“偽9番”が生まれた日…チャビ&アンリ&メッシが回想「ペップはシステムを変えた」
2018.12.21 18:59 Fri
▽バルセロナで一時代を築いた人物たちが、“偽9番”が誕生した日を回想している。スペイン『マルカ』が、スペインテレビ局『Movistar Plus』の番組で放映された内容を伝えた。
▽『Movistar Plus』の番組に出演したバルセロナOBティエリ・アンリ氏、MFチャビ・エルナンデス、そして現在も同クラブで活躍するメッシが、“フォルス9”(=偽9番)が生まれた当時を回想。その試合が6-2で勝利した2008-09シーズンのリーガ第34節、レアル・マドリーとの“エル・クラシコ”であったことを明かしている。
チャビ
「あの6-2は戦術的なものだったし、別物だったね」
アンリ
「フォルス9(偽9番)というポジションはあの日始まったんだ」
「ペップはエル・クラシコの前日に僕を呼んで、シウター・エスポルティーバ(練習場)まで来させたんだ。そして、ポジションを変えようとしていることを教えてくれた」
「彼はティト・ビラノバと試合を観ていて、何か新しいことをすることに決めたんだ」
「グアルディオラはシステムを変えた。アンリにはワイドでプレーするように言い、エトーにはセントラルMFとディフェンスの間でプレーするようにね。レアル・マドリーの動きを分析してたよ」
チャビ
「ペップは気付いていたんだ。どのチームの9番にも彼らが決してプレスに出て来ないことに。メッシをフォルス9として出すことの数的優位は、僕らが試合を通して常にもう1人の選手をボールに向かわせることを意味していた」
メッシ
「これは、レアル・マドリーにとって新しいものだった」
「彼らは僕らを非常によく研究していた。だけど、僕が引いてセンターバックがサミュエル(・エトー)とアンリをカバーしなければならなくなって、僕らは自由を得たよ」
「(マドリーが)選手たちに引っ付いてきて、アンリが先制点を決めた」
アンリ
「うまくいったね。メッシのアシストは指揮官が求めていた素晴らしいやり方だった」
「レオ(・メッシ)が遅れるポジションにいて、レアルのセンターバックが躊躇したんだ」
「私はスペースに入り込み、サミュエルが反対側に動いて、上手くいったんだ」
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▽2008年から2012年までクラブを率いたジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ)の下、“偽9番”と呼ばれるポジションを完成に導いたバルセロナ。最前線中央に構えるFWリオネル・メッシがディフェンスラインと中盤の間にポジションを取り、相手のマークに混乱を生じさせた。この戦術で、グアルディオラ監督はリーガエスパニョーラ3度、チャンピオンズリーグ(CL)2度を含む数々のタイトルを勝ち取っている。チャビ
「あの6-2は戦術的なものだったし、別物だったね」
アンリ
「フォルス9(偽9番)というポジションはあの日始まったんだ」
メッシ
「ペップはエル・クラシコの前日に僕を呼んで、シウター・エスポルティーバ(練習場)まで来させたんだ。そして、ポジションを変えようとしていることを教えてくれた」
「彼はティト・ビラノバと試合を観ていて、何か新しいことをすることに決めたんだ」
「グアルディオラはシステムを変えた。アンリにはワイドでプレーするように言い、エトーにはセントラルMFとディフェンスの間でプレーするようにね。レアル・マドリーの動きを分析してたよ」
チャビ
「ペップは気付いていたんだ。どのチームの9番にも彼らが決してプレスに出て来ないことに。メッシをフォルス9として出すことの数的優位は、僕らが試合を通して常にもう1人の選手をボールに向かわせることを意味していた」
メッシ
「これは、レアル・マドリーにとって新しいものだった」
「彼らは僕らを非常によく研究していた。だけど、僕が引いてセンターバックがサミュエル(・エトー)とアンリをカバーしなければならなくなって、僕らは自由を得たよ」
「(マドリーが)選手たちに引っ付いてきて、アンリが先制点を決めた」
アンリ
「うまくいったね。メッシのアシストは指揮官が求めていた素晴らしいやり方だった」
「レオ(・メッシ)が遅れるポジションにいて、レアルのセンターバックが躊躇したんだ」
「私はスペースに入り込み、サミュエルが反対側に動いて、上手くいったんだ」
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