」
「完璧ではなかったが、可能な限りベストな状態で臨むことができた。そして一貫性が生まれ、勇気を持ったチームに戻ることができたと思う。この数週間で、選手たちは次の試合を決勝戦と見なすメンタリティを身につけた。良かった頃のようにね。これこそ、私が最も誇りに思っていることだ」

「我々はCLに参加すべきチームであり、その権利を獲得できた。自分たちの実力を信じているし、アンフィールドが満員になれば来シーズンもプレミアリーグで活躍できると信じたい」

また、リンダース氏はこれからのオフシーズンが重要になるとコメント。選手たちに休息を与えつつ、自分たちは新シーズンに向け準備をしていくと語った。

「チームはまるで2シーズンをノンストップで過ごしたかのように感じているから、フレッシュさを取り戻すため全員に最大限のオフを与えるよ。『All work and no play makes Jack a dull Boy(仕事ばかりで遊びがないと、ジャックはつまらない子になる)』という英語のことわざがあるようだしね」

「何人かのビッグプレイヤーは、懸命に働き戻ってくるだろう。彼らはリーダーシップを発揮して、献身的に働いてくれるはずだ。私はそれが待ち遠しい」

「我々がどのように新シーズンに向け準備するか、その答えはこれからもトレーニング、トレーニンググラウンド、プレシーズンだ。それが我々のやり方だよ。プロセスに集中することはユルゲン(・クロップ)が作り上げたものであり、誰もが尊重すべきものだ。そして、困難な状況に陥ったときは、自分自身や選手を支えていく」

「『最高のレベルでフットボールをすることはプレッシャーではなく、報酬である』というビル・シャンクリーの言葉がある。そして我々はシーズン最後の決定的な試合で、まさにそれを示せたね」

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